JP2003112366A - 管路用塩化ビニル系樹脂ライナー材の製造方法 - Google Patents

管路用塩化ビニル系樹脂ライナー材の製造方法

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JP2003112366A JP2001310187A JP2001310187A JP2003112366A JP 2003112366 A JP2003112366 A JP 2003112366A JP 2001310187 A JP2001310187 A JP 2001310187A JP 2001310187 A JP2001310187 A JP 2001310187A JP 2003112366 A JP2003112366 A JP 2003112366A
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Tsukasa Uemichi
司 上道
Kazuhiro Morita
和弘 森田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】押出原管を形状記憶性能を有する状態でその断
面径が小さくなるように2以上の箇所を折り込むことに
より縮小変形したライナー材について、折込み部を設け
たことによる変形状態を維持すると共に、折込み部の管
内面に亀裂等の障害が生じることのない管路用塩化ビニ
ル系樹脂ライナー材を得ることができる製造方法を提供
することである。 【解決手段】押出成形機により成形される押出原管Aに
形状記憶性能を有する状態で2箇所以上の折込み部を設
けてその断面径が小さくなるように縮小変形した塩化ビ
ニル系樹脂ライナー材C、Dの製造方法であって、前記
押出原管Aに2箇所以上の折込み部を形成して押出原管
を変形管Bに変形した後、その変形管Bの外面形状に合
致する内面形状のフォーミングチューブ7内に変形管B
を通過させて型付けすることを特徴とする管路用塩化ビ
ニル系樹脂ライナー材の製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、老朽化した既設管
路、例えば下水道管や地下ケーブル管路の補修や更生に
使用するライナー材の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、老朽化した既設管路、例えば下水
道管や地下ケーブル管路をライナー材によって補修乃至
更生する場合、主にポリエチレン等のポリオレフィン系
の樹脂製ライナー材が使用されてきた。例えば、特許第
2728266号、特開平11−309779号、特開
平11−320685号、特開平11−320686
号。上記した従来のポリオレフィン系の樹脂材料で形成
されているライナー材は、既設管路内に密接させる際に
比較的高い温度と圧力を必要としているため、施工装置
の大型化、高コスト化を余儀なくされ、作業の安全性に
も問題がある。このため、その復元作業については、か
なりの高温、高圧を必要とするので、その復元のための
スチーム発生装置の大型化や、その保安のための装置の
複雑化、高コスト化を免れない。
【0003】そのため、本発明者等は、塩化ビニル系樹
脂材料がガラス領域からゴム領域へ転移する領域におい
て、変形回復速度が著しく速いことに着目し、ライナー
材の形成材料として塩化ビニル系樹脂材料を従来のポリ
オレフィン系樹脂材料に代えて使用することにした。
【0004】塩化ビニル系樹脂材料のライナー材は、そ
の材料のガラス転移点あるいは軟化点以上で力を加えて
変形させれば合成樹脂の分子鎖が力の作用方向に配向さ
れ、同時に分子鎖の絡み合いが伸ばされる。これを急冷
すればその状態が凍結されてストレスが残留される。こ
の凍結状態が再加熱時に解除して前記残留ストレスを開
放すれば、変形前の形状に復元されるという形状記憶現
象を有することが確認されている。
【0005】塩化ビニル系樹脂材料を使用するとき、そ
の押出原管についても、前記従来の方法と同様に、所定
の温度(好ましくは、塩化ビニル系樹脂材料のガラス転
移温度Tg 以下の温度)となるように一次冷却し、次い
で、これを所定温度(好ましくはTg 〜Tg +40℃の
温度)で2以上の箇所を折り込むことにより、断面径が
縮小変形されたライナー材を得ることができる。このラ
イナー材を再加熱すると、ライナー材を縮小変形前の原
形に復元させることができる。
【0006】従来、このような管路用塩化ビニル系樹脂
ライナー材の製造方法における折込み工程は、図4に示
すように、2つ以上のR形の突周面を有する賦形ローラ
11を相対面させて並列的に配した賦形装置10を使用
する方法によった。即ち、折込み工程は、一次冷却後の
押出原管12を変形可能な温度にまで再度加熱して、こ
れを賦形ローラ11の間を通過させる方法により行なわ
れている。この賦形された状態の押出原管13は、賦形
ローラ11により中部の両側にくびれ13aが生じるよ
うに変形されるから、このくびれ13aの一方側で折り
畳むことによって、断面径が縮小変形されたライナー材
14が得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、再度加
熱した塩化ビニル系樹脂材料の押出原管12を前記した
従来の賦形装置10によって折込んで変形しただけで
は、押出原管10はその変形時に生じる塩化ビニル系樹
脂の反発力のために、その変形状態をそのまま維持させ
るのは困難である。また、賦形装置による折込み時に、
押出原管12の折込み部を尖鋭化させる等の方法により
折込み状態を強化すると、ライナー材を原形へ復元させ
る際の加熱過程で、特に、その折込み部の管内面に亀裂
が生じてしまうという問題点があった。
【0008】そこで、本発明は、押出原管を形状記憶性
能を有する状態でその断面径が小さくなるように2以上
の箇所を折り込むことにより縮小変形したライナー材に
ついて、折込み部を設けたことによる変形状態を維持す
ると共に、折込み部の管内面に亀裂等の障害が生じるこ
とのない管路用塩化ビニル系樹脂ライナー材を得ること
ができる製造方法を提供することを目的とした。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明の管路用塩化ビニル系樹脂ライナー材の製
造方法は、押出成形機により成形される押出原管に形状
記憶性能を有する状態で2箇所以上の折込み部を設けて
その断面径が小さくなるように縮小変形した塩化ビニル
系樹脂ライナー材の製造方法であって、前記押出原管に
2箇所以上の折込み部を形成して押出原管を変形管に変
形した後、その変形管の外面形状に合致する内面形状の
フォーミングチューブ内に変形管を通過させて型付けす
ることを特徴とする。
【0010】塩化ビニル系樹脂材料からなる押出原管を
折込んで変形した変形管について、変形管をその外面形
状に合致する内面形状のフォーミングチューブ内に通過
させることにより、変形管は、その変形時の形状が維持
されるようにフォーミングチューブにより型付けられ
る。フォーミングチューブ内を通過する過程で、変形管
がフォーミングチューブの温度状態に従って自然冷却さ
れることによって、その変形形状が固定されるからであ
る。
【0011】フォーミングチューブの必要な長さは、変
形管の肉厚や温度状態等によっても異なり一定しない
が、上記した自然冷却の状態を得るのに十分なものであ
れば足りる。この場合、自然冷却は、フォーミングチュ
ーブが常温状態にあるからである。
【0012】従って、変形管が通過する過程において
も、フォーミングチューブの常温状態を安定的に維持さ
せるために、フォーミングチューブは特別に冷却されて
いることが好ましい。この特別な冷却は、当該製造方法
の工程における二次冷却に相当するものであり、水冷あ
るいは空冷のいずれの手段によってもよい。例えば、フ
ォーミングチューブの外面に常温水や常温状態の冷気を
噴射させる等の手段により、フォーミングチューブを直
接的あるいは間接的に冷却する方法によることができ
る。
【0013】本発明の製造方法で使用できる塩化ビニル
系樹脂材料としては、例えば、平均重合度が1000〜
1400の塩化ビニル樹脂又はアクリルグラフト変性塩
化ビニル樹脂等の塩化ビニル系樹脂100重量部に、錫
系あるいは鉛系の安定剤1〜6重量部、アクリルゴム、
ニトリルゴム又はエチレン−酢酸ビニル共重合体の1種
又は2種以上等の熱可塑性エストラマー10〜20重量
部、その他の添加剤(滑剤、加工助剤、含量等)1〜5
重量部を配合したものを使用することができる。この塩
化ビニル系樹脂材料のガラス転移温度は35℃〜80℃
である。
【0014】変形管について、その折込み部の管内面で
最大伸び率は、40%以下であるようにすることが好ま
しい。これにより、折込み部の管内面における亀裂等の
障害の発生を効果的に防ぐことができる。例えば、押出
原管の肉厚が10mm〜15mmである場合に、折込み
部における管内面の内径が50mm以上となるようにす
ることによって、これに該当するものが得られる。折込
み部の管内面の内径が50mm以上となる場合、折込み
部の曲率が小さくなり、それだけ折込み部における最大
伸び率が小さくなるからである。
【0015】塩化ビニル系樹脂からなる押出原管は、前
記従来の方法と同様に、所定の温度(好ましくは、塩化
ビニル系樹脂材料のガラス転移温度Tg 以下の温度)と
なるように一次冷却されることにより、形状記憶性能を
確保させることができる。次いで、これを所定温度(好
ましくはTg 〜Tg +40℃の温度)で2以上の箇所を
折り込んだ状態で縮小変形させることができる。
【0016】押出原管に2箇所以上の折込み部を設ける
のは、押出原管の断面径が小さくなるようにするのに、
押出原管の管壁に最低2箇所以上の折込み部を設けるこ
とが必要だからである。例えば、ライナー材の断面形を
U形状に変形する場合には、押出原管の管壁をU形状に
押し込んだ凹形面と、この凹形面に対応する凸形面とに
よって折込み部が形成される。その他の折込み形状とし
ては、ライナー材の断面形をZ形、X形等の多様な断面
形状とする場合が含まれる。
【0017】このようにライナー材の縮小変形に係る断
面形状は押出原管の断面形がU形、Z形、X形等の多様
な断面形状のものとすることができるから、選定した断
面形状に合わせて1又は2以上の折込ローラを設けた賦
形装置を使用することができる。
【0018】ライナー材を既設管路内に施工する際に
は、ライナー材を既設管路内に挿通し、挿通させたライ
ナー材を加熱する。これにより、ライナー材を形状記憶
された縮小変形前の原形に復元させることができる。こ
の場合の加熱方法としては、例えば、先端部を閉止した
ライナー材内にスチーム等の加熱気体を圧入しながら加
熱する方法によることができる。ライナー材を原形に復
元させるによって、既設管路内面にライナー材が密着状
態となる。これにより、既設管路の補修乃至更生を行な
うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。実施の形態に係る管路用塩化ビニル
系樹脂ライナー材の製造は、図1に示す製造装置を使用
して行なうことができる。製造装置は、押出成形機1、
成形金型2、一次冷却装置3、加熱装置4、賦形装置
5、および型付け装置6、その他引取機、反転機、巻取
り機等からなっている。
【0020】平均重合度が1200の塩化ビニル樹脂1
00重量部に、錫系あるいは鉛系の安定剤4重量部、ア
クリルゴムの熱可塑性エストラマー12重量部、その他
の添加剤(滑剤、加工助剤、含量等)2重量部を配合し
たもの(ガラス転移温度Tgは50℃)を塩化ビニル系
樹脂材料とした。この塩化ビニル系樹脂材料を押出成形
機1のホッパー1aから投入すると、押出成形機1およ
び金型成形機2により、押出原管A(外径250mm、
肉厚11mm)が成形される。
【0021】次いで、図2に示すように、押出原管Aは
一次冷却装置3に導入される。一次冷却装置3では、押
出原管Aが塩化ビニル系樹脂のガラス転移温度Tg 50
℃以下の温度条件で一次冷却される。この一次冷却によ
り、押出原管Aの形状が原形であるように記憶される。
その後、この押出原管Aは、加熱装置4の内部に導入さ
れ、押出原管Aの全体がTg +40℃となる温度条件で
加熱される。押出原管Aの全体がTg +40℃の温度範
囲であると、容易かつ確実に変形させることができるか
らである。
【0022】次いで、上記した加熱後の押出原管Aは、
賦形装置5に導入される。賦形装置5は、図2に示すよ
うに、下部に折込ローラ5a(幅38mm)、上部およ
び上部側部に周面がR形の誘導ローラ5bがそれぞれ設
けられている。従って、押出原管Aは、その上壁部が各
誘導ローラ5bによって曲折される状態で、その下壁部
が折込ローラ5aによって、全体の断面形がU形状の変
形管Bの形状となるように折り込まれて変形にされる。
【0023】変形管Bは、さらに型付け装置6の内部に
導入される。型付け装置6に設けられているフォーミン
グチューブ7の内部を変形管Bが通過するようにされて
いる。フォーミングチューブ7は長さ50cmで、その
内面形は、変形管Bの外面形と合致した逆U形状を呈し
ている。フォーミングチューブ7には、その外壁面に常
温水6aが噴射されることによって冷却される。従っ
て、変形管Bはその変形直後の形状が通過する過程でフ
ォーミングチューブ7により維持されると共に、冷却に
よりその変形形状のまま固定される。これにより、ライ
ナー材Cを得る。Ca、Cbは折込み部であり、Ccは
この折り込みの際に生じる折曲部である。フォーミング
チューブ7による形状の維持には、変形管Bの外形状が
フォーミングチューブ7によって矯正されることも含ま
れる。
【0024】図1に示すように、フォーミングチューブ
7を通過して後に、変形管Bの形状が固定された状態で
ライナー材Cが得られる。ライナー材Cは、変形管Bの
変形状態を維持しているから、そのままの折り畳んだ状
態で偏平化したライナー管Dとして取り扱うことができ
る。ライナー材Dにおいて、Da、Dbは折込み部C
a、Cbに対応する部分であり、Dcは折曲部Ccに対
応する部分である。
【0025】押出原管A、変形管Bおよびライナー材
C、Dは、それぞれ一連のものであるから、ライナー材
C、Dは順次連続的に得られる。従って、以後、図示は
していないが、従来の場合と同様に、ライナー材Dは引
出し機により、反転機を介して、最終的に巻取り機によ
り順次巻き取られる。
【0026】この巻取られたライナー材Dは、そのまま
既設管路が設置されている現場に搬送される。その搬送
された現場で、ライナー材Dが既設管路内に挿通され、
さらに加熱されることにより、ライナー材Dは原形に復
元される。この際、ライナー材Dは、その変形時の折込
み部が、前記したように所定の曲率で形成されているか
ら、原形への復元の際の加熱によって、管内面に亀裂等
の障害が生じることはない。このように、押出原管と同
様の円管形の原形に復元されたライナー材は、既設管路
の内面に密着した状態で施工され、これにより、既設管
路の修復乃至更生は完了する。
【0027】本発明の管路用塩化ビニル系樹脂ライナー
材の製造方法によれば、断面形状がX系、Z系、S系等
の多様な断面形のライナー材を上記同様に製造すること
ができる。
【0028】図3には、断面形がX形のライナー材Fお
よびこれを折り畳んだ状態で偏平化したライナー材Gを
製造する場合を示した。この場合、前記と同じ塩化ビニ
ル系樹脂材料を使用して成形した押出原管Aを賦形装置
50に導入する。
【0029】賦形装置50には、回転自在の折込ローラ
50aが、相互に直交する位置であって、その突周部を
相対向させた状態で配設されている。従って、賦形装置
50に導入された押出原管Aはその管軸に沿って対向す
る4方の周壁が、折込ローラ50aによりそれぞれ折り
込まれる。この折り込みによって押出原管Aは変形さ
れ、断面形がX形の変形管Eが得られる。
【0030】次いで、変形管Eは、型付け装置に設けら
れているフォーミングチューブ70の内部に導入され
る。フォーミングチューブ70は長さ70cmで、その
内面形は、変形管Eの外面形と合致したX形状を呈して
いる。フォーミングチューブ70には、その外壁面に常
温空気の気流60aが噴射されることによって冷却され
る。従って、変形管Eはその変形直後の形状が通過する
過程でフォーミングチューブ70により維持されると共
に、冷却によりその変形形状のまま固定される。これに
より、ライナー材Fを得る。Faは折込み部であり、F
bはこの折り込みの際に生じる折曲部である。フォーミ
ングチューブ70による形状の維持には、変形管Eの外
形状がフォーミングチューブ70によって矯正される場
合も含まれる。
【0031】フォーミングチューブ70を通過して後
に、変形管Eの形状が固定された状態のライナー材Fが
得られる。ライナー材Fは、変形管Eの変形状態を維持
しているから、その維持する形状のままの折り畳んだ状
態で偏平化したライナー材Gとして取り扱うことができ
る。ライナー材Gにおいて、Gaは折込み部Faに対応
する部分である。Gbも折込み部Faに対応する部分で
あるが、偏平化に際して折込みが解消されるように開か
れている。以後の取り扱いおよび施工方法については、
前記と同様である。
【0032】
【発明の効果】上述したように本発明の製造方法は構成
されるから、次のような効果が発揮される。本発明の製
造方法によれば、押出原管の管壁にその管軸に沿って折
込み部を設けて縮小変形した変形管を、変形管の外面形
状に合致した内面形状のフォーミングチューブ内を通過
させる型付け工程を経るようにしたから、その形成材で
ある塩化ビニル形樹脂の反発力による形くずれを生じさ
せることなく、変形時の形状がそのまま維持させること
が可能となった。このように変形時の形状が維持される
から、後の引出しや巻取り等の各工程を支障なく実行さ
せることができると共に、施工の際に既設管路内に挿通
させる作業を容易に行なうことができる。
【0033】また、フォーミングチューブを常温状態に
まで冷却することにより、変形管が通過する際にフォー
ミングチューブに生じる温度変化を解消し、フォーミン
グチューブの温度状態を常に安定化させることができ
る。これによって、フォーミングチューブを通過する変
形管を安定した状態で冷却することができ、これによ
り、変形時の形状をそのまま維持するライナー材を得る
ことができる。
【0034】このように、本発明の製造方法によれば、
ライナー材について、変形時の形状をそのまま維持させ
ることが可能であり、特に尖鋭な折込み部を設けなくて
も、断面径が小さくなるように縮小変形したライナー材
を容易に得ることができるから、ライナー材の折込み部
における管内面に亀裂等の障害が生じることも解消され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管路用塩化ビニル系樹脂ライナー材の
製造方法における製造工程部分を説明するブロック図で
ある。
【図2】本発明の管路用塩化ビニル系樹脂ライナー材の
製造方法における賦形工程および型付け工程を説明する
部分斜視図である。
【図3】本発明の管路用塩化ビニル系樹脂ライナー材の
製造方法における他の賦形工程および型付け工程を説明
する部分斜視図である。
【図4】従来の賦形工程を説明する部分斜視図である。
【符号の説明】
1 押出成形機 2 成形金型 3 一次冷却装置 4 加熱装置 5、50 賦形装置 5a、50a 折込ローラ 6 型付け装置 6a 冷却水 60a 冷気 7、70 フォーミングチューブ A 押出原管 B 変形管 C、D ライナー材 Ca、Cb 折込み部 E 変形管 F、G ライナー材 Fa 折込み部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】押出成形機により成形される押出原管に形
    状記憶性能を有する状態で2箇所以上の折込み部を設け
    てその断面径が小さくなるように縮小変形した塩化ビニ
    ル系樹脂ライナー材の製造方法であって、前記押出原管
    に2箇所以上の折込み部を形成して押出原管を変形管に
    変形した後、その変形管の外面形状に合致する内面形状
    のフォーミングチューブ内に変形管を通過させて型付け
    することを特徴とする管路用塩化ビニル系樹脂ライナー
    材の製造方法。
  2. 【請求項2】変形管を通過させるフォーミングチューブ
    が、常温状態を維持するように冷却されている請求項1
    に記載された管路用塩化ビニル系樹脂ライナー材の製造
    方法。
JP2001310187A 2001-10-05 2001-10-05 管路用塩化ビニル系樹脂ライナー材の製造方法 Withdrawn JP2003112366A (ja)

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