JP2003117982A - 線状ラミネート加工装置 - Google Patents
線状ラミネート加工装置Info
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Abstract
価な線状ラミネート加工装置の提供。 【解決手段】連続したスリット状に開口した樹脂吐出用
孔15よりラミネート用樹脂を押し出す成形ダイ10
と、相互に近接した一対のローラー間を通過させること
により被加工物に対し圧力を加えるプレス手段5とを備
え、成形ダイ10により押し出されたラミネート用樹脂
を被加工物表面に重ねた状態で、被加工物をプレス手段
5に通して加圧することによりラミネート加工を施すに
際し、成形ダイ10は、樹脂吐出孔が開口された面に、
多数の吐出孔16,16…が所望の間隔を隔てて形成さ
れた成形用アダプタ11を着脱可能に固定させ、ラミネ
ート用樹脂が所望の間隔を隔てた線状に吐出されるよう
にするとともに、成形用アダプタ11を取り外すことに
より被加工物全面にラミネートを施すことができるよう
にする。
Description
のラミネート加工を施す線状ラミネート加工装置に関す
る。
す装置として、図7に示すように、押出機1の先端に取
り付けられ、樹脂吐出用孔よりラミネート用樹脂を押し
出す成形ダイ2と、相互に近接した一対のローラー(冷
却ロール3、プレスロール4)間を通過させることによ
り被加工物に対し圧力を加えるプレス手段5とを備えた
ものが使用されている。この装置は、成形ダイ2よりポ
リエチレン樹脂等のラミネート樹脂を溶解させた状態で
送り込まれたシート6の表面に押し出してシート表面に
ラミネート樹脂を重ね合わせ、これをプレス手段5に通
して加圧するとともに、ラミネート樹脂が冷却固化され
ることによりラミネート加工するようにしている。尚、
このような装置は、図8に示すように、シート6の送り
込まれる方向とは反対の方向からもう一つのシート7を
送り込むことによって二つのシート6,7間にラミネー
ト加工を施すと同時に両シート6,7を、ラミネート層
を介して貼り合わせることができる。
ート表面全体にラミネート加工を施す所謂全面ラミネー
トや、シート表面に所望の間隔毎に並んだ線状のラミネ
ート加工を施す所謂線状ラミネート等があり、これらの
加工を行うには、それぞれに樹脂吐出用孔の構成が異な
る専用の成形ダイを用いて加工している。
従来の技術では、ラミネート加工の種類によって、その
加工に適合した成形ダイに交換する必要があり、段取り
に時間がかかり効率が悪いという問題があり、また、ラ
ミネート加工の種類の数と同数の成形ダイが必要とな
り、特に、試作用等で少数しか生産しない場合であって
も、専用の成型ダイが必要となり、その都度、高価な成
形ダイを作製しなければならないという問題があった。
鑑み、容易にラミネート種類間の段取りが可能で、安価
な線状ラミネート加工装置の提供を目的とする。
解決し、所期の目的を達成するための本発明の特徴は、
連続したスリット状に開口した樹脂吐出用孔よりラミネ
ート用樹脂を押し出す成形ダイと、相互に近接した一対
のローラー間を通過させることにより被加工物に対し圧
力を加えるプレス手段とを備え、前記成形ダイにより押
し出されたラミネート用樹脂を被加工物表面に重ねた状
態で、該被加工物を前記プレス手段に通して加圧するこ
とによりラミネート加工を施すようにしてなるラミネー
ト加工装置において、前記成形ダイは、前記樹脂吐出孔
が開口された面に、多数の吐出孔が所望の間隔を隔てて
形成された成形用アダプタを着脱可能に固定させ、前記
ラミネート用樹脂が所望の間隔を隔てた線状に吐出され
るようにするとともに、該成形用アダプタを取り外すこ
とにより被加工物全面にラミネートを施すことができる
ようにしたことにある。
りも大きく形成されることが好ましく、成形用アダプタ
は、一対の押さえ金具により成形ダイの下面に付勢さ
れ、該押さえ金具は、成形ダイのテーパ面に対し垂直に
締め込まれるネジにより取り付けられる本体部と、該本
体部の先端にあって前記成形用アダプタの下面を押さえ
る鈎部と、該本体部の後端部内側に突出した支点突起と
を備え、前記本体部が前記ネジを締め込むことにより前
記支点突起の先端を中心として回動し、前記鈎部により
前記成形アダプタを押し上げるようにすることが好まし
い。
ト加工装置の実施の形態を図1〜5について説明する。
尚、上述の従来例と同一の部分には、同一符号を付して
説明する。
上述した従来例と同様に、押出機1の先端に取り付けら
れた成形ダイよりラミネート樹脂をシート(被加工物)
上に流下させて重ね合わせ、これをプレス手段5に通し
て加圧するとともに、樹脂を冷却固化させることにより
ラミネート加工を施すようになっている。
0は押出機1に取り付けられる成形ダイ、符号11は成
形ダイ10の下端面に取り付けられた成形アダプタ、符
号12は成形アダプタを成形ダイ10に取り付けるため
の押さえ金具である。
り付けられ、断面が下方先細りのテーパ状に形成された
ダイ本体部13と、ダイ本体部13のテーパ面13a,
13aにスライド自在に取り付けられた一対のリップ1
4,14とを備えて構成されている。
開口され、リップ14をテーパ面13aの傾斜方向にス
ライドさせることにより、樹脂吐出孔15のスリット幅
が調整できるようになっている。即ち、リップ14,1
4を下方にスライドさせると樹脂吐出孔15のスリット
幅は狭まり、逆に上方にスライドさせると広がるように
なっている。また、ダイ本体部13には、図示しない棒
ヒーターが差し込まれ、このヒーターを調節することに
より、ダイ内の温度を調節することができ、溶融した状
態でラミネート樹脂を吐出できるようになっている。
金属によりプレート状に形成され、中央部分には所望の
間隔(図中では一定間隔)毎に多数の吐出孔16,16
…が形成されている。尚、吐出孔16の間隔は施される
線状ラミネート加工に応じて適宜に決められる。また、
成形アダプタ11の上面周縁部には、パッキン17が嵌
め込まれるパッキン溝18が形成されている。尚、成形
アダプタは、金属のプレートを用いることで容易に加工
することができ、試作用等であっても容易に対応するこ
とができる。
2(B)に示すように、細長状に形成されている。この
ように形成することによりラミネート樹脂は、薄く吐出
することができるようになっている。
隔てて上方部16bの内径が大きく形成されている。こ
れは、ラミネート樹脂が樹脂吐出孔15より連通して、
好適に吐出孔に流れ込むようにしたものである。尚、吐
出孔の上方部16bの形状は、円形のみでなく、図4
(A)に示すように、長孔状或いは楕円形に形成しても
よく、図4(B)に示すように、互いに隣り合う上方部
を繋げて溝状に形成し、各吐出孔16,16…が一つの
上方部16bにより連通するようにしてもよい。
板状の金具本体部19と、金具本体部19の先端側端部
に突出した鈎部20と、後端部に内側に向かって突出し
た支点突起21とを一体に備えて構成され、これを一対
で用いることにより成形アダプタ11を好適に押さえる
ようになっている。
…が一定間隔置きに穿孔されており、この取付用穴22
を通して、成形ダイ(リップ)のテーパ面に対しネジが
垂直に締め込まれることによって、成形ダイのテーパ面
に対して固定されるようになっている。
13を成形ダイに取り付けた際に略水平となるように形
成され、この押圧面20aが成形アダプタ12の下面縁
部に当接して押さえるようになっている。
に向けて突設され、ネジ23を締め込んだ際に、該支点
突起21のテーパ面との接触部21aを支点とする応力
が作用し、成形アダプタ12を上方に付勢する。即ち、
ネジを締め込むほど本体部19は接触部21aを中心と
して回動し、先端側(鈎部側)を上方に持ち上げ、成形
アダプタ11を上方に強く付勢するとともにパッキン1
7が上方押され、高いシール性を確保することができ
る。
孔15は、成形アダプタにより吐出孔以外の開口部が閉
鎖されるので、成形ダイ10の樹脂吐出孔15より押し
出されたラミネート用樹脂は、吐出孔16,16…より
のみ押し出されて線状に流下される。この際、シート断
面は、図6に示すように、シート24に対してラミネー
ト層25,25…が所望の間隔置きに線状に形成され
る。このようにラミネート樹脂を重ね合わせたシート
(被加工物)をプレス手段5に通して加圧するとともに
ラミネート樹脂を冷却固化させて線状ラミネート加工が
施される。
1を取り外せば、連続したスリット状の樹脂吐出孔15
は成形ダイの下面に露出し、成形ダイ10は、樹脂吐出
孔15全体から帯状にラミネート樹脂を吐出し、被加工
物の表面全体にラミネート加工を施すようになり、所謂
全面ラミネート仕様となる。
の他の形状であってもよい。
ート加工装置は、連続したスリット状に開口した樹脂吐
出用孔よりラミネート用樹脂を押し出す成形ダイと、相
互に近接した一対のローラー間を通過させることにより
被加工物に対し圧力を加えるプレス手段とを備え、前記
成形ダイにより押し出されたラミネート用樹脂を被加工
物表面に重ねた状態で、該被加工物を前記プレス手段に
通して加圧することによりラミネート加工を施すように
してなるラミネート加工装置であって、前記成形ダイ
は、前記樹脂吐出孔が開口された面に、多数の吐出孔が
所望の間隔を隔てて形成された成形用アダプタを着脱可
能に固定させ、前記ラミネート用樹脂が所望の間隔を隔
てた線状に吐出されるようにするとともに、該成形用ア
ダプタを取り外すことにより被加工物全面にラミネート
を施すことができるようにしたことにより、ラミネート
の種類によって、一々成形ダイを交換することがなく段
取り時間が短縮されて効率が向上し、さらには生産コス
トを抑えることができる。また、ラミネートの種類毎に
成形ダイを設ける必要がないので、装置が安価となり、
更には、試作用等の多種類に対応することが容易且つ安
価にできる。
よりも大きく形成することにより、吐出孔に好適に樹脂
が流れ込む。
具により成形ダイの下面に付勢され、該押さえ金具は、
成形ダイのテーパ面に対し垂直に締め込まれるネジによ
り取り付けられる本体部と、該本体部の先端にあって前
記成形用アダプタの下面を押さえる鈎部と、該本体部の
後端部内側に突出した支点突起とを備え、前記本体部が
前記ネジを締め込むことにより前記支点突起の先端を中
心として回動し、前記鈎部により前記成形アダプタを押
し上げるようにしたことにより、吐出孔以外からのラミ
ネート樹脂の吐出を好適にシールすることができる。
示す断面図である。
(B)は同底面図である。
(B)は同側面図ある。
ある。
ミネート加工の状態を示す断面図である。
面図である。
面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】連続したスリット状に開口した樹脂吐出用
孔よりラミネート用樹脂を押し出す成形ダイと、相互に
近接した一対のローラー間を通過させることにより被加
工物に対し圧力を加えるプレス手段とを備え、前記成形
ダイにより押し出されたラミネート用樹脂を被加工物表
面に重ねた状態で、該被加工物を前記プレス手段に通し
て加圧することによりラミネート加工を施すようにして
なるラミネート加工装置であって、 前記成形ダイは、前記樹脂吐出孔が開口された面に、多
数の吐出孔が所望の間隔を隔てて形成された成形用アダ
プタを着脱可能に固定させ、前記ラミネート用樹脂が所
望の間隔を隔てた線状に吐出されるようにするととも
に、該成形用アダプタを取り外すことにより被加工物全
面にラミネートを施すことができるようにしたことを特
徴としてなる線状ラミネート加工装置。 - 【請求項2】吐出孔の上端部内径は、下側開口部よりも
大きく形成された請求項1に記載の線状ラミネート加工
装置。 - 【請求項3】成形用アダプタは、一対の押さえ金具によ
り成形ダイの下面に付勢され、該押さえ金具は、成形ダ
イのテーパ面に対し垂直に締め込まれるネジにより取り
付けられる本体部と、該本体部の先端にあって前記成形
用アダプタの下面を押さえる鈎部と、該本体部の後端部
内側に突出した支点突起とを備え、前記本体部が前記ネ
ジを締め込むことにより前記支点突起の先端を中心とし
て回動し、前記鈎部により前記成形アダプタを押し上げ
るようにした請求項1又は2に記載の線状ラミネート加
工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001312751A JP3605798B2 (ja) | 2001-10-10 | 2001-10-10 | 線状ラミネート加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003117982A true JP2003117982A (ja) | 2003-04-23 |
JP3605798B2 JP3605798B2 (ja) | 2004-12-22 |
Family
ID=19131356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3605798B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005089910A (ja) * | 2003-09-18 | 2005-04-07 | Chuetsu Tec Kk | ラミネート紙 |
WO2015128949A1 (ja) * | 2014-02-26 | 2015-09-03 | 不二精工 株式会社 | 押出機 |
-
2001
- 2001-10-10 JP JP2001312751A patent/JP3605798B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPWO2015128949A1 (ja) * | 2014-02-26 | 2017-03-30 | 不二精工株式会社 | 押出機 |
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