JP2003113152A - アミノアルキリデンヒドラゾン系化合物の製造方法 - Google Patents
アミノアルキリデンヒドラゾン系化合物の製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 農薬の有効成分として有用なアミ
ノアルキリデンヒドラゾン系化合物の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 式(I); 【化1】 (式中、Xはアルキル又はハロアルキルであり、Yはハ
ロゲンであり、R1、R 2及びR3は各々独立して水素
原子又はアルキルである)で表されるアミノアルキリデ
ンヒドラゾン系化合物の製造方法であって、式(II); 【化2】 (式中、X、Y及びR1は前述の通りであり、R4はア
ルキルである)で表されるアルコキシアルキリデンヒド
ラゾン系化合物と式(III); 【化3】 (式中、R2及びR3は前述の通りである)で表される
アミン系化合物とを反応させることを特徴とする方法。
ノアルキリデンヒドラゾン系化合物の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 式(I); 【化1】 (式中、Xはアルキル又はハロアルキルであり、Yはハ
ロゲンであり、R1、R 2及びR3は各々独立して水素
原子又はアルキルである)で表されるアミノアルキリデ
ンヒドラゾン系化合物の製造方法であって、式(II); 【化2】 (式中、X、Y及びR1は前述の通りであり、R4はア
ルキルである)で表されるアルコキシアルキリデンヒド
ラゾン系化合物と式(III); 【化3】 (式中、R2及びR3は前述の通りである)で表される
アミン系化合物とを反応させることを特徴とする方法。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農薬の有効成分と
して有用なアミノアルキリデンヒドラゾン系化合物の製
造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】特開平5−279312号公報には、有
害生物防除剤の有効成分として有用なヒドラゾン系化合
物が開示され、その製造方法の1つとして、塩化アルキ
リデンヒドラゾン系化合物の塩素を、アミンで置換する
方法(反応工程4)が記載されている。しかしながら、
この方法は本発明の方法とは出発物質が異なる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】特開平5−27931
2号公報に記載の前記方法においては、出発物質である
塩化アルキリデンヒドラゾン系化合物を、五塩化リンを
用いて製造しており(同公報の反応工程18)、工業的
にはリン化合物を含む廃液の処理に問題を抱えている。
本発明が解決しようとする課題は、後記式(I)のアミ
ノアルキリデンヒドラゾン系化合物を、五塩化リンを用
いないで製造することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】より具体的には、式(I
V); 【0005】 【化4】 【0006】(式中、Xはアルキル又はハロアルキルで
あり、Yはハロゲンである)で表される化合物と、オル
ト酢酸エステル又はオルトギ酸エステルとを反応させて
製造できる後記式(II)で表されるアルコキシアルキリ
デンヒドラゾン系化合物を出発物質として用いることに
より、前記したような廃液処理の問題を回避することが
でき、しかも、オルト酢酸エステルやオルトギ酸エステ
ル、更には、後記式(III)で表されるアミン系化合物
のように、工業的に容易に入手できる安価な原料化合物
を用いて効率的に目的物を製造することも可能である。 【0007】すなわち本発明は、式(I); 【0008】 【化5】 【0009】(式中、Xはアルキル又はハロアルキルで
あり、Yはハロゲンであり、R1、R 2及びR3は各々
独立して水素原子又はアルキルである)で表されるアミ
ノアルキリデンヒドラゾン系化合物の製造方法であっ
て、式(II); 【0010】 【化6】 【0011】(式中、X、Y及びR1は前述の通りであ
り、R4はアルキルである)で表されるアルコキシアル
キリデンヒドラゾン系化合物と式(III); 【0012】 【化7】【0013】(式中、R2及びR3は前述の通りであ
る)で表されるアミン系化合物とを反応させることを特
徴とする方法に関する。 【0014】 【発明の実施の形態】前記X、R1、R2、R3及びR
4に含まれるアルキルとしては、炭素数1〜6の直鎖状
又は分枝状のもの、例えばメチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、ペ
ンチル、ヘキシルなどが挙げられる。また、前記X及び
Yに含まれるハロゲン又は置換基としてのハロゲンとし
ては、フッ素、塩素、臭素、沃素の各原子が挙げられ、
置換基としてのハロゲンの置換数は1又は2以上であっ
てもよく、2以上の場合は同種、異種のいずれが置換し
ていてもよい。 【0015】前記反応は、通常溶媒の存在下で行うが、
溶媒としては反応に悪影響を与えないものであればいず
れのものでもよく、例えばメタノール、エタノール、プ
ロパノールのようなアルコール類;ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、クロロベンゼンのような芳香族炭化水素
類;ジメチルスルホキシド、スルホラン、ジメチルアセ
トアミド、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリド
ン、ピリジン、アセトニトリル、プロピオニトリル、ア
クリロニトリルのような極性非プロトン性溶媒;水など
から1種又は2種以上が適宜選択される。 【0016】前記反応において使用される式(III)の
アミン系化合物の使用量は、化合物の種類、反応条件の
相違などによって異なり、一概に規定できないが、式
(II)のアルコキシアルキリデンヒドラゾン系化合物に
対し、通常0.1〜100倍モル、望ましくは1〜70
倍モル、更に望ましくは1〜10倍モルである。但し、
最適な使用量は各種反応条件を勘案し、適宜予備試験を
行うなどして個別に決定することができる。 【0017】前記反応の、反応温度及び反応時間は、化
合物の種類、反応条件の相違などによって異なり、一概
に規定できないが、通常−20〜250℃、望ましくは
50〜150℃の反応温度で、0.1〜100時間、望
ましくは1〜24時間反応を行う。但し、最適な反応温
度及び反応時間は、各種反応条件を勘案し、適宜予備試
験を行うなどして個別に決定することができる。 【0018】前記式(I)及び(II)の化合物には、E
体及びZ体の幾何異性体が存在し、それらの各異性体及
び各異性体の混合物が本発明に包含される。 【0019】次に、本発明における望ましい態様を記載
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 〔1〕Xがハロアルキルである前記反応。 〔2〕R1がアルキルであり、R2及びR3が各々独立
して水素原子又はアルキルである前記反応。 〔3〕R4がメチル又はエチルである前記反応。 〔4〕Xがハロアルキルであり、R1がアルキルであ
り、R2及びR3が各々独立して水素原子又はアルキル
である前記反応。 〔5〕Xがハロアルキルであり、R4がメチル又はエチ
ルである前記反応。 〔6〕R1がアルキルであり、R2及びR3が各々独立
して水素原子又はアルキルであり、R4がメチル又はエ
チルである前記反応。 〔7〕Xがハロアルキルであり、R1がアルキルであ
り、R2及びR3が各々独立して水素原子又はアルキル
であり、R4がメチル又はエチルである前記反応。 〔8〕式(I)の化合物が、式(I-1); 【0020】 【化8】 【0021】(式中、X、Y、R1、R2及びR3は前
述の通りである)であり、式(II)の化合物が、式(II
-1); 【0022】 【化9】 【0023】(式中、X、Y、R1及びR4は前述の通
りである)である前記反応。 〔9〕前記〔1〕〜〔7〕において、式(I)が式(I-
1)であり、式(II)が式(II-1)である反応。 【0024】 【実施例】次に、本発明における実施例を記載するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。 【0025】実施例1 [4’−フルオロ−2−(4−
トリフルオロメチルフェニル)アセトフェノン] N’−
(1−アミノエチリデン)ヒドラゾンの合成 [4’−フルオロ−2−(4−トリフルオロメチルフェ
ニル)アセトフェノン]N’−(1−メトキシエチリデ
ン)ヒドラゾン5.0g(14.19mmol)及び
4.55%アンモニア/メタノール溶液16.06g
(アンモニアとして0.73g;42.57mmol)
を50ml容オートクレーブに仕込み、密閉状態で12
5〜130℃のオイルバスにて約14時間加熱攪拌下に
反応させた。 反応混合物を冷却し、メタノールを留去して濃縮した
後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒=
n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で分離精製して黄
白色油状の目的物2.35gを得た(収率49.1
%)。このもののNMRスペクトルデータは以下の通りで
ある。1 H-NMR δppm (Solvent : CDCl3/400MHz) 2.06(s,3H),4.46(s,2H),6.98(m,2H),7.27(d,2H),7.46
(d,2H),7.74(m,2H) 【0026】実施例2 [4’−フルオロ−2−(4−
トリフルオロメチルフェニル)アセトフェノン] N’−
[1−(メチルアミノ)エチリデン]ヒドラゾンの合成 [4’−フルオロ−2−(4−トリフルオロメチルフェ
ニル)アセトフェノン]N’−(1−メトキシエチリデ
ン)ヒドラゾン5.0g(14.19mmol)及び
7.13%メチルアミン/トルエン溶液18.52g
(メチルアミンとして1.32g;42.57mmo
l)を100ml容オートクレーブに仕込み、密閉状態
で125〜130℃のオイルバスにて約14時間加熱攪
拌下に反応させた。反応混合物を冷却し、トルエンを留
去して濃縮した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(展開溶媒=n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1)で
分離精製して黄白色油状の目的物3.88gを得た(収
率77.8%、屈折率nD 24.41.5691)。 【0027】実施例3 [4'−フルオロ−2−(4−ト
リフルオロメチルフェニル)アセトフェノン] N'−
[1−(ジメチルアミノ)エチリデン]ヒドラゾンの合成 [4'−フルオロ−2−(4-トリフルオロメチルフェニ
ル)アセトフェノン]N'−(1−メトキシエチリデン)
ヒドラゾン5.0g(14.19mmol)及び14.
6%ジメチルアミン/トルエン溶液6.57g(ジメチ
ルアミンとして0.96g;21.3mmol)を50
ml容オートクレーブに仕込み、密閉状態で130℃の
オイルバスにて約13時間加熱攪拌下に反応させた。反
応混合物を冷却し、過剰のジメチルアミン及びトルエン
を減圧下で留去した。残渣にイソパラフィン系炭化水素
(商品名:ISOPAR G、エクソン化学製)15mlを加
え、室温で30分間攪拌した。析出した固体をろ過し、
固体をISOPAR G(商品名)5mlで洗浄し、50℃で乾
燥して、黄白色結晶の目的物3.6gを得た(収率6
9.4%、融点86〜88℃)。 【0028】参考例1 [4'−フルオロ−2−(4−ト
リフルオロメチルフェニル)アセトフェノン] N'−
(1−メトキシエチリデン)ヒドラゾンの合成 温度計、攪拌器及び還流器を備えた100ml四つ口フ
ラスコに、[4'−フルオロ−2−(4−トリフルオロメ
チルフェニル)アセトフェノン]ヒドラゾン5.0g
(0.0169mol)、オルト酢酸メチル2.13g
(0.177mol)及びメタノール30mlを仕込
み、オイルバスによる加熱還流下で約5時間、攪拌しな
がら反応させた。反応混合物を氷水で冷却した後不溶解
物をろ過し、ケーキを30mlのメタノールで洗浄し
た。ろ液及び洗浄液を合わせ、ロータリーエバポレータ
ーにて溶媒を留去し、さらに真空乾燥して黄色結晶の
[4'−フルオロ−2−(4−トリフルオロメチルフェニ
ル)アセトフェノン] N'−(1−メトキシエチリデ
ン)ヒドラゾン5.12gを得た(収率86.1%、融
点41〜43℃)。 【0029】参考例2 [4'−フルオロ−2−(4−ト
リフルオロメチルフェニル)アセトフェノン] N'−
(1−エトキシエチリデン)ヒドラゾンの合成 温度計、攪拌器及び還流器を備えた100ml四つ口フ
ラスコに、[4'−フルオロ−2−(4−トリフルオロメ
チルフェニル)アセトフェノン]ヒドラゾン5.0g
(0.0169mol)、オルト酢酸エチル2.87g
(0.177mol)及びエタノール30mlを仕込
み、オイルバスによる加熱還流下で約4時間、攪拌しな
がら反応させた。反応混合物を冷却した後、ロータリー
エバポレーターにて溶媒を留去し、さらに真空乾燥して
黄色結晶の[4'−フルオロ−2−(4−トリフルオロメ
チルフェニル)アセトフェノン] N'−(1−エトキシ
エチリデン)ヒドラゾン6.03gを得た(収率97.
5%、融点84〜85℃)。
して有用なアミノアルキリデンヒドラゾン系化合物の製
造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】特開平5−279312号公報には、有
害生物防除剤の有効成分として有用なヒドラゾン系化合
物が開示され、その製造方法の1つとして、塩化アルキ
リデンヒドラゾン系化合物の塩素を、アミンで置換する
方法(反応工程4)が記載されている。しかしながら、
この方法は本発明の方法とは出発物質が異なる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】特開平5−27931
2号公報に記載の前記方法においては、出発物質である
塩化アルキリデンヒドラゾン系化合物を、五塩化リンを
用いて製造しており(同公報の反応工程18)、工業的
にはリン化合物を含む廃液の処理に問題を抱えている。
本発明が解決しようとする課題は、後記式(I)のアミ
ノアルキリデンヒドラゾン系化合物を、五塩化リンを用
いないで製造することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】より具体的には、式(I
V); 【0005】 【化4】 【0006】(式中、Xはアルキル又はハロアルキルで
あり、Yはハロゲンである)で表される化合物と、オル
ト酢酸エステル又はオルトギ酸エステルとを反応させて
製造できる後記式(II)で表されるアルコキシアルキリ
デンヒドラゾン系化合物を出発物質として用いることに
より、前記したような廃液処理の問題を回避することが
でき、しかも、オルト酢酸エステルやオルトギ酸エステ
ル、更には、後記式(III)で表されるアミン系化合物
のように、工業的に容易に入手できる安価な原料化合物
を用いて効率的に目的物を製造することも可能である。 【0007】すなわち本発明は、式(I); 【0008】 【化5】 【0009】(式中、Xはアルキル又はハロアルキルで
あり、Yはハロゲンであり、R1、R 2及びR3は各々
独立して水素原子又はアルキルである)で表されるアミ
ノアルキリデンヒドラゾン系化合物の製造方法であっ
て、式(II); 【0010】 【化6】 【0011】(式中、X、Y及びR1は前述の通りであ
り、R4はアルキルである)で表されるアルコキシアル
キリデンヒドラゾン系化合物と式(III); 【0012】 【化7】【0013】(式中、R2及びR3は前述の通りであ
る)で表されるアミン系化合物とを反応させることを特
徴とする方法に関する。 【0014】 【発明の実施の形態】前記X、R1、R2、R3及びR
4に含まれるアルキルとしては、炭素数1〜6の直鎖状
又は分枝状のもの、例えばメチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、ペ
ンチル、ヘキシルなどが挙げられる。また、前記X及び
Yに含まれるハロゲン又は置換基としてのハロゲンとし
ては、フッ素、塩素、臭素、沃素の各原子が挙げられ、
置換基としてのハロゲンの置換数は1又は2以上であっ
てもよく、2以上の場合は同種、異種のいずれが置換し
ていてもよい。 【0015】前記反応は、通常溶媒の存在下で行うが、
溶媒としては反応に悪影響を与えないものであればいず
れのものでもよく、例えばメタノール、エタノール、プ
ロパノールのようなアルコール類;ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、クロロベンゼンのような芳香族炭化水素
類;ジメチルスルホキシド、スルホラン、ジメチルアセ
トアミド、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリド
ン、ピリジン、アセトニトリル、プロピオニトリル、ア
クリロニトリルのような極性非プロトン性溶媒;水など
から1種又は2種以上が適宜選択される。 【0016】前記反応において使用される式(III)の
アミン系化合物の使用量は、化合物の種類、反応条件の
相違などによって異なり、一概に規定できないが、式
(II)のアルコキシアルキリデンヒドラゾン系化合物に
対し、通常0.1〜100倍モル、望ましくは1〜70
倍モル、更に望ましくは1〜10倍モルである。但し、
最適な使用量は各種反応条件を勘案し、適宜予備試験を
行うなどして個別に決定することができる。 【0017】前記反応の、反応温度及び反応時間は、化
合物の種類、反応条件の相違などによって異なり、一概
に規定できないが、通常−20〜250℃、望ましくは
50〜150℃の反応温度で、0.1〜100時間、望
ましくは1〜24時間反応を行う。但し、最適な反応温
度及び反応時間は、各種反応条件を勘案し、適宜予備試
験を行うなどして個別に決定することができる。 【0018】前記式(I)及び(II)の化合物には、E
体及びZ体の幾何異性体が存在し、それらの各異性体及
び各異性体の混合物が本発明に包含される。 【0019】次に、本発明における望ましい態様を記載
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 〔1〕Xがハロアルキルである前記反応。 〔2〕R1がアルキルであり、R2及びR3が各々独立
して水素原子又はアルキルである前記反応。 〔3〕R4がメチル又はエチルである前記反応。 〔4〕Xがハロアルキルであり、R1がアルキルであ
り、R2及びR3が各々独立して水素原子又はアルキル
である前記反応。 〔5〕Xがハロアルキルであり、R4がメチル又はエチ
ルである前記反応。 〔6〕R1がアルキルであり、R2及びR3が各々独立
して水素原子又はアルキルであり、R4がメチル又はエ
チルである前記反応。 〔7〕Xがハロアルキルであり、R1がアルキルであ
り、R2及びR3が各々独立して水素原子又はアルキル
であり、R4がメチル又はエチルである前記反応。 〔8〕式(I)の化合物が、式(I-1); 【0020】 【化8】 【0021】(式中、X、Y、R1、R2及びR3は前
述の通りである)であり、式(II)の化合物が、式(II
-1); 【0022】 【化9】 【0023】(式中、X、Y、R1及びR4は前述の通
りである)である前記反応。 〔9〕前記〔1〕〜〔7〕において、式(I)が式(I-
1)であり、式(II)が式(II-1)である反応。 【0024】 【実施例】次に、本発明における実施例を記載するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。 【0025】実施例1 [4’−フルオロ−2−(4−
トリフルオロメチルフェニル)アセトフェノン] N’−
(1−アミノエチリデン)ヒドラゾンの合成 [4’−フルオロ−2−(4−トリフルオロメチルフェ
ニル)アセトフェノン]N’−(1−メトキシエチリデ
ン)ヒドラゾン5.0g(14.19mmol)及び
4.55%アンモニア/メタノール溶液16.06g
(アンモニアとして0.73g;42.57mmol)
を50ml容オートクレーブに仕込み、密閉状態で12
5〜130℃のオイルバスにて約14時間加熱攪拌下に
反応させた。 反応混合物を冷却し、メタノールを留去して濃縮した
後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒=
n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で分離精製して黄
白色油状の目的物2.35gを得た(収率49.1
%)。このもののNMRスペクトルデータは以下の通りで
ある。1 H-NMR δppm (Solvent : CDCl3/400MHz) 2.06(s,3H),4.46(s,2H),6.98(m,2H),7.27(d,2H),7.46
(d,2H),7.74(m,2H) 【0026】実施例2 [4’−フルオロ−2−(4−
トリフルオロメチルフェニル)アセトフェノン] N’−
[1−(メチルアミノ)エチリデン]ヒドラゾンの合成 [4’−フルオロ−2−(4−トリフルオロメチルフェ
ニル)アセトフェノン]N’−(1−メトキシエチリデ
ン)ヒドラゾン5.0g(14.19mmol)及び
7.13%メチルアミン/トルエン溶液18.52g
(メチルアミンとして1.32g;42.57mmo
l)を100ml容オートクレーブに仕込み、密閉状態
で125〜130℃のオイルバスにて約14時間加熱攪
拌下に反応させた。反応混合物を冷却し、トルエンを留
去して濃縮した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(展開溶媒=n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1)で
分離精製して黄白色油状の目的物3.88gを得た(収
率77.8%、屈折率nD 24.41.5691)。 【0027】実施例3 [4'−フルオロ−2−(4−ト
リフルオロメチルフェニル)アセトフェノン] N'−
[1−(ジメチルアミノ)エチリデン]ヒドラゾンの合成 [4'−フルオロ−2−(4-トリフルオロメチルフェニ
ル)アセトフェノン]N'−(1−メトキシエチリデン)
ヒドラゾン5.0g(14.19mmol)及び14.
6%ジメチルアミン/トルエン溶液6.57g(ジメチ
ルアミンとして0.96g;21.3mmol)を50
ml容オートクレーブに仕込み、密閉状態で130℃の
オイルバスにて約13時間加熱攪拌下に反応させた。反
応混合物を冷却し、過剰のジメチルアミン及びトルエン
を減圧下で留去した。残渣にイソパラフィン系炭化水素
(商品名:ISOPAR G、エクソン化学製)15mlを加
え、室温で30分間攪拌した。析出した固体をろ過し、
固体をISOPAR G(商品名)5mlで洗浄し、50℃で乾
燥して、黄白色結晶の目的物3.6gを得た(収率6
9.4%、融点86〜88℃)。 【0028】参考例1 [4'−フルオロ−2−(4−ト
リフルオロメチルフェニル)アセトフェノン] N'−
(1−メトキシエチリデン)ヒドラゾンの合成 温度計、攪拌器及び還流器を備えた100ml四つ口フ
ラスコに、[4'−フルオロ−2−(4−トリフルオロメ
チルフェニル)アセトフェノン]ヒドラゾン5.0g
(0.0169mol)、オルト酢酸メチル2.13g
(0.177mol)及びメタノール30mlを仕込
み、オイルバスによる加熱還流下で約5時間、攪拌しな
がら反応させた。反応混合物を氷水で冷却した後不溶解
物をろ過し、ケーキを30mlのメタノールで洗浄し
た。ろ液及び洗浄液を合わせ、ロータリーエバポレータ
ーにて溶媒を留去し、さらに真空乾燥して黄色結晶の
[4'−フルオロ−2−(4−トリフルオロメチルフェニ
ル)アセトフェノン] N'−(1−メトキシエチリデ
ン)ヒドラゾン5.12gを得た(収率86.1%、融
点41〜43℃)。 【0029】参考例2 [4'−フルオロ−2−(4−ト
リフルオロメチルフェニル)アセトフェノン] N'−
(1−エトキシエチリデン)ヒドラゾンの合成 温度計、攪拌器及び還流器を備えた100ml四つ口フ
ラスコに、[4'−フルオロ−2−(4−トリフルオロメ
チルフェニル)アセトフェノン]ヒドラゾン5.0g
(0.0169mol)、オルト酢酸エチル2.87g
(0.177mol)及びエタノール30mlを仕込
み、オイルバスによる加熱還流下で約4時間、攪拌しな
がら反応させた。反応混合物を冷却した後、ロータリー
エバポレーターにて溶媒を留去し、さらに真空乾燥して
黄色結晶の[4'−フルオロ−2−(4−トリフルオロメ
チルフェニル)アセトフェノン] N'−(1−エトキシ
エチリデン)ヒドラゾン6.03gを得た(収率97.
5%、融点84〜85℃)。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】式(I); 【化1】 (式中、Xはアルキル又はハロアルキルであり、Yはハ
ロゲンであり、R1、R 2及びR3は各々独立して水素
原子又はアルキルである)で表されるアミノアルキリデ
ンヒドラゾン系化合物の製造方法であって、式(II); 【化2】 (式中、X、Y及びR1は前述の通りであり、R4はア
ルキルである)で表されるアルコキシアルキリデンヒド
ラゾン系化合物と式(III); 【化3】 (式中、R2及びR3は前述の通りである)で表される
アミン系化合物とを反応させることを特徴とする方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002207881A JP2003113152A (ja) | 2001-08-01 | 2002-07-17 | アミノアルキリデンヒドラゾン系化合物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001234099 | 2001-08-01 | ||
JP2001-234099 | 2001-08-01 | ||
JP2002207881A JP2003113152A (ja) | 2001-08-01 | 2002-07-17 | アミノアルキリデンヒドラゾン系化合物の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003113152A true JP2003113152A (ja) | 2003-04-18 |
Family
ID=26619795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002207881A Pending JP2003113152A (ja) | 2001-08-01 | 2002-07-17 | アミノアルキリデンヒドラゾン系化合物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2003113152A (ja) |
-
2002
- 2002-07-17 JP JP2002207881A patent/JP2003113152A/ja active Pending
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