JP2003112588A - リヤバンパ - Google Patents

リヤバンパ

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JP2003112588A
JP2003112588A JP2001308858A JP2001308858A JP2003112588A JP 2003112588 A JP2003112588 A JP 2003112588A JP 2001308858 A JP2001308858 A JP 2001308858A JP 2001308858 A JP2001308858 A JP 2001308858A JP 2003112588 A JP2003112588 A JP 2003112588A
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arm
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JP2001308858A
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Yasushi Maeda
泰志 前田
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Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷受台昇降装置に取り付けられるリヤバンパ
において、車体や地面との干渉を防止する。 【解決手段】 荷受台18を昇降させる基部上アーム8
の先端部近傍の側面にブラケット30を設け、ここに、
側面から見た輪郭形状が車体後方側を上底とする台形の
リヤバンパ31を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、貨物自動車の後部
に装着され、荷物の積載や荷降ろしに用いられる荷受台
昇降装置に関し、特に、これに取り付けられるリヤバン
パに関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】車体後
方の床下に、アームの回動によって荷受台を昇降させる
荷受台昇降装置を取り付けた貨物自動車においては、当
該荷受台昇降装置の後端部にリヤバンパを取り付けてい
る。かかるリヤバンパとしては、側面から見た輪郭形状
が長方形のものが一般的に用いられている。この長方形
の高さ及び幅寸法は、強度確保のため一定以上の値が必
要であり、むやみにコンパクトな寸法にすることはでき
ない。上記のような従来のリヤバンパは、アームの回動
に伴って上下に回動したとき、荷受台の上昇端位置では
車体や荷箱底部と干渉しやすく、また、下降端位置では
地面と干渉しやすい。実際に干渉を引き起こすと、リヤ
バンパが損傷を受ける。 【0003】上記のような従来の問題点に鑑み、本発明
は、荷受台昇降装置に取り付けられるリヤバンパにおい
て、車体や地面との干渉を防止することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明のリヤバンパは、
アームの回動によって荷受台を昇降させる荷受台昇降装
置における前記アームに取り付けられるリヤバンパであ
って、台形の互いに平行な一組の対辺のうち短い方を上
底、長い方を下底とするとき、荷受台昇降時の昇降中間
位置における車体の側面から見た輪郭形状が、車体後方
側の辺を上底とし、かつ、他の一組の対辺は車体上方側
の辺が車体後方へ下り傾斜し、車体下方側の辺が車体後
方へ上り傾斜した台形であることを特徴とする。このよ
うなリヤバンパにおいては、アームの回動によってリヤ
バンパが下方傾斜したとき、車体下方側の辺が地面に沿
った状態となり、地面との局部的接近を防止する。ま
た、アームの回動によってリヤバンパが上方傾斜したと
き、車体上方側の辺が車体の対向部分に沿った状態とな
り、当該対向部分との局部的接近を防止する。 【0005】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
リヤバンパを取り付けた荷受台昇降装置について図面を
参照して説明する。図1及び図2はそれぞれ、貨物自動
車の車体101の後部における荷箱102の下方に取り
付けた荷受台昇降装置1を示す背面図及び側面図であ
る。図2において、後輪103より後方の、シャーシ1
04の両側面の各々には、ブラケット2Aが取り付けら
れ、これに支持部材2Bが取り付けられている。荷受台
昇降装置1は、この支持部材2Bに取り付けられてい
る。図2に示す荷受台昇降装置1は、車体101の下部
に格納された走行時の状態である。そして、使用時に
は、図2の状態から、図3、図4、図5の順に示すよう
に車体101の後方に引き出されて展開される。 【0006】次に、上記荷受台昇降装置1の各部の構造
について、展開中の状態の図4を参照して説明する。当
該荷受台昇降装置1は、基本的に基部アーム(基部下ア
ーム4,基部上アーム8)と先端部アーム(先端部下ア
ーム13,先端部上アーム16)とを備えた2段アーム
構造を有している。図4において、基部下アーム4は、
左端部に設けられたピン5を支点としてこれを中心に所
定範囲で回動可能であり、このピン5は、支持部材2B
に支持されている。基部下アーム4の右端部は、作用点
としてのピン6を介して基部連結部材7と接続されてい
る。一方、基部上アーム8は、左端部に設けられたピン
9を支点としてこれを中心に所定範囲で回動可能であ
り、このピン9は、支持部材2Bに支持されている。基
部上アーム8の右端部は、作用点としてのピン10を介
して基部連結部材7と接続されている。ここで、上記ピ
ン9及び5を上下一対の支点A及びBとし、ピン10及
び6を支点A及びBにそれぞれ対応する作用点C及びD
とすると、上記基部下アーム4、基部連結部材7及び基
部上アーム8は、A,B,C及びDを4頂点とし、辺CD
は辺ABより長く、かつ、辺BDは辺ACより長い不等
辺四角形からなる基部リンク機構を構成している。 【0007】上記基部上アーム8には、駆動装置として
の油圧シリンダ(図示せず。)が接続されており、油圧
の供給により基部上アーム8が回動すると、基部下アー
ム4もこれに従って回動する。基部上アーム8は、車体
幅方向に並べた同じ形の2枚の鋼材を、チャンネル材1
1により相互に固定してなるものである。このチャンネ
ル材11は、基部上アーム8の補強の役目をする他、先
端部上アーム16に対する回動規制をも行う。すなわ
ち、図2の格納状態において、先端部上アーム16の先
部(ピン17側)がチャンネル材11の上面に当接し
て、先端部上アーム16がそれ以上反時計回り方向に回
動することを規制している。 【0008】基部上アーム8の先端部の車幅方向外側に
は、ブラケット30が溶接されており、これに、リヤバ
ンパ31が取り付けられている。車両の走行中には、リ
ヤバンパ31は、図2に示すように、本来のバンパ取付
位置にある。リヤバンパ31を、その側面から見た輪郭
形状は台形であり、車幅方向に一定の長さを有している
(図1参照)。ここで、台形の互いに平行な一組の対辺
のうち短い方を上底、長い方を下底とするとき、車体後
方側が上底となっているとともに、他の一組の対辺は車
体上方側の辺が車体後方へ下り傾斜し、車体下方側の辺
が車体後方へ上り傾斜している。このようなリヤバンパ
31の姿勢は、荷受台昇降時(図5参照)の昇降中間位
置における姿勢とほぼ同じである。 【0009】次に、図4において先端部下アーム13
は、ピン6によって基部下アーム4に軸着され、図示の
位置から反時計回り方向に所定範囲で回動可能に取り付
けられている。先端部下アーム13の右端部は、作用点
としてのピン14を介して先端部連結部材15と接続さ
れている。また、L字状の先端部上アーム16は、ピン
10によって基部上アーム8に軸着され、所定範囲で反
時計回り方向に回動可能であり、逆に、図示の位置から
時計回り方向には回り止めを施されている。先端部上ア
ーム16の右端部は、作用点としてのピン17を介して
先端部連結部材15と接続されている。ここで、ピン1
7及び14をそれぞれ作用点E及びFとすると、上記先
端部下アーム13、先端部連結部材15及び先端部上ア
ーム16は、C,D,E及びFを4頂点とする平行四辺形
からなる先端部リンク機構を構成している。 【0010】上記基部リンク機構(ABCD)、先端部
リンク機構(CDEF)及び、先端部リンク機構によっ
て支持される荷受台18は、図5における実線の位置が
下降端であり、二点鎖線に示す位置が上昇端である。ま
た、先端部リンク機構(CDEF)は、基部リンク機構
(ABCD)に対して反時計回り方向に回動することに
より、図3及び図2に示すように折り畳み可能である。 【0011】一方、図5において、荷受台18も折り畳
み可能な構造であり、メインプレート19と、サブプレ
ート20とによって構成されている。サブプレート20
は、メインプレート19に対して図示の位置から反時計
回り方向に回動可能である(図4参照)。メインプレー
ト19は、ピン17を支持点として図示の位置から反時
計回り方向に回動可能に取り付けられている。また、メ
インプレート19に取り付けられたストッパ21は、先
端部連結部材15の右端面に当接している。メインプレ
ート19の左端から突設されたガイド板22は、荷物を
積み降ろしする際に荷箱102の床面と荷受台18との
隙間を埋める役目をする。ガイドローラ23は、荷受台
昇降装置1の格納時に荷受台18と係合して、これを案
内する。このガイドローラ23は、支持部材2Bに固定
されたガイドローラ支持部材24によって回転自在に支
持されている。 【0012】次に、荷受台18の昇降メカニズムについ
て説明する。図6は、荷受台18と、これを昇降させる
基部リンク機構及び先端部リンク機構からなるアーム構
造とを原理的に示した側面図であり、各部の符号は図2
〜図5と共通である。基部リンク機構は、不等辺四角形
ABCDによって表され、A及びBは固定点、C及びD
は可動点である。また、先端部リンク機構は平行四辺形
CDEFによって表され、各頂点C,D,E,Fがすべ
て可動点である。基部下アーム4及び基部上アーム8が
図示の範囲で回動すると、その回動端側に接続され、か
つ、基部上アーム8に対して時計回り方向への回り止め
を施されている先端部上アーム16が一体的に回動し、
これに追随して先端部下アーム13も回動する。辺CD
と辺EFとは常に互いに平行であり、辺EFに対して荷
受台18は常に一定の姿勢を維持している。従って、辺
CDの傾きにより荷受台18の傾きが決まる。逆に、辺
CDの傾きが一定である限り、荷受台18の姿勢は一定
であり、常に横向きである。例えば、図3に示す状態の
荷受台18は、サブプレート20が折り畳まれている点
では図5に示す状態とは異なるが、辺CDの傾きに関し
ては不変である。従って、荷受台18の姿勢(メインプ
レート19の傾斜)は、図3に示す状態と図5の実線に
示す状態との範囲で、全く同一である。 【0013】また、図6に示すように、上記先端部リン
ク機構(CDEF)は、基部上アーム8の上昇端におい
ては基部上アーム8の傾斜角度より急な傾斜角度となっ
て、辺CDに対して辺EF及び荷受台18をより一層押
し上げる役目を果たしている。従って、基部リンク機構
(ABCD)の回動範囲を抑制しつつ、荷受台18を所
定の高さに押し上げることができる。また、荷受台上昇
端において、基部アーム等と荷箱102との干渉を避け
ることができる。逆に、基部上アーム8の下降端におい
ては、先端部リンク機構は、基部上アーム8の傾斜角度
より緩い傾斜角度となって、辺CDに対して辺EF及び
荷受台18の下降を抑制する役目を果たしている。 【0014】本実施形態における上記基部リンク機構
(ABCD)の辺AB,CD,AC及びBDの長さの関係
は、AB<CDかつAC<BDとなるように構成されて
いる。このような対向する2辺の大小関係は、それぞれ
リンク動作に影響を及ぼす。図7は、図6に示した実際
の配置とは別に、一般に不等辺四角形のリンク機構にお
ける辺AB,CDの大小関係がリンク動作にどのように
影響するかを示す図である。(a)は、AC=BDとし
てAB<CDとした場合のリンク動作を示し、(b)
は、逆にAB>CDとした場合のリンク動作を示してい
る。 【0015】(a)において、実線で示す状態では、辺
AB及びCDが共に垂直であるが、リンク機構の回動側
が上昇することにより、辺CDは二点鎖線に示すように
左方に傾斜する。また、リンク機構の回動側が下降する
ことにより、辺CDは右方に傾斜する。一方、(b)に
おいて、実線で示す状態では、辺AB及びCDが共に垂
直であるが、リンク機構の回動側が上昇することによ
り、辺CDは二点鎖線に示すように右方に傾斜する。ま
た、リンク機構の回動側が下降することにより、辺CD
は左方に傾斜する。すなわち、(a)と(b)とでは、
リンク機構の回動に伴う辺CDの傾斜方向が逆の関係に
なる。また、(a)においてさらに、AC>BDとする
と、上昇時及び下降時における辺CDの垂直に対する傾
斜角度が減少する。逆に、AC<BDとすると、上昇時
及び下降時における辺CDの垂直に対する傾斜角度が増
大する。(b)においてさらに、AC>BDとすると、
上昇時及び下降時における辺CDの垂直に対する傾斜角
度が増大する。逆にAC<BDとすると、上昇時及び下
降時における辺CDの垂直に対する傾斜角度が減少す
る。 【0016】以上のことから、ABとCDとの大小関係
(等しい場合も含む。)を基にして、これに必要により
さらにACとBDとの大小関係(等しい場合も含む。)
を加味した不等辺四角形のリンク機構を構成することに
より、リンクの回動に伴って生じる辺ABに対する辺C
Dの傾きを所望の程度に調節することができる。本実施
形態では、前述のようにAB<CDかつAC<BDの関
係を採用している。 【0017】図6に戻り、基部リンク機構(ABCD)
の上昇端では、辺CD及び辺EFは左方すなわち鉛直線
より荷受台18の格納側に傾斜している。この状態にお
いて、荷受台18はほぼ水平に支持されている。そし
て、この状態から基部リンク機構が下降動作すると、辺
CD及び辺EFは緩やかに傾動する。そして、下降端で
は辺CD及び辺EFの傾斜角度が、上昇端のときより小
さくなり、荷受台18はチルトした状態にある。但し、
辺CD及び辺EFは下降端においても依然として鉛直線
より格納側に傾斜している。このようにして、荷受台1
8のチルト動作は昇降動作と別に行われるのではなく、
昇降動作と一体的に行われる。従って、チルト動作のた
めの専用の構造が不要であり、構造が簡素である。ま
た、このチルト動作は極めて滑らかに行われ、衝撃を伴
わない。従って、荷物の転倒や落下を防止することがで
きる。逆に、下降端から上昇端へ移動する場合にも同様
に、荷受台18はチルト状態から極めて滑らかにその姿
勢を水平に変える。 【0018】次に、上記アーム構造についてさらに詳細
に説明する。図8は、アーム構造(車体後方から見て左
方側の例)の分解斜視図である。図において、基部上ア
ーム8は前述のように2枚板からなり、その2枚板の端
部間に、1枚板からなる先端部上アーム16が接続され
ている。一方、先端部下アーム13は2枚板からなり、
その2枚板の端部間で、1枚板からなる基部下アーム4
(但し、両端にはパイプ状の部材が溶接されている。)
との接続がなされている。また、前述のように、基部連
結部材7によって前述のC−D間が連結され、先端部連
結部材15によってE−F間が連結されている。すなわ
ち、上アーム(基部上アーム8及び先端部上アーム1
6)及び下アーム(基部下アーム4及び先端部下アーム
13)が共に、2枚板のアームと1枚板のアームとを接
続した構造になっている。 【0019】リヤバンパ31は、前述のように、基部上
アーム8に溶接されたブラケット30に取り付けられて
いる。図9は、図2に示す位置にあるブラケット30及
びリヤバンパ31を、真上から見た図である。図10
は、リヤバンパ31の詳細図であり、(a)は側面図、
(b)は平面図、(c)は背面図である。リヤバンパ3
1は、側断面形状がコの字に似た台形(下底なし)に折
り曲げられたバンパ本体部311と、台形の蓋状に加工
された側面カバー312と、バンパ本体部311の内面
に溶接され、取付用の孔313aを有する取付部313
とを備えている。側面カバー312は、クリップ314
により、バンパ本体部311の側面曲げ部311aに固
定されている。(a)に示すように、リヤバンパ31の
側面形状は、互いに平行な一組の対辺を構成する上底3
1a及びこれより長い下底31b、並びに、他の一組の
対辺を構成する辺31c、及び、辺31dを有する台形
である。 【0020】以上のように構成された荷受台昇降装置1
における一連の通常動作(引出しから昇降及び格納)に
ついて、図2〜図5を参照して説明する。まず、車両を
停止してパーキングブレーキを引いた後、図2に示す状
態から油圧シリンダを駆動して基部上アーム8及び基部
下アーム4を時計回り方向に下降端まで回動させる。こ
れに伴い、荷受台18がガイドローラ23に押しのけら
れるようにして、先端部下アーム13及び先端部上アー
ム16はそれぞれピン6及びピン10を中心に時計回り
方向へ少し開き、図3に示す状態に至る。このときリヤ
バンパ31は下方傾斜しているが、台形の辺31dは地
面に沿ってほぼ平行な状態となる。従って、辺31dと
地面との間にほぼ一定の距離が確保され、局部的な接近
が防止される。また、辺31dは、基部下アーム4の先
端下部とほとんど同じ高さにあり、下方に突出していな
い。従って、リヤバンパ31と地面との干渉を防止する
ことができる。また、地面に起伏や突起等があっても、
地面とリヤバンパ31との干渉の可能性は非常に低くな
る。 【0021】次に、折り畳まれた状態の荷受台18を操
作者が手で後方に引き出す。これにより、先端部下アー
ム13及び先端部上アーム16がそれぞれピン6及びピ
ン10を中心に時計回り方向に回動する。この回動中、
各ピン10,6,17,14によって構成される平行四
辺形CDEFは形を変えながらも、辺CDと辺EFとは
互いに平行の関係を維持する。従って、荷受台18は一
定の姿勢を維持しながら降下し、図4に示すように床面
近くに達する。その後、操作者が手で荷受台18のサブ
プレート20を起こして回動させ、図5に示すように展
開する。 【0022】荷物を降ろす場合は、ここで、油圧シリン
ダを駆動して基部上アーム8及び基部下アーム4を反時
計回り方向に回動させる。これに従って、先端部上アー
ム16及び先端部下アーム13も回動し、荷受台18が
上昇する。この上昇中において、基部リンク機構(AB
CD)の辺CDが、辺ABに対して徐々に傾動すること
により、先端部リンク機構(CDEF)の辺EFも同様
に傾動し、荷受台18は、チルト状態から緩やかに水平
になる。こうして、荷受台18と荷箱102の床面とが
一致する図5の二点鎖線に示す上昇端まで、荷受台18
が上昇する。このとき、リヤバンパ31は上方傾斜して
いるが、台形の辺31cが、車体101の近接する対向
部分101aに沿ってほぼ平行な状態となる。従って、
当該部分101aとリヤバンパ31との間にほぼ一定の
距離が確保され、局部的な接近は防止される。こうし
て、リヤバンパ31と車体101や荷箱102底部との
干渉を防止することができる。 【0023】続いて、操作者が荷物を荷箱102から荷
受台18に移載する。移載後、油圧シリンダを駆動して
基部上アーム8および基部下アーム4を時計回り方向に
回動させる。これに従って、先端部上アーム16及び先
端部下アーム13も回動し、荷受台18が下降する。こ
の下降中において、基部リンク機構の辺CDが、辺AB
に対して徐々に傾動することにより、辺EFも同様に傾
動し、荷受台18は、略水平状態から緩やかにチルト状
態に移行して下降端に達する。従って、荷物には衝撃が
加わらず、荷物の転倒や落下を防止することができる。
荷物を荷箱102に積み込む場合は、上述の動作が逆の
順序で行われる。 【0024】次に、荷受台昇降装置1を格納する場合
は、図5の実線に示す状態から、操作者がサブプレート
20を折り畳み、図4に示す状態とした後、折り畳まれ
た荷受台18を持ち上げ、図3に示す状態に戻す。ここ
で、油圧シリンダを駆動し、基部上アーム8及び基部下
アーム4を反時計回り方向に回動させる。これにより、
荷受台18は、図2に示す状態となり、車体101の下
部に格納される。 【0025】なお、上記実施形態では、リヤバンパ31
を基部上アーム8に取り付けたが、必要に応じて、基部
下アーム4に取り付けることもできる。また、同様なリ
ヤバンパ31を先端部アーム(13又は16)の基端側
(基部アーム側)に取り付けることも可能である。その
場合には、荷受台昇降時(図5)にリヤバンパ31を側
面から見た輪郭形状は図5と同様であるが、格納時(図
2)には、台形の上底が車体前方側を向き、下底が車体
後方側を向いた姿勢となる。 【0026】 【発明の効果】以上のように構成された本発明のリヤバ
ンパによれば、アームの回動によってリヤバンパが下方
傾斜したとき、車体下方側の辺が地面に沿った状態とな
り、地面との局部的接近を防止するので、リヤバンパと
地面との干渉を防止することができる。また、アームの
回動によってリヤバンパが上方傾斜したとき、車体上方
側の辺が車体の対向部分に沿った状態となり、当該対向
部分との局部的接近を防止するので、リヤバンパと車体
や荷箱底部との干渉を防止することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態によるアーム構造を含む荷
受台昇降装置が、貨物自動車の車体後部における荷箱の
下方に取り付けられた状態の背面図である。 【図2】上記荷受台昇降装置の側面図であり、車体に格
納された状態を示している。 【図3】上記荷受台昇降装置の側面図であり、展開又は
格納途中の状態を示している。 【図4】上記荷受台昇降装置の側面図であり、先端部リ
ンク機構が基部リンク機構に対して展開され、荷受台が
折り畳まれている状態を示している。 【図5】上記荷受台昇降装置の側面図であり、先端部リ
ンク機構及び荷受台が展開され、昇降する状態を示して
いる。 【図6】上記荷受台昇降装置における荷受台と、これを
昇降させる基部リンク機構及び先端部リンク機構からな
るアーム構造とを原理的に示した側面図である。 【図7】一般に不等辺四角形のリンク機構における辺A
B,CDの大小関係がリンク動作にどのように影響する
かを示す図である。 【図8】図2〜図6に示すアーム構造(車体後方から見
て左方側の例)の分解斜視図である。 【図9】図2に示す位置にあるブラケット及びリヤバン
パを、真上から見た図である。 【図10】上記リヤバンパの詳細図であり、(a)は側
面図、(b)は平面図、(c)は背面図である。 【符号の説明】 1 荷受台昇降装置 4 基部下アーム 8 基部上アーム 18 荷受台 31 リヤバンパ 101 車体

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】アームの回動によって荷受台を昇降させる
    荷受台昇降装置における前記アームに取り付けられるリ
    ヤバンパであって、台形の互いに平行な一組の対辺のう
    ち短い方を上底、長い方を下底とするとき、 荷受台昇降時の昇降中間位置における車体の側面から見
    た輪郭形状が、車体後方側の辺を上底とし、かつ、他の
    一組の対辺は車体上方側の辺が車体後方へ下り傾斜し、
    車体下方側の辺が車体後方へ上り傾斜した台形であるこ
    とを特徴とするリヤバンパ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102021110163A1 (de) 2021-04-21 2022-10-27 Fahrzeugbau Kempf Gmbh Hinterer Unterfahrschutz mit klappbaren Stangenträgern

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