JP2003115348A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
の小型化を図る。 【解決手段】 雌ハウジング20のタワー部21の先端
には、受け部材40が装着可能とされる。受け部材40
にはランス27の撓み空間29に進入可能な撓み規制板
50が突設され、その先端に一段凹んだ受け面51が形
成される。受け部材40が仮係止位置に保持されると、
受け面51がランス27の先端の下方に若干のスペース
を開けて対応する。雌側端子金具10がキャビティ26
内に挿入されると、ランス27はまず先端側が下方に撓
み変形する。所定量撓み変形すると、ランス27の先端
が受け面51に当たるから、それ以降、ランス27は先
端側と基端側の両方で支持された両持ち状となって、長
さ方向の中央部が撓み空間29内に陥没するように撓み
変形する。雌側端子金具10が正規位置まで挿入される
と、ランス27が復元変形して、係止突起28がアゴ部
16に係止する。
Description
るランスを備えたコネクタに関する。
を抜け止めして収容する構造としては、図11に示すも
のが一般的である。すなわち、コネクタハウジング1内
には端子金具2を後方から挿入可能なキャビティ3が設
けられ、このキャビティ3の一面(例えば天井面)に、
撓み変形可能な片持ち状の樹脂製のランス4が設けられ
ており、端子金具2はランス4を撓み変形させつつキャ
ビティ3内に挿入され、正規位置まで挿入されると、ラ
ンス4が復元変形しつつ端子金具2のアゴ部2A等に係
止することで、端子金具2がキャビティ3内に抜け止め
されて収容されるようになっている。なお、この種のコ
ネクタは、特開平6−325814号に開示されてい
る。
撓み変形する形式のランスは、例えば固定的に設けられ
たものと比べるとどうしても係止力に劣る嫌いがある。
そこで係止力を上げるためには、ランス4が端子金具2
に引っ掛かる深さを大きくすることが考えられるが、そ
うすると、端子金具2が挿入される際にランス4が逃げ
て変形する寸法も大きくならざるを得ない。特に、ラン
ス4の先端に解除操作用の突部5が設けられたもので
は、大きな撓み空間が必要となり、その結果、上下のキ
ャビティ3間のピッチが大きくなって、ひいてはコネク
タハウジング1の大型化に繋がるという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたもので
あって、その目的は、端子金具の係止力を確保した上で
コネクタハウジングの小型化を図るところにある。
めの手段として、請求項1の発明は、コネクタハウジン
グ内には端子金具を挿入可能なキャビティが設けられ、
このキャビティの内壁に前記端子金具に対して弾性的に
係止可能なランスが設けられたコネクタにおいて、前記
ランスが片持ち状の撓み変形可能に形成されているとと
もに、このランスの自由端を受ける受け部材が装着可能
とされている構成としたところに特徴を有する。請求項
2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記受け
部材は、自然状態における前記ランスの自由端との間に
所定のスペースを確保して設けられているところに特徴
を有する。
において、前記受け部材には、前記ランスの撓み空間に
突入してその撓み規制を行う撓み規制部が設けられてい
るところに特徴を有する。請求項4の発明は、請求項3
に記載のものにおいて、前記受け部材は、前記撓み規制
部が前記撓み空間から退避した仮係止位置と、前記撓み
空間に進入した本係止位置とで保持可能とされており、
前記撓み規制部には、前記受け部材が前記仮係止位置に
ある場合に自然状態における前記ランスの自由端と所定
のスペースを挟んで対応する受け部が設けられていると
ころに特徴を有する。
4のいずれかに記載のものにおいて、前記ランスの側面
には翼部が張り出し形成されているとともに、前記受け
部材には、前記翼部と係合して前記ランスを強制的に撓
み変形させるべく係止解除用の治具の挿入口が設けられ
ているところに特徴を有する。請求項6の発明は、請求
項5に記載のものにおいて、前記治具と前記翼部との突
き当て面の少なくともいずれか一方が、テーパ状に形成
されているところに特徴を有する。請求項7の発明は、
請求項6に記載のものにおいて、前記治具を前記翼部に
向けて真直に挿入案内するガイドが設けられているとこ
ろに特徴を有する。
内に端子金具が挿入されると、ランスはその自由端が受
け部材で受けられつつ両持ち状態で撓み変形し、端子金
具が正規位置まで挿入されると、ランスが復元変形して
端子金具に抜け止め状に係止する。ランスを両持ち状で
撓み変形させるようにしたから、同じ引っ掛かり深さを
設定した場合に、片持ち状で撓み変形するもの、特に先
端に解除用突部を設けたものと比較すると、ランスの撓
みを逃がす撓み空間が小さく抑えられる。したがって、
端子金具に対する係止力を確保した上でコネクタハウジ
ングの低背化を図ることができる。しかも、成形時のラ
ンスは片持ち状であるから、予め両持ち状に成形する場
合と比較すると、型抜きが容易にできて成形金型の構造
を簡略化することができる。 <請求項2の発明>端子金具が挿入されると、ランスは
初めは片持ち状で撓み変形し、続いて両持ち状で撓み変
形する。初めに片持ち状で撓み変形させることから抵抗
が小さく、その分端子金具の挿入力を低減できる。
的な二重係止を行うリテーナの機能を兼用させることが
でき、構造をすっきりとまとめることができる。 <請求項4の発明>受け部材が仮係止位置にある状態で
端子金具が挿入され、ランスは初めは片持ち状で撓み変
形し、続いて自由端が受け部で受けられつつ両持ち状で
撓み変形し、端子金具が正規位置まで挿入されると、ラ
ンスが復元変形して端子金具に抜け止め状に係止する。
続いて受け部材を本係止位置に押し込むと、ランスの撓
み変形が規制されて間接的に二重係止される。ランスを
初めに片持ち状で撓み変形させることから、端子金具の
挿入力を低減できる。また、端子金具が正規位置まで押
し込まれていない、すなわち半挿入状態に留められてい
ると、ランスも撓み変形した状態にあるから、受け部材
が仮係止位置から本係止位置に押し込まれたときに撓み
変形しているランスに当たって押し込みができず、これ
を以て端子金具の半挿入検知を行うことができる。
て端子金具をキャビティから抜く場合は、受け部材の挿
入口から治具を挿入してランスの側面に張り出された翼
部に当て、これを押し下げる等によりランスを強制的に
撓み変形させると、端子金具に対する係止が解除されて
端子金具を引き抜くことができる。 <請求項6の発明>治具を押し込んで翼部に当てると、
テーパのカム機能で翼部が押し下げられる等によってラ
ンスが撓み変形する。治具をこじることなく真直に押し
込むだけで、係止解除のためのランスの撓み変形操作を
簡単に行うことができる。 <請求項7の発明>治具はガイドに沿って真直に翼部に
向けて押し込まれる。ランスの撓み変形操作がさらに簡
単にかつ確実に行われる。
ないし図10に基づいて説明する。この実施形態では雌
側の防水コネクタを例示しており、図1に示すように、
雌側端子金具10と、この雌側端子金具10が収容され
るキャビティ26を設けた雌側のコネクタハウジング2
0(以下、雌ハウジングという)と、受け部材40とか
ら構成されている。以下では図1の左側を前方として説
明する。雌側端子金具10は、導電性に優れた金属板を
プレス加工して形成されており、相手の雄側端子金具の
タブと接続される接触舌片(図示せず)を内部に設けた
角筒形の接続部11を備え、後端側に設けられたバレル
12をかしめることで、防水ゴム栓13とともに電線1
5の端末に圧着されている。接続部11の下面の後縁
(アゴ部16)が、後記するランス27に係止可能とな
っている。
扁平なタワー部21の前部側の回りにフード部22が形
成された形状となっている。この雌ハウジング20にお
けるタワー部21とフード部22との間に、相手の雄側
のコネクタハウジング(図示せず)が嵌合され、ロック
アーム23により雌雄のハウジングが嵌合状態にロック
され、またタワー部21の根元側に嵌着されたパッキン
24により、雌雄のハウジング間がシールされるように
なっている。タワー部21内には、図2にも示すよう
に、上記した雌側端子金具10を収容するための前後方
向を向いた2個のキャビティ26が、横方向に並んで形
成されている。
向のほぼ中央部において、ランス27が一体形成されて
いる。このランス27は、キャビティ26の底面から若
干立ち上がったのち前方に延出した片持ち状に形成さ
れ、その下面側に設けられた撓み空間29に向けて撓み
変形可能となっている。ランス27の上面には、雌側端
子金具10のアゴ部16に係止可能な係止突起28が形
成されている。係止突起28の後面は、ガイド用にテー
パ面28Aとされている。各キャビティ26の前面壁3
1には、相手の雄ハウジングに収容された雄側端子金具
のタブが挿入可能な端子接続口32が開口されている。
なお、キャビティ26の前面壁31において、端子接続
口32の下側の口縁部分を含むランス27の前方位置
は、切除されて開口されている。
け部材40が装着可能となっている。この受け部材40
は合成樹脂製であって、タワー部21の先端側の回りに
被着可能なキャップ形に形成されている。受け部材40
の前面板41には、タワー部21の先端が嵌合される窓
孔42が開口され、この窓孔42の下縁に、上記した端
子接続口32の下側の口縁部43が形成されている。受
け部材40の左右の内側面には、前縁から後縁の少し手
前にわたって、前後方向を向いた凹溝45が形成されて
おり、この凹溝45内のほぼ中央部に被係止突部46が
形成されている。この被係止突部46は、前面側が切り
立った面で、後面側がテーパ面となっている。一方、タ
ワー部21の左右の外側面には、その先端側の位置にロ
ック突部34が突設されている。このロック突部34
は、逆に後面側が切り立った面で、前面側がテーパ面と
なっている。
られると、まず図3に示すように、ロック突部34が凹
溝45の後縁と被係止突部46との間に嵌まることで、
受け部材40が前後方向の移動を規制された状態に保持
される。これが受け部材40の仮係止位置であって、こ
こでは、受け部材40の前面板41がフード部22の前
縁よりもさらに突出した状態となる。受け部材40が仮
係止位置からさらに押し込まれると、図7に示すよう
に、被係止突部46がロック突部34を乗り越えてその
後面側に嵌まり、抜け止め状に保持される。これが本係
止位置であって、ここでは、受け部材40の前面板41
がフード部22内に入り込み、窓孔42に嵌めつつタワ
ー部21の前面と面一となる。
41の裏面には、キャビティ26側のランス27の撓み
空間29に進入可能な撓み規制板50が突設されてい
る。ただし、この撓み規制板50の突出端における上面
には、ランス27と対応する位置ごとに、所定寸法凹ん
だ受け面51が形成されている。そして、受け部材40
が仮係止位置に保持された状態では、図3に示すよう
に、撓み規制板50の突出端が撓み空間29の入口に進
入し、受け面51がランス27の先端の下方に若干のス
ペースを開けて対応するようになっている。一方、受け
部材40が本係止位置まで押し込まれると、図7に示す
ように、撓み規制板50が撓み空間29の奥の方まで進
入するようになっている。
は、図4に示すように、このランス27を強制的に撓み
変形させることに用いる翼部35が張り出し形成されて
いる。この翼部35の上面は、奥側に向けて上り勾配と
なったテーパ面36とされている。一方、各キャビティ
26の両側壁26Aはその下縁側が切除され、それによ
りランス27の翼部35が前方に開口されている。一
方、受け部材40の前面板41には、図2にも示すよう
に、口縁部43の根元の両側に対応する位置ごとに、左
右一対ずつの治具挿入口54が開口されている。この治
具挿入口54は言い換えると、各ランス27の一対の翼
部35の前方に開口して形成されており、特に治具挿入
口54の上面と、キャビティ26の側壁26Aの切除さ
れた下面とが真直に整合し、治具60を挿入する場合の
ガイド面55を構成している。
ように、持ち手部となる基部61から、角棒状の2本の
解除棒62が突設された構造であって、対をなす治具挿
入口54に対して2本の解除棒62が同時に挿入可能と
なっている。解除棒62の先端における上面側の角は、
図8に示すように、ガイド用に丸みが付されているとと
もに、先端側の下面は、先に向けて上り勾配となったテ
ーパ面63とされている。
続いてその作用を説明する。まず図1の状態から、受け
部材40を雌ハウジング20のタワー部21の先端に嵌
めて押し込み、図3に示すように、タワー部21側のロ
ック突部34を、受け部材40側の凹溝45の後縁と被
係止突部46との間に嵌めることで、受け部材40を仮
係止位置に保持する。ここでは、撓み規制板50の突出
端がランス27の撓み空間29の入口に進入し、凹み形
成された受け面51が、ランス27の先端の下方に若干
のスペースを開けて対応する。
雌側端子金具10を対応するキャビティ26内に後方か
ら挿入する。挿入が進むと、接続部11の下面の前縁
が、ランス27の係止突起28の後面のテーパ面28A
に突き当たってこれを押すことで、ランス27は先端側
が下方に撓み変形する。所定量撓み変形すると、ランス
27の先端が受け面51に当たるから、それ以降、ラン
ス27は先端側と基端側の両方で支持された両持ち状と
なって、図5に示すように、長さ方向の中央部が撓み空
間29内に陥没するように撓み変形し、接続部11が通
過することを許容する。
壁31に突き当たってその押し込みが停止されると、接
続部11が係止突起28を通過するから、ランス27が
元の姿勢に復元変形し、図6に示すように、係止突起2
8が雌側端子金具10のアゴ部16の後方に突出し、こ
れにより雌側端子金具10は抜け方向に一次係止され
る。それとともに、防水ゴム栓13がキャビティ26の
入口に嵌着される。両雌側端子金具10の挿入が完了し
たら、図6の矢線に示すように受け部材40を押し込
み、図7に示すように、被係止突部46をロック突部3
4の後面側に嵌めることで、本係止位置に保持する。こ
れに伴い、ランス27の撓み空間29に撓み規制板50
が進入してランス27の撓み規制を行い、これにより雌
側端子金具10は抜け方向に二重係止される。
み変形させつつキャビティ26内に挿入される間、相応
の抵抗を受けるために、正規位置に至る手前で押し込み
動作を停止し、いわゆる半挿入状態に留め置かれるおそ
れがある(図5参照)。しかるにこのときは、先端を受
け面51に載せつつランス27が撓み変形した状態にあ
るから、受け部材40を本係止位置に向けて押し込んだ
場合に、受け面51の奥壁52がランス27の先端に突
き当たって押し込みが規制され、これを以て雌側端子金
具10が半挿入状態に留め置かれていることが検知され
る。そうしたら、再度雌側端子金具10を正規位置まで
押し込み、続いて受け部材40を本係止位置に押し込め
ばよい。
了し、そのときには、受け部材40の口縁部43を含め
て端子接続口32が形成される。そしてこの状態から相
手の雄側のコネクタと嵌合されると、雄コネクタに収容
された雄側端子金具のタブが端子接続口32を通り、雌
側端子金具10の接続部11内に進入して電気的な接続
が図られる。雌雄両コネクタはパッキン24によりシー
ルされた状態で嵌合され、またロックアーム23によっ
て嵌合状態にロックされる。
具10をキャビティ26から外す場合は、以下のように
して行う。相手の雄コネクタとの嵌合を外したのち、受
け部材40を図7に示す本係止位置から引き、図8に示
す退避位置に戻す。これにより、撓み規制板50は、そ
の先端の受け面51が撓み空間29の入口、すなわちラ
ンス27の先端の下方に対応する位置まで戻される。そ
うしたら解除用の治具60を準備して、両解除棒62を
対をなす治具挿入口54に挿入する。両解除棒62は引
き続いてガイド面55で案内されて真直に挿入され、所
定位置まで挿入されると、解除棒62の先端のテーパ面
63が、ランス27の翼部35のテーパ面36に突き当
たる。さらに治具60を押し込むと、図10に示すよう
に、テーパ面63,36同士のカム機能によって両翼部
35が押し下げられ、ランス27は両持ち状となって、
長さ方向の中央部が撓み空間29内に陥没するように撓
み変形し、係止突起28が下がってアゴ部16から外
れ、雌側端子金具10に対する係止が解除される。そう
したら続いて電線15を後方に引っ張れば、雌側端子金
具10をキャビティ26から引き抜くことができる。
雌側端子金具10に係止するランス27を両持ち状で撓
み変形させる構造としたから、同じ引っ掛かり深さを設
定した場合に、片持ち状で撓み変形するもの、特に先端
に解除用突部を設けたものと比較すると、ランス27の
撓みを逃がす撓み空間29が小さく抑えられる。したが
って、雌側端子金具10に対する係止力を確保した上で
雌ハウジング20の低背化を図ることができる。しか
も、成形時のランス27は片持ち状であるから、雌ハウ
ジング20内で予め両持ち状に成形する場合と比較する
と、型抜きが容易にできて成形金型の構造を簡略化する
ことができる。
だ受け面51を設けることで、ランス27は初めは片持
ち状で撓み変形するようにしたから、その分抵抗が小さ
く、雌側端子金具10の挿入力が低減できる。また、雌
側端子金具10が半挿入状態に留められていると、ラン
ス27が撓み変形して受け面51の奥壁52に対応した
状態にあるから、受け部材40を本係止位置に向けて押
し込みができず、これを以て雌側端子金具10の半挿入
検知を行うことができる。
受け部材40を仮係止位置に戻した状態において治具6
0の両解除棒62を治具挿入口54から挿入し、ガイド
面55に沿って真直に押し込んで翼部35に当てると、
テーパ面63,36の機能により翼部35が押し下げら
れてランス27が撓み変形し、雌側端子金具10のアゴ
部16に対する係止が解除される。治具60を単にガイ
ド面55に沿って真直に押し込むだけで、こじり操作等
を行うことなく、係止解除のためのランス27の撓み変
形操作を簡単に行うことができる。
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)受け部材について一段凹んだ受け面を設けること
なく、ランスを初めから両持ち状として撓み変形させる
ようにしてもよい。 (2)受け部材には、ランスの撓み規制を行うリテーナ
の機能が備えられていなくてもよく、また、ランスの撓
み規制を行うリテーナは別に設けられていてもよい。
に設けられたテーパ面は、いずれか一方だけであっても
よく、また必ずしもテーパ面を設ける必要はない。 (4)本発明は、キャビティが多段に形成されたコネク
タにも適用可能であり、そのような多段コネクタほど低
背化に実効がある。 (5)本発明は、雄側端子金具を収容した雄側のコネク
タにも適用可能であり、また非防水形式のコネクタにも
適用することができる。
面図
面図
Claims (7)
- 【請求項1】 コネクタハウジング内には端子金具を挿
入可能なキャビティが設けられ、このキャビティの内壁
に前記端子金具に対して弾性的に係止可能なランスが設
けられたコネクタにおいて、 前記ランスが片持ち状の撓み変形可能に形成されている
とともに、このランスの自由端を受ける受け部材が装着
可能とされていることを特徴とするコネクタ。 - 【請求項2】 前記受け部材は、自然状態における前記
ランスの自由端との間に所定のスペースを確保して設け
られていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。 - 【請求項3】 前記受け部材には、前記ランスの撓み空
間に突入してその撓み規制を行う撓み規制部が設けられ
ていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。 - 【請求項4】 前記受け部材は、前記撓み規制部が前記
撓み空間から退避した仮係止位置と、前記撓み空間に進
入した本係止位置とで保持可能とされており、前記撓み
規制部には、前記受け部材が前記仮係止位置にある場合
に自然状態における前記ランスの自由端と所定のスペー
スを挟んで対応する受け部が設けられていることを特徴
とする請求項3記載のコネクタ。 - 【請求項5】 前記ランスの側面には翼部が張り出し形
成されているとともに、前記受け部材には、前記翼部と
係合して前記ランスを強制的に撓み変形させるべく係止
解除用の治具の挿入口が設けられていることを特徴とす
る請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のコネク
タ。 - 【請求項6】 前記治具と前記翼部との突き当て面の少
なくともいずれか一方が、テーパ状に形成されているこ
とを特徴とする請求項5記載のコネクタ。 - 【請求項7】 前記治具を前記翼部に向けて真直に挿入
案内するガイドが設けられていることを特徴とする請求
項6記載のコネクタ。
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