JP2003115964A - 複合機能カラー複写装置 - Google Patents

複合機能カラー複写装置

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JP2003115964A JP2001306816A JP2001306816A JP2003115964A JP 2003115964 A JP2003115964 A JP 2003115964A JP 2001306816 A JP2001306816 A JP 2001306816A JP 2001306816 A JP2001306816 A JP 2001306816A JP 2003115964 A JP2003115964 A JP 2003115964A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー機の複写機能群と拡張機能群の間のR
GB,YMCK転送によるパラレルバスPbのトラフィ
ック増大を回避。バスPb転送による画像劣化を回避。
複写機能群,拡張機能群および外部機器の間の画像利用
を向上。 【解決手段】 スキャナSCR,そのsRGBをYMC
Kに変換する画像処理IPP,カラープリンタPTR,
バスPb,sRGBを可逆圧縮してPbに送出し、Pb
の可逆圧縮したYMCKを伸張してPTRに出力するバ
ス管理CDIC,メモリMEM、および、MEMに対す
る外部機器からの情報読書きを制御するメモリ管理IM
AC、を備え、IPPおよびPbをIMACに接続した
こと、ならびに、IMACが、CDICがPbに送出す
る可逆圧縮したsRGBのMEMへの書込み,MEMか
ら読み出してsRGBへの伸張とIPPへの転送、およ
び、IPPが出力するYMCKの可逆圧縮とPbへの転
送、を制御することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー原稿スキャ
ナ,画像処理およびカラープリンタの機能に加えて、パ
ソコン,ファクシミリ,デジタルカメラなど外部機器が
発生源の画像情報を画像メモリに書込み、そして読出し
てプリントアウトする複合機能があるデジタルカラー複
写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開2001−024833号公報は、
上記複合機能があるデジタル複写システムの一態様を提
示している。
【0003】図14に、複合機能があるフルカラー複写
装置の従来の1態様を示す。この複写装置は、カラー原
稿スキャナ,それが発生する画像データを顕像として出
力するに適した画像データに処理するカラー画像処理ユ
ニットIPPおよびパラレルバス,カラープリンタ、な
らびに、パラレルバスに対するIPPおよびカラープリ
ンタの画像データのやり取りを管理ししかもパラレルバ
スに送り出す画像データは圧縮(符号化)し、パラレル
バスから受けるデータは伸張(復号)するバス管理ユニ
ットCDICを備え、画像処理ユニットIPPからプリ
ンタに顕像形成用の画像データを出力する。これら原稿
スキャナ,画像処理ユニットIPPおよびプリンタを含
む複写機能群の、上記パラレルバスとの間のデータのや
りとりをバス管理ユニットCDICが管理する。
【0004】加えて、該パラレルバスから画像メモリM
EMへの圧縮データの書込み、パソコンPCの印刷コマ
ンドをドット描画データに展開した画像データの圧縮書
込み,ファクシミリ送,受信データの書込み、ならびに、
画像メモリMEMからパラレルバスへの圧縮データの読
出しを管理するメモリ管理ユニットIMACがあり、更
に、これらの組合せシステムを統括制御するシステムコ
ントローラを備えている。これらは、外部機器(たとえ
ばパソコン,ファクシミリ等)との情報交換ならびに画
像編集および蓄積を行う、拡張機能群を構成する。
【0005】システムコントローラは、操作ボード,外
部機器例えば外部のパソコンPC或はファクシミリから
のコマンドに応じてシステムの動作モードを設定する他
に、外部機器との間で情報の入出力通信を行う。例え
ば、システムコントローラは、パソコンから印刷コマン
ドをうけると、印刷文章の文字コードを文字画像データ
に変換して文章画像を表す画像データを生成してメモリ
管理ユニットIMACに与える。メモリ管理ユニットI
MACは、文章画像データを圧縮して画像メモリ又はパ
ラレルバスへ送る。パラレルバスのデータは、上記複写
機能群のバス管理ユニットCDICで伸張され画像処理
ユニットIPPで顕像形成用の画像データに変換されて
プリンタに出力される。画像データの流れは、主にプリ
ンタの作像プロセスをシーケンス制御するプロセスコン
トローラ(プリンタのブロック内:図示せず)が制御す
る。
【0006】上述の複写機能群と拡張機能群とを結ぶの
が上記パラレルバスであり、バス管理ユニットCDIC
およびメモリ管理ユニットIMACが、それぞれ複写機
能群と拡張機能群の、グループ間インターフェイスであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特開2001−024
833号公報のように、パラレルバスにバス管理ユニッ
トCDICで複写機能群を接続し、さらに該パラレルバ
スにメモリ管理ユニットIMACで拡張機能群を接続し
て、両グループをパラレルバスで結ぶ場合、RGB画像
データの処理の場合は、モノクロ画像情報の場合よりも
データ量が多いので、画像処理ユニットIPPでRGB
画像データをYMCK画像データに変換してYMCK画
像データをパラレルバスを介して画像メモリMEMに格
納し、そして読出してパラレルバスを介して画像処理ユ
ニットIPPに戻し画質処理および階調処理してからプ
リンタに与えるシステム構成では、画像処理ユニットI
PP/画像メモリMEM間の画像データ転送によってパ
ラレルバスのトラフィックが増大し、複写機能群と拡張
機能群でパラレルバス使用権の分配が非効率になること
が考えられる。
【0008】また、複合機能があるフルカラーデジタル
複写機では、画像データ量が大略で、モノクロの場合の3
倍(RGB)或は4倍(YMCK)となり、画像メモリ
に膨大なメモリ容量が必要になるので、パラレルバスを
使用するデータ転送では、データ圧縮率が高い不可逆圧
縮方式(たとえばNFC1)を採用している。データ圧
縮率が高い不可逆圧縮を施したデータの伸張画像データ
は、再現の忠実度(信頼性)が低い。仮にカラー読取り
データRGBを不可逆圧縮して画像メモリに保存または
一時格納すると、メモリ容量は少なくて済むが、伸張した
RGB画像データに圧縮歪(原データからのずれ)があ
り得るので、その後YMCK画像データへの変換,プリ
ンタγ補正および階調処理を経てプリンタに与えられる
画像データは、プリント画質を高くするγ補正および階
調処理を施しても、画像品質を損い易い。
【0009】特に、画像データに基いて画像の特性(文
字か写真か)を自動判定(像域分離)してそれを表す特
性データを生成して、上記階調処理又はその直後に、画像
特性に適した階調処理またはフィルタ処理(出力処理)
を施す場合には、不可逆圧縮を伸張したRGB画像デー
タに基いて像域分離すると、特性データがエラーとなる
可能性が高くなり、特性データ対応の出力処理がエラー
となって画質を損う可能性が高くなる。
【0010】そこで、例えば図14に示すように、原RG
B画像データを、YMCK画像データに変換しあとは階
調処理を施せばよいように処理したYMCK画像データ
を圧縮して画像メモリに格納することが行われている。
しかし、この場合でも、伸張後のYMCK画像データには
圧縮歪があるので、それに基いた像域分離がエラーとな
って、画像品質を損い易い。そこで、像域分離結果を表
す特性データである像域データをIPPでRGB画像デ
ータに基づいて生成して、間引きによりデータ量を削減
してYMCK画像データの圧縮データと共にMEMに書
込み、YMCK画像データ(圧縮データ)を読出すとき
に同時に像域データも読出して補間により間引き分を補
充して、像域データに基いて階調処理特性を選択してY
MCK画像データを顕像形成用のYMCK画像データ
(例えば2値データ)に変換してプリンタに出力する。
しかし、この場合でも、伸張後のYMCK画像データには
圧縮歪があるので、画質の低下は避けられない。また、
像域分離データを圧縮前または圧縮後のMCYK画像デ
ータに付加して画像メモリに格納する必要があり、これ
らは、画像データ入出力処理を複雑にするばかりでな
く、所要のメモリ容量を増加させてしまう。
【0011】本発明は、複合機能カラー複写機の複写機
能群と拡張機能群の間のRGB画像データ又はYMCK
画像データ転送によるパラレルバスのトラフィック増大
を回避することを第1の目的とし、パラレルバス転送に
よる画像データの劣化を回避することを第2の目的と
し、複写機能群,拡張機能群および外部機器の間の画像
データ利用の汎用性を高くすることを第3の目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】(1)画像を読取りRG
B画像データを発生する画像読取り手段(SCR),RGB
画像データをYMCK画像データに変換する画像処理手
段(IPP),YMCK画像データに基いてカラー画像を形
成するカラープリンタ(PTR),パラレルバス(Pb),前記
画像読取り手段が発生するRGB画像データを1次圧縮
して前記パラレルバスに送出し、該パラレルバスの1次
圧縮したYMCK画像データを伸張して前記カラープリ
ンタに出力するバス管理手段(CDIC),画像メモリ(ME
M)、および、該画像メモリに対する外部機器からの画像
情報の読み書きを制御するメモリ管理手段(IMAC)、を備
え、前記画像処理手段およびパラレルバスを前記メモリ
管理手段に接続したこと、ならびに、前記メモリ管理手
段が、前記バス管理手段がパラレルバスに送出する1次
圧縮したRGB画像データの前記画像メモリへの書込
み,該画像メモリから読み出したデータのRGB画像デ
ータへの伸張と前記画像処理手段への転送、および、該
画像処理手段が出力するYMCK画像データの1次圧縮
と前記パラレルバスへの転送、を制御することを特徴と
する複合機能カラー複写装置。
【0013】なお、理解を容易にするために括弧内に
は、図面に示し後述する実施例の対応要素または相当要
素の記号を、参考までに付記した。以下も同様である。
【0014】これによれば、画像処理手段(IPP)の画像デ
ータ入,出力の転送元,転送先を、バス管理手段(CDIC)
ではなく、メモリ管理手段(IMAC)が定める。すなわち、従
来は複写機能群にあった画像処理手段(IPP)を、バス管理
手段(CDIC)から離して、拡張機能群に移してメモリ管理
手段(IMAC)に接続している。
【0015】画像処理手段(IPP)とメモリ管理手段(IMA
C)との間を高速シリアルバスで結んで、メモリ管理手段
(IMAC)で画像メモリ(MEM)から画像処理手段(IPP)へのR
GB画像データの転送を行うことができる。この場合、
汎用バスであるパラレルバスでデータの転送をする必要
がないので、パラレルバスのトラフィックが減るし、画像
メモリ(MEM)と画像処理手段(IPP)との間の画像データ転
送が効率よくなり、画像メモリの読み書きの効率も向上
する。
【0016】
【発明の実施の形態】(1a)前記メモリ管理手段(IMA
C)は、前記バス管理手段(CDIC)がパラレルバスに送出す
るデータのRGB画像データへの1次伸張と前記画像処
理手段(IPP)への転送,該画像処理手段が出力するYM
CK画像データの1次圧縮と前記画像メモリ(MEM)への
書込み、および、該画像メモリから読み出した1次圧縮
したYMCK画像データのパラレルバスへの転送、も制
御する、上記(1)記載の複合機能カラー複写装置。
【0017】これによれば、メモリ管理手段(IMAC)が、
画像処理手段(IPP)から画像メモリ(MEM)へのYMCK画
像データの書込みも制御する。この場合も、汎用バスで
あるパラレルバスでデータの転送をする必要がないの
で、パラレルバスのトラフィックが減るし、画像メモリ(M
EM)と画像処理手段(IPP)との間の画像データ転送が効率
よくなり、画像メモリの読み書きの効率も向上する。
【0018】(2)前記バス管理手段(CDIC)が前記パラ
レルバス(Pb)に対して送/受する画像データの前記1次
圧縮/伸張と、前記画像処理手段(IPP)に対する前記メ
モリ管理手段(IMAC)によるデータの受/送における1次
圧縮/伸張とは、同一の、可逆の圧縮/伸張である、上
記(1)又は(1a)の複合機能カラー複写装置。
【0019】これによれば、画像読取り手段(SCR)が発生
するRGB画像データは、バス管理手段(CDIC)が可逆圧
縮してパラレルバス(Pb)に送り出し、メモリ管理手段(IM
AC)が、パラレルバス上の圧縮後画像データを画像メモリ
(MEM)に書込むことができる。この場合メモリ管理手段
(IMAC)が、画像メモリの圧縮後画像データを画像メモリ
から読出してRGB画像データに伸張して画像処理手段
(IPP)に送り、該画像処理手段が出力するYMCK画像デ
ータを1次可逆圧縮して画像メモリ又はパラレルバスに
送ることができる。パラレルバスに送出する場合には、
バス管理手段(CDIC)がパラレルバスのデータをYMCK
画像データに伸張してプリンタに出力する。
【0020】画像読取り手段(SCR)が発生するRGB画
像データを画像メモリ(MEM)に書きこむときに、バス管
理手段(CDIC)がパラレルバス(Pb)に送り出すRGB画像
データを1次可逆圧縮するので、画像メモリ(MEM)から圧
縮後画像データを読出してRGB画像データに1次伸張
すると、それは画像読取り手段(SCR)が発生した原RGB
画像データとまったく同一のものとなる。従って当然の
ことながら、原RGB画像データに基いた像域分離結果
と1次伸張したRGB画像データに基いた像域分離結果
とは同一となる。したがってRGB画像データを画像メ
モリ(MEM)に格納する前に像域分離する必要はなく、像
域分離結果を示す像域データをメモリに蓄積する必要が
ない。
【0021】また、画像処理手段(IPP)による、原RGB
画像データの処理により得られるYMCK画像データ
と、1次伸張したRGB画像データの処理により得られ
るYMCK画像データとは同一となる。このことは、画
像処理を1次圧縮前と1次伸張後のRGB画像データの
いずれに対して実行しても、同一のYMCK画像データ
が得られ、同一のプリント画質となることを意味する。
すなわち、パラレルバス(Pb)によるデータ転送を高能率
とするための1次圧縮/伸張による画像データの劣化を
生じない。RGB画像データに基づいて像域分離し、像
域分離結果に基づいてプリント出力用のYMCK画像デ
ータに変換して画像メモリに蓄積することにより、プリ
ント出力用のYMCK画像データを画像メモリに蓄積す
る場合でも、像域分離結果を示す像域データをメモリに
蓄積する必要がない。
【0022】(3)前記1次圧縮/伸張は、JPEG又はJP
EG2000である、上記(2)の複合機能カラー複写装置。
JPEG又はJPEG2000の可逆圧縮は、パソコンなどの外部機
器において標準的に使われている圧縮方式であるので、
本実施態様によれば、例えばパソコンなどの外部機器と
送受信し或はパラレルバスに接続したファクシミリコン
トローラと画像データをやり取りする複合機能の、外部
機器に対する汎用性あるいは親和性が高い。
【0023】(4)前記画像読取り手段(SCR)は、標準
規格のRGB画像データであるsRGB画像データを出
力する、上記(1),(1a),(2)又は(3)の複
合機能カラー複写装置。sRGB画像データは標準色空
間であり、1次可逆圧縮の1次伸張で原RGB画像デー
タをそのまま1次伸張できるので、標準色空間で画像デ
ータ処理を行うことができる。CRT表示/プリント出
力はもとより、色変換,濃度を変えて複数出力もでき
る。例えばパソコンなどの外部機器に送信し或はパラレ
ルバスに接続したファクシミリコントローラに送出する
など、外部との親和性が高くできる。オープンアーキテ
クチュアも可能である。
【0024】(5)前記画像処理手段(IPP)は、画像デ
ータ処理プログラムを格納するためのRAM、および、該
RAMのプログラムを使用して画像データを処理するプ
ロセッサ、を含み;画像処理システムは更に、該RAMに
書込む画像データ処理プログラムを保持する不揮発性の
記憶手段(HDD)、ならびに、該記憶手段から前記RAMに
画像データ処理プログラムを転送する手段(106)、を備え
る上記(1),(1a),(2),(3)又は(4)の
複合機能カラー複写装置。
【0025】これによれば、画像処理手段(IPP)のRAM
のプログラムを書換えることにより画像処理の内容又は
特性を変更することができる。この種のプログラムの複
数組を不揮発性の記憶手段(HDD)に格納しておき、転送手
段(106)にて一組を選択してRAMに書込むことにより、
画像処理手段の機能あるいは処理特性の多様性を実現で
きる。また、不揮発性の記憶手段(HDD)の画像データ処理
プログラムを書換えることにより又は該記憶手段を新た
な画像データ処理プログラムを格納したものに交換する
ことにより、画像処理手段(IPP)の機能を更新することが
できる。これは画像処理手段(IPP)の機能更新を容易に
し、ハードウエアおよびシステム制御プログラムの設計
を容易にする。
【0026】(6)前記画像データ処理プログラムは、
RGB画像データに対して像域分離,フィルタ処理,色
変換および階調処理を施すものである、上記(5)の複
合機能カラー複写装置。
【0027】例えば、像域分離結果をsRGB画像デー
タの、フィルタ処理,色変換および階調処理にフィード
フォワードして、これらの処理において像域分離結果、
すなわち画像が文字(線画)か写真(中間調)か有彩か
無彩か、に応じてその処理に適した処理特性を選択して
各処理を行う。これらの処理を行うプログラムを、画像
処理手段(IPP)のRAMに書込むので、プログラムの書
換えにより画像処理の内容又は特性を容易に変更又は修
正することができる。
【0028】(7)階調処理は、多値YMCK画像デー
タを、記録/非記録を表わす2値のYMCKカラー画像
データに変換する階調処理を含む上記(6)の複合機能
カラー複写装置。
【0029】可逆圧縮は一般的に、圧縮データが固定長
(定ビット数)の圧縮率が高い非可逆圧縮の場合より
も、圧縮率が低い。しかし、本実施態様のように、画像
処理手段(IPP)で、カラープリンタでドット記録/非記
録するためのそれぞれ2値のYMCKカラー画像データ
を生成する面積階調処理をも実行して、階調処理後のY
MCKカラー画像データを可逆圧縮することにより、出
力用画像データ量が大幅に少なくなる。従って、所要メ
モリ量あるいは転送データ量を少なくする画像データ記
憶が必要であれば、上述のように階調処理後のYMCK
カラー画像データを可逆圧縮して画像メモリに書込むの
がよい。この場合には、同じ処理結果を複数の画像利用
(例えば配信コピー)あるいは別処理(例えば文字認
識)で使える。
【0030】最近はプリンタの描画解像度が高くなり、
dpi(1インチ当りのドット数)が400,600,8
00,・・・と大きくなっている。すなわち1ドット
(ピクセル;画素)が小さくなっている。従ってカラー
プリンタでも、例えばディザ処理或は誤差拡散処理で、1
ドットに、記録/非記録を表わす1ビットを割当てて、プ
リンタにおいても1ドット記録を単純2値(高定濃度記
録/非記録)とする2値画像データ(1ビット構成の画
像データ)に多値画像データ(複数ビット構成の画像デ
ータ)を変換する階調処理を採用しても、緻密かつ滑ら
かなカラー画像を形成できる。
【0031】(8)更に、前記カラープリンタに与える
YMCKカラー画像データを一時格納するためのバッフ
ァメモリ(MEM2)を備え;前記バス管理手段(CDIC)は、前
記パラレルバス(Pb)から該バッファメモリへのYMCK
カラー画像データの書込み、および、該バッファメモリか
ら前記カラープリンタへのYMCKカラー画像データの
読出しも管理する;上記(7)の複合機能カラー複写装
置。
【0032】カラープリンタの一形態には、YMCK各
色成分の画像それぞれを形成する4組の作像ユニット
と、それらが形成した画像を同一の転写紙に重ね転写す
る手段を備えるタンデム型又は4ドラム型と呼ばれもの
がある。これは、4組の作像ユニットのタンデム配列
で、作像開始には時間ずれがあるものの略同時に並行し
て各色画像を形成して、同一転写紙上に重ね転写する。
もう1つの形態には、1つの作像ユニットで順次に各色
画像を形成して同一の転写紙あるいは中間転写ドラムに
順次に重ね転写する1ドラム型のものがある。1ドラム
型の場合は、1つの作像ユニットであるので、その書込
ユニットには、YMCKカラー画像データの一色の1画
面分を一色の画像形成ごとに切換えて与えるので、YM
CKカラー画像データの各色データの出力タイミングは
全く異なる。また4ドラム型の場合は、4組の作像ユニ
ットそれぞれに各色画像データを与えるので、各色画像
データを並行してプリンタに与えるが、転写紙の搬送経
路に沿って作像ユニットが分布するので、作像開始タイ
ミングには、作像ユニットの配列ピッチを転写紙が移動
する時間分の相対的なずれがある。従って4ドラム型で
も、YMCKカラー画像データの各色データの出力タイ
ミングは異なる。
【0033】画像処理手段(IPP)または画像メモリ(MEM)
からYMCK各色画像データを、プリンタにおける所要
タイミングを満たすように個別にプリンタに出力する場
合は、データ転送効率が低く画像メモリ(MEM),メモリ
管理手段(IMAC)およびバス管理手段(CDIC)の使用効率を
下げてしまう。
【0034】本実施態様では、バッファメモリ(MEM2)を
付加して;前記バス管理手段(CDIC)がパラレルバス(Pb)
から該バッファメモリへのYMCKカラー画像データの
書込み、および、該バッファメモリからカラープリンタ(P
TR)へのYMCKカラー画像データの読出しを行うの
で、画像処理手段または画像メモリからYMCKカラー
画像データの各色画像データを同時または任意のタイミ
ングで順に、バッファメモリ(MEM2)に書込むことがで
き、メモリ管理手段(IMAC)と画像処理手段(IPP)または
画像メモリ(MEM)の使用効率を高くできる。また、プリ
ンタ(PTR)には所要のタイミングでバッファメモリ(MEM
2)から各色画像データを個別に読出して与えることがで
きるので、プリンタ(PTR)は能率よく画像形成できる。
【0035】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0036】
【実施例】−第1実施例− 図1に本発明の一実施例の複合機能フルカラーデジタル
複写機の外観を示す。このフルカラー複写機は、大略
で、自動原稿送り装置ADFと、操作ボードOPBと、
カラースキャナSCRと、カラープリンタPTR、の各
ユニットで構成されている。機内のカラー画像データ処
理装置ACP(図3)には、パソコンPCが接続したL
AN(Local Area Network)、および、電話回線PN(フ
ァクシミリ通信回線)に接続された交換器PBXが接続
されており、交換器PBXにファクシミリボードのファ
クシミリコントロールユニットFCU(図3)が接続さ
れている。プリンタPTRのプリント済の用紙は、排紙
トレイ8上に排出される。
【0037】図2に、カラープリンタPTRの機構を示
す。この実施例のカラープリンタPTRは、レーザプリ
ンタである。このレーザプリンタPTRは、マゼンダ
(M),シアン(C),イエロー(Y)および黒(ブラック:K)の
各色の画像を形成するための4組のトナー像形成ユニッ
トが、転写紙の移動方向(図中の右下から左上方向)に沿
ってこの順に配置されている。即ち、4連ドラム方式の
フルカラー画像形成装置である。
【0038】これらマゼンダ(M),シアン(C),イエロー
(Y)および黒(K)のトナー像形成ユニットは、それぞれ、
感光体ドラム11M,11C,11Yおよび11Kを有
する感光体ユニット10M,10C,10Yおよび10
Kと現像ユニット20M,20C,20Yおよび20K
とを備えている。また、各トナー像形成部の配置は、各
感光体ユニット内の感光体ドラム11M,11C,11
Yおよび11Kの回転軸が水平x軸に平行になるよう
に、且つ、転写紙移動方向(y,z平面上でy軸に対し
て45°をなす左上がり線)に所定ピッチの配列となる
ように、設定されている。各感光体ユニットの感光体ド
ラムとしては、表面に有機感光体(OPC)層を有する
直径が30mmの感光体ドラムを用いた。
【0039】また、レーザプリンタPTRは、上記トナ
−像形成ユニットのほか、レーザ走査による光書込ユニ
ット2、給紙カセット3,4、レジストローラ対5、転
写紙を担持して各トナ−像形成部の転写位置を通過する
ように搬送する転写搬送ベルト60を有する転写ベルト
ユニット6、ベルト定着方式の定着ユニット7、排紙ト
レイ8等を備えている。また、レーザプリンタPTR
は、図示していない手差しトレイ、トナ−補給容器、廃
トナーボトル、両面・反転ユニット、電源ユニットなど
も備えている。
【0040】光書込ユニット2は、光源、ポリゴンミラ
ー、f−θレンズ、反射ミラー等を備え、画像データに
基づいて各感光体ドラム11M,11C,11Yおよび
11Kの表面にレーザ光を、x方向に振り走査しながら
照射する。また図2上の一点鎖線は、転写紙の搬送経路
を示している。給紙カセット3,4から給送された転写
紙は、図示しない搬送ガイドで案内されながら搬送ロー
ラで搬送され、レジストローラ対5に送られる。このレ
ジストローラ対5により所定のタイミングで転写搬送ベ
ルト60に送出された転写紙は転写搬送ベルト60で担
持され、各トナ−像形成部の転写位置を通過するように
搬送される。
【0041】各トナー像形成部の感光体ドラム11M,
11C,11Yおよび11Kに形成されたトナー像が、
転写搬送ベルト60で担持され搬送される転写紙に転写
され、各色トナー像の重ね合わせ即ちカラー画像が形成
された転写紙は、定着ユニット7に送られる。定着ユニ
ット7を通過する時トナー像が転写紙に定着する。トナ
ー像が定着した転写紙は、排紙トレイ8上に排出され
る。すなわち転写は、転写紙上にじかにトナー像を転写
する直接転写方式である。
【0042】イエローYのトナ−像形成ユニットの概要
を次に説明する。他のトナ−像形成ユニットも、イエロ
ーYのものと同様な構成である。イエローYのトナー像
形成ユニットは、前述のように感光体ユニット10Y及
び現像ユニット20Yを備えている。感光体ユニット1
0Yは、感光体ドラム11Yのほか、感光体ドラム表面
に潤滑剤を塗布するブラシローラ,感光体ドラム表面を
クリーニングする揺動可能なブレード,感光体ドラム表
面に光を照射する除電ランプ,感光体ドラム表面を一様
帯電する非接触型の帯電ローラ、等を備えている。
【0043】感光体ユニット10Yにおいて、交流電圧
が印加された帯電ローラにより一様帯電された感光体ド
ラム11Yの表面に、光書込ユニット2で、プリントデ
ータに基づいて変調されポリゴンミラーで偏向されたレ
ーザ光Lが走査されながら照射されると、感光体ドラム
11Yの表面に静電潜像が形成される。感光体ドラム1
IY上の静電潜像は、現像ユニット20Yで現像されて
イエローYのトナー像となる。転写搬送ベルト60上の
転写紙が通過する転写位置では、感光体ドラム1IY上
のトナー像が転写紙に転写される。トナ−像が転写され
た後の感光体ドラム11Yの表面は、ブラシローラで所
定量の潤滑剤が塗布された後、ブレードでクリーニング
され、除電ランプから照射された光によって除電され、
次の静電潜像の形成に備えられる。
【0044】現像ユニット20Yは、磁性キャリア及び
マイナス帯電のトナ−を含む二成分現像剤を収納してい
る。そして、現像ケース1Yの感光体ドラム側の開口か
ら一部露出するように配設された現像ローラや、搬送ス
クリュウ、ドクタブレード、トナ−濃度センサ,粉体ポ
ンプ等を備えている。現像ケース内に収容された現像剤
は、搬送スクリュウで損枠攪拌搬送されることにより摩
擦帯電する。そして、現像剤の一部が現像ローラの表面
に担持される。ドクタブレードが現像ローラの表面の現
像剤の層厚を均一に規制し、現像ローラの表面の現像剤
中のトナーが感光体ドラムに移り、これにより静電潜像
に対応するトナー像が感光体ドラム11Y上に現われ
る。現像ケース内の現像剤のトナー濃度はトナ−濃度セ
ンサで検知される。濃度不足の時には、粉体ポンプが駆
動されてトナーが補給される。
【0045】次に、転写ベルトユニット6の概要を説明
する。転写ベルトユニット6の転写搬送ベルト60は、
体積抵抗率が10〜1011Ωcmである高抵抗の無
端状単層ベルトであり、その材質はPVDF(ポリふっ
化ビニリデン)である。この転写搬送ベルト60は、各
トナ−像形成部の感光体ドラム11M,11C,11Y
および11Kに接触対向する各転写位置を通過するよう
に、4つの接地された張架ローラに掛け回されている。
これらの張架ローラのうち、2点鎖線矢印で示す転写紙
移動方向上流側の入口ローラには、電源から所定電圧が
印加された静電吸着ローラが対向するように配置されて
いる。これらの2つのローラの間を通過した転写紙は、
転写搬送ベルト60上に静電吸着される。また、転写紙
移動方向下流側の出口ローラは、転写搬送ベルトを摩擦
駆動する駆動ローラであり、図示しない駆動源に接続さ
れている。また、転写搬送ベルト60の外周面には、電
源から所定のクリーニング用電圧が印加されたバイアス
ローラが接触するように配置されている。このバイアス
ローラにより転写搬送ベルト60上に付着したトナ−等
の異物が除去される。
【0046】また、感光体ドラム11M,11C,11
Yおよび11Kに接触対向する接触対向部を形成してい
る転写搬送ベルト60の裏面に接触するように、転写バ
イアス印加部材を設けている。これらの転写バイアス印
加部材は、マイラ製の固定ブラシであり、各転写バイア
ス電源から転写バイアスが印加される。この転写バイア
ス印加部材で印加された転写バイアスにより、転写搬送
ベルト60に転写電荷が付与され、各転写位置において
転写搬送ベルト60と感光体ドラム表面との間に所定強
度の転写電界が形成される。
【0047】図3に、図1に示す複写機の電気系システ
ムの主要部を示す。原稿を光学的に読み取るカラー原稿
スキャナSCRは、読み取りユニット21にて、原稿に
対するランプ照射の反射光をミラー及びレンズにより受
光素子に集光する。受光素子(本実施例ではCCD)
は、読み取りユニット21のセンサー・ボード・ユニッ
ト(以下単にSBUと称す)にあり、CCDに於いて電
気信号に変換されたRGB画像信号は、出力I/F(イ
ンターフェイス)22に与える。
【0048】出力I/F22は、図9に示すように、R
GB画像信号を各8ビット多値のR,G,B画像デ−タ
に変換する。そして、シェーディング補正およびドット
補正を加えてから、標準のRGB画像データすなわちs
RGB画像データに変換し、sRGB画像データの色別
R,G,B画像データ(3連;各1色の1ラインの画像
データ)を、図6の(a)に示すように、交互ピックア
ップ集成により、2連を1連に集成して、合計で2連に
パラレル/シリアル変換して、カラーデータインターフ
ェース制御部CDIC(以下単にCDICと称す)に出
力する。なお、図6の(a)に示すSはダミーデータで
ある。
【0049】出力I/F22はまた、RGB画像データ
が、紙幣や証券などの、複製禁止物を表すものであるか
の判定(以下単に紙幣認識と称す)を行う。紙幣認識の
結果が複製禁止物であると、システムコントローラ10
6にこれを報知する。システムコントローラ106はこ
の報知に応答して、カラー原稿スキャナSCRによる原
稿画像読取りに付帯する画像処理条件(たとえば複写指
示の場合には、フルカラー読取りか否か)を参照して、
忠実な複製となる複写条件が設定されていると、画像毀
損を指示する制御タグを、CDICに出力する画像デー
タに付加する。なお、この制御タグがついているRGB
画像データを、カラー画像処理ユニットIPP(以下単
にIPPと称す)でYMCK画像データに変換すると
き、IPPは、複製画を大きく色違いにする、画像毀損
用のスキャナγ変換を実行する。
【0050】CDICは、カラー原稿スキャナSCRお
よびカラープリンタPTRとパラレルバスPbとの間の
データ転送およびその他の制御に関する通信を行う。C
DICは、その内部に於いてパラレルバスPbとシリア
ルバスSbとのデータインターフェースのためのデータ
フォーマット変換を行う。カラー原稿スキャナSCRか
らの、図6の(a)に示す態様でシリアル変換したsR
GB画像データ(以下単にRGB画像データと称すこと
もある)に、CDICが、データのバス転送能率を高く
するために、JPEG2000の可逆圧縮(1次圧縮:符号化)
を加え、そして圧縮データをパラレルバスPbに送出す
る。
【0051】パラレルバスPbを経由する転送先は、I
PP又は画像メモリMEM(以下単にMEMと称す)で
あり、いずれを転送先とするかは、画像メモリアクセス
制御部IMAC(以下単にIMACと称す)が定める。
IMACは、IPPに転送するときには、前記JPEG2000
の可逆1次圧縮の伸張(復号)すなわち1次伸張を行っ
てsRGB画像データ(シリアルデータ)を復元してか
らIPPに出力するが、画像メモリMEMに書込むとき
には、メモリの効率的な利用のために、可逆の2次圧縮
を加える。
【0052】画像メモリMEMからsRGBデータを読
出すときには、該2次圧縮の伸張すなわち2次伸張を行
う。これにより1次圧縮したsRGB画像データとな
る。このsRGB画像データは、IPP,パソコンPC
又は外部シリアルポートに、もしくはパラレルバスPb
経由でファクシミリコントロールユニットFCU(以下
単にFCUと称す)に、転送される。
【0053】画像メモリMEMから読み出したsRGB
画像データをIPPに与えるときには、IMACが1次
伸張する。そして、IPPが変換したYMCK画像デー
タはIMACが、CDICが行う1次圧縮と同一のJPEG
2000の可逆1次圧縮を加えてから、パラレルバスPb経
由でFCUに、又はCDICに送出する、或は、更に可
逆2次圧縮を加えてMEMに書込む。
【0054】可逆1次圧縮したYMCK画像データを受
けるとCDICは、1次伸張をしてカラープリンタPT
Rにシリアル送出する。
【0055】図4に、CDICの機能構成の概要を示
す。画像データ入出力制御122は、カラー原稿スキャ
ナSCRが図6の(a)に示す態様でシリアル出力する
sRGB画像データを受けて、データ圧縮部123で、
JPEG2000の可逆1次圧縮を加える。圧縮したシリアルデ
ータをデータ変換部124が、パラレルバスPbを用い
るデータ転送用に変換し、すなわちパラレルに変換し
て、パラレルデータI/F125を介してパラレルバス
Pbに送出する。
【0056】パラレルバスPbからパラレルデータI/
F125を介して入力される、可逆1次圧縮したYMC
K画像データは、データ変換部124でシリアル変換さ
れる。このデータは、データ伸張部126で、1次伸張
される。伸張したYMCK画像データは、図6の(c)
に示す2連のシリアルデータであり、画像データ出力制
御127によってカラープリンタPTRの書込みI/F
104へ転送される。カラープリンタPTRの書込I/
F104は、図6の(d)に示すシリアル/パラレル変
換によってY,M,C,K各1連、計4連の画像データ
を再生して、作像ユニット105に並行出力する。
【0057】カラー画像処理ユニットIPPは、図9に
示すように、sRGB画像データにスキャナγ変換を加
えると共に、sRGB画像データが表す画像が、文字,
線などの濃淡が2値的なもの(以下単に文字と称す)の
エッジ(文字エッジ)又は中(線幅内:文字なか)か、
写真などの網点画像(以下単に写真と称す)か、更に、
有彩か、無彩か、を判定する像域分離を行う。そして、
像域分離結果に基いてフィルタ処理,色補正をしてYM
CK多値画像データに変換し、変倍設定があると変倍を
して、そして像域分離結果に基いた階調処理によってY
MCK多値画像データをYMCK2値画像データに変換
する。階調処理には、濃度変換,ディザ処理,誤差拡散
処理等が有り、階調情報の面積近似を主な処理とする。
Y,M,C,K各色一連、計4連のYMCK2値画像デ
ータは、図6の(c)に示す態様でシリアルデータに変
換して、IMACに出力する。
【0058】YMCK2値画像データが、IMAC,パ
ラレルバスおよびCDICを経由してレ−ザプリンタP
TRに与えられると、作像ユニット105に於いてY,
M,CおよびK作像ユニットのレーザ変調器に与えら
れ、各色画像形成用の2値静電潜像が、感光体ドラム1
1Y,11M,11Cおよび11Kに形成される。
【0059】図5に、カラー画像処理ユニットIPPの
構成を示す。IPPの主要部は、入出力I/F31,バ
ッファメモリ32およびSIMD(Single Instruction
stream Multi-Data stream)型プロセッサ33である。
入出力I/F31には、画像データの入,出力をする画
像ポート0〜4、および、制御データ,制御信号あるい
は同期信号のやり取りをするモード設定器(モード指定
デコーダ),SCI(System Control Interface),割込
みコントローラ,JTAG(回路自動テスト),ホスト
I/Fおよびクロックジェネレータ、ならびにタイマが
ある。画像ポート0および1は画像データの入力専用,
画像ポート2は画像データの入出力用、ならびに、画像
ポート3および4は出力専用である。
【0060】バッファメモリ32の一個のRAM 8K
(8Kバイト)は、A3版短辺に平行な1ラインの60
0dpiの多値の画像データ(8ビット:R,G,B,
Y,M,C,K画像データの1種)を格納しうる容量で
あり、ラインバッフアとして画像データの入力および又
は出力に用いられる,あるいはLUT(Look Up Table)
として用いられる。この種のRAM 8Kが16個あ
る。2個のRAM 2Kは、画像データ転送元又は転送
先との間のシリアルデータ転送の速度差吸収のために、
画像データを循環シフトする循環シフトレジスタとして
使用するものである。
【0061】これらのRAMはメモリスイッチSW1〜
SW3の何れかに接続されている。画像ポート0〜4,
メモリスイッチSW1〜SW3およびSIMD型プロセ
ッサ33の3者の間にはメモリコントローラ「メモコ
ン」が介挿されている。メモコンは、SIMD型プロセ
ッサ33が与える入出力モード指定に応じて、メモリス
イッチSW1〜SW3の内部のスイッチのオン/オフを
定める。すなわち、画像ポート/メモコン/RAM使用
モードの場合は、メモリスイッチ&使用するRAM/S
IMD型プロセッサ、の接続を設定する。画像ポート/
メモコン使用(RAM不使用)モードの場合は、メモリ
スイッチ&SIMD型プロセッサ、の接続を設定する。
そして、指定モードの、画像データのパラレル,シリア
ル変換および転送を行う。
【0062】図6に、メモコンが行うことができる画像
データのパラレル,シリアル変換の数種を示す。(a)
は、画像ポート,RAM 8K又はSIMD型プロセッ
サ33から、与えられる色別R,G,B画像データ(3
連;各色の1ラインの画像データ)を、1つのメモコン
で2連を1連に集成して、合計で2連にパラレル/シリ
アル変換する態様を示す。この例では、パラレル2連入
力のR画像データとG画像データが、交互ピックアップ
集成により、1連に変換され、パラレル2連入力のB画
像データとダミーデータSが、交互ピックアップ集成に
より、1連に変換される。そして2連のシリアルデータ
は並行してIMACに転送される。
【0063】(b)は、上記(a)でシリアル変換され
た2連のシリアルデータを、元の4連のパラレルデータ
に戻すシリアル/パラレル変換を示す。
【0064】(c)は、YMCK画像データ出力のとき
に実行されるパラレル/シリアル変換を示し、4連のパ
ラレルデータ、色別Y,M,C,K画像データを2連の
シリアルデータに変換する。2連のシリアルデータは並
行してIMACに転送される。
【0065】(d)は、上記(c)でシリアル変換され
た2連のシリアルデータを、元の4連のパラレルデータ
に戻すシリアル/パラレル変換を示す。
【0066】SIMD型プロセッサ33は、外部(メモ
コン)とのデータ入出力に関し、複数個の入出力ポート
を持ち、それぞれ入力,出力を任意に設定できる。
【0067】図7の(a)に、図5に示すSIMD型プ
ロセッサ33の内部構成の概略を示し、図7の(b)に
は、(a)に示す1つのプロセッサエレメントPEの一
部分の構成を拡大して示す。このSIMD型プロセッサ
33は、内部にプロセッサエレメントPE区分のローカ
ルメモリRAM群を持ち、使用するメモリ領域,データ
パスの経路をグローバルプロセッサ38の内部のデータ
バスコントロールに於いて制御する。入力されたデータ
および出力のためのデータはローカルメモリRAM群を
バッファーメモリとして割り当て、それぞれに格納し、
外部とのI/Fを制御する。ローカルメモリRAMを含
みそれぞれが8ビット以上の多値画像データに対して並
行して同じ画像処理を行う320個のプロセッサエレメ
ントPE群に、グローバルプロセッサ38が同時に同一
の演算命令を与える。プロセッサエレメントPEの演算
結果は再度ローカールメモリRAMに格納する。そして
外部I/Fを通してメモコンに出力する。
【0068】プロセッサエレメントPEの処理手順,処
理のためのパラメータ等はプログラムRAM36及びデ
ータRAM37との間でやり取りを行う。プログラムR
AM36,データRAM37には、システムコントロー
ラ106によって、ハードディスクHDDのプログラム
およびデータが、IMAC経由で、ダウンロードされ
る。画像処理の内容を変えたり、システムで要求される
処理形態(画像処理の組合せ)が変更になる場合、HD
DからプログラムRAM36及びデータRAM37に転
送するデータセットの、システムコントローラ106に
よる選択を、操作ボードOPB又はパソコンPCからの
指示により変更して対応する。また、HDDの、プログ
ラムRAM36及びデータRAM37に転送するデータ
セットを、書換えて対応する場合もある。
【0069】カラー画像処理ユニットIPPの画像処理
機能は、SIMD型プロセッサ33の内部のプログラム
メモリであるRAM36に書込まれた読取処理プログラ
ムにより定まる。該読取処理プログラムは、入力sRG
B画像データに、スキャナγ変換を施し、しかもsRG
B画像データに基いて像域分離して像域データFdを生
成して画像上の同一位置対応であと工程の画像処理に送
り出す。そしてフィルタ処理,色補正すなわちYMCK
画像データへの変換,変倍(主走査変倍,主走査シフ
ト,主走査ミラーリング,副走査間引き,マスク処理)
および階調処理を行うものである。
【0070】再度図3を参照する。IMACでは、シス
テムコントローラ106の制御に基づき画像データと画
像メモリMEMのアクセス制御,外部パソコンPC(以
下単にPCと称す)のプリント用データの展開(文字コ
−ド/キャラクタビット変換),外部パソコンPC等へ
の画像データの送出,メモリ有効活用のための画像デー
タの2次圧縮,伸張なども行う。IMACで2次圧縮し
たデータは画像メモリMEMへ蓄積し、蓄積データを必
要に応じて読み出す。読み出したデータはIMACで2
次伸張(可逆2次圧縮の伸張)をして1次圧縮データに
戻す。
【0071】図8に、IMACの機能構成の概略を示
す。パラレルバス制御141に於いて、パラレルバスP
bに対する画像データの入,出力を管理し、MEMへの
画像データの格納/読み出しと、主に外部のパソコンP
Cから入力されるコードデータの画像データへの展開を
制御する。PCから入力されたコードデータは、ローカ
ルバス制御153の中のラインバッファに格納する。す
なわち、ローカル領域でのデータの格納を行い、ライン
バッファに格納したコードデータは、システムコントロ
ーラI/F144を介して入力されたシステムコントロ
ーラ106からの展開処理命令に基づき、ローカルバス
制御153に於いて画像データに展開する。
【0072】展開した画像データは、1次圧縮/伸張1
46で、CDICが用いるJPEG2000の可逆圧縮と同一の
圧縮方式で1次圧縮し、そして更に2次圧縮/伸張14
7で可逆2次圧縮してMEMに格納される。パラレルデ
ータI/F141を介してパラレルバスPbから入力さ
れる画像データは1次圧縮されているので、可逆2次圧
縮してMEMに格納される。この場合、メモリアクセス
制御154にてMEMのアドレスを管理しながらMEM
に2次圧縮したデータを格納する。MEMに格納された
画像データの読み出しは、メモリアクセス制御154に
て読み出し先アドレスを制御し、読み出された画像デー
タを2次圧縮/伸張147で2次伸張する。伸張された
画像データは、パレルバスPbで転送用に1次圧縮され
たものであり、これをパラレルバスPbへ転送する場
合、パラレルデータI/F141を介してデータ転送を
行う。143a〜143fは、DMAC(ダイレクトメ
モリアクセスコントローラ)である。
【0073】図3に示す、FAX送受信を行うファクシ
ミリコントロールユニットFCUは、画像データを通信
形式に変換して外部回線PNに送信し、又、外部回線P
Nからのデータを画像データに戻して外部I/F部及び
パラレルバスPbを介して作像ユニット105において
記録出力する。FCUは、FAX画像処理,画像メモ
リ,メモリ制御部,ファクシミリ制御部,画像圧縮伸
張,モデム及び網制御装置からなる。画像データの出力
バッファ機能に関してはIMAC及びMEMでその機能
の一部を補う。
【0074】この様に構成されたFAX送受信部FCU
では、画像情報の伝送を開始するとき、FCU内におい
てファクシミリ制御部がメモリ制御部に指令し、FCU
内の画像メモリから蓄積している画像情報を順次読み出
させる。読み出された画像情報は、FCU内のFAX画
像処理によって元の信号に復元されるとともに、密度変
換処理及び変倍処理がなされ、ファクシミリ制御部に加
えられる。ファクシミリ制御部に加えられた画像信号
は、画像圧縮伸張部によって符号化圧縮され、モデムに
よって変調された後、網制御装置を介して宛先へと送出
される。そして、送信が完了した画像情報は、画像メモ
リから削除される。
【0075】受信時には、受信画像は一旦FCU内の画
像メモリに蓄積され、その時に受信画像を記録出力可能
であれば、1枚分の画像の受信を完了した時点で記録出
力される。
【0076】以上に説明した画像処理システムにおい
て、バス管理手段であるCDICとメモリ管理手段であ
るIMACは、パラレルバスPbで接続されている。各
独立した、カラー原稿スキャナSCRおよびカラープリ
ンタPTRは直接パラレルバスPbに接続せずにCDI
Cを介してパラレルバスPbに接続し、IMACを介し
てIPPをパラレルバスに接続することによって、カラ
ー原稿スキャナSCR/カラー画像処理ユニットIPP
/カラープリンタPTRのデータ転送すなわち複写機能
群の結合が成立する。画像メモリMEMを管理するIM
ACにIPPが接続されているので、カラー原稿スキャ
ナSCRが発生するsRGB画像データをMEMに格納
してから、MEMのsRGB画像データを外部機器に転
送するとか、IPPに渡してYMCK画像データに変換
するとか、IPPが出力するYMCK画像データをME
Mに格納するとか外部機器に転送するとかの画像データ
転送には、パラレルバスPbを使用しないので、その分
パラレルバスのトラフィックが緩和する。
【0077】上述のように、CDICにはsRGB画像
デ−タを可逆1次圧縮してパラレルバスPbに送出する
ジョブと、パラレルバスPbから送り込まれるデータを
YMCK画像データに伸張してカラープリンタPTRに
出力するジョブとがある。IMACには、パラレルバス
Pbから送り込まれた可逆1次圧縮したsRGB画像デ
ータを伸張してIPPに与えるジョブ,伸張しないで可
逆2次圧縮してMEMに格納するジョブ,MEMから読
出して2次および1次圧縮の各伸張すなわち2次伸張お
よび1次伸張をしてsRGB画像データを再生してIP
Pに与えるジョブ,IPPが出力するYMCK画像デー
タを可逆1次圧縮してパラレルバスPbに送り出すジョ
ブ,IPPが出力するYMCK画像データを可逆1次お
よび2次圧縮してMEMに格納するジョブ、および、M
EMからデータを読出して2次伸張をして、1次圧縮し
たYMCK画像データをパラレルバスPbに送り出すジ
ョブがある。その他にも、パソコンPCなどの外部機器
に対するプリント情報,画像データの受授のジョブがあ
る。
【0078】図9には、図3に示す画像処理システム
の、画像データの流れの概要と画像処理の概要を示す。
また、図10および図11に、画像データの流れの数例
を示す。
【0079】画像メモリMEMに蓄積(格納)する例と
しては、1枚の原稿を複数枚複写する場合、読取りユニ
ット21を1回だけ動作させ、sRGB画像デ−タ又は
それをIPPで変換したYMCK画像データをメモリM
EMに蓄積し、蓄積データを複数回読み出す使い方があ
る。これは、図10又は図11の丸1/丸2/丸3/丸
4/丸5をたどる画像データの流れである。
【0080】メモリMEMを使わない例としては、1枚
の原稿を1枚だけ複写する場合、スキャナSCRのsR
GB画像デ−タをIPPに出力しIPPが変換したYM
CK画像データをプリンタPTRに出力する。まず、メ
モリMEMを使わない場合、スキャナSCRが出力する
sRGB画像データは、CDICからIPPに送られる
(図11の丸1/丸2)。メモリMEMに蓄積し、それ
からの読み出し時に付加的な処理、例えば画像方向の回
転,画像の合成等を行う場合は、図10の丸1/丸2の
流れでMEMにsRGB画像データを格納してから、I
MACにおいてアドレス変更によりMEMの読み出しデ
ータの画面上の位置を変更してIPPに出力する、或は
MEMへの再書込みも併用する(図10の丸3)。IP
Pが出力するYMCK画像データをMEMに書き込むと
きにアドレス変換をする、および又はMEMからYMC
K画像データを読み出す時にもアドレス変換する、など
を行うこともできる。
【0081】上述の画像データの流れに於いて、IMA
Cの、画像メモリMEMおよびパラレルバスPbに対す
る画像データの読み書き制御、ならびに、CDICの、
パラレルバスPbとカラー原稿スキャナSCRおよびカ
ラープリンタPTRとの間のバス制御により、デジタル
複写機の複合機能を実現する。
【0082】複数ジョブ、例えばコピー機能,FAX送
受信機能およびプリンタ出力機能、が並行に動作する状
況に於いて、カラー原稿スキャナSCR,カラープリン
タPTR,パラレルバスPbおよびIPP使用権のジョ
ブへの割り振りを、システムコントロ−ラ106および
プロセスコントロラ101にて制御する。
【0083】プロセスコントローラ101は画像データ
の流れを制御し、システムコントローラ106はシステ
ム全体を制御し各リソースの起動を管理する。このデジ
タル複合機能カラー複写機の機能選択は、操作ボ−ドO
PBにて選択入力し、コピー機能,FAX機能等の処理
内容を設定する。パソコンPCのプリントコマンドに応
答するプリンタ出力機能の処理内容は、パソコンPCの
プリントコマンドが設定する。
【0084】カラー原稿スキャナSCRが出力するsR
GB画像データを、一旦メモリMEMに蓄積しておけ
ば、IPPで施す処理を変える事によって種々の再生画
像を確認することができる。例えばγ変換特性を変えて
みたり、再生画像の濃度を振ってみたり、ディザマトリ
クスの線数を変更してみたりする事で、再生画像の雰囲
気を変更できる。この時処理を変更する度に画像をカラ
ー原稿スキャナSCRで読み込み直す必要はなく、ME
Mから格納画像を読み出せば同一データに対し、何度で
も異なる処理を実施できる。
【0085】−第2実施例− 図12に、第2実施例の画像処理システムを示す。第2
実施例のハードウエアは、上述の第1実施例と略同様で
あるが、画像メモリMEM1に加えて、プリンタPTR
への画像データ出力用のバッファメモリMEM2を備え
ている点が異なる。これに伴って第2実施例のCDIC
は、パラレルバスPbから受けたデータを伸張してYM
CK画像データに伸張するとそれをバッファメモリME
M2に書き込む。そして、カラープリンタPTRの書込
みI/F104からのラインデータ読み出し同期信号に
応答してライン単位で画像データをバッフアメモリME
M2から読出して書込みI/F104に転送する。書込
みI/F104は、図6の(d)に示すシリアル/パラ
レル変換によってY,M,C,K各1連、計4連の画像
データを再生して、作像ユニット105に並行出力す
る。
【0086】IPP又は画像メモリMEM1からYMC
Kカラー画像データの各色画像データを同時または任意
のタイミングで順に、バッファメモリMEM2に書込む
ことができ、IMACとIPP又は画像メモリMEM1
の使用効率を高くできる。また、プリンタPTRには所
要のタイミングでバッファメモリMEM2から各色画像
データを個別に読出して与えることができるので、プリ
ンタPTRは能率よく画像形成できる。
【0087】
【発明の効果】従来は複写機能群にあった画像処理手段
(IPP)を、バス管理手段(CDIC)から離して、拡張機能群に
移してメモリ管理手段(IMAC)に接続しているので、メモ
リ管理手段(IMAC)で画像メモリ(MEM)から画像処理手段
(IPP)へのRGB画像データの転送および画像処理手段
(IPP)から画像メモリ(MEM)へのYMCK画像データの転
送を行うことができる。この場合、汎用バスであるパラ
レルバスでデータの転送をする必要がないので、パラレ
ルバスのトラフィックが減るし、画像メモリ(MEM)と画像
処理手段(IPP)との間の画像データ転送が効率よくな
り、画像メモリの読み書きの効率も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の、複合機能があるデジタ
ルフルカラー複写機の外観を示す正面図である。
【図2】 図1に示すカラープリンタPTRの作像機構
の概要を示す拡大縦断面図である。
【図3】 図1に示す複写機の、第1実施例の画像処理
システムの概要を示すブロック図である。
【図4】 図3に示すカラーデータインターフェース制
御部CDICのデータ転送系の概要を示すブロック図で
ある。
【図5】 図3に示すカラー画像処理ユニットIPPの
構成を示すブロック図である。
【図6】 画像データ転送の際の、パラレル,シリアル
のデータ配列の変換態様の数種を示すブロック図であ
る。
【図7】 (a)は図5に示すSIMD型プロセッサ3
3の構成の概要を示すブロック図、(b)は1個のプロ
セッサエレメントPEの一部分の構成を示すブロック図
である。
【図8】 図3に示す画像メモリアクセス制御部IMA
Cのデータ転送系の概要を示すブロック図である。
【図9】 図3に示す出力I/F22およびIPPの画
像データ処理機能の概要を示すブロック図である。
【図10】 図3に示す画像処理システムにおける、s
RGB画像データをMEMに蓄積してから利用する場合
の、画像データの流れを丸付き数字で示す、簡略化した
ブロック図である。
【図11】 図3に示す画像処理システムにおける、Y
MCK画像データをMEMに蓄積してから利用する場合
の、画像データの流れを丸付き数字で示す、簡略化した
ブロック図である。
【図12】 本発明の第2実施例の画像処理システムを
示すブロック図である。
【図13】 第2実施例の画像処理システムにおける、
sRGB画像データをMEMに蓄積してから利用する場
合の、画像データの流れを丸付き数字で示す、簡略化し
たブロック図である。
【図14】 従来の一態様の複合機能カラー複写機の画
像処理システムの機能の概要を示すブロック図である。
【符号の説明】
ADF:自動原稿供給装置 SCR:カラー原稿スキャナ OPB:操作ボード PTR:カラープリンタ PC:パソコン PBX:交換器 PN:通信回線 2:光書込みユニット 3,4:給紙カセット 5:レジストローラ対 6:転写ベルトユニット 7:定着ユニット 8:排紙トレイ 10M,10C,10Y,10K:感光体ユニット 11M,11C,11Y,11K:感光体ドラム 20M,20C,20Y,20K:現像器 60:転写搬送ベルト IPP1:第1画像処理ユニット IPP2:第2画像処理ユニット IPP3y,3m,3c,3k:第3画像処理ユニット CDIC:カラーデータインターフェース制御部 IMAC:画像メモリアクセス制御部 HDD:ハードディスク装置 MEM:画像メモリ LAN:ローカルエリアネットワーク FONT:フォントROM IDU:紙幣認識ユニット メモコン:メモリコントローラ R:R画像データ G:G画像データ B:B画像データ Fd:像域データ Y:Y画像データ M:M画像データ C:C画像データ K:K画像データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/46 H04N 1/46 Z 5C079 1/60 1/40 D Fターム(参考) 2C087 AA09 AA15 AA16 AC08 BA01 BA02 BA03 BA05 BA07 BB10 BC03 BD06 BD13 BD24 BD31 BD36 BD40 5B021 AA05 AA19 BB02 BB12 DD10 LG07 LG08 5C062 AA05 AB22 AB43 AC21 AC22 AC25 AE03 BA00 5C073 BA02 BD02 CE02 5C077 LL17 LL18 MP08 NN02 PP01 PP27 PP32 PP33 PP37 RR21 TT02 TT06 5C079 HB01 HB03 HB12 LA26 MA02 NA13 PA02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像を読取りRGB画像データを発生する
    画像読取り手段,RGB画像データをYMCK画像デー
    タに変換する画像処理手段,YMCK画像データに基い
    てカラー画像を形成するカラープリンタ,パラレルバ
    ス,前記画像読取り手段が発生するRGB画像データを
    1次圧縮して前記パラレルバスに送出し、該パラレルバ
    スの1次圧縮したYMCK画像データを1次伸張して前
    記カラープリンタに出力するバス管理手段,画像メモ
    リ、および、該画像メモリに対する外部機器からの画像
    情報の読み書きを制御するメモリ管理手段、を備え、前
    記画像処理手段およびパラレルバスを前記メモリ管理手
    段に接続したこと、ならびに、前記メモリ管理手段が、
    前記バス管理手段がパラレルバスに送出する1次圧縮し
    たRGB画像データの前記画像メモリへの書込み,該画
    像メモリから読み出したデータのRGB画像データへの
    1次伸張と前記画像処理手段への転送、および、該画像
    処理手段が出力するYMCK画像データの1次圧縮と前
    記パラレルバスへの転送、を制御することを特徴とする
    複合機能カラー複写装置。
  2. 【請求項2】前記バス管理手段が前記パラレルバスに対
    して送/受する画像データの前記1次圧縮/伸張と、前
    記画像処理手段に対する前記メモリ管理手段によるデー
    タの受/送における1次圧縮/伸張とは、同一の、可逆
    の圧縮/伸張である、請求項1記載の複合機能カラー複
    写装置。
  3. 【請求項3】前記1次圧縮/伸張は、JPEG又はJPEG2000
    である、請求項2記載の複合機能カラー複写装置。
  4. 【請求項4】前記画像読取り手段は、標準規格のRGB
    画像データであるsRGB画像データを出力する、請求
    項1,請求項2又は請求項3記載の複合機能カラー複写
    装置。
  5. 【請求項5】前記画像処理手段は、画像データ処理プロ
    グラムを格納するためのRAM、および、該RAMのプロ
    グラムを使用して画像データを処理するプロセッサ、を
    含み;装置は更にに、該RAMに書込む画像データ処理
    プログラムを保持する不揮発性の記憶手段、ならびに、該
    記憶手段から前記RAMに画像データ処理プログラムを
    転送する手段、を備える請求項1,請求項2,請求項3
    又は請求項4記載の複合機能カラー複写装置。
  6. 【請求項6】前記画像データ処理プログラムは、RGB
    画像データに対して像域分離,フィルタ処理,色変換お
    よび階調処理を施すものである、請求項5記載の複合機
    能カラー複写装置。
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