JP2003117711A - 面取りアダプタ - Google Patents

面取りアダプタ

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JP2003117711A
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chamfering
tip
drill
adapter
chip discharge
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Toshiaki Sadakane
俊明 貞包
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Toshiba Tungaloy Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】良好な振れ精度が得られるようにした面取りチ
ップのクランプ手段と、切屑排出性にすぐれる切屑ポケ
ットとを有するドリル用の面取りアダプタを提供する。 【解決手段】面取りアダプタ2に装着される面取りチッ
プ11の側面が、面取りチップ11が載置されるチップ
座10の一壁面およびドリル1のボデー4の外周面の2
面でもって支持されるようにする。さらに、面取りチッ
プ11の上面の上方となる位置に、ドリル1のねじれに
倣った切屑排出溝15を設けて、ドリル1の切屑排出溝
5と向き合うように面取りアダプタ2を組み付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ドリルのボデー
に組み込まれて使用される面取りアダプタに関する。
【0002】
【従来の技術】図6および図7は、従来の面取りアダプ
タの代表例として実開昭58−51915号公報に開示
されたものである。この面取りアダプタ2は、中央部に
皿穴の穿設された三角形平板状をなす面取りチップ11
を、アダプタ本体に切欠きして形成したチップ座10の
壁面に、皿ビス状の締付ネジ16の頭部でもって押しつ
けながらネジ締めするというクランプ構成となってい
る。面取りチップ11の面取り刃の先端は、ドリル1の
切屑排出溝5の中に僅かに入り込むように配設して、回
転軌跡においてドリル刃とオーバーラップさせ、ドリル
刃との間で削り残しが生じないように形成されている。
【0003】面取りアダプタ2には、Cリング状となる
スリット7が入れられ、スリット7を挟んで連結させた
締付ボルト8の締付力によってスリット7の幅を狭める
ように弾性変形させ、ドリル1のボデー4に締付固定さ
れるようになっている。このほか、図示していないが、
アダプタ形状をリング状として、アダプタに内蔵した止
めネジによってサイドロックする方法も用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記事例は面取りチッ
プが1枚のものであるが、このような構造で2枚刃とす
ることは可能である。2枚刃とすることの特長は、次の
ようである。すなわち、ソリッドドリルのような2枚刃
のドリルに対して面取り刃が1枚刃の場合には、ドリル
刃と同じ切削送りでは送り負担が倍加することになり、
殊に取り代の大きな面取り加工などで切刃損傷が起きや
すくなる。2枚刃であれば、ドリル刃と同じ送り負担と
なるので、このような問題が解消される。
【0005】ところが、前記のごとき従来の面取りアダ
プタを2枚刃とした場合、ドリルへの組み込み方法がス
リット形のものはアダプタの弾性変形を利用するもので
あり、サイドロック形は挿入部のクリアランス分だけ片
寄せとなってドリルの軸心とアダプタの中心との間に心
ずれを起こすことになる。その結果、2枚の面取りチッ
プの振れ精度が得られなくなって均等な送り負担となら
なくなるために、切屑排出不良や切刃損傷などの不具合
を招くことになる。また、面取り刃の先端がドリルの切
屑排出溝の中に入り込むような設計としているために、
有効に機能する切屑排出溝の面積が狭められ、切屑排出
を妨げるという問題も生じる。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記のよう
な課題を解決するためになされたもので、ドリルのボデ
ーに取り付けられ、先行するドリル刃によって穴明けさ
れた穴の口元に面取り加工を施すための面取りチップが
着脱自在に装着された面取りアダプタにおいて、前記面
取りチップの側面は、アダプタ本体に切欠きして形成さ
れたチップ座の一壁面およびドリルのボデーの外周面に
よって支持され、チップ上面より押さえ駒によってこの
面取りチップがクランプされることを特徴とする。さら
に、前記面取りアダプタには、前記面取りチップの上面
より上方に、ドリルの切屑排出溝に倣った切屑排出溝が
貫通して設けられていることを特徴とする。
【0007】面取りチップの側面は2つの壁面によって
支持しているので、1つの壁面で支持するのと異なり、
強固かつ確実である。しかも壁面の1つは、ドリルのボ
デー外周面をそのまま支持壁面として利用するものであ
るから、面取りチップの振れの誤差発生要因が極力取り
除かれた構成となっている。また、ドリルの切屑排出溝
の全断面が有効に機能するうえ、アダプタ本体の側にも
これに倣った切屑排出溝を設けているから、一層広い切
屑ポケットが形成され、良好な切屑排出が促される。押
さえ駒を用いたクランプ方法は、面取りチップの調整を
規制しないクランプ方法だからである。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の一形態に
ついて図を参照しながら説明する。図1は、スローアウ
ェイ式ドリル1に面取りアダプタ2が装着された状態を
示すもので、ドリル刃は2つの切刃チップ3の組み合わ
せにより形成される。ボデー4の外周部分には、ねじれ
を伴う切屑排出溝5が条設されている。ドリル1の後端
は、工具ホルダと嵌合するシャンク6となっている。
【0009】図2〜図5は、面取りアダプタ2を示した
ものである。面取りアダプタ2にはスリット7が設けら
れて、スリット7を挟んで連結させた締付ボルト8の締
付力によってスリット7の幅を狭めることにより、アダ
プタ2を弾性変形させ、ドリル1のボデー4を抱き込ん
で固定するようになっている。面取りアダプタ2の先端
には、1つの壁面9によって形成されたチップ座10が
切欠きされている。そして、チップ座10に載置された
面取りチップ11は、ネジ穴12に螺合させた締付ネジ
13でもって押さえ駒14を締付けることにより、押圧
固定される。
【0010】面取りアダプタ2の内周側には、面取りチ
ップ11の上面より上方となる位置に、切屑排出溝5の
ねじれにほぼ倣って断面半円状の切屑排出溝15が設け
られる。そして、面取りアダプタ2は、切屑排出溝5が
面取りチップ上面より上方に位置するように組み込むよ
うにして、切屑排出溝5と切屑排出溝15とを合わせた
形で広いポケットが形成されるようにする。
【0011】使用法の手順は次のようである。まず、面
取りチップ11の装着は、ボデー4に面取りアダプタ2
を組み込む前であっても後であってもよいが、組み込み
前に装着の場合は、若干大きめの径に仮締めして、ドリ
ル1の挿入の際にボデー4と接触して切刃欠損などを起
こさないように注意する必要がある。次に、面取りアダ
プタ2が手で動く程度に締付ボルト8を軽く締め上げて
から、面取りチップ11をボデー4の外周面に軽く押し
当てて再度仮締めする。次に、面取りアダプタ2を手で
動かして面取りチップ11を所定の位置に近づけると同
時に、切屑排出溝5に対する切屑排出溝15の円周方向
の位置決めも行う。測定は、投影機付きのプリセッタや
セッティングゲージを使用するとよい。位置決めを終え
たら、面取りアダプタ2を中締めしてから、面取りチッ
プ11をボデー4の外周面に確実に押し当てて本締め
し、2枚の面取りチップ11の振れ精度を確認ののち、
面取りアダプタ2を本締めして組み付け作業を完了させ
る。
【0012】
【発明の効果】この発明の面取りアダプタは、面取りチ
ップの側面を、チップ座の一壁面とドリルのボデーの外
周面との2面によって支持するようにしたので、複数の
面取りチップによって構成した面取りアダプタであって
も高い振れ精度を得ることができ、また、面取りアダプ
タの取付け手段に影響されることがない。さらに、面取
りチップの上面より上方にドリルの切屑排出溝を配置で
きるうえ、アダプタ側にも切屑排出溝が貫通しているの
で、広い切屑ポケットが確保されて切屑詰まりが起きな
いようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の面取りアダプタの組み込まれたドリ
ルを示す側面図である。
【図2】図1のアダプタの本体のみの正面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図5】図1のB−B線に沿う断面図である。
【図6】面取りアダプタ付きドリルの従来例を示す側面
図である。
【図7】図6の面取りアダプタ要部断面図である。
【符号の説明】
1 ドリル 2 面取りアダプタ 5 (ドリルの)切屑排出溝 7 スリット 10 チップ座 11 面取りチップ 14 押さえ駒 15 (面取りアダプタの)切屑排出溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドリルのボデーに取り付けられ、先行す
    るドリル刃によって穴明けされた穴の口元に面取り加工
    を施すための面取りチップが着脱自在に装着された面取
    りアダプタにおいて、前記面取りチップの側面は、アダ
    プタ本体に切欠きして形成されたチップ座の一壁面およ
    びドリルのボデーの外周面によって支持され、チップ上
    面より押さえ駒によってこの面取りチップがクランプさ
    れることを特徴とする面取りアダプタ。
  2. 【請求項2】 前記面取りアダプタには、前記面取りチ
    ップの上面より上方に、ドリルの切屑排出溝に倣った切
    屑排出溝が貫通して設けられていることを特徴とする請
    求項1に記載の面取りアダプタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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