JP2002111988A - 画像処理装置,画像読取り装置および画像形成装置 - Google Patents

画像処理装置,画像読取り装置および画像形成装置

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JP2002111988A JP2000301702A JP2000301702A JP2002111988A JP 2002111988 A JP2002111988 A JP 2002111988A JP 2000301702 A JP2000301702 A JP 2000301702A JP 2000301702 A JP2000301702 A JP 2000301702A JP 2002111988 A JP2002111988 A JP 2002111988A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高画質化処理を容易にする。画像処理速度向
上。処理システム全体での高画質化処理および処理速度
向上を容易にする。 【解決手段】 画像入力手段200,FCU,PCが与
える画像データを処理する第1の画像処理IPP1;I
PP1に対する、データバスの画像データ送受、を一括
管理する画像バス管理CDIC;メモリMEM;メモリ
MEMに対する、前記データバスの画像データ送受アク
セスを一括管理するメモリ管理IMAC;および、メモ
リ管理IMACによってメモリMEMに対するアクセス
を管理され、メモリMEM上のデータに対してアクセス
して画像データ処理を行うことができる第2の画像処理
IPP2;を備える。この画像処理装置は更に、第2の
IPP2がメモリMEMに直接にアクセスしてデータを
読み書きするための専用のバス68;を更に備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル的に生
成された画像情報すなわち画像データを、高品質の画像
を表すように処理する画像処理装置,これに電子的画像
読取器を組合せてそれが発生する画像データを高品質の
画像を表すように処理する画像読取り装置、ならびに、
前記画像処理装置又は画像読取り装置にプリンタを組合
せて、画像処理装置が処理した画像データが表す画像を
用紙上に形成する画像形成装置、に関する。これらは、
例えば原稿スキャナ,ファクシミリ,イメージプリン
タ,デジタル複写機あるいはファイリング装置に実施さ
れる。
【0002】
【従来技術】MFP(コピー,FAX,プリンタ,スキ
ャナ等、各種機能を搭載した複合機能機)に於いて、原
稿読み取り信号の画像処理,メモリへの画像蓄積,プリ
ンタ出力用が像信号への画像処理および変換,複数機能
の並行動作、ならびに、それぞれの画像処理を最適化す
る「画像処理装置」が使用されており、その一形態が特
開平8−274986号公報に開示されている。この特
開平8−274986号公報に開示のものは、各種の画
像処理機能を1つの画像処理装置構成で実行できるよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、周辺ユ
ニットの付加接続や周辺ユニットの同時動作等が難し
く、システムの更なる有効活用に適する制御構成の提供
が望ましい。具体的には、複数のI/Oデバイスを接続
するのが難しい。つまり接続するデバイスが複数ある場
合、接続されたデバイスの数だけ画像バスを用意する
か、または1つの画像バスを共有して使うことになる。
前者の場合はシステム全体のコスト増加という問題につ
ながる。一方、後者については、画像信号はデバイスが
動作開始すると転送を中断することができない場合が多
いため、この点を十分留意して画像バスを共通利用しな
ければならないという使用上の問題がある。つまり、画
像バスの構成および画像データの転送方法はシステム全
体の性能を左右すると言っても過言ではない。
【0004】上記問題と密接に関連するものとして、画
像処理の速度が挙げられる。画像データは非常に膨大な
データ量であり、それを高速に処理できないと、画像バ
スによる画像転送が高速にできる場合においても、その
性能を十分に発揮できないという問題になってしまう。
例えば、A4,600dpi,1画素あたり8bitの
画像データの場合は、A4の1枚分の画像データ量が、
約36メガバイトにもなるため、例えば1分間に60枚
画像処理することができるシステムにおいては、毎秒3
6メガバイトのデータ処理を行わなければならない。画
像処理は一般的に複雑になればなるほど高画質化が可能
であるが、その反面処理速度が低下するという問題があ
る。逆に言えば、処理速度を速くすることが可能であれ
ば、それだけ高画質な画像処理が可能であると考えられ
る。
【0005】メモリを持たない入出力デバイスからの画
像信号は、基本的に画像転送が開始されたら途中で転送
を中断させることはできない(画像データの転送条
件)。よって、複数のユニット(例えば原稿スキャナと
イメージプリンタ)を同時で動作させる場合に、両者が
同じ速度で動作するのであれば、画像は連続的に流すこ
とができるため、メモリ等の速度緩衝部を必要としな
い。
【0006】逆に言えば、動作速度が異なる場合にはメ
モリ等の速度緩衝部が必要となる。これはメモリが必要
となるので不利と思われるが、入出力デバイスが互いに
相手のことを考えずに独立に動作可能であることを考え
ると、逆に大きなメリットである。このようなメモリを
介在したシステムにおいては、メモリと各デバイス間で
のデータ転送が課題となる。
【0007】データ転送を考えた場合、複数のデバイス
がバスをどう使用するかを管理することも大きな課題で
あるが、それとは別にバスにどんな画像データを流すか
も重要である。画像は通常、画像データの転送条件を満
たせない場合には転送できない。よって、画像バスを構
築する際には、予め想定される複数デバイスの最大同時
動作から画像バスの速度やバス幅を決定する。つまり、
最大同時動作数が多ければ多いほど、画像バスの速度を
向上させる、または画像バス幅を大きくする必要が出て
くる。これは、最大同時動作がかなり低い確率で起こり
うる場合でも、その動作を保証するためにハードウェア
的に高速もしくは大規模にしなければならないという、
コスト面で大きな問題となる。
【0008】一方、この点と同じレベルの問題として画
像処理速度がある。一般的に高画質な画像処理は複雑で
あり、処理時間がかかる。画像データは非常に膨大なデ
ータ量であり、それを高速に処理するために、従来は専
用のハードウェア(ASIC:Application Specific
IC)を利用するのが多かった。ASICは高速である
が、その性格上、汎用性に乏しい。
【0009】これに対して、近年では汎用プロセッサを
使用した画像処理も登場してきており、少々の画像処理
の変更が可能なものとなっている。画像処理を高速化す
る場合に、まずは画像処理部単体の速度向上を考えてし
まうが、それは過剰な処理性能向上になってしまう危険
性を持っている。これは、上記のようなシステムにおい
て、速度ネックとなっている箇所が必ずしも画像処理部
ではない可能性が出てくるからである。
【0010】メモリ上に記憶されている画像に対して高
速にアクセスする方法の1つに、専用の画像バスを設け
ることが考えられる。通常、メモリが接続されている共
通な画像バスを使用する場合には、メモリ上でのアクセ
スが重ならないように、メモリ管理手段が調停する必要
がある。その場合、調停に必要な作業が必ず入るため、
処理速度が低下する可能性がある。システム的に考え
て、メモリのアクセス速度に十分な余裕があるときには
あまり問題にならないが、そうでない場合には、システ
ム全体の処理速度の低下になってしまう。
【0011】近年、汎用プロセッサを用いた画像処理が
登場してきている。汎用プロセッサを利用するメリット
としては、多様化する画像処理に柔軟に対応できる点が
主として挙げられる。しかし、汎用であるが故に冗長な
部分もあり、処理速度の点においても専用のハードウェ
アと同等以下であるのが現状である。メモリに蓄えられ
ている画像を処理して出力する際には、その過程であれ
ば画像処理部分はどこにおかれても構わない。1箇所で
集中して行っても良く、または分散して行っても結果的
には同じである。
【0012】本発明は、高画質化処理を容易にすること
を第1の目的とし、画像処理速度向上を容易にすること
を第2の目的とし、画像処理システム全体での高画質化
処理および処理速度向上を容易にすることを第3の目的
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】(1)画像データ入力手
段(200,FCU,PC)が与える画像データを処理する第1の画
像処理手段(IPP1);第1の画像処理手段(IPP1)に対す
る、データバスの画像データ送受、を一括管理する画像
バス管理手段(CDIC);メモリ装置(MEM);該メモリ装置
(MEM)に対する、前記データバスの画像データ送受アク
セスを一括管理するメモリ管理手段(IMAC);および、該
メモリ管理手段(IMAC)によって前記メモリ装置(MEM)に
対するアクセスを管理制御され、該メモリ装置(MEM)上
のデータに対してアクセスして画像データ処理を行うこ
とができる第2の画像処理手段(IPP2);を備える画像処
理装置。
【0014】なお、理解を容易にするためにカッコ内に
は、図面に示し後述する実施例の対応要素の符号又は対
応事項を、参考までに付記した。以下も同様である。
【0015】これによれば、第2の画像処理手段(IPP2)
を付加したので、これによって高画質化処理を分担およ
び又は付加して、処理速度の向上および又は更なる高画
質化処理を行うことができる。メモリ管理手段(IMAC)
が、メモリ装置(MEM)に対する、前記データバスの画像
データ送受アクセスを一括管理し、しかも、第2の画像
処理手段(IPP2)も管理制御するので、第2の画像処理手
段(IPP2)のメモリアクセスと、第1の画像処理手段(IPP
1)あるいは他のデバイスに対する画像データ送受のため
のメモリ管理手段(IMAC)のアクセスの競合は避けられ
る。システム全体での画像処理速度向上を容易に行うこ
とができ、高画質で高速な画像処理システムが実現可能
となる。
【0016】
【発明の実施の形態】(2)第2の画像処理手段(IPP2)
が前記メモリ装置(MEM)に直接にアクセスしてデータを
読み書きするための専用のバス(68);を更に備える。
【0017】これによれば、第2の画像処理手段(IPP2)
がメモリ(MEM)上の画像データに対して直接画像処理を
行うことができ、システム全体での画像処理速度向上を
容易に行うことができ、高画質で高速な画像処理システ
ムが実現可能となる。
【0018】(3)前記メモリ管理手段(IMAC)は、第2
の画像処理手段(IPP2)の前記メモリ装置(MEM)に対する
直接のアクセスの可否を制御する。
【0019】これによれば、メモリ管理手段(IMAC)が、
他の部分で行われている画像処理を考慮して、自分の管
理する画像処理部分の画像処理を動的に変更するが、そ
の際にメモリ装置(MEM)へのアクセスが必要であると、
第2の画像処理手段(IPP2)にはアクセス不可信号を与
え、メモリ管理手段(IMAC)のメモリアクセスの必要性が
無くなると、第2の画像処理手段(IPP2)にアクセス許可
信号を与える。第2の画像処理手段(IPP2)が、アクセス
許可信号がある間に直接にメモリ装置にアクセスするこ
とにより、メモリ管理手段(IMAC)を煩わすことなく、し
たがってシステム全体での画像処理速度向上を容易に行
うことができ、高画質で高速な画像処理システムが実現
可能となる。
【0020】(4)第2の画像処理手段(IPP2)は、前記
メモリ装置(MEM)の画像データに像域分離処理(62:エッ
ジ/網点判定)を適用して画像データが表す画像の特徴
(文字エッジ/文字なか/絵柄)を検出し、特徴をあらわ
すデータを前記メモリ装置(MEM)に蓄積する。
【0021】これによれば、以後の画像データの補正又
はプリント出力用画像信号への変換を、画像の特徴(文
字エッジ/文字なか/絵柄)にあった処理にして、高品
質の画像をあらわす画像信号を生成できる。第2の画像
処理手段(IPP2)がメモリ装置(MEM)上の画像データに基
づいて特徴データを生成してメモリに蓄積しておくの
で、その後の、メモリ装置(MEM)から画像データを読み
出してプリント出力又はファクシミリ送信するときの高
画質化処理を高速に行うことができる。
【0022】(4−1)第2の画像処理手段(IPP2)は、
更に、検出した特徴に対応したエッジ強調/平滑化フィ
ルタ処理(63)を画像データに施し、この処理後の画像デ
ータに、前記メモリ装置(MEM)の画像データを書き換え
る。
【0023】これによれば、エッジ強調/平滑化フィル
タ処理(63)を終えた画像データがメモリ装置(MEM)上に
あるので、メモリ装置(MEM)から画像データを読み出し
てエッジ強調/平滑化フィルタ処理した画像データをプ
リント出力又はファクシミリ送信する処理を高速に行う
ことができる。
【0024】(4−2)第2の画像処理手段(IPP2)は、
エッジ強調/平滑化フィルタ処理(63)を施した画像デー
タから、地肌レベルを抽出し(64)、この地肌レベルを除
去し(65)、地肌レベルを除去した画像データに、前記メ
モリ装置(MEM)の画像データを書き換える、前記(4−
1)の画像処理装置。
【0025】これによれば、エッジ強調/平滑化フィル
タ処理(63)を終えそして地肌を除去した画像データがメ
モリ装置(MEM)上にあるので、メモリ装置(MEM)から画像
データを読み出して地肌除去した画像データをプリント
出力又はファクシミリ送信する処理を高速に行うことが
できる。
【0026】(5)上記(1),(2),(3)又は
(4)に記載の画像処理装置;および、画像を読取りデ
ジタル化された画像データに変換し、前記画像処理装置
に画像データを与える、画像読取り手段(200);を備
え、前記画像バス管理手段(CDIC)は、第1の演算処理手
段(IPP1)に対する、前記画像読取り手段(200)およびデ
ータバスの画像データ送受、を一括管理する、画像読取
り装置。
【0027】これによれば、画像読取り手段(200)で得
た画像データを第1の画像処理手段(IPP1)で処理してメ
モリ装置(MEM)に蓄積し、そして第2画像処理手段(IPP
2)で処理するので、画像処理機能を第1の画像処理手段
(IPP1)から分散してその負担を軽減し処理速度低下を避
けることができる。画像読取り速度の低下を回避ししか
も高画質化した読取り画像データを得ることができる。
【0028】(6)上記(1),(2),(3),
(4)又は(5)に記載の装置;および、前記演算処理
手段(IPP1,IPP2)が処理した画像データが表す画像を用
紙上に形成するプリンタ(400);を備える画像形成装
置。
【0029】これによれば、高画質化した画像データを
用紙上にプリントアウトできる。
【0030】(7)独立のユニットで構成される画像読
み取り手段(200)と、独立で構成される画像書き込み手
段(400)と、独立で構成されるディジタル変換された画
像信号に対し画像処理を行う複数の画像処理手段(IPP1,
IPP2)と、ディジタル信号と画像バスとのインターフェ
イスを一括管理する画像バス管理手段(CDIC)と、ディジ
タル信号のメモリ(MEM)へのアクセスを一括管理するメ
モリ管理手段(IMAC)とを具備し、読み取った画像信号を
ディジタル変換された画像信号に変換し、もしくはディ
ジタル的に生成された画像情報を画像信号に変換するこ
とで、ディジタル変換された画像信号を顕像として出力
可能な画像信号になるように処理する画像処理装置にお
いて、該複数の画像処理手段(IPP1,IPP2)の少なくとも
1つ(IPP2)が、該メモリ管理手段(IMAC)によって管理制
御され、該メモリ管理手段(IMAC)によって管理されてい
るメモリ(MEM)上のデータに対して画像処理を行うこと
ができることを特徴とする画像処理装置。
【0031】画像処理手段を複数(IPP1,IPP2)に分け、
そのうちの少なくとも1つ(IPP2)がメモリ管理手段(IMA
C)によって管理制御され、メモリ管理手段(IMAC)によっ
て管理されているメモリ(MEM)上のデータに対して画像
処理を行うことができるので、システム全体での画像処
理速度向上を容易に行うことができ、高画質で高速な画
像処理システムが実現可能となる。
【0032】(8)前記メモリ管理手段(IMAC)によって
管理制御され、メモリ管理手段(IMAC)によって管理され
ているメモリ(MEM)上のデータに対して画像処理を行う
ことができる画像処理手段(IPP2)は、メモリ管理手段(I
MAC)によって管理されているメモリ(MEM)との専用バス
(68)を具備し、メモリ(MEM)上の画像データに対して直
接画像処理を行えることを特徴とする画像処理装置。
【0033】メモリ管理手段(IMAC)によって管理されて
いるメモリ(MEM)とそれに対して画像処理を行うことが
できる画像処理手段(IPP2)とを専用の画像バス(68)でつ
なぐことによって、メモリ(MEM)上の画像データに対し
て直接画像処理を行うことができ、システム全体での画
像処理速度向上を容易に行うことができ、高画質で高速
な画像処理システムが実現可能となる。
【0034】(9)前記メモリ管理手段(IMAC)は、他の
部分で行われている画像処理を考慮して、自分の管理す
る画像処理部分(IPP2)の画像処理を動的に変更する手段
(アクセス不可/許可)を具備していることを特徴とする
画像処理装置。
【0035】メモリ管理手段(IMAC)が、他の部分(IPP1/
6/FCU)で行われている画像処理を考慮して、自分の管理
する画像処理部分(IPP2)の画像処理を動的に変更するの
で、システム全体での画像処理速度向上を容易に行うこ
とができ、高画質で高速な画像処理システムが実現可能
となる。
【0036】本発明の他の目的および特徴は図面を参照
した以下の実施例の説明により明らかになろう。
【0037】
【実施例】本発明の第1実施例の機構の概要を図1に示
す。この実施例は、デジタルフルカラー複写機である。
カラー画像読み取り装置(以下、スキャナという)20
0は、コンタクトガラス202上の原稿180の画像を
照明ランプ205、ミラー群204A、204B、20
4Cなど、およびレンズ206を介してカラーセンサ2
07に結像して、原稿のカラー画像情報を、例えば、ブ
ルー(以下、Bという)、グリーン(以下、Gという)
およびレッド(以下、Rという)の色分解光毎に読み取
り、電気的な画像信号に変換する。カラーセンサ207
は、この例では、3ラインCCDセンサで構成されてお
り、B、G、Rの画像を色ごとに読取る。スキャナ20
0で得たB、G、Rの色分解画像信号強度レベルをもと
にして、図示省略された画像処理ユニットにて色変換処
理を行い、ブラック(以下、Bkという)、シアン(以
下、Cという)、マゼンダ(以下、Mという)およびイ
エロー(以下、Yという)の記録色情報を含むカラー画
像データを得る。
【0038】このカラー画像データを用い、次に述べる
カラー画像記録装置(以下、カラープリンタという)4
00によって、Bk、C、M、Yの画像を中間転写ベル
ト上に重ね形成し、そして転写紙に転写する。スキャナ
200は、カラープリンタ400の動作とタイミングを
とったスキャナースタート信号を受けて、照明ランプ2
05やミラー群204A、204B、204Cなどから
なる照明・ミラー光学系が左矢印方向へ原稿走査し、1
回走査毎に1色の画像データを得る。そして、その都
度、カラープリンタ400で順次、顕像化しつつ、これ
らを中間転写ベルト上に重ね合わせて、4色のフルカラ
ー画像を形成する。
【0039】カラープリンタ400の、露光手段として
の書き込み光学ユニット401は、スキャナ200から
のカラー画像データを光信号に変換して、原稿画像に対
応した光書き込みを行い、感光体ドラム414に静電潜
像を形成する。光書き込み光学ユニット401は、レー
ザー発光器441、これを発光駆動する発光駆動制御部
(図示省略)、ポリゴンミラー443、これを回転駆動
する回転用モータ444、fθレンズ442、反射ミラ
ー446などで構成されている。感光体ドラム414
は、矢印で示す如く反時計廻りの向きに回転するが、そ
の周りには、感光体クリーニングユニット421、除電
ランプ414M、帯電器419、感光体ドラム上の潜像
電位を検知する電位センサー414D、リボルバー現像
装置420の選択された現像器、現像濃度パターン検知
器414P、中間転写ベルト415などが配置されてい
る。
【0040】リボルバー現像装置420は、BK現像器
420K、C現像器420C、M現像器420M、Y現
像器420Yと、各現像器を矢印で示す如く反時計回り
の向きに回転させる、リボルバー回転駆動部(図示省
略)などからなる。これら各現像器は、静電潜像を顕像
化するために、現像剤の穂を感光体ドラム414の表面
に接触させて回転する現像スリーブ420KS、420
CS、420MS、420YSと、現像剤を組み上げ・
撹拌するために回転する現像パドルなどで構成されてい
る。待機状態では、リボルバー現像装置420はBK現
像器420で現像を行う位置にセットされており、コピ
ー動作が開始されると、スキャナ200で所定のタイミ
ングからBK画像データの読み取りがスタートし、この
画像データに基づき、レーザー光による光書き込み・潜
像形成が始まる。以下、Bk画像データによる静電潜像
をBk潜像という。C、M、Yの各画像データについて
も同じ。このBk潜像の先端部から現像可能とすべく、
Bk現像器420Kの現像位置に潜像先端部が到達する
前に、現像スリーブ420KSを回転開始して、Bk潜
像をBkトナーで現像する。そして、以後、Bk潜像領
域の現像動作を続けるが、潜像後端部がBk潜像位置を
通過した時点で、速やかに、Bk現像器420Kによる
現像位置から次の色の現像器による現像位置まで、リボ
ルバー現像装置420を駆動して回動させる。この回動
動作は、少なくとも、次の画像データによる潜像先端部
が到達する前に完了させる。
【0041】像の形成サイクルが開始されると、感光体
ドラム414は矢印で示すように反時計回りの向きに回
動し、中間転写ベルト415は図示しない駆動モータに
より、時計回りの向きに回動する。中間転写ベルト41
5の回動に伴って、BKトナー像形成、Cトナー像形
成、Mトナー像形成およびYトナー像形成が順次行わ
れ、最終的に、BK、C、M、Yの順に中間転写ベルト
415上に重ねてトナー像が形成される。BK像の形成
は、以下のようにして行われる。すなわち、帯電器41
9がコロナ放電によって、感光体ドラム414を負電荷
で約−700Vに一様に帯電する。つづいて、レーザー
ダイオード441は、Bk信号に基づいてラスタ露光を
行う。このようにラスタ像が露光されたとき、当初、一
様に荷電された感光体ドラム414の露光された部分に
ついては、露光光量に比例する電荷が消失し、静電潜像
が形成される。リボルバー現像装置420内のトナー
は、フェライトキャリアとの撹拌によって負極性に帯電
され、また、本現像装置のBK現像スリーブ420KS
は、感光体ドラム414の金属基体層に対して図示しな
い電源回路によって、負の直流電位と交流とが重畳され
た電位にバイアスされている。この結果、感光体ドラム
414の電荷が残っている部分には、トナーが付着せ
ず、電荷のない部分、つまり、露光された部分にはBk
トナーが吸着され、潜像と相似なBk可視像が形成され
る。中間転写ベルト415は、駆動ローラ415D、転
写対向ローラ415T、クリーニング対向ローラ415
Cおよび従動ローラ群に張架されており、図示しない駆
動モータにより回動駆動される。さて、感光体ドラム4
14上に形成したBkトナー像は、感光体と接触状態で
等速駆動している中間転写ベルト415の表面に、ベル
ト転写コロナ放電器(以下、ベルト転写部という。)4
16によって転写される。以下、感光体ドラム414か
ら中間転写ベルト415へのトナー像転写を、ベルト転
写と称する。感光体ドラム414上の若干の未転写残留
トナーは、感光体ドラム414の再使用に備えて、感光
体クリーニングユニット421で清掃される。ここで回
収されたトナーは、回収パイプを経由して図示しない排
トナータンクに蓄えられる。
【0042】なお、中間転写ベルト415には、感光体
ドラム414に順次形成する、Bk、C、M、Yのトナ
ー像を、同一面に順次、位置合わせして、4色重ねのベ
ルト転写画像を形成し、その後、転写紙にコロナ放電転
写器にて一括転写を行う。ところで、感光体ドラム41
4側では、BK画像の形成工程のつぎに、C画像の形成
工程に進むが、所定のタイミングから、スキャナ200
によるC画像データの読み取りが始まり、その画像デー
タによるレーザー光書き込みで、C潜像の形成を行う。
C現像器420Cは、その現像位置に対して、先のBk
潜像後端部が通過した後で、かつ、C潜像先端が到達す
る前に、リボルバー現像装置の回転動作を行い、C潜像
をCトナーで現像する。以降、C潜像領域の現像をつづ
けるが、潜像後端部が通過した時点で、先のBk現像器
の場合と同様にリボルバー現像装置420を駆動して、
C現像器420Cを送り出し、つぎのM現像器420M
を現像位置に位置させる。この動作もやはり、つぎのM
潜像先端部が現像部に到達する前に行う。なお、Mおよ
びYの各像の形成工程については、それぞれの画像デー
タの読み取り、潜像形成、現像の動作が、上述のBk像
や、C像の工程に準ずるので、説明は省略する。
【0043】ベルトクリーニング装置415Uは、入口
シール、ゴムブレード、排出コイルおよび、これら入口
シールやゴムブレードの接離機構により構成される。1
色目のBk画像をベルト転写した後の、2、3、4色目
を画像をベルト転写している間は、ブレード接離機構に
よって、中間転写ベルト面から入口シール、ゴムブレー
ドなどは離間させておく。
【0044】紙転写コロナ放電器(以下、紙転写器とい
う。)417は、中間転写ベルト415上の重ねトナー
像を転写紙に転写するべく、コロナ放電方式にて、AC
+DCまたは、DC成分を転写紙および中間転写ベルト
に印加するものである。
【0045】給紙バンク内の転写紙カセット482に
は、各種サイズの転写紙が収納されており、指定された
サイズの用紙を収納しているカセットから、給紙コロ4
83によってレジストローラ対418R方向に給紙・搬
送される。なお、符号412B2は、OHP用紙や厚紙
などを手差しするための給紙トレイを示している。像形
成が開始される時期に、転写紙は前記いずれかの給紙ト
レイから給送され、レジストローラ対418Rのニップ
部にて待機している。そして、紙転写器417に中間転
写ベルト415上のトナー像の先端がさしかかるとき
に、丁度、転写紙先端がこの像の先端に一致する如くに
レジストローラ対418Rが駆動され、紙と像との合わ
せが行われる。このようにして、転写紙が中間転写ベル
ト上の色重ね像と重ねられて、正電位につながれた紙転
写器417の上を通過する。このとき、コロナ放電電流
で転写紙が正電荷で荷電され、トナー画像の殆どが転写
紙上に転写される。つづいて、紙転写器417の左側に
配置した図示しない除電ブラシによる分離除電器を通過
するときに、転写紙は除電され、中間転写ベルト415
から剥離されて紙搬送ベルト422に移る。中間転写ベ
ルト面から4色重ねトナー像を一括転写された転写紙
は、紙搬送ベルト422で定着器423に搬送され、所
定温度にコントロールされた定着ローラ423Aと加圧
ローラ423Bのニップ部でトナー像を溶融定着され、
排出ロール対424で本体外に送り出され、図示省略の
コピートレイに表向きにスタックされる。
【0046】なお、ベルト転写後の感光体ドラム414
は、ブラシローラ、ゴムブレードなどからなる感光体ク
リーニングユニット421で表面をクリーニングされ、
また、除電ランプ414Mで均一除電される。また、転
写紙にトナー像を転写した後の中間転写ベルト415
は、再び、クリーニングユニット415Uのブレード接
離機構でブレードを押圧して表面をクリーニングする。
リピートコピーの場合には、スキャナの動作および感光
体への画像形成は、1枚目の4色目画像工程にひきつづ
き、所定のタイミングで2枚目の1色目画像工程に進
む。中間転写ベルト415の方は、1枚目の4色重ね画
像の転写紙への一括転写工程にひきつづき、表面をベル
トクリーニング装置でクリーニングされた領域に、2枚
目のBkトナー像がベルト転写されるようにする。その
後は、1枚目と同様動作になる。
【0047】図1に示すカラー複写機は、パ−ソナルコ
ンピュ−タ等のホストから、LAN又はパラレルI/F
を通じてプリントデ−タが与えられるとそれをカラープ
リンタ400でプリントアウト(画像出力)でき、しか
もスキャナ200で読取った画像データを遠隔のフアク
シミリに送信し、受信する画像データもプリントアウト
できる複合機能つきのカラー複写機である。この複写機
は、構内交換器PBXを介して公衆電話網に接続され、
公衆電話網を介して、ファクシミリ交信やサ−ビスセン
タの管理サ−バと交信することができる。
【0048】図2に、図1に示す複写機の電気系システ
ムを示す。原稿を光学的に読み取る原稿スキャナ200
は、読み取りユニット4にて、原稿に対するランプ照射
の反射光をミラー及びレンズにより受光素子207に集
光する。受光素子(本実施例ではCCD)は、センサー
・ボード・ユニットSBU(以下単にSBUと称す)に
あり、CCDに於いて電気信号に変換された画像信号
は、SBU上でディジタル信号すなわち読取った画像デ
−タに変換された後、SBUから、圧縮/伸張及びデー
タインターフェース制御部CDIC(以下単にCDIC
と称す)に出力される。
【0049】すなわちSBUから出力される画像デ−タ
は、CDICに入力される。機能デバイス及びデータバ
ス間における画像データの伝送は、CDICが全て制御
する。すなわちCDICは、画像データに関し、SB
U,パラレルバスPb,第1の画像信号処理装置IPP
1(以下単にIPP1と称す)間のデータ転送、ならび
に、図2に示すデジタル複写機全体制御を司るシステム
コントローラ6と、プロセスコントローラ1間の、画像
データ転送およびその他の制御に関する通信を行う。シ
ステムコントローラ6とプロセスコントローラ1は、パ
ラレルバスPb,CDIC及びシリアルバスSbを介し
て相互に通信を行う。CDICは、その内部に於いてパ
ラレルバスPbとシリアルバスSbとのデータインター
フェースのためのデータフォーマット変換を行う。
【0050】SBUからの読取り画像デ−タは、CDI
Cを経由してIPP1に転送され、IPP1が、光学系
及びディジタル信号への量子化に伴う信号劣化(スキャ
ナ系の信号劣化:スキャナ特性による読取り画像デ−タ
の歪)を補正し、再度CDICへ出力する。CDIC
は、該画像デ−タを複写機能コントロ−ラMFCに転送
してメモリMEMに書込む。又は、IPP1の、プリン
タ出力のための処理系に戻す。
【0051】すなわち、CDICには、読取り画像デ−
タをメモリMEMに蓄積して再利用するジョブと、メモ
リMEMに蓄積しないでビデオ・データ制御VDC(以
下、単にVDCと称す)に出力してレ−ザプリンタ40
0で作像出力するジョブとがある。メモリMEMに蓄積
する例としては、1枚の原稿を複数枚複写する場合、読
み取りユニット4を1回だけ動作させ、読取り画像デ−
タをメモリMEMに蓄積し、蓄積データを複数回読み出
す使い方がある。メモリMEMを使わない例としては、
1枚の原稿を1枚だけ複写する場合、読取り画像デ−タ
をそのままプリンタ出力用に処理すれば良いので、メモ
リMEMへの書込みを行う必要はない。
【0052】まず、メモリMEMを使わない場合、IP
P1からCDICへ転送された画像データは、再度CD
ICからIPP1へ戻される。IPP1に於いてCCD
による輝度データを面積階調に変換するための画質処理
(図3の15)を行う。画質処理後の画像データはIP
PからVDCに転送する。面積階調に変化された信号に
対し、ドット配置に関する後処理及びドットを再現する
ためのパルス制御をVDCで行い、レ−ザプリンタ40
0の作像ユニット5に於いて転写紙上に再生画像を形成
する。
【0053】メモリMEMに蓄積し、それからの読み出
し時に付加的な処理、例えば画像方向の回転,画像の合
成等を行う場合は、IPP1からCDICへ転送された
データは、CDICからパラレルバスPbを経由して画
像メモリアクセス制御IMAC(以下単にIMACと称
す)に送られる。ここではシステムコントローラ6の制
御に基づき画像データとメモリモジュ−ルMEM(以下
単にMEMと称す)のアクセス制御,外部パソコンPC
(以下単にPCと称す)のプリント用データの展開(文
字コ−ド/キャラクタビット変換),メモリー有効活用
のための画像データの圧縮/伸張を行う。IMACへ送
られたデータは、データ圧縮後MEMへ蓄積し、蓄積デ
ータを必要に応じて読み出す。読み出しデータは伸張
し、本来の画像データに戻しIMACからパラレルバス
Pb経由でCDICへ戻される。
【0054】CDICからIPP1への転送後は、IP
P1での画質処理及びVDCでのパルス制御を行い、作
像ユニット5に於いて転写紙上に顕像(トナ−像)を形
成する。
【0055】画像データの流れに於いて、パラレルバス
Pb及びCDICでのバス制御により、デジタル複写機
の複合機能を実現する。複写機能の1つであるFAX送
信機能は、スキャナ200の読取り画像データをIPP
1にて画像処理を実施し、CDIC及びパラレルバスP
bを経由してFAX制御ユニットFCU(以下単にFC
Uと称す)へ転送する。FCUにて公衆回線通信網PN
(以下単にPNと称す)へのデータ変換を行い、PNへ
FAXデータとして送信する。FAX受信は、PNから
の回線データをFCUにて画像データへ変換し、パラレ
ルバスPb及びCDICを経由してIPPへ転送され
る。この場合特別な画質処理は行わず、VDCにおいて
ドット再配置及びパルス制御を行い、作像ユニット5に
於いて転写紙上に顕像を形成する。
【0056】複数ジョブ、例えばコピー機能,FAX送
受信機能およびプリンタ出力機能、が並行に動作する状
況に於いて、読み取りユニット4、作像ユニット5及び
パラレルバスPb使用権のジョブへの割り振りを、シス
テムコントロ−ラ6びプロセスコントロラ1にて制御す
る。
【0057】プロセスコントローラ1は、画像データの
流れを制御し、システムコントローラ6はシステム全体
を制御し、各リソースの起動を管理する。このデジタル
複写機能複写機の機能選択は、操作ボ−ドOPBにて選
択入力し、コピー機能,FAX機能等の処理内容を設定
する。
【0058】図3に、IPP1の画像処理機能の概要を
示す。読取り画像デ−タは、SBUからCDICを介し
てIPP1の入力I/F(インタ−フェイス)11から
スキャナ画像処理12へ伝達される。読取りによる画像
情報の劣化の補正を主目的にして、スキャナ画像処理1
2は、シェーディング補正,スキャナγ補正およびMT
F補正等を行う。補正処理ではないが、拡大/縮小の変
倍処理も行う。読取り画像データの補正処理終了後、出
力I/F13を介してCDICへ画像データを転送す
る。転写紙への出力は、CDICからの画像データを入
力I/F14より受け、画質処理15に於いて面積階調
処理を行う。画質処理後のデータは出力I/F16を介
してVDCへ出力される。面積階調処理は、濃度変換,
ディザ処理,誤差拡散処理等が有り、階調情報の面積近
似を主な処理とする。
【0059】一旦スキャナ画像処理12を施した画像デ
ータをメモリMEMに蓄積しておけば、画質処理15で
施す処理を変える事によって種々の再生画像を確認する
ことができる。例えば再生画像の濃度を振ってみたり、
ディザマトリクスの線数を変更してみたりする事で、再
生画像の雰囲気を変更できる。この時処理を変更する度
に画像をスキャナ200で読み込み直す必要はなく、M
EMから格納画像を読み出せば同一データに対し、何度
でも異なる処理を実施できる。
【0060】図6に、第2の画像信号処理装置IPP2
(以下単にIPP2と称す)の機能構成の概要を示す。
この実施例では、一旦スキャナ画像処理12を施した画
像データをメモリMEMに蓄積して、第2の画像信号処
理装置IPP2(以下単にIPP2と称す)でメモリM
EM上の画像データに、高画質化処理を施すこともでき
る。この実施例では、この高画質化処理では、像域分離
61でメモリMEM上の画像データから、それが文字エ
ッジ部か、文字なかか、あるいは絵柄(網点領域)か、
すなわち画像の特徴を判定して、その結果を示す2ビッ
トの特徴データを生成し、これに基づいて、エッジ強調
/平滑フィルタ処理63で、文字エッジ部にはエッジ強
調の、文字なかには濃度均一化の、また、絵柄には平滑
化の、各種フィルタ処理すなわち「エッジ強調/平滑フ
ィルタ処理」を施し、そして処理後の画像データから、
地肌抽出64によって、特徴データに対応して地肌レベ
ルを抽出し、次の地肌除去65で、該画像データから地
肌レベルを減算して地肌除去した画像データを生成し、
メモリMEMに書きこむ。すなわち、メモリMEM上の
画像データを、地肌除去した画像データと特徴データと
の組データに書き換える。
【0061】この高画質化処理を施した画像データをメ
モリMEMから読出すときには、図3に示すIPP1の
画質処理15で、読み出しデータ(地肌除去した画像デ
ータ)に、地肌除去による画像データのレベル低下を補
償する、画像の特徴に合わせたコントラスト補正を特徴
データに基づいて実施し、それから、特徴データに基づ
いて、面積階調処理を制御する。
【0062】図4に、CDICの機能構成の概要を示
す。画像データ入出力制御21は、SBUからの読取り
画像データを入力し、IPP1に対してデータを出力す
る。画像データ入力制御22には、IPP1のスキャナ
画像処理12でスキャナ画像補正された画像データが入
力される。入力データは、パラレルバスPbでの転送効
率を高めるためにデータ圧縮部23に於いて、データ圧
縮を行う。圧縮した画像デ−タは、パラレルデータI/
F25を介してパラレルバスPbへ送出される。パラレ
ルデータバスPbからパラレルデータI/F25を介し
て入力される画像データは、バス転送のために圧縮され
ており、データ伸張部26で伸張される。伸張された画
像データは、画像データ出力制御27によってIPP1
へ転送される。CDICは、パラレルデータとシリアル
データの変換機能を併せ持つ。システムコントローラ6
は、パラレルバスPbにデータを転送し、プロセスコン
トローラ1は、シリアルバスSbにデータを転送する。
2つのコントローラ6,1の通信のために、デ−タ変換
部24およびシリアルデ−タI/F29で、パラレル/
シリアルデータ変換を行う。シリアルデータI/F28
は、IPP1用であり、IPP1ともシリアルデ−タ転
送する。
【0063】図5に、VDCの機能構成の概要を示す。
VDCは、IPP1から入力される画像データに対し作
像ユニット5の特性に応じて、追加の処理を行う。エッ
ジ平滑処理によるドットの再配置処理,ドット形成のた
めの画像信号のパルス制御を行い、画像データは作像ユ
ニット5を対象として出力される。画像データの変換と
は別に、パラレルデータとシリアルデータのフォーマッ
ト変換機能33〜35を併せ持ち、VDC単体でもシス
テムコントローラ6とプロセスコントローラ1の通信に
対応できる。
【0064】図6に示すIPP2での画像処理である
が、IPP1で行われている画像処理を考慮して、動的
に変更させるのが良い。IPP2は対象をメモリMEM
上の画像としているため、広範囲の参照が可能等のメリ
ットがあるが、その反面、他のデバイスがメモリMEM
を利用しているときには、メモリアクセスを共有しなが
ら行う必要があり、処理速度が低下する可能性がある。
一方、IPP1はそのような点を考慮する必要ははな
く、高速に処理が可能である。この両者の特徴をうまく
生かすには、IPP1で行っている画像処理とメモリア
クセス状況とを考慮して、IPP2で画像処理を行うこ
とが良く、そのような管理ができる部分としてはIMA
Cが最適である。
【0065】図7に、IMACの機能構成の概略を示
す。パラレルデータI/F41に於いて、パラレルバス
Pbに対する画像データの入,出力を管理し、MEMへ
の画像データの格納/読み出しと、主に外部のPCから
入力されるコードデータの画像データへの展開を制御す
る。PCから入力されたコードデータは、ラインバッフ
ァ42に格納する。すなわち、ローカル領域でのデータ
の格納を行い、ラインバッファ42に格納したコードデ
ータは、システムコントローラI/F44を介して入力
されたシステムコントローラ6からの展開処理命令に基
づき、ビデオ制御43に於いて画像データに展開する。
展開された画像データもしくはパラレルデータI/F4
1を介してパラレルバスPbから入力された画像データ
は、MEMに格納される。この場合、データ変換部45
に於いて格納対象となる画像データを選択し、データ圧
縮部46においてメモリ使用効率を上げるためにデータ
圧縮を行い、メモリアクセス制御部47にてMEMのア
ドレスを管理しながらMEMに画像データを格納する。
MEMに格納された画像データの読み出しは、メモリア
クセス制御部47にて読み出し先アドレスを制御し、読
み出された画像データをデータ伸張部48にて伸張す
る。伸張された画像データをパラレルバスPbへ転送す
る場合、パラレルデータI/F41を介してデータ転送
を行う。
【0066】図7に示すように、メモリ管理手段である
IMACのIPP制御部49に、第2の画像処理手段で
あるIPP2が接続されている。IPP制御部49が、
IMACに接続されたIPP2に対して命令のダウンロ
ード、実行・停止等の管理を制御する。IPP2はIM
AC経由でメモリ上の画像データに対して前述の画像処
理を行うことができる。IPP1に対するIPP2の特
徴は、画像全体を参照することが可能な点である。IP
P1はCDICから転送される画像に対して処理を行う
ので、参照できる画像は自らが保持しているメモリ範囲
内でしかない。それに対して、IPP2は画像メモリM
EMに対して処理を行うことができるので、前述の像域
分離(絵文字分離処理)および地肌検出のように画像の
広範囲部分を参照する処理に適している。なお、IPP
2に対する指令はIMACが行うので、メモリMEMに
対して他のデバイスから使用要求があっても、IMAC
が該デバイスおよびIPP2に対処するので、問題はな
く、しかもMEMの読み書きの効率がよい。
【0067】図8にFCUの機能構成の概要を示す。F
AX送受信部FCUは、画像データを通信形式に変換し
て外部回線PNに送信し、又、外部回線PNからのデー
タを画像データに戻して外部I/F部51及びパラレル
バスPbを介して作像ユニット5において記録出力す
る。FAX送受信部FCUは、FAX画像処理52,画
像メモり53,メモり制御部55,ファクシミリ制御部
54,画像圧縮伸張56,モデム57及び網制御装置5
8からなる。この内、FAX画像処理52に関し、受信
画像に対する二値スムージング処理は、VDCのエッジ
平滑処理31において行う。又画像メモり53に関して
も、出力バッファ機能に関してはIMAC及びMEMで
その機能の一部をおぎなう。
【0068】この様に構成されたFAX送受信部FCU
では、画像情報の伝送を開始するとき、ファクシミリ制
御部54がメモリ制御部55に指令し、画像メモリ53
から蓄積している画像情報を順次読み出させる。読み出
された画像情報は、FAX画像処理52によって元の信
号に復元されるとともに、密度変換処理及び変倍処理が
なされ、ファクシミリ制御部54に加えられる。ファク
シミリ制御部54に加えられた画像信号は、画像圧縮伸
張部56によって符号圧縮され、モデム57によって変
調された後、網制御装置58を介して宛先へと送出され
る。そして、送信が完了した画像情報は、画像メモリ5
3から削除される。
【0069】受信時には、受信画像は一旦画像メモリ5
3に蓄積され、その時に受信画像を記録出力可能であれ
ば、1枚分の画像の受信を完了した時点で記録出力され
る。又、複写動作時に発呼されて受信を開始したとき
は、画像メモリ53の使用率が所定値、例えば80%に
達するまでは画像メモリ53に蓄積し、画像メモリ53
の使用率が80%に達した場合には、その時に実行して
いる書き込み動作を強制的に中断し、受信画像を画像メ
モリ53から読み出し記録出力させる。このとき画像メ
モリ53から読み出した受信画像は画像メモリ53から
削除し、画像メモリ53の使用率が所定値、例えば10
%まで低下した時点で中断していた書き込み動作を再開
させ、その書き込み動作を全て終了した時点で、残りの
受信画像を記録出力させている。又、書き込み動作を中
断した後に、再開できるように中断時に於ける書き込み
動作のための各種パラメータを内部的に退避させ、再開
時に、パラメータを内部的に復帰させる。
【0070】以上の例において、画像バス管理手段であ
るCDICとメモリ管理手段であるIMACは、1組の
画像バスであるパラレルバスPbで接続されている。各
独立した、画像読みとり手段であるSBU、書き込み手
段であるVDCおよび画像信号処理手段であるIPPは
直接画像バスPbに接続せずに画像バス管理手段CDI
Cに接続するため、事実上、画像バスPbの使用管理
は、画像バス管理手段CDICとメモリ管理手段IMA
Cによってのみ行われる。よってバスPbの調停や転送
の制御が容易であり、かつ効率的である。
【0071】−第2実施例− 図9に、本発明の第2実施例の、第1実施例とは異なる
部位を示す。図9に示すように、IPP2とメモリME
Mが専用の画像バス68で結ばれているのが特徴であ
る。この実施例では、メモリMEMに蓄積する画像デー
タは圧縮するので、IPP2は、画像バス68に接続し
たメモリアクセス制御に加えて、データ圧縮部およびデ
ータ伸張部を備えている。すなわち、図9に示すIMA
Cのメモリアクセス制御47,データ圧縮部46および
データ伸張部48に相当する機能を含む。
【0072】これによればIMAC経由でメモリに対す
る画像処理を行っていたIPP2が、直接メモリMEM
に対して画像処理を行うことができるので、高速化が可
能である。この第2実施例のIMACは、IPP2以外
のデバイスへの画像データ入、出力のために自己がメモ
リMEMにアクセスするときに、IPP制御部49から
IPP2への制御信号線を、IPP2のアクセスを禁止
するレベルに設定し、自己のアクセスが不要なときには
制御信号線を、IPP2のアクセスを許可するレベルに
設定する。
【0073】−第3実施例− 図10に、本発明の第3実施例の、電気系統の構成を示
す。これは、図1に示すプリンタ400およびファクシ
ミリユニットFCUがない、スキャナ200単体の、画
像読取り装置の実施態様である。このシステム構成にお
いて、第1実施例のMFPと大きく異なる点は、作像ユ
ニットが無い事である。作像ユニットが不要なのでVD
Cも装着されない。コネクタ接続により、プリンタ(4
00)を図2に示すように接続することにより、MFC
を構成できる。あるいは、IMCを、一台以上のプリン
タ(400)又はファクシミリが接続したLANに接続
することにより、プリントアウト又はファクシミリ送信
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例のデジタルカラー複写機
の機構概要を示す縦断面図である。
【図2】 図1に示す複写機の電気制御システムの構成
の概要を示すブロック図である。
【図3】 図2に示す第1の画像信号処理装置IPP1
の機能構成を示すブロック図である。
【図4】 図2に示す圧縮/伸張及びデ−タインタ−フ
ェ−ス制御部CDICの機能構成を示すブロック図であ
る。
【図5】 図2に示すビデオ・デ−タ制御VDCの機能
構成を示すブロック図である。
【図6】 図2に示す第2の画像信号処理装置IPP2
の機能構成を示すブロック図である。
【図7】 図2に示す画像メモリアクセス制御IMAC
の機能構成を示すブロック図である。
【図8】 図2に示すFAX送受信部FCUの機能構成
を示すブロック図である。
【図9】 本発明の第2実施例の主要部の機能構成を示
すブロック図である。
【図10】 本発明の第3実施の電気制御システムの構
成の概要を示すブロック図である。
【符号の説明】
200:原稿読取りスキャナ 400:フルカラープリ
ンタ IPP:画像信号処理装置 CDIC:圧縮/伸張及びデ−タインタ−フェ−ス制御
部 VDC:ビデオ・デ−タ制御 IMAC:画像メモリア
クセス制御 FCU:FAX送受信部 SBU:センサ−・ボ−
ド・ユニット PN:公衆回線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データ入力手段が与える画像データを
    処理する第1の画像処理手段;第1の画像処理手段に対
    する、データバスの画像データ送受、を一括管理する画
    像バス管理手段;メモリ装置;該メモリ装置に対する、
    前記データバスの画像データ送受アクセスを一括管理す
    るメモリ管理手段;および、 該メモリ管理手段によって前記メモリ装置に対するアク
    セスを管理制御され、該メモリ装置上のデータに対して
    アクセスして画像データ処理を行うことができる第2の
    画像処理手段;を備える画像処理装置。
  2. 【請求項2】第2の画像処理手段が前記メモリ装置に直
    接にアクセスしてデータを読み書きするための専用のバ
    ス;を更に備える、請求項1の画像処理装置。
  3. 【請求項3】前記メモリ管理手段は、第2の画像処理手
    段の前記メモリ装置に対する直接のアクセスの可否を制
    御する、請求項2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】第2の画像処理手段は、前記メモリ装置の
    画像データに像域分離処理を適用して画像データが表す
    画像の特徴を検出し、特徴をあらわすデータを前記メモ
    リ装置に蓄積する、請求項1,請求項2又は請求項3記
    載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】請求項1,請求項2,請求項3又は請求項
    4に記載の画像処理装置;および、画像を読取りデジタ
    ル化された画像データに変換し、前記画像処理装置に画
    像データを与える、画像読取り手段;を備え、前記画像
    バス管理手段は、第1の演算処理手段に対する、前記画
    像読取り手段およびデータバスの画像データ送受、を一
    括管理する、画像読取り装置。
  6. 【請求項6】請求項1,請求項2,請求項3,請求項4
    又は請求項5に記載の装置;および、第1の演算処理手
    段が処理した画像データが表す画像を用紙上に形成する
    プリンタ;を備える画像形成装置。
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