JP4404732B2 - 管路用合成樹脂製ライナー材の製造方法 - Google Patents
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合成樹脂管からなるライナー材、特に熱可塑性合成樹脂管を管軸に沿って略U字形断面形状に変形させた管路用合成樹脂製ライナー材の製造方法に関する。
温度、引取速度等によって変化する。
ことを特徴とする管路用合成樹脂製ライナー材の製造方法である。
約30(m)以下となり、0%及びプラス(+)側であれば、ライニング更生が可能なマンホール同士の設置間隔は長くても構わない。それゆえTg以上に加熱した時の長さが−3%より縮むライナー材にあっては、更生工事が可能なマンホールの内径や配置に制限ができてしまうので、収縮は−3%より縮まないことが好ましい。
れながら引取機4で引き取られ、巻き取り機5で巻き取りボビン52に巻き取られる。
なっているライナー材は、いわば縮みながら第2の引取機で引き取られることになり、ライナー材には、圧縮応力が残留することになる。ライナー材には、変形加工時に、既に伸び歪みが残留しているが、この工程で付加される圧縮応力とで伸び応力が相殺されて残留する。ライナー材の表面温度をTg以上に加熱するとこの残留応力が開放され、ライナー材の収縮が少ない、又は僅かに伸びるようになる。従って、第2の引取機の引取速度と第1の引取機の引取速度との比率を適当に変化させると、上記残留応力の大きさが変化し、従ってライナー材の伸縮率を調整することが可能となる。
ナー材の肉厚は、設計値よりも薄くなる。逆に、第1の引取機の引取速度が遅い時も、軸方向の歪はほとんど変化しないが、加熱後の歪み開放で肉厚が設計値よりも厚くなる。
実施テスト2:95℃加熱時の伸縮率が−2%のライナー材を用いた。
実施テスト3:95℃加熱時の伸縮率が+6%のライナー材を用いた。
比較テスト1:95℃加熱時の伸縮率が−5%のライナー材を用いた。
比較テスト2:95℃加熱時の伸縮率が+15%のライナー材を用いた。
比較テスト3:95℃加熱時の伸縮率が−5%のライナー材を用いた。
結果は表1に示す。
施工時間は、ライナー材Lを老朽下水管内に引き込み開始から冷却工程終了までの時間を測定した。施工結果は、目視である。
、変形加工時の温度65℃で作成したライナー材を用いた。
実施テスト5:第1の引取機の速度400mm/分、第2の引取機の速度380mm/分
、変形加工時の温度80℃で作成したライナー材を用いた。
実施テスト6:第1の引取機の速度400mm/分、第2の引取機の速度360mm/分
、変形加工時の温度90℃で作成したライナー材を用いた。
比較テスト4:第1の引取機の速度400mm/分、第2の引取機の速度380mm/分
、変形加工時の温度50℃で作成したライナー材を用いた。
比較テスト5:第1の引取機の速度400mm/分、第2の引取機の速度380mm/分
、変形加工時の温度120℃で作成したライナー材を用いた。
比較テスト6:第1の引取機の速度400mm/分、第2の引取機の速度340mm/分
、変形加工時の温度80℃で作成したライナー材を用いた。
結果は表2に示す。
変形加工時の表面温度は、非接触温度計で変形装置入り口で測定した。
施工時間は、ライナー材Lを老朽下水管内に引き込み開始から冷却工程終了までの時間を測定した。形状復元性は、目視である。
、変形加工時の温度65℃で作成したライナー材を用いた。
実施テスト8:第1の引取機の速度400mm/分、第2の引取機の速度390mm/分
、変形加工時の温度80℃で作成したライナー材を用いた。
実施テスト9:第1の引取機の速度400mm/分、第2の引取機の速度360mm/分
、変形加工時の温度90℃で作成したライナー材を用いた。
比較テスト7:第1の引取機の速度400mm/分、第2の引取機の速度400mm/分
、変形加工時の温度35℃で作成したライナー材を用いた。
比較テスト8:第1の引取機の速度400mm/分、第2の引取機の速度380mm/分
、変形加工時の温度120℃で作成したライナー材を用いた。
比較テスト9:第1の引取機の速度400mm/分、第2の引取機の速度337mm/分
、変形加工時の温度80℃で作成したライナー材を用いた。
結果は表3に示す。
95℃加熱後のライナー材Lの長さ方向の伸縮率は、ライナー材Lの長さ方向に標線間100mmの標線を記入し、95℃の熱水に30分浸漬して断面形状を円形に復元させた後、冷水により常温に冷却して標線間距離を測定し、(復元後の標線間距離−最初の標線間距離)/最初の標線間距離)×100で伸縮率を算出した。
変形加工時の表面温度は、非接触温度計で変形装置入り口で測定した。
施工時間は、ライナー材Lを老朽下水管内に引き込み開始から冷却工程終了までの時間を測定した。形状復元性は、目視である。
11 樹脂投入ホッパー
12 押し出し金型
2 冷却装置(噴霧式水槽)
21 上流側冷却セクション
22 下流側加熱セクション
23 サイディングチューブ
3 変形装置
41 第1の引取機
42 第2の引取機
5 巻き取り機
51 トラバーサー
52 巻き取りボビン
6 温度調整装置
P 原管
L ライナー材
Claims (2)
- 断面円形に押し出された原管の表面温度を調整する冷却装置と、原管を断面凹形状のライナー材に変形する変形装置と、変形されたライナー材を引き取る第1の引取機と、第1の引取機と第2の引取機との間に配置される温度調整装置と、第2の引取機と、ライナー材を巻きとる巻き取り機とがこの順序で配置され、冷却装置で原管の表面温度をTg〜(Tg+40℃)の温度範囲とし、変形装置で原管の断面形状を上記温度範囲で円形状から凹形状に変形させてライナー材とした後、第1の引取機でライナー材を引き取り、ライナー材の表面温度を再度Tg〜(Tg+40℃)に加熱し、その後、第2の引取機の引取速度が、第1の引取機の引取速度の90%〜100%未満となるようにライナー材を引き取り、巻き取り機でライナー材を巻き取ることを特徴とする管路用合成樹脂製ライナー材の製造方法。
- 断面円形状に押し出された原管の表面温度をTg未満に調整する冷却装置と、原管を引き取る第1の引取機と、原管の表面温度を調整する温度調整装置と、原管を断面凹形状のライナー材に変形する変形装置と、変形されたライナー材を引き取る第2の引取機と、ライナー材を巻き取る巻き取り機とがこの順に配置され、冷却装置で断面円形状の原管の表面温度をTg未満とし、表面温度がTg未満とされた原管を第1の引取機で引き取り、温度調整装置で原管の表面温度をTg〜(Tg+40℃)の温度範囲に調整し、変形装置で断面形状を上記温度範囲で円形状から凹形状に変形させてライナー材とした後、第2の引取機の引取速度が、第1の引取機の引取速度の90%〜100%未満となるようにライナー材を引き取り、巻き取り機でライナー材を巻き取ることを特徴とする管路用合成樹脂製ライナー材の製造方法。
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JP2004274255A JP4404732B2 (ja) | 2004-09-21 | 2004-09-21 | 管路用合成樹脂製ライナー材の製造方法 |
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