JP2003112415A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2003112415A
JP2003112415A JP2001311264A JP2001311264A JP2003112415A JP 2003112415 A JP2003112415 A JP 2003112415A JP 2001311264 A JP2001311264 A JP 2001311264A JP 2001311264 A JP2001311264 A JP 2001311264A JP 2003112415 A JP2003112415 A JP 2003112415A
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JP
Japan
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ink
recording
absorbing sheet
moisture absorbing
recording medium
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001311264A
Other languages
English (en)
Inventor
Sohei Shibazaki
宗平 芝崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被記録材に向かってインクを吐出することに
より画像を形成するインクジェット記録装置において、
乾燥効率が高く乾燥速度を上げ、装置の大型化を防ぐ。 【解決手段】 被記録材(10)の搬送手段(14、1
6、18、20)と、被記録材(10)にインクを吐出
して画像を形成するインクジェットヘッド(10)と、
インクジェットヘッド(24)より被記録材(10)の
搬送方向下流側に設けられ被記録材(10)の記録面に
転接する吸湿シート(28)と、この吸湿シート(2
8)を加熱するヒータ(30)と、を備える。吸湿シー
ト(28)は無端ベルト状とし、ヒータ(30)はこの
吸湿シート(28)を被記録材の反対側である背後から
押圧する熱ロールとしてよい。ヒータ(30)は熱ロー
ルとし、吸湿シート(28)はこの熱ロールの外周表面
に巻付けたりして保持したものであってもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被記録材に向か
ってインクを吐出することにより画像を形成するインク
ジェット記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式においては、イ
ンク塗布直後の未乾燥インクは、用紙ににじんで画質を
悪くしたり、用紙のカール、用紙の波打ちしわなどを発
生させる原因となる。また未乾燥インクが搬送ローラに
接触すると記録面が汚れるという問題も生じる。
【0003】このような問題を防ぐためには、被記録材
の表面(記録面)に微細シリカやインク吸収剤をコーテ
ィングしたり、インクの乾燥時間を短縮することが必要
になる。乾燥時間を短縮するために、従来より熱定着ロ
ールをインク塗布面(記録面)に直接圧接させる方法が
提案されている(例えば特許第2860123号)。
【0004】またインクを塗布した被記録材を板状ヒー
タの間に通して乾燥させる方法(特許第3183115
号参照)や、記録面に対して風圧を与える風圧発生手段
を設ける方法(特開平6−270412号)などが提案
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】熱定着ロールを記録面
に直接圧接させる方法は、熱定着ロールと記録面とが原
理的には線接触であるため、記録面の加熱効率が悪く、
乾燥効率が悪くなる。このため乾燥速度を上げるのが困
難である。
【0006】板状ヒータの間に被記録材を通す方法で
は、乾燥に要する被記録材の搬送距離すなわち乾燥距離
が長くなる。また風圧を記録面に与える方法では、適当
な搬送距離の間で風圧を与え続けることが必要になるた
め、同様に乾燥距離が長くなる。このため装置が大型化
するという問題がある。
【0007】この発明はこのような事情に鑑みなされた
ものであり、乾燥効率が高く乾燥速度を上げることがで
き、また装置の大型化を招くことなくインクを速やかに
乾燥させることができるインクジェット記録装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【発明の構成】この発明によればこの目的は、被記録材
に向かってインクを吐出することにより画像を形成する
インクジェット記録装置において、前記被記録材の搬送
手段と、前記被記録材にインクを吐出して画像を形成す
るインクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッド
より被記録材の搬送方向下流側に設けられ被記録材の記
録面に転接する吸湿シートと、この吸湿シートを加熱す
るヒータと、を備えることを特徴とするインクジェット
記録装置、により達成される。
【0009】吸湿シートは無端ベルト状とし、ヒータは
この吸湿シートを被記録材の反対側である背後から押圧
する熱ロールとすれば、吸湿シートは被記録材に押圧さ
れてインクやその溶媒を吸収し、被記録材から離れてい
る間に乾燥する動作を繰り返す。ヒータは熱ロールと
し、吸湿シートはこの熱ロールの外周表面に巻付けたり
して保持したものであってもよい。
【0010】吸湿シートは、少なくとも表面をインク吸
取紙などの紙や不織布としたものが好適である。被記録
材はベース紙の少なくとも片面にインク吸収層を形成し
たものとし、吸湿シートは主としてインクの溶媒を吸収
するものとするのが望ましい。
【0011】
【作用】被記録材にはインクジェットヘッドでインクが
塗布され、そのインク塗布面(記録面)には吸湿シート
が転接される。この吸湿シートはヒータで加熱されてい
るので、この吸湿シートに接触した未乾燥インクは吸湿
シートに速やかに吸収される。
【0012】この時吸湿シートは主としてインクの溶媒
を吸収し、インク色素は被記録材側に残すものが望まし
い。例えば被記録材の片面にインク吸収層を塗布し、こ
のインク吸収層に主としてインクの色素を吸着するもの
が望ましい。
【0013】吸湿シートは被記録材からインクあるいは
その溶媒を吸収して被記録材から離れる。この間に吸湿
シートはヒータの予熱などによって十分に乾燥する。従
って乾燥した吸湿シートが再び被記録材の記録面に転接
する時には、効率良くインクやその溶媒を吸収し速やか
に乾燥させることができる。
【0014】
【実施態様】図1はこの発明の一実施態様の概要を示す
側面図、図2はその処理工程図である。図1において符
号10は被記録材となる記録紙であり、紙管状に巻いた
記録紙ロール12から供給される。
【0015】この記録紙10は図2の(A)に示すよう
に、ベース紙10aの片面にインク吸収層10bを形成
したものである。記録紙10およびロール12は、例え
ば写真フィルムのプリントサイズに基づいて、152mm
幅のものとする。
【0016】記録紙10は、そのインク吸収層10bを
上にして搬送手段となる搬送ローラ14、16および1
8、20に挟まれて一定方向(図1上で左方向、副走査
方向)へ搬送される。ここに搬送ローラ14〜20の全
てまたは一部は搬送モータ22により駆動される。また
最後の搬送ローラ20は外周面に針を突出させた針車と
なっていて、後記するインクジェットヘッド24により
塗布された未乾燥インクにより記録面を汚さないように
している。
【0017】24はインクジェットヘッドであり、搬送
ローラ16と針車20の間で記録紙10の上面に対向す
る。このヘッド24は記録紙10の幅方向(主走査方
向)に往復動可能である。
【0018】26はプラテンであり、搬送ローラ14、
18の間で記録紙10の下面を支持する。記録紙10は
このプラテン26の上面に接触しながら移動し、この記
録紙10とヘッド24との間隔が一定に保たれる。
【0019】28は無端ベルト状(エンドレスベルト
状)の吸湿シートとしての吸湿ベルトであり、搬送ロー
ラ(針車)20の搬送方向下流側に位置するロール3
0、32に巻掛けられている。一方のロール30はこの
吸湿ベルト28と記録紙10とを重ねてロール34との
間に挟持する。またこのロール30はヒータを内蔵し、
吸湿ベルト28を記録紙10の反対側すなわち背後から
加熱する熱ロールとなっている。
【0020】吸湿ベルト28の少なくとも外表面は、イ
ンクを吸収し易い材質で作られる。例えばインク吸取紙
のような紙や不織布で作られる。またこの吸湿ベルト2
8は、インクの溶媒を主として吸収するものが望まし
い。
【0021】36はカッタであり、搬送方向下流側にお
いて記録紙10を所定位置で切断する。このカッタ36
で所定の寸法に切断された記録紙10Aは、排紙トレイ
38に集められる。
【0022】40は記録制御部であり、この装置全体の
各部を制御して記録紙10に画像を記録させる。すなわ
ち画像データが入力されると、搬送モータ22を始動し
て記録紙10を搬送開始する。まずカッタ36でカット
した記録紙10の先端を戻すように記録紙10を逆送
し、記録紙10の記録開始位置をインクジェットヘッド
24に位置合わせする。
【0023】画像の記録位置がヘッド24のインクノズ
ルの前に来ると記録紙10の搬送を一時停止する一方、
ヘッド24を主走査方向に移動させて副走査方向に一定
幅の画像を主走査方向に記録する。
【0024】ヘッド24の往復動によって所定幅の画像
記録が終わると、記録紙10が所定量だけ副走査方向に
送られ、ヘッド24が再び往復して画像記録を行う。こ
のようにして画像が記録される(図2の(B)参照)。
ヘッド24から吐出されるインク42は色素42を溶媒
42bに均一に溶かした液であり、記録紙10のインク
吸収層10bに吸収される。
【0025】記録紙10が吸湿ベルト28の下に来る
と、記録紙10はそのインク吸収層10bの面に吸湿ベ
ルト28が重なって熱ロール30とロール34の間に挟
まれる。記録制御部40は、熱ロール30を予め加熱し
ておくから、記録紙10のインク吸収層10bに吸収さ
れたインク42は吸湿ロール28に吸収される。
【0026】この時吸湿ベルト28は、インク42の溶
媒を42bを主として吸収するように、インク吸収層1
0bやインク42や吸湿ベルト28の材質などを設定し
ておけば、色素42aはインク吸収層10bに残ること
になる。このため記録紙10の画像が薄くなったり画質
が悪くなるのを防ぐことができる。
【0027】記録紙10の1ページの終端がカッタ36
の位置に来ると、記録制御部40は記録紙10をカット
する。カットされた1ページ分の記録紙10Aはトレー
38に集められる。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、インクジェッ
トヘッドで画像を形成した被記録材のインク塗布面にヒ
ータで加熱した吸湿シートを転接させるので、インクを
速やかに乾燥させることができる。ここに吸湿シートは
ヒータで加熱されているから未乾燥のインクあるいはそ
の溶媒を速やかに吸収することができるので、乾燥効率
が高くなり、乾燥速度を上げることができる。
【0029】このため被記録材の短い搬送距離内でイン
クの乾燥を完了させることができることになり、装置全
体の大型化を招くこともない。また高速で乾燥できるの
で、消費電力を減らすことも可能になる。
【0030】吸湿シートは無端ベルト状にして循環させ
るようにすれば、装置の小型化に適する(請求項2)。
吸湿シートは熱ロールの表面に保持したものであっても
よい(請求項3)。吸湿シートは少なくとも表面がイン
クや溶媒を吸収し易い材料、例えばインク吸取紙などの
紙や不織布とするのがよい(請求項3)。
【0031】被記録材はベース紙の少なくとも片面をイ
ンク吸収層としてインクを吸収し易くする一方、吸湿シ
ートはこのインク吸収層に吸収されたインクの主として
溶媒を吸収するものとするのが望ましい(請求項5)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様の概念を示す側面図
【図2】その処理工程図
【符号の説明】
10、10A 記録紙(被記録材) 14、16、18、20 搬送ローラ(搬送手段) 24 インクジェットヘッド 28 吸湿ベルト(吸湿シート) 30 熱ロール(ヒータ) 36 カッタ 40 記録制御部 42 インク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被記録材に向かってインクを吐出するこ
    とにより画像を形成するインクジェット記録装置におい
    て、 前記被記録材の搬送手段と、前記被記録材にインクを吐
    出して画像を形成するインクジェットヘッドと、前記イ
    ンクジェットヘッドより被記録材の搬送方向下流側に設
    けられ被記録材の記録面に転接する吸湿シートと、この
    吸湿シートを加熱するヒータと、を備えることを特徴と
    するインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 吸湿シートは無端ベルト状であり、ヒー
    タは被記録材に接触する吸湿シートを背後から押圧する
    熱ロールである請求項1のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 ヒータは熱ロールで形成され、吸湿シー
    トはこの熱ロールの表面に保持されている請求項1のイ
    ンクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 吸湿シートは少なくとも表面が紙、不織
    布のいずれかである請求項1または2または3のインク
    ジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 被記録材はベース紙の少なくとも片面に
    インク吸収層が形成され、吸湿シートはこのインク吸収
    層に吸収されたインクの主として溶媒を吸収する請求項
    1〜4のいずれかのインクジェット記録装置。
JP2001311264A 2001-10-09 2001-10-09 インクジェット記録装置 Pending JP2003112415A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113183629A (zh) * 2020-01-29 2021-07-30 精工爱普生株式会社 记录装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113183629A (zh) * 2020-01-29 2021-07-30 精工爱普生株式会社 记录装置
CN113183629B (zh) * 2020-01-29 2024-03-19 精工爱普生株式会社 记录装置

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