JP2007044605A - 生ごみ処理機用脱臭装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 排気中のオゾン濃度を低減するとともに、脱臭能力を高めることができる生ごみ処理機用脱臭装置を提供することである。
【解決手段】 生ごみ処理機用脱臭装置10は、生ごみ処理機内の臭気を矢印Aの方向へ吸い込む吹込口11と脱臭後の空気を矢印Bの方向へ吹き出す吹出口12とを有する筒状の流路13と、流路13の吸込口11付近の壁面に設けられた放電部を有する第1脱臭部14と、第1脱臭部14の下流側であって流路13の吹出口12付近に設けられた触媒を有する第2脱臭部15と、第2脱臭部15の上流側の流路13内に設けられたヒータ16とを備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】 生ごみ処理機用脱臭装置10は、生ごみ処理機内の臭気を矢印Aの方向へ吸い込む吹込口11と脱臭後の空気を矢印Bの方向へ吹き出す吹出口12とを有する筒状の流路13と、流路13の吸込口11付近の壁面に設けられた放電部を有する第1脱臭部14と、第1脱臭部14の下流側であって流路13の吹出口12付近に設けられた触媒を有する第2脱臭部15と、第2脱臭部15の上流側の流路13内に設けられたヒータ16とを備えている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、生ごみ処理機に取り付けて脱臭する生ごみ処理機用脱臭装置に関する。
現在、様々な生ごみ処理機が市販されている。生ゴミ処理機の使用時には生ゴミから臭気が発生するため脱臭装置が併用される。脱臭装置にも様々な方式があり、例えば、臭気を高温(800〜900℃)で燃焼させる直接燃焼法や、白金触媒等の貴金属系触媒を用いて低温(200〜300℃)で燃焼させる触媒燃焼法、放電により発生するオゾン等の酸化能力を利用した酸化分解法などがある。そして特許文献1や特許文献2には脱臭装置の具体例が開示されている。
特許文献1には、脱臭機能付生ゴミ消滅機が開示されている。脱臭機能付生ゴミ消滅機は、臭気吸入口と、排出口と、吸入口と排出口を連通する空気流路と、空気流路を通じて空気を吸入口から排出口に導くファンと、空気流路の上流側から下流側に順に配置された除塵フィルタ部、白金担持ヒータ、白金担持触媒ハニカム体、冷却ファン、オゾン発生体、マンガン系脱臭触媒とを有する。
特許文献2には、生ゴミ処理装置が開示されている。この生ゴミ処理装置には上流にオゾン発生器と下流に触媒とを有した脱臭部が設けられている。
特開平10−66953号公報
特開平10−118621号公報
しかしながら、触媒燃焼法は、直接燃焼法に比べて低温で処理可能であるが、それでも脱臭能力は温度に依存しているため、脱臭能力を高めるためにはランニングコストが高くなるという問題がある。
また酸化分解法は、脱臭能力を高めるためには印加電圧を大きくする必要があるが、印加電圧を大きくすればオゾン発生量が増加してしまう。オゾンは一定量を超えると人体に有害であるため、あまり印加電圧を大きくすることはできないという問題がある。
また上記の特許文献1のように、触媒燃焼法と酸化分解法とを併用するだけでは、印加電圧を大きくすると排気中にオゾンも相当量含まれてしまう。
本発明は、排気中のオゾン濃度を低減するとともに、脱臭能力を高めることができる生ごみ処理機用脱臭装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の生ごみ処理機用脱臭装置は、放電部を有する第1脱臭部と、第1脱臭部の下流側に設けられた触媒を有する第2脱臭部と、第2脱臭部の上流側に設けられたヒータとを備える。
この構成によると、生ごみ処理機用脱臭装置内を通過する空気は、第1脱臭部で発生するオゾン等の酸化能力により脱臭され、ヒータで加熱された状態で第2脱臭部を通過して触媒作用により脱臭される。また、第1脱臭部から発生したオゾンはヒータの熱により分解される。
上記の生ごみ処理機用脱臭装置において、前記ヒータは第1脱臭部の下流側に設けることが好ましい。
この構成によると、第1脱臭部で発生したオゾンがヒータを通過するまでに充分に脱臭した後、ヒータで熱分解される。従って、発生したオゾンの脱臭作用を有効に利用することができる。
また上記の生ごみ処理機用脱臭装置において、前記触媒はハニカム状に形成された白金触媒を用いることができる。
この構成によると、生ごみ処理機用脱臭装置内を流れる空気は全て第2脱臭部内を通過するので、脱臭効率が向上する。
本発明によれば、脱臭能力を高めるために第1脱臭部の印加電圧を大きくしてオゾン発生量が増加しても、ヒータの熱でオゾンが分解されるので、排気中のオゾン濃度を低減することができる。つまり、生ごみ処理機用脱臭装置の排気中のオゾン濃度を低減するとともに、脱臭能力を高めることができる。
以下、生ごみ処理機に取り付けて脱臭する生ごみ処理機用脱臭装置について説明する。生ごみ処理機としては従来の一般的な製品を用いることができるので、その説明は省略する。
図1は、生ごみ処理機用脱臭装置の概略断面図である。生ごみ処理機用脱臭装置10は、生ごみ処理機内の臭気を矢印Aの方向へ吸い込む吹込口11と脱臭後の空気を矢印Bの方向へ吹き出す吹出口12とを有する筒状の流路13と、流路13の吸込口11付近の壁面に設けられた第1脱臭部14と、第1脱臭部14の下流側であって流路13の吹出口12付近に設けられた第2脱臭部15と、第2脱臭部15の上流側の流路13内に設けられたヒータ16とを備えている。また、流路13に生ごみ処理機内の臭気を送風するファン(不図示)が生ごみ処理機内又は生ごみ処理機用脱臭装置10内に設けられている。
第1脱臭部14は流路13内に面して放電部を有する。放電部は流路13の壁面に設けられるため通気を妨げることがない。また放電部は、例えば、誘電体と、誘電体を挟んで対向する高圧電極と、接地電極とを備えた構成を採用することができる。そして高圧電極と接地電極間に電圧を印加することにより放電する。放電により発生するオゾン等の酸化能力により流路13内が脱臭される。
第2脱臭部15は白金触媒等の貴金属系の触媒を有する。この触媒は脱臭効率を良くするためハニカム状に形成され、流路13を流れる空気は全て第2脱臭部15内を通過するように配置されている。また、ヒータ16にはシースヒータを用いることができる。ヒータ16の設置場所は、第2脱臭部15の上流側の流路13内であれば特に限定はなく、図1に示すように第1脱臭部14の下流側であってもよいし、第1脱臭部14の上流側であってもよいし、第1脱臭部14と同じ位置であってもよい。
そして流路13内を流れる臭気が、ヒータ16で加熱された後、第2脱臭部15で触媒作用により脱臭される。またヒータ16の熱により第1脱臭部14で発生したオゾンが分解される。オゾンの脱臭作用、分解を考慮すると、ヒータ16の設置場所は、図1に示すように、第1脱臭部14と第2脱臭部15間であることが好ましい。更に、第2脱臭部15寄りに設置することが好ましい。
これにより、第1脱臭部14で発生したオゾンがヒータ16を通過するまでに流路13内で充分に脱臭した後、ヒータ16で熱分解される。従って、脱臭能力を高めるために第1脱臭部14の印加電圧を大きくしてオゾン発生量が増加しても、ヒータ16の熱でオゾンが分解されるので、吹出口12から吹き出す空気中のオゾン濃度を低減することができる。つまり、生ごみ処理機用脱臭装置10の排気中のオゾン濃度を低減するとともに、脱臭能力を高めることができる。
次に、上記の生ごみ処理機用脱臭装置10の脱臭性能及びオゾン分解性能を調べた実験結果について説明する。
まず、脱臭性能を調べるための臭気除去試験を行った。手順としては、アクリル製ボックス(1×1×1m)の中に生ごみ処理機用脱臭装置10とファンを設置し、アクリル製ボックス内にアンモニアを注入し、ファンを駆動してアンモニアの初期濃度を測定する。次に生ごみ処理機用脱臭装置10を運転し、時間経過に対するアンモニアの濃度を測定し、その初期濃度に対する除去率を算出する。アンモニアの除去率の測定は、第1脱臭部14と第2脱臭部15とを両方運転する(放電部とヒータ16をONにする)場合と、第1脱臭部14は停止し第2脱臭部15を運転する(ヒータ16をONにする)場合とについて行った。なお、実験に用いた第1脱臭部14はセラミック(37×15mm、6個)を誘電体とし、その誘電体を挟んで対向する高圧電極と接地電極に約6.6kVp-p、約21kHzの正弦波電圧を印加するようにしたものである。また、第2脱臭部15にはハニカム状に形成された白金触媒(50×30×27.5mm)を用い、ヒータ16により加熱され、白金触媒入口中央のガス温度が約470℃になるようにしたものである。試験結果を表1に示す。
表1からわかるように、第1脱臭部と第2脱臭部の両方を運転している場合が、第2脱臭部15のみを運転している場合よりも、時間経過にともなうアンモニアの除去率が高く、脱臭能力が優れている。また第1脱臭部と第2脱臭部の両方を運転している場合、30分後にはアンモニア除去率が50%を超えるので、充分な脱臭能力があることがわかる。
次に、オゾン分解性能を調べるため上記の実験装置で吹出口12でのオゾン濃度を測定した。吹出口12でのオゾン濃度の測定は、第1脱臭部14を運転している状態(放電部がONの状態)で、ヒータ16をONにした場合と、ヒータ16をOFFにした場合とについて行った。試験結果を表2に示す。
表2からわかるように、ヒータ16をONにすることによって第1脱臭部14から発生するオゾンが吹出口12に到達するまでにほぼ完全に分解されている。つまり、第1脱臭部14を運転させてオゾンが発生しても、生ごみ処理機用脱臭装置10の排気中のオゾン濃度を人体に影響がないレベルにまで低減することができる。
本発明の生ごみ処理機用脱臭装置は、従来の様々な生ごみ処理機に取り付けて生ごみ処理機内の脱臭を行うことができる。
10 生ごみ処理機用脱臭装置
11 吸込口
12 吹出口
13 流路
14 第1脱臭部
15 第2脱臭部
16 ヒータ
11 吸込口
12 吹出口
13 流路
14 第1脱臭部
15 第2脱臭部
16 ヒータ
Claims (3)
- 放電部を有する第1脱臭部と、第1脱臭部の下流側に設けられた触媒を有する第2脱臭部と、第2脱臭部の上流側に設けられたヒータとを備えた生ごみ処理機用脱臭装置。
- 前記ヒータが第1脱臭部の下流側に設けられたことを特徴とする請求項1記載の生ごみ処理機用脱臭装置。
- 前記触媒は、ハニカム状に形成された白金触媒であることを特徴とする請求項1又は2記載の生ごみ処理機用脱臭装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005230331A JP2007044605A (ja) | 2005-08-09 | 2005-08-09 | 生ごみ処理機用脱臭装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005230331A JP2007044605A (ja) | 2005-08-09 | 2005-08-09 | 生ごみ処理機用脱臭装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007044605A true JP2007044605A (ja) | 2007-02-22 |
Family
ID=37847911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005230331A Withdrawn JP2007044605A (ja) | 2005-08-09 | 2005-08-09 | 生ごみ処理機用脱臭装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007044605A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105396440A (zh) * | 2015-12-25 | 2016-03-16 | 浙江工商大学 | 热电晕放电催化氧化处理工业废气VOCs的装置和方法 |
WO2021256450A1 (ja) * | 2020-06-17 | 2021-12-23 | ウシオ電機株式会社 | ガス処理方法、ガス処理装置 |
-
2005
- 2005-08-09 JP JP2005230331A patent/JP2007044605A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105396440B (zh) * | 2015-12-25 | 2018-07-17 | 浙江工商大学 | 热电晕放电催化氧化处理工业废气VOCs的装置和方法 |
WO2021256450A1 (ja) * | 2020-06-17 | 2021-12-23 | ウシオ電機株式会社 | ガス処理方法、ガス処理装置 |
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