JP2010068610A - コアレスモータ - Google Patents

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Kenichi Sekiguchi
健一 関口
Hiroyuki Kato
博之 加藤
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Citizen Sayama Co Ltd
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Citizen Sayama Co Ltd
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Abstract

【課題】突片を切除するだけで容易に回転子のバランス調整を行うことができるコアレスモータを提供すること。
【解決手段】円筒状のコイル5を備えたカップ型の回転子2と、該回転子2の内側に固設された永久磁石から成る固定子3と、該固定子3と前記回転子2を収容するハウジング4を備えたコアレスモータ1において、横断面U字状、コ字状又はL字状凹部の嵌合部15aとバランス調整用の複数の切除可能な突片15bを備えた環状部材15を前記コイル5の開放端周縁に嵌着する。又、前記環状部材15を前記コイル5の開放端周縁に嵌着するとともに、熱硬化性接着剤で接着する。
【選択図】図1

Description

本発明は、円筒状のコイルを備えたカップ型の回転子を有するコアレスモータに関するものである。
コアを有さないこの種のコアレスモータは、円筒状のコイルを備えたカップ型の回転子と、該回転子の内側に固設された永久磁石から成る固定子と、該固定子と前記回転子を収容するハウジングを含んで構成されるが、小型化が可能であるために例えばラジオコントロール模型の駆動源や監視カメラ、医療機器等に使用されている。
斯かるコアレスモータにおいては、高速で回転する回転子にアンバランスが生じている場合には、振動及び騒音が発生して正常な運転が不可能となる。
そこで、従来から回転子のバランス調整がなされており、その方法として例えば回転子を組み立てた後にバランス測定装置によって回転子のアンバランス位置とアンバランス量を測定し、その測定結果に基づいて回転子にバランス調整用パテを取り付けてバランスを修正した後、再びバランス測定装置によって回転子のアンバランス位置とアンバランス量を測定してバランス調整を行い、回転子のアンバランス量が所定の許容範囲内に入るまで以上の作業を繰り返すという方法が行われている。
又、特許文献1には、回転子鉄心に複数個の孔を形成し、この孔にバランス調整ピンを圧入等の方法によって装着することによって回転子のバランス調整を行う技術が提案されている。
特開2004−159474号公報
ところが、回転子にバランス調整用パテを取り付ける方法では、回転子の回転中にバランス調整用パテが遠心力によって脱落する可能性があり、その対策を講じる必要がある他、作業性が悪く、作業工数が多いという問題がある。
又、特許文献1に記載された技術においては、回転子鉄心にバランス調整ピンを装着するための孔を別途加工する必要があり、余計な加工工数を要する。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、突片を切除するだけで容易に回転子のバランス調整を行うことができるコアレスモータを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、円筒状のコイルを備えたカップ型の回転子と、該回転子の内側に固設された永久磁石から成る固定子と、該固定子と前記回転子を収容するハウジングを備えたコアレスモータにおいて、横断面U字状、コ字状又はL字状凹部の嵌合部とバランス調整用の複数の切除可能な突片を備えた環状部材を前記コイルの開放端周縁に嵌着したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記環状部材を前記コイルの開放端周縁に嵌着するとともに、熱硬化性接着剤で接着したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2〜4記載の発明において、前記環状部材を非磁性材料で構成したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、環状部材に横断面U字状、コ字状又はL字状凹部として形成された嵌合部を既存のコイルの開放端部周縁に嵌め込んで環状部材をコイルに固定した後、該環状部材に備えられた突片を選択的に切除することによって、回転子に特別な加工を施すことなく容易に回転子のバランス調整を行うことができ、回転中にバランスウェイトが脱落することもない。又、環状部材をコイルの開放端周縁に嵌着することによってコイルの開放端周縁が環状部材によって補強されるため、コイルの開放端部の変形が防がれ、回転子の安定した回転が可能となる。
請求項2記載の発明によれば、環状部材をコイルの開放端周縁に挟着するとともに、熱硬化性接着剤で接着するようにしたため、回転中の遠心力による環状部材の脱落が一層確実に防がれるとともに、接着する前に環状部材のバランスウェイトとしての凸部の位置調整を容易に行うことができる。
請求項3記載の発明によれば、環状部材を非磁性材料で構成したため、コイルに生じる磁界が環状部材によって影響を受けることがなく、回転子の安定した回転が可能となる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係るコアレスモータの半裁断面図、図2は同コアレスモータの回転子の側断面図、図3は図2の矢視A方向の図である。
本発明に係るコアレスモータ1は、図1に示すように、カップ型の回転子2と、該回転子2の内側に固設された永久磁石から成る固定子3と、これらの回転子2と固定子3を収容するハウジング4を備えている。
上記回転子2は、図2に示すように、導線を巻回して成る円筒状のコイル5と、該コイル5の軸方向一端(図2の右端)内周に嵌着された円板状の支持板6と、該支持板6の中心部に挿通支持された回転軸7と、支持板6に取り付けられた整流子片(コミュテータ)8を含んで構成されており、整流子片8とコイル5とは不図示のタップが介して電気的に接続されている。
又、図1に示すように、前記ハウジング4の長手方向一端(図1の右端)内周にはブラシ台9が嵌着されており、このブラシ台9の内周部には、前記整流子片8に接触するブラシ10が保持されている。そして、ブラシ10からは複数本の端子11が延びており、これらの端子11は不図示の電源に接続されている。尚、端子11をリード線で構成しても良い。
更に、ハウジング4の長手方向他端(図1の左端)には軸受ハウジング12が取り付けられており、この軸受ハウジング12には2つの軸受13,14が軸方向に適当な間隔を設けて保持されている。
而して、コアレスモータ1においては、回転子2がハウジング4内に回転可能に収容され、その内側に前記固定子3が固設されているが、回転子2の回転軸7は、軸受ハウジング12に保持された前記軸受13,14によって回転可能に支持されている。
以上のように構成されたコアレスモータ1において、不図示の電源からリード線11、ブラシ10、整流子片8及び不図示のタップを経て回転子2のコイル5に通電されると、該コイル5に発生する磁力と固定子3の磁力によって回転子2が所定の速度で回転駆動される。
ところで、回転子2にアンバランスが生じている場合には、該回転子2の回転によって振動と騒音が発生し、コアレスモータ1の安定した運転が不可能となる。
そこで、本実施の形態では、横断面U字状又はコ字状の凹部としての嵌合部15aを備えた環状部材15をコイル5の開放端周縁に嵌着するようにしている。この環状部材15の軸方向端面にはバランス調整用の切除可能な5つの円柱状の突片15bが周方向に等角度ピッチ(72°ピッチ)で突設されている。
而して、回転子2のアンバランス位置とアンバランス量は不図示のバランス測定装置によって測定され、測定されたアンバランス位置とアンバランス量に基づいて環状部材15の突片15bを選択的に切除することによって回転子2のバランス調整がなされる。尚、本実施の形態では、環状部材15に5つの突片15bを突設したが、該突片15bの数と形状は任意であって、大きさ(質量)と数が異なる突片15bを備えた多数の環状部材15が準備されている。
而して、本実施の形態では、環状部材15をコイル5の開放端周縁に挟着するとともに、熱硬化性接着剤で接着するようにした。具体的には、環状部材15の嵌合部15aに熱硬化性接着剤を塗布し、嵌合部15aをコイル5の開放端周縁に嵌め込んで環状部材15をコイル5の開放端周縁に挟着した後、該環状部材15をコイル5上で周方向に移動させて位置調整を行い、環状部材15の位置が決まったところで熱を加えて熱硬化性接着剤を硬化させて環状部材15をコイル5に接着する。このように環状部材15の接着に熱硬化性接着剤を用いると、環状部材15をコイル5に接着する前に該環状部材15の位置調整をコイル5上で容易に行うことができる。
上記環状部材15は、非磁性材料で構成されており、非磁性材料としてはPOM、PET、PBT等の樹脂材等が好適に使用される。尚、本実施の形態では、環状部材15の軸方向端面に複数(5つ)の突片15bを突設したが、図4に示すように突片15bを環状部材15の内周面に突設したり、図5に示すように突片15bを環状部材15の外周面に突設しても良く、その数と形状も任意である。
以上のように、本実施の形態においては、バランス調整用としての複数(5つ)の突片15bが軸方向端面に突設された環状部材15の嵌合部15aをコイル5の開放端周縁に嵌め込んで該環状部材15を固定した後、該環状部材15に突設された突片15bを例えばカッターやニッパー等の簡単な工具を用いて選択的に切除することによって回転子2のバランス調整を行うようにしたため、回転子2に特別な加工を施すことなく容易に回転子2のバランス調整を行うことができ、回転中に環状部材15が脱落することもない。特に、本実施の形態では、環状部材15をコイル5の開放端周縁に嵌着するとともに、熱硬化性接着剤で接着するようにしたため、回転中の遠心力による環状部材15のコイル5からの脱落が一層確実に防がれるとともに、接着する前に環状部材15の位置調整を容易に行うことができる。
又、バランスウェイト15を非磁性材料で構成したため、コイル5に生じる磁界が環状部材15によって影響を受けることがなく、回転子2の安定した回転が可能となる。
尚、本実施の形態では、環状部材15の嵌合部15aをU字状又はコ字状凹部として構成したが、図6(a),(b)に示すように、嵌合部15aを横断面L字状の凹部として構成し、この嵌合部を図6(a)に示すようにコイルの内周面又は図6(b)に示すようにコイル5の外周面に嵌合させることによって環状部材15をコイル5の開放端周縁に嵌着するようにしても良い。
又、本実施の形態では、複数の突片15bを環状部材15に一体に突設したが、環状部材15に複数の孔を形成し、この孔に別体の突片15bを圧入や接着等によって挿入固定する構成を採用しても良い。
本発明に係るコアレスモータの半裁断面図である。 本発明に係るコアレスモータの回転子の側断面図である。 図2の矢視A方向の部分図である。 環状部材の別形態を示す図3と同様の図である。 環状部材の別形態を示す図3と同様の図である。 (a),(b)は環状部の嵌合部の別形態を示す断面図である。
符号の説明
1 コアレスモータ
2 回転子
3 固定子
4 ハウジング
5 コイル
6 支持板
7 回転軸
8 整流子片
9 ブラシ台
10 ブラシ
11 端子
12 軸受ハウジング
13,14 軸受
15 環状部材
15a 環状部材の嵌合部
15b 環状部材の突片

Claims (3)

  1. 円筒状のコイルを備えたカップ型の回転子と、該回転子の内側に固設された永久磁石から成る固定子と、該固定子と前記回転子を収容するハウジングを備えたコアレスモータにおいて、
    横断面U字状、コ字状又はL字状凹部の嵌合部とバランス調整用の複数の切除可能な突片を備えた環状部材を前記コイルの開放端周縁に嵌着したことを特徴とするコアレスモータ。
  2. 前記環状部材を前記コイルの開放端周縁に嵌着するとともに、熱硬化性接着剤で接着したことを特徴とする請求項1記載のコアレスモータ。
  3. 前記環状部材を非磁性材料で構成したことを特徴とする請求項1又は2記載のコアレスモータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2015083689A1 (ja) * 2013-12-03 2015-06-11 日本電産コパル株式会社 スロットル制御装置用コアレスモータ及び該スロットル制御装置用コアレスモータの製造方法並びにスロットル制御装置

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