JP2003118012A - タイヤ組立ドラムをタイヤ自動組立システムのワークステーションに対して長手方向に正確に位置決めする方法 - Google Patents

タイヤ組立ドラムをタイヤ自動組立システムのワークステーションに対して長手方向に正確に位置決めする方法

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    • B29D2030/202Building tyres by the flat-tyre method, i.e. building on cylindrical drums the building drums being movable, i.e. not permanently connected to a fixed frame

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自己推進式に移動するAGVによって自動タ
イヤ組立システムの複数のワークステーショを通って移
動させられるタイヤ組立ドラムを各ワークステーション
に長手方向に正確に位置決めする。 【解決手段】 各ワークステーション110において、
タイヤ組立ドラム120の後方に面する面に設けられた
ドラム基準点が、取入れサーバ114の前方に面する面
に設けられたワークステーション長手方向基準点115
を長手方向前方105に過ぎた後にAGV102を停止
させる。次に、取入れサーバ114をタイヤ組立ドラム
120の長手方向後方の位置へと横方向107に延ば
す。次に、AGV102にフレキシブルな連結部によっ
て連結されたタイヤ組立ドラム120を、AGV102
から連結解除して、ドラム基準点がワークステーション
長手方向基準点115に当接するまで長手方向後方に移
動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤ自動組立機
械に関し、特に、移動可能なタイヤ組立ドラムの長手方
向の位置をタイヤ自動組立システムのワークステーショ
ンに正確に位置合わせする方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】大部分の空気入りタイヤの構成の各部材
は、タイヤの適切な性能を得るためにタイヤを良好に一
様にするように組み立てる必要があることがよく知られ
ている。例えば、トレッドがタイヤの外周に沿って「蛇
行している」と、タイヤを動作させた際にふらつきが生
じる原因になる。例えば、偏ったカーカスプライ(タイ
ヤの一方の側のコードが他方の側のコードよりも長い)
が、静的な不均衡および半径方向の力の変動を含む、タ
イヤが一様でないことによる様々な問題の原因となる場
合がある。例えば、経線方向に対称的でない(例えば、
トレッドがビード間の中央にない)タイヤが、連結の不
均衡、横方向の力の変動、およびコニシティを含む、タ
イヤが一様でないことによる様々な問題の原因となる場
合がある。したがって、タイヤの性能の通常の要求を満
たすために、タイヤ業界では、一般に、良好な一様性を
有するタイヤを組み立てることにかなりの努力が払われ
ている。タイヤの一様性は、一様であり、半径方向、横
方向、周方向、および経線方向に対称的であり、それに
よって、静的な均衡および動的な均衡を有し、また、タ
イヤをロードホイール上で荷重をかけた状態で動作させ
るタイヤ一様性機械で測定した時の、半径方向の力の変
動、横方向の力の変動、および接線方向の力の変動も含
む、タイヤの一様性の測定値が受け入れることができる
結果になる、タイヤの寸法および質量の分布を意味する
と一般に考えられている。
【0003】ある程度のタイヤの非一様性は、組立後の
工程時に(例えば、研削によって)、および/または使
用時に(タイヤ/車輪の組立体のリムにバランスウエイ
トを取り付けることによって)補正することができる
が、タイヤをできるだけ一様にするのが好ましい(その
方が一般に効果的である)。通常のタイヤ組立機械は、
タイヤの各部材が、例えば、インナーライナ、1つまた
は2つ以上のカーカスプライ、任意の側壁補強部材およ
びビードエリアインサート(例えばエイペックス)、側
壁、およびビードワイヤリング(ビード)を含む連続す
る層として周りを覆うタイヤ組立ドラムを有している。
この積層の後で、カーカスプライの端部がビードの周り
で覆われ、タイヤはドーナツ状に膨らまされ、トレッド
/ベルトパッケージが取り付けられる。通常、タイヤ組
立ドラムは、工場の床の上の固定位置に配置され、部材
の様々な層は、各部材を所望の精度で配置できるよう
に、固定されたドラム上の基準点に位置合わせされた工
具を使用して、手作業で、または自動的に取り付けられ
る。工具は、一般に、タイヤ組立ドラムに対して固定さ
れ、例えば、タイヤ組立ドラムを支持するのと同一のフ
レーム(機械のベース)から延びるアーム上のガイドホ
イールである。
【0004】
【特許文献1】米国特許第4314864号明細書
【特許文献2】米国特許第1309894号明細書
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、タイヤ組立
ドラムがもはや固定されておらず、その代わりに、フレ
キシブル生産システム(FMS)における動作片とな
り、タイヤ組立ドラムが、連続するワークステーション
において連続的な部材層を取り付けるために、自動ワー
クステーションの間で移動させられる場合に生じる、位
置揃えおよび位置合わせの特有の問題を解決しようとす
るものである。本発明において、FMSは、精密パレッ
トコンベアが使用できなくなるほど大きな動作片(タイ
ヤ組立ドラム)を有しており、したがって、タイヤ組立
ドラムは、タイヤ組立ドラムをワークステーションに対
して位置決めする際にそれ自体では十分な精度を実現で
きる必要のない他の手段によって移動させられる(推進
される)。ワークステーションは、各々がワークステー
ションのタイヤ組立装置(工具)の中心線、すなわち
「動作軸」を有している。したがって、解決すべき1つ
の問題は、タイヤ組立ドラムの軸を各ワークステーショ
ンの動作軸に正確に揃えることである。このように軸を
揃えることは、タイヤ組立ドラムの回転軸の全ドラム長
に沿った各点を、ワークステーションの動作軸から正確
に所定の距離内に位置させることを含み、すなわち、タ
イヤ組立ドラムの回転軸をワークステーションの動作軸
に一致させることを含んでいる。第1の問題に関連する
第2の問題は、タイヤ組立ドラムの長手方向の位置を各
ワークステーションに対して正確に位置合わせすること
である。この両方の問題の解決策によって、タイヤ組立
ドラムは各ワークステーションの工具および装置に対し
て三次元的に所望の精度で位置決めされる。
【0006】米国特許第4314864号明細書(Loef
fler等、1982年)には、タイヤ組立体ドラム(1
1)を、案内路(20)上で、案内路に沿って長手方向
に間隔をおいて配置された複数の作業ステーション(A
〜G)を通って長手方向に移動可能なキャリッジ(1
2)上のドラム支持体(15)に載せる、タイヤを組み
立てる方法および装置が開示されている。オペレータの
操作の下で、キャリッジ/ドラムは、タイヤ組立体を連
続的に操作するために、最初のステーションから最後の
ステーションへと各ステーションに連続的に移動させら
れる。各作業ステーションに固定して配置された機械的
な基準面(30)が、キャリッジに固定された、機械的
な位置決め器(31)に係合するように設けられてお
り、タイヤ組立ドラムを作業ステーションに対して正確
に位置決めするために、連続的な各ステーションで機械
的な基準面に位置決め器を係合させるブラダ(42)が
選択的に設けられている。最後の作業ステーションでの
作業後に、キャリッジは第1の作業ステーションに戻さ
れる。キャリッジはオペレータのプラットフォーム(1
6)に取り付けられており、オペレータのプラットフォ
ームを移動させる駆動システム(22)によって推進さ
れ、プラットフォームと共に長手方向に移動する。この
キャリッジは、案内路を形成する個別のトラックすなわ
ちレール(20)に載って進む車輪(19)上に個別に
支持されている。同様に、車輪(21)が、駆動システ
ムによって駆動されて、地面に沿って転がる、オペレー
タのプラットフォームの下方に設けられている。オペレ
ータは、通常、動力およびシーケンスパネルと制御装置
に即座に手が届く状態でオペレータのプラットフォーム
上に位置している。キャリッジの車輪とレールは、鉄道
のレールとフランジ付き車輪に似た構成になっている。
プラットフォームは、キャリッジを様々な作業ステーシ
ョンに停止させ、しかも比較的正確に停止させるように
制御される。厳密な位置決めは、キャリッジをブラダに
よって下降させた際に、各作業ステーションに固定され
た機械的な基準面と相互に合わせられる、キャリッジ上
の機械的な位置決め器によって得られる。機械的な基準
面は、床に固定された円錐台状の少なくとも3つのドグ
(30)を有しているのが好ましい。機械的な位置決め
器は、キャリッジのフレームに固定された、各々が、円
錐台状ドグの1つに合わさるように周囲が円錐状に先細
にされた開口(33)を有する向き決めプレート(3
1)を有している。キャリッジを、ドグ上に絶対的に揃
える際にプラットフォームと独立に移動可能にするため
に、先細のピン(45)とブラケット(53)が、キャ
リッジをプラットフォームに取り付けるのに用いられて
いる。先細のピンは、キャリッジ上に鉛直に取り付けら
れており、直径の小さい長い軸部を有している。ブラケ
ットは、オペレータのプラットフォーム上に取り付けら
れており、また、キャリッジがドグ上へと下降させら
れ、先細のピンが下降する際に、直径の小さい軸部がブ
ラケットの穴内へと移動し、それによって、ピンとブラ
ケットの間、したがってキャリッジとプラットフォーム
の間で相対的な移動が可能になるような、先細のピンの
円錐状の部分にぴったり合わさって係合する鉛直な先細
の穴を有している。開示されたタイヤ組立装置/方法の
制約は、1つのタイヤ組立ドラムのみが、全ての作業ス
テーションにおいて作業ステーションを順次使用して一
度に1つのタイヤのみを組み立てるのに用いられ、その
後、次のタイヤの組立を開始するために、第1のステー
ションに戻すように方向が反転されることである。さら
に、正確に位置決めする際に、ドグと方向付けプレート
の間の表面でスライドが生じ、それによって磨耗が起こ
り、その結果、精度が失われ、メンテナンスのために部
品を交換する必要がある。
【0007】米国特許第1309894号明細書(Kilb
orn、1919年、Goodyear社に譲渡されている)に
は、複数のカーカス取付けユニット(5、図1)が直線
的に「揃えられて」配置され、トレッディング/ステッ
チング機械(12)が、一連のカーカス支持ユニットの
各々に断続的に揃えられるように経路(7)上に載って
動く、タイヤ組立の、初期の形態の自動化が開示されて
いる。図4を参照すると、この経路は、従来の鉄道のレ
ールおよび車輪と同様にレール上に車輪を保持するため
にフランジ(28,26)を有する車輪(22,18)
が載る、平坦な頂上部を有する一対のレール(23,2
4)を有しているのが分かる。2つの前輪(22)と2
つの後輪(18)がある。トレッディング/ステッチン
グ機械は、レールから降りて、機械が車輪のフランジで
転がることができる大きさの、前輪上の追加のフランジ
(28)によって床上に載って動くことができる。この
機械は、線路上で、機械をタイヤのカーカスに対して中
央に合わせるのにポインタ(58、図3)を用いる人間
のオペレータによって「どのタイヤよりも前に中央位置
に容易に押し込まれ、機械の重量が、タイヤのどのトレ
ッドを縫い付ける間も機械を静止させておくのに役立
つ」。「オペレータは、タイヤカーカスの中心にマーク
を付け、機械を、ポインタ(58)を用いてタイヤ上の
このマークに揃えて配置しさえすればよい。」本発明の
目的は、自動タイヤ組立システムを通って移動するタイ
ヤ組立ドラムを三次元的に正確に位置決めする方法およ
び装置を提供することによって、従来技術の制約を克服
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、移動可
能な3つまたは4つ以上のタイヤ組立ドラムの各々をタ
イヤ自動組立システムの3つまたは4つ以上のワークス
テーションの各々において、タイヤ組立ドラムが、3つ
または4つ以上のワークステーションを通って延びる動
作軸に沿って長手方向前方に移動するときに位置決めす
る方法は、ワークステーション長手方向基準点を3つま
たは4つ以上のワークステーションの各々に設けるステ
ップと、ドラム基準点を3つまたは4つ以上の移動可能
なタイヤ組立ドラムの各々に設けるステップと、各タイ
ヤ組立ドラムを長手方向前方に3つまたは4つ以上のワ
ークステーションのうちの1つへと移動させるステップ
と、各タイヤ組立ドラムを、ドラム基準点がワークステ
ーション長手方向基準点を長手方向前方に越えて移動し
た後で各ワークステーション内で停止させるステップ
と、各タイヤ組立ドラムを、ドラム基準点がワークステ
ーション長手方向基準点に当接するまで長手方向後方に
移動させ、各タイヤ組立ドラムを各ワークステーション
内で長手方向に正確に位置決めするステップとを有して
いる。
【0009】本発明によれば、この方法は、3つまたは
4つ以上のワークステーションの各々のワークステーシ
ョン長手方向基準点を、3つまたは4つ以上のワークス
テーションの各々に配置された、タイヤ組立ドラムを動
作させる取入れサーバの表面上に設けるステップと、移
動可能な3つまたは4つ以上のタイヤ組立ドラムの各々
のドラム基準点を移動可能な3つまたは4つ以上のタイ
ヤ組立ドラムの各々の表面上に設けるステップとをさら
に有する。さらに、この方法は、各ワークステーション
にある3つまたは4つ以上の取入れサーバを、通常の引
っ込められた位置から外側に、動作軸を横切って、取入
れサーバを、ワークステーションに位置するタイヤ組立
ドラムに連結する位置に移動させるステップと、取入れ
サーバを用いてタイヤ組立ドラムを、ドラム基準点がワ
ークステーション長手方向基準点に当接するまで長手方
向後方に移動させるステップとを有する。
【0010】本発明によれば、この方法は、各タイヤ組
立ドラムを自己推進式の搬送器によって独立に移動させ
るステップと、各タイヤ組立ドラムを搬送器の1つに、
連結を解除できる連結部によってフレキシブルに連結す
るステップとをさらに有する。各タイヤ組立ドラムは、
ワークステーションをタイヤ組立ドラムに連結するステ
ップと、タイヤ組立ドラムを搬送器から連結解除するス
テップと、タイヤ組立ドラムを搬送器に対して長手方向
に移動させるステップによって長手方向後方に移動させ
るのが好ましい。後方に移動させる手段を、ドラム基準
点をワークステーション長手方向基準点に接触した状態
に保持するのに用いるのが好ましい。タイヤ組立ドラム
は、搬送器によってタイヤ組立ドラムを移動させる間、
タイヤ組立ドラムを搬送器に対して横方向および鉛直方
向に制限された範囲で移動できるようにするフレキシブ
ルな連結手段によって搬送器に連結するのが好ましい。
【0011】本発明によれば、移動可能な3つまたは4
つ以上のタイヤ組立ドラムの各々を、自動タイヤ組立シ
ステムの3つまたは4つ以上のワークステーションの各
々において、タイヤ組立ドラムが、3つまたは4つ以上
のワークステーションを通って延びる動作軸に沿って長
手方向前方に移動するときに位置決めする装置は、3つ
または4つ以上のワークステーションの各々のワークス
テーション長手方向基準点と、移動可能な3つまたは4
つ以上のタイヤ組立ドラムの各々のドラム基準点と、各
タイヤ組立ドラムを3つまたは4つ以上のワークステー
ションのうちの1つへと長手方向前方に移動させる手段
と、各タイヤ組立ドラムを、ドラム基準点が長手方向前
方に進み、ワークステーション長手方向基準点を過ぎた
後に各ワークステーション内で停止させる手段と、各タ
イヤ組立ドラムを、ドラム基準点がワークステーション
長手方向基準点に当接するまで長手方向後方に移動さ
せ、各タイヤ組立ドラムが各ワークステーション内で長
手方向に正確に位置決めする手段とを有している。
【0012】本発明によれば、この装置は、3つまたは
4つ以上のワークステーションの各々に配置された、タ
イヤ組立ドラムを動作させる取入れサーバ手段と、3つ
または4つ以上のワークステーションの各々の長手方向
基準点を有する、取入れサーバ手段の表面と、移動可能
な3つまたは4つ以上のタイヤ組立ドラムの各々のドラ
ム基準点を有する、移動可能な3つまたは4つ以上のタ
イヤ組立ドラムの各々の表面とをさらに有している。さ
らに、この装置は、各ワークステーションにある3つま
たは4つ以上の取入れサーバ手段を、通常の引っ込めら
れた位置から外側に、動作軸を横切って、取入れサーバ
手段を、ワークステーションに配置されたタイヤ組立ド
ラムに連結する位置まで移動させる手段と、取入れサー
バ手段を使用してタイヤ組立ドラムを、ドラム基準点が
ワークステーション長手方向基準点に当接するまで長手
方向後方に移動させる手段とを有している。
【0013】本発明によれば、この装置は、各タイヤ組
立ドラムを独立に前方に移動させる手段と、各タイヤ組
立ドラムを、連結を解除できる連結部によって、前方に
移動させる手段の1つにフレキシブルに連結する手段と
をさらに有している。さらに、この装置は、ワークステ
ーションをタイヤ組立ドラムに連結する手段と、タイヤ
組立ドラムを、前方に移動させる手段の各1つから連結
解除する手段と、タイヤ組立ドラムを、前方に移動させ
る手段の各1つに対して長手方向に移動させる手段とを
有している。この装置は、ドラム基準点をワークステー
ション長手方向基準点に接触した状態に保持する手段を
有するのが好ましい。フレキシブルな連結手段は、タイ
ヤ組立ドラムを、前方に移動させる手段の各1つに対し
て横方向および鉛直方向に制限された範囲で移動できる
ようにするのが好ましい。
【0014】本発明によれば、移動可能なタイヤ組立ド
ラムをタイヤ自動組立システムのワークステーションに
長手方向に位置合わせする装置であって、タイヤ自動組
立システムは、1つまたは2つ以上のワークステーショ
ンと、複数のタイヤ組立ドラムとを有しており、各タイ
ヤ組立ドラムは、各ワークステーション内に、および各
ワークステーション内から独立に長手方向前方に移動さ
せられる装置が、移動可能なタイヤ組立ドラムと係合
し、タイヤ組立ドラムを動作させる、ワークステーショ
ンの取入れサーバと、取入れサーバの前方に面する面上
のワークステーション長手方向基準点と、移動可能なタ
イヤ組立ドラムの後方に面する面上のドラム基準点と、
取入れサーバを横方向にタイヤ組立ドラムの後方に延ば
す手段と、タイヤ組立ドラムにフレキシブルに取り付け
られており、カム従動子を自由端に有するフレキシブル
な連結部と、取入れサーバに回転可能に取り付けられた
取入れアクチュエータアームと、カム従動子に連結す
る、取入れアクチュエータアーム内のボックスカムスロ
ットと、タイヤ組立ドラムを、ドラム基準点をワークス
テーション長手方向基準点に当接させるように長手方向
後方に移動させるために、カム従動子に連結された後に
取入れアクチュエータアームを回転させる手段とを有し
ている。
【0015】本発明によれば、フレキシブルな連結部
は、タイヤ組立ドラムとカム従動子の間に回転可能に連
結された連結アームと、クランクアームが、連結アーム
の、カム従動子とタイヤ組立ドラムの連結部との間に位
置する部分に回転可能に連結されるように、連結アーム
と、独立して前方に移動させる手段との間に回転可能に
連結されたクランクアームとをさらに有している。さら
に、自己推進式の搬送器が、タイヤ組立ドラム用の、独
立して前方に移動させる手段を構成しており、フレキシ
ブルな連結部は、タイヤ組立ドラムを独立に前方に移動
させるためにタイヤ組立ドラムを搬送器に連結する閉じ
られた位置と、タイヤ組立ドラムを搬送器に対して長手
方向に移動させることができるようにタイヤ組立ドラム
を搬送器から連結解除する開かれた位置を有するように
搬送器に取り付けられている。フレキシブルな連結部
は、フレキシブルな連結部が閉じられている時に、搬送
器によってかけられる、前方に移動させる力の鉛直方向
の力の成分に対して反力を生じるように配置されたスト
ップアームおよび高さ調整ねじをさらに有し、フレキシ
ブルな連結部が閉じられている時に、フレキシブルな連
結部にかけられる前方に移動させる力によって、フレキ
シブルな連結部が閉じられた状態に維持されるような寸
法および角度を有していてよい。さらに、ボックスカム
スロットの長さが、搬送器がワークステーション内の一
定の範囲の様々な長手方向位置で停止した時にカム従動
子と連結できるように定められている。さらに、クラン
クアームとクランクアームを搬送器に回転可能に連結す
るブラケットとの間のクリアランスが、タイヤ組立ドラ
ムが搬送器に対して横方向に制限された範囲内で移動で
きるように定められている。
【0016】本発明は、METHOD FOR MANUFACTURING TIR
ES ON A FLEXIBLE MANUFACTURING SYSTEM(弁護士のド
ケット番号DN2001166USA)と題された前述の米国特許出
願明細書に開示されているような、複数のタイヤカーカ
スを同時に組み立てるシステムに対して特に有用であ
る。この明細書に開示された方法は、概して、少なくと
も3個で最大で10個のワークステーションの操作手順
を決めるステップと、切り離された少なくとも3つのタ
イヤ組立ドラムを、少なくとも3つのワークステーショ
ンを通って延びる動作軸に沿って前進させるステップ
と、1つまたは2つ以上のタイヤ部材を各ワークステー
ションでタイヤ組立ドラムに取り付けるステップからな
る、タイヤを組み立てるステップを有している。次に、
結果として得られた未加工のタイヤカーカスを最後のワ
ークステーションで取り外す。最後に、タイヤ組立ドラ
ムを、グリーンカーカスを取り外した後に最後のワーク
ステーションから第1のワークステーションに前進させ
る。タイヤ組立ドラムは動作軸に沿ってそれぞれ独立に
前進させられる。切り離された各タイヤ組立ドラムは、
その回転軸が動作軸に揃うように動作軸に沿って前進さ
せられる。切り離された(すなわち、独立に移動可能で
あり、互いに連結されていない)複数のタイヤ組立ドラ
ムは、タイヤ組立ドラムが取り付けられた自己推進装式
の装置によって動作軸に沿ってある1つのワークステー
ションから他のワークステーションへと実質的に同時に
前進させることができる。タイヤ組立ドラムは、タイヤ
組立ドラムの回転軸が一定の所定の高さおよび位置に維
持され、動作軸に平行に揃えられた状態に維持されるよ
うに動作軸に沿って前進させられる。取入れサーバが、
タイヤ組立ドラムを動作させるために各ワークステーシ
ョンに配置されている。取入れサーバは、タイヤ組立ド
ラムの回転軸を一定の所定の高さおよび位置に維持し、
動作軸に平行に揃えられた状態に維持しつつ、タイヤ組
立ドラムに連結される。各ワークステーションの取入れ
サーバは、通常の引っ込められた位置から外側に、動作
軸を横切って、タイヤ組立ドラムに連結される位置まで
移動する。次に、タイヤ組立ドラムは、タイヤ部材がタ
イヤ組立ドラムに取り付けられた後で取入れサーバから
連結解除される。次に、各ワークステーションの取入れ
サーバは、今や連結を解除されたタイヤ組立ドラムが次
のワークステーションへと前進する前に、通常の引っ込
められた位置に引っ込められる。1つまたは2つ以上の
タイヤ部材を各ワークステーションでタイヤ組立ドラム
に取り付けるステップは、タイヤ組立ドラムの回転軸を
一定の所定の高さおよび位置に維持し、動作軸に平行に
揃えた状態に維持しつつ、タイヤ部材をタイヤ組立ドラ
ムに取り付けることを含んでいる。このことは、タイヤ
部材をタイヤ組立ドラムに取り付ける1つまたは2つ以
上の取付けドラムを各ワークステーションに設けること
によって実現される。取付けドラムは、動作軸から離れ
た、通常の引っ込められた位置から、タイヤ組立ドラム
の回転軸を一定の所定の高さおよび位置に維持し、動作
軸に平行に揃えた状態に維持しつつ、タイヤ部材をタイ
ヤ組立ドラムに取り付けることができる位置へと移動さ
せられる。次に、取付けドラムは、タイヤ組立ドラムを
次のワークステーションに前進させる前に、各ワークス
テーションにおいて、通常の引っ込められた位置に引っ
込められる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0018】選択された図におけるある部材は、図を明
瞭にするために、一定の縮尺比で図示されていない場合
がある。図の中の断面図は、「薄片」の、すなわち「近
傍を見た」断面図の形態であり、図を明瞭にするため
に、真の断面図において見えるであろう背景の線を省略
している場合がある。
【0019】各図の部材は、通常、以下のように番号付
けされている。参照番号の最上位の数字(百の桁)は、
図番に応じたものとしている。図1〜3の部材は、通
常、100〜199の範囲の番号を付けられている。図
4〜6の部材は、通常、200〜299の範囲の番号を
付けられている。図7の部材は、300〜399の範
囲、図8,9の部材は400〜499の範囲、図10,
11の部材は500〜599の範囲、図12〜14の部
材は600〜699の範囲の番号を通常付けられてい
る。各図面に亘る同様な部材は、類似した参照番号によ
って引用されている場合がある。例えば、ある図の部材
199は、他の図の部材299と似たものであり、場合
によっては同一のものである場合がある。各図の部材
は、同様な(同一を含む)部材を1つの図面において類
似した番号で参照できるように番号を付けられている場
合がある。例えば、ひとまとめにして199として引用
する複数の部材を個別に、199a、199b、199
cなどとして引用する場合がる。あるいは、関連してい
るが変更されている部材は、同じ番号を付けられ、アク
セント符号によって区別されている場合がある。例え
ば、109、109’、および109’’は、類似して
いるかまたはある点で関連しているが、大きく変更され
ている3つの異なる部材であり、例えば、タイヤ109
は静的に不均衡であるのに対して、他のタイヤ109’
は同様の構成であるが連結が不均衡である。同じまたは
互いに異なる図中の同様な部材の間のこのような関係
は、必要に応じて特許請求の範囲および要約書を含む明
細書を通して明らかになろう。
【0020】本発明は、タイヤ組立ドラムが、1つまた
は2つ以上のワークステーションを有するタイヤ自動組
立システム(FMS、すなわちフレキシブル生産システ
ム)における移動する動作片を含み、このタイヤ組立ド
ラムが各ワークステーションへと、および各ワークステ
ーションから移動させられる(推進される)場合に、こ
のタイヤ組立ドラムをワークステーションの工具(「取
付けドラム」などのタイヤ組立装置)に対して正確に配
置することに関する。各ワークステーションの取付けド
ラムは、動作軸に鉛直方向および水平方向に揃えられ、
長手方向に動作軸に沿って位置している。動作軸は、最
初のタイヤ組立操作が最初のワークステーションで行わ
れ、最後のタイヤ組立操作が最後のワークステーション
で行われるように、1つまたは2つ以上のワークステー
ションの全てを第1のワークステーションから最後のワ
ークステーションへと順に通って直線的に延びているの
が好ましい。したがって、タイヤ組立ドラムの軸を各ワ
ークステーションで動作軸に正確に揃え、タイヤ組立ド
ラムの長手方向の基準点を、これに対応するワークステ
ーションの長手方向の基準点に各ワークステーションで
正確に位置決めすることによって、タイヤ組立ドラムを
各ワークステーションで正確に配置することができる。
タイヤ組立ドラムは、通常、精密パレットコンベアを使
用できないほど大きく、したがって、好ましい実施形態
において、タイヤ組立ドラムは、工場の床の上に車輪で
載って移動する自己駆動式の搬送器によって移動させら
れる。搬送器は、それ自体では、タイヤ組立ドラムをワ
ークステーションの取付けドラムに対して位置決めする
際に十分な精度を実現することができないので、本発明
は、タイヤ組立ドラムを正確に配置する付加的な方法お
よび手段を提供する。
【0021】図1には、本発明の位置決め方法および手
段を組み込んだタイヤ自動組立システム(FMS)10
0の好ましい実施形態が示されている。複数の自己駆動
自動誘導式の搬送器、すなわちAGV102a,102
b,102c,102d,102e(ひとまとめにして
「102」と呼ぶ)は、これらに対応するタイヤ組立ド
ラム120a,120b,120c,120d,120
e(ひとまとめにして「120」と呼ぶ)を、複数のワ
ークステーション110a,110b,110c,11
0d(ひとまとめにして「110」と呼ぶ)を通って矢
印105で示す方向に移動させる。AGV102は、第
1のワークステーション110aから最後のワークステ
ーション110dまでのワークステーション110を通
って、次に第1のワークステーション110aに輪を描
いて戻る楕円形の経路として図1に示されている、工場
の床に埋め込まれた誘導ワイヤ104によって定められ
た経路を辿る。ワークステーション110は、共通の直
線状の動作軸111に揃えられ、動作軸111に沿って
間隔をおかれており、AGV102の誘導ワイヤ104
は、各ワークステーション110を通っている位置で動
作軸111に概ね平行になっている。V字形レール13
1(動作軸111に正確に平行である)と、フラットレ
ール132(動作軸111に概ね平行である)と、V字
形レール入口ランプ133と、V字形レール出口ランプ
135と、フラットレール入口ランプ134と、フラッ
トレール出口ランプ136を有するレールシステム13
0も動作軸111に平行であり、各ワークステーション
110を通っている。各ワークステーション110は、
1つまたは2つ以上の取付けドラム112a,112
b,112c,112d,112e,112f,112
g(ひとまとめにして「112」と呼ぶ)と、1つまた
は2つ以上の供給リール113a,113b,113
c,113d,113e,113f,113g(ひとま
とめにして「113」と呼ぶ)と、取入れサーバ114
a,114b,114c,114d(ひとまとめにして
「114」と呼ぶ)を有している。取付けドラム112
は、動作軸111に鉛直方向および水平方向に正確に揃
えられており、動作軸111に長手方向に沿って、各ワ
ークステーション110に、例えば、取入れサーバ11
4の前面上に設けられた、ワークステーション長手方向
基準点115a,115b,115c,115d(ひと
まとめにして「115」と呼ぶ)に対して所定の位置に
配置されている。AGV102は、自己駆動され、誘導
ワイヤ104を辿るように自動化されているが、例えば
無線信号および/または近接スイッチによる外部制御に
も従い、それによって、AGV102は、次のワークス
テーション110に進む前に各ワークステーションで適
切な時間の間停止させるように制御することができる。
【0022】未加工のタイヤカーカスを組み立てる、タ
イヤ自動組立システム(FMS)100の代表的な操作
手順は以下のとおりである。未加工のタイヤを組み立て
るプロセスの最初のステップでは、AGV102aによ
って、空のタイヤ組立ドラム120aを第1のワークス
テーション110aに移動させ、AGV102aを第1
のワークステーション110a内の概ね所望の停止点で
停止させる。取入れサーバ114aを、横方向(矢印1
07の方向)にタイヤ組立ドラム120aの後方の位置
まで延ばし、タイヤ組立ドラム120aをAGV102
aから係合解除しつつタイヤ組立ドラム120aに連結
させ、取入れサーバ114aによって、ドラム基準点1
25(図3(A)に示されている)をワークステーショ
ン長手方向基準点115aに当接させることによってタ
イヤ組立ドラム120aを長手方向の正確な位置に移動
させる。同時に、以下に詳しく説明するように、タイヤ
組立ドラム120aがレールシステム130によって動
作軸111に正確に揃えられ、それによって、タイヤ組
立ドラム120aが第1のワークステーション110a
の取付けドラム112a,112eに対して三次元的に
正確に配置される。今や、取付けドラム112によっ
て、供給リール113からタイヤ部材を引き出して、第
1のタイヤ部材層を取り付けることができる。好ましい
実施形態では、取入れサーバ114によってタイヤ組立
ドラムに/タイヤ組立ドラムから電力および制御信号が
伝えられる。例えば、1つのインナーライナを供給リー
ル113eから引き出し、取付けドラム112eによっ
て取り付け、一対のトウガードを(二重の)供給リール
113aから引き出し、取付けドラム112aによって
取り付ける。取付けプロセスがワークステーション11
0aにおいて完了したら、タイヤ組立ドラム120aを
取入れサーバ114aから外し、AGV102aに再連
結し、取入れサーバ114aを外して、AGV102と
タイヤ組立ドラム120の経路から離れた位置に引っ込
め、それにより、AGV102aによってタイヤ組立ド
ラム120aを次のワークステーション110bに移動
させることができるようにする。道を空けるために、ワ
ークステーション110内にある全てのAGV102
を、ほぼ同時に移動させるが、互いに連結する必要はな
い。未加工のタイヤカーカスを組み立てるプロセスの次
のステップでは、AGV102aによってタイヤ組立ド
ラム120aを第2のワークステーション110bに移
動させ、そこで第1のワークステーション110aに関
して説明したのと同様の操作を行い、それによって、他
のタイヤカーカス部材を第2のワークステーション11
0bの供給リール113b,113fから取り付ける。
これとほぼ同時に、AGV102eによって空のタイヤ
組立ドラム102eを、第1のタイヤカーカス部材を取
り付けるために第1のワークステーション110aに移
動させている。上記のステップを繰り返して、AGV1
02によってタイヤ組立ドラム120を全てのワークス
テーション110を順次通って移動させ、それによっ
て、タイヤカーカス部材をタイヤ組立ドラム120上に
適切な順序で取り付る。部材の取付けが最後のワークス
テーション110dにおいて完了した後、組み立てられ
た未加工のタイヤカーカスを、次のタイヤ製造段階(不
図示)での他の処理のためにタイヤ組立ドラム120か
ら取り外し、こうしてタイヤ組立ドラム120eを空に
することができ、したがって、タイヤ組立ドラム120
eをAGV102eによって誘導ワイヤ104の経路に
沿って元の位置に戻し、別の未加工タイヤカーカスを組
み立てるプロセスを第1のワークステーション110a
において開始する準備を整えることができる。内側のビ
ードワイヤリングを、組み立てられた未加工のタイヤカ
ーカスを取り外した後の任意の時に空のタイヤ組立ドラ
ム120eに取り付けてもよく、最後のワークステーシ
ョン110dにおける、カーカスの取り外し操作の一部
として取り付けるのが好都合である。
【0023】図2には、ワークステーション110が、
タイヤ組立ドラム120が取付けドラム112に対して
正確に配置された状態で示されている(部分的に破断し
て示されている)。取入れサーバ114はタイヤ組立ド
ラム120まで延ばされそれに連結されており、それに
よって、タイヤ組立ドラム120の長手方向の正確な位
置が確立されている。タイヤ組立ドラム120はドラム
支持フレーム122によって支持されており、ドラム支
持フレーム122はAGV102の上方に位置してい
る。V字形レール131とフラットレール132を有す
るレールシステム130の一部が、ドラム支持フレーム
122の底部に取り付けられたスケート(1つのフラッ
トスケート140が示されている)を介してタイヤ組立
ドラム120を支持し揃え、それによってタイヤ組立ド
ラム120を動作軸111に正確に揃え、すなわち、タ
イヤ組立ドラム120の回転軸121(図3(C)も参
照)を動作軸111に正確に一致させているのが示され
ている。
【0024】図3(A)、図3(B)、および図3
(C)には、重要な部材が取り付けられたドラム支持フ
レーム122のそれぞれ側面図、底面図、および後端面
図が示されている。参考のために、AGV102が図3
(A)および図3(C)に点線で示されており、V字形
レール131およびフラットレール132の断面が図3
(C)に示されている。タイヤ組立ドラム120は、タ
イヤビードのような完全なリングをタイヤ組立中に取り
付けることができるようにし、また、完成した未加工の
タイヤカーカスを取り外すことができるようにするため
に、ドラム支持フレーム122に片持ち梁式に取り付け
られている。タイヤ組立ドラム120は、中心の回転軸
121の周りに回転することができ、タイヤ組立ドラム
120とドラム支持フレーム122の間の1つまたは2
つ以上の軸受(不図示)内で回転する。
【0025】ドラム基準点125は、タイヤ組立ドラム
120の後方に面する端面であるが、タイヤ組立ドラム
120またはドラム支持フレーム122上の任意の固定
点であってよい。タイヤ組立ドラム120とドラム支持
フレーム122の間の軸受連結部に「遊び」が存在する
可能性があるので、ドラム基準点125は、タイヤ組立
ドラム120を長手方向に最良の精度で位置決めするた
めに、図示のように、タイヤ組立ドラム120の剛性部
分にすることが好ましい。連結アーム126がドラム支
持フレーム122の後方の端部に取り付けられており、
取入れサーバ114により、ドラム基準点125をワー
クステーション長手方向基準点115(図1参照)に合
わせることによってタイヤ組立ドラム120を長手方向
の正確な位置に移動させるのに用いられる。連結アーム
126は、クランクアーム127を介してAGV102
にフレキシブルに取り付けられており、それによって、
ドラム支持フレーム122を、したがってタイヤ組立ド
ラム120を、ドラム支持フレーム122がAGV10
2上に直接載っていない時、すなわちタイヤ組立ドラム
120がレールシステム130に載っている時でも移動
させる、AGV102用の手段を構成している。あるい
は、ドラム支持フレーム122は、レールシステム13
0に載っていない時、AGV102上に載っている時に
ドラム支持フレーム122を支持する一対のローラ12
3および一対のパッド124を有している。連結アーム
126とクランクアーム127で構成された、ドラム支
持フレーム122とAGV102の間のフレキシブルな
連結部126/127によって、AGV102は、タイ
ヤ組立ドラム120がレールシステム130によって動
作軸111に正確に揃えるように上昇させられ、下降さ
せられ、横方向に移動させられる時に、ドラム支持フレ
ーム122をAGV102に対して制限された範囲で移
動させることができるようにし、また、長手方向に正確
に位置決めするために一時的に連結を解除できるように
しつつ、ドラム支持フレーム122(したがって、タイ
ヤ組立ドラム120)を移動させることができるように
されている。
【0026】タイヤ組立ドラム120を正確に動作軸1
11に揃えることができるようにするために、レールシ
ステム130のフラットレール132とV字形レール1
31にそれぞれ載るように構成された支持用フラットロ
ーラ144および支持ローラ対154をそれぞれ有する
フラットスケート140およびV字形スケート150が
ドラム支持フレーム122の下面に取り付けられてい
る。ドラム支持フレーム122の各側の、前方に1つ、
後方に1つの2つのスケートによって、回転軸121は
タイヤ組立ドラムの全長にわたって確実に揃えられる。
複数の支持ローラが、ドラム支持フレーム122および
付属品の重量を十分に支持するためにフラットスケート
140とV字形スケート150に用いられているが、正
確な揃えを行うのに十分な最小限の構成が、ドラム支持
フレーム122のV字形レール131側のV字形に取り
付けられた2対の支持ローラ対154と、ドラム支持フ
レーム122のフラットレール132側の単一の支持用
フラットローラ144を含むことが分かる。適切な3点
支持と適切な位置決め制御を行うために、V字形に取り
付けた2対の支持ローラ対154を(1つまたは2つの
V字形スケートにおいて)互いに間隔をおいて離して配
置する必要があり、図3(B)にV字形スケート150
について示されているように、ドラム支持フレーム12
2の前方の端部と後方の端部の近くに配置するのが好ま
しい。単一の支持用フラットローラ144は、ドラム支
持フレーム122の反対側の前後方向の中央の近くに配
置するのが好ましい。特に、フラットスケート140お
よびV字形スケート150とV字形レール131および
フラットレール132の構成についての以下の説明を考
慮すると、適切に位置決めされV字形に取り付けられた
2対の支持ローラ対154を正確にそろえられたV字形
レール131上に載せることによって、水平面内での揃
えが行われ、単一の支持用フラットローラ144を適切
な高さに位置するフラットレール132に載せることに
よって鉛直面内での揃えが行われ、V字形に取り付けら
れた2対の支持ローラ対154をV字形レール131に
載せ、単一の支持用フラットローラ144をフラットレ
ール132に載せることによる、三角形の配置によっ
て、ドラム支持フレーム122の安定した3点支持が行
われる(面積と高さの比が適切であると仮定する)こと
が分かる。
【0027】(タイヤ組立ドラムの、動作軸への揃え)
図4には、レールシステム230(130に対応)が示
されており、図5(A)〜図6(D)には、レールシス
テム230の、他の視点で見た構成が示されている。レ
ールシステム230は、互いに概ね平行であるV字形レ
ール231とフラットレール232の間を通る必要のあ
るAGV102の幅「Wv」(図3(C)参照)に合わ
せるのに十分な大きさの幅「Wr」だけ離れているV字
形レール231(131に対応)とフラットレール23
2(132に対応)を有している。上述のように、レー
ルシステム230は、支持面(例えば、工場の床)に適
切に取り付けられた場合、タイヤ自動組立システム(F
MS)100の各ワークステーション110を通ってお
り、V字形レール231は動作軸111に正確に平行に
なっており、フラットレール232はV字形レール23
1に概ね平行になっており、V字形レール231および
フラットレール232の高さは、タイヤ組立ドラム12
0が、V字形レール231およびフラットレール232
にそれぞれ載っているV字形スケート150およびフラ
ットスケート140を有するドラム支持フレーム122
によって支持された時に、タイヤ組立ドラム120が正
確に揃えられるように調整されている。V字形スケート
150とフラットスケート140がV字形レール231
とフラットレール232の側方上面291および上面2
92にそれぞれ載るので、載せられる側方上面291お
よび上面292(すなわち、支持面)を前述のように平
行に配置し、高さを調整する必要があることが分かる。
スライドすることによる磨耗を回避するために、フラッ
トレール232はV字形レール231にできるだけ平行
にするのが好ましい。レールシステム230は、V字形
レール入口ランプ233(133に対応)と、V字形レ
ール出口ランプ235(135に対応)と、フラットレ
ール入口ランプ234(134に対応)と、フラットレ
ール出口ランプ236(136に対応)をさらに有して
いる。V字形レール231とフラットレール232の各
々は、単一の、一定の長さのスチールまたは他の適切な
材料であることが好ましいが、十分に直線状で滑らかな
表面を有するように公知の手段によって結合された、よ
り短い長さのものから構成してもよい。ベースプレート
239a,239bが、例えば、比較的広い底部、より
高い剛性、床に取り付けるのに好都合なフランジ、レー
ルシステム230の様々な部品の全てを一緒に保持する
手段などが得られるようにするために、V字形レール2
31とフラットレール232、およびV字形レール入口
ランプ233、フラットレール入口ランプ234、V字
形レール出口ランプ235、フラットレール出口ランプ
236に(例えば、ねじによって)任意に取り付けられ
ている。各ベースプレート239a,239bは、単一
の、一定の長さのスチールまたは他の適切な材料である
ことが好ましいが、結果として得られる連結部がレール
システム230の他の様々な部品の連結部と一致しない
ように組み合わされるのが好ましい、より短い長さのも
のから構成してもよい。
【0028】図6(B)の断面図を参照すると、フラッ
トレール232が、幅に亘って延び、端部から端部へ連
続的に延びている、実質的に直線的で同じ高さで水平で
「平坦な」上面292を有しているのが示されている
が、長い縁部は、鋭い角を無くすように斜にするかまた
は丸めてもよい。フラットレール232は、単一の、一
定の長さのスチールまたは他の適切な材料であるのが好
ましいが、結果として得られる連結部が、レールシステ
ム230の他の様々な部品(例えば、ベースプレート2
39b)の連結部と一致しないように連結するのが好ま
しく、また、連結部によってフラットレール232の平
坦な上面に凹凸が生じないように連結する必要がある、
より短い長さのものから構成してもよい。図4、図5
(C)、および図5(D)を参照すると、フラットレー
ル232の入口の端部は、上面292に凹凸の無い連結
部でフラットレ−ル入口ランプ234に連結されてお
り、フラットレール232の出口の端部は上面292に
凹凸の無い連結部でフラットレ−ル出口ランプ232に
連結している。
【0029】図6(A)の断面図を参照すると、V字形
レール231が、端部から端部まで連続的に延びてい
る、実質的に直線的な、先端を切り取られた逆V字形の
側方上面291/上面293を有しているのが示されて
いる。この逆V字形の2つの側方上面291(291
a,291b)は、V字形レール231の、V字形スケ
ート150の重量に対する反力が、支持のために同様に
上向きに向き、揃えのために同様に横方向に向くよう
に、鉛直線に対して等しい角度θをなしており、この角
度θは450であるのが好ましい。逆V字形の頂点は、
以下に説明するように、V字形スケート150上にも存
在するフラットローラ用の隙間を生じさせる平坦な上面
293を形成するのに十分な程度に先端を切られてい
る。V字形レール231は、単一の、一定の長さのスチ
ールまたは他の適切な材料であることが好ましいが、結
果として得られる連結部が、レールシステム230の他
の様々な部品(例えば、ベースプレート239a)の連
結部と一致しないように結合されるのが好ましく、ま
た、V字形レール231の側方上面291/上面293
に凹凸の無い連結部で結合する必要がある、より短い長
さのものから構成してもよい。図4、図5(A)、およ
び図5(B)を参照すると、V字形レール231の入口
の端部は、側方上面291/上面293に凹凸の無い連
結部でV字形レール入口ランプ233に連結されてお
り、V字形レール231の出口の端部は、側方上面29
1/上面293に凹凸の無い連結部でV字形レール出口
ランプ235に連結されている。
【0030】V字形スケート150とフラットスケート
140をそれぞれV字形レール231とフラットスケー
ト232上に入れるのを容易にするために、V字形レー
ル入口ランプ233とフラットレール入口ランプ234
が設けられている。図6(C)および図6(D)を参照
すると、AGV102が比較的速く移動しても、V字形
スケート150とフラットスケート140がV字形レー
ル入口ランプ233とフラットレール入口ランプ234
を転がり上がる時にタイヤ組立ドラム120が円滑に徐
々に持ち上げられるように、V字形レール入口ランプ2
33とフラットレール入口ランプ234が、数度程度、
例えば2度の角度αの緩い上向きの勾配を有する平坦な
上面293,292をどのように形成しているかが側方
断面図によって示されている。図5(B)および図5
(D)の詳細図と図6(A)および図6(B)の断面図
を参照すると、V字形レール入口ランプ233とフラッ
トレール入口ランプ234が共に、フラットローラが角
度αのV字形レール入口ランプ233とフラットレール
入口ランプ234に載る平坦な上面293,292をそ
れぞれ形成しているのが分かる。V字形レール入口ラン
プ233の場合、V字形に形作られたレールの、先端を
切り取られた頂点によって平坦な上面293が形成され
ている。後述するように、V字形スケート150は、V
字形スケート150,450がV字形レール入口ランプ
233に円滑に載るのを可能にする特別な前部フラット
ローラ(図8(A)の456)を前方の端部に有してい
る。当業者には、水平なスケートにV字形に取り付けら
れたローラ対が、望ましくない磨耗を生じさせるスライ
ドもせずに傾斜したV字形レールに載り上がることはで
きないことが分かる。
【0031】V字形スケート150とフラットスケート
140がそれぞれV字形レール231とフラットレール
232から離れるのを容易にするために、V字形レール
出口ランプ235とフラットレール出口ランプ236が
設けられている。図6(C)および図6(D)を参照す
ると、AGV102が比較的速く移動しても、V字形ス
ケート150とフラットスケート140がV字形レール
出口ランプ235とフラットレール出口ランプ236か
ら転がり降りる時にタイヤ組立ドラム120が円滑に徐
々に下降させられるように、V字形レール出口ランプ2
35とフラットレール出口ランプ236が、数度程度、
例えば2度の角度βの緩い下向きの勾配を有する平坦な
上面293,292をどのように形成しているかが側方
断面図によって示されている。図5(A)および図5
(C)の詳細図を参照すると、V字形レール出口ランプ
235とフラットレール出口ランプ236が共に、フラ
ットローラが角度βのV字形レール出口ランプ235と
フラットレール出口ランプ236を降りる平坦な上面2
93,292をそれぞれ形成しているのが分かる。V字
形レール出口ランプ235の場合、V字形レール入口ラ
ンプ233の場合と同様に、V字形に形作られたレール
の、先端を切り取られた頂点によって平坦な上面293
が形成されている。後述するように、V字形スケート1
50は、V字形スケート150,450が円滑にV字形
レール出口ランプ235から降りるのを可能にする特別
な後部フラットローラ(図8(A)の457)を後方の
端部に有している。
【0032】図5(B)、図5(D)、図6(A)、お
よび図6(B)には、レールシステム230に入るV字
形スケート150,450とフラットスケート140,
340を漏斗式に狭い通路に通すようにする、レールシ
ステム230の側面ランプの構成も示されている。V字
形に取り付けられた支持ローラ対154,454がV字
形レール231に載る際にV字形スケート150,45
0によって横方向の正確な位置決めが行われるので、V
字形スケート150,450を、それがV字形レール入
口ランプ233を通ってレールシステム230に入る時
に漏斗式に狭い通路に通すようにすることが重要であ
る。適切な入口角度γ(例えば、約5度)を有する、図
示のようにV字形レール入口ランプ233の両側に取り
付けられた側面ランプ237,238によって、V字形
スケート150,450はV字形レール231に横方向
に揃えられる。V字形スケート150,450はドラム
支持フレーム122に取り付けられているので、V字形
スケート150,450を横方向に揃えることによっ
て、ドラム支持フレーム122と、タイヤ組立ドラム1
20やフラットスケート140,340のような、ドラ
ム支持フレーム122に取り付けられた他の全ての部材
も横方向に揃えられる。漏斗式に狭い通路に通すように
する他の方法では、ドラム支持フレーム122の一方の
側に取り付けられたV字形スケート150,450とこ
れに対応する、ドラム支持フレーム122の反対側に取
り付けられたフラットスケート140,340との間の
間隔が一定であると仮定し、したがって、V字形レール
入口ランプ233の外側に取り付けられた側面ランプ2
37と(V字形レール入口ランプ233の内側に取り付
けられた側面ランプ238aの代わりに)フラットレー
ル入口ランプ234の外側に取り付けられた側面ランプ
238aが設けられる。全ての側面ランプ237,23
8a,238bは、互いに類似した適切な入口角度γ
(例えば約5度)を有している。スケートについての後
述の説明から分かるように、V字形スケート150,4
50(およびフラットスケート140,340)は、側
面ランプ237および238aまたは238bに接触し
て転がるように適切に取り付けられた側部鉛直ローラ4
59および459または348を有している。V字形に
取り付けられた支持ローラ対154,454によって、
それらがV字形レール231に接触する時にある量だけ
のセンタリングが自然に行われる(漏斗式に狭い通路に
通すようにされる)が、このセンタリングの量は限られ
ており、また、V字形レール231および支持ローラ対
154,454の支持ローラにスライドによる磨耗が起
こり、したがって、磨耗を生じるスライドではなく転が
りの作用によって所望のセンタリングを行う、本発明の
側面ランプ237および238aまたは238bと側部
鉛直ローラ459および458または348を使用する
のが有利であることが分かる。
【0033】図7(A)、図7(B)、および図7
(C)には、タイヤ自動組立システム(FMS)100
のレールシステム230と共に用いるのに適したフラッ
トスケート340(140に対応)が様々な視点で示さ
れている。フラットスケート340は、フラットレール
232上を矢印341で示されている方向に転がるよう
に構成されている。最低限の構成において、フラットス
ケート340は、少なくとも1つの支持用フラットロー
ラ344を保持する剛直なフラットスケート本体342
を有している。支持用フラットローラ344は、耐久性
のある堅い材料、好ましくはスチールで作られており、
ローラの半径を、タイヤ組立ドラム120を正確に揃え
るための、システム全体の要求に合った精度で維持しつ
つ、かけられる荷重を支持するのに適したシャフトとブ
ッシング、または好ましくはローラ軸受を含んでいる。
図示の実施形態では、3つの支持用フラットローラ34
4(344a,344b,344c)が、フラットスケ
ート340に対する荷重負荷を適切に分配するために設
けられている。フラットスケート本体342は、フラッ
トレール出口ランプ236から転がり降りる間、隙間を
生じさることができるように、最後部の支持用フラット
ローラ344cの後方で部分的に切り取られている。前
部フラットローラ346が、フラットレール入口ランプ
234に転がり上がるために設けられており、フラット
スケート本体342は前部フラットローラ346の前方
で適切に切り取られている。前部フラットローラ346
は、支持用フラットローラ344よりも広く、また支持
用フラットローラ344の取付け高さHrよりもわずか
に低い高さHfに取り付けられているのが好ましい。こ
の余分の幅によって、側面ランプ237および238a
または238bによって、フラットスケート340が、
支持用フラットローラ344をフラットレール232上
にセンタリングするように、横方向に漏斗式に狭い通路
に通すようにされている間、通常起こる、フラットスケ
ート340とフラットレール232の位置ずれに、前部
フラットローラ346が、フラットレール入口ランプ2
34の上面292に接触することによって対処できるよ
うにすることができる。前部フラットローラ346は、
漏斗式に狭い通路に通すようにされている間に横方向に
スライドさせられる場合があり、それによって場合によ
っては、前部フラットローラ346の転がり面が不均等
に磨耗するので、より低い取付け高さHfによって、前
部フラットローラ346が、フラットスケート340が
フラットレール232の水平で平坦な上面292上を転
がっている時に荷重を支持するのが防がれている。フラ
ットスケート340のこの実施形態には、フラットスケ
ート340の前方の端部の外側の縁部から突き出てお
り、任意の側面ランプ238bに接触して転がるのに適
している側部鉛直ローラ348も図示されている。フラ
ットスケート本体342は、側部鉛直ローラ348の外
側の部分の周りで部分的に切り取られているのが好都合
である。
【0034】図8(A)、図8(B)、図8(C)、図
9(A)、および図9(B)には、タイヤ自動組立シス
テム(FMS)100のレールシステム230と共に用
いるのに適したV字形スケート450(150に対応)
が様々な視点で示されている。V字形スケート450
は、V字形レール231上を矢印451で示されている
方向に転がるように構成されている。最低限の構成にお
いて、V字形スケート450は、転がり面が鉛直線に対
して等しい角度θをなすように(図9(A)参照)V字
形に取り付けられた2つの支持ローラ453/455を
有する、V字形に取り付けられた少なくとも1つの支持
ローラ対454を保持する剛直なV字形スケート本体4
52を有している。この角度θは、V字形レール232
の逆V字形の2つの側方上面291の角度θ(図6
(A)参照)と実質的に同じである。V字形に取り付け
られた支持ローラ453/455は、耐久性のある堅い
材料、好ましくはスチールで作られており、タイヤ組立
ドラム120を正確に揃えるための、システム全体の要
求に合った精度でローラの半径を維持しつつ、かけられ
る荷重負荷を支持するのに適したシャフトとブッシン
グ、または好ましくはローラ軸受を含んでいる。図示の
実施形態では、V字形に取り付けられた2つの支持ロー
ラ対454(454a、454b)が、V字形スケート
450に対する荷重負荷を適切に分配するために設けら
れており、各支持ローラ対454は2つの支持ローラ4
53/455(453a/455a、453b/455
b)を有している。後部フラットローラ457が、V字
形レール出口ランプ235の、先端を切り取られた頂点
の平坦な上面293を転がり降りるために設けられてお
り、V字形スケート本体452は後部フラットローラ4
57の後方で適切に部分的に切り取られている。前部フ
ラットローラ456が、V字形レール入口ランプ233
の、先端を切り取られた頂点の平坦な上面293を転が
り上るために設けられており、V字形スケート本体45
2は前部フラットローラ456の前方で適切に部分的に
切り取られている。前部フラットローラ456は、側面
ランプ237および238aまたは238bによって、
V字形スケート450が、V字形に取り付けられた支持
ローラ対454をV字形レール231にセンタリングす
るように、横方向に漏斗式に狭い通路に通すようにされ
ている間に通常起こる、V字形スケート450とV字形
レール231の位置ずれに、V字形レール入口ランプ2
33の、先端を切り取られた頂点の平坦な上面293に
接触することによって対処できるようにするのに十分な
幅を有しているのが好ましい。図8(B)および図9
(A)を参照すると、後部フラットローラ457は、V
字形に取り付けられた支持ローラ対454がV字形レー
ル231(図9(A)に点線で示されている)に載った
時に、V字形スケート450がレールシステム230に
完全に入った後、V字形に取り付けられた支持ローラ対
454のみがV字形レール231に接触し、後部フラッ
トローラ457はV字形レール231に接触しないよう
に、すなわち、後部フラットローラ457と、V字形レ
ール231の、相対高さHrvに位置する、先端を切り取
られた頂点の平坦な上面293の間の隙間Cが零にはな
らないように決められた高さHfに取付けられている。
図8(B)および図9(B)を参照すると、前部フラッ
トローラ456は、V字形に取り付けられた支持ローラ
対454がV字形レール231(図9(B)に点線で示
されている)に載った時に、V字形スケート450がレ
ールシステム230から出るまで、V字形に取り付けら
れた支持ローラ対454のみがV字形レール231に接
触し、前部フラットローラ456はV字形レール231
に接触しないように、すなわち、前部フラットローラ4
56と、V字形レール231の、相対高さHrvに位置す
る、先端を切り取られた頂点の平坦な上面293との間
の隙間C’(場合によってはCに等しい)が零にはなら
ないように決められた高さHf’に取り付けられてい
る。V字形スケート450のこの実施形態には、V字形
スケート450の前方の端部の外側の縁部から突き出て
おり、側面ランプ237に接触して転がるのに適してい
る側部鉛直ローラ459と、V字形スケート450の前
方の端部の内側の縁部から突き出ており、任意の側面ラ
ンプ238aに接触して転がるのに適している側部鉛直
ローラ458も図示されている。V字形スケート本体4
52は、側部鉛直ローラ458,459の外側の部分の
周りで部分的に切り取られているのが好都合である。
【0035】上述のように、本発明によれば、漏斗式に
狭い通路に通すようにする2つの方法、すなわち、側面
ランプ237および238aをこれらにそれぞれ対応す
る側部鉛直ローラ459および458と共に使用する好
ましい方法と、側部鉛直ランプ237および238bを
これらにそれぞれ対応する側部鉛直ローラ459および
348と共に使用する他の方法を使用することができ
る。もちろん、フラットスケート340を、図7(A)
に示されているように、側部鉛直ローラ348を取り付
けることができるフラットスケート本体342を有する
単一の構成とし、V字形スケート450を、図8(A)
に示されているように、側部鉛直ローラ458と459
の両方を取り付けることができるV字形スケート本体4
52を有する単一の構成とするのが好都合な場合もあ
る。この場合、これらのスケートの構成によって、ユー
ザが、単に適切な側面ランプ237および238aまた
は237および238bを取り付けることによって、漏
斗式に狭い通路に通すようにする方法のどちらを使用す
るかを決めることができる。側部鉛直ローラ348と側
部鉛直ローラ458のどちらか不要な方を、コストを節
約するために、取り付けなくてもよい。
【0036】移動するタイヤ組立ドラム120をタイヤ
自動組立システム(FMS)100の動作軸111に正
確に揃える方法を実施可能にする装置について詳しく説
明した。この際、図示した実施形態のタイヤ自動組立シ
ステム(FMS)100は、動作軸111に揃えられた
取付けドラム112を有する4つのワークステーション
110を有しており、タイヤ組立ドラム120は各ワー
クステーション110に出し入れされる。正確な揃えを
行うこの方法では、合計で少なくとも1つの支持用フラ
ットローラ144,344を有する精密ローラスケート
を含む1つまたは2つ以上のフラットスケート140,
340をドラム支持フレーム122の一方の側の下に有
し、V字形に取り付けられた支持ローラ453/455
からなる、合計で少なくとも2対の支持ローラ対15
4,454を有する精密ローラスケートを含む1つまた
は2つ以上のV字形スケート150,450をドラム支
持フレーム122の他方の側の下に有する、2つの側部
を有する剛性のドラム支持フレーム122を用いてお
り、また、複数のワークステーション110を通ってい
る互いに概ね平行な第1および第2のレールを有し、第
1のレールが、実質的に平坦な上面292を有するフラ
ットレール132,232であり、第2のレールが、頂
上部が実質的に逆V字形になっているV字形レール13
1,231であるレールシステム130,230を用い
ている。この方法では、ドラム支持フレーム122、フ
ラットスケート140,340、およびV字形スケート
150,450をタイヤ組立ドラム120、フラットレ
ール132,232、およびV字形レール150,45
0に対して位置決めし、フラットレール132,232
およびV字形レール131,231を動作軸111に対
して位置決めし、それによって、フラットスケート14
0,340がフラットレール132,232上に載り、
V字形スケート150,450がV字形レール131,
231上に載った時に、タイヤ組立ドラム120が動作
軸111に正確に揃えられ、すなわち、タイヤ組立ドラ
ム120の回転軸121がタイヤ自動組立システム(F
MS)100のワークステーション110の動作軸11
1に正確に揃えられるようにしている。
【0037】本発明の方法は、少なくともタイヤ組立ド
ラム120がワークステーション110内に位置する時
に、1つまたは2つ以上のフラットスケート140,3
40をフラットレール132,232上に載せ、1つま
たは2つ以上のV字形スケート150,450をV字形
レール131,231上に載せることを含んでいる。タ
イヤ組立ドラム120は、ワークステーション110内
に位置していない時には、誘導ワイヤ104によって定
められた楕円形の経路のような任意の経路に沿って移動
することができ、レールシステム130,230上に載
っている必要はなく、したがって、この方法は、タイヤ
組立ドラム120を揃えられていない状態から正確に揃
えられた状態にすることをさらに含み、タイヤ組立ドラ
ム120を正確に揃えられた状態から揃えられていない
状態にすることも含んでいる。揃えられていない状態か
ら正確に揃えられた状態にするのを可能にするために、
フラットレール入口ランプ134,234がフラットレ
ール132,232の入口の端部に設けられており、V
字形レール入口ランプ133,233がV字形レール1
31,231の入口の端部に設けられており、緩く上向
きに傾斜した平坦な上面293,292および漏斗式に
狭い通路に通すようにするための側面ランプ237およ
び238aまたは238bがフラットレール入口ランプ
134,234およびV字形レール入口ランプ133,
233に設けられており、前部フラットローラ346,
456および側部鉛直ローラ459および458または
348がフラットスケート140,340およびV字形
スケート150,450上に設けられており、フレキシ
ブルな連結部126/127がドラム支持フレーム12
2とAGV102の間に設けられている。さらに、正確
に揃えられた状態から揃えられていない状態にするのを
可能にするために、フラットレール出口ランプ136,
236がフラットレール132,232の出口の端部に
設けられており、V字形レール出口ランプ135,23
5がV字形レール131,231の出口の端部に設けら
れており、緩く下向きに傾斜した上面293,292が
フラットレール出口ランプ136,236およびV字形
レール出口ランプ135,235上に設けられており、
最後部の支持用フラットローラ344cである後部フラ
ットローラおよび後部フラットローラ457がフラット
スケート140,340およびV字形スケート150,
450上に設けられている。
【0038】タイヤ自動組立システム(FMS)100
の好ましい実施形態において、複数のワークステーショ
ン110は、レールシステム130,230が、V字形
レール131,231およびフラットレール132,2
32からなる一対のレールと、V字形レール入口ランプ
133,233およびフラットレール入口ランプ13
4,234からなる一対の入口ランプと、V字形レール
出口ランプ135,235およびフラットレール出口ラ
ンプ136,236からなる一対の出口ランプを有する
ことができるように、共通の直線的な動作軸111に揃
えられ、この動作軸111に沿って間隔をおいて配置さ
れている。したがって、上述のように、好ましい実施形
態の機器を用いる、本発明の方法は以下の機能を含んで
いる。AGV102によって移動させられるタイヤ組立
ドラム120は、前方のフラットスケート140,34
0およびV字形スケート150,450が、第1のワー
クステーション110aの前に位置するフラットレール
入口ランプ134,234およびV字形レール入口ラン
プ133,233に入り始めるまで、AGV102の頂
上部に載っている。AGV102が(誘導ワイヤ104
の経路を辿って)引き続き前進すると、側部鉛直ローラ
459および458または348が、タイヤ組立ドラム
120の、前方のV字形スケート150,450をV字
形レール131,231に横方向に揃えるのに必要な横
方向への移動を生じさせるように、漏斗式に狭い通路の
通すようにするための側面ランプ237および238a
または238bと相互に作用し合い、この際、前部フラ
ットローラ346,456が、緩く上向きに傾斜した平
坦な上面292,293に載り、それによって、タイヤ
組立ドラム120の前方の端部の、タイヤ組立ドラム1
20を鉛直方向に揃えるのを可能にするのに必要な上昇
が、タイヤ組立ドラム120が、AGV102の代わり
に、正確に揃えられたレールシステム130,230上
に支持されることによって生じさせられる。前部フラッ
トローラ346,456がフラットレール入口ランプ1
34,234およびV字形レール入口ランプ133,2
33から離れる際、支持用フラットローラ144,34
4および支持ローラ対154,454が、支持面である
上面292および側方上面291に接触し、タイヤ組立
ドラム120の前方の端部をさらに上昇させ、それによ
って、前方のフラットスケート140,340およびV
字形スケート150,450の支持用フラットローラ1
44,344および支持ローラ対154,454がレー
ルシステム130,230上に載るまで、前部フラット
ローラ346,456は、引き続き重量を支持し、V字
形レール132,232およびフラットレール131,
231の平坦な上面292,293上を転がる。AGV
102が(誘導ワイヤ104の経路を辿って)引き続き
前進すると、進入プロセスが後方のフラットスケート1
40,340およびV字形スケート150,450に対
して繰り返され、その結果、一旦、後方のフラットスケ
ート140,340およびV字形スケート150,45
0がフラットレール入口ランプ134,234およびV
字形レール入口ランプ133,233を通過し、後方の
フラットスケート140,340およびV字形スケート
150,450の支持用フラットローラ144,344
および支持ローラ対154,454がレールシステム1
30,230の支持面である上面292および側方上面
291に載ると、タイヤ組立ドラム120(およびドラ
ム支持フレーム122)全体がAGV102から持ち上
げられ、タイヤ組立ドラム120の回転軸121がタイ
ヤ自動組立システム100のワークステーション110
の動作軸111に鉛直方向および水平方向に正確に揃え
られて、正確に揃えられたレールシステム130,23
0上に載る。AGV102によってタイヤ組立ドラム1
02を全てのワークステーションを通って移動させた
後、前方のフラットスケート140,340およびV字
形スケート150,450、それに続いて後方のフラッ
トスケート140,340およびV字形スケート15
0,450が、フラットレール出口ランプ136,23
6およびV字形レール出口ランプ135,235を介し
て、正確に揃えられたレールシステム130,230か
ら出る。V字形に取り付けられた最後の支持ローラ対4
54bがV字形レール出口ランプ135,235に入る
と、支持ローラ対454bは、後部フラットローラ45
7がV字形レール131,231の平坦な上面293に
載り始めるまで、V字形レール出口ランプ135,23
5の緩く下向きに傾斜した支持面である側方上面291
から転がり降り、その後、V字形スケート150,45
0の後部フラットローラ457とフラットスケート14
0,340の最も後方の支持用フラットローラ344c
は、V字形レール出口ランプ135,235およびフラ
ットレール出口ランプ136,236の、緩く下向きに
傾斜した平坦な上面293,292から転がり降りる際
に、タイヤ組立ドラム120を徐々に下降させるように
協働して制御する。後方のフラットスケート140,3
40およびV字形スケート150,450がV字形レー
ル出口ランプ135,235およびフラットレール出口
ランプ136,236から出た後、ドラム支持フレーム
122(およびタイヤ組立ドラム120)は、AGV1
02上に完全に載る位置へと下降させられる。
【0039】AGV102は、本発明の上述した実施形
態では、タイヤ組立ドラム120をタイヤ自動組立シス
テム(FMS)100を通って移動させる好ましい手段
として使用しているが、ドラム支持フレーム122によ
って保持されているタイヤ組立ドラム120を、本発明
に従って上述したように、タイヤ組立ドラム120をタ
イヤ自動組立システム100のワークステーション11
0の動作軸111に正確に揃えるフラットスケート14
0,340およびV字形スケート150,450およびV
字形レール132,232およびフラットレール13
1,231に載せることを可能にするどのような推進手
段も使用できることが理解されるべきである。したがっ
て、全てのそのような推進手段は本発明の範囲内にある
と考えられるべきである。
【0040】(タイヤ組立ドラムの、ワークステーショ
ンへの、長手方向の位置合わせ)タイヤ自動組立システ
ム100の通常の操作手順の中でいくらか上述したよう
に、取入れサーバ114(図1参照)は、横方向(矢印
107の方向)にタイヤ組立ドラム120aの後方の位
置まで延ばされ、タイヤ組立ドラム120をAGV10
2から連結解除しつつタイヤ組立ドラム120に連結さ
れ、タイヤ組立ドラム120aを、ドラム基準点125
(図3(A)に示されている)をワークステーション長
手方向基準点115に当接させることによって長手方向
の正確な位置に移動させる。以下に、この長手方向の正
確な位置決めを行う装置および方法について詳しく説明
する。
【0041】本発明の好ましい実施形態は、±25mm
程度の、AGV102の停止点の長手方向の位置ずれに
対して、それにも拘わらず、タイヤ組立ドラム120を
ワークステーション110に対して長手方向に±0.0
5mmの再現可能な精度で位置決めして対処することが
できる。本発明のAGV−ドラムフレキシブル連結部5
60がこのための手段を構成し、AGV102をタイヤ
組立ドラム120に、タイヤ組立ドラム120が、(レ
ールシステム130,230によって)AGV102に
対して上昇させられ、下降させられ、横方向に移動させ
られる時でも、AGV102によってタイヤ組立ドラム
120を押すことができるように連結できるようにし、
また、タイヤ組立ドラム120をAGV102に対して
長手方向に移動させることができるように連結を解除で
きるようにしている。
【0042】図10(A)、図10(B)、図11
(A)、図11(B)には、AGV−ドラムフレキシブ
ル連結部560の様々な図が示されており、この際、図
10(A)および図10(B)は、「閉じている」(A
GV102とドラム支持体122を連結させている)時
のAGV−ドラムフレキシブル連結部560のそれぞれ
側面図および斜視図であり、図11(A)および図11
(B)は、「開いている」(ドラム支持体122とワー
クステーション110を連結させており、AGV102
とドラム支持体122は連結させていない)時のAGV
−ドラムフレキシブル連結部560のそれぞれ側面図お
よび斜視図である。AGV−ドラムフレキシブル連結部
560は、適切な回転軸受/シャフト568cとドラム
支持ブラケット572を介してドラム支持フレーム12
2(不図示。図3(A)〜3(C)、図13参照。ドラ
ム支持フレーム122,622がタイヤ組立ドラム12
0を支持しているのが分かる。)に連結された連結アー
ム526(126に対応)を有している。連結アーム5
26はカム従動子566を回転軸受/シャフト568c
から離れた端部に有しており、中間でクランクアーム5
27(127に対応)に連結されている。カム従動子5
66は適切な回転軸受/シャフト568dによって支持
されている。クランクアーム527は(適切な回転軸受
/シャフト568bによって連結された)連結アーム5
26と(適切な回転軸受/シャフト568aによって連
結された)AGVブラケット570の間に延びている。
AGVブラケット570は、AGV102(不図示。図
3(A)、図3(C)の102および図13の602を
参照)の頂上部にボルトで固定されている。全ての回転
軸受/シャフト568は、互いに平行であり、長手方
向、すなわちドラムの回転軸121に直角な水平軸を有
している。連結アーム526とクランクアーム527
は、タイヤ組立ドラム120とAGV102がレールシ
ステム130,230に沿ってワークステーション11
0を通って移動する時に、鉛直方向および長手方向に延
びる互いに平行な平面内で移動する。
【0043】図10(B)から最もよく分かるように、
ロックナット563を有する高さ調整ねじ562が連結
アーム526の直角延長部561を通ってねじ込まれて
おり、ストップアーム564がドラム支持ブラケット5
72から延びている。高さ調整ねじ562およびストッ
プアーム564は、高さ調整ねじ562を、AGV−ド
ラムフレキシブル連結部560が閉じている時に、カム
従動子566の、ドラム支持フレーム122(ドラム支
持フレーム122,622(不図示)にボルトで固定さ
れたドラム支持ブラケット572によって示されてい
る)に対する高さHを調整するのに用いることができる
ように配置されている。任意のセンサ574(例えば、
金属検出近接スイッチ)およびフラグ576を、AGV
−ドラムフレキシブル連結部560が閉じているか、ま
たは少なくとも部分的に開いているかを示すために取り
付けてもよい。任意のくさび形カム578(図11
(B)に最も良く示されている)を連結アーム526上
に取り付けることができ、それにより、側方(図10
(A)の図のページの奥側)から適切に近づく相応のく
さび形カム従動子(686、図13および図14に示さ
れている)によって連結アーム526を完全に閉じる位
置へ下向きに力を加えることができ、および/またはく
さび形カム従動子686を、連結アーム526の中心に
位置させるようにくさび形カム578上に載せることが
できる。
【0044】連結アーム526は、各頂点に回転軸受/
シャフト568を備える概ね三角形の形状有している。
特に、クランクアーム527と連結アーム526の間の
回転軸受/シャフト568bは、鈍角の頂点に位置し、
カム従動子566の回転軸受/シャフト568dは他の
頂点よりも上方の自由端に位置している。連結アーム5
26の頂点の角度および辺の長さと、クランクアーム5
27の長さおよび取付け高さと、ドラム支持ブラケット
572の取付け高さは、以下の基準に従って調整されて
いる。AGV−ドラムフレキシブル連結部560が閉じ
られ(図10(A))、ドラム支持フレーム122がレ
ールシステム130,230上に載っている時には、カ
ム従動子566は高さH(後述の機器の要求によって決
められ、高さ調整ねじ562を調節することよって微調
整される)に位置し、ドラム支持ブラケット572はA
GVブラケット570から、閉じられた状態での距離D
1に位置し、クランクアーム527の角度はφ1であ
り、クランクアーム527と連結アーム526の間の角
度はφ2である。角度φ1,φ2はAGV−ドラムフレ
キシブル連結部560の動作において重要な働きをす
る。角度φ1は、クランクアーム527の回転軸受/シ
ャフト568aと568bを結ぶ線と水平面の間の角度
である。角度φ2は、クランクアーム527の回転軸受
/シャフト568aと568bを結ぶ線と、連結アーム
526の回転軸受/シャフト568bと568cを結ぶ
線の間の角度である。角度φ1,φ2は、AGV−ドラ
ムフレキシブル連結部560が閉じられた時、AGV1
02によってタイヤ組立ドラム120を(AGV−ドラ
ムフレキシブル連結部560およびドラム支持フレーム
122を介して)レースシステム130,230に沿っ
て押すことができるように、それぞれ少なくとも数度で
ある必要がある。AGV102は、レールシステム13
0,230に沿って長手方向に、力の矢印594aで示
されている方向に移動する。AGVブラケット570が
AGV102に取り付けられているので、AGV102
の移動の力594aが、AGV−ドラムフレキシブル連
結部560上に同じ方向594aにかかる。移動の力5
94aはクランクアーム527によって伝達され、クラ
ンクアーム527は、角度φに位置しているため、鉛直
方向下向きの力の成分594bを生じ、この鉛直方向下
向きの力の成分594bは、高さ調整ねじ562を介し
てストップアーム564によってかけられる鉛直方向上
向きの反力594dによって釣り合わされ、それによっ
て、AGV−ドラムフレキシブル連結部の鉛直方向のど
のような移動(曲がり)も防止される。残りの水平方向
の力の成分594cは、連結アーム526によってドラ
ム支持ブラケット572に伝達され、それによってドラ
ム支持フレーム122(およびタイヤ組立ドラム12
0)に伝達される。角度φ2のために、連結アーム52
6における鉛直方向の力の成分も力の成分594bへと
下向きに向けられ、それによってAGV−ドラムフレキ
シブル連結部560は閉じられた状態に保たれる。角度
φ1の大きさが、ドラム支持フレーム122がレールシ
ステム130,230によってAGV102から持ち上
げられると小さくなり、したがって、角度φ1は、ドラ
ム支持フレーム122がレールシステム130,230
上に載った上昇位置にある時に充分な角度になるように
することが重要であることが分かる。
【0045】AGV−ドラムフレキシブル連結部560
は、閉じられている間、ドラム支持フレーム122がA
GV102に対して上昇/下降するのに、AGVブラケ
ット572の回転軸受/シャフト568aの周りに回転
すること(およびドラム支持ブラケット572の回転軸
受/シャフト568cの周りに相応に逆回転すること)
によって対処している。ドラム支持フレーム122がA
GV102に対して横方向に移動するのにも、クランク
アームハブ579aがAGVブラケット572の回転軸
受/シャフト568a上で横方向にスライドするための
クリアランスを設けることによって対処している。図1
0(B)に示されているように、クランクアームハブ5
79aは、AGVブラケット570の内側の幅W2より
も小さい幅W1を有している。この幅の差(W2−W
1)によって、AGV102の経路とレールシステム1
30,230上に載っているドラム支持フレーム122
の経路の間の横方向の変動に対処するのに必要な横方向
へのスライドを可能にするのに十分なクリアランスが得
られる。ドラム支持ブラケット572の幅と連結アーム
ハブ579bの幅を同様に扱うことによって、幅W1お
よび幅W2によって、生じさせられるクリアランスを大
きくするか、または置き換えることができるが、このこ
とは、ワークステーション110の、カム従動子566
に連結させる必要のある部材に対するカム従動子566
の横方向の位置も変化できるようなるので好ましくな
い。したがって、AGV−ドラムフレキシブル連結部5
60は、AGV102に対するドラム支持フレーム12
2の横方向および鉛直方向への限られた移動に対処する
という点で「フレキシブル」であるが、それにも拘ら
ず、AGV102によってドラム支持フレーム122を
レールシステム130,230に沿って押すことができ
るように十分に固定的な連結を水平方向/長手方向に維
持している。
【0046】図11(A)および図11(B)には、A
GV102とドラム支持フレーム122の間がもはや固
定的に連結されておらず、すなわち、AGV102とド
ラム支持体122が連結解除されるように開いている時
のAGV−ドラムフレキシブル連結部560のそれぞれ
側面図および斜視図が示されている。高さ調整ねじ56
2はもはやストップアーム564に押し付けられておら
ず、ドラム支持フレーム122を押すのに十分な固定は
もはや行われていない。連結アーム526は、連結アー
ム526の端部のカム従動子566を持ち上げ、それに
より、クランクアーム527と連結アーム526の間の
回転軸受/シャフト568bを、角度φ1およびφ2
を、零度を過ぎさせるのに十分な程度に持ち上げること
によって開かれている。クランクアーム527によって
生じさせられるてこの作用のために、カム従動子566
をさらに持ち上げると、ドラム支持ブラケット572
は、クランクアーム527が鉛直位置に近づくまでAG
Vブラケット570の方へ引かれる。ドラム支持ブラケ
ット572は、AGVブラケット570の方へさらに引
っ張ることができ、クランクアーム527は、カム従動
子566を長手方向に引っ張ることによって、AGVブ
ラケット570の上方を超えて回転させることができ
る。AGV−ドラムフレキシブル連結部560を上述の
ように「開いた」結果として、ドラム支持ブラケット5
72とAGVブラケット570の間の距離が、閉じた状
態での距離D1から開いた状態での距離D2へと短くな
り、それによってドラム支持フレーム122は、AGV
102に対して長手方向に、AGVの移動方向105に
対して後方に、D2からD1を引いた差に等しい量だけ
引っ張られる。例えば、好ましい実施形態は、160m
mの最大距離(D2−D1)で引っ張るように構成され
ている。以下に図12の説明で詳しく説明するように、
このような距離によって、AGV102,602の停止
点の、±25mmまでの予想される誤差に対処でき、ま
た、取入れサーバ114,614を、停止させられたA
GV102,602の後方の位置へと横方向に移動させ
るのに、クリアランスを設けることができる。
【0047】図12は、ワークステーション610(1
10に対応)内でそのワークステーション610用の取
入れサーバ614(114に対応)の前方に停止したA
GV602(102に対応)の上方のドラム支持フレー
ム622(122に対応)上のタイヤ組立ドラム620
(120に対応)の破断側面図である。上述のように、
タイヤ組立ドラム620は、タイヤ組立ドラムの回転軸
621(121に対応)をワークステーション610の
動作軸611(111に対応)に揃えるレールシステム
630(130,230に対応)上に載っている。取入
れサーバ614は、取入れサーバ614の回転ヘッド6
18がワークステーション610の動作軸611(11
1に対応)に揃えられるように、タイヤ組立ドラム62
0の後方の位置へと横方向に移動した後の状態で示され
ている。取入れサーバ614は、例えば、取入れサーバ
614の停止位置を(例えば、ステップモータ制御によ
って)正確に調節する平行移動スライドトラック696
(696a,696b)上で横方向に移動する。回転ヘ
ッド618は、タイヤ組立ドラム620がワークステー
ション610内に位置している間、タイヤ組立ドラム6
20を動作させる(例えば、タイヤ組立ドラムと連絡し
て回転させ、その回転を制御する)ことができるよう
に、タイヤ組立ドラム620の相応の部分と係合するよ
うに構成されている。回転ヘッド618とタイヤ組立ド
ラム620が係合すると同時に、他の空気コネクタおよ
び/または電気コネクタも、タイヤ組立ドラム620と
ワークステーション610の間で電力および制御信号を
送るように係合させることができる。回転ヘッド618
(および他のコネクタ)とタイヤ組立ドラム620は、
取入れサーバ614とタイヤ組立ドラム620が共に動
作軸611に揃えられている時に、タイヤ組立ドラム6
20を後方に取込みサーバ614の方へ長手方向に移動
させることによって係合させることができる。回転ヘッ
ド618とタイヤ組立ドラム620が完全に係合する
と、ドラム基準点625(125に対応)を含む、タイ
ヤ組立ドラム620の、後方に面した鉛直で平坦な(例
えば、平坦な環状の)面が、ワークステーション長手方
向基準点615(115に対応)を含む、取入れサーバ
614の、前方に面した鉛直で平坦な(例えば、平坦な
環状の)面に接触して停止し、それによってタイヤ組立
ドラム620がワークステーション610に対して長手
方向に正確に位置合わせされる。
【0048】取入れサーバ614は、シリンダロッド6
83を有するシリンダ682によって駆動される取入れ
アクチュエータアーム680を有している。取入れアク
チュエータアーム680は、AGV−ドラムフレキシブ
ル連結部660(560に対応)の連結アーム626
(526に対応)上のカム従動子666(566に対
応)に連結するのに適した、横方向外側に開いているボ
ックスカムスロット684を有している。図13には、
ドラム支持フレーム622(およびタイヤ組立ドラム6
20)と取入れアクチュエータアーム680(および取
入れサーバ614)の間の連結部の拡大した詳細が示さ
れている。また、図14は、図13の6C−6C線に沿
って切断した断面図である。カム従動子666は取入れ
アクチュエータアーム680のボックスカムスロット6
84に完全に挿入されている。ボックスカムスロット6
84は、カム従動子666の鉛直方向の位置のわずかな
変動に対処するために、カム従動子の直径D1よりもわ
ずかな量だけ大きい、例えば、カム従動子666の52
mmの直径D1よりも4mm大きい幅D2を有してい
る。ボックスカムスロット684は、図示のように引込
み縁部を任意にわずかに面取りしてもよい。また、くさ
び形カム従動子686を取入れアクチュエータアーム6
80に任意に取り付けることができ、わずかに開いたA
GV−ドラムフレキシブル連結部660を強制的に閉じ
るために、あるいはわずかに位置がずれたボックスカム
スロット684とカム従動子666の部分を揃えるため
に、くさび形カム678(578に対応)上に載るよう
に適切に位置決めすることができる。
【0049】取入れサーバ614が取入れアクチュエー
タアーム680をAGV−ドラムフレキシブル連結部6
60に連結するように横方向外側(方向107)に移動
する時、取入れアクチュエータアーム680は図示のよ
うに下方の位置にあり、ボックスカムスロット684
は、AGV602の停止点が不正確であるために長手方
向に位置がずれている場合があるカム従動子666を受
け入れるように水平方向に延びている。例として、カム
従動子666の3つの可能な停止点位置が点線の円69
6a、696b、および696cによって示されてい
る。カム従動子666がボックスカムスロット684に
一旦連結されると、取入れアクチュエータアーム680
をシリンダ682によって時計回り(方向697)に回
転させ、カム従動子666を、相応の初期位置696
(696a,696b,696c)から相応の最終位置
696’(696a’,696b’,696c’)へと
延びる代表的な経路695(695a,695b,69
5c)のような経路に沿って移動させることができる。
最初、カム従動子666は、回転するボックスカムスロ
ット684によって最大限に持ち上げられ、これによっ
て、図10(A)から図11(B)を参照して上述した
ように、ドラム支持フレーム622がAGV602から
連結を解除される。経路695の最後の部分はカム従動
子666の長手方向への移動を示しているが、上述のよ
うに、クランクアーム627(527に対応)の、連結
アーム626に対するてこの作用のために、結果とし
て、タイヤ組立ドラム620は、まださらに長手方向に
移動する。カム従動子666の動きは、回転ヘッド61
8とタイヤ組立ドラム620が、ドラム基準点618が
ワークステーション長手方向基準点615に接触して停
止するように完全に係合し、それによって、タイヤ組立
ドラム620がワークステーション610に対して長手
方向に正確に位置合わせされた時に最終位置696’で
停止する(それによって、取入れアクチュエータアーム
680の回転およびシリンダ682の移動も停止す
る)。
【0050】シリンダ682内の継続される空気圧を、
タイヤ組立ドラム620を、ワークステーション610
が動作できるように長手方向に正確に位置合わせした状
態に保持するのに用いることができる。このような動作
が完了すると、シリンダ682を用いてプロセスを反転
させ、取入れアクチュエータアーム680をボックスカ
ムスロット684の(例えば、シリンダ682上のスト
ッパーによって定められる)初期位置へと反時計回りに
回転させ、それによって、カム従動子666が初期位置
696に達し、タイヤ組立ドラム620も位置合わせ状
態から外して長手方向に前方に移動させられ、もはや取
入れサーバの回転ヘッド618と係合しなくなるまで、
カム従動子666を前方および下方に押すことができ
る。AGV−ドラムフレキシブル連結部560は、今
や、タイヤ組立ドラム620とAGV602の間に再連
結される。取入れサーバ614は横方向に引っ込み、カ
ム従動子666を取入れアクチュエータアーム680の
ボックスカムスロット684から外し、AGV602は
タイヤ組立ドラム620をワークステーション610か
ら前方に自由に押すことができるようになる。取入れア
クチュエータアーム680が次のタイヤ組立ドラム62
0のカム従動子666に連結されるまで取入れアクチュ
エータアーム680を初期位置に保持しておくのにも継
続される空気圧を用いることができる。
【0051】開示された実施形態の装置によって、タイ
ヤ組立ドラム120,620をワークステーション11
0,610に長手方向に位置合わせする方法が実施可能
であるのが分かる。この方法は、 a)ワークステーション610を、ワークステーション
610の取入れサーバ614の前方に面した面上の固定
点であるワークステーション長手方向基準点615に応
じて位置合わせするステップと、 b)タイヤ組立ドラム620を、タイヤ組立ドラム62
0の後方に面した面上の固定点であるドラム基準点62
5に応じて位置合わせするステップと、 c)タイヤ組立ドラム620をワークステーション61
0内に移動させた後、AGV602を停止させ、取入れ
サーバ614をタイヤ組立ドラム620の後方へと横方
向に延ばし、タイヤ組立ドラム620を、ドラム基準点
625をワークステーション長手方向基準点615に当
接させるように移動させるステップとを有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による、タイヤ自動組立システム(FM
S)の概略図である。
【図2】本発明による、取付けドラムに対して正確に配
置されたタイヤ組立ドラムを示す、FMSのワークステ
ーションの斜視図である。
【図3】本発明による、ドラム支持フレーム上のタイヤ
組立ドラムの図であり、図3(A)は側面図、図3
(B)は底面図、図3(C)は端面図である。
【図4】本発明によるレールシステムの平面図である。
【図5】図5(A)は、本発明による、図4のレールシ
ステムのV字形レール出口ランプの平面図、図5(B)
はV字形レール入口ランプの平面図、図5(C)はフラ
ットレール出口ランプの平面図、図5(D)はフラット
レール入口ランプの平面図である。
【図6】図6(A)は、本発明による、図5(B)の2
F−2F線に沿って切断した、V字形レール入口ランプ
の端面断面図、図6(B)は、図5(D)の2G−2G
線に沿って切断した、フラットレール入口ランプの端面
断面図、図6(C)は、図5(D)の2H−2H線に沿
った、図4のレールシステムのフラットレールの側面
図、図6(D)は、図5(B)の2I−2I線に沿っ
た、図4のレールシステムのV字形レールの側面図であ
る。
【図7】本発明による、フラットスケートの図であり、
図7(A)は斜視図、図7(B)は側面図、図7(C)
は底面図である。
【図8】本発明による、V字形スケートの図であり、図
8(A)は斜視図、図8(B)は側面図、図8(C)は
底面図である。
【図9】図9(A)は、本発明による、図8(C)の4
D−4D線に沿って切断した、V字形スケートの端面断
面図、図9(B)は、図8(C)の4E−4E線に沿っ
て切断した、V字形スケートの端面断面図である。
【図10】本発明による、閉じられた位置にあるAGV
−ドラムフレキシブル連結部の図であり、図10(A)
は側面図、図10(B)は、図10(A)とは反対側か
ら見た斜視図である。
【図11】本発明による、開かれた位置にあるAGV−
ドラムフレキシブル連結部の図であり、図11(A)は
側面図、図11(B)は斜視図である。
【図12】本発明による、ワークステーション内でその
ワークステーション用の取入れサーバの前方に停止して
いるAGVの上方に位置するドラム支持フレーム上のタ
イヤ組立ドラムの破断側面図である。
【図13】本発明による、図12の装置のAGV−ドラ
ムフレキシブル連結部の拡大詳細図である。
【図14】本発明による、図13の6C−6C線に沿っ
て切断した断面図である。
【符号の説明】
100 タイヤ自動組立システム 102,102a,102b,102c,102d,1
02e,602 AGV 104 誘導ワイヤ 110a,110b,110c,110d,610
ワークステーション 111,611 動作軸 112a,112b,112c,112d,112e
取付けドラム 113a,113b,113c,113d,113e,
113f,113g供給リール 114a,114b,114c,114d,614
取入れサーバ 115a,115b,115c,115d,615
ワークステーション長手方向基準点 120a,120b,120c,120d,120e,
620 タイヤ組立ドラム 121,621 回転軸 122,622 ドラム支持フレーム 123 ローラ 124 パッド 125,625 ドラム基準点 126,526,626 連結アーム 127,527,627 クランクアーム 130,230,630 レールシステム 131,231 V字形レール 132,232 フラットレール 133,233 V字形レール入口ランプ 134,234 フラットレール入口ランプ 135,235 V字形レール出口ランプ 136,236 フラットレール出口ランプ 140,340 フラットスケート 144,454a,454b,454c 支持ローラ
対 150,450 V字形スケート 154 支持用フラットローラ 237,238a,238b 側面ランプ 239a,239b ベースプレート 292,293 上面 291a,291b 側方上面 342 フラットスケート本体 344a,344b,344c 支持用フラットロー
ラ 346,456 前部フラットローラ 348,458,459 側部鉛直ローラ 452 V字形スケート本体 453a,453b,455a,455b 支持ロー
ラ 457 後部フラットローラ 560,660 AGV−ドラムフレキシブル連結部 561 直角延長部 562 高さ調整ねじ 563 ロックナット 564 ストップアーム 566,666 カム従動子 568a,568b,568c,568d 回転軸受
/シャフト 570 AGVブラケット 572 ドラム支持ブラケット 574 センサー 576 フラグ 578,678 くさび形カム 579a クランクアームハブ 579b 連結アームハブ 618 回転ヘッド 680 取入れアクチュエータアーム 682 シリンダ 683 シリンダロッド 684 ボックスカムスロット 686 くさび形カム従動子 696a,696b 平行移動スライドトラック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 590002976 1144 East Market Stre et,Akron,Ohio 44316− 0001,U.S.A. (72)発明者 ミシェル ルメール ベルギー国 ベー−6720 アバイ−ラ−ニ ューヴュ ル エミル ボドリュ 55 (72)発明者 ジョン コルジョエル レドセ ルクセンブルグ国 エル−7790 ビザン ル シャルル フレドリク メルシュ (72)発明者 フランシス コルネ ベルギー国 ベー−6723 アバイ−ラ−ヴ ィエル ル ド ラ ガゲル 10 Fターム(参考) 4F212 AH20 AM19 AM21 VA02 VA14 VA18 VK01 VR02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動可能な3つまたは4つ以上のタイヤ
    組立ドラム(120,620)の各々をタイヤ自動組立
    システム(100)の3つまたは4つ以上のワークステ
    ーション(110,610)の各々において、前記タイ
    ヤ組立ドラムが、3つまたは4つ以上の前記ワークステ
    ーションを通って延びる動作軸(111、611)に沿
    って長手方向前方(105)に移動する時に位置決めす
    る方法において、 ワークステーション長手方向基準点(115,615)
    を3つまたは4つ以上の前記ワークステーションの各々
    に設けるステップと、 ドラム基準点(125,625)を、移動可能な3つま
    たは4つ以上の前記タイヤ組立ドラムの各々に設けるス
    テップと、 前記各タイヤ組立ドラムを3つまたは4つ以上の前記ワ
    ークステーションのうちの1つへと長手方向前方に移動
    させるステップと、 前記各タイヤ組立ドラムを、前記ドラム基準点が長手方
    向前方に進み、前記ワークステーション長手方向基準点
    を過ぎた後に前記各ワークステーション内で停止させる
    ステップと、 前記各タイヤ組立ドラムを、前記ドラム基準点が前記ワ
    ークステーション長手方向基準点に当接するまで長手方
    向後方に移動させ、前記各タイヤ組立ドラムを前記各ワ
    ークステーション内で長手方向に正確に位置決めするス
    テップとを有することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 移動可能な3つまたは4つ以上のタイヤ
    組立ドラム(120,620)の各々をタイヤ自動組立
    システム(100)の3つまたは4つ以上のワークステ
    ーション(110,610)の各々において、前記タイ
    ヤ組立ドラムが、3つまたは4つ以上の前記ワークステ
    ーションを通って延びる動作軸(111,611)に沿
    って長手方向前方(105)に移動する時に位置決めす
    る装置において、 3つまたは4つ以上の前記ワークステーションの各々の
    ワークステーション長手方向基準点(115、615)
    と、 移動可能な3つまたは4つ以上の前記タイヤ組立ドラム
    の各々のドラム基準点(125、625)と、 前記各タイヤ組立ドラムを長手方向前方に3つまたは4
    つ以上の前記ワークステーションのうちの1つへと移動
    させる手段と、 前記各タイヤ組立ドラムを、前記ドラム基準点が長手方
    向前方に進み、前記ワークステーション長手方向基準点
    を過ぎた後に前記各ワークステーション内で停止させる
    手段と、 前記各タイヤ組立ドラムを、前記ドラム基準点が前記ワ
    ークステーション長手方向基準点に当接するまで長手方
    向後方に移動させ、前記各タイヤ組立ドラムを前記各ワ
    ークステーション内で長手方向に正確に位置決めする手
    段とを有していることを特徴とする装置。
  3. 【請求項3】 移動可能なタイヤ組立ドラム(120,
    620)をタイヤ自動組立システム(100)のワーク
    ステーション(110,610)に長手方向に位置合わ
    せする装置であって、前記タイヤ自動組立システムは、
    1つまたは2つ以上のワークステーションと、複数のタ
    イヤ組立ドラムを有しており、前記各タイヤ組立ドラム
    は、前記各ワークステーション内へ、および前記各ワー
    クステーションから独立に長手方向前方(105)に移
    動させられる装置において、 前記ワークステーションに配置された、移動可能な前記
    タイヤ組立ドラムと係合し、該タイヤ組立ドラムを動作
    させる取入れサーバ(114,614)と、 前記取入れサーバの前方に面した面(115,615)
    上のワークステーション長手方向基準点(115,61
    5)と、 移動可能な前記タイヤ組立ドラムの後方に面した面(1
    25,625)上のドラム基準点(125,625)
    と、 前記取入れサーバを前記タイヤ組立ドラムの後方へと横
    方向に延ばす手段(696)と、 前記タイヤ組立ドラムにフレキシブルに取り付けられて
    おり、カム従動子(566,666)を自由端に有する
    フレキシブルな連結部(560,660)と、 前記取入れサーバに回転可能に取り付けられた取入れア
    クチュエータアーム(680)と、 前記カム従動子に係合する、前記取入れアクチュエータ
    アーム内のボックスカムスロット(684)と、 前記タイヤ組立ドラムを、前記ドラム基準点を前記ワー
    クステーション長手方向基準点に当接させるように長手
    方向後方に移動させるために、前記カム従動子に連結し
    た後で前記取入れアクチュエータアームを回転させる手
    段(682,683)とを有していることを特徴とする
    装置。
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