JP2003111365A - 電機子のバランス調整方法 - Google Patents

電機子のバランス調整方法

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JP2003111365A
JP2003111365A JP2001306319A JP2001306319A JP2003111365A JP 2003111365 A JP2003111365 A JP 2003111365A JP 2001306319 A JP2001306319 A JP 2001306319A JP 2001306319 A JP2001306319 A JP 2001306319A JP 2003111365 A JP2003111365 A JP 2003111365A
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JP
Japan
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armature
fan
balance
unbalance
semi
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JP2001306319A
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English (en)
Inventor
Yasunori Tagashira
康範 田頭
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Ryobi Ltd
Original Assignee
Ryobi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電機子のバランス調整を電動機の性能を損な
わないように簡易に行う。 【解決手段】 ファン(F)取付前の電機子(M)のバ
ランス測定を行いアンバランス部(7)を決定する工程
と、上記ファン(F)取付前の電機子(M)をアンバラ
ンス部(7)に関し位置決めをする工程と、あらかじめ
アンバランス部(6,10)を形成したファン(F)を
上記ファン(F)取付前の電機子(M)のアンバランス
部(7)を打ち消す角度で該電機子(M)に取り付ける
工程とにより電機子(L)のバランス調整を行う。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電機子のバランス
調整方法に関する。 【0002】 【従来の技術】電動機の電機子は、シャフトに整流子、
コア、巻線等を取り付け、更にファンを取り付けること
により作られるが、この電機子には、巻線不平衡、ワニ
ス処理等によりアンバランスを生じる場合がある。従
来、このアンバランスを修正するために、特開平7−1
43709号公報、特開平5−146117号公報が開
示するようにアンバランス部の対角に重りを取り付けた
り、コア等からアンバランス部を削り取ったりしてい
る。また、初期アンバランス量が大きい場合等には、少
ない切削量で大きなアンバランスを除去するべく、コア
よりも外径が大きいファンに対して切削を行いアンバラ
ンスを解消している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上述したように電機子
のバランス修正方法には、アンバランス部と対角に重り
を取り付ける方法と、コア等のアンバランス部を切削す
る方法とがある。 【0004】しかし、前者の修正方法は、電動機が高速
回転、高負荷の場合には不向きであり、後者の修正方法
ではコアの切削等によるモータ性能の低下、切削による
バリの発生等の問題が生じる。 【0005】また、自動修正の場合にはコアの切削のみ
では修正不能な場合があり、その様な場合には、コアよ
り外径が大きく少ない切削量ですむファン等を加工して
アンバランスを除去することがある。 【0006】しかし、ファンでのバランス修正はファン
の切削の影響で乱流が生じ、騒音を増加させる問題があ
り、また初期アンバランスが大きすぎると前述のように
自動化が困難となる。また、ロータの巻線不平衡による
アンバランスや、ファンのアンバランスがファンの圧入
時の相乗効果により、大きなアンバランスを発生させる
おそれがある。 【0007】本発明の目的は、上記諸問題点を解決する
ことができる電機子のバランス調整手段を提供すること
にある。 【0008】 【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1に係る発明は、ファン(F)取付前の
電機子(M)のバランス測定を行いアンバランス部
(7)を決定する工程と、上記ファン(F)取付前の電
機子(M)をアンバランス部(7)に関し位置決めをす
る工程と、あらかじめアンバランス部(6,10)を形
成したファン(F)を上記ファン(F)取付前の電機子
(M)のアンバランス部(7)を打ち消す角度で該電機
子(M)に取り付ける工程とを包含してなる電機子
(L)のバランス調整方法を採用する。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照して説明する。 【0010】<実施の形態1>図1に示すように、この
バランス調整方法によりバランス調整された電機子L
は、シャフト1と、シャフト1に固定されたコア2、整
流子3及びファンFとを備える。コア2は鉄心であり、
シャフト1に圧入等の手段により固定される。コア2に
は巻線4が巻き付けられる。整流子3も同じく圧入等の
手段によりシャフト1に固定される。ファンFは具体的
には遠心ファン5であり、そのボス5aの箇所でシャフ
ト1に圧入され固定される。 【0011】この電機子Lは次に述べる手順で組み立て
られ、その組立途中でバランス調整が行われる。 【0012】図2に示すように、電機子Lの半完成品M
とファンFとを用意する。 【0013】電機子Lの半完成品MすなわちファンFが
取り付けられる前の電機子は次に述べるような手順で作
られる。 【0014】まず、シャフト1にコア2と整流子3を圧
入等により固定する。次に、コア2に巻線4を巻回した
後、巻線4の飛散防止と放熱性向上のため、さらには巻
線4間の絶縁性向上のため公知のワニス処理を行う。こ
れにより、ファンFを組み付けていない状態の電機子L
の半完成品Mを製造する。 【0015】また、ファンFである遠心ファン5には、
あらかじめアンバランス部を形成しておく。このアンバ
ランス部は凸部6として形成される。この凸部6は遠心
ファン5の成形時に遠心ファン5と一体的に形成しても
よいし、遠心ファン5の製造後にネジ等を取り付けるこ
とにより形成してもよい。アンバランス部である凸部6
のアンバランス量は、電機子Lの半完成品Mにおける後
述するアンバランス部のアンバランス量と略同量とされ
る。 【0016】次に、この電機子Lの半完成品Mを図示し
ない釣り合い試験機に装着し、バランス測定を行う。そ
して、この半完成品Mのアンバランス部7を決定する。 【0017】この釣り合い試験機の表示部に表示された
アンバランス部7の位置を示す角度を利用して半完成品
Mの位置決めを行う。この位置決めは、次の工程である
ファンFの圧入作業を行いやすい位置に半完成品Mをセ
ットするための工程であり、図示しない圧入装置に半完
成品Mのアンバランス部7が例えば0度の位置に停止す
るように半完成品Mがセットされる。 【0018】また、上記図示しない圧入装置の保持部で
ファンFである遠心ファン5を保持し、ファンFのアン
バランス部としての凸部6の角度位置を光位置検出装置
8で検出し、ファンFのアンバランス部である凸部6の
位置が電機子Lの半完成品Mのアンバランス部7に対し
て180度だけ位相がずれるように位置調整する。その
後、電機子Lの半完成品Mのシャフト1にファンFを圧
入し、図1に示すようなシャフト1上の所定位置に固定
する。 【0019】このようにして製造された電機子Lは電機
子Lの半完成品MのアンバランスとファンFのアンバラ
ンスとが互いに打ち消し合うこととなり、回転バランス
が向上する。 【0020】<実施の形態2>図3に示すように、この
実施の形態2のバランス調整方法によりバランス調整さ
れた電機子Lは、実施の形態1の場合と異なり、ファン
Fとして軸流ファン9を備える。 【0021】この軸流ファン9には、アンバランス部と
して凹部10が形成され、実施の形態1の場合と異な
り、マイナス量のアンバランス部とされる。このアンバ
ランス部としての凹部10のアンバランス量は電機子L
の半完成品Mにおけるアンバランス部7のアンバランス
量と正負の関係にある。 【0022】また、電機子Lの半完成品Mは実施の形態
1におけると同様な手順で作られる。 【0023】この電機子Lは次に述べる手順で組み立て
られ、その組立途中でバランス調整が行われる。 【0024】まず、電機子Lの半完成品Mを図示しない
釣り合い試験機に装着し、バランス測定を行い、この半
完成品Mのアンバランス部7を決定する。 【0025】この釣り合い試験機の表示部に表示された
アンバランス部7の位置を示す角度を利用して半完成品
Mの位置決めを行う。この位置決めは、次の工程である
ファンFの圧入作業を行いやすい位置に半完成品Mをセ
ットするべく、図示しない圧入装置に半完成品Mのアン
バランス部7が例えば0度の位置に停止するように半完
成品Mをセットする。 【0026】次に、上記図示しない圧入装置の保持部で
軸流ファン9を保持し、軸流ファン9のアンバランス部
としての凹部10の角度位置を実施の形態1で使用した
光位置検出装置で検出し、軸流ファン9のアンバランス
部である凹部10の位置が電機子の半完成品Mのアンバ
ランス部7に対して0度の位置すなわち位相が合致する
ように位置調整する。その後、電機子Lの半完成品Mの
シャフト1に軸流ファン9をそのボス部9aの箇所で圧
入し、図3に示すようなシャフト1上の所定位置に固定
する。 【0027】かくして製造された電機子Lは電機子Lの
半完成品MのアンバランスとファンFのアンバランスと
が互いに打ち消し合うこととなり、回転バランスが向上
する。 【0028】なお、上記各種実施の形態では、遠心ファ
ン5と軸流ファン9のアンバランス部(凸部6又は凹部
10)の位置調整に光位置検出装置8を使用したが、角
度を決定可能な治具を使用することもできる。 【0029】また、製造上のバラツキにより電機子Lの
半完成品Mのアンバランス量が許容範囲を越える場合が
あるが、このような場合にも遠心ファン5又は軸流ファ
ン9をシャフト1に圧入後、電機子Lを少しバランス調
整するだけで、容易に電機子Lのバランス調整が可能で
ある。また、電機子Lのバランス量が許容範囲を越える
場合には、遠心ファン5又は軸流ファン9の凸部6又は
凹部10のバランス量を修正した後にシャフト1に圧入
することができる。 【0030】 【発明の効果】本発明によれば、ファン取付前の電機子
のバランス測定を行いアンバランス部を決定する工程
と、上記ファン取付前の電機子をアンバランス部に関し
位置決めをする工程と、あらかじめアンバランス部を形
成したファンを上記ファン取付前の電機子のアンバラン
ス部を打ち消す角度で該電機子に取り付ける工程とを包
含してなる電機子のバランス調整方法であり、ファンの
圧入前における電機子に対してアンバランスを生じさせ
たファンを取り付けることによりアンバランスを相殺す
るので、バランス修正作業が簡易化される。また、従来
行われていたバランス修正時のコア切削等を省略するこ
とができるので、モータの性能低下を防止することがで
きるとともに、バランス修正時間の短縮を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態1に係る電機子のバランス
調整方法によりバランス調整がされた電機子を示す斜視
図である。 【図2】図1に示す電機子の製造途中を示す斜視図であ
る。 【図3】本発明の実施の形態2に係る電機子のバランス
調整方法によりバランス調整がされた電機子を示す斜視
図である。 【符号の説明】 F…ファン L…電機子 M…電機子の半完成品 6…凸部 7…アンバランス部 10…凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H033 AA02 AA14 BB02 BB06 BB08 CC02 DD06 DD13 DD30 EE05 EE10 5H615 AA01 BB01 BB14 PP02 PP06 PP12 RR07 SS15 SS20 SS53 SS54 SS57

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ファン取付前の電機子のバランス測定を
    行いアンバランス部を決定する工程と、上記ファン取付
    前の電機子をアンバランス部に関し位置決めをする工程
    と、あらかじめアンバランス部を形成したファンを上記
    ファン取付前の電機子のアンバランス部を打ち消す角度
    で該電機子に取り付ける工程とを包含してなることを特
    徴とする電機子のバランス調整方法。
JP2001306319A 2001-10-02 2001-10-02 電機子のバランス調整方法 Pending JP2003111365A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006514526A (ja) * 2003-04-15 2006-04-27 ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド 電気アシストターボチャージャのための電気モータカートリッジ
US8449268B2 (en) 2006-03-06 2013-05-28 Nidec Corporation Fan and method for manufacturing the same
CN103368343A (zh) * 2012-04-10 2013-10-23 上海南洋电机有限公司 一种直流电机电枢不平衡量校正装置和校正方法
JP2017048767A (ja) * 2015-09-04 2017-03-09 アスモ株式会社 遠心ポンプ及び遠心ポンプの製造方法
JP2017201857A (ja) * 2016-05-06 2017-11-09 本田技研工業株式会社 回転電機のロータのバランス修正方法
CN109923761A (zh) * 2016-11-11 2019-06-21 松下知识产权经营株式会社 旋转体、电动风机以及旋转体的制造方法
CN112628171A (zh) * 2020-12-17 2021-04-09 重庆虎溪电机工业有限责任公司 一种基于矢量法的增压风机配平衡方法

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