JP2003116604A - バンドの長さ調節構造 - Google Patents

バンドの長さ調節構造

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JP2003116604A JP2001318870A JP2001318870A JP2003116604A JP 2003116604 A JP2003116604 A JP 2003116604A JP 2001318870 A JP2001318870 A JP 2001318870A JP 2001318870 A JP2001318870 A JP 2001318870A JP 2003116604 A JP2003116604 A JP 2003116604A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連結ピンの突出部の変形が起きにくく、長期
間安定した機能品質を有し、連結ピンの組込作業性も良
好なバンドの長さ調節構造を提供する。 【解決手段】 連結ピン3の突出部9は、略矩形形状で
その表面に連結ピン3の軸線方向にテーパーを形成する
テーパー面TSを有している。連結ピン3を長さ調整駒
2の連結貫通穴6Aに組み込むと、突出部9はテーパー
面TSが連結貫通穴6Aの内面に押し当てられて徐々に
径方向に圧縮される。その後、突出部9が段穴部7Aに
達すると径方向に広がって復元する。このように、突出
部9は連結ピン3を組み込む際に徐々に圧縮されるた
め、変形することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時計バンド、衣料
用バンド、バンド構成のブレスレッド及びネックレス等
のバンドの長さ調節構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のバンドの長さ調節構造と
しては、図9に示すものがあった。この構造において
は、凹部60を挟むアーム部61A,61Bを有する長
さ調整駒63と、その凹部60に適合する凸部64を有
する長さ調整駒66とを組み付け、それらを連結ピン6
7で連結したものとなっている。アーム部61A,61
B及び凸部64には、バンド短手方向に沿う凹部側連結
貫通穴62A,62Bと凸部側連結貫通穴65がそれぞ
れ設けられている。この凹部側連結貫通穴62A,62
Bと凸部側連結貫通穴65は、長さ調整駒63,66を
組み付けることにより連通し、その一部に径大の段穴部
68が設けられている。また、連結ピン67は、半甲丸
状の断面を有する金属線を二つ折りに折曲し、その一部
に互いに背向して径方向に突出させた突出部69を有す
るものとなっている。この突出部69は、その表面が連
結ピン67の軸線方向に沿った略矩形状をなすものとな
っている。
【0003】このバンドの長さ調節構造においては、長
さ調整駒63,66を組み付けることにより連通した凹
部側連結貫通穴62A,62Bと凸部側連結貫通穴65
に連結ピン67を挿入し、挿入時の圧力により突出部6
9を径方向に圧縮させながら凹部側連結貫通穴62Aを
通過させ、突出部69が段穴部68に達すると復元して
連結ピン67の抜脱を防いで連結するものとなってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のバンドの長さ調節構造では、明らかに凹部側連結貫
通穴62Aよりも径大となる突出部69を、連結ピン6
7の軸線方向への挿入圧力によって一気に径方向に圧縮
させていたので、図10に示すように、突出部69が径
方向につぶれて変形を起こすものがあった。このように
突出部69が変形した連結ピン67は繰り返しの脱着が
できず、複数回の使用ができないため長さ調整駒を連結
する連結ピンとしての機能を有していなかった。
【0005】また、突出部69が大きく変形しなくて
も、連結ピン67の挿脱時の大きなストレスにより、突
出部69の端部付近にクラックが入るものがあった。こ
のようなクラックの発生は、錆や破損の原因となるた
め、長期間の使用における信頼性に問題があった。
【0006】更に、連結ピン67を組み込むときに突出
部69を大きく径方向に圧縮させなければならないの
で、連結ピン67の組み込みに強い力が必要となり、連
結ピンの組込作業性にも問題があった。
【0007】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みな
されたもので、連結ピンの突出部の変形が起きにくく、
長期使用においても安定した機能品質を有し、連結ピン
の組込作業性も良好なバンドの長さ調節構造を提供する
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のバンドの長さ調
節構造は、請求項1に示すように、一端に形成した凹部
を挟んだアーム部にバンド短手方向に沿う連結貫通穴を
有する一方の長さ調整駒と、前記凹部に組み合わされる
凸部を有し且つ前記凸部にバンド短手方向に沿う連結貫
通穴を有する他方の長さ調整駒とを有し、前記一方及び
他方の長さ調整駒の前記連結貫通穴に、半甲丸状の断面
を有する金属線を二つ折りに折曲して、その一部に互い
に背向して径方向に突出する突出部を形成した連結ピン
を挿入することにより前記一方及び他方の長さ調整駒を
着脱可能に連結してなるバンドの長さ調節構造におい
て、前記他方の長さ調整駒の前記凸部に設けられた前記
連結貫通穴の一端に、前記一方の長さ調整駒の前記凹部
の前記連結貫通穴より径大の段穴部を形成し、前記連結
ピンの突出部を、その金属線を二つ折りした折線部毎
に、前記連結ピンの軸線方向に対して略垂直に立ち上が
る片側突出部を互いに背向して略矩形形状でその表面に
連結ピンの軸線方向にテーパーを形成すると共に、前記
凹部の前記連結貫通穴より径大で且つ前記段穴部より径
小に形成し、前記連結ピンを前記凹部の前記連結貫通穴
より挿入し、前記段穴部に前記突出部を落とし込み装着
したとき、前記連結ピンの前記突出部を前記段穴部に圧
接せずに配設するようにしたものである。
【0009】また、本発明のバンドの長さ調節構造は、
請求項2に示すように、上記請求項1と同様のバンドの
長さ調節構造において、前記他方の長さ調整駒の前記凸
部に設けられた前記連結貫通穴を、前記一方の長さ調整
駒の前記凹部の前記連結貫通穴より径大の径大連結貫通
穴で構成し、前記連結ピンの突出部を、その金属線を二
つ折りした折線部毎に、前記連結ピンの軸線方向に対し
て略垂直に立ち上がる片側突出部を互いに背向して略矩
形形状でその表面に連結ピンの軸線方向にテーパーを形
成すると共に、前記凹部の前記連結貫通穴より径大で且
つ前記径大連結貫通穴より径小に形成し、前記連結ピン
を前記凹部の前記連結貫通穴より挿入し、前記径大連結
貫通穴に前記突出部を落とし込み装着したとき、前記連
結ピンの前記突出部を前記径大連結貫通穴に圧接せずに
配設するようにしたものである。
【0010】また、本発明のバンドの長さ調節構造は、
請求項3に示すように、一端に形成した凹部を挟んだア
ーム部にバンド短手方向に沿う連結貫通穴を有する一方
及び他方の長さ調整外駒と、前記一方及び他方の長さ調
整外駒の前記凹部が成す孔状部に挿入されてバンド短手
方向に沿う連結貫通穴をバンド長手方向に一対設けた長
さ調整中駒とを有し、前記一方及び他方の長さ調整外駒
の前記連結貫通穴と前記長さ調整中駒の前記連結貫通穴
とに、半甲丸状の断面を有する金属線を二つ折りに折曲
して、その一部に互いに背向して径方向に突出する突出
部を形成した連結ピンを挿入することにより前記長さ調
整中駒を介して前記一方及び他方の長さ調整外駒を着脱
可能に連結してなるバンドの長さ調節構造において、前
記長さ調整中駒に設けられた前記連結貫通穴の一端に、
前記長さ調整外駒の前記連結貫通穴より径大の段穴部を
形成し、前記連結ピンの突出部を、その金属線を二つ折
りした折線部毎に、前記連結ピンの軸線方向に対して略
垂直に立ち上がる片側突出部を互いに背向して略矩形形
状でその表面に連結ピンの軸線方向にテーパーを形成す
ると共に、前記長さ調整外駒の前記連結貫通穴より径大
で且つ前記段穴部より径小に形成し、前記連結ピンを前
記長さ調整外駒の前記連結貫通穴より挿入し、前記長さ
調整中駒の前記段穴部に前記突出部を落とし込み装着し
たとき、前記連結ピンの前記突出部を前記段穴部に圧接
せずに配設するようにしたものである。
【0011】また、本発明のバンドの長さ調節構造は、
請求項4に示すように、上記請求項3と同様のバンドの
長さ調節構造において、前記長さ調整中駒に設けられた
前記連結貫通穴を、前記長さ調整外駒の前記連結貫通穴
より径大の径大連結貫通穴で構成し、前記連結ピンの突
出部を、その金属線を二つ折りした折線部毎に、前記連
結ピンの軸線方向に対して略垂直に立ち上がる片側突出
部を互いに背向して略矩形形状でその表面に連結ピンの
軸線方向にテーパーを形成すると共に、前記長さ調整外
駒の前記連結貫通穴より径大で且つ前記径大連結貫通穴
より径小に形成し、前記連結ピンを前記長さ調整外駒の
前記連結貫通穴より挿入し、前記長さ調整中駒の前記径
大連結貫通穴に前記突出部を落とし込み装着したとき、
前記連結ピンの突出部を前記径大連結貫通穴に圧接せず
に配設するようにしたものである。
【0012】上記バンドの長さ調節構造における前記連
結ピンの突出部に形成したテーパーは、請求項5に示す
ように、前記突出部の両端からその中央に向かって形成
されている。
【0013】また、上記バンドの長さ調節構造における
前記連結ピンの突出部に形成したテーパーは、請求項6
に示すように、0.5°から5.0°の範囲に形成され
ているか、あるいは請求項7に示すように、1.0°か
ら2.0°の範囲に形成されている。
【0014】また、上記バンドの長さ調節構造における
前記段穴部または前記径大連結貫通穴に落とし込んだ前
記連結ピンは、請求項8に示すように、その矩形をなす
前記突出部の4つの角部でバンド短手方向の移動を規制
されている。また、前記連結ピンは、請求項9に示すよ
うに、前記駒から圧迫を受けず、自由状態で組み込まれ
ている。
【0015】また、上記バンドの長さ調節構造における
前記長さ調整駒の前記凹部の前記連結貫通穴の外端又は
前記長さ調整外駒の前記連結貫通穴の外端から前記段穴
部の底までの長さSと、前記連結ピンの二つ折りに折曲
した端面から前記突出部の一端までの長さLとの関係
は、請求項10に示すように、S<Lに設定されてい
る。
【0016】また、上記バンドの長さ調節構造における
前記バンドは、請求項11に示すように、時計バンド、
衣料用バンド、ブレスレッド、ネックレスの中の一つで
ある。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明における連結ピンの突出部
は、その金属線を二つ折りにした折線部毎に連結ピンの
軸線方向に対して略垂直に立ち上がる片側突出部を互い
に背向させることにより形成されている。本発明におけ
る連結ピンの突出部は、特に、略矩形形状でその表面に
連結ピンの軸線方向にテーパーを形成したものとなって
いる。また、連結ピンの突出部は、長さ調整駒の連結貫
通穴より径大で且つ段穴部より径小となっている。
【0018】このような突出部を有する連結ピンを長さ
調整駒の連結貫通穴に組み込むと、その突出部は表面の
テーパーが連結貫通穴の内面に押し当てられることによ
り徐々に径方向に圧縮されて連結貫通穴内に入る。そし
て、この突出部が段穴部に達するとそこで径方向に広が
って復元する。このように、突出部は連結ピンを組み込
む際に徐々に圧縮されるため、前述した従来技術におけ
る連結ピンの突出部のようにつぶれて変形することがな
く、複数回の使用に耐えるものとなっている。また、連
結ピンを組み込んだときに突出部が徐々に圧縮されるた
め、突出部の端部付近にいきなり大きなストレスがかか
ることがない。このため、クラックが発生することもな
く、長期間安定した機能品質を保つことができる。更
に、連結ピンの突出部の表面がテーパーとなっているた
め、連結ピンの組み込みがし易く、一気に強い力を加え
る必要もなくなり、組込作業性も向上させることができ
る。
【0019】また、連結ピンの突出部のテーパーを突出
部の一端から他端に向かって形成するだけでなく、突出
部の両端から中央に向かって形成することもできる。こ
のように突出部の両端から中央に向かって連結ピンの径
が増すようにテーパーを形成すると、連結ピンの向きに
かかわらず挿脱するときに突出部が徐々に圧縮されるよ
うに構成することができる。このため、連結ピンの向き
にかかわらず挿脱し易くすることができる。上記何れの
テーパーにおいてもその角度は、連結ピンの軸線に対し
て0.5°〜5.0°の範囲に設定することが実験によ
り効果的であることが確認されており、1.0°〜2.
0°の範囲が特に好ましい範囲となっている。
【0020】一方、上記連結ピンを組み込む長さ調整駒
においても、その凸部に設けた連結貫通穴の一端に径大
の段穴部を形成するだけでなく、その凸部の連結貫通穴
全体を段穴部で構成することにより幅の狭いバンドにも
対応させている。また、同一形状の長さ調整駒を組み合
わせるだけでなく、形状が異なる長さ調整外駒と長さ調
整中駒を組み合わせるバンドにおいても長さ調整中駒の
連結貫通穴に段穴部を設けることで前述した連結ピンに
よる連結を可能にすることができる。
【0021】また、連結ピンの突出部は、凹部の連結貫
通穴より径大で且つ段穴部より径小にしてある。このた
め、突出部が段穴部に挿入された状態では、連結ピン
は、凹部と凸部の連結貫通穴、段穴部内に自由な状態で
組み込まれており、圧接部分がない。このために、連結
ピン自体の材料特性(スプリング性等)が継続し、連結
ピンの脱落が皆無になるし、また、連結ピンを繰り返し
使用しても安定した着脱作業を行うことができる。
【0022】また、前記連結ピンの突出部の角部が段穴
部の端部に干渉して、この段穴部がストッパーの働きを
するために、連結ピンの位置が安定し、腕時計の携帯に
ずれることがない。また、連結ピン自体の材料特性(ス
プリング性等)が継続するために、バンドの長さ調節構
造としての信頼性が高く評価される。
【0023】また、連結貫通穴の外端から段穴部の先方
側の内端までの長さSと、連結ピンの二つ折りに折曲し
た先端部から突出部の前記先端部側の一端までの長さL
がS<Lとなるように設定している。このため、連結ピ
ンの先端部を連結貫通穴の外端から挿入した場合、連結
ピンの先端部が段穴部を通過した時点で連結ピンの突出
部が連結貫通穴の外端に達することになり、連結ピンの
先端部が段穴部内でぐらつくことなく連結ピンを組み込
むことができる。
【0024】また、本発明におけるバンドの長さ調節構
造は、時計バンド、衣料用バンド、ブレスレッド、ネッ
クレスに適用することができるものとなっている。
【0025】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例を説明す
る。 図1は本発明に係わるバンドの長さ調節構造(実
施例1)の分解状態の斜視図、図2は図1のA−A線に
沿う断面図、図3は本発明に係わるバンドの長さ調節構
造(実施例1)の一部切断した平面図、図4の(1)は
同バンドの長さ調節構造(実施例1)における連結ピン
の側面図、図4の(2)は同連結ピンの片側突出部の拡
大図、図4の(3)は図4の(1)のF−F線に沿う断
面図、図4の(4)は図4の(1)のG−G線に沿う断
面図、図4の(5)は図4の(1)のH−H線に沿う断
面図である。
【0026】図1に示すように、バンドは、隣り合う長
さ調整駒2をヘアーピン状の連結ピン3で連結して構成
してある。これらの長さ調整駒2は、駒本体2Aを有し
ており、この駒本体2Aの一端部には、凹部5Aと、こ
の凹部5Aの両側(バンド短手方向に両側)に位置する
アーム部4A、4Bとが形成してあり、また、駒本体2
Aの他端部には凸部5が形成してある。この凸部5の幅
寸法は凹部5Aの幅寸法よりもやや小さ目に設定してあ
る。
【0027】アーム部4A、4Bにはバンド短手方向に
沿う凹部側連結貫通穴(凹部の連結貫通穴)6A、6B
が形成してあり、凸部5にはバンド短手方向に沿う凸部
側連結貫通穴(凸部の連結貫通穴)7が形成してあり、
この凸部側連結貫通穴7の一端には、凹部側連結貫通穴
6A、6Bより径大の段穴部7Aが形成してある。そし
て、隣り合う長さ調整駒2において、一方の長さ調整駒
2の凹部5Aに、他方の長さ調整駒2の凸部5を挿入し
た状態では、凹部側連結貫通穴6A、6Bと凸部側連結
貫通穴7とは一直線上に位置することになる。
【0028】連結ピン3は、図4の(1)〜(5)に示
すように半甲丸状の断面を有する金属線8を二つ折りに
折曲して、その一部に互いに背向して径方向に突出する
突出部9を形成して構成してあり、この突出部9は、そ
の金属線8を二つ折りした折線部8A毎に、連結ピン3
の軸線方向に対して略垂直方向に(段穴部7Aの径方
向)立ち上がり、片側突出部9Aを互いに背向して略矩
形形状にして形成したものとなっている。この突出部9
の表面は、連結ピン3の軸線に対して1°の角度をなす
テーパーとなるテーパー面TSで構成されている。この
突出部9のテーパー面TSは、連結ピン3の先端部3a
側にある突出部9の一端から他端に向かって上昇するよ
うに傾斜している。また、この突出部9は、片側突出部
9Aの両端が成す4つの角部10a、10bを有してい
る。そして、突出部9の高さhは,凹部側連結貫通穴6
A、6B、凸部側連結貫通穴7のそれぞれの直径より大
きくしてある。そして、連結ピン3は、突出部9を中に
して一方及び他方のピン部3A、3Bを有しており、一
方のピン部3Aの長さ寸法はLに設定している。
【0029】そして、隣り合う長さ調整駒2において、
一方の長さ調整駒2の凹部5Aに、他方の長さ調整駒2
の凸部5を挿入した状態で、一方の凹部側連結貫通穴6
Aから凸部側連結貫通穴7を介して他方の凹部側連結貫
通穴6Bに前記連結ピン3を挿入することにより、隣り
合う長さ調整駒2が互いに連結するものとなっている。
【0030】すなわち、前記連結ピン3を、その一方の
ピン部3A側から一方の凹部側連結貫通穴6Aに、続け
て凸部側連結貫通穴7に挿入していくと、突出部9が凹
部側連結貫通穴6Aの内面により中心側に圧縮を受けて
撓む。このときに、凹部側連結貫通穴6Aの内面に突出
部9のテーパー面TSが当接し、突出部9は徐々に圧縮
されることになる。そして、突出部9が段穴部7Aに挿
入されて突出部9の他方の角部10bが凹部側連結貫通
穴6Aの端部を過ぎると、突出部9が段穴部7Aの径方
向に変位し、このときに「カツン」という感触を指先に
与える。これにより突出部9が段穴部7Aに入ったこと
が解る。
【0031】この状態では、連結ピン3の一方のピン部
3Aは凸部側連結貫通穴7から他方の凹部側連結貫通穴
6B内に至り、また、連結ピン3の他方のピン部3Bは
一方の凹部側連結貫通穴6A内に位置しており、隣り合
う長さ調整駒2は連結ピン3により互いに連結される。
【0032】上記のように、連結ピン3は、凹部側連結
貫通穴6Aを通過するときに突出部9のテーパー面TS
によって無理なく徐々に圧縮されることになる。このた
め、凹部側連結貫通穴6Aを通過したときに、突出部9
が変形したり、突出部9の端部にクラックが発生するこ
とがない。
【0033】これを確認するため、この連結ピン3と、
図9に示す従来の連結ピンを同一条件下において長さ調
整駒の連結貫通穴に1回挿入する挿入試験を行ったとこ
ろ、従来の連結ピンは3万本中65本に変形、クラック
が発生し、本実施例における連結ピン3は3万本中、変
形、クラックが発生したものは0本であった。
【0034】また、連結ピン3のテーパー面TSの傾斜
角に関しては、突出部9の長さ(軸線方向の寸法)が長
いものにおいては傾斜角を小さくし、長さが短いものに
おいては傾斜角を大きくすることが効果的である。この
傾斜角の範囲についても0.5°〜5.0°の範囲にお
いて効果が認められ、特に、1.0°〜2.0°の範囲
が最も好ましいことが実験にて確認されている。
【0035】また、突出部9の長さに関しては、一定の
長さを確保することが望ましいが、バンドの駒幅が狭い
もの等の場合には連結ピン自体が短いため突出部9の長
さも短くしなければならない。このような場合には上記
のようにテーパー面TSの傾斜角を大きくして、短い距
離で所定分だけ突出部9を圧縮するようにした方が効果
的である。
【0036】一方、長さ調整駒2の凹部側連結貫通穴6
Aの外端から段穴部7Aの底までの長さSと、連結ピン
3の一方のピン部3Aの長さ、すなわち、二つ折りに折
曲した先端部3aから突出部9(一方の角部10a)の
一端までの長さLとの関係は、S<Lとなるように設定
している。
【0037】この場合、連結ピン3の一方のピン部3A
が案内の役目をして円滑に前記突出部9を段穴部7Aを
装着することができる。S≧Lの場合には、連結ピン3
の突出部9が凹部側連結貫通穴6Aにわずかに挿入され
た時、連結ピン3の先端が段穴部7A内にあり、突出部
9を凹部側連結貫通穴6Aに更に挿入すると、連結ピン
3の先端が段穴部7A内で上方を向いたり、下方を向い
たりして安定せず、更に挿入すると、連結ピン3の先端
が段穴部7Aの底に突き当たりして、一方のピン部3A
が凹部側連結貫通穴6Bに案内されにくくなる。この結
果、連結ピン3の連結貫通穴6A、6Bへの挿入作業性
が著しく悪くなる。
【0038】また、連結ピン3は、凹部側連結貫通穴6
A、6B、段穴部7Aおよび凸部側連結貫通穴7内に自
由な状態で組み込まれており(駒から圧迫を受けず)、
圧接部分がまったくない。このために、連結ピン3自体
の材料特性(スプリング性等)が継続し、同じく連結ピ
ン3を繰り返し使用しても安定した着脱作業を行うこと
ができる。
【0039】また、上記したように連結ピン3を押し込
んでいくと、最後に「カツン」という感触を指先に受け
るために、連結ピン3の突出部9が段穴部7Aに完全に
入ったことが解る。つまり、連結ピン3の組み込みが確
実に行われたことが感触として確認できるため、連結ピ
ン3の位置を微妙に調べながら押し込む必要がなく作業
性が向上する。
【0040】また、前記連結ピン3の突出部9の角部1
0a、10bが段穴部7Aの端部に干渉して、この段穴
部7Aがストッパーの働きをするために、連結ピン3の
位置が安定し、腕時計の携帯にずれることがない。ま
た、連結ピン3自体の材料特性(スプリング性等)が継
続するために、バンドの長さ調節構造としての信頼性が
高く評価される。
【0041】しかも、長さ調整駒2の連結部分を設計す
る上で段穴部7Aの寸法を確保することは容易であり、
バンドのデザインを特別に制約することがなく、新モデ
ル企画に対してデザインテストの大幅な変更を要求しな
い。また、凹部側連結貫通穴6A、6Bは連結ピン3の
突出部9の径より小さいために、凹部側連結貫通穴6
A、6Bの外から見える端部は径小なものであり、外観
上見栄えがよくなる。また、前記連結ピン3を取り外す
場合には、力のかけ方が一定で済むために、連結ピン3
の取り外す作業が安定する。
【0042】なお、長さ調整駒2としては、その駒本体
の一端部に複数の凹部と、これらの凹部により形成され
る複数のアーム部とを形成し、また、駒本体の他端部に
複数の凸部を形成し、アーム部にバンド短手方向に沿う
凹部側連結貫通穴を、凸部にはバンド短手方向に沿う凸
部側連結貫通穴を形成して、これらの凸部側連結貫通穴
の一端に、凹部側連結貫通穴より径大の段穴部を形成し
て、隣り合う長さ調整駒2において、一方の長さ調整駒
2の凹部に、他方の長さ調整駒2の凸部を挿入した状態
で、一方の凹部側連結貫通穴から凸部側連結貫通穴を介
して他方の凹部側連結貫通穴に連結ピン3を挿入し、連
結ピン3の突出部9を段穴部に挿入することにより、隣
り合う長さ調整駒2が互いに連結するようにしてもよ
い。
【0043】図5は本発明に係わるバンドの長さ調節構
造(実施例2)の分解状態の斜視図、図6は図5のI−
I線に沿う断面図である。
【0044】実施例2に係わるバンドの長さ調節構造
は、実施例1の長さ調節構造を備えたバンドより幅の狭
い(バンドの幅が5mm〜6mm以下のものに使用)、
女性用バンドに具備されるものであり、そのバンドの隣
り合う長さ調整駒12は駒本体12Aを有しており、こ
の駒本体12Aの一端部には、凹部15Aと、この凹部
15Aの両側(バンド短手方向に両側)に位置するアー
ム部14A、14Bとが形成してあり、また、駒本体1
2Aの他端部には凸部15が形成してある。この凸部1
5の幅寸法は凹部15Aの幅寸法よりやや小さめに設定
してある。
【0045】そして、アーム部14A、14Bにはバン
ド短手方向に沿う凹部側連結貫通穴16A、16Bが形
成してあり、凸部15にはバンド短手方向に沿う凸部側
径大連結貫通穴(径大連結貫通穴)17が形成してあ
る。そして、隣り合う長さ調整駒12において、一方の
長さ調整駒12の凹部15Aに、他方の長さ調整駒12
の凸部15を挿入した状態では、凹部側連結貫通穴16
A、16Bと凸部側径大連結貫通穴17とは一直線上に
位置するものとなっている。
【0046】連結ピン13は、半甲丸状の断面を有する
金属線18を二つ折りに折曲して、その一部に互いに背
向して径方向に突出する突出部19を形成して構成して
あり、この突出部19は、その金属線18を二つ折りし
た折線部18A毎に、連結ピン13の軸線方向に対して
に略垂直に(凸部側径大連結貫通穴17の径方向)立ち
上がり、片側突出部19Aを互いに背向して略矩形形状
にして形成したものとなっている。この突出部19の表
面は、連結ピン13の軸線に対して2°の角度をなすテ
ーパーとなるテーパー面TS1,TS2で構成されてい
る。この突出部9のテーパー面TS1,TS2は、連結
ピン3の両端からそれぞれ中央に向かって上昇するよう
に傾斜している。また、この突出部19は、片側突出部
19Aの両端が成す4つの角部20a、20bを有して
いる。
【0047】また、突出部19の高さも、前述した実施
例1と同様に凹部側連結貫通穴16A、16Bの直径よ
り大きくしてある。そして、連結ピン13は、突出部1
9を中にして、互いに長さ寸法が略等しい一方及び他方
のピン部13A、13Bを有しており、突出部19の長
さは凸部側径大連結貫通穴17の長さ寸法よりやや小さ
めにしてある。
【0048】そして、隣り合う長さ調整駒12におい
て、一方の長さ調整駒12の凹部15Aに、他方の長さ
調整駒12の凸部15を挿入した状態で、凹部側連結貫
通穴16Aから凸部側径大連結貫通穴17を介して凹部
側連結貫通穴16Bに前記連結ピン13を挿入すること
により、隣り合う長さ調整駒12が互いに連結してあ
る。
【0049】すなわち、前記連結ピン13を、その一方
のピン部13A側から一方の凹部側連結貫通穴16A
に、続けて凸部側連結貫通穴17に挿入していくと、突
出部19が凹部側連結貫通穴16Aにより中心側に圧縮
を受けて撓む。このときに、凹部側連結貫通穴16Aの
内面に突出部19のテーパー面TS1が当接し、突出部
19は徐々に圧縮されることになる。そして、突出部1
9が凸部側径大連結貫通穴17に挿入されて突出部19
の他方の角部20bが凹部側連結貫通穴16Aの端部を
過ぎると、突出部19が凸部側径大連結貫通穴17の径
方向に変位して「カツン」という感触を指先に受ける。
これにより突出部19が凸部側径大連結貫通穴17に入
ったことが解る。
【0050】この状態では、連結ピン13の一方のピン
部13Aは凸部側径大連結貫通穴17から凹部側連結貫
通穴16B内に至り、また、連結ピン13の他方のピン
部13Bは凹部側連結貫通穴16A内に位置しており、
隣り合う長さ調整駒12は連結ピン13により互いに連
結される。
【0051】上記のように、連結ピン13は、凹部側連
結貫通穴16Aを通過するときに突出部19のテーパー
面TS1によって無理なく徐々に圧縮されることにな
る。このため、凹部側連結貫通穴16Aを通過したとき
に、突出部19が変形したり、突出部19の端部にクラ
ックが発生することがない。また、図6に示す状態から
連結ピン13を図中左方向に抜脱する場合においては、
凹部側連結貫通穴16Aを通過するときに突出部19の
テーパー面TS2によって無理なく徐々に突出部19が
圧縮されて、突出部19に変形を起こすことなく抜き取
ることができる。
【0052】このように、突出部19の表面に2つのテ
ーパー面TS1,TS2を設けることにより、連結ピン
13の組み込みと抜脱の際、あるいは連結ピン13の向
きにかかわらず、無理なく突出部19を径方向に圧縮し
て凹部側連結貫通穴16A,16Bを通過させることが
可能となる。
【0053】また、本実施例のように幅の狭い長さ調整
駒12の場合には、連結ピン13の突出部19の長さも
実施例1のものに比べて短くしなければならないため、
前述したようにそのテーパー面TS1,TS2の傾斜角
をより大きくすることが好ましい。従って、実施例2に
おいては、このテーパー面TS1,TS2の傾斜角を2
°に設定している。
【0054】また、この実施例2においても、連結ピン
13は、凹部側連結貫通穴16A、16B、凸部側径大
連結貫通穴17内に自由な状態で組み込まれており(駒
から圧迫を受けず)、圧接部がない。このために、連結
ピン13自体の材料特性(スプリング性等)が継続し、
同じく連結ピン13を繰り返し使用しても安定した着脱
作業を行うことができる。
【0055】このように構成されたバンドの長さ調節構
造は、上記した実施例1の場合と同様な利点を有するこ
とになる。
【0056】図7は本発明に係わるバンドの長さ調節構
造(実施例3)の分解状態の斜視図である。
【0057】実施例3に係わるバンドの長さ調節構造
は、長さ調整外駒22と、互いに隣り合う長さ調整外駒
22を連結するための長さ調整中駒23とを有してい
る。長さ調整外駒22は駒本体22Aを有しており、こ
の駒本体22Aの一端部には、凹部24と、この凹部2
4の両側(バンド短手方向に両側)に位置するアーム部
25A、25Bとが形成してある。また、駒本体22A
の他端部には、凹部26と、この凹部26の両側(バン
ド短手方向に両側)に位置するアーム部27A、27B
とが形成してある。そして、アーム部25A、25Bに
はバンド短手方向に沿う外駒側連結貫通穴(長さ調整外
駒の連結貫通穴)28A、28Bが、アーム部27A、
27Bにはバンド短手方向に沿う外駒側連結貫通穴(長
さ調整外駒の連結貫通穴)29A、29Bがそれぞれ形
成してある。
【0058】また、長さ調整中駒23は、隣り合う長さ
調整外駒22の互いに対向する凹部24、26が成す矩
形状の穴部分(穴状部)イに挿入されるべく、矩形ブロ
ック状の駒本体23Aを有している。この駒本体23A
には、バンド短手方向に沿う中駒側連結貫通穴(長さ調
整中駒の連結貫通穴)30、31が形成してあり、これ
らの中駒側連結貫通穴30、31の一端には、外駒側連
結貫通穴28A、29Aより径大の段穴部32、33が
形成してある。そして、隣り合う長さ調整外駒22の互
いに対向する凹部24、26が成す矩形状の穴部分イ
に、長さ調整中駒23を挿入した状態では、外駒側連結
貫通穴29A、29Bと一方の中駒側連結貫通穴30と
は一直線上に位置し、また、隣り合う長さ調整外駒22
外駒側連結貫通穴28A、28Bと他方の中駒側連結貫
通穴31とは一直線上に位置するものとなっている。
【0059】一方、連結ピン33−1、33−2は、上
記した実施例1の場合における、図1乃至図3に示す連
結ピン3と同じ形状をしているため、その符号を図1乃
至図3に示す連結ピン3と同様にして説明を省略する。
【0060】隣り合う一方及び他方の長さ調整外駒22
において、互いに対向する凹部24、26が成す矩形状
の穴部分イに、長さ調整中駒23を挿入した状態で、外
駒側連結貫通穴29Aから一方の中駒側連結貫通穴30
を介して外駒側連結貫通穴29Bに前記連結ピン33−
1を挿入し、また、隣り合う長さ調整外駒22の外駒側
連結貫通穴28Aから他方の中駒側連結貫通穴31を介
して外駒側連結貫通穴28Bに前記連結ピン33−2を
挿入することにより、隣り合う長さ調整外駒22が互い
に連結してある。
【0061】すなわち、前記連結ピン33−1を、その
一方のピン部3A側から外駒側連結貫通穴29Aに、続
けて一方の中駒側連結貫通穴30に挿入していくと、突
出部9が外駒側連結貫通穴29Aにより中心側に圧縮を
受けて撓む。このときに、外駒側連結貫通穴29Aの内
面に突出部9のテーパー面TSが当接し、突出部9は徐
々に圧縮されることになる。そして、突出部9が段穴部
32に挿入されて突出部9の他方の角部10bが外駒側
連結貫通穴29Aの端部を過ぎると、突出部9が段穴部
32の径方向に変位して「カツン」という感触を指先に
受ける。これにより突出部9が段穴部32に入ったこと
が解る。この状態では、連結ピン33−1の一方のピン
部3Aは一方の中駒側連結貫通穴30から外駒側連結貫
通穴29B内に至り、また、連結ピン33−1の他方の
ピン部3Bは外駒側連結貫通穴29A内に位置する。
【0062】また、連結ピン33−2を、他方の外駒側
連結貫通穴28Aから他方の中駒側連結貫通穴31に挿
入した場合においても、上記した連結ピン33−1の挿
入と同様に突出部9のテーパー面TSにより突出部9が
徐々に圧縮されて外駒側連結貫通穴28Aを通過し、突
出部9が段穴部33に達するとその径方向に変位して
「カツン」という感触を指先に与える。このときに、連
結ピン33−2の一方のピン部3Aは他方の中駒側連結
貫通穴31から外駒側連結貫通穴28B内に至り、ま
た、連結ピン33−2のピン部3Bは外駒側連結貫通穴
28A内に位置する。これにより、隣り合う長さ調整外
駒22が長さ調整中駒23と連結ピン33−1、33−
2により互いに連結される。
【0063】この場合においても、連結ピン33−1、
33−2は、外駒側連結貫通穴29A、29B、28
A、28B、中駒側連結貫通穴30、31、段穴部3
2、33内に自由な状態で組み込まれており(駒から圧
迫を受けず)、圧接部分がない。このために、連結ピン
33−1、33−2自体の材料特性(スプリング性等)
が継続し、同じく連結ピン13を繰り返し使用しても安
定した着脱作業を行うことができる。
【0064】このように構成されたバンドの長さ調節構
造は、上記した実施例1の場合と同様な利点を有する。
【0065】なお、本発明のバンドの長さ調節構造は、
長さ調整外駒と、互いに隣り合う長さ調整外駒を連結す
るための複数の長さ調整中駒を有する場合にも、適用で
きるものである。
【0066】図8は本発明に係わるバンドの長さ調節構
造(実施例4)の分解状態の斜視図である。
【0067】実施例4に係わるバンドの長さ調節構造
は、実施例3の長さ調節構造を備えたバンドより幅の狭
い(バンドの幅が5mm〜6mm以下のものに使用)、
女性用バンドに具備されるものであり、長さ調整外駒4
2と、互いに隣り合う長さ調整外駒42を連結するため
の長さ調整中駒43とを有している。
【0068】そして、長さ調整外駒42は駒本体42A
を有しており、この駒本体42Aの一端部には、凹部4
4と、この凹部44の両側(バンド短手方向に両側)に
位置するアーム部45A、45Bとが形成してある。ま
た、駒本体42Aの他端部には、凹部46と、この凹部
46の両側(バンド短手方向に両側)に位置するアーム
部47A、47Bとが形成してある。そして、アーム部
45A、45Bにはバンド短手方向に沿う外駒側連結貫
通穴(長さ調整外駒の連結貫通穴)48A、48Bが、
アーム部47A、47Bにはバンド短手方向に沿う外駒
側連結貫通穴(長さ調整外駒の連結貫通穴)49A、4
9Bがそれぞれ形成してある。
【0069】また、長さ調整中駒43は、隣り合う長さ
調整外駒42の互いに対向する凹部44、46が成す矩
形状の穴部分イに挿入されるべく、矩形ブロック状の駒
本体43Aを有しており、この駒本体43Aには、バン
ド短手方向に沿う2つの中駒側径大連結貫通穴(長さ調
整中駒の径大連結貫通穴)50、51が形成してある。
そして、隣り合う長さ調整外駒42の互いに対向する凹
部44、46が成す矩形状の穴部分(穴状部)イに、長
さ調整中駒43を挿入した状態では、外駒側連結貫通穴
49A、49Bと一方の中駒側径大連結貫通穴50とは
一直線上に位置し、また、外駒側連結貫通穴48A、4
8Bと他方の中駒側径大連結貫通穴51とは一直線上に
位置するものとなっている。
【0070】連結ピン53−1、53−2は、上記した
実施例2の場合における連結ピン13と略同じ形状をし
ているため、その符号を図5及び図6に示す連結ピン1
3と同様にして説明を省略する。
【0071】隣り合う長さ調整外駒42において、互い
に対向する凹部44、46が成す矩形状の穴部分イに、
長さ調整中駒43を挿入した状態で、外駒側連結貫通穴
49Aから一方の中駒側径大連結貫通穴50を介して外
駒側連結貫通穴49Bに前記連結ピン53−1を挿入
し、また、外駒側連結貫通穴48Aから他方の中駒側径
大連結貫通穴51を介して外駒側連結貫通穴48Bに前
記連結ピン53−2を挿入することにより、隣り合う長
さ調整外駒42が互いに連結してある。
【0072】すなわち、前記連結ピン53−1を、その
一方のピン部13A側から外駒側連結貫通穴49Aに、
続けて一方の中駒側径大連結貫通穴50に挿入していく
と、突出部19が外駒側連結貫通穴49Aにより中心側
に圧縮を受けて撓む。このときに、外駒側連結貫通穴4
9Aの内面に突出部19のテーパー面TS1が当接し、
突出部19は徐々に圧縮されることになる。そして、突
出部19が中駒側径大連結貫通穴50に挿入されて突出
部19の他方の角部20bが外駒側連結貫通穴49Aの
端部を過ぎると、突出部19が中駒側径大連結貫通穴5
0の径方向に変位して「カツン」という感触を指先に受
ける。これにより突出部19が中駒側径大連結貫通穴5
0に入ったことが解る。この状態では、連結ピン53−
1の一方のピン部13Aは一方の中駒側連結貫通穴50
から外駒側連結貫通穴49B内に至り、また、連結ピン
53−1の他方のピン部13Bは外駒側連結貫通穴49
A内に位置する。
【0073】また、連結ピン53−2を、外駒側連結貫
通穴48Aから他方の中駒側径大連結貫通穴51に挿入
した場合においても、上記した連結ピン53−1の挿入
と同様に外駒側連結貫通穴48Aの内面に突出部19の
テーパー面TS1が当接し、突出部19が徐々に圧縮さ
れて外駒側連結貫通穴48Aを通過し、突出部19が中
駒側径大連結貫通穴51に達するとその径方向に変位し
て「カツン」という感触を指先に与える。そして、連結
ピン53−2の一方のピン部13Aは他方の中駒側径大
連結貫通穴51から外駒側連結貫通穴48B内に至り、
また、連結ピン53−2のピン部13Bは外駒側連結貫
通穴48A内に位置する。これにより、隣り合う長さ調
整外駒42が長さ調整中駒43と連結ピン53−1、5
3−2により互いに連結される。
【0074】この場合においても、連結ピン53−1、
53−2は、外駒側連結貫通穴49A、49B、48
A、48B、中駒側径大連結貫通穴50、51内に自由
な状態で組み込まれており(駒から圧迫を受けず)、圧
接部分がない。このために、連結ピン53−1、53−
2自体の材料特性(スプリング性等)が継続し、同じく
連結ピン53−1、53−2を繰り返し使用しても安定
した着脱作業を行うことができる。
【0075】このように構成されたバンドの長さ調節構
造は、上記した実施例1及び2の場合と同様な利点を有
する。
【0076】
【発明の効果】上記本発明によれば、連結ピンの突出部
の表面にテーパーを形成しているので、長さ調整駒や長
さ調整外駒に設けられている連結貫通穴に連結ピンの突
出部を通すときに、突出部が徐々に圧縮される。このた
め、突出部がつぶれて変形することがなく、複数回(繰
り返しの脱着)の使用に耐えるものにすることができ
る。
【0077】また、連結ピンを組み込んだときに突出部
が徐々に圧縮されるため、突出部の端部付近にいきなり
大きなストレスがかかることがない。このため、クラッ
クが発生することもなく、長期間安定した機能品質を保
つことができる。
【0078】更に、連結ピンの突出部の表面がテーパー
となっているため、連結ピンの組み込みがし易く、一気
に強い力を加える必要もなくなり、組込作業性も向上さ
せることができる。
【0079】また、連結ピンを、連結貫通穴に挿入して
いき、突出部が段穴部に挿入されると、突出部が段穴部
の径方向に変位して「カツン」という感触を指先に受け
るために、連結ピンの突出部が段穴部に完全に入ったこ
とが解り、結ピンの組み込みが確実に行われたことが感
触として確認できる。
【0080】また、連結ピンの突出部の角部が段穴部の
端部に干渉して、この段穴部がストッパーの働きをする
ために、連結ピンの位置が安定し、腕時計の携帯にずれ
ることがない。
【0081】また、長さ調整駒等の連結部分を設計する
上で段穴部の寸法を確保することは容易であり、バンド
のデザインを特別に制約することなく、この長さ調節構
造を用いることができる。
【0082】また、連結ピンが駒から圧迫を受けず、自
由状態で組み込まれているので、連結ピン自体の材料特
性(スプリング性等)が継続し、連結ピンの脱落が皆無
になるし、また、同じく連結ピンを繰り返し使用しても
安定した作業を行うことができる。
【0083】また、長さ調整駒又は長さ調整外駒の連結
貫通穴の外端から段穴部の底までの長さSと、連結ピン
の先端部から突出部の一端までの長さLとの関係をS<
Lに設定しているので、連結ピンの先端部が案内の役目
をして円滑に突出部を段穴部に装着することができる。
【0084】また、本発明のバンドの長さ調節構造は、
時計バンド、衣料用バンド、ブレスレッド、ネックレス
に使用することができ、それらの長さ調節をより確実か
つ容易に行うことを可能にしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるバンドの長さ調節構造(実施例
1)の分解状態の斜視図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】本発明に係わるバンドの長さ調節構造(実施例
1)の一部断面した平面図である。
【図4】(1)は同バンドの長さ調節構造(実施例1)
における連結ピンの側面図である。(2)は同連結ピン
の片側突出部の拡大図である。(3)は図4の(1)の
F−F線に沿う断面図である。(4)は図4の(1)の
G−G線に沿う断面図である。(5)は図4の(1)の
H−H線に沿う断面図である。
【図5】本発明に係わるバンドの長さ調節構造(実施例
2)分解状態の斜視図である。
【図6】図5のI−I線に沿う断面図である。
【図7】本発明に係わるバンドの長さ調節構造(実施例
3)の分解状態の斜視図である。
【図8】本発明に係わるバンドの長さ調節構造(実施例
4)の分解状態の斜視図である。
【図9】従来のバンドの長さ調節構造の要部断面図であ
る。
【図10】図9に示す連結ピンの突出部に変形が起きた
状態を示す要部断面図である。
【符号の説明】
TS,TS1,TS2 テーパー面 2 長さ調整駒 2A 駒本体 3 連結ピン(ヘアーピン) 4A 凹部 5 凸部 6A、6B 凹部側連結貫通穴(凹部の連結貫通穴) 7 凸部側連結貫通穴(凸部の連結貫通穴) 7A 段穴部 8 金属線 8A 折線部 9 突出部 9A 片側突出部 12 長さ調整駒 12A 駒本体 13 凹部 15 凸部 16A、16B 凹部側連結貫通穴(凹部の連結貫通
穴) 17 凸部側径大連結貫通穴(径大連結貫通
穴) 18 突出部 22 長さ調整外駒 23 長さ調整中駒 24、26 凹部 28A、28B 外駒側連結貫通穴(長さ調整外駒の連
結貫通穴) 29A、29B 外駒側連結貫通穴(長さ調整外駒の連
結貫通穴) 30、31 中駒側連結貫通穴(長さ調整中駒の連
結貫通穴) 32、33 段穴部 42 長さ調整外駒 43 長さ調整中駒 44、46 凹部 48A、48B 外駒側連結貫通穴(長さ調整外駒の連
結貫通穴) 49A、49B 外駒側連結貫通穴(長さ調整外駒の連
結貫通穴) 50、51 中駒側径大連結貫通穴(径大連結貫通
穴)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に形成した凹部を挟んだアーム部に
    バンド短手方向に沿う連結貫通穴を有する一方の長さ調
    整駒と、前記凹部に組み合わされる凸部を有し且つ前記
    凸部にバンド短手方向に沿う連結貫通穴を有する他方の
    長さ調整駒とを有し、前記一方及び他方の長さ調整駒の
    前記連結貫通穴に、半甲丸状の断面を有する金属線を二
    つ折りに折曲して、その一部に互いに背向して径方向に
    突出する突出部を形成した連結ピンを挿入することによ
    り前記一方及び他方の長さ調整駒を着脱可能に連結して
    なるバンドの長さ調節構造において、 前記他方の長さ調整駒の前記凸部に設けられた前記連結
    貫通穴の一端に、前記一方の長さ調整駒の前記凹部の前
    記連結貫通穴より径大の段穴部を形成し、 前記連結ピンの突出部を、その金属線を二つ折りした折
    線部毎に、前記連結ピンの軸線方向に対して略垂直に立
    ち上がる片側突出部を互いに背向して略矩形形状でその
    表面に連結ピンの軸線方向にテーパーを形成すると共
    に、前記凹部の前記連結貫通穴より径大で且つ前記段穴
    部より径小に形成し、 前記連結ピンを前記凹部の前記連結貫通穴より挿入し、
    前記段穴部に前記突出部を落とし込み装着したとき、前
    記連結ピンの前記突出部を前記段穴部に圧接せずに配設
    するようにしたことを特徴とするバンドの長さ調節構
    造。
  2. 【請求項2】 一端に形成した凹部を挟んだアーム部に
    バンド短手方向に沿う連結貫通穴を有する一方の長さ調
    整駒と、前記凹部に組み合わされる凸部を有し且つ前記
    凸部にバンド短手方向に沿う連結貫通穴を有する他方の
    長さ調整駒とを有し、前記一方及び他方の長さ調整駒の
    前記連結貫通穴に、半甲丸状の断面を有する金属線を二
    つ折りに折曲して、その一部に互いに背向して径方向に
    突出する突出部を形成した連結ピンを挿入することによ
    り前記一方及び他方の長さ調整駒を着脱可能に連結して
    なるバンドの長さ調節構造において、 前記他方の長さ調整駒の前記凸部に設けられた前記連結
    貫通穴を、前記一方の長さ調整駒の前記凹部の前記連結
    貫通穴より径大の径大連結貫通穴で構成し、 前記連結ピンの突出部を、その金属線を二つ折りした折
    線部毎に、前記連結ピンの軸線方向に対して略垂直に立
    ち上がる片側突出部を互いに背向して略矩形形状でその
    表面に連結ピンの軸線方向にテーパーを形成すると共
    に、前記凹部の前記連結貫通穴より径大で且つ前記径大
    連結貫通穴より径小に形成し、 前記連結ピンを前記凹部の前記連結貫通穴より挿入し、
    前記径大連結貫通穴に前記突出部を落とし込み装着した
    とき、前記連結ピンの前記突出部を前記径大連結貫通穴
    に圧接せずに配設するようにしたことを特徴とするバン
    ドの長さ調節構造。
  3. 【請求項3】 一端に形成した凹部を挟んだアーム部に
    バンド短手方向に沿う連結貫通穴を有する一方及び他方
    の長さ調整外駒と、前記一方及び他方の長さ調整外駒の
    前記凹部が成す孔状部に挿入されてバンド短手方向に沿
    う連結貫通穴をバンド長手方向に一対設けた長さ調整中
    駒とを有し、 前記一方及び他方の長さ調整外駒の前記連結貫通穴と前
    記長さ調整中駒の前記連結貫通穴とに、半甲丸状の断面
    を有する金属線を二つ折りに折曲して、その一部に互い
    に背向して径方向に突出する突出部を形成した連結ピン
    を挿入することにより前記長さ調整中駒を介して前記一
    方及び他方の長さ調整外駒を着脱可能に連結してなるバ
    ンドの長さ調節構造において、 前記長さ調整中駒に設けられた前記連結貫通穴の一端
    に、前記長さ調整外駒の前記連結貫通穴より径大の段穴
    部を形成し、 前記連結ピンの突出部を、その金属線を二つ折りした折
    線部毎に、前記連結ピンの軸線方向に対して略垂直に立
    ち上がる片側突出部を互いに背向して略矩形形状でその
    表面に連結ピンの軸線方向にテーパーを形成すると共
    に、前記長さ調整外駒の前記連結貫通穴より径大で且つ
    前記段穴部より径小に形成し、 前記連結ピンを前記長さ調整外駒の前記連結貫通穴より
    挿入し、前記長さ調整中駒の前記段穴部に前記突出部を
    落とし込み装着したとき、前記連結ピンの前記突出部を
    前記段穴部に圧接せずに配設するようにしたことを特徴
    とするバンドの長さ調節構造。
  4. 【請求項4】 一端に形成した凹部を挟んだアーム部に
    バンド短手方向に沿う連結貫通穴を有する一方及び他方
    の長さ調整外駒と、前記一方及び他方の長さ調整外駒の
    前記凹部が成す孔状部に挿入されてバンド短手方向に沿
    う連結貫通穴をバンド長手方向に一対設けた長さ調整中
    駒とを有し、 前記一方及び他方の長さ調整外駒の前記連結貫通穴と前
    記長さ調整中駒の前記連結貫通穴とに、半甲丸状の断面
    を有する金属線を二つ折りに折曲して、その一部に互い
    に背向して径方向に突出する突出部を形成した連結ピン
    を挿入することにより前記長さ調整中駒を介して前記一
    方及び他方の長さ調整外駒を着脱可能に連結してなるバ
    ンドの長さ調節構造において、 前記長さ調整中駒に設けられた前記連結貫通穴を、前記
    長さ調整外駒の前記連結貫通穴より径大の径大連結貫通
    穴で構成し、 前記連結ピンの突出部を、その金属線を二つ折りした折
    線部毎に、前記連結ピンの軸線方向に対して略垂直に立
    ち上がる片側突出部を互いに背向して略矩形形状でその
    表面に連結ピンの軸線方向にテーパーを形成すると共
    に、前記長さ調整外駒の前記連結貫通穴より径大で且つ
    前記径大連結貫通穴より径小に形成し、 前記連結ピンを前記長さ調整外駒の前記連結貫通穴より
    挿入し、前記長さ調整中駒の前記径大連結貫通穴に前記
    突出部を落とし込み装着したとき、前記連結ピンの突出
    部を前記径大連結貫通穴に圧接せずに配設するようにし
    たことを特徴とするバンドの長さ調節構造。
  5. 【請求項5】 前記連結ピンの突出部に形成したテーパ
    ーが、前記突出部の両端からその中央に向かって形成さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の
    いずれか1つのバンドの長さ調節構造。
  6. 【請求項6】 前記連結ピンの突出部に形成したテーパ
    ーが、0.5°から5.0°の範囲に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項5記載のいずれか1
    つのバンドの長さ調節構造。
  7. 【請求項7】 前記連結ピンの突出部に形成したテーパ
    ーが、1.0°から2.0°の範囲に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項5記載のいずれか1
    つのバンドの長さ調節構造。
  8. 【請求項8】 前記段穴部または前記径大連結貫通穴に
    落とし込んだ前記連結ピンが、その矩形をなす前記突出
    部の4つの角部でバンド短手方向の移動を規制している
    請求項1乃至請求項4記載のいずれか1つのバンドの長
    さ調節構造。
  9. 【請求項9】 前記連結ピンが前記駒から圧迫を受け
    ず、自由状態で組み込まれている請求項1乃至請求項4
    記載のいずれか1つのバンドの長さ調節構造。
  10. 【請求項10】 前記長さ調整駒の前記凹部の前記連結
    貫通穴の外端又は前記長さ調整外駒の前記連結貫通穴の
    外端から前記段穴部の底までの長さSと、前記連結ピン
    の二つ折りに折曲した端面から前記突出部の一端までの
    長さLとの関係が、 S<L である請求項1又は請求項3記載のバンドの長さ調節構
    造。
  11. 【請求項11】 前記バンドは、時計バンド、衣料用バ
    ンド、ブレスレッド、ネックレスの中の一つである請求
    項1乃至請求項4記載のいずれか1つのバンドの長さ調
    節構造。
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CN105146863A (zh) * 2015-07-17 2015-12-16 东莞市亿丰钟表有限公司 方便调节长度的表带
JP2017170016A (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 シチズン時計株式会社 バンド

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