JP2003112865A - エレベータ昇降体の注意喚起装置 - Google Patents

エレベータ昇降体の注意喚起装置

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JP2003112865A
JP2003112865A JP2001310333A JP2001310333A JP2003112865A JP 2003112865 A JP2003112865 A JP 2003112865A JP 2001310333 A JP2001310333 A JP 2001310333A JP 2001310333 A JP2001310333 A JP 2001310333A JP 2003112865 A JP2003112865 A JP 2003112865A
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JP
Japan
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elevator
hoistway
counterweight
car
lifting
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Application number
JP2001310333A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Hirano
和幸 平野
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Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Publication date
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  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は簡易で安価な構成で、昇降体の接近
について、注意喚起可能なエレベータ昇降体の注意喚起
装置を提供するものである。 【解決手段】 つり合いおもり2の下部に昇降路底部で
あるピット床面12に向って吊下げられている吊下げ体
9が取付けられている。吊下げ体9は、つり合いおもり
2に同期して移動し、つり合いおもり2が下降すると、
吊下げ体9の長さ分が、つり合いおもり2の接近を事前
に作業者に知らせしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗りかごが上昇下
降のため移動していることを、ピット床で作業している
作業者に知らせしめ、乗りかご又はつり合いおもりとの
接触による事故を未然に防止するエレベータ昇降体の注
意喚起装置である。
【0002】
【従来の技術】従来における乗りかご又はつり合いおも
りの昇降体の接近を知らせしめる装置としては、乗りか
ご又はつり合いおもりの下部に警報装置や警告灯を設け
るのが一般的である。
【0003】他の従来例は保全時に専用スイッチを操作
することにより専用回路が働き、乗りかご又はつり合い
おもりの上昇下降を検出するスイッチが動作することに
より、乗りかご又はつり合いおもり下部に設けられた警
報装置や警告等が動作するものもある。
【0004】あるいは、昇降路内に設けられた近接スイ
ッチに乗りかご又はつり合いおもりが接近すると警報装
置や警告灯を動作させ、作業者に注意喚起する装置等が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
上記した従来技術では、警報装置等への電源供給や信号
回路配線等が必要となるため、大掛りとなりコストが高
くつくといった欠点があった。
【0006】本発明は、上記不都合を鑑みてなされたも
ので、その目的は簡易で安価な構成で昇降体への接近に
ついて注意喚起可能なエレベータ昇降体の注意喚起装置
を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、昇降路内を昇降する昇降体である乗りかごも
しくはつり合いおもりの少なくとも一方に設けられ、昇
降体が前記昇降路底部に接近していることを注意喚起す
るエレベータ昇降体の注意喚起装置において、前記昇降
体から昇降路底部に向けて吊下げられる吊下げ体を設け
たことを特徴とする。
【0008】本発明によれば以上のように注意喚起装置
を構成したため、昇降体の昇降に応じて昇降する吊下げ
体の注意喚起部により昇降路内にいる作業者への注意喚
起を行うことができる。
【0009】また、本発明は吊下げ体を吊下げることで
構成されているため、電源供給や信号回路等は全く不要
であり、簡易かつ安価な構成で昇降体の接近について注
意喚起可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】まず、本発明の注意喚起装置を設
置するエレベータの構成について説明する。
【0011】エレベータは一般的に主索3の一端を昇降
路13の頂部に固定され、かご下プーリ6a、6b、そ
らせプーリ6c、メインシーブ5、そらせプーリ6d、
つり合いおもりプーリ6eを介して、主索3の他の一端
を昇降路13の頂部に固定している。制御盤7から制御
信号がトラクションモータ4に伝達され、トラクション
モータ4の回転により、メインシーブ5も回転し、乗り
かご1とつり合いおもり2がつるべ式に昇降する。
【0012】以下、本発明の実施形態について図面を参
照して詳細に説明する。
【0013】図1は本発明のエレベータ昇降体の注意喚
起装置の第1の実施形態を示すつるべ式エレベータの昇
降路の概略図である。なお、第1の実施形態は請求項1
に対応するものである。
【0014】すなわち、本実施形態のエレベータ昇降体
の注意喚起装置は、図1に示すように、つり合いおもり
2の下部に取付けられ、昇降路底部であるピット床面1
2に向って吊下げられている吊下げ体9を有している。
【0015】ここで、つり合いおもり2の昇降に同期し
て移動し、つり合いおもり2が下降すると、吊下げ体9
の長さ分が、つり合いおもり2の接近を事前に作業者に
対し知らせしめ、接触を防止可能としている。
【0016】吊下げ体9は注意を促す色彩等が施されて
いる。又、吊下げ体9の材質は、つり合いおもり2の質
量を大きく増加させ、乗りかご1とのバランスを崩すこ
とのない材質で、布・プラスチック・ナイロン等が望ま
しい。又、吊下げ体9の長さは必要に応じた長さに任意
に調整する。
【0017】上述したように、吊下げ体9は、単につり
合いおもり2に吊下げる構成であり、簡易かつ安価で昇
降体の接近を作業者に知らせしめる効果がある。
【0018】又、吊下げ体9の長さは、昇降体の昇降速
度にもよるが、約5m程度にしておけば、余裕を持って
作業者は昇降体の接近を知ることができる。又、吊下げ
体9は、乗りかご1に設けても同様の効果が得られる。
【0019】図2は本発明のエレベータ昇降体の注意喚
起装置の第2の実施形態を示す側面図であり、図1と同
一部分は省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べ
る。第2の実施形態は請求項2に対応するものである。
【0020】すなわち、吊下げ体9は、ピット床面12
に設置された巻回装置10に巻き取り、巻き出しされる
よう構成したものである。
【0021】この実施形態では、吊下げ体9がピット床
面12に到着した後、巻回装置10に巻き取られるた
め、ピット床面12が整理される効果がある。
【0022】さらに、巻回装置10により巻き取られる
ため、吊下げ体9にはテンションが掛かることから、昇
降体の昇降に応じて風圧を受け、舞上ることを抑制し、
適切な位置で作業者に注意喚起を行うことができる。
【0023】図3は本発明のエレベータ昇降体の注意喚
起装置の第3の実施形態を示す側面図であり、図1と同
一部分は省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べ
る。なお、第3の実施形態は請求項3に対応するもので
ある。
【0024】すなわち、吊下げ体9は、複数の折り曲げ
部を有し、つり合いおもり2がピット床面12に接地す
る毎に、ピット床面12で折り曲げられるよう構成した
ものである。
【0025】この実施形態では、ピット床面12に接地
後、折りたたまれることにより吊下げ体9が整理されて
いく効果がある。
【0026】図4は本発明のエレベータ昇降体の注意喚
起装置の第4の実施形態を示す側面図であり、図1と同
一部分は省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べ
る。なお、第4の実施形態は請求項4に対応するもので
ある。
【0027】すなわち、吊持体91は、乗りかご1下部
に取付けられ、ピット床面12に設置されたプーリ11
を介して、つり合いおもり2下部に連結されるよう構成
したものである。
【0028】この実施形態では、吊持体91がピット床
面12に放置されることなく、乗りかご1、つり合いお
もり2双方の接近を知らせしめる効果がある。
【0029】本実施形態によれば、吊持体91のそれぞ
れ昇降体(2、1)側の所定範囲(約5m)に、他の部
位と異なる色彩や材質を備えた注意喚起部91aを設け
ている。よって、この注意喚起部91aにより昇降体
(1、2)のいずれかの接近を知ることができる。
【0030】さらに、第2の実施形態と同様、吊持体9
1にテンションが掛けられており、適切な位置で、昇降
体(1、2)の接近について、注意喚起できるという効
果がある。
【0031】さらにまた、第2の実施形態に比して、昇
降体(1、2)に吊持体91が追従し易いという効果が
ある。
【0032】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1の発明
によれば、つり合いおもり下部に昇降体の注意喚起装置
を単に吊下げる構成なので、簡易かつ安価で昇降体の接
近を作業者に知らせしめる効果がある。
【0033】又、請求項2の発明によれば、昇降体の注
意喚起装置がピット床面に設置された巻回装置に巻き取
られるため、ピット床面での吊下げ体が整理される効果
がある。
【0034】又、吊下げ体は昇降体の昇降による風圧で
舞上ることもなく、適切な位置で作業者に、昇降体の接
近について注意喚起できる。
【0035】又、請求項3の発明によれば、吊下げ体が
ピット床面に接地する毎に折りたたまれ、吊下げ体がピ
ット床面に放置されることなく、整理されていく効果が
ある。
【0036】又、請求項4の発明によれば、吊持体が、
乗りかご下部とつり合いおもり下部に連結されているた
め、ピット床面に吊持体が放置されることなく、乗りか
ごとつり合いおもり双方の接近を知らせしめる効果があ
る。
【0037】又、吊持体は昇降体の昇降による風圧で舞
上ることもなく、適切な位置で作業者に、昇降体の接近
について注意喚起できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の昇降体の注意喚起装置の第1の実施形
態を示すつるべ式エレベータの昇降路の概略図である。
【図2】本発明の第2の実施形態を示す側面図である。
【図3】本発明の第3の実施形態を示す側面図である。
【図4】本発明の第4の実施形態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 乗りかご 2 つり合いおもり 3 主索 4 トラクションモータ 5 メインシーブ 6a、6b かご下プーリ 6c、6d そらせプーリ 6e つり合いおもりプーリ 7 制御盤 8a、8b 緩衝器 9 吊下げ体 10 巻回装置 11 プーリ 12 ピット床面 91 吊持体 91a 注意喚起部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降路内を昇降する昇降体である乗りか
    ごもしくはつり合いおもりの少なくとも一方に設けら
    れ、昇降体が前記昇降路底部に接近していることを注意
    喚起するエレベータ昇降体の注意喚起装置において、前
    記昇降体から昇降路底部に向けて吊下げられる吊下げ体
    を設けたことを特徴とするエレベータ昇降体の注意喚起
    装置。
  2. 【請求項2】 前記吊下げ体の昇降路底部側端部は、前
    記昇降体の昇降に応じ昇降路底部に設置された巻回装置
    へ巻き取られるか、前記巻回装置から巻き出されること
    を特徴とする請求項1記載のエレベータ昇降体の注意喚
    起装置。
  3. 【請求項3】 前記吊下げ体は複数の折り曲げ部を有
    し、折りたたみ可能に構成したことを特徴とする請求項
    1記載のエレベータ昇降路の注意喚起装置。
  4. 【請求項4】 ロープにて連結され、昇降路内をつるべ
    式に昇降する昇降体である乗りかご及びつり合いおもり
    が昇降路底部に接近していることを注意喚起するエレベ
    ータ昇降体の注意喚起装置において、前記乗りかごから
    昇降路底部のピットプーリーに巻き掛けられた後、つり
    合いおもりに連結され、それぞれ昇降体側の所定範囲に
    注意喚起部を有する吊持体を設けたことを特徴とするエ
    レベータ昇降体の注意喚起装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105366465A (zh) * 2014-08-19 2016-03-02 三菱电机大楼技术服务株式会社 电梯的安全装置和电梯装置
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