JP2003117658A - 溶接方法および溶接継手 - Google Patents

溶接方法および溶接継手

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JP2003117658A
JP2003117658A JP2001314841A JP2001314841A JP2003117658A JP 2003117658 A JP2003117658 A JP 2003117658A JP 2001314841 A JP2001314841 A JP 2001314841A JP 2001314841 A JP2001314841 A JP 2001314841A JP 2003117658 A JP2003117658 A JP 2003117658A
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base material
groove
welding
welding method
bead
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JP2001314841A
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English (en)
Inventor
Manabu Hirakawa
学 平川
Toru Takatani
透 高谷
Hikari Yamamoto
光 山本
Shigeyuki Sakurai
茂行 桜井
Naoki Mitsuyanagi
直毅 三柳
Hisataka Takano
悠敬 高野
Takayuki Shimodaira
貴之 下平
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開先の裏側に予め裏ビードとなるビードを設
けることなく、開先側からのアーク溶接によって、開先
側と反対側の突合せ部にすみ肉ビードを良好なビード形
状に形成することができる溶接方法および溶接継手を提
供する。 【解決手段】 第1の母材1の端部にルートフェイス1
aおよび片側開先面を形成し、かつルートフェイス1a
が第2の母材2の平坦面2aに接触するように、第1の
母材1を第2の母材2に当て、開先溶接部における第2
の母材2の所定の狙い位置に溶接ワイヤ6の先端部を臨
ませ、アークで第1および第2の母材(1,2)の接触
部近傍を溶融させるとき、第1および第2の母材(1,
2)の溶融物を所定の粘性に調整する粘性調整ガスを与
え、所定の粘性を有する溶融物はアークの作用に基づき
開先側から開先裏側へ押し出されて裏ビードが形成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶接方法および溶
接継手に関し、特に、片側開先部を有する部材を安定か
つ良好に溶接する溶接方法および溶接継手に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】建築物の鉄骨構造、橋梁、産業機械、建
設機械等のあらゆる溶接構造物においては、溶接継手と
してT字型継手を採用する場合が多い。このT字型継手
は、一般的に一方の部材の面に、他方の部材の片側開先
を突合わせて、これらの部材をT字型に配置し、前述し
た一方の部材の面と他方の部材の片側開先によって形成
される開先空間にビードを形成し、これらの部材を接合
するものであり、この種の公知例として、特開平8−3
32567号公報および特開平6−23544号公報に
記載された溶接方法がある。
【0003】特開平8−332567号公報に記載され
た従来技術は、開先ルート部の溶け落ちを防止するため
に、2つの部材によって形成される開先の裏側に予めビ
ードを設けるものである。また、特開平6−23544
号公報に記載された従来技術は、溶接金属の突き抜け、
未溶着部残留を防止するために、2つの部材によって形
成される開先の背後に、それぞれ予めビードを設けるも
のである。
【0004】一方、マグ溶接法(metal active gas weld
ing)を行う際に、溶融または凝固中の溶接金属を、溶接
金属の靭性の低下や、ブローホールの発生など溶接品質
に悪影響を及ぼす大気から遮断し、大気からの窒素や水
素等の溶接金属への侵入を防ぐ方法として、ノズルから
炭酸ガスやアルゴンガスを一定の流量で噴射する手法が
一般的に行われている。このガスはシールドガスと呼ば
れている。
【0005】上記のように、前述した従来技術は、片側
開先を有する一方の部材と片側開先は突合される他方の
部材との接合部での開先ルート部の溶け落ちを防止する
ために、前記接合部における開先裏側に、予め裏ビード
となるビードを設けるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、溶接継
手構造および溶接構造の形状によっては、前述した従来
技術に記載されたような、開先裏側に、予め裏ビードと
なるビードを設けることなど、実際の溶接施工上難しい
場合がある。
【0007】そのため、上述の作業上の制約に基づき、
開先裏側に予め裏ビードとなるビードを設けることな
く、開先側からのアーク溶接によって、開先側と反対側
の突合せ部にすみ肉溶接形状の溶接ビードを安定的に形
成することが求められる。
【0008】一方、そのような溶接方法によって形成さ
れた裏ビードにおいては、オーバーラップやビード垂れ
などが生じ良好な裏ビードが形成され得なかった場合に
おいて、これらオーバーラップやビード垂れが生じた欠
陥部分が疲労破壊の起点となり継手強度としての品質低
下の原因になる。また、所定の脚長の裏ビードが形成さ
れない場合や、また脚長過大の場合も多く、安定して良
好でかつ任意の脚長の裏ビードを形成することは難し
い。
【0009】本発明の目的は、上記問題を解決するた
め、開先の裏側に予め裏ビードとなるビードを設けるこ
となく、開先側からのアーク溶接によって、開先側と反
対側の突合せ部にすみ肉ビードを良好なビード形状に形
成でき、かつ安定的に効率的に形成することができる溶
接方法および溶接継手を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】本発明に係る
溶接方法および溶接継手は、上記の目的を達成するため
に、次のように構成される。
【0011】第1の溶接方法(請求項1に対応)は、第
1の母材と第2の母材を突合せ、溶接トーチから供給さ
れる溶接ワイヤと少なくとも第2の母材との間でアーク
を発生させて第1および第2の母材を溶接する溶接方法
であり、第1の母材の端部にルートフェイスおよび片側
開先面を形成し、かつルートフェイスが第2の母材の平
坦面に接触するように、第1の母材を第2の母材に当
て、開先溶接部における第2の母材の所定の狙い位置に
溶接ワイヤの先端部を臨ませ、アークで第1および第2
の母材の接触部近傍を溶融させるとき、第1および第2
の母材の溶融物を所定の粘性に調整する粘性調整ガスを
与え、所定の粘性を有する溶融物はアークの作用に基づ
き開先側から開先裏側へ押し出されて裏ビードが形成さ
れることで特徴づけられる。
【0012】第1の溶接方法によれば、第1の母材の端
部にルートフェイスおよび片側開先面を形成し、かつル
ートフェイスが第2の母材の平坦面に接触するように、
第1の母材を第2の母材に当て、開先溶接部における第
2の母材の所定の狙い位置に溶接ワイヤの先端部を臨ま
せ、アークで第1および第2の母材の接触部近傍を溶融
させるとき、第1および第2の母材の溶融物を所定の粘
性に調整する粘性調整ガスを与え、所定の粘性を有する
溶融物はアークの作用に基づき開先側から開先裏側へ押
し出されて裏ビードが形成されるため、溶融物を所定の
粘性に調整することができ、その結果、溶融プールの粘
性を所定の粘性に調整し、開先裏側に形成されるすみ肉
ビードを良好なビード形状にすることができる。特に、
母材表面に酸化被膜が付着している場合においても開先
裏側に形成されるすみ肉ビードを良好なビード形状にす
ることができる。
【0013】第2の溶接方法(請求項2に対応)は、上
記の方法において、好ましくは、粘性調整ガスが、溶接
トーチから供給されるシールドガスに混合されることで
特徴づけられる。
【0014】第2の溶接方法によれば、粘性調整ガスが
溶接トーチから供給されるシールドガスに混合されるた
め、容易に粘性調整ガスを第1および第2の母材の接触
部近傍に供給することができ、それにより、効率よく溶
融物の粘性を所定の粘性に調整することができ、結果と
して溶融プールの粘性を所定の粘性に調節し、開先裏側
に形成されるすみ肉ビードを良好なビード形状にするこ
とができる。
【0015】第3の溶接方法(請求項3に対応)は、上
記の方法において、好ましくは、粘性調整ガスが酸素ガ
スであることで特徴づけられる。
【0016】第3の溶接方法によれば、粘性調整ガスが
酸素ガスであるため、溶融物の粘性を容易に調整するこ
とができ、結果として、溶融プールの粘性を容易に調整
することができる。
【0017】第4の溶接方法(請求項4に対応)は、第
1の母材と第2の母材を突合せ、溶接トーチから供給さ
れる溶接ワイヤと少なくとも第2の母材との間でアーク
を発生させて第1および第2の母材を溶接する溶接方法
であり、第1の母材の端部にルートフェイスおよび片側
開先面を形成し、かつルートフェイスが第2の母材の平
坦面に接触するように、第1の母材を第2の母材に当
て、開先溶接部における第2の母材の所定の狙い位置に
溶接ワイヤの先端部を臨ませ、アークで第1および第2
の母材の接触部近傍を溶融させるとき、第1および第2
の母材の溶融物に作用するアーク力を調整するアーク力
調整ガスを与え、溶融物はアーク力によって開先側から
開先裏側へ押し出されて裏ビードが形成されることで特
徴づけられる。
【0018】第4の溶接方法によれば、第1の母材の端
部にルートフェイスおよび片側開先面を形成し、かつル
ートフェイスが第2の母材の平坦面に接触するように、
第1の母材を第2の母材に当て、開先溶接部における第
2の母材の所定の狙い位置に溶接ワイヤの先端部を臨ま
せ、アークで第1および第2の母材の接触部近傍を溶融
させるとき、第1および第2の母材の溶融物に作用する
アーク力を調整するアーク力調整ガスを与え、溶融物は
アーク力によって開先側から開先裏側へ押し出されて裏
ビードが形成されるため、アーク力調整ガスによりアー
ク力を調整することができ、溶融物を押し出すアーク力
を調整し、開先裏側に形成されるすみ肉ビードのビード
形状を良好なものにすることができる。特に、母材表面
に酸化被膜が付着している場合においても開先裏側に形
成されるすみ肉ビードを良好なビード形状にすることが
できる。
【0019】第5の溶接方法(請求項5に対応)は、上
記の方法において、好ましくは、アーク力調整ガスが、
溶接トーチから供給されるシールドガスに混合されるこ
とで特徴づけられる。
【0020】第5の溶接方法によれば、アーク力調整ガ
スが溶接トーチから供給されるシールドガスに混合され
るため、アーク力調整ガスが効率的に溶接トーチから供
給することができ、アーク力の調整が容易にでき、それ
によって、溶融物の開先裏側への押し出しを調整でき、
開先裏側に形成されるすみ肉ビードのビード形状を良好
なものにすることができる。
【0021】第6の溶接方法(請求項6に対応)は、上
記の方法において、好ましくは、アーク力調整ガスはア
ルゴンガスであることで特徴づけられる。
【0022】第6の溶接方法によれば、アーク力調整ガ
スがアルゴンガスであるため、容易にアーク力を調整す
ることができ、それによって、溶融物の開先裏側への押
し出しを調整でき、開先裏側に形成されるすみ肉ビード
のビード形状を良好なものにすることができる。
【0023】第7の溶接方法(請求項7に対応)は、上
記の方法において、好ましくは、所定の狙い位置が、第
1の母材と第2の母材との接触部近傍を溶融させると
き、第1の母材の端部の溶け落ちが生せず、かつ開先裏
側に裏ビードが形成されるような位置であることで特徴
づけられる。
【0024】第7の溶接方法によれば、所定の狙い位置
が、第1の母材と第2の母材との接触部近傍を溶融させ
るとき、第1の母材の端部の溶け落ちが生せず、かつ開
先裏側に裏ビードが形成されるような位置であるため、
裏当て材やルートギャップを必要とせずに開先側から溶
接を行うことができる。
【0025】第8の溶接方法(請求項8に対応)は、上
記の方法において、好ましくは、第1の母材と第2の母
材はT字型に突合わされることで特徴づけられる。
【0026】第1の溶接継手(請求項9に対応)は、第
1の溶接方法で溶接された第1の母材と第2の母材から
成り、第1と第2の母材はT字型に溶接されていること
で特徴づけられる。
【0027】第1の溶接継手によれば、第1の溶接方法
で溶接された第1の母材と第2の母材から成り、第1と
第2の母材はT字型に溶接されているため、開先裏側に
良好なビード形状を有するすみ肉ビードが形成されてい
るので、疲労強度が高い。
【0028】第2の溶接継手(請求項10に対応)は、
第4の溶接方法で溶接された第1の母材と第2の母材か
ら成り、第1と第2の母材はT字型に溶接されているこ
とで特徴づけられる。
【0029】第2の溶接継手によれば、第4の溶接方法
で溶接された第1の母材と第2の母材から成り、第1と
第2の母材はT字型に溶接されているため、開先裏側に
良好なビード形状を有するすみ肉ビードが形成されてい
るので、疲労強度が高い。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
添付図面に基づいて説明する。
【0031】実施形態で説明される構成、形状、大きさ
および配置関係については本発明が理解・実施できる程
度に概略的に示したものにすぎず、また数値および各構
成の組成(材質)については例示にすぎない。従って本
発明は、以下に説明される実施形態に限定されるもので
はなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を
逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
【0032】本発明の溶接方法および溶接継手を説明す
るために、まず、粘性調整ガスあるいは、アーク力調整
ガスを与えずに行うBOB溶接法について説明する。B
OB(Bulldozed-Out Bead)溶接法とは、溶融プールを
開先側から開先裏側へ押し出す(bulldoze out)形態の
溶接法を意味する。図1は、BOB溶接法を適用した片
側開先突合せによるT字型継手の断面図、図2は、BO
B溶接法により溶接されたT字型継手の斜視図である。
【0033】図1において、第1の母材1はその突合せ
端部にルートフェイス1aを有するようにレ形開先形成
面(開先)1bが設けられている。第2の母材2は第1
の母材1のルートフェイス1aと接触する平坦面2aを
有しており、第1の母材1とによりT字形継手を形成す
る。5は溶接トーチ、6は溶接トーチ5に保持された不
図示の送給手段によって送給される溶接ワイヤである。
また、5の溶接トーチからは一定流量のシールドガス1
01が吐出されている。
【0034】図1において、Rfはルートフェイス1a
の厚さ方向の寸法、P1は第1の母材1の開先1bの端
部と第2の母材2の平坦面2aとの接する接触位置、P
2はアーク中心の狙い位置、dは接触位置P1からアー
ク中心の狙い位置P2までの距離を示す。θは開先角
度、δはアーク(溶接ワイヤ)の中心線と第2の母材2
の平坦面2aとが形成する傾斜角度、Aはアークの中心
線を示す。
【0035】次にBOB溶接法を、母材が鋼材であるT
字形継手に適用した場合の一例を具体的に説明する。ル
ートフェイス1aの寸法Rfは1.0〜3.0mm、ル
ートギャップは0mm(ルートフェイスが接触状態)、
開先角度θは30〜60度とし、溶接装置によりアーク
溶接を行った。溶接条件は、平均電流250〜310
A、平均電圧25〜33V、移動速度20〜45cm/
minである。
【0036】以上の条件下で、ワイヤ(アーク中心)の
狙い位置P2を接触位置P1から0〜3mm、第2の母
材2はほぼ水平に置いてその平坦面2aとワイヤ6のな
す傾斜角度δを15〜35度としたとき、第1の母材1
の開先と反対側1cと第2の母材2の平坦面2aとの突
合せ部に2〜8mmのすみ肉ビードを安定的に溶着する
ことができた。
【0037】その溶接結果を図2に示す。この図2にお
いて、B4は母材1の開先側と反対側の面1cと母材2
の平坦面2aとの間に溶着されたすみ肉ビード、B5は
母材の平坦面2aを溶融しながら再凝固したビード、B
6は溶接ワイヤ6自身の溶融とが加わってすみ肉ビード
B4を形成した後の開先側のビードである。
【0038】なお、上記の具体的数値は、母材の材質、
母材の板厚、突合せ部の形状等種々の条件が考慮されて
決定される。
【0039】ここで、上述したBOB溶接法によるT字
形継手の溶接ビードの形成過程を図3〜図5を用いて説
明する。図3は溶接開始前の溶接ワイヤ設定状態を示す
もので、溶接ワイヤ6の先端部を第2の母材2の所定の
狙い位置P2に臨ませる。すなわち、所定の狙い位置P
2は、第1の母材と第2の母材との接触部近傍を溶融さ
せるときに、第1の母材の端部の溶け落ちが生ぜず、か
つ開先裏側に裏ビードが形成されるような位置となるよ
うに開先1bの端部と平坦面2aの接触位置P1に対し
溶接方向側に少し離れた位置に設定し、溶接ワイヤ6の
方向を熱容量の大きい母材2の平坦面2aに対し傾斜角
度δ傾斜されて開先部に対向させた状態を示す。この溶
接ワイヤを臨ませる所定の狙い位置P2は、本発明の実
施形態においても同様の位置を用いる。
【0040】図4は、図3に示したように開先部に対す
る溶接ワイヤ6の位置関係を設定した後にアーク103
で溶接を始めた状態を示し、溶接ワイヤ6は平坦面2a
側に向いているため、熱容量の小さな開先1bの端部よ
り平坦面2a側により多く入熱するので、両部材をバラ
ンス良く溶融しながらまた溶接ワイヤ6自身の溶融も加
わって溶融プール102が形成される。その結果、熱容
量の小さな開先1bを有する第1の母材1側は溶融域が
第1の母材1の開先側の裏側1cに達する。
【0041】図5は、さらに溶接が進んだときの状態を
示すもので、上記溶融プール102がアーク力や溶融プ
ール内の対流などにより、第1の母材1の開先側の裏側
に押し出され、さらに表面張力などの働きにより開先側
から第1の母材1の開先裏側まで一体となった溶融プー
ル102aが形成され、それらが再凝固して図5に示し
たような横方向の脚長をLH、縦方向の脚長をLVとする
ビードB4,B5,B6、すなわちT継手の初層部が形
成される。
【0042】なお、上記の溶接状態は、開先部の初層の
溶接であり、開先の大きさにもよるが、開先部における
その他残りの部分の溶接は従来同様に行うことができる
ので、その説明は省略する。
【0043】次に、本発明の溶接方法および溶接継手の
第1の実施形態を図5〜図8を用いて説明する。第1の
実施形態においては、上記BOB溶接法において、アー
ク103で第1および第2の母材1,2の接触部近傍を
溶融させるとき、第1および第2の母材1,2の溶融物
を所定の粘性に調整する粘性調整ガスを与え、所定の粘
性を有する溶融物をアーク103の作用に基づき開先側
から開先裏側へ押し出して裏ビードを形成する。
【0044】そのとき、粘性調整ガスは、溶接トーチか
ら供給されるシールドガス101に混合されるようにし
て供給する。それによって、溶融プールの粘性を小さく
し、母材の開先裏側に形成される裏ビードであるすみ肉
ビードの形状を改善することができる。
【0045】粘性調整ガス(あるいは後述のアーク力調
整ガス)を供給しないでBOB溶接法を行った場合、母
材1の開先裏側に形成されるすみ肉ビードB4の形状は
通常例えば図7に示すごとくLH<LVとして形成される
場合が多い。しかし、溶接継手強度向上を考慮に入れた
場合、図6に示すごとくほぼLH≒LVとなるような裏ビ
ードB4の形状が望まれる。こういった場合、溶接トー
チから一定流量で吐出されるシールドガス101に溶融
プール102の粘性を下げる例えば酸素ガスのような粘
性調整ガスを混合することによって、溶融プールの粘性
を小さくすると、溶融プールを押し出すアーク力によっ
て、図6に示すようにビードB4の横側の脚長LHが増
加する。このようにして溶接継手の強度向上を図ること
ができる。
【0046】また、表面に酸化被膜(ミルスケール、黒
皮と称する場合あり)が付着した母材を使用して粘性調
整ガス(やアーク力調整ガス)を用いないBOB溶接法
で溶接を行った場合、溶融プールを押し出す際に、酸化
被膜の影響によりアーク力が溶融プールの表面張力より
大きくなるために、図7に示すようなオーバーラップ気
味(B7の部分)の裏ビードB4が形成されやすくな
る。
【0047】この様なオーバーラップ気味の裏ビードB
4は、横側の脚長LHが小さくなるために継手の強度に
影響を及ぼすと共に、ラップ部分B7が切り欠き状の欠
陥となり、繰り返し荷重がかかる継手においては、その
強度が低下するため望ましくない。
【0048】そのため、溶接トーチ5から一定流量で吐
出されるシールドガス101と共に溶融プールの粘性を
下げる例えば酸素ガスのような粘性調整ガスを混合して
供給することによって、溶融プールの粘性を下げ、溶融
プールの表面張力による作用とアーク力による溶融物の
押し出す作用のバランスを良好のものとし、図8に示す
良好なビード形状B4を得ることができる。
【0049】また、この溶接方法によって得られる溶接
継手は、開先裏側に良好なビード形状の裏ビードB4が
形成されているため、疲労強度が非常に高いものとな
る。また、ギャップ無しで片側溶接により完全溶け込み
・両側すみ肉を実現できるため、閉断面構造物において
も、非常に疲労強度の高い溶接継手を得ることができ
る。
【0050】なお、本実施形態においては、粘性調整ガ
スは、溶接トーチから供給されるシールドガスに混合し
て供給するようにしたが、シールドガスとは、別系統で
粘性調整ガスを供給するようにしても良い。また、粘性
調整ガスとして酸素ガスを用いて説明したが、粘性を調
整する作用のあるガスであれば酸素ガス以外のガスを用
いることができる。
【0051】次に、本発明の溶接方法および溶接継手の
第2の実施形態を上記の図7、および図9〜図11を用
いて説明する。第2の実施形態においては、BOB溶接
法において、アークで第1および第2の母材1,2の接
触部近傍を溶融させるとき、第1および第2の母材の溶
融物に作用するアーク力を調整するアーク力調整ガスを
与え、溶融物をアーク力によって開先側から開先裏側へ
押し出して裏ビードを形成する。
【0052】そのとき、アーク力調整ガスは、溶接トー
チ5から供給されるシールドガス101に混合されるよ
うにして供給する。それによって、溶融プールを押し出
すアーク力を小さくし、母材1の開先裏側に形成される
すみ肉ビードの形状を改善することができる。
【0053】前述した、表面に酸化被膜(ミルスケー
ル、黒皮と称する場合あり)が付着した母材を使用して
粘性調整ガスあるいはアーク力調整ガスを用いないBO
B溶接法により溶接を行った場合、溶融プールを押し出
す際に、酸化被膜の影響によりアーク力が溶融プールの
表面張力より大きくなるために、図7に示すようなオー
バーラップ気味の裏ビードB4が形成されやすくなる。
【0054】これに対して、溶接トーチ5から一定流量
で吐出されるシールドガス101と共に溶融プールを押
し出すアーク力を下げる例えばアルゴンガスのようなア
ーク力調整ガスを混合することによって、本溶接時のア
ーク力を低減し、開先裏側に押し出される溶融プールの
体積を減少させ、図9に示すようにオーバーラップ無く
裏ビードを形成することができる。これによって、ラッ
プ部分の切り欠き等に起因する繰り返し荷重に対する継
手強度の向上が可能である。
【0055】また図10に示すような垂れ気味の裏ビー
ドが形成された場合、垂れ部分と母材2の表面2aとの
溶融接合が良好に行われないため、強度に影響を及ぼす
横側の脚長LHが減少すると共に、垂れによる切り欠き
状の欠陥B8により繰り返し荷重に対する継手の強度が
低下する。これに対して、溶接トーチ5から一定流量で
吐出されるシールドガス101と共に溶融プールを押し
出すアーク力を下げる例えばアルゴンガスのようなアー
ク力調整ガスを混合することによって、溶接時のアーク
力を小さくし、開先裏側に押し出される溶融プールの体
積を減少させ、図11に示すように垂れもオーバーラッ
プも無く裏ビードを形成することができる。これによっ
て、ラップ部分の切り欠き等に起因する繰り返し荷重に
対する継手強度の向上が可能である。
【0056】また、この溶接方法によって得られる溶接
継手は、開先裏側に良好なビード形状の裏ビードが形成
されているため、疲労強度が非常に高いものとなる。ま
た、ギャップ無しで片側溶接により完全溶け込み・両側
すみ肉を実現できるため、閉断面構造物においても、非
常に疲労強度の高い溶接継手を得ることができる。
【0057】なお、本実施形態においては、アーク力調
整ガスは、溶接トーチ5から供給されるシールドガス1
01に混合して供給するようにしたが、シールドガスと
は、別系統でアーク力調整ガスを供給するようにしても
良い。また、アーク力調整ガスとしてアルゴンガスを用
いて説明したが、アーク力を調整する作用のあるガスで
あればアルゴンガス以外のガスを用いることができる。
【0058】以上説明したように、本発明によれば、レ
型、J型(図示せず)などの一方向傾斜開先が形成され
た継手での片側溶接において、従来では裏あて材や接合
に寄与しないビードを伴わなければ不可能であった裏ビ
ード生成を、裏あて材などを一切用いることなくできる
ようになる。これにより、内部溶接作業に多大な時間を
要していた箱形構造物の製作コストを大幅に低減できる
し、トーチ進入が困難で内部溶接が不可能であった構造
物では開先両側に脚長を着けることにより、大幅な強度
向上あるいは逆に母材の板厚等を不必要に厚くすること
なく強度を維持することができる等多大な効果を奏す
る。またアーク中心の狙い位置P2や傾斜角度δを前述
のごとき所定の位置または角度とし、さらに粘性調整ガ
スまたはアーク調整ガスをシールドガスに対して望まし
い割合で混合させることにより上記脚長LH,LVを所望
の寸法および形状等にすることができる。
【0059】また、突合せ継手において、開先側と反対
側の裏側からの溶接を行っていたような溶接構造物であ
っても、本発明によれば片側から溶接するだけでよいの
で、効率よく溶接工数の低減が図れる。また、さらに溶
接構造物の設計の多様化ならびに効率化等多大な効果を
奏する。
【0060】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明によ
れば、次の効果を奏する。
【0061】本発明の溶接方法によれば、開先が設けら
れた第1の母材と平坦面を有する第2の母材との間にあ
る熱容量の差および溶接ワイヤの溶融によって、開先部
の溶接と共に開先側と反対側の突合せ部にすみ肉ビード
を安定的に溶着することができる。すなわち熱容量の大
きな第2の母材側より多くのアークが発生するようにす
ると共に熱容量の小さな開先側は溶け落ちない程度に溶
融させ溶接ワイヤの溶融によって開先部を埋めながら開
先と反対側に溶融物を押し出すようにしてすみ肉ビード
をも形成することができる。
【0062】また、その際にシールドガスと共に粘性調
整ガスを供給することによって、溶融物の粘性を変化さ
せることにより、オーバーラップやビード垂れを防止す
るだけでなく、任意の脚長でかつ良好な形状の裏ビード
を形成することができる。
【0063】さらに、シールドガスと共にアーク力調整
ガスを供給することによって、溶融物を押し出すアーク
力を変化させることによっても、オーバーラップやビー
ド垂れを防止するだけでなく、任意の脚長でかつ良好な
形状の裏ビードを形成することが可能である。
【0064】また、本発明の溶接継手は、開先裏側に良
好なビード形状の裏ビードが形成されているため、疲労
強度が非常に高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】BOB溶接法を適用した片側開先突合せによる
T字型継手の断面図である。
【図2】BOB溶接法により溶接されたT字型継手の斜
視図である。
【図3】BOB溶接法による溶接ビードの形成過程を説
明するためのT字型継手の断面図である。
【図4】BOB溶接法において開先部に対する溶接ワイ
ヤの位置関係を設定した後に溶接を始めた状態を示す図
である。
【図5】BOB溶接法において溶接が進んだときの状態
を示す図である。
【図6】本発明の溶接方法の第1の実施形態において溶
接されたT字型継手の断面図である。
【図7】表面に酸化被膜(ミルスケール、黒皮と称する
場合あり)が付着した母材を使用して粘性調整ガスやア
ーク力調整ガスを用いないBOB溶接法で溶接を行った
場合のT字型継手の断面図である。
【図8】本発明の溶接方法の第1の実施形態において溶
接されたT字型継手の断面図である。
【図9】本発明の溶接方法の第2の実施形態において溶
接されたT字型継手の断面図である。
【図10】粘性調整ガスやアーク力調整ガスを用いない
BOB溶接法で溶接を行ったときの垂れ気味のビードが
形成された場合を示す断面図である。
【図11】本発明の溶接方法の第2の実施形態において
溶接されたT字型継手の断面図である。
【符号の説明】
1 第1の母材 1a ルートフェイス 1b レ形開先形成面(開先) 2 第2の母材 2a 平坦面 5 溶接トーチ 6 溶接ワイヤ Rf ルートフェイスの厚さ方向の寸法 P1 第1の母材と第2の母材の接触位置 P2 アーク中心の狙い位置 d 接触位置P1からアーク中心の狙い位置P
2までの距離 θ 開先角度 δ アークの中心線と第2の母材の平坦面が作
る傾斜角度 A アークの中心線
フロントページの続き (72)発明者 山本 光 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 桜井 茂行 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 三柳 直毅 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 高野 悠敬 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 下平 貴之 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 4E001 AA03 BB08 DA05 DD02 DD05 DF01 4E081 AA14 BA40 CA07 DA10 DA12 DA17 DA36 DA81

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の母材と第2の母材を突合せ、溶接
    トーチから供給される溶接ワイヤと少なくとも前記第2
    の母材との間でアークを発生させて前記第1および第2
    の母材を溶接する溶接方法であり、 前記第1の母材の端部にルートフェイスおよび片側開先
    面を形成し、かつ前記ルートフェイスが前記第2の母材
    の平坦面に接触するように、前記第1の母材を前記第2
    の母材に当て、 開先溶接部における前記第2の母材の所定の狙い位置に
    前記溶接ワイヤの先端部を臨ませ、 前記アークで前記第1および第2の母材の接触部近傍を
    溶融させるとき、前記第1および第2の母材の溶融物を
    所定の粘性に調整する粘性調整ガスを与え、 前記所定の粘性を有する前記溶融物は前記アークの作用
    に基づき開先側から開先裏側へ押し出されて裏ビードが
    形成される、 ことを特徴とする溶接方法。
  2. 【請求項2】 前記粘性調整ガスは、前記溶接トーチか
    ら供給されるシールドガスに混合されることを特徴とす
    る請求項1記載の溶接方法。
  3. 【請求項3】 前記粘性調整ガスは酸素ガスであること
    を特徴とする請求項1または2記載の溶接方法。
  4. 【請求項4】 第1の母材と第2の母材を突合せ、溶接
    トーチから供給される溶接ワイヤと少なくとも前記第2
    の母材との間でアークを発生させて前記第1および第2
    の母材を溶接する溶接方法であり、 前記第1の母材の端部にルートフェイスおよび片側開先
    面を形成し、かつ前記ルートフェイスが前記第2の母材
    の平坦面に接触するように、前記第1の母材を前記第2
    の母材に当て、 開先溶接部における前記第2の母材の所定の狙い位置に
    前記溶接ワイヤの先端部を臨ませ、 前記アークで前記第1および第2の母材の接触部近傍を
    溶融させるとき、前記第1および第2の母材の溶融物に
    作用するアーク力を調整するアーク力調整ガスを与え、 前記溶融物は前記アーク力によって開先側から開先裏側
    へ押し出されて裏ビードが形成される、 ことを特徴とする溶接方法。
  5. 【請求項5】 前記アーク力調整ガスは、前記溶接トー
    チから供給されるシールドガスに混合されることを特徴
    とする請求項4記載の溶接方法。
  6. 【請求項6】 前記アーク力調整ガスはアルゴンガスで
    あることを特徴とする請求項4または5記載の溶接方
    法。
  7. 【請求項7】 前記所定の狙い位置は、前記第1の母材
    と前記第2の母材との接触部近傍を溶融させるとき、前
    記第1の母材の端部の溶け落ちが生せず、かつ開先裏側
    に前記裏ビードが形成されるような位置であることを特
    徴とする請求項1または4記載の溶接方法。
  8. 【請求項8】 前記第1の母材と前記第2の母材はT字
    型に突合わされることを特徴とする請求項1または4記
    載の溶接方法。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の溶接方法で溶接された第
    1の母材と第2の母材から成り、前記の第1と第2の母
    材はT字型に溶接されていることを特徴とする溶接継
    手。
  10. 【請求項10】 請求項4記載の溶接方法で溶接された
    第1の母材と第2の母材から成り、前記の第1と第2の
    母材はT字型に溶接されていることを特徴とする溶接継
    手。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008290115A (ja) * 2007-05-24 2008-12-04 Jfe Steel Kk 隅肉溶接方法および隅肉溶接継手
CN101767243B (zh) * 2008-12-30 2013-03-27 上海宝冶建设有限公司 风口大套和高炉炉壳间的焊接方法
CN112620898A (zh) * 2020-12-28 2021-04-09 中铁九桥工程有限公司 一种高寒地区Q500qENH耐候钢角接接头焊接工艺方法

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