JP2003112014A - 触媒脱臭装置 - Google Patents

触媒脱臭装置

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JP2003112014A
JP2003112014A JP2001310992A JP2001310992A JP2003112014A JP 2003112014 A JP2003112014 A JP 2003112014A JP 2001310992 A JP2001310992 A JP 2001310992A JP 2001310992 A JP2001310992 A JP 2001310992A JP 2003112014 A JP2003112014 A JP 2003112014A
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JP
Japan
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exhaust gas
temperature
catalyst
heater
amount
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JP2001310992A
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Inventor
Shuko Sugiyama
周宏 杉山
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Sugiyama Heavy Industrial Co Ltd
Original Assignee
Sugiyama Heavy Industrial Co Ltd
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 炉内に排ガスをファン12で送風し、ヒータ
ー13で加熱して、悪臭成分を触媒14の表面で低温燃
焼分解する触媒脱臭装置における消費電力を節約するこ
と。 【解決手段】 排ガスの触媒出口側の温度を検出する出
口側温度センサー16と、温度センサー16の出力信号
に基づいてヒーター13の発熱量及びファン12の送風
量を制御するコントローラー17とを備え、装置の稼働
開始から排ガスの触媒出口側温度がヒーター13の加熱
により悪臭成分の低温燃焼分解の生ずる温度に達するま
での間、ファン12による排ガスの送風量を装置の定格
ガス処理量より少なく設定し、排ガスの出口側温度が低
温燃焼分解温度に達してからファン12による排ガスの
送風量を定格ガス処理量まで漸増させるとともに、ヒー
ター113の発熱量を排ガスの出口側温度が低温燃焼分
解を継続させるに必要な温度領域を保てる量まで漸減さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は有機溶剤成分やアン
モニア、酢酸成分等の悪臭成分を含む排ガスを炉中に配
置した白金、パラジウム等の貴金属触媒の表面に送り込
み、低温燃焼させて分解脱臭を行う触媒脱臭装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の脱臭装置では定格処理
ガス量(立方メートル/分)に見合った量の触媒を炉中
に充填し、炉中に定格ガス量の排ガスを送風し、炉内に
設けたヒーターで排ガスを加熱する。加熱した排ガスで
触媒が所要温度まで暖められると、触媒表面で低温燃焼
が始まり、悪臭成分が分解脱臭される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、脱臭装置の
稼働開始時、炉内の触媒は常温状態にある。そのため、
定格処理ガス量の排ガスをヒーターで加熱し、加熱した
排ガスでもって触媒を低温燃焼の始まる所要温度まで暖
める従来の脱臭装置では、定格ガス量が大きくなればな
るほと、ヒーターの消費電力が大きくなる。本発明はか
かる点に鑑み、消費電力を節約できる触媒脱臭装置を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、炉内に配設した触媒の表面に悪臭成分を含む排ガス
をファンで送風すると共に、前記触媒の入り口側に配置
したヒーターで加熱して、悪臭成分を前記触媒の表面で
低温燃焼分解する触媒脱臭装置であって、前記排ガスの
触媒出口側の温度を検出する出口側温度センサーと、該
温度センサーの出力信号に基づいて前記ヒーターの発熱
量及び前記ファンの送風量を制御するコントローラーと
を備え、装置の稼働開始から排ガスの触媒出口側温度が
ヒーターの加熱により悪臭成分の低温燃焼分解の生ずる
温度に達するまでの間、ファンによる排ガスの送風量を
装置の定格ガス処理量より少なく設定し、排ガスの出口
側温度が低温燃焼分解温度に達してからファンによる排
ガスの送風量を定格ガス処理量まで漸増させるととも
に、ヒーターの発熱量を排ガスの出口側温度が低温燃焼
分解を継続させるに必要な温度領域を保てる量まで漸減
させることを特徴とする。請求項2に記載の発明は請求
項1に記載の触媒脱臭装置において、前記排ガスの触媒
入り口側温度を検出する入り口側温度センサーを設け、
同センサーの出力信号に基づいて排ガスの触媒入り口側
温度が所定温度以下とならないように前記ヒーターの発
熱量を前記コントローラーで制御することを特徴とす
る。
【0005】
【発明の作用・効果】請求項1に記載の発明によれば、
装置の稼働開始当初は排ガス送風量を定格ガス処理量よ
り少なく、例えば定格ガス所領の1/5程度に設定する
ので、短時間のうちに炉内の排ガスが高温に加熱され
る。そして、稼働開始時は常温状態にある触媒が高温の
排ガスによって急速に温められる。触媒出口側温度が低
温燃焼分解温度に達すると、触媒の表面で排ガス中の悪
臭成分の燃焼分解が始まり、燃焼熱で触媒が加熱され
る。そのため、徐々に送風量を定格ガス処理量まで増加
させながら、ヒーターへの電力供給量を減少させても触
媒表面の温度は低温燃焼分解温度に保たれる。このよう
に、本発明によれば、装置の稼働開始時に比べ定常運転
状態におけるヒーターへの電力供給量を少なくできるの
で、装置の電力消費を大幅に節約できる。請求項2に記
載の発明によれば、送風量の増加に伴い排ガスの入り口
側温度が低下するが、排ガスの触媒入り口側温度が所定
温度以下にならないように、入り口側温度センサーで排
ガスの温度を測定し、同センサーの出力信号に基づいて
ヒーターの発熱量を制御するので、ヒーターの発熱と排
ガスの燃焼熱によって触媒の表面温度を低温燃焼分解温
度以上に保ち、排ガス中の悪臭成分の燃焼分解を継続さ
せることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図面に基づき説明
するに、図1には本発明の一実施形態に係る触媒脱臭装
置10の構造が模式的に示されている。当該脱臭装置1
0は炉11を備えている。この炉11の下部には送風口
11aが設けられ、送風口11aに排ガス送風用のファ
ン12が接続されている。炉11の上端面は放出口11
bとして大気に開放されている。
【0007】炉11の内部には送風口11aの上方にヒ
ーター13が設置され、ヒーター13の上方に触媒14
が設置されている。ヒーター13と触媒14の間に触媒
入り口側の排ガス温度を検出するため入り口側温度セン
サー15が設置され、触媒14の上端部近傍に排ガスの
触媒出口側温度を検出するため出口側温度センサー16
が設置されている。
【0008】炉外にはコントローラー17が設置され、
同装置17の入力端子に入り口側温度センサー15と出
口側温度センサー16の出力端子が接続されている。コ
ントローラー17の出力端子は電力調整器18を介して
ヒーター13に接続されている。また、コントローラー
17の出力端子がインバーター19を介してファン12
の駆動用モーター20に接続されている。
【0009】触媒14はウォッシュコート層と呼ばれる
100平米/gを超える高表面積のセラミックス成分の
表面に100オングストローム程度の貴金属微粒子を分
散させたものをステンレス製ハニカム構造体に塗布した
構造のものを使用している。
【0010】本実施形態に係る触媒脱臭装置10の構造
は以上の通りであって、次ぎにその作動を説明する。当
該脱臭装置10の定格ガス処理量(立方メートル/分)
は触媒の充填量(リットル)で定まる。装置10の稼働
開始当初の段階では、ファン12の送風量が定格ガス処
理量の1/5程度に絞られるように、コントローラーに
よってファン駆動用モーター20の回転数をコントロー
ルする。
【0011】定格ガス処理量の1/5程度に絞られた少
量の排ガスはヒーター13によって急速に加熱され高温
になって触媒14を通過する。装置10の稼働開始時点
では常温状態にある触媒14が高温の排ガスによって加
熱され、短時間のうちに排ガス中の悪臭成分が低温燃焼
分解する温度に達する。
【0012】触媒14の表面温度が低温燃焼分解温度に
達すると、触媒14の表面で排ガス中の悪臭成分の燃焼
分解が始まり、燃焼熱で触媒14が加熱される。出口側
温度センサー16によって検出される排ガスの触媒出口
側温度が低温燃焼分解温度に達したとき、ファン12の
送風量が定格ガス処理量になるようにコントローラー1
7によってファン駆動モーター20の回転数を徐々に増
加させる。それと共に、コントローラー17によってヒ
ーター13への電力供給量を減少させる。ヒーター13
への電力供給量が減少して発熱量が低下しても触媒14
の表面温度は排ガスの燃焼熱によって低温燃焼分解温度
に保たれる。
【0013】一方、送風量の増加に伴い排ガスの入り口
側温度が低下するが、入り口側温度センサー15で検出
される排ガスの入り口側温度が所定温度以下にならない
ように、コントローラー17によってヒーター13への
電力供給量をコントロールしてヒーター13の発熱量を
調整し、ヒーター13の発熱と排ガスの燃焼熱によって
触媒14の表面温度を低温燃焼分解温度以上に保つ。
【0014】このように、本実施形態に係る触媒脱臭装
置10によれば、装置10の稼働開始時に比べ定常運転
状態におけるヒーター13への電力供給量を少なくでき
るので、装置10の消費電力を大幅に節約できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る触媒脱臭装置の構
造を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
10…触媒脱臭装置、11…炉、11a…送風口、11
b…放出口、12…ファン、13…ヒーター、14…触
媒、15…入り口側温度センサー、16…出口側温度セ
ンサー、17…コントローラー、18…電力調整器、1
9…インバーター、20…ファン駆動用モーター。
フロントページの続き Fターム(参考) 4C080 AA09 BB02 CC02 CC08 HH05 JJ03 KK08 LL10 MM07 NN02 QQ01 QQ14 QQ17 4D048 AA22 AB01 AB03 BA30X BA31Y CC38 CC51 CC52 DA01 DA02 DA03 DA05 DA06 DA20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉内に配設した触媒の表面に悪臭成分を
    含む排ガスをファンで送風すると共に、前記触媒の入り
    口側に配置したヒーターで加熱して、悪臭成分を前記触
    媒の表面で低温燃焼分解する触媒脱臭装置であって、前
    記排ガスの触媒出口側の温度を検出する出口側温度セン
    サーと、該温度センサーの出力信号に基づいて前記ヒー
    ターの発熱量及び前記ファンの送風量を制御するコント
    ローラーとを備え、装置の稼働開始から排ガスの触媒出
    口側温度がヒーターの加熱により悪臭成分の低温燃焼分
    解の生ずる温度に達するまでの間、ファンによる排ガス
    の送風量を装置の定格ガス処理量より少なく設定し、排
    ガスの出口側温度が低温燃焼分解温度に達してからファ
    ンによる排ガスの送風量を定格ガス処理量まで漸増させ
    るとともに、ヒーターの発熱量を排ガスの出口側温度が
    低温燃焼分解を継続させるに必要な温度領域を保てる量
    まで漸減させることを特徴とする触媒脱臭装置。
  2. 【請求項2】 前記排ガスの触媒入り口側温度を検出す
    る入り口側温度センサーを設け、同センサーの出力信号
    に基づいて排ガスの触媒入り口側温度が所定温度以下と
    ならないように前記ヒーターの発熱量を前記コントロー
    ラーで制御することを特徴とする請求項1に記載の触媒
    脱臭装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109404942A (zh) * 2018-12-19 2019-03-01 上海广成涂装技术工程有限公司 一种用于有机废气VOCs处理的催化燃烧装置自循环预热系统及其方法
WO2022147362A3 (en) * 2020-12-31 2022-12-01 Spectralance, Llc Systems and methods for treatment of air

Cited By (3)

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