JP2003111244A - ジャンクションボックスの内部回路と電線との接続方法および該方法で形成されたジャンクションボックス - Google Patents

ジャンクションボックスの内部回路と電線との接続方法および該方法で形成されたジャンクションボックス

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JP2003111244A
JP2003111244A JP2001294273A JP2001294273A JP2003111244A JP 2003111244 A JP2003111244 A JP 2003111244A JP 2001294273 A JP2001294273 A JP 2001294273A JP 2001294273 A JP2001294273 A JP 2001294273A JP 2003111244 A JP2003111244 A JP 2003111244A
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bus bar
electric wire
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temporary fixing
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JP2001294273A
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Yasuhisa Tanaka
靖久 田中
Tatsuya Tsunoda
達哉 角田
Yoshihiro Isshiki
義博 一色
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジャンクションボックスに設けたキャビテイ
に電線端末端子を直接挿入する時の挿入力を軽減する。 【解決手段】 ロアケース内部に短冊状の縦バスバーを
収容していると共に、アッパーケースの外面に電線端末
の端子を挿入係止するキャビテイを多数並設した電線接
続ブロックを突設し、各キャビテイに挿入係止する上記
端子の一対の挟持片を上記縦バスバーに嵌合させて電気
接続し、アッパーケースとロアケースとに仮固定用ロッ
ク部を設け、該仮固定位置でキャビテイに電線端末の端
子を挿入し、その後、アッパーケースの端子を縦バスバ
ーに接続させながらロアケースに本固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に搭載する
ジャンクションボックスの内部回路と電線の接続方法お
よび該方法により形成されたジャンクションボックスに
関するもので、特に、コネクタを介さずに上記内部回路
と電線端末の端子とを直接接続する場合において、接続
時における嵌合力の低減を図るものである。
【0002】
【従来の技術】近時、自動車に搭載される電装品の急増
に伴い、自動車用電気接続箱、特に、ジャンクションボ
ックスの内部に収容される回路が急増し、高密度で分岐
回路を形成するために、部品点数が非常に多くなり、組
み立て手数も非常にかかるようになっている。
【0003】自動車用電気接続箱のうち、図12に示す
ジャンクションボックス1では、アッパーケース2とロ
アケース3の間に絶縁板4A〜4Eを介在させてバスバ
ー5A〜5Dを積層配置している。上記アッパーケース
2にはコネクタ収容部2a、リレー収容部2b、ヒュー
ズ収容部2cを設け、これら収容部にコネクタ6、リレ
ー7、ヒューズ8を装着して、これらの端子と上記バス
バーから突設したタブと直接あるいは中継端子を介して
接続させている。また、ロアケース3にもコネクタ収容
部3aを設けて、バスバーのタブ5aを突出してコネク
タと接続している場合もある。
【0004】上記絶縁板4A〜4Eに固定するバスバー
5A〜5Dは導電性金属板を所要の回路形状に打ち抜い
て形成されている。このバスバーと外部回路となるワイ
ヤハーネスの電線端末の端子とはコネクタを介して接続
しており、電線端末の端子をコネクタのキャビテイに挿
入し、このコネクタをジョンクションボックスのケース
外面に形成したコネクタ収容部に嵌合すると、上記バス
バーに形成したタブあるいはタブに接続した中継端子
と、上記コネクタ内の電線端末の端子とが嵌合される。
【0005】上記した絶縁板上にバスバーを平面置きす
る方法に変えて、図13(A)(B)に示すように、導
電性金属板を帯形状とし、回路形状に沿って屈曲させた
縦バスバー5’を用いる場合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図12に示すように、
従来のジョンクションボックスでは、その内部回路とワ
イヤハーネスの外部回路をコネクタを介して接続してい
るため、コネクタとワイヤハーネスとの接続作業が必要
となると共に部品点数が増加する問題がある。この問題
は、ジョンクションボックスに端子収容部を設け、該端
子収容部に電線端末の端子を直接挿入して、コネクタレ
スで内部回路のバスバーと直接接続させると解消するこ
とができる。上記のように端子を直接挿入する場合、電
線端末の端末を1個づつ内部回路に接続すると手数が非
常にかかる問題がある。一方、多数本の電線端末の端子
を一度に内部回路に接続しようとすると、必要な嵌合力
が非常に大きくなると共に、正確な位置決めが困難とな
る問題がある。
【0007】さらに、上記図12に示すジャンクション
ボックス1では、バスバーを回路形状に打ち抜いて形成
するため、回路変更が生じるとバスバーを形成しなおす
必要があり、バスバー形成用の金型費が非常に高くつ
き、回路変更に柔軟に対応できない問題がある。また、
バスバー材料となる導電性金属板の歩留まりが非常に悪
く、コストアップの要因となる。また、図13に示す縦
バスバー5'を用いた場合、導電性金属板を帯形状とし
て用いるため歩留まりは向上するが、フォーミングして
屈曲させたバスバーは1本づつケース内の溝あるいはガ
イド突起の間に挿入しなければならず、作業手数がかか
り、この点でコストアップの要因が生じる。
【0008】また、図12および図13に示すジャンク
ションボックスとも、内部回路となるバスバーにコネク
タ、ヒューズおよびリレーを接続する構成としているた
め、ヒューズ、リレーと内部回路との接続が変わる仕様
変更が生じた場合に、内部回路の全体を変更しなければ
ならず、回路変更に容易に対応出来ない問題がある。
【0009】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、ジャンクションボックス内に収容するバスバーとし
て歩留まりの良い縦バスバーを用い、該縦バスバーに対
して電線端末の端子を直接接続する場合に、嵌合力を低
減して一度に多数の電線と縦バスバーとの嵌合ができる
と共に、該嵌合時における位置決め精度を高めることを
主たる課題としている。さらに、上記縦バスバーをケー
ス内部に一括して自動組みつけを可能とすると共に、回
路変更が簡単に行えるようにし、かつ、ジャンクション
ボックス内の回路において、外部回路と接続する回路、
ヒューズやリレーと接続する回路に回路変更があった場
合に、対応する回路のみを変更し、他の回路部分は共用
できるようにモジュール化を図ることも課題としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、ロアケースにX方向の短冊状の縦バスバ
ーを平行配列して収容し、アッパーケースに外部電線端
末接続用のキャビテイをY方向に多数並設した電線接続
ブロックを複数列突設し、直交方向に配列される上記縦
バスバーと電線挿入用キャビテイとをX−Y方向の格子
状として、所要の交差位置で上記キャビテイ内に挿入さ
れる電線端末の端子を上記縦バスバーと接続するジャン
クションボックスの内部回路と電線との接続方法であっ
て、上記ロアケースの周壁とアッパーケースの周壁との
間に、アッパーケースを本固定位置よりも上方位置で停
止させる仮固定用ロック部を設け、該仮固定位置に停止
されたアッパーケースの上記電線接続ブロックのキャビ
テイに電線端末の端子を正規位置まで挿入し、該正規位
置で上記端子を上記縦バスバーの上端に近接した非接触
の位置にあり、ついで、上記仮固定用ロックを解除して
アッパーケースを本固定位置まで押し下げると共に、該
押し下げ作業により上記電線端末の端子に形成した一対
の挟持片が縦バスバー側へと押し下げられて、上記挟持
片で縦バスバーを挟持して電気接続させているジャンク
ションボックスの内部回路と電線との接続方法を提供し
ている。
【0011】本発明によれば、まず、ロアケースにアッ
パーケースを仮固定位置まで嵌合し、この状態で、アッ
パーケースの電線接続ブロックの各キャビテイに電線端
末の端子を挿入する。この端子挿入時には、端子をキャ
ビテイの正規位置まで挿入して、端子に設けた係止部と
キャビテイ内壁に設けた非係止部とを係止して端子を位
置決め保持している。この正規位置に保持された端子は
ロアケースに収容保持された縦バスバーに嵌合しておら
ず、該縦バスバーの上端近傍の非接触位置に位置してい
る。このように、端子をキャビテイへ挿入する時には、
縦バスバーと嵌合させないため、端子の挿入力は低減で
き、多数の端子を一括してキャビテイに挿入することが
できる。電線端末の端子をキャビテイの正規位置まで挿
入した後に、仮固定位置のロックを解除して、アッパー
ケースをロアケース側に押し込む。このアッパーケース
の押し込みで、キャビテイ内の全ての端子は縦バスバー
と嵌合して接続する。このように、アッパーケースの押
し込みにより端子を縦バスバーと接続させるために、一
括して同時に全ての端子と縦バスバーとの接続を図るこ
とができる。
【0012】上記アッパーケースの周壁に、仮固定爪と
本固定爪とを上下に突設した揺動自在の操作枠を突設
し、ロアケースの周壁に被仮固定爪と被本固定爪とを上
下に突設し、上記仮固定爪と被仮固定爪とで上記仮固定
用ロックを形成し、仮固定位置では仮固定爪をロアケー
スの被仮固定爪と係止させ、操作枠を揺動させて仮固定
を解除し、アッパーケースをロアケース側に押し込ん
で、本固定爪をロアケースの被固定爪と係止してロック
している。
【0013】また、上記アッパーケースの電線接続ブロ
ックの周壁に電線端末の端子と係止する検知ピンの機能
を備えたランスを切り起こしで突設し、キャビテイ内に
上記電線端末の端子が半嵌合状態であると上記ランスが
外方へ突出して半嵌合状態であることが検知できるよう
にしている。これにより、アッパーケースのキャビテイ
内に挿入した電線端末の端子が正規位置まで嵌合されて
いるか否かを簡単に検出することができる。
【0014】また、本発明は上記方法で内部回路の縦バ
スバーと電線端末の端子とが接続されて形成されている
ジャンクションボックスを提供している。
【0015】上記構成のジョンクションボックスでは、
アッパケース外面に設けた電線接続ブロックの各キャビ
テイに電線端末に接続した端子を直接挿入係止して、ケ
ース内部の縦バスバーとコネクタレスで接続することが
できる。なお、自動車にジャンクションボックスを搭載
する時に接続するワイヤハーネスの電線群等にはコネク
タを接続すると共に、上記アッパーケースあるいは/お
よびロアケースにコネクタ収容部を設け、該コネクタ収
容部に上記電線端末のコネクタを嵌合することにより、
コネクタ内の電線端末の端子を縦バスバーと接続してい
る。
【0016】また、ジョンクションボックスの内部回路
として短冊形状の縦バスバーを用い、ケース内部に並列
配置としているため、導電性金属板の歩留まりを100
%に出来ると共にフォーミング加工を省略でき、しか
も、ケース内部に一括して自動組み付けを行うことがで
きる。
【0017】上記ジャンクションボックスは、その内部
回路を、外部回路と接続されるベース回路部と、ヒュー
ズ・リレー接続回路部に分割し、ベース回路部を備えた
ベースモジュールと、上記ヒューズ・リレー接続回路部
を備えたヒューズ・リレーモジュールを設け、これらモ
ジュールを結合してジャンクションボックスを組み立て
ており、上記ベースモジュールはケース内部に上記X方
向の短冊状の縦バスバーを収容していると共に該縦バス
バーを上記電線接続ブロックのキャビテイに挿入する電
線端末の端子と接続しており、かつ、上記ベースモジュ
ールのケースの一部に上記ヒューズ・リレーモジュール
を搭載し、該ヒューズ・リレーモジュール内の導体と上
記縦バスバーとを接続させている。
【0018】上記のように、外部回路と接続されるベー
ス回路部を備えたベースモジュールと、ヒューズ接続回
路部あるいは/およびリレー接続回路部を備えたヒュー
ズ・リレーモジュールを設け、これらモジュールよりジ
ャンクションボックスの組み立てているため、ヒューズ
接続回路部、リレー接続回路部の仕様変更があれば、こ
れらヒューズモジュール、リレーモジュールのみを変更
すればよく、仕様変更に容易に対応することができる。
逆に、外部電線との接続回路のみが変更される場合に
は、ベースモジュールの縦バスバーに接続する電線の接
続位置を代えるだけでよいため、この場合にも回路変更
に容易に対応することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面を参照し
て説明する。図1乃至図4は自動車用ワイヤハーネスに
接続されるジャンクションボックス100を示し、10
はベースモジュール、11はヒューズ・リレーモジュー
ル、18はECUケースである。
【0020】上記ベースモジュール10はアッパーケー
ス12とロアケース14とからなるケース内部に図2に
示すように短冊状の縦バスバー13をX方向に多数並列
状態で収容している。上記縦バスバー13はベース回路
を構成し、アッパーケース12に設けた電線接続ブロッ
ク15の各キャビテイ16に、図3に示すように、電線
wの端子20を直接挿入して上記縦バスバー13と直接
接続している。該端子20は一対の挟持片20aを備
え、該挟持片20aを縦バスバー13の上端縁から押し
込むことで挟持片20aで縦バスバー13を両側より挟
持して電気接続を図っている。上記ベースモジュール1
0のロアケース14の一側にヒューズ・リレーモジュー
ル11を搭載している。
【0021】詳しくは、ベースモジュール10のロアケ
ース14は、図4に示す内面形状とし、長さ方向の略全
長にわたって縦バスバー13を固定するための狭幅の溝
14aを多数並設している。一方、アッパーケース12
の外面には、一側部に多数の電線接続ブロック15を平
行列で突設している。各列の電線接続ブロック15は端
子挿入部となるキャビテイ16をY方向に多数並設して
いる。また、上記電線接続ブロック15の一方側に複数
のコネクタ収容部17を突設している。上記電線接続ブ
ロック15のキャビテイ16の底面開口およびコネクタ
収容部17の底面開口を挿通するように、上記各溝14
aにより縦バスバー13を位置決め保持している。
【0022】上記各溝12aに挿入固定する縦バスバー
13は、連続した一枚の短冊形状の縦バスバー13−1
と、これを分断して複数枚の短い縦バスバー13−2と
して隙間をあけて連続させた場合とがある。上記X方向
に配置する縦バスバー13と上記Y方向に並設するキャ
ビテイ16に挿入する電線端末の端子20とは図5に示
すようにX−Y方向の格子状に配置され、所要位置でバ
スバー13と端子20とを接続して、所要の回路を構成
している。
【0023】上記ロアケース14とアッパーケース12
とは、図6に示す仮固定位置と、図7に示す本固定位置
とでそれぞれロック出来るようにしている。具体的に
は、アッパーケース12の周壁12aから逆L形状の外
壁80を突設し、該外壁80より薄肉部81を介して揺
動可能に操作壁82を外壁80より下方に延在させて突
設している。該操作壁82には仮固定爪83を中間位置
から内向きに突設すると共に下端より本固定爪84を内
向きに突設している。一方、ロアケース14の周壁14
bには、上部外面より被仮固定爪85を外向きに突設す
ると共に、下部外面より被本固定爪86を外向きに突設
している。
【0024】図6に示す仮固定位置では、アッパーケー
ス12の仮固定爪83がロアケース14の被仮固定爪8
5と当接する位置であり、この位置でアッパーケース1
2は停止される。該仮固定位置では、アッパーケース1
2に設けた電線接続ブロック15の下端が丁度縦バスバ
ー13の上端近傍に当たる位置で、各キャビテイ16の
底壁16aには縦バスバー13の上端部を挿入させるテ
ーパ状の開口端縁16bを有する縦バスバー挿入口16
cを設けている。
【0025】上記図6に示す仮固定位置のアッパーケー
ス12に対して、電線端末の端子20を図8に示すよう
に挿入している。端子20には図9に示すように、その
係止段部20bにキャビテイ16の周壁に切り起こしで
形成したランス88が挿入係止して正規位置に係止保持
するようにしている。該ランス88は端子20の係止段
部20bと係止していない時、周壁より突出して端子が
半嵌合であることを検知する機能を持たせている。
【0026】端子20がキャビテイ16内の正規位置ま
で挿入した状態で、端子20の先端の挟持片20aは縦
バスバー13とは非接触な上端近傍に位置する。
【0027】この状態で図8(B)に示すように、操作
壁82を揺動させて仮固定爪83を外側に引き出して被
仮固定爪85との係止を解き、アッパーケース12をロ
アケース14側を押し下げる。このアッパーケース12
の押し下げて、各キャビテイ16内の端子20の一対の
挟持片20aは、接合する内面が縦バスバー13により
押し広げられて、縦バスバー13の両面へと摺接してい
き、縦バスバー13を挟持した状態で接続される。
【0028】キャビテイ16の底壁16aがロアケース
14に当接した時点で、アッパーケース12の操作壁8
2の本固定爪84がロアケース14側の被本固定爪86
の下方に位置して互いに係止し、アッパーケース12は
ロアケース14に本固定される。
【0029】なお、キャビテイ16内の端子20が正規
位置まで挿入されていない時は上記ランス88が電線接
続ブロック15の周壁より外方に突出するため、端子2
0が半嵌合状態であることが一目で検知できる。
【0030】上記アッパーケース12に設けたコネクタ
収容部17には、図10に示すように、電線端末の端子
を挿入係止したコネクタ30を嵌合し、コネクタ30の
外側のロック爪30aとコネクタ収容部17の内壁のロ
ック爪17aとをロック結合している。コネクタ30に
は縦バスバー挿通溝30bを設けて縦バスバー13をコ
ネクタ内に挿通させ、コネクタ内の端子31を縦バスバ
ー13に挟持させて接続している。
【0031】上記アッパーケース12と嵌合するロアケ
ース14には、図1、2、11に示すように、アッパー
ケース12との嵌合部の一側端よりヒューズ・リレーモ
ジュール設置部22を突設している。このヒューズ・リ
レーモジュール設置部22にはヒュージブルリンク収容
部23を突設すると共に、端子穴24を設けている。こ
のヒューズ・リレーモジュール設置部22の下部にヒュ
ーズ・リレーモジュール11のケース25を組み付けて
いる。該ケース25に端子穴24に嵌合する端子収容部
26を上向きに突出すると共に、下向きにリレー収容部
27、ヒューズ収容部28を突設している。
【0032】上記ヒューズ・リレーモジュール設置部2
2とケース25との間には図11に示すように絶縁板3
6を収容し、該絶縁板36にヒューズ・リレー用のバス
バー40を固定し、このバスバー40を一端に上向きに
屈折した挟持片からなる端子40aを設け、縦バスバー
13に挟持させて、ベースモジュール10の内部回路の
縦バスバー13とヒューズ・リレーモジュール12のバ
スバー40とを接続している。上記バスバー40の他端
は屈折させて、先端に挟持片からなる端子40bを設
け、ヒュージブルリンク収容部23、リレー収容部2
7、ヒューズ収容部28に挿入するリレー、ヒュージブ
ルリンク、ヒューズの端子とを接続させている。
【0033】さらに、ベースモジュール10の下部にE
CUケース18を組みつけ、該ECUケース18の内部
にプリント基板55を収容し、該プリント基板55の導
体をベースモジュール10側に延在するバスバー40と
接続させている。
【0034】上記構成からなるジャンクションボックス
100では、縦バスバー13をロアケース14内に並列
配置して収容し、該ロアケース14に対してアッパーケ
ース12を前記したように、まず、仮固定位置まで嵌合
する。この仮固定位置で電線端末の端子をキャビテイ1
6に一括挿入する。その後、アッパーケース12を本固
定位置まで結合して、端子20を縦バスバー13と接続
して、ベースモジュール10を組み立てている。
【0035】上記構成のジャンクションボックス100
では、各電線wと縦バスバー13との接続位置さえ変更
すれば回路変更を容易に行うことができる。かつ、ベー
スモジュール10とヒューズ・リレーモジュール11と
を分離し、ヒューズ・リレーモジュール11のヒューズ
・リレー用のバスバー40を縦バスバー13と接続させ
ているため、ベース回路と外部電線との接続形態の変更
があるだけの場合にはヒューズ・リレーモジュール11
を共用することができる。同様に、ヒューズ・リレーモ
ジュール11のヒューズ接続回路のみ変更がある場合に
はベースモジュール10を共用することができる。
【0036】また、ベースモジュール10のベース回路
を短冊状の縦バスバー13で形成し、これら縦バスバー
13をロアケース14の並列した溝14aに挿入して固
定するだけであるため、これら縦バスバー13を一括し
て自動的にロアケース14に組みつけることが可能とな
る。さらに、前記したように、キャビテイ16への電線
端末の端子の挿入は、縦バスバー13と接続させない状
態で挿入するため、挿入力を大幅に軽減できる。このよ
うに、ベースモジュール10の組立作業性を向上させる
ことができる。
【0037】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のジャンクションボックスでは、内部回路として汎用性
のある短冊状の縦バスバーを並列配置して用いる一方、
ケースにキャビテイを並設した電線接続ブロックを突設
し、各キャビテイに電線端末の端子を直接挿入して上記
縦バスバーと接続させ、コネクタレスとしているため、
電線とコネクタとの組みつけ工程の削減および部品点数
の削減を図ることができる。
【0038】また、ジャンクションボックスのアッパー
ケースに設けた電線接続ブロックの各キャビテイに直接
挿入する電線端末の端子は、アッパーケースをロアケー
スに仮固定した位置でキャビテイ内に挿入し、該仮固定
位置では端子は縦バスバーと接続させないため、端子の
挿入力を軽減でき、多数の電線端末の端子を一括してキ
ャビテイ内に挿入することができる。
【0039】また、キャビテイの側壁を切り込んで形成
したランス部で係止しているため、端子の位置決め保持
が確実に行えると共に、端子が半挿入状態であると、ラ
ンス部が周壁より外方に出っ張るため、端子の半挿入を
簡単に検知することができる。
【0040】また、本発明のジャンクションボックス
は、短冊形状の縦バスバーを用い、従来のようなフォー
ミング加工による屈曲を付与せず、短冊形状のままで使
用して、ケース内部に並列配置としているため、導電性
金属板の歩留まりを100%に出来ると共にフォーミン
グ加工を省略でき、しかも、ケース内部に一括して自動
組み付けを行うことができる。
【0041】さらに、ジャンクションボックスの内部回
路を、外部回路と接続されるベース回路部と、ヒューズ
接続回路部あるいは/およびリレー接続回路部に分割
し、ベース回路部を備えたベースモジュールと、上記ヒ
ューズ接続回路部を備えたヒューズモジュールあるいは
/および上記リレー接続回路部を備えたリレーモジュー
ルを設け、これらモジュールよりジャンクションボック
スを組み立てているため、ヒューズ接続回路部、リレー
接続回路部の仕様変更があれば、これらヒューズモジュ
ール、リレーモジュールのみを変更すればよく、仕様変
更に容易に対応することができる。逆に、外部電線との
接続回路のみが変更される場合には、ベースモジュール
の縦バスバーに接続する電線の接続位置を代えるだけで
よいため、この場合にも回路変更に容易に対応すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るジャンクションボッ
クスの上面側からみた斜視図である。
【図2】 図1のジャンクションボックスの分解斜視図
である。
【図3】 電線端末の端子とバスバーの接続状態を示す
斜視図である。
【図4】 ケース内部への縦バスバーの収容状態を示す
概略斜視図である。
【図5】 ジャンクションボックス内の回路接続状態を
示す概略図である。
【図6】 アッパーケースをロアケースに仮固定した状
態を示し、(A)は要部側面図、(B)は(A)のI−
I線断面図である。
【図7】 アッパーケースをロアケースに本固定した状
態を示し、(A)は要部側面図、(B)は(A)のII
−II線断面図である。
【図8】 (A)(B)は電線接続ブロックへの電線端
末端子の挿入工程を示す断面図である。
【図9】 電線接続ブロックのキャビテイ内に挿入する
端子の半嵌合状態の断面図である。
【図10】 (A)は電線が接続されたコネクタの斜視
図、(B)はコネクタをジャンクションボックスのコネ
クタ収容部に嵌合した状態の断面図である。
【図11】 ジャンクションボックスの一部断面図であ
る。
【図12】 従来のジャンクションボックスの斜視図で
ある。
【図13】 (A)は別の従来のジャンクションボック
スの平面図、(B)は縦バスバーの斜視図である。
【符号の説明】
100 ジャンクションボックス 10 ベースモジュール 11 ヒューズモジュール 12 アッパーケース 13 縦バスバー 14 ロアケース 15 電線接続ブロック 16 キャビテイ 17 コネクタ収容部 20 端子 20a 挟持片 22 ヒューズモジュール設置部 30 コネクタ 40 ヒューズ・リレー用バスバー 80 仮固定用ロック部 82 操作壁 83 仮固定爪 84 本固定爪 85 被仮固定爪 86 被本固定爪 88 ランス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 一色 義博 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 Fターム(参考) 5E021 FA05 FB20 FC38 JA05 JA07 KA15 5E087 EE02 GG14 MM08 QQ04 RR26 5G361 BA02 BB01 BC01 BC02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロアケースにX方向の短冊状の縦バスバ
    ーを平行配列して収容し、アッパーケースに外部電線端
    末接続用のキャビテイをY方向に多数並設した電線接続
    ブロックを複数列突設し、直交方向に配列される上記縦
    バスバーと電線挿入用キャビテイとをX−Y方向の格子
    状として、所要の交差位置で上記キャビテイ内に挿入さ
    れる電線端末の端子を上記縦バスバーと接続するジャン
    クションボックスの内部回路と電線との接続方法であっ
    て、 上記ロアケースの周壁とアッパーケースの周壁との間
    に、アッパーケースを本固定位置よりも上方位置で停止
    させる仮固定用ロック部を設け、該仮固定位置に停止さ
    れたアッパーケースの上記電線接続ブロックのキャビテ
    イに電線端末の端子を正規位置まで挿入し、該正規位置
    で上記端子を上記縦バスバーの上端に近接した非接触の
    位置にあり、 ついで、上記仮固定用ロックを解除してアッパーケース
    を本固定位置まで押し下げると共に、該押し下げ作業に
    より上記電線端末の端子に形成した一対の挟持片が縦バ
    スバー側へと押し下げられて、上記挟持片で縦バスバー
    を挟持して電気接続させているジャンクションボックス
    の内部回路と電線との接続方法。
  2. 【請求項2】 上記アッパーケースの電線接続ブロック
    の周壁に電線端末の端子と係止する検知ピンの機能を備
    えたランスを切り起こしで突設し、キャビテイ内に上記
    電線端末の端子が半嵌合状態であると上記ランスが外方
    へ突出して半嵌合状態であることが検知できるようにし
    ている請求項1に記載のジャンクションボックスの内部
    回路と電線との接続方法。
  3. 【請求項3】 上記アッパーケースの周壁に、仮固定爪
    と本固定爪とを上下に突設した揺動自在の操作枠を突設
    し、ロアケースの周壁に被仮固定爪と被本固定爪とを上
    下に突設し、上記仮固定爪と被仮固定爪とで上記仮固定
    用ロックを形成し、仮固定位置では仮固定爪をロアケー
    スの被仮固定爪と係止させ、操作枠を揺動させて仮固定
    を解除し、アッパーケースをロアケース側に押し込ん
    で、本固定爪をロアケースの被固定爪と係止してロック
    している請求項1または請求項2に記載のジャンクショ
    ンボックスの内部回路と電線との接続方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
    記載の方法で内部回路と電線とが接続されて形成されて
    いるジャンクションボックス。
  5. 【請求項5】 上記ジャンクションボックスは、その内
    部回路を、外部回路と接続されるベース回路部と、ヒュ
    ーズ・リレー接続回路部に分割し、ベース回路部を備え
    たベースモジュールと、上記ヒューズ・リレー接続回路
    部を備えたヒューズ・リレーモジュールを設け、これら
    モジュールを結合してジャンクションボックスを組み立
    てており、 上記ベースモジュールはケース内部に上記X方向の短冊
    状の縦バスバーを収容していると共に該縦バスバーを上
    記電線接続ブロックのキャビテイに挿入する電線端末の
    端子と接続しており、かつ、 上記ベースモジュールのケースの一部に上記ヒューズ・
    リレーモジュールを搭載し、該ヒューズ・リレーモジュ
    ール内の導体と上記縦バスバーとを接続させている請求
    項4に記載のジャンクションボックス。
JP2001294273A 2001-09-26 2001-09-26 ジャンクションボックスの内部回路と電線との接続方法および該方法で形成されたジャンクションボックス Withdrawn JP2003111244A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016208561A (ja) * 2015-04-15 2016-12-08 矢崎総業株式会社 電気接続箱

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