JP2003116296A - フィルター回路 - Google Patents

フィルター回路

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JP2003116296A JP2001310170A JP2001310170A JP2003116296A JP 2003116296 A JP2003116296 A JP 2003116296A JP 2001310170 A JP2001310170 A JP 2001310170A JP 2001310170 A JP2001310170 A JP 2001310170A JP 2003116296 A JP2003116296 A JP 2003116296A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータの位置検出信号を用いて、モータの駆
動信号を発生するモータ回路において、位置検出信号の
ノイズを除去するフィルター回路の素子数を低減するこ
とを目的とする。 【解決手段】 3相合成信号発生回路を備え、モータの
回転位置を検出する3相の位置検出信号に応じて3相合
成パルス信号HPを作成する。そして、3相合成パルス
信号HPの値が変化した後、その3相合成パルスが所定
時間以上同じ値であることを判定して、3相の位置検出
信号がモータ回路の出力ロジック回路へ伝わるようにし
た。これにより、一つのフィルター回路で3相のホール
信号の何れかにノイズが入っても出力ロジック回路へノ
イズを伝えないというフィルター効果を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータの回転子位
置検出手段の位置検出信号を用いてモータ駆動信号を発
生するモータ駆動回路に関し、特に、位置検出信号のノ
イズを除去するフィルター回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、モータ回路の一例を示す図であ
る。図4において、1a、1b、1cはホール素子であ
って、モータの回転子の位置が検出されて、その検出出
力された信号がHIN1+とHIN1−、HIN2+と
HIN2−、HIN3+とHIN3−として出力され
る。なお、ホール素子から出力される信号は、差動信号
となっていて、例えば、ホール素子1aから出力される
差動信号がHIN1+、HIN1−である。2a、2
b、2cはコンパレータであって、信号HIN1+とH
IN1−、HIN2+とHIN2−、HIN3+とHI
N3−がそれぞれ処理され、その処理された信号がホー
ル信号HIN1、HIN2及びHIN3として出力され
る。3は出力ロジック回路3であって、ホール信号HI
N1、HIN2及びHIN3に応じた制御信号が出力さ
れる。4は駆動回路であって、出力トランジスタから成
り、出力ロジック回路3から出力される制御信号によっ
て出力トランジスタがオン/オフ制御される。これよ
り、駆動回路4から出力される電流駆動信号OUT1、
OUT2及びOUT3によって、駆動コイル5a、5b
及び5cに順次駆動電流が供給される。この駆動コイル
5a、5b及び5cに供給される駆動電流が順次切換え
られることによりモータが回転する。具体的には、図6
の真理値表に示すように、例えば、ホール信号HIN
1、HIN3がHレベルであって、ホール信号HIN2
がLレベルであると電流駆動信号OUT2からOUT1
の方向へ駆動電流が供給される。そして、電流駆動信号
OUT2に接続されたコイル5bからコイル5a、5b
及び5cの中点Aを経由して電流駆動信号OUT1に接
続されたコイル5aの方向に電流が流れる。次に、ホー
ル信号HIN1がHレベルであって、ホール信号HIN
2、HIN3がLレベルであると電流駆動信号OUT3
からOUT1の方向へ駆動電流が切換え供給されと、電
流駆動信号OUT3に接続されたコイル5cから中点A
を経由して電流駆動信号OUT1に接続されたコイル5
aの方向に電流が流れる。
【0003】なお、駆動コイル5a、5b及び5cは、
位相が0°、120°、240°の位相位置にそれぞれ
配されている。また、ホール素子で検出された差動信号
HIN1+とHIN1−、HIN2+とHIN2−、H
IN3+とHIN3−は、図5に示すようにそれぞれ位
相が120°ずれた信号である。よって、コンパレータ
2a、2b及び2cによって処理されたホール信号HI
N1、HIN2及びHIN3もそれぞれ位相が120°
ずれた信号である。
【0004】また、電流駆動信号OUT1、OUT2、
OUT3からコイル5a、5b、5cに供給される駆動
電流は、図6の真理値表に示すように、ホール信号HI
N1、HIN2、HIN3のいずれかの信号のレベルが
変化する位相が60°毎に、順次切換えられている。即
ち、図5に示すホール素子で検出された差動信号HIN
1+とHIN1−、HIN2+とHIN2−、HIN3
+とHIN3−のそれぞれの何れかの傾斜が大きいゼロ
クロス点で、電流駆動信号OUT1、OUT2、OUT
3の変化量が最も大きくなり、電源等に大きなノイズが
発生するのである。このゼロクロス点で大きなノイズが
あるとホール素子が誤動作を起したり、ホール素子又は
コンパレータの出力信号にノイズが重畳されて、出力ロ
ジック回路が誤動作を起すという問題が発生する。
【0005】尚、ホール素子で検出出力される差動信号
HIN1+とHIN1−、HIN2+とHIN2−、H
IN3+とHIN3−は、一般的に、図5に示す傾斜が
最も小さい点で100mVp−pの振幅である。また、
コンパレータ2a、2b、2cの入力は、ヒステリシス
入力となっているが、一般的には、このヒステリシス値
は±15mV程度である。しかし、上述したゼロクロス
点で発生するノイズは、そのヒステリシス値より大きい
レベルとなる。そこで、従来においては、コンパレータ
2a、2b、2cの出力と、ロジック回路3との間にそ
れぞれにフィルター回路6を設けて、ノイズを除去して
いた。
【0006】図7は、従来のフィルター回路6の一例を
示す図であり、このフィルター回路6が、出力HIN1
に対するフィルター回路であって、信号HIN2、HI
N3にも同じフィルター回路6が接続されるが、説明を
簡単とするため信号HIN1のみ説明する。図7に示す
フィルター回路は、クロック信号MFCLKを用いて、
コンパレータ2aから出力されたホール信号HIN1の
信号レベルがクロック信号MFCLKの2サイクル分の
周期以上安定して同じ状態(Hレベル又はLレベル)で
あることを判別し、その判別した結果の判別信号に応じ
てホール信号HIN1の信号レベルと同レベルの信号I
N1Fが出力される。
【0007】具体的に、コンパレータ2aの出力に接続
されたフィルター回路の動作を説明する。図7におい
て、クロック信号MFCLKは、例えば、500KHz
の非同期のクロック信号である。
【0008】まず、ホール信号HIN1が、クロックM
FCLKに応じてDフリップフロップ16a、16b、
16cに順次格納される。そして、ホール信号HIN1
が、図8のウに示すようにLレベルからHレベルに遷移
し、Dフリップフロップ16a、16b及び16cにホ
ール信号HIN1のHレベルが順次格納されると図8の
エに示すようにゲートAND1からHレベルの信号が出
力される。そして、ゲートAND1から出力されるHレ
ベルの信号がクロックMFCLKの立下りに応じてDフ
リップフロップ17に格納されるとともに、図8のカに
示すようにDフリップフロップ17のQ出力から出力さ
れる信号がLレベルからHレベルに遷移する。これよ
り、Dフリップフロップ17のQ出力信号の立ち上りに
応じてDフリップフロップ19では、電源に接続される
データ入力DのHレベルを格納するとともに、その格納
された値のHレベルが図8のキに示すように信号IN1
FとしてQ出力から出力される。この信号IN1Fが、
図4の出力ロジック回路3に入力されるのである。
【0009】なお、図8のイに示すように、ホール信号
HIN1のHレベルがDフリップフロップ16a、16
b及び16cに順次格納されるクロック信号MFCLK
の2サイクル分以上、つまり、4μS以上安定した状態
が保持されると、ゲートAND1からHレベルが出力さ
れる。
【0010】また、図8のウに示すようにホール信号H
IN1が、HベルからLベルに遷移し、Dフリップフロ
ップ16a、16b、16cにホール信号HIN1のL
レベルが順次格納されると、図8のオに示すようにゲー
トAND2から信号がHレベルとして出力される。そし
て、ゲートAND2から出力されたHレベルの信号が、
クロックMFCLKの立下りに応じてDフリップフロッ
プ18で格納されると、その格納されたLレベルの値が
QX出力から出力される。これより、Dフリップフロッ
プ18のQX出力のLレベルに応じて、ゲートAND3
では出力信号RDがLレベルとして出力される。そし
て、ゲートAND3の出力信号のLレベルに応じてDフ
リップフロップ19はリセットされ、Q出力から信号I
N1FがLレベルとして出力される。
【0011】上述の如く、ホール信号HIN1が図8に
示すようにクロックMFCLKの2クロック分である4
μS以上の期間、安定して同じレベル(Hレベル又はL
レベル)であるとホール信号HIN1の信号レベルが信
号IN1Fとして出力されるので、4μSより短い幅の
ホール信号HIN1のレベルがノイズとして除去され
る。
【0012】なお、上述の説明はホール信号HIN1で
説明したが、ホール信号HIN2及びHIN3において
も同一構成のフィルター回路が接続され、同様に4μS
より短い幅のノイズが除去される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、3相のホール
信号HIN1、HIN2及びHIN3のそれぞれにフィ
ルターを付加すると、フィルター回路が3個必要とな
り、素子数が大幅に増加してしまう。
【0014】このため、本発明の課題は、素子数の増加
を抑えて、簡単な構成のフィルター回路を提供すること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した点に
鑑みて、創作されたものであり、その特徴とするところ
は、3相モータの回転位置検出信号に応じて3相合成信
号を発生する合成信号発生手段と、クロック信号に応じ
て前記合成信号が安定したことを判別するとともに、前
記回転位置検出信号のサンプリングタイミング信号を発
生するタイミング信号発生手段と、前記サンプリングタ
イミング信号に応じて前記回転位置検出信号を格納出力
する信号保持手段とを備えることを特徴とする。
【0016】また、前記回転位置検出信号はホール素子
によって発生される3相のホール信号であることを特徴
とする。
【0017】更に、前記回転位置検出信号はホールIC
によって検出された回転子の位置を示す信号であること
を特徴とする。
【0018】また、前記回転位置検出信号はモータの逆
起電圧のゼロクロスに応じて回転子の位置を検出した信
号であることを特徴とする。
【0019】更に、前記3相合成信号は互いに120°
位相が異なる3相の回転位置検出信号に基づいて60°
の位相周期でレベルが変化する信号であることを特徴と
する。
【0020】本発明によれば、3相のホール信号を合成
した3相合成パルス信号を用いてホール信号HIN1、
HIN2及びHIN3をサンプリングするフィルター構
成としたので、一つのフィルター回路で3相のホール信
号のいずれかにノイズが入った場合でも出力ロジック回
路にはノイズを伝えないフィルター効果が得られる。ま
た、フィルター回路が一つで済むので、従来の3相のホ
ール信号それぞれにフィルター回路を設ける場合に比
べ、素子数の増加が従来のほぼ3分の1で済む。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の詳細を図面に従って具体
的に説明する。図1は本発明のフィルター回路の構成を
示す図である。図2は図1の3相合成パルス発生回路3
の3相合成パルス信号の波形を示す図である。図3は図
1のフィルター回路4の各部の信号波形を示す図であ
る。
【0022】図1において、1はDフリップフロップで
あって、クロック信号MCLKを分周し、その分周した
信号がフィルター動作に用いるタイミングクロック信号
MFCLKとして出力される。尚、クロック信号MCL
Kは、例えば、1MHzの非同期のクロック信号であ
る。そして、タイミングクロック信号MFCLKは、ク
ロック信号MCLKが分周された500KHzのタイミ
ングクロック信号である。尚、タイミングクロック信号
MFCLKの500KHzは、フィルター回路4のフィ
ルター動作に用いるクロック信号であり、除去するノイ
ズの幅の最大値が決まるものであり、フィルター特性に
依存する周波数である。
【0023】2は第1レジスタ回路であって、Dフリッ
プフロップ21、22、23から成り、ホール信号HI
N1、HIN2及びHIN3がクロック信号MFCLK
の立ち上りに応じて格納される。そして、その格納され
たホール信号HIN1、HIN2及びHIN3のレベル
値が第2のホール信号IN1S、IN2S及びIN3S
として出力される。この第1レジスタ回路2は、ホール
信号HIN1、HIN2及びHIN3をフィルター処理
に用いるサンプリングクロック信号MFCLKとの同期
化のために設けられている。また、この第1レジスタ回
路2では、ホール信号HIN1、HIN2及びHIN3
がタイミングクロック信号MFCLKの立ち上りで格納
されるため、タイミングクロック信号MFCLKの1サ
イクル分である2μ以下の幅のノイズがある程度除去さ
れる。
【0024】3は3相合成信号発生回路であって、ゲー
トOR31、32、及び33とゲートAND34とから
成る。ゲートOR31は、第2のホール信号IN1S及
びIN2Sが入力され、信号IN1S及びIN2Sの少
なくとも何れか一方がHレベルであると、出力信号がH
レベルとして出力される。ゲートOR32は、第2のホ
ール信号IN2S及びIN3Sが入力され、信号IN2
S及び信号IN3Sの少なくとも何れか一方がHレベル
であると、出力信号がHレベルとして出力される。ゲー
トOR33は、第2のホール信号IN1S及びIN3S
が入力され、信号IN1S及び信号IN3Sの少なくと
も何れか一方がHレベルであると、出力信号がHレベル
として出力される。そして、ゲートAND34は、ゲー
トOR31、32及び33が入力され、ゲートOR3
1、32及び33の出力信号が全てHレベルであると、
出力信号HPがHレベルとして出力される。この3相合
成信号発生回路3は、図2に示すように第2のホール信
号IN1S、IN2S及びIN3Sの何れか2つの信号
がHレベルであると、図2のケに示すように3相合成パ
ルス信号HPがHレベルとして出力される。
【0025】4はフィルター回路であって、Dフリップ
フロップ41、42、43、44、45とゲートAND
1、AND2、OR1とから成る。Dフリップフロップ
41、42及び43では、タイミングクロック信号MF
CLKの立下りに応じて3相合成パルス信号HPが順次
格納される。ゲートAND1では、Dフリップフロップ
41、42及び43に順次格納された3相合成パルス信
号HPの値が全てHレベルであるとDフリップフロップ
41、42及び43のQ出力がHレベルとなるので、出
力信号AAがHレベルとして出力される。ゲートAND
2では、Dフリップフロップ41、42及び43に順次
格納された3相合成パルス信号HPの値が全てLレベル
であるとDフリップフロップ41、42及び43のQX
出力がHレベルとなるので、出力信号ABがHレベルと
して出力される。Dフリップフロップ44では、ゲート
AND1の出力信号AAがクロック信号MCLKの立下
りに応じて格納され、その格納された信号AAの値がQ
出力から出力信号DAとして出力される。Dフリップフ
ロップ45では、ゲートAND2の出力信号ABがクロ
ック信号MCLKの立下りに応じて格納され、その格納
された信号ABの値がQ出力から出力信号DBとして出
力される。そして、ゲートOR1では、信号DA及びD
Bに応じてサンプリングクロック信号SPCLKが出力
される。
【0026】5は第2レジスタ回路であって、Dフリッ
プフロップ51、52、53から成り、サンプリングク
ロック信号SPCLKの立ち上りに応じて第2のホール
信号IN1S、IN2S及びIN3Sが格納されるとと
もに、その格納されたホール信号IN1S、IN2S及
びIN3Sの値が位置検出信号IN1F、IN2F及び
IN3Fとして出力される。
【0027】次に、3相合成信号発生回路3の動作を図
2を用いて具体的に説明する。まず、第1レジスタ回路
2では、ホール信号HIN1、HIN2及びHIN3が
タイミングクロック信号MFCLKの立ち上りによって
格納されるとともに、第2のホール信号IN1S、IN
2S及びIN3Sとして出力される。そして、図2の
カ、キ及びクに示すように期間T1で、信号IN1S及
びIN3SがHレベル、信号IN2SがLレベルである
と信号IN1Sが入力されるORゲート31及び33で
は、信号IN1SのHレベルに応じて出力信号がHレベ
ルとして出力され、また、信号IN3Sが入力されるO
Rゲート32及び33では、信号IN3SのHレベルに
応じて出力信号がHレベルとして出力される。よって、
ORゲート31、32及び33の出力がHレベルとな
り、ANDゲート34では、出力信号HPがHレベルと
して出力される。
【0028】そして、図2のカ、キ及びクに示すように
期間T2で、信号IN3SのみがLレベルに変化する
と、信号IN1Sが入力されるORゲート31及び33
では、信号IN1SのHレベルに応じて出力信号がHレ
ベルとして継続出力されるが、信号IN2S及びIN3
Sが入力されるORゲート33では、信号IN2S及び
IN3SのLレベルに応じて出力信号がLレベルとして
出力される。よって、ANDゲート34では、出力信号
HPがLレベルとして出力される。このように、互いに
位相が120°ずれた3相のホール信号に対応した60
°の位相毎に信号のレベルが変化する3相合成パルス信
号HPが3相合成信号発生回路3によって発生される。
【0029】次に、フィルター回路4の動作を図3を用
いて具体的に説明する。3相合成パルス信号HPがDフ
リップフロップ41、42及び43にクロック信号MF
CLKの立下りに応じて順次格納される。そして、図3
のウに示すように3相合成パルス信号HPがクロック信
号MFCLKの2サイクル分以上の期間においてHレベ
ルで安定しているとDフリップフロップ41、42及び
43のQ出力から出力される信号が全てHレベルとして
出力される。そして、ゲートAND1では、そのDフリ
ップフロップ41、42及び43の全てのQ出力から出
力されるHレベルの信号に応じて図3のエに示すように
出力信号AAがHレベルとして出力される。そして、H
レベルの信号AAがクロック信号MCLKの立下りに応
じてDフリップフロップ44に格納されるとともに、出
力信号DAがHレベルとして出力される。これより、ゲ
ートOR1では、信号DAのHレベルに応じて図3のク
に示すように出力信号SPCLKがLレベルからHレベ
ルに遷移する。
【0030】この出力信号SPCLKが、第2レジスタ
回路5を構成するDフリップフロップ51、52及び5
3のクロック入力に接続されている。そして、信号SP
CLKの立ち上りに応じて、第2レジスタ回路5では、
ホール入力信号IN1S、IN2S及びIN3Sが格納
されると共に、その格納された値が位置検出信号IN1
F、IN2F及びIN3Fとして出力される。
【0031】ところで、図3のウに示すように、3相合
成パルス信号HPがHレベルからLレベルに遷移すると
きにノイズが入ると、その3相合成パルス信号HPがD
フリップフロップ41、42及び43にクロック信号M
FCLKの立下りに応じて順次格納されても、Dフリッ
プフロップ41、42及び43のQ出力から出力される
出力信号が全てLレベルとならず、よって、ゲートAN
D1及びAND2では、図3のエ、オに示すように信号
AA及びABがLレベルとして出力される。従って、D
フリップフロップ44、45では、図3のカ、キに示す
ように信号DA、DBがLレベルとして出力される。こ
れより、ゲートOR1では、信号DA、DBのLレベル
によって、出力信号SPCLKがLレベルとして出力さ
れるので、第2レジスタ回路5では、第2ホール信号I
N1S、IN2S及びIN3Sが格納されず、ホール信
号のノイズが図4の出力ロジック回路3に伝わることが
ない。
【0032】本発明の実施形態の特徴とするところは、
ホール信号HIN1、HIN2及びHIN3を用いて3
相合成パルス信号HPを生成する3相合成信号発生回路
を備え、3相合成パルス信号HPをフィルター回路に入
力フィルター処理し、そのノイズが除去された信号の変
化タイミングでホール信号をモータ回路の出力ロジック
回路へ伝えるようにしたことにある。
【0033】ホール信号HIN1、HIN2及びHIN
3は、図5に示すように互いに120°位相がずれた信
号であり、また、図6の真理値表に示すように駆動電流
の切換えタイミングは、そのホール信号HIN1、HI
N2及びHIN3の何れかのレベルが変化するホール信
号の位相差の半分である60°の位相に相当する周期で
ある。よって、この60°の位相に相当する周期毎にホ
ール信号がサンプリングされれば良いことが判る。そし
て、互いに位相が120°ずれた3相のホール信号に対
応した60°の位相毎に信号のレベルが変化する3相合
成パルス信号HPが3相合成信号発生回路によって発生
されるのである。
【0034】このように、3相のホール信号より3相合
成パルス信号HPを作成し、その3相合成パルス信号H
Pが変化した後、信号HPが安定して同じレベルである
ことを検出して、その検出結果に応じてホール信号HI
N1、HIN2及びHIN3の信号が出力ロジック回路
へ伝えるようにしたので、一つのフィルター回路を備え
るだけで、ホール信号の何れかにノイズが入った場合で
も、出力ロジック回路には確実にノイズを伝えないとい
う効果が得られる。
【0035】なお、上述の3相合成パルス信号HPは、
フィルターされていないホール信号を用いて作成されて
いるので、3相合成パルス信号HPにも3相のホール入
力信号のそれぞれに入ったノイズが全て重畳されてい
る。従って、3相合成パルス信号HPのレベルの変化が
安定したことを検出して、この検出タイミングによって
ホール信号をサンプリング出力することにより、図4に
示すモータ回路の出力ロジック回路12にノイズを伝え
ないというフィルター回路を構成した。
【0036】なお、実施例の説明では、3相合成パルス
信号HPを作成する合成信号作成回路は、ホール信号の
何れか2つの信号がHレベルであることを判別すること
によって作成したが、図2及び図5から明らかなように
何れか2つの信号がLレベルであることを判別して作成
しても良く、また、3相合成パルス信号の極性が逆極性
であっても良い。
【0037】また、フィルター回路によって除去したい
ノイズの最大幅は、サンプリングクロック信号MFCL
Kの周期を変更することで対応できる。
【0038】なお、本実施例のフィルター回路を用い
て、ホール信号HIN1、HIN2及びHIN3のノイ
ズ除去されたホール信号である位置検出信号IN1F、
IN2F及びIN3Fが出力ロジック回路3までに伝達
されるまでの時間は、クロック信号MFCLKの略3サ
イクル分の遅延量である10μS程度遅延するが、ホー
ル信号の周期は、一般的には、早くとも2KHz(0.
5mS)程度であるので、フィルター処理による遅延量
は問題とならない。
【0039】このように本発明は、3相のホール信号よ
り3相合成パルス信号HPを作成し、3相合成パルス信
号をフィルター回路に入力するので、フィルター回路が
一つで済み、従来の3相のホール信号それぞれに対して
フィルター回路を備える構成に比べ、素子数の増加が従
来のほぼ3分の1で済む。
【0040】なお、本発明は、3相のモータの位置検出
信号を合成した3相合成パルスで説明したが、位置検出
信号を用いてモータの駆動電流の切換え制御を行う駆動
回路において、位置検出信号から駆動電流の切換えタイ
ミングで信号レベルが変化する合成パルス信号を作成で
きるものであれば、他の多相のモータに対しても適用す
ることができることはいうまでもない。
【0041】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、3相のホ
ール信号を合成した3相合成パルス信号を作成し、その
作成した3相合成パルス信号をフィルター処理するフィ
ルター構成としたので、一つのフィルター回路で3相の
ホール信号のいずれかにノイズが入った場合でも出力ロ
ジック回路にはノイズを伝えないフィルター効果を奏す
る。
【0042】また、フィルター回路が一つで済むので、
従来の3相のホール信号それぞれにフィルター回路の設
ける場合に比べ、素子数の増加が従来の略3分の1で済
むという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の3相ホール信号のノイズフィルター回
路の構成を示す図である。
【図2】本発明の3相合成パルス信号HPを説明するた
めの波形図である。
【図3】本発明のフィルター回路4の各部の信号波形図
である。
【図4】本発明に用いたモータ回路の一例を示す図であ
る。
【図5】図4のホール信号を説明するための波形図であ
る。
【図6】図4のモータの駆動信号の真理値表を示す図で
ある。
【図7】従来の一つのホール信号に用いるフィルター回
路の一例を示す図である。
【図8】図7のフィルター回路の各部の信号波形図であ
る。
【符号の説明】
2 第1レジスタ回路 3 3相合成信号発生回路 4 フィルター回路 5 第2レジスタ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H550 BB06 BB08 DD08 JJ02 JJ12 JJ14 KK04 LL35 5H560 BB04 BB07 DA02 DA03 DC13 EB01 RR03 TT04 TT07 TT08 TT11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3相モータの回転位置検出信号に応じて
    3相合成信号を発生する合成信号発生手段と、 クロック信号に応じて前記合成信号が安定したことを判
    別するとともに、前記回転位置検出信号のサンプリング
    タイミング信号を発生するタイミング信号発生手段と、 前記サンプリングタイミング信号に応じて前記回転位置
    検出信号を格納出力する信号保持手段とを備えることを
    特徴とするフィルター回路。
  2. 【請求項2】 前記回転位置検出信号はホール素子によ
    って発生される3相のホール信号であることを特徴とす
    る請求項1記載のフィルター回路。
  3. 【請求項3】 前記回転位置検出信号はホールICによ
    って検出された回転子の位置を示す信号であることを特
    徴とする請求項1記載のフィルター回路。
  4. 【請求項4】 前記回転位置検出信号はモータの逆起電
    圧のゼロクロスに応じて回転子の位置を検出した信号で
    あることを特徴とする請求項1記載のフィルター回路。
  5. 【請求項5】 前記3相合成信号は互いに120°位相
    が異なる3相の回転位置検出信号に基づいて60°の位
    相周期でレベルが変化する信号であることを特徴とする
    請求項2又は3又は4記載のフィルター回路。
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