JP3141680U - 靴浄化機 - Google Patents

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Abstract

【課題】複層ろ過が可能で、乾燥、殺菌、及び除臭の機能を持つ靴浄化機を提供する。
【解決手段】本体10の内部に設けられ、空気をろ過するための活性炭層21、ろ過空気の温度を上げるためのPTC加熱器22、及び空気の流れを促進するためのファン23を有する浄化装置20と、本体10の頂部に設けられ、浄化装置20に連通される吸気孔11、及び浄化装置20を操作するための操作インターフェース14と、本体10の周囲に靴を掛止可能に形成され、表面に通気孔13を有する複数の支え12とを備える。
【選択図】図3

Description

本考案は靴浄化機に関する。
靴の中に湿気が残されていて、それを完全に乾燥しないと、長く履いているうちに異臭が発生し、靴に細菌が生じて、足の健康にマイナスな影響を及ぼすことになる。従来から、業者の研究により、殺菌、除臭及び乾燥の作用がある関連商品が幾つか研究、開発されており、それが、例えば特許文献1、2などにより提案されている。
特許文献1は1999年6月11日公開の台湾特許公開第361201号「靴の殺菌、除臭、乾燥可能な多機能靴棚」に関するものである。この文献1の多機能靴棚は主に制御ユニット、ワークユニット、及び送風ユニットからなる。この場合、制御ユニットは幾つかの起動スイッチがある。ワークユニットは起動スイッチに合わせて幾つかの掛置き構造になっていて、掛置き構造の外側にすべて通し孔があり、また圧着スイッチが突設されて、その内部に加熱部品があり、それぞれはエアウェイで電磁弁及び送風ユニットがつながる送風口を通ることにより、掛置き構造に置かれた靴が圧着スイッチを押せるようにして、通されるようになっている。靴棚又は殺菌、除臭と乾燥の機能を持つものとして使われている。
特許文献2は1996年12月21日公開の台湾特許公開第294322号「殺菌、除臭機能があるたんす乾燥機」に関するものである。これはたんす乾燥機として使われるもので、芳香剤の入れ物、ファン装置、オゾン生成器、セラミック加熱器が内蔵されており、ファン装置により、空気を排出口側へ導出し、オゾン生成器及びセラミック加熱器に合わせて、オゾン又は恒温の熱風を適当に生成するようになっている。
台湾特許公開第361201号(1999年6月11日公開)「靴の殺菌、除臭、乾燥可能な多機能靴棚」 台湾特許公開第294322号(1996年12月21日公開)「殺菌、除臭機能があるたんす乾燥機」
しかしながら、上記従来の技術には、次のような課題がある。
(1)特許文献1、2のものでは、殺菌と除臭の機能は複層ろ過と浄化作用が採用されず、何れも汚染されたエアに対する一回の除菌、除臭による浄化作用を行うだけなので、空気中の汚染因子(埃、廃棄空気、パーティカル、ダニ、細菌やウィルス等)を一回できれいにしようとしても、不完全な所が残り、殺菌や除臭効果は低下せざるを得ない。
(2)特許文献1の多機能靴棚は、幾つかの掛置き構造により、複数の靴の内部に対する殺菌、除臭、乾燥等の作用を行うものだが、この特許文献1の靴棚では、掛置き構造の設置形式が空気汚染に関する問題が考慮されていない。すなわち、靴へのエア吹きにより、靴の表面を埃や細菌などが飛びまわり、空気が汚染されるので、人体にマイナスな影響を及ぼし、アレルギー病原菌が発生することがある。
(3)特許文献たんす乾燥機は、一排出口により物品への殺菌、除臭と乾燥を行うもので、個別物品の使用に応じた構造設計が施されていないため、複数の物品に同時に使用することができない。
本考案は、このような従来の課題に鑑みなされたもので、複層ろ過が可能で、乾燥、殺菌、及び除臭機能を持つ、優れた靴浄化機を提供すること、を目的とする。
上記課題を解決するために、本考案の靴浄化機は、次のような構成を備えることを特徴とする。図1乃至図7を参照されたい。
(1)本体10が設けられる。
(2)本体10のてっぺんに吸気孔11がある。
(3)本体10の周辺に靴掛け30が可能な複数の支え12があり、支え12の表面に通気孔13がある。
(4)本体10のてっぺんに温度制御可能な操作インターフェース14がある。
(5)本体10内部に本体10の吸気孔11につながる浄化装置20が設けられる。浄化装置20は、空気をろ過するための活性炭層21、ろ過空気の温度を上げるためのPTC加熱器22、及び浄化装置20を通る空気の流れを促進するためのファン23が設けられる。
また、この靴浄化機は各部に次のような構成を備えることが好ましい。
(6)前記浄化装置20は、その周囲に空気を浄化するためのマイナスイオン生成器25が設けられる。
(7)前記浄化装置20は、その周囲に空気を浄化するためのオゾン生成器24があり、操作インターフェース14は、オゾン生成器24を起動し、働かせるための制御ボタン141が設けられる。
(8)前記支え12はカーブ状で、支え12の表面の通気孔13はリング状に並べられる。(9)前記支え12のてっぺんには、空気が流れるのに供するための通し孔131が設けられる。
(10)前記本体10のてっぺんには、本体10の内部部品の交換に便利で且つ開けられるカバー101が設けられる。
(11)前記PTC加熱器22とファン23とがつながり、前記PTC加熱器22は活性炭層21とつながるように設けられる
(12)前記PTC加熱器22とファン23とがつながり、前記ファン23は活性炭層21とつながるように設けられる。
本考案の靴浄化機は、上記の各構成により、次のような作用効果を有する。
(1)靴浄化機1は、二段階の浄化作用があり、浄化装置20の活性炭層21により、空気中の埃などをろ過し、水分を吸収して、第一段階の浄化が達成される。その後、ファン30の換気及びオゾン及び/又はマイナスイオン機能の起動により、埃などが除去され、殺菌が行われ、残りの水分が吸収されて、第二段階の浄化が完成される。二段階の浄化作用により、二重の殺菌、除臭及び除湿効果が達成される。その他に、靴が掛けられていないときは空気洗浄機として使うこともできる。
(2)浄化装置20のPTC加熱器22はセラミック材料が採用されて、抵抗が大きく、発熱しやすいという特性があり、予熱時間が短縮されて、乾燥作用を早く行うことができる。そして、タイマーツマミ143が設けられることにより、空気の加熱温度を45度に維持して、靴体の革及びその他の靴類の材質にダメージを及ぼすことがなく、また、機器の過度使用による事故の発生を避けることができる。
(3)支え12により、靴30を広げて、靴30内に空気を流すことができ、また、支え12の通気孔13及び通し孔131により、靴の内部に空気が流れることによって、浄化作用が行われる。また、支え12はリング状で本体10の周りに設けられたことで、靴30の外部から吹き落とされたダニや細菌などを吸い取り、菌体毒素からの二次汚染を避けることができ、繰り返される空気の浄化作用で、室内の空気の汚染源を低減することができる。
以下、本考案の実施の形態について図面を用いて説明する。図1乃至図5に第1の実施の形態を示している。図1、図2は靴浄化機の斜視図である。図3は靴浄化機の断面図である。図4は靴浄化機の底面図である。図5は靴浄化機の使用時の側面図である。
図1乃至図4に示すように、靴浄化機は本体10と本体10に内蔵された浄化装置20とを備える。本体10は頂部に吸気孔11及び温度を制御可能な操作インターフェース14を有する。また、本体10の周囲に靴30を掛止可能な複数の支え12が形成され、これらの支え12の表面には通気孔13が設けられる。浄化装置20は本体10の内部で吸気孔11につながるところに設けられる。この浄化装置20は、空気をろ過するための活性炭層21と、活性炭層21につながって設置され、温度を上げるためのPTC加熱器22と、空気を浄化装置20から排出するためのファン23とを備えて構成される。この場合、ファン23と本体10の内側底面との間にギャップ(空間)があり、これにより、吹き出された空気が本体10の内側底面を曲がってから支え12の方へ流れるようにするとともに、本体10内を流れる沈んだ空気が支え12の方へ流れて、空気が本体10の底部に停留するようにしている。
浄化装置20の周囲には、空気を浄化するためのオゾン生成器24と、空気を浄化するためのマイナスイオン生成器25が設けられ、操作インターフェース14にオゾン生成器24とPTC加熱器22をそれぞれ起動するための制御ボタン141、142、及び時間を制御するためのタイマーツマミ143が併せて設けられる。このようにして浄化装置20は使用目的(例えば、乾燥除湿、殺菌除臭)に応じて機能を選んで使えるようになっている。また、操作インターフェース14には表示灯144が設けられ、ユーザが選んだ機能の実施状況を確認することができ、タイマー設定の機能を組み合わせて、浄化装置20が過度の使用にならないように利用できる。
PTC加熱器22(Positive Temperature Coefficient Thermistors加熱器22)は温度に大変敏感な抵抗値を有する半導体部品で、温度の向上に伴って抵抗値が上がるサーミスターである。使用原料によりセラミックPTC系サーミスター(Ceramic Positive Temperature Coefficient Thermistors。略してCPTCサーミスターという。)があるが、主に陰極線管の自動消磁として使われ、過電流保護の機能があり、しかも、セラミックは抵抗が大きく、発熱しやすく、予熱時間が削減されるので、乾燥作用が早く行われるようになっている。
オゾン生成器24は、石英ガラス、耐熱ガラス、セラミック及びステンレスを誘電体として使用するもので、電流が誘電体を通って、もう一つの電極に接触すると、コロナ放電が発生して、酸素分子をオゾンに分解するようになっている。コロナで発生したオゾンは濃度が安定し、電気消費量が低く、また、針板の先端で放電することができるが、電圧を上げて、針板で火花を生成し、濃度の低いオゾンを作って、ダニ、細菌を消滅し、分解された細菌の死体から生じた毒素を分解して、菌体毒素からの二次汚染を避けることができる。
マイナスイオン生成器25は静電気式の処理により、電子と空気中の分子がぶつかって、イオンが発生するようになっている。マイナス電力のイオンはマイナスイオンと呼ばれるが、発生したマイナスイオンは再度空気中のプラスイオン(例えば、埃、廃棄ガス、パーティカル等)と結合してから地面に落下し、マイナスイオンは空気中でプラス電力を持つ(プラスイオン)水分と結合して、除湿作用を持つようになるが、発生したマイナスイオンは下のほうへ拡散するため、ファン30の吹きつけにより、マイナスイオンを持つ空気が支え12へ入り、通気孔13及び通し孔131を通って、本体10の外部へ流されるようになり、マイナスイオンは装置や設備の過多なプラスイオンを除去して、装置や設備の過多のプラスイオンによる静電気作用を防ぐことができる。
支え12はカーブ状に形成され、図5に示すように、靴30の内部に入れると、靴30を広げ、靴30の内部にある空気の流れをよくすることができる。また、支え12の表面に通気孔13がリング状に並べられて設けられ、シューズプレートの形に応じて並べられることにより、空気が靴の中を流れるようになる。さらに、支え12の頂部に通し孔131が設けられ、これにより、空気が高い位置まで吹くようになり、通気孔13の不足するところを補って、空気が靴30の内部の隅や縁を流れるようにして、有効な浄化作用が行われる。このようにして支え12はリング状で本体10の周辺に設けられて、靴30の外部に付着したダニ、細菌が吹き出されたときに、吸気孔11のダニや細菌が汚い空気と共に本体10内に吸引され、浄化されるため、室内の空気の汚染源が低減され、空気がきれいになる。
図6及び図7に本考案の第2の実施の形態を示している。図6は靴浄化機の全体断面図である。図7は図6の活性炭層の交換を示す透視図である。
第2の実施の形態で第1の実施の形態と異なるのは、本体10の吸気孔11及び操作インターフェース14は、本体10の内部部品の交換に便利なように、開閉できるカバー101に形成され、これにより、靴浄化機1はカバー101を開くことで、活性炭層21を交換して、二段階の浄化作用が持続的に行われるようになっている。なお、カバー101の位置は本体10の頂部に限られるものではなく、カバー10は本体10の内部の摩損しやすい部品を交換するのに適した位置に設けられる。また、浄化装置20の活性炭層21とファン23がつながって設置され、ファン23の他方側はPTC加熱器22につながって設置される。これを第1の実施の形態と比較すると、ファン23と吸気孔11との距離が短縮され、吹き落とされたダニや細菌及び本体10の上方にある汚い空気が比較的吸引されやすくなり、簡単に浄化できる。一方、PTC加熱器22から発生した熱は、本体10内に拡散し、熱い空気が形成され、支え12を通って、靴の内部へと導入されやすくなり、併せて、オゾン及びマイナスイオンの殺菌効果を伴い、靴の乾燥除湿、殺菌除臭などの浄化に必要とされる時間が短縮される。
この実施の形態では、汚い空気が吸気孔11を通って、本体10へ入った後、浄化装置20の活性炭層21で空気中の埃などがろ過され、空気中の水分が吸収され、第一階段の浄化作用が達成される。その後、ファン30の換気及びオゾン及び/又はマイナスイオン機能の起動により、埃などが除去され、殺菌が行われ、さらに残りの水分が吸収されて、第2階段の浄化作用が完成される、このように二段階の二重の浄化作用のろ過過程、及び浄化装置20のPTC加熱器22の起動により靴30の殺菌、除臭、除湿及び靴30の乾燥の浄化作用が行われる。
なお、この靴浄化機は、タイマーツマミ143をオンにして、制御ボタン141, 142を押さないでおくと、活性炭層21、ファン23及びマイナスイオン生成器25が働いて、室内の空気浄化機として使用することができ、靴の浄化が行われていないときでも、この靴浄化機が放置されることなく、有効に使用することができる。
以上、本考案について、図面に示す好ましい実施の形態に基づいて説明してきたが、本考案はこの実施の形態に制限されるものではなく、本考案の要旨に一致する限り、変更や改造を加えたものとしても、すべて本考案の範囲内に属するものである。
本考案の第1の実施の形態における靴浄化機の斜視図 同浄化機の斜視図 同浄化機の断面図 同浄化機の底面図 同浄化機の使用例を示す斜視図 本考案の第2の実施の形態における靴浄化機の断面図 同浄化機の活性炭層の交換を示す透視図
符号の説明
1 靴浄化機
10 本体
101 カバー
11 吸気孔
12 支え
13 通気孔
131 通し孔
14 操作インターフェース
141 制御ボタン
142 制御ボタン
143 タイマーツマミ
144 表示灯
20 浄化装置
21 活性炭層
22 PTC加熱器
23 ファン
24 オゾン生成器
25 マイナスイオン生成器
30 靴

Claims (8)

  1. 本体10の内部に設けられ、空気をろ過するための活性炭層21、ろ過空気の温度を上げるためのPTC加熱器22、及び空気の流れを促進するためのファン23を有する浄化装置20と、
    前記本体10の頂部に設けられ、前記浄化装置20に連通される吸気孔11、及び前記浄化装置20を操作するための操作インターフェース14と、
    前記本体10の周囲に靴30を掛止可能に形成され、表面に通気孔13を有する複数の支え12と、
    を備えたことを特徴とする靴浄化機。
  2. 前記浄化装置20は空気を浄化するためのマイナスイオン生成器25を有する請求項1に記載の靴浄化機。
  3. 前記浄化装置20は空気を浄化するためのオゾン生成器24を有し、前記操作インターフェース14は前記オゾン生成器24を起動し、作動させるための制御ボタン141を有する請求項1又は2に記載の靴浄化機。
  4. 前記支え12はカーブ形状で、表面の通気孔13はリング状に並べられて設けられる請求項1乃至3のいずれかに記載の靴浄化機。
  5. 前記支え12は頂部に空気を流すための通し孔131が設けられる請求項1乃至4のいずれかに記載の靴浄化機。
  6. 前記本体10は頂部を開閉可能にカバー101が設けられ、前記本体10の内部部品が交換可能に構成される請求項1乃至5のいずれかに記載の靴浄化機。
  7. 前記PTC加熱器22とファン23がつながって設置され、前記PTC加熱器22と前記活性炭層21がつながって設置される請求項1乃至6のいずれかに記載の靴浄化機。
  8. 前記PTC加熱器22とファン23がつながって設置され、前記ファン23と前記活性炭層21がつながって設置される請求項1乃至6のいずれかに記載の靴浄化機。
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KR101954117B1 (ko) * 2017-08-28 2019-03-06 (주)아이디어스 신발 건조기 및 온풍장치
CN113893645A (zh) * 2021-10-08 2022-01-07 湖南工艺美术职业学院 一种皮具除异味的装置

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