JP2003115699A - アキシャル型部品の挿入方法および挿入装置 - Google Patents

アキシャル型部品の挿入方法および挿入装置

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JP2003115699A
JP2003115699A JP2001309370A JP2001309370A JP2003115699A JP 2003115699 A JP2003115699 A JP 2003115699A JP 2001309370 A JP2001309370 A JP 2001309370A JP 2001309370 A JP2001309370 A JP 2001309370A JP 2003115699 A JP2003115699 A JP 2003115699A
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centering
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JP2001309370A
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Masaru Yokoyama
大 横山
Hideaki Watanabe
英明 渡辺
Sei Imai
聖 今井
Satoshi Matsuoka
聡 松岡
Masafumi Miyake
雅史 三宅
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】並行して動作するタクトのタイミング待ち時間
を短くして、部品挿入動作の全体のタクトを短くするこ
とのできるアキシャル型部品の挿入方法および挿入装置
を提供する。 【解決手段】アキシャル型部品7を部品供給位置Pに順
次供給する工程と、所定角度ずつ間欠的に回転する部品
移載手段2の周縁に所定角度に取り付けられた移載チャ
ック13A〜13Dに1つに分離した部品7を保持させ
る工程と、部品移載手段2が所定角度だけ回転し終える
までの過程において、移載チャック13A〜13Dに保
持している部品7をセンタリング手段21A〜21Dの
作動によってセンタリングする工程と、移載チャック1
3A〜13Dが保持している部品7を部品挿入手段4に
受け渡す工程と、部品挿入手段4が部品7を回路基板2
4の所定の部品挿入孔24a,24bに挿入する工程と
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アキシャル型電子
部品をはじめとするアキシャル型部品を回路基板の部品
挿入孔に自動的に挿入するためのアキシャル型部品の挿
入方法および挿入装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、アキシャル型電子部品を回路基
板の部品挿入孔に自動的に挿入する用途に用いられるア
キシャル型電子部品の自動挿入装置は図2に示すような
構成を備えている。すなわち、このアキシャル型電子部
品の自動挿入装置は、部品供給手段1、部品移載手段
2、部品受渡手段3および部品挿入手段4を備えて構成
されている。
【0003】上記部品供給手段1は、部品供給位置Pに
おいて、アキシャル型電子部品7を供給する。このアキ
シャル型電子部品7は、図2並びに図5(a)に示すよ
うに、電子部品本体7aと、この電子部品本体7aの両
端にアキシャル方向に突出して取り付けられたリード線
7b,7cとからなり、これらのリード線7b,7cの
両端部が一定間隔d2の配置でテープ8,8に保持され
て、電子部品本体7aが一定間隔d1に配列されてい
る。そして、部品供給手段1は、図2に示すように、テ
ープ8,8に保持されて一定間隔d1に並んでいるアキ
シャル型電子部品7を、それらのリード線7b,7cが
鉛直方向を向いた配置で保持している。このアキシャル
型電子部品7が部品移載手段2によって後述するように
部品供給手段1から引き出されたときには、上記テープ
8が一対のカッター9,9で切断される。
【0004】上記部品移載手段2は、アキシャル型電子
部品7を部品供給手段1から部品受渡手段3に移載する
ものであり、自体の回転軸10が水平配置のACサーボ
モータ11によって90°の角度ずつ間欠回転される回
転テーブル12と、この回転テーブル12の周縁部に9
0°の角度の等間隔に取り付けられた4つの移載チャッ
ク13A〜13Dと、この部品移載手段2の全体を制御
するコントローラ14とを主構成要素として構成されて
いる。
【0005】この部品移載手段2では、コントローラ1
4の制御によって上記回転テーブル12が90°ずつ間
欠回転される毎に、上記4つの移載チャック13A〜1
3Dが、上記部品供給位置Pに対向する位置と部品受渡
位置Qに対向する位置とに択一的に順次位置決め停止さ
れるようになっている。何れも同一構成となった4つの
移載チャック13A〜13Dは、それぞれ挟持溝17を
備えて上記アキシャル型電子部品7を挟持する4対の挟
持用突起18A〜18Dを有するとともに、取付部19
A〜19Dを介して回転テーブル12の周縁部に取り付
けられ、且つ上記コントローラ14の制御を受けてスラ
イド部20A〜20Dにより回転テーブル12の半径方
向に往復移動する。さらに、上記移載チャック13A〜
13Dには、それぞれ一対ずつのセンタリング爪21A
〜21Dが設けられている。なお、外方側の2対の挟持
用突起18A,18Dは大型のアキシャル型電子部品7
を挟持し、内方側の2対の挟持用突起18B,18Cは
小型のアキシャル型電子部品7を挟持するようになって
いる。
【0006】上記部品受渡手段3は、部品受渡位置Qに
対向する位置に配設されて、部品移載手段2と部品挿入
手段4との間をZ矢印方向に往復移動するようになって
いる。部品受渡手段3は、Z矢印方向に往復移動するこ
とにより、上記部品移載手段2における部品受渡位置Q
に位置決めされた移載チャック13A〜13Dから受け
取ったアキシャル型電子部品7を部品挿入手段4に渡す
ものであり、小型のアキシャル型電子部品用の一対の受
渡チャック22,22と、大型のアキシャル電子部品用
の一対の受渡チャック23,23とを有している。
【0007】上記部品挿入手段4は、部品挿入位置Kに
配置されて、部品受渡手段3からアキシャル型電子部品
7を受け取ったのちに、このアキシャル型電子部品7を
下方に位置決めされた回路基板(図示せず)の所定の部
品挿入孔に挿入する。
【0008】上述したアキシャル型電子部品7の自動挿
入装置を用いた従来の部品挿入方法は、図4のフローチ
ャートに示すような手順で行われる。すなわち、同図に
おいて、部品移載手段2のタクトは並行して動作するス
テップS1〜S5とステップS11〜S14およびステ
ップS15であり、部品受渡手段3のタクトはステップ
S21〜S24であり、部品挿入手段4のタクトはステ
ップS31〜S35である。
【0009】先ず、部品移載手段2のタクトについて説
明する。いま、図2に示す状態では、移載チャック13
Aが部品供給位置Pに対向して位置しており、移載チャ
ック13Bが部品受渡位置Qに対向して位置しており、
この状態において、部品供給位置Pに対向している移載
チャック13Aのタクトがスタートするものとする。上
記移載チャック13Aは、X矢印の外方向、つまり回転
ドラム12の径方向外方の部品供給位置Pへ向け前進移
動し(ステップS1)、一対のセンタリング爪21A,
21Aがその間隔を狭くしてアキシャル型電子部品7の
電子部品本体7aを挟み込んでセンタリングする(ステ
ップS2)。
【0010】そののち、移載チャック13Aの2対の挟
持用突起18B,18Cがテープ8,8を挟持してアキ
シャル型電子部品7を保持する(ステップS3)。つぎ
に、移載チャック13Aは、テープ8,8を挟持したま
まX矢印内方に向け後退移動することにより、1個分の
アキシャル電子部品7を引き出す(ステップS4)。一
対のカッター9,9は引き出されたテープ8,8を図5
(b)に示すように切断する(ステップS5)。このと
き、移載チャック13Aは、切断されたテープ8,8の
一端側を挟持していることにより、分離された1個のア
キシャル型電子部品7を保持する。
【0011】上述の動作に並行して、部品受渡位置Qに
対向して位置する移載チャック13Bは、1個のアキシ
ャル型電子部品7を保持しながら、Y矢印で示すよう
に、部品受渡位置Qに向けて下降移動して(ステップS
11)、自体が挟持しているテープ8,8の一端側とは
反対の他端側を部品受渡手段3の小型のアキシャル型電
子部品用の2対の受渡チャック22,22に挟持させる
ことにより、アキシャル型電子部品7を部品受渡手段3
に受け渡す(ステップS12)。そののち、移載チャッ
ク13Bは、Y矢印に示すように、上昇移動して元の位
置に復帰し(ステップS13)、その復帰した状態で部
品供給位置Pにおけるテープ8,8の切断動作(ステッ
プS5)が終了するまでの間、タイミング待ちする(ス
テップS14)。
【0012】そして、コントローラ14は、移載チャッ
ク13Bがタイミング待ち(ステップS14)している
状態において、部品供給位置Pでのテープ8,8の切断
動作(ステップS5)が終了したのを確認したときに、
ACサーボモータ11を回転駆動させて部品移載手段2
を図2のR矢印方向に向け90°だけ間欠回転させる
(ステップS15)。これによって部品移載手段2の一
つのタクトが終了し、以後、上述と同様の動作を繰り返
す。
【0013】つぎに、部品受渡手段3のタクトについて
説明する。部品受渡手段3における小型のアキシャル型
電子部品用の2対の受渡チャック22,22は、上述し
たように、部品移載手段2における移載チャック13B
が挟持しているテープ8,8の一端側とは反対の他端側
を挟持して、アキシャル型電子部品7を受け取る(ステ
ップS21)。そののち、部品受渡手段3は、アキシャ
ル型電子部品7を保持しながち、図2のZ矢印で示すよ
うに、部品挿入位置Kに向け前進移動して(ステップS
22)、保持しているアキシャル型電子部品7を部品挿
入手段4に受け渡す(ステップS23)。そののち、部
品受渡手段3は、Z矢印内方に向け移動して元の位置に
復帰する(ステップS24)。これによって部品受渡手
段3の一つのタクトが終了し、以後、上述と同様の動作
を繰り返す。
【0014】最後に、部品挿入手段4のタクトについて
説明する。部品挿入手段4は、上述のように、部品受渡
手段3からアキシャル型電子部品7を受け取り(ステッ
プS31)、図5(c)に示すように、部品挿入手段4
が保持しているアキシャル型電子部品7の電子部品本体
7aと所定長さのリード線7b,7cとを含むW部分を
切断すると同時に、W部分のリード線7b,7cの両先
端部をL字型に下方に折り曲げる(ステップS32)。
続いて、部品挿入手段4は、下降することにより、前述
のL字型に折り曲げたリード線7b,7cを、図5
(d)に示すように、回路基板24の所定の部品挿入孔
24a,24bに挿入させ(ステップS33)、そのの
ち、元の位置に復帰する。
【0015】回路基板24の部品挿入孔24a,24b
に挿入されたリード線7b,7cは、図5(d)に示す
ように、部品挿入孔24a,24bを挿通した先端部分
が折り曲げられ、これにより、アキシャル型電子部品7
が回路基板24に固定される(ステップS34)。元の
位置に復帰した部品挿入手段4は、部品受渡手段3がつ
ぎに部品挿入位置Kに前進移動してくるまでの間、タイ
ミング待ちする(ステップS35)。これによって部品
挿入手段4の一つのタクトが終了し、以後、上述と同様
の動作を繰り返す。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のアキシャル型電子部品7の挿入方法では、部品
供給手段1に対向して位置している移載チャック13A
が部品供給位置Pに前進移動してアキシャル型電子部品
7を取り出す過程において、部品挟持工程(ステップS
3)に先立ってセンタリング工程(ステップS2)が入
っているために、この移載チャック13Aが部品供給手
段1からアキシャル型電子部品7を取り出すまでには、
部品受渡位置Qに対向して位置する移載チャック13B
が部品受渡手段3にアキシャル型電子部品7を受け渡し
て復帰するまでのタクトよりも時間がかかってしまい、
他のタクトにタイミング待ち(ステップS14)させる
ことになる。そのため、この挿入方法では、アキシャル
型電子部品7の自動挿入装置における全体のタクトが長
くなるという問題がある。
【0017】また、上記センタリング工程では、部品供
給手段1の内部においてテープカット工程前、つまりア
キシャル型電子部品7が一つに分離されていない状態で
センタリングを行うので、パーツカセットとしての部品
供給手段1において、両側のテープ8,8がアキシャル
方向に隙間を存して保持されていない場合にはセンタリ
ングを行うことができないという問題もある。
【0018】そこで、本発明は上記従来の課題に鑑みて
なされたもので、並行して動作するタクトのタイミング
待ち時間を短くして、部品挿入動作の全体のタクトを短
くすることのできるアキシャル型部品の挿入方法および
挿入装置を提供することを目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るアキシャル型電子部品の挿入方法は、
複数個のアキシャル型部品を、これらの部品本体からア
キシャル方向に突出した一対のリード線の各々の端部を
テープに保持して一定間隔に配列した状態で部品供給手
段が部品供給位置に順次供給する工程と、所定角度ずつ
間欠的に回転する部品移載手段の周縁に前記所定角度に
取り付けられた移載チャックに、前記テープを切断して
1つに分離したアキシャル型部品を保持させる工程と、
前記アキシャル型部品を前記移載チャックが取り出した
のちに前記部品移載手段が前記所定角度だけ回転し終え
るまでの過程において、前記移載チャックに保持してい
るアキシャル型部品を前記移載チャックに備えたセンタ
リング手段の作動によってセンタリングする工程と、前
記部品移載手段が前記所定角度だけ回転し終えたのち
に、前記移載チャックが保持しているアキシャル型部品
を部品挿入手段に受け渡す工程と、前記部品挿入手段が
受け取ったアキシャル型部品を回路基板の所定の部品挿
入孔に挿入する工程とを備えていることを特徴としてい
る。
【0020】このアキシャル型部品の挿入方法では、移
載チャックが部品供給手段からアキシャル型部品を1つ
に分離して取り出すまでのタクトが、従来の挿入方法に
比較して、センタリング工程が存在しない分だけ短くな
るから、部品受渡手段に保持していたアキシャル型部品
を受け渡したのちに元の位置に復帰した移載チャックに
対し殆どタイミング待ちさせることなく部品移載手段を
間欠回転させることができるので、この移載チャックの
タクトのタイミング待ち時間を短縮できる分だけ部品挿
入動作の全体のタクトを短くすることができる。
【0021】上記発明におけるセンタリング工程では、
移載チャックによるテープの保持を瞬間的に解除し、且
つその保持を解除している間にセンタリング手段の一対
のセンタリング爪が間隔を狭くしてアキシャル型部品に
対しセンタリングを行うことが好ましい。
【0022】これにより、また、センタリング工程で
は、アキシャル型部品が1つに分離されていることと、
移載チャックによるテープの保持を瞬間的に解除して行
うこととにより、両テープによるテーピング幅などの条
件に拘わらず、アキシャル型部品を確実にセンタリング
することができる。
【0023】また、本発明のアキシャル型部品の挿入装
置は、複数個のアキシャル型部品をこれらの部品本体か
らアキシャル方向に突出した一対のリード線の各々の端
部をテープに保持して一定間隔に配列した状態で部品供
給位置に順次供給する部品供給手段と、円周上に所定角
度毎に移載チャックを備え、前記所定角度毎に前記円周
の中心まわりに間欠回転させることにより、前記部品供
給位置において、前記移載チャックが前記テープを切断
して1つに分離したアキシャル型部品を保持して移載す
る部品移載手段と、前記部品移載手段が移載したアキシ
ャル型部品を受取り、回路基板に挿入する部品挿入手段
とを備えたアキシャル型部品の挿入装置であって、前記
部品移載手段が前記所定角度の回転をし終えるまでに、
前記移載チャックに保持しているアキシャル型部品をセ
ンタリングするセンタリング手段を前記移載チャックに
備えたことを特徴としているこのアキシャル型部品の挿
入装置では、移載チャックに保持しているアキシャル型
部品をセンタリングするセンタリング手段を移載チャッ
クに備えているので、本発明の電子部品の挿入方法を忠
実に具現化して、挿入方法と同様の効果を確実に得るこ
とができる。
【0024】上記発明のアキシャル型部品の挿入装置に
おけるセンタリング手段には、移載チャックがアキシャ
ル型部品の保持を瞬間的に解除している間にアキシャル
型部品の部品本体を両側から挟んでセンタリングするセ
ンタリング爪を備えていることが好ましい。これによ
り、移載チャックによりアキシャル型部品を挟持しなが
ら回転中において、アキシャル型部品のセンタリングを
容易に行うことができる。
【0025】また、上記構成における移載チャックに
は、センタリングのためにアキシャル型部品の保持を瞬
間的に解除した際に、アキシャル型部品の落下を防止す
るための落下防止爪を備えていることが好ましい。これ
により、アキシャル型部品に対し落下を確実に防止しな
がらセンタリングを行うことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明
の一実施の形態に係るアキシャル型電子部品の挿入方法
の手順を示すフローチャートであり、この挿入方法は、
図2の自動挿入装置に適用して具現化できるので、つぎ
に、図1の処理手順を、図2および図5を参照しながら
説明する。図1において、部品移載手段2のタクトは並
行して動作するステップS41〜S44とステップS5
1〜S54およびステップS54であり、部品受渡手段
3のタクトはステップS61〜S64であり、部品挿入
手段4のタクトはステップS71〜S75である。
【0027】先ず、部品移載手段2のタクトについて説
明する。いま、図2に示す状態では、移載チャック13
Aが部品供給位置に対向して位置しており、移載チャッ
ク13Bが部品受渡位置Qに対向して位置しており、こ
の状態において、部品供給位置Pに対向している移載チ
ャック13Aのタクトがスタートするものとする。この
移載チャック13Aは、X矢印方向の外方向、つまり回
転ドラム12の径方向外方の部品供給位置Pへ向け前進
移動して(ステップS41)、移載チャック13Aの2
対の挟持用突起18B,18Cがテープ8,8を挟持し
てアキシャル型電子部品7を保持する(ステップS4
2)。つぎに、移載チャック13Aは、テープ8,8を
挟持したままX矢印内方に向けて後退移動することによ
り、1個分のアキシャル型電子部品7を引き出す(ステ
ップS43)。一対のカッター9,9は引き出されたテ
ープ8,8を図5(b)に示すように切断する(ステッ
プS44)。このとき、移載チャック13Aは、切断さ
れたテープ8,8の一端側を挟持していることにより、
分離された1個のアキシャル型電子部品7を保持してい
る。
【0028】上述の動作に並行して、部品受渡位置Qに
対向して位置している移載チャック13Bは、1個のア
キシャル型電子部品7を保持しながら、Y矢印で示すよ
うに、部品受渡位置Qに向けて下降移動して(ステップ
S51)、自体が挟持しているテープ8,8の一端側と
は反対の他端側を部品受渡手段3における小型のアキシ
ャル型電子部品7用の2対の受渡チャック22,22に
挟持させることにより、アキシャル型電子部品7を部品
受渡手段3に受け渡す(ステップS52)。そののち、
移載チャック13Bは、Y矢印に示すように、上昇移動
して元の位置に復帰する(ステップS53)。
【0029】そして、コントローラ14は、移載チャッ
ク13Bの元の位置への復帰動作(ステップS53)
と、部品供給位置Pでのテープ8,8の切断動作(ステ
ップS44)とが共に終了したのを確認したときに、A
Cサーボモータ11を回転駆動させて部品移載手段2を
図2のR矢印方向に向け90°だけ間欠回転させる。こ
の場合、移載チャック13Aが部品供給手段1からアキ
シャル型電子部品7を1つに分離して取り出すまでのタ
クトは、従来の挿入方法に比較して、センタリング工程
が存在しない分だけ短くなるので、コントローラ14
は、部品受渡手段3にアキシャル型電子部品7を受け渡
したのちに元の位置に復帰した移載チャック13Bに対
し殆どタイミング待ちさせることなく部品移載手段2を
間欠回転させることができる。
【0030】また、上記部品移載手段2が90°だけ間
欠回転される間には、移載チャック13Aの2対の挟持
用突起18B,18Cによるテープ8,8の挟持を瞬間
的に解除し、且つその挟持を解除している間に一対のセ
ンタリング爪21A,21Aがその間隔を狭くして電子
部品本体7aに対しセンタリングを行う(ステップS5
4)。したがって、このセンタリング工程では、アキシ
ャル型電子部品7が1つに分離して部品供給手段1の外
部に取り出されていることと、移載チャック13Aによ
るテープ8,8の挟持を瞬間的に解除して行うこととに
より、両テープ8,8によるテーピング幅などの条件に
拘わらず、アキシャル型電子部品7を確実にセンタリン
グすることができる。この部品移載手段2の間欠回転と
これと同時に行うセンタリング工程(ステップS54)
とによって部品移載手段2の一つのタクトが終了し、以
後、上述と同様の動作を繰り返す。
【0031】なお、上述した移載チャック13Aがテー
プ8,8の挟持を瞬間的に解除する時間の目安は約4m
sec程度である。また、上述した挟持用突起18B,
18Cまたは18A,18Dによるテープ8,8の挟持
を瞬間的に解除したときには、アキシャル型電子部品7
が落下しないようになっている。すなわち、移載チャッ
ク13Aの一部の拡大図である図3(a)に示すよう
に、それぞれ一対ずつ備えた挟持用突起18B,18C
または18A,18D(図3では挟持用突起18C,1
8Cを例示)の各々の一方には、一対の落下防止爪2
5,25が二股状の形状に一体に突設されており、この
一対の落下防止爪25,25の間にアキシャル型電子部
品7のリード線7b,7cが挿入されている。
【0032】したがって、同図(b)に示すように、一
対の挟持用突起18C,18Cが瞬間的にテープ8の挟
持を解除した場合には、一方の挟持用突起18Cの一対
の落下防止爪25,25と他方の挟持用突起18Cとの
間に形成される環状空間内にアキシャル型電子部品7の
リード線7b,7cが引っ掛かる状態に保持されること
により、アキシャル型電子部品7の落下が確実に防止さ
れる。また、同図(b)の状態では、リード線7b,7
cがこれの軸線方向に自由に移動可能であるから、この
状態においてアキシャル型電子部品7のセンタリングを
スムーズに行うことが可能となる。
【0033】つぎに、部品受渡手段3のタクトについて
説明する。部品受渡手段3における小型のアキシャル型
電子部品用の一対の受渡チャック22,22は、部品移
載手段2における移載チャック13Bが挟持しているテ
ープ8,8の一端側とは反対の他端側を挟持して、アキ
シャル型電子部品7を受け取る(ステップS61)。そ
ののち、部品受渡手段3は、アキシャル型電子部品7を
保持しながら、図2のZ矢印で示すように、部品挿入位
置Kに向け前進移動して(ステップS62)、保持して
いるアキシャル型電子部品7を部品挿入手段4に受け渡
す(ステップS63)。続いて、部品受渡手段3は、Z
矢印内方に向け移動して元の位置に復帰する(ステップ
S64)。これによって部品受渡手段3の一つのタクト
が終了し、以後、上述と同様の動作を繰り返す。
【0034】最後に、部品挿入手段4のタクトについて
説明する。部品挿入手段4は、上述のように部品受渡手
段3からアキシャル型電子部品7を受け取り(ステップ
S71)、図5(c)に示すように、部品挿入手段4が
保持しているアキシャル型電子部品7の電子部品本体7
aと所定長さのリード線7b,7cとを含むW部分を切
断すると同時に、W部分のリード線7b,7cの両先端
部をL字型に下方に折り曲げる(ステップS72)。続
いて、部品挿入手段4は、下降することにより、前述の
L字型に折り曲げたリード線7b,7cを、図5(d)
に示すように、回路基板24の所定の部品挿入孔24
a,24bに挿入させ(ステップS73)、そののち、
元の位置に復帰する。
【0035】回路基板24の部品挿入孔24a,24b
に挿入されたリード線7b,7cは、図5(d)に示す
ように、部品挿入孔24a,24bを挿通した先端部分
が折り曲げられ、これにより、アキシャル型電子部品7
が回路基板24に固定される(ステップS74)。元の
位置に復帰した部品挿入手段4は、部品受渡手段3がつ
ぎに部品挿入位置Kに前進移動してくるまでの間、タイ
ミング待ちする(ステップS75)。これによって部品
挿入手段4の一つのタクトが終了し、以後、上述と同様
の動作を繰り返す。
【0036】この実施の形態の挿入方法は、以下の効果
を奏する。すなわち、移載チャック13Aが部品供給手
段1からアキシャル型電子部品7を1つに分離して取り
出すまでのタクトは、従来の挿入方法に比較して、セン
タリング工程が存在しない分だけ短くなるので、コント
ローラ14は、部品受渡手段3にアキシャル型電子部品
7を受け渡したのちに元の位置に復帰した移載チャック
13Bに対し殆どタイミング待ちさせることなく部品移
載手段2を間欠回転させることができるので、この移載
チャック13Bのタイミング待ち時間を短縮できる分だ
け部品挿入動作の全体のタクトを短くすることができ
る。また、センタリング工程では、アキシャル型電子部
品7が1つに分離して部品供給手段1の外部に取り出さ
れていることと、移載チャック13Aによるテープ8,
8の挟持を瞬間的に解除して行うこととにより、両テー
プ8,8によるテーピング幅などの条件に拘わらず、ア
キシャル型電子部品7を確実にセンタリングすることが
できる。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明のアキシャル型部品
の挿入方法によれば、アキシャル型部品を取り出した移
載チャックが所定位置に復帰したのちに部品移載手段が
所定角度だけ回転し終えるまでの過程において、移載チ
ャックに保持しているアキシャル型部品を移載チャック
に備えたセンタリング手段の作動によってセンタリング
するようにしたので、移載チャックが部品供給手段から
アキシャル型部品を1つに分離して取り出すまでのタク
トが、従来の挿入方法に比較して、センタリング工程が
存在しない分だけ短くなるから、部品受渡手段にアキシ
ャル型部品を受け渡したのちに元の位置に復帰した移載
チャックに対し殆どタイミング待ちさせることなく部品
移載手段を間欠回転させることができるので、この移載
チャックのタイミング待ち時間を短縮できる分だけ部品
挿入動作の全体のタクトを短くすることができる。
【0038】また、本発明のアキシャル型部品の挿入装
置によれば、移載チャックに保持しているアキシャル型
部品をセンタリングするセンタリング手段を移載チャッ
クに備えた構成としたので、本発明のアキシャル型部品
の挿入方法を忠実に具現化して、挿入方法と同様の効果
を確実に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るアキシャル型電子
部品の挿入方法の処理手順を示すフローチャート。
【図2】本発明のアキシャル型電子部品の挿入方法を適
用して具現化できるアキシャル型電子部品の自動挿入装
置を示す斜視図。
【図3】(a),(b)は同上の自動挿入装置の移載チ
ャックにおけるアキシャル型電子部品の挟持状態および
挟持解除状態をそれぞれ示す一部の拡大図。
【図4】従来のアキシャル型電子部品の挿入方法を処理
手順を示すフローチャート。
【図5】(a)は配列状態に保持されたアキシャル型電
子部品を示す平面図、(b)はテープが切断された状態
のアキシャル型電子部品を示す平面図、(c)は部品挿
入手段におけるアキシャル型電子部品のリード線切断の
動作を示す説明図、(d)は部品挿入手段によって回路
基板に固定された状態のアキシャル型電子部品を示す断
面図。
【符号の説明】
1 部品供給手段 2 部品移載手段 3 部品受渡手段 4 部品挿入手段 7 アキシャル型電子部品(アキシャル型部品) 7a 電子部品本体(部品本体) 7b,7c リード線 8 テープ 13A〜13D 移載チャック 21A〜21D センタリング爪(センタリング手段) 24 回路基板 24a,24b 部品挿入孔 25 落下防止爪 P 部品供給位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 聖 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 松岡 聡 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 三宅 雅史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E313 AA08 AA17 CD05 CE11 DD33 EE22 FF05 FF07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のアキシャル型部品を、これらの
    部品本体からアキシャル方向に突出した一対のリード線
    の各々の端部をテープに保持して一定間隔に配列した状
    態で部品供給手段が部品供給位置に順次供給する工程
    と、 所定角度ずつ間欠的に回転する部品移載手段の周縁に前
    記所定角度に取り付けられた移載チャックに、前記テー
    プを切断して1つに分離したアキシャル型部品を保持さ
    せる工程と、 前記アキシャル型部品を前記移載チャックが取り出した
    のちに前記部品移載手段が前記所定角度だけ回転し終え
    るまでの過程において、前記移載チャックに保持してい
    るアキシャル型部品を前記移載チャックに備えたセンタ
    リング手段の作動によってセンタリングする工程と、 前記部品移載手段が前記所定角度だけ回転し終えたのち
    に、前記移載チャックが保持しているアキシャル型部品
    を部品挿入手段に受け渡す工程と、 前記部品挿入手段が受け取ったアキシャル型部品を回路
    基板の所定の部品挿入孔に挿入する工程とを備えている
    ことを特徴とするアキシャル型部品の挿入方法。
  2. 【請求項2】 センタリング工程では、移載チャックに
    よるテープの保持を瞬間的に解除し、且つその保持を解
    除している間にセンタリング手段の一対のセンタリング
    爪が間隔を狭くしてアキシャル型部品に対しセンタリン
    グを行うようにした請求項1に記載のアキシャル型部品
    の挿入方法。
  3. 【請求項3】 複数個のアキシャル型部品をこれらの部
    品本体からアキシャル方向に突出した一対のリード線の
    各々の端部をテープに保持して一定間隔に配列した状態
    で部品供給位置に順次供給する部品供給手段と、 円周上に所定角度毎に移載チャックを備え、前記所定角
    度毎に前記円周の中心まわりに間欠回転させることによ
    り、前記部品供給位置において、前記移載チャックが前
    記テープを切断して1つに分離したアキシャル型部品を
    保持して移載する部品移載手段と、 前記部品移載手段が移載したアキシャル型部品を受取
    り、回路基板に挿入する部品挿入手段とを備えたアキシ
    ャル型部品の挿入装置であって、 前記部品移載手段が前記所定角度の回転をし終えるまで
    に、前記移載チャックに保持しているアキシャル型部品
    をセンタリングするセンタリング手段を前記移載チャッ
    クに備えたことを特徴とするアキシャル型部品の挿入装
    置。
  4. 【請求項4】 センタリング手段には、移載チャックが
    アキシャル型部品の保持を瞬間的に解除している間にア
    キシャル型部品の部品本体を両側から挟んでセンタリン
    グするセンタリング爪を備えている請求項3に記載のア
    キシャル型部品の挿入装置。
  5. 【請求項5】 移載チャックには、センタリングのため
    にアキシャル型部品の保持を瞬間的に解除した際に、ア
    キシャル型部品の落下を防止するための落下防止爪を備
    えている請求項4に記載のアキシャル型部品の挿入装
    置。
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