JP2003112676A - 小型車両のルーフ構造 - Google Patents
小型車両のルーフ構造Info
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Abstract
が容易でルーフの耐久性も高く大型化も可能な小型車両
のルーフ構造を供する。 【解決手段】 車体のシート上方をルーフで覆う構造の
小型車両において、車体後部にトランク16を設け、ルー
フ20が前後に伸縮自在の前後分割ルーフ部材21,22から
なり、ルーフ20が前後分割ルーフ部材21,22を伸長した
状態でシート15上方を覆い、ルーフ20が前後分割ルーフ
部材21,22を収縮した状態でトランク16の上面を覆う小
型車両のルーフ構造。
Description
の小型車両のルーフ構造に関する。
−49065号公報に記載された例がある。
間に架設される折り畳み可能な布状部材とで構成され、
ルーフクローズ時にフロントウインドスクリーンとリヤ
ピラーとの間に前記芯材を架け渡して該芯材間に布状部
材を展開して屋根とし、ルーフオープン時に前記芯材を
中空のリヤピラー内に収納し布状部材を折り畳んで車体
カバー内に収納することができる。
カバー内部に収納するため、屋根が小さく畳まれる必要
上布状部材で構成されていた。
リヤピラーとの間に展開されてシート上方を覆う屋根と
して使用しているルーフクローズ時に、布状部材が張設
されており、風雨に対しての耐久性を長期間保持するこ
とが困難な上、高級感がなく外観性や商品性の向上が望
まれていた。
屋根の開閉作業が面倒である。屋根を大型化すると、益
々作業が面倒となり、車体カバー内の収納スペースも大
きく確保しなければならず、大型化が難しい。
で、その目的とする処は、車両の外観性を良好に保ち、
ルーフ開閉作業が容易でルーフの耐久性も高く大型化も
可能な小型車両のルーフ構造を供する点にある。
を達成するために、本請求項1記載の発明は、車体のシ
ート上方をルーフで覆う構造の小型車両において、車体
後部にトランクを設け、前記ルーフが前後に伸縮自在の
前後分割ルーフ部材からなり、前記ルーフが前後分割ル
ーフ部材を伸長した状態でシート上方を覆い、前記ルー
フが前後分割ルーフ部材を収縮した状態で前記トランク
の上面を覆う小型車両のルーフ構造とした。
ーフ部材を伸長した状態でシート上方を覆い、ルーフオ
ープン時に前後分割ルーフ部材を収縮した状態で前記ト
ランクの上面を覆う。
面を覆うので、車体カバーに収納する程ルーフを小さく
収縮する必要はなく分割数を減らして外観や作業性を向
上させることができる。
り、ルーフクローズ時の防雨性を向上させることがで
き、ルーフオープ時にはリヤスポイラーとして機能させ
ることができる。
材で構成されるので、金属または樹脂等の硬質部材でル
ーフを構成することができ、ルーフの開閉作業が容易で
あるとともに、ルーフの耐久性や車両の外観性を良好に
保つことができる。
型車両のルーフ構造において、前記ルーフは、前記車体
後部のトランク内に配置される駆動機構により前記シー
ト上方位置と前記トランク上面位置とを移動することを
特徴とする。
構によりルーフがシート上方位置とトランク上面位置と
を移動することで、ルーフ付き車両のルーフを自動的に
開閉させることができ便利である。
ーフ構造において、前記ルーフが、前記トランクから起
立した支柱に支持されるとともに、同支柱は前記ルーフ
が収縮した状態で同ルーフと平行に折り畳まれてトラン
ク上面に配置されることを特徴とする。
する支柱は、ルーフオープン時にルーフと平行に折り畳
まれてトランク上面に配置されるので、ルーフおよび支
柱をトランク上面1箇所にコンパクトに配置することが
でき、他のスペースを減ずるのを防止することができ
る。
ーフ構造において、前記支柱が、折り畳まれると前記ト
ランク上部の凹部内に収納されることを特徴とする。
ランク上部の凹部内に収納されるので、ルーフとトラン
クの一体感が向上し、ルーフオープン時の車体後部の高
さを低くすることができる。
ついて図1ないし図15に基づき説明する。本実施の形
態に係る小型車両は、図1および図2に示すようにスク
ータ型自動二輪車1である。
部2から斜め下方に低い高さの低床部3を構成し、低床
部3から緩やかに上向きに傾斜した中央傾斜部4を経て
車体後部5に至る全体形状をしている。
軸支され、後部には前端が車体に枢支されて上下に揺動
自在のリヤフォーク9の後端部に後輪8が軸支されてい
る。車体前部2はフロントカバー11で覆われ、フロント
カバー11の背後はハンドルポスト12が斜めに起立して前
記フロントフォーク7に連結するステアリング軸を回動
自在に支持し、ステアリング軸の上端にハンドルバー13
が左右に展開して設けられている。
れた前後に長尺の空間(一部収納ボックスをなす)の上
方開口部には開閉自在のシート部材15が蓋をするように
設けられている。シート部材15は、中央傾斜部4の傾斜
に沿って運転席15aと同乗者席15bが階段状に一体に形
成されている。
後部トランク16が上方に膨出するように設けられてお
り、後部トランク16の前面は、同乗者席15bのシートバ
ック15cを構成している。
きに斜め後方へフロントウインド17が僅かに湾曲して滑
らかに延出している。ルーフクローズ時には、このフロ
ントウインド17の後端と前記後部トランク16から起立し
た支柱18の上端との間にルーフ20が開閉自在に架設され
る(図1参照)。
ルーフ20が図2に示すように後部トランク16の上面に重
ねられると、ルーフ20は後部トランク16に近接して上面
を覆うとともに、さらに後方へ延びていてリヤスポイラ
ーとしての役割を果たすことができる。
ーフ21とリヤルーフ22とからなり、フロントルーフ21が
中空のリヤルーフ22内に前後に摺動自在に前方から挿入
されている。
方に突出すると、図1に示すように伸長して前後に長尺
のルーフを形成してシート15の上方に架設され(ルーフ
クローズ状態)、フロントルーフ21が後退してリヤルー
フ22内に収納されると、図2に示すように前後に半分ほ
どに収縮して後部トランク16の上に配置される(ルーフ
オープン状態)。
を摺動させるルーフ摺動機構について図3ないし図5に
基づいて説明する。図3はルーフクローズ時のルーフ20
の側断面図であり、図4はルーフクローズ時のリヤルー
フ22の上板32を省略してルーフ20を示した平面図であ
り、図5はルーフ収縮時のリヤルーフ22の上板32を省略
してルーフ20を示した平面図である。
出するように湾曲した底板23には中央部にチャンネル状
をしたセンタレール24が前後方向に指向して敷設され、
その左右に断面T字状のサイドレール25,25が平行に敷
設されている。センタレール24およびサイドレール25,
25は、アルミニウム製で、前後のクロスバー25a,25b
により互いに連結されている。
26と同モータ26により駆動されるケーブル駆動機構27が
配設され、ケーブル送り機構27から前後に延出したケー
ブル28,29がセンタレール24の前後端のガイド部材30,
31を介してセンタレール24のチャンネル内に延びてフロ
ントルーフ21の一部に結着される。
タ26の正転によりケーブル28を送り出すときはケーブル
29を引き込み、逆にケーブル駆動用モータ26の逆転によ
りケーブル28を引き込むときはケーブル29を送り出すよ
うに作動する。このケーブル送り機構27は自動車用パワ
ーウインドの機構を転用することができる。
間でフロントルーフ21を収納できる空間を存して覆い、
前方にフロントルーフ21が出入りする開口が形成されて
いる。
32と底板23との間の偏平空間に挿入できる若干湾曲した
矩形状の中空板部材33であり、前端にフロントフレーム
34が嵌着され、後端にスライドプレート36が接着されて
おり、フロントフレーム34の両端には先細に突出したガ
イド凸部35,35が突設されている。
が中空板部材33の後端部に接着され、後部が後方へはみ
出し、特に中央部が山状に突出し、該突出部36aの下面
にセンタスライダ37が取り付けられ、該山状の突出部36
aの左右裾部下面にそれぞれサイドスライダ38,38が取
り付けられている。
ング39と2個のポリアセタール樹脂製ピース40,40によ
りリヤルーフ22のセンタレール24を上下から挟んでセン
タスライダ37の上下方向の動きを規制して前後方向の滑
動を自在とするとともに、2対4個のボールベアリング
41によりセンタレール24の一方の垂直側片を前後で左右
から挟んでセンタスライダ37の上面視で回転方向の動き
を規制して前後方向の転動を自在としている。
アセタール樹脂製ピースでそれぞれリヤルーフ22の左右
のサイドレール25,25を上下から挟むとともに互いに左
右反対方向に接してサイドスライダ38,38の上下方向お
よび左右方向の動きを規制して前後方向の滑動を自在と
する。
ート36に設けられたセンタスライダ37、サイドスライダ
38,38により、リヤルーフ22のセンタレール24とサイド
レール25,25に案内されて前後に円滑に摺動する。
たケーブル28,29の端部は、センタレール24内でセンタ
スライダ37に結着されている。したがってケーブル駆動
用モータ26の正転・逆転駆動でケーブル送り機構27がケ
ーブル28,29を往復動すると、スライドプレート36を前
後方向に摺動させてスライドプレート36と一体のフロン
トルーフ21をリヤルーフ22から前方へ突出させたり、後
退してリヤルーフ22内に収納させたりすることができ
る。
ントルーフ21を収納させた状態を示しており、前後動す
るフロントルーフ21に力が作用するセンタスライダ37は
フロントルーフ21の後端のスライドプレート36に設けら
れているので、フロントルーフ21が作用部分を含めて全
体が完全にリヤルーフ22内に収納され、ルーフオープン
時の外観を良好に維持している。なお一部フロントフレ
ーム34の左右のガイド凸部35,35が若干突出している。
らフロントルーフ21が突出した状態を示しており、前端
のフロントフレーム34はフロントウインド17の後端面17
aに当接してフロントウインド17とルーフ20が連続した
滑らかな外表面をなす。
トウインド17の後端面17aに当接する際に、フロントフ
レーム34の左右のガイド凸部35,35がフロントウインド
17の後端面17aの左右にそれぞれ対応して形成されたガ
イド凹部17b,17bに嵌合して位置決めを行っている。
栄えを良くしている。なおフロントルーフ21の中空板部
材33およびリヤルーフ22の底板23,上板32等は樹脂製で
硬質感があり、外観を良好に保つのに寄与している。
してルーフ20を後部トランク16上に折り畳むことがで
き、このルーフ折畳機構について図6ないし図10に基
づき以下説明する。
16の上面開口部から延びるメインリンク51とサブリンク
52からなり、メインリンク51の前面中央に形成された溝
にサブリンク52が嵌るようにして両リンク51,52が略平
行に構成されている。
軸53,53により左右それぞれにメインリンクアッパーブ
ラケット54,54が枢着されており、同メインリンクアッ
パーブラケット54,54は、リヤルーフ22の後側のクロス
バー25bの取付座25c(図4、図5参照)に固着されて
いる。
突出しており、突起部52aの端部に円筒軸受52bが形成
されていて、この円筒軸受52bがリヤルーフ22の後側の
クロスバー25bの中央より前方へ突出したブラケット25
d(図4、図5参照)に枢軸55により枢着される。
に左右一対の支持基板60,60の上端部に回動自在に架設
された回動軸56に嵌着されている。支持基板60,60に
は、前端中央部に回動自在に架設された回動軸57にサブ
リンクロアブラケット58が嵌着されており、このサブリ
ンクロアブラケット58の上端部にサブリンク52の下端の
突出部52cが枢軸59により枢着されている。
回動軸56およびサブリンク52の先端枢軸55と基端枢軸59
との4軸が略平行四辺形を形成して、メインリンク51,
サブリンク52,リヤルーフ22,支持基板60,60を4辺と
する変則平行リンク機構が構成されている(図6参
照)。
む5つのリンクから構成されるが、サブリンクロアブラ
ケット58の動きが小さいため平行リンクに近い動作をす
る変則平行リンク機構をなす。
間には、回動軸56の下方に駆動軸61が回動自在に架設さ
れており、左側の支持基板60の内面に沿って駆動軸61と
回動軸56との間にギア伝動機構が形成されている。すな
わち駆動軸61に嵌着された駆動ギア62と回動軸56に嵌着
された被動ギア63との間に2つの伝動ギア64,65が介装
されている。
ギア62から直列に噛合する伝動ギア64,65を介して被動
ギア63が回動軸56とともに回動され、回動軸56の回動は
これと一体のメインリンク51を回動軸56を中心に揺動
し、支柱18を起立・倒伏することができる。
には、支持基板60に平行に2枚の支持板66、67が支持基
板60と一体に配設されており、両支持板66、67間に設け
られた減速機構68にルーフ折畳用モータ70の駆動が伝達
されるように同ルーフ折畳用モータ70が一体に支持され
て設けられている。
速ギア71,72,73,74が設けられ、ギア71が減速機構68
の出力軸に嵌着され、ギア71とギア72が噛合し、ギア72
と同軸のギア73とギア74が噛合して、同ギア74が前記駆
動軸61に嵌着されている。
より、減速機構68、減速ギア71,72,73,74を介して駆
動軸61が回動し、駆動軸61の回動が伝動ギア機構62,6
4,65,66を介して回動軸56が逆方向に同じ回転角だけ
回動し、支柱18が揺動する。ルーフ折畳用モータ70の正
転・逆転駆動により駆動軸61は略90度回動し、支柱18が
略90度揺動して起立・倒伏する。
より駆動軸61が回動されると、伝動ギア機構のギア列6
2,64,65,66を介して駆動力が支柱18の揺動に伝達さ
れるので、揺動途中におけるルーフ20を支持する支柱18
はガタなく保持されていて正確にかつ円滑に揺動させる
ことができる。
にある回動軸56を中心に揺動するのであって、サブリン
ク52は中央部を回動軸57により軸支されたサブリンクロ
アブラケット58の上端部に枢軸59により基端部が枢支さ
れていて、サブリンク52の基端部が可動する。
在に支持する回動軸57には下方に連結ブラケット75が一
体に突設されており(図8、図9参照)、一方駆動軸61
に突設された一対のブラケット61a,61a(図9参照)
に枢軸76を介して連結リンク77の一端が枢着され、この
連結リンク77の他端が枢軸78により前記連結ブラケット
75に連結されてリンク機構を構成している。
ケット61a,61aが回動すると、連結リンク77を介して
連結ブラケット75が回動軸57とともに回動され、回動軸
57の回動はサブリンクロアブラケット58を一体に回動
し、同サブリンクロアブラケット58の上端に枢軸59によ
り枢着されたサブリンク52の基端を可動する。
ローズ時の支柱18が起立した状態を示しており、メイン
リンク51,サブリンク52,支持基板60,60とともに変則
平行リンク機構を構成するリヤルーフ22は略水平姿勢に
ある。
駆動により、図10において駆動軸61が反時計方向に回
動すると、ギア伝達機構を介してメインリンク51が後方
へ揺動すると同時に、駆動軸61のブラケット61a,61a
が時計でいう約11時位置から反時計方向に回動して連結
リンク77を前方へ押していき、この連結リンク77の前進
で連結ブラケット75を介してサブリンクロアブラケット
58が回動軸57を中心に時計方向に回動し、サブリンク52
の基端(枢軸59)を後方へ移動させる。
61aが約9時位置に達したときに、メインリンク21が後
方へ約45度揺動し、同時に連結リンク77が最も前進し、
サブリンクロアブラケット58が回動してサブリンク52の
基端(枢軸59)が最も後方に揺動した位置に至り、平行
リンクの固定点である回動軸56との位置関係により図1
0に3点鎖線で示すようにリヤルーフ22が後方に揺動す
るとともに前方を開くように傾斜した状態となる。
ート部材15の上方空間を大きく開放するように傾斜して
いくので、ルーフ20が特に同乗者席15bに乗る同乗者の
頭位置と干渉することがない。
に駆動軸61が約45度反時計方向に回動すると、図10に
実線で示すようにメインリンク21は下方へ揺動して倒伏
し、駆動軸61のブラケット61a,61aが約9時位置から
45度程回動して約7時位置に至るので連結リンク77が後
退し、サブリンクロアブラケット58が回動軸57を中心に
反時計方向に回動し、サブリンク52の基端(枢軸59)が
前方へ移動して略元の位置に戻ることになる。
は、下方へ揺動しつつ水平姿勢に戻り、図10に実線で
示すように後部トランク16の上に近接して折り畳まれ、
ルーフオープン状態となる。
たどるためには、変則リンク機構によるサブリンク52の
基端の動きにメインリンク51の揺動のタイミングが適確
に合っている必要があり、そのため駆動軸61とメインリ
ンク51の基端の回動軸56の回転位相が精度良く一致して
いなければならないが、伝動ギア機構のギア列62,64,
65,66が両軸61,56間の動力伝達を行うことで、回転位
相精度を高く確保している。
柱18の基端部分は、支持基板60,60の上半分あたりが図
8に図示するようにカバー79により覆われている。カバ
ー79は、揺動するメインリンク51,サブリンク52,サブ
リンクロアブラケット58と干渉しないようにして形状を
面一化処理しており、図8に示すように支柱18が起立し
たときに1本の柱のように見え、後部トランク16から立
ち上がって外観が良好である。
指向した凹部16aが形成され、この凹部16aの一部が開
口して、支持基板60,60の上半分を覆ったカバー79がこ
の開口から上方へ突出し、支持基板60,60の下半分は後
部トランク16内に没している。
に支持されており、このルーフ昇降機構について図9お
よび図11に基づき説明する。
の支持基板60,60のうち左側の支持基板60にはその左方
に平行に配置された支持板81を連結棒82を介して一体に
設けられており、この支持板81の左側面に鉛直方向に指
向して蟻溝が形成された上下2個の直動ブロック83,83
が固着されている。
うにその右方の支持板66,67が一体に設けられており、
最も右側の支持板67の右側面に鉛直方向に指向して蟻溝
が形成された上下2個の直動ブロック84,84が固着され
ている。左右一対の直動ブロック83,84の各前面には鉛
直方向に指向したラック85,86が固着されている。
持板81,67の外側に、車体側フレームに固定された垂直
基板91,92が平行に配置されており、該垂直基板91,92
の内面に鉛直方向に指向して固着された直動レール93,
94が対応する各直動ブロック83,84に摺動自在に嵌合
し、左右の支持板81,67とともに図9に示すルーフ折畳
機構全体が鉛直方向に確実にかつ円滑に昇降するようガ
イドされる。
されたラック85,86は、左右対称に位置し、鉛直垂直基
板91,92の内面対称位置に取り付けられた同形状のピニ
オンギア95,96が対応するラック85,86に噛合してい
る。
ト97が回転自在に架設され、フォロワシャフト97の両端
に嵌着された同形状のギア98,99がそれぞれピニオンギ
ア95,96に噛合している。
に固着されたラック85を直接上下に昇降させる昇降機構
100が設けられており、昇降機構100は車体フレームに固
定される昇降用モータ101により駆動される。
機構100により左側のラック85が直接昇降されると、直
動ブロック83が直動レール93に案内されて左側の支持板
81が昇降し、同時にラック85の昇降はピニオンギア95を
介してフォロワシャフト97を回転させ、フォロワシャフ
ト97の回転は右側のピニオンギア96を介して右側のラッ
ク86を昇降し、直動ブロック84が直動レール94に案内さ
れて右側の支持板67が左側の支持板81と同調して昇降
し、よって左右の支持板81,67とともに前記ルーフ折畳
機構全体が左右の平行を保ちながら上下に昇降すること
ができる。
た状態(図10の実線で示す状態)で、ルーフ折畳機構
全体が下降すると、倒伏した支柱18が後部トランク16の
上面中央の前後方向に指向した凹部16aに嵌り、フロン
トルーフ21の収納されたリヤルーフ22が後部トランク16
の上面を近接して覆うことができる。
22に対しフロントルーフ21を摺動させるルーフ摺動機
構、ルーフ20を後部トランク16上に折り畳むルーフ折畳
機構およびルーフ20をルーフ折畳機構とともに昇降させ
るルーフ昇降機構を備えており、図示しない制御装置に
より上記3つの駆動機構が所定のタイミングで駆動を制
御されてルーフ20の開閉が実行される。
チ105が、ハンドルポスト12の左側側方のパネルに配設
されており(図1、図2参照)、同ルーフ開閉スイッチ
105は上側を押すとルーフ20を閉じシート15の上方にル
ーフ20を架設するように駆動され、ルーフ開閉スイッチ
105の下側を押すとルーフ20を開き後部トランク16上に
ルーフ20を折り畳むように駆動される。
たルーフクローズ状態からルーフ20が折り畳まれ後部ト
ランク16上所定高さに位置するルーフオープン状態に至
るまでの動作をまとめて図12ないし図15に従って説
明する。
で、起立した支柱18に水平に支持されたリヤルーフ22か
らフロントルーフ21が前方へ突出してフロントウインド
17に当接して一体に連結され、フロントウインド17とル
ーフ20が連続した滑らかな外表面をなしてシート15の上
方にルーフ20が架設されている。
されると、ルーフ20の折り畳みが開始される。まずケー
ブル駆動用モータ26が駆動されてルーフ摺動機構により
フロントルーフ21が後退して図13に示すようにリヤルー
フ22に収納される。
支柱18が後方に揺動し、変則平行リンク機構により図1
0に示すようにルーフ20が途中で前方を開放するように
傾斜する所定の移動軌跡をたどり折り畳まれる。
4に示す。この状態から昇降用モータ101が駆動されて
ルーフ折畳機構全体が下降し、図15に示すようにフロ
ントルーフ21の収納されたリヤルーフ22が後部トランク
16の上面を近接して覆いルーフオープン状態とする。
ルーフ21の収納されたリヤルーフ22は、後部トランク16
の上面を大きく覆うとともに後部トランク16より後方へ
延出しておりリヤスポイラーとして機能する。
ク16上に折り畳み位置させてリヤスポイラーとして機能
させるようにしているので、ルーフ折畳み状態における
ルーフをそれ程小さくする必要がなく、却ってある程度
の大きさが要求される。
るルーフを多分割に分割して収縮時のルーフの大きさを
小さくする必要がなく分割数を減らすことができ、ルー
フの分割数を減らすことで車両の外観性を向上させるこ
とができる。またシート上方に架設されるルーフ自体を
大型化することができ、防雨性を向上させることができ
る。
105の上側が押されると、ルーフ20の架設作業が開始さ
れ、前記とは逆の動作でルーフ20がシート15の上方に架
設される。
フ折畳機構およびルーフ昇降機構の3つの駆動機構は、
ルーフオープン時にはこの順で順次動作し、ルーフクロ
ーズ時には逆の順番に動作するが、動作タイミングは支
障が生じない範囲で互いに一部重なるように駆動制御さ
れ作業時間の短縮が図られている。
輪車のルーフクローズ時の全体側面図である。
面図である。
た平面図である。
省略した側面図である。
る。
ある。
を示す要部側面図である。
および同後面図である。
ーフオープン時の状態を示す要部側面図および同後面図
である。
部、4…中央傾斜部、5…車体後部、6…前輪、7…フ
ロントフォーク、8…後輪、9…リヤフォーク、10…ボ
ディカバー、11…フロントカバー、12…ハンドルポス
ト、13…ハンドルバー、15…シート部材、16…後部トラ
ンク、17…フロントウインド、18…支柱、20…ルーフ、
21…フロントルーフ、22…リヤルーフ、23…底板、24…
センタレール、25…サイドレール、26…ケーブル駆動用
モータ、27…ケーブル送り機構、28,29…ケーブル、3
0,31…ガイド部材、32…上板、33…中空板部材、34…
フロントフレーム、35…ガイド凸部、36…スライドプレ
ート、37…センタスライダ、38…サイドスライダ、39…
ボールベアリング、40…POM製ピース、41…ボールベ
アリング、51…メインリンク、52…サブリンク、53…ピ
ボット、54…メインリンクアッパーブラケット、55…枢
軸、56…回動軸、57…回動軸、58…サブリンクロアブラ
ケット、59…枢軸、60…支持基板、61…駆動軸、62…駆
動ギア、63…被動ギア、64,65…伝動ギア、66,67…支
持板、68…減速機構、70…ルーフ折畳用モータ、71,7
2,73,74…減速ギア、75…円筒軸受、76…枢軸、77…
連結リンク、78…枢軸、79…カバー81…支持板、82…連
結棒、83,84…直動ブロック、85,86…ラック、91,92
…垂直基板、93,94…直動レール、95,96…ピニオンギ
ア、97…フォロワシャフト、98,99…ギア、100…昇降
機構、101…昇降用モータ、105…ルーフ開閉スイッチ。
Claims (4)
- 【請求項1】 車体のシート上方をルーフで覆う構造の
小型車両において、 車体後部にトランクを設け、 前記ルーフが前後に伸縮自在の前後分割ルーフ部材から
なり、 前記ルーフが前後分割ルーフ部材を伸長した状態でシー
ト上方を覆い、 前記ルーフが前後分割ルーフ部材を収縮した状態で前記
トランクの上面を覆うことを特徴とする小型車両のルー
フ構造。 - 【請求項2】 前記ルーフは、前記車体後部の前記トラ
ンク内に配置される駆動機構により前記シート上方位置
と前記トランク上面位置とを移動することを特徴とする
請求項1記載の小型車両のルーフ構造。 - 【請求項3】 前記ルーフは、前記トランクから起立し
た支柱に支持されるとともに、同支柱は前記ルーフが収
縮した状態で同ルーフと平行に折り畳まれてトランク上
面に配置されることを特徴とする請求項1記載のルーフ
構造。 - 【請求項4】 前記支柱は、折り畳まれると前記トラン
ク上部の凹部内に収納されることを特徴とする請求項3
記載のルーフ構造。
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---|---|---|---|
JP2001309199A JP3832634B2 (ja) | 2001-10-04 | 2001-10-04 | 小型車両のルーフ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2001309199A JP3832634B2 (ja) | 2001-10-04 | 2001-10-04 | 小型車両のルーフ構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2003112676A true JP2003112676A (ja) | 2003-04-15 |
JP3832634B2 JP3832634B2 (ja) | 2006-10-11 |
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JP (1) | JP3832634B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014133724A (ja) * | 2013-01-11 | 2014-07-24 | Lion Corp | デオドラント組成物 |
-
2001
- 2001-10-04 JP JP2001309199A patent/JP3832634B2/ja not_active Expired - Fee Related
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