JP2003111134A - 移動通信システム、移動通信方法、基地局制御局、基地局及び移動局 - Google Patents

移動通信システム、移動通信方法、基地局制御局、基地局及び移動局

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JP2003111134A
JP2003111134A JP2001297551A JP2001297551A JP2003111134A JP 2003111134 A JP2003111134 A JP 2003111134A JP 2001297551 A JP2001297551 A JP 2001297551A JP 2001297551 A JP2001297551 A JP 2001297551A JP 2003111134 A JP2003111134 A JP 2003111134A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基地局の使用リソースを削減し、スループッ
ト及び周波数効率を向上させることができる移動通信シ
ステム、移動通信方法、基地局制御局、基地局及び移動
局を提供する。 【解決手段】 本発明に係る移動通信システム10は、
網18を介して互いに接続された基地局14、16、及
び両者と通信可能な位置に存在する移動局12とを含ん
で構成され、基地局14は、移動局12宛てのパケット
20、22のうち一部の抽出又は全部の複製のいずれか
を行い、抽出したパケット22又は複製したパケットを
基地局16を介して移動局12に送信する手段と、残り
のパケット20又はパケットの全部を移動局12に送信
する手段とを有し、移動局12は、各基地局14、16
から送信された各データが同一か否かを判断する手段
と、同一の場合にはダイバーシチ受信を行い、異なる場
合には個別に受信する手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の基地局及び
当該各基地局と通信可能な位置に存在する移動局を含ん
で構成された移動通信システム、当該移動通信システム
にて実行される移動通信方法、当該移動通信システムを
構成する基地局制御局、基地局及び移動局に関する。
【0002】
【従来の技術】CDMA(Code Division Multiple Acc
ess)を採用する移動通信システムにおいては、通信チ
ャネルは同一周波数上で異なる拡散コードにより多重さ
れる。このため、隣り合った基地局のセル間では、互い
に異なるコードを用いることにより同一周波数を用いる
ことができる。移動局は、これら複数の基地局から送信
された信号を、各基地局に対応したコードで逆拡散する
ことにより同時に受信することができる。同様に、移動
局から送信された信号も複数の基地局で同時に受信する
ことが可能となる。
【0003】CDMA移動通信システムではこの特徴を
生かし、移動局が隣り合った基地局のセル間を移動する
際に、これら複数の基地局と同時に無線リンクを接続す
ることによって、移動局側及び基地局制御局側でそれぞ
れダイバーシチ受信を行い、ハンドオーバー時の品質向
上と無瞬断通信とを実現している。このようなハンドオ
ーバー方法は、ソフトハンドオーバー又はダイバーシチ
ハンドオーバーと呼ばれている。
【0004】図12は、ソフトハンドオーバーの概念図
である。図示するように、移動局1が、通信中の基地局
2のセル3から基地局4のセル5に移動する場合、基地
局2及び4からそれぞれ送信される報知信号の受信電力
の差が所定の値以下になると、基地局4とも通信を開始
する。このとき、下り信号は、基地局制御局6で複製さ
れ、基地局2及び4に送信される。基地局2及び4は、
それぞれに割り当てられたスクランブルコードでこの信
号を拡散して移動局1に送信し、移動局1は、これらの
信号を基地局2及び4に割り当てられたスクランブルコ
ードで逆拡散し、得られたそれぞれの受信信号の最大比
合成を行って信号を抽出する。上り信号については、移
動局1から送信された信号が基地局2及び4でそれぞれ
受信、復調され、基地局制御局6で選択合成されて網7
に転送される。
【0005】また、一般の移動通信システムの無線回線
設計では、セル全域において要求される伝送品質が満足
されない場所率を劣化率として規定し、この劣化率が所
定の値以下になるように変調方式や伝送速度、セルサイ
ズ、最大送信電力等の伝送パラメータを決定する。しか
し、移動局の位置が基地局に近い場合は、セル端のよう
に遠い場合に比べ伝搬路条件が良いため、上記劣化率に
基づき定められた伝送速度よりも高速伝送が可能となる
場合がある。そこで、これら伝搬路条件や周囲のトラヒ
ック状況に応じて変調パラメータを動的に制御する適応
変調技術が用いられ、これにより、セル中心付近では高
速伝送を行ってユーザのニーズを満たし、逆にセル端で
は伝送速度を落として品質を保証し、実質的なゾーン拡
大の効果を得ることができる。伝送速度の制御は、変調
多値数を変えたり、CDMAであれば拡散率や使用する
コード数を変えたりすることによって実現することがで
きる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなソフトハンドオーバーにあっては、同一の信号
を複数の基地局から送信するため、周波数リソース及び
基地局のリソース(送信電力、送信バッファ等)の使用
が増加してしまう。特に、移動局がデータ通信を行って
いる場合には、各基地局が当該移動局に対する送信電力
を相応に上げる必要があり、他の移動局に振り分け得る
送信電力が相対的に減少して下り伝送容量が低下すると
いう問題がある。このような現象は、周波数効率を向上
させるために基地局間が近接し、且つトラヒックの多い
都心部等で顕著となる。また、上述したような適応変調
技術を用いてセル端に位置する移動局への伝送速度を低
下させ基地局の送信電力を抑えても、セル端でのユーザ
に対するサービス性が低下するという問題がある。
【0007】そこで、本発明は、このような事情に鑑み
てなされたものであり、基地局の使用リソースを削減
し、スループット及び周波数効率を向上させることがで
きる移動通信システム、移動通信方法、基地局制御局、
基地局及び移動局を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る移動通信システムは、請求項1のよう
に、網を介して互いに接続された複数の基地局、及び各
基地局と通信可能な位置に存在する移動局を含んで構成
された移動通信システムであって、基地局は、移動局に
送信すべき送信データの一部の抽出又は全部の複製のい
ずれかを行い、抽出した抽出データ又は複製した複製デ
ータを他の基地局を介して移動局に送信する間接送信手
段と、抽出が行われた場合には、送信データの残りを移
動局に送信し、複製が行われた場合には、送信データの
全部を移動局に送信する直接送信手段と、を有し、移動
局は、基地局及び他の基地局から送信された各データが
同一か否かを判断する判断手段と、各データが同一の場
合には、ダイバーシチ受信を行い、各データが異なる場
合には、各データを個別に受信する受信手段と、を有す
ることを特徴とする。
【0009】このような構成によれば、移動局が複数の
基地局と通信可能な位置に存在する際に、基地局は、送
信データを分割し他の基地局と分担して当該移動局に送
信するのか、又は送信データを複製し他の基地局ととも
に同一の送信データを当該移動局に送信するのか(すな
わち、ソフトハンドオーバーを行うのか)を選択するこ
とができる。したがって、送信データの送信において選
択的にソフトハンドオーバーを行うことにより、基地局
の使用リソースの削減を図り、スループット及び周波数
効率を向上させることが可能となる。
【0010】また、請求項2のように、基地局の間接送
信手段は、送信データがリアルタイム受信を要するか否
かを判断するデータ判断手段と、送信データがリアルタ
イム受信を要しない場合には、送信データの一部の抽出
を行い、送信データがリアルタイム受信を要する場合に
は、送信データの全部の複製を行う選択実行手段と、を
含むことが好ましい。
【0011】送信データがリアルタイム受信を要しない
場合には、上述のように送信データの送信を他の基地局
と分担することにより実行転送速度を増加させることが
でき、送信データがリアルタイム受信を要する場合に
は、ソフトハンドオーバーを行うことにより伝送品質の
向上や無瞬断通信が可能となるからである。なお、リア
ルタイム受信を要しない送信データとしては、例えばデ
ータ通信等があり、リアルタイム受信を要する送信デー
タとしては、例えばテレビ電話等の動画通信や音声通信
等がある。
【0012】また、請求項3のように、基地局の間接送
信手段は、送信データの一部の抽出を行う場合、基地局
と移動局との間の伝送品質に応じて、抽出するデータ量
を増減することが好ましい。
【0013】伝送品質が悪い場合には、抽出するデータ
量を増加させることにより他の基地局から送信するデー
タ量を増加させ、移動局側における伝送速度を補償する
ことができ、伝送品質が良い場合には、前述とは逆に抽
出するデータ量を減少させることにより、同様の効果が
得られるからである。伝送品質の一例として伝送速度が
あり、伝送速度が低い場合には抽出するデータ量を増加
させ、伝送速度が高い場合には抽出するデータ量を減少
させればよい。また、このような伝送品質に応じた送信
データの振り分けを行うことにより、複数の基地局を制
御するためのノードを設ける必要もない。
【0014】さらに、請求項4のように、基地局の直接
送信手段は、送信データの残りを移動局に送信する場合
の伝送速度を、送信データの全部を移動局に送信する場
合の伝送速度に比べて低くすることが好ましい。
【0015】伝送速度を低くすることにより当該移動局
に対する送信電力を抑えることができ、その分の送信電
力を他の移動局に振り分けて基地局当たりの収容能力を
増加させることが可能となるからである。このとき、当
該移動局は分割された送信データを複数の基地局から並
列で受信することになるため、移動局側における伝送速
度が補償され、ユーザに対するサービス性の低下も防止
される。
【0016】上記請求項1〜4に係る移動通信システム
についての発明は、移動通信方法、基地局、移動局の視
点から捉えると、以下のように記述することができる。
これらは上記移動通信システムの発明と同じ技術的思想
に基づくものであり、その解決手段も上記と同じ思想に
基づくものである。
【0017】本発明に係る移動通信方法は、請求項7の
ように、網を介して互いに接続された複数の基地局、及
び各基地局と通信可能な位置に存在する移動局を含んで
構成された移動通信システムにて実行される移動通信方
法であって、基地局が、移動局に送信すべき送信データ
の一部の抽出又は全部の複製のいずれかを行い、抽出し
た抽出データ又は複製した複製データを他の基地局を介
して移動局に送信する間接送信工程と、基地局が、抽出
が行われた場合には、送信データの残りを移動局に送信
し、複製が行われた場合には、送信データの全部を移動
局に送信する直接送信工程と、移動局が、基地局及び他
の基地局から送信された各データが同一か否かを判断す
る判断工程と、各データが同一の場合には、ダイバーシ
チ受信を行い、各データが異なる場合には、各データを
個別に受信する受信工程と、を有することを特徴とす
る。
【0018】なお、請求項8のように、間接送信工程
は、基地局が、送信データがリアルタイム受信を要する
か否かを判断するデータ判断工程と、基地局が、送信デ
ータがリアルタイム受信を要しない場合には、送信デー
タの一部の抽出を行い、送信データがリアルタイム受信
を要する場合には、送信データの全部の複製を行う選択
実行工程と、を含むことが好ましい。
【0019】また、請求項9のように、間接送信工程で
は、基地局が、送信データの一部の抽出を行う場合、基
地局と移動局との間の伝送品質に応じて、抽出するデー
タ量を増減することが好ましい。
【0020】さらに、請求項10のように、直接送信工
程では、基地局が、送信データの残りを移動局に送信す
る場合の伝送速度を、送信データの全部を移動局に送信
する場合の伝送速度に比べて低くすることが好ましい。
【0021】また、本発明に係る基地局は、請求項13
のように、網を介して互いに接続された少なくとも1つ
の他の基地局、及び通信可能な位置に存在する移動局と
ともに移動通信システムを構成し、当該移動通信システ
ムでは、移動局により、他の基地局とともに送信した各
データが同一の場合には、ダイバーシチ受信が行われ、
各データが異なる場合には、各データが個別に受信され
る、基地局であって、移動局に送信すべき送信データの
一部の抽出又は全部の複製のいずれかを行い、抽出した
抽出データ又は複製した複製データを他の基地局を介し
て移動局に送信する間接送信手段と、抽出が行われた場
合には、送信データの残りを移動局に送信し、複製が行
われた場合には、送信データの全部を移動局に送信する
直接送信手段と、を有することを特徴とする。
【0022】なお、請求項14のように、基地局の間接
送信手段は、送信データがリアルタイム受信を要するか
否かを判断するデータ判断手段と、送信データがリアル
タイム受信を要しない場合には、送信データの一部の抽
出を行い、送信データがリアルタイム受信を要する場合
には、送信データの全部の複製を行う選択実行手段と、
を含むことが好ましい。
【0023】また、請求項15のように、基地局の間接
送信手段は、送信データの一部の抽出を行う場合、基地
局と移動局との間の伝送品質に応じて、抽出するデータ
量を増減することが好ましい。
【0024】さらに、請求項16のように、基地局の直
接送信手段は、送信データの残りを移動局に送信する場
合の伝送速度を、送信データの全部を移動局に送信する
場合の伝送速度に比べて低くすることが好ましい。
【0025】また、本発明に係る移動局は、請求項17
のように、通信可能な位置に存在し、網を介して互いに
接続された複数の基地局とともに移動通信システムを構
成し、当該移動通信システムでは、基地局により、送信
データの一部の抽出又は全部の複製のいずれかが行わ
れ、抽出した抽出データ又は複製した複製データが他の
基地局を介して送信され、抽出が行われた場合には、送
信データの残りが送信され、複製が行われた場合には、
送信データの全部が送信される、移動局であって、基地
局及び他の基地局から送信された各データが同一か否か
を判断する判断手段と、各データが同一の場合には、ダ
イバーシチ受信を行い、各データが異なる場合には、各
データを個別に受信する受信手段と、を有することを特
徴とする。
【0026】ところで、上記目的を達成するために、本
発明に係る移動通信システムは以下のように構成するこ
ともできる。すなわち、請求項5のように、複数の基地
局、網を介して各基地局と接続された基地局制御局、及
び各基地局と通信可能な位置に存在する移動局を含んで
構成された移動通信システムであって、基地局制御局
は、移動局に送信すべき送信データを、各基地局それぞ
れに送信するか又は各基地局のうち1つの基地局のみに
送信する基地局送信手段を有し、基地局は、基地局制御
局により送信データが送信された場合に、移動局に送信
データを送信する移動局送信手段を有し、移動局は、送
信データが、各基地局それぞれから送信されたか又は1
つの基地局から送信されたかを判断する送信判断手段
と、各基地局それぞれから送信された場合には、ダイバ
ーシチ受信を行い、1つの基地局から送信された場合に
は、送信データを受信する受信手段と、を有することを
特徴とする。
【0027】このような構成によれば、移動局が複数の
基地局と通信可能な位置に存在する際に、基地局制御局
は、送信データを各基地局を介して当該移動局に送信す
るのか(すなわち、ソフトハンドオーバーを行うか)、
又は送信データを1つの基地局のみを介して当該移動局
に送信するのかを選択することができる。したがって、
送信データの送信において選択的にソフトハンドオーバ
ーを行うことにより、基地局の使用リソースの削減を図
り、スループット及び周波数効率を向上させることが可
能となる。
【0028】また、請求項6のように、基地局制御局の
基地局送信手段は、送信データがリアルタイム受信を要
するか否かを判断するデータ判断手段と、送信データが
リアルタイム受信を要する場合には、送信データを各基
地局それぞれに送信し、送信データがリアルタイム受信
を要しない場合には、送信データを1つの基地局のみに
送信する選択送信手段と、を含むことが好ましい。
【0029】送信データがリアルタイム受信を要する場
合には、ソフトハンドオーバーを行うことにより伝送品
質の向上や無瞬断通信が可能となり、送信データがリア
ルタイム受信を要しない場合には、上述のように送信デ
ータの送信を1つの基地局のみを介して行うことにより
他の基地局の使用リソースを削減することができるから
である。
【0030】上記請求項5、6に係る移動通信システム
についての発明は、移動通信方法、基地局制御局、基地
局、移動局の視点から捉えると、以下のように記述する
ことができる。これらは上記移動通信システムの発明と
同じ技術的思想に基づくものであり、その解決手段も上
記と同じ思想に基づくものである。
【0031】本発明に係る移動通信方法は、請求項11
のように、複数の基地局、網を介して各基地局と接続さ
れた基地局制御局、及び各基地局と通信可能な位置に存
在する移動局を含んで構成された移動通信システムにて
実行される移動通信方法であって、基地局制御局が、移
動局に送信すべき送信データを、各基地局それぞれに送
信するか又は各基地局のうち1つの基地局のみに送信す
る基地局送信工程と、基地局が、基地局制御局により送
信データが送信された場合に、移動局に送信データを送
信する移動局送信工程と、移動局が、送信データが、各
基地局それぞれから送信されたか又は1つの基地局から
送信されたかを判断する送信判断工程と、移動局が、各
基地局それぞれから送信された場合には、ダイバーシチ
受信を行い、1つの基地局から送信された場合には、送
信データを受信する受信工程と、を有することを特徴と
する。
【0032】なお、請求項12のように、基地局送信工
程は、基地局制御局が、送信データがリアルタイム受信
を要するか否かを判断するデータ判断工程と、基地局制
御局が、送信データがリアルタイム受信を要する場合に
は、送信データを各基地局それぞれに送信し、送信デー
タがリアルタイム受信を要しない場合には、送信データ
を1つの基地局のみに送信する選択送信工程と、を含む
ことが好ましい。
【0033】また、本発明に係る基地局制御局は、請求
項18のように、網を介して接続された複数の基地局、
及び通信可能な位置に存在する移動局とともに移動通信
システムを構成し、当該移動通信システムでは、各基地
局により、移動局に送信すべき送信データが受信された
場合に、移動局に送信データが送信され、移動局によ
り、各基地局それぞれから送信データが送信された場合
には、ダイバーシチ受信が行われ、各基地局のうち1つ
の基地局から送信データが送信された場合には、送信デ
ータが受信される、基地局制御局であって、送信データ
を、各基地局それぞれに送信するか又は1つの基地局の
みに送信する基地局送信手段を有することを特徴とす
る。
【0034】なお、請求項19のように、基地局制御局
の基地局送信手段は、送信データがリアルタイム受信を
要するか否かを判断するデータ判断手段と、送信データ
がリアルタイム受信を要する場合には、送信データを各
基地局それぞれに送信し、送信データがリアルタイム受
信を要しない場合には、送信データを1つの基地局のみ
に送信する選択送信手段と、を含むことが好ましい。
【0035】また、本発明に係る基地局は、請求項20
のように、少なくとも1つの他の基地局、他の基地局と
ともに網を介して接続された基地局制御局、及び通信可
能な位置に存在する移動局とともに移動通信システムを
構成し、当該移動通信システムでは、基地局制御局によ
り、移動局に送信すべき送信データが、他の基地局とと
もにそれぞれ送信されるか又は他の基地局には送信され
ずに自局に送信され、移動局により、送信データが複数
送信された場合には、ダイバーシチ受信が行われ、送信
データが1つ送信された場合には、送信データが受信さ
れる、基地局であって、基地局制御局により送信データ
が送信された場合に、移動局に送信データを送信する移
動局送信手段を有することを特徴とする。
【0036】また、本発明に係る移動局は、請求項21
のように、通信可能な位置に存在する複数の基地局、及
び網を介して各基地局と接続された基地局制御局ととも
に移動通信システムを構成し、当該移動通信システムで
は、基地局制御局により、送信データが、各基地局それ
ぞれに送信されるか又は各基地局のうち1つの基地局の
みに送信され、各基地局により、基地局制御局から送信
データが受信された場合に、送信データが送信される、
移動局であって、送信データが、各基地局それぞれから
送信されたか又は1つの基地局から送信されたかを判断
する送信判断手段と、各基地局それぞれから送信された
場合には、ダイバーシチ受信を行い、1つの基地局から
送信された場合には、送信データを受信する受信手段
と、を有することを特徴とする。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図面とともに本発明の好適
な実施形態について詳細に説明する。なお、本実施形態
では、CDMA移動通信システムおいて、移動局と通信
可能な位置に存在する基地局が2つの場合について説明
するが、本発明は、これに限られるものではなく、他の
通信方式や、或いは基地局が3つ以上の場合にも適用可
能である。
【0038】[第1実施形態]本発明の第1実施形態に
ついて図1〜図6を用いて説明する。図1は、データ通
信等のリアルタイム受信を要しない場合の移動通信シス
テム10の概念図であり、図2は、テレビ電話等の動画
通信や音声通信等のリアルタイム受信を要する場合の移
動通信システム10の概念図である。
【0039】図1に示すように、移動局12は、基地局
14とデータ通信(移動局12宛ての送信データがリア
ルタイム受信を要しない場合の一例)を行っており、基
地局14の無線ゾーンから基地局16の無線ゾーンへと
移動しつつある。このとき、移動局12は、ハンドオー
バー状態となり、基地局14及び基地局16と同時に無
線リンクを確立し通信状態となる。なお、基地局14及
び基地局16は、網18を介して互いに接続されてい
る。
【0040】このような状態で、移動局12宛てのパケ
ット20及びパケット22が網18側から基地局14に
転送されると、基地局14は、パケット20及びパケッ
ト22からパケット22のみを抽出し、パケット22を
基地局16を介して移動局12に送信する。また、基地
局14は、残りのパケット20を直接移動局12に送信
する。移動局12は、異なるパケット20及びパケット
22を基地局14及び基地局16からそれぞれ個別に受
信する。
【0041】このように、データ通信等、移動局12宛
ての送信データがリアルタイム受信を要しない場合に
は、当該送信データを2つの基地局14及び基地局16
で分担して送信することにより、それぞれの伝送速度を
落としても、移動局12すなわちユーザ側での伝送速度
を一定に保つことができ、セル端に位置する移動局12
と通信を行う場合でも、基地局14及び基地局16の送
信電力を抑えることが可能となる。
【0042】図2に示す状態は、上述した図1に示す状
態と同じであるが、移動局12が、基地局14と音声通
信(移動局12宛ての送信データがリアルタイム受信を
要する場合の一例)を行っている点が異なる。
【0043】このような状態で、移動局12宛てのパケ
ット24が網18側から基地局14に転送されると、基
地局14は、パケット24の全部を複製し、複製したパ
ケット24を基地局16を介して移動局12に送信す
る。また、基地局14は、自らもパケット24を直接移
動局12に送信する。移動局12は、同一のパケット2
4が基地局14及び基地局16からそれぞれ送信され、
ダイバーシチ受信を行う。
【0044】このように、音声通信等、移動局12宛て
の送信データがリアルタイム受信を要する場合には、ソ
フトハンドオーバーを行うことにより伝送品質の向上や
無瞬断通信が可能となる。
【0045】次に、移動通信システム10における基地
局14及び移動局12の構成についてそれぞれ説明す
る。図3は、基地局14のブロック構成図であり、図4
は、移動局12の受信系のブロック構成図である。
【0046】基地局14は、図3に示すように、移動局
に対して信号の送受信を行うための複数のアンテナ26
と、アンテナ26により送信する送信信号又は受信され
た受信信号を多重化するための多重化装置28(MU
X:multiplexer)と、送信信号を増幅する送信アンプ
30と、受信信号を増幅する受信増幅器32と、A/D
変換等を行う無線変復調部34と、送信信号に対する拡
散及び受信信号に対する逆拡散を行ってRake合成等
を行うベースバンド信号処理部36と、パケット信号の
処理を行うパケット処理部38とを備えている。
【0047】パケット処理部38は、有線伝送路インタ
ーフェース部40を介して転送されてきた移動局12宛
てのパケット信号がデータ等、リアルタイム受信を要し
ない場合には、当該パケット信号のうち一部の抽出を行
い抽出したパケットを有線伝送路インターフェース部4
0及び網18を介して移動先の基地局16から移動局1
2に間接的に送信するとともに、移動局12宛てのパケ
ット信号のうち残ったパケットを移動局12に直接送信
する。また、移動局12宛てのパケット信号が音声等、
リアルタイム受信を要する場合には、当該パケット信号
を複製し、有線伝送路インターフェース部40及び網1
8を介して移動先の基地局16から移動局12に間接的
に送信するとともに、当該パケット信号を自らも移動局
12に直接送信する。
【0048】なお、以上の無線変復調部34、ベースバ
ンド信号処理部36、パケット処理部38及び有線伝送
路インターフェース部40は、制御部42により制御さ
れる。
【0049】移動局12は、例えば同時に4つの基地局
(チャネル)から送信される信号を受信できるよう構成
されている。図4に示すように、移動局12は、基地局
から送信された信号を受信するアンテナ44と、受信信
号を増幅、直交検波及びA/D変換する無線部46と、
無線部46から転送された信号をコード多重されたチャ
ネル毎に分離する4つのマッチドフィルタ48と、受信
信号に応じてRake合成を行うRake合成部50
と、Rake合成部50から転送された信号に対しデイ
ンターリーブ、誤り訂正を行ってパケット信号を取り出
すベースバンド処理部52と、取り出されたパケット信
号の処理を行うパケット処理部54とを備えている。
【0050】Rake合成部50は、受信信号がデータ
等、リアルタイム受信を要しない場合には、各チャネル
のRake合成は行わず、各チャネルに対応したベース
バンド処理部52に受信信号を転送する。また、受信信
号が音声等、リアルタイム受信を要する場合には、各チ
ャネルの出力をシンボル単位でRake合成を行い、任
意の1系統のベースバンド処理部52へ転送する。
【0051】パケット処理部54は、パケット信号がデ
ータパケットの場合は、パケットの順序制御を行ってデ
ータインターフェース56を介してデータカード等に転
送する。また、パケット信号が音声パケットの場合は、
音声変換処理を行いスピーカ58を用いて再生する。
【0052】なお、Rake合成部50及びパケット処
理部54には、CPU60、メモリ62、キーボード6
4及びディスプレイ66がバス接続されており、Rak
e合成部50及びパケット処理部54はCPU60によ
り制御される。
【0053】次に、移動通信システム10における基地
局14及び移動局12の動作についてそれぞれ説明す
る。図5は、基地局14の制御フローチャートであり、
図6は、移動局12の制御フローチャートである。
【0054】基地局14では、図5に示すように、通信
中の移動局12から移動先の基地局16の情報(識別子
等)を含むハンドオーバーの要求があった場合(ステッ
プS100)、通信中のパケットが移動局12にとって
リアルタイム受信を要するか否かが判断される(ステッ
プS102)。
【0055】リアルタイム受信を要しない場合には、移
動局12との最適な伝送速度が算出され、実際の現在の
伝送速度との比Xが算出される(ステップS104)。
最適な伝送速度は、例えば、誤り率を所定の値に維持し
たまま移動局14に対する送信電力を所定の値に抑え得
る符号拡散率により算出してもよいし、一律に現在の伝
送速度の半分にすると決めてもよい。そして、基地局1
4に到着している移動局12宛てのパケットのうち(1
−X)の割合分のパケットが抽出され、移動先の基地局
16を介して間接的に移動局12に送信されるととも
に、移動局12宛てのパケットのうち残ったパケットが
直接移動局12に送信される(ステップS106)。そ
して、移動局12又は移動先の基地局16からハンドー
オーバー終了の指示があった場合(ステップS10
8)、移動局12へのパケットの送信が終了される。
【0056】また、リアルタイム受信を要する場合に
は、移動局12宛てのパケットの全部が複製され(ステ
ップS110)、複製したパケットが移動先の基地局1
6を介して間接的に移動局12に送信されるとともに、
基地局14自らによっても同一のパケットが直接移動局
12に送信される(ステップS112)。そして、移動
局12又は移動先の基地局16からハンドーオーバー終
了の指示があった場合(ステップS114)、移動局1
2へのパケットの送信が終了される。
【0057】移動局12では、図6に示すように、通信
中の基地局14及び周囲の基地局16から送信される報
知信号が常時モニタされており、両者間の報知信号の受
信レベルの差が所定の値以下になった場合(ステップS
116)、通信中の基地局14に、移動先の基地局16
の情報(識別子等)を含むハンドオーバーが要求され
(ステップS118)、移動先の基地局16とのリンク
が確立され通信が開始される(スッテプ120)。そし
て、通信中のパケットが移動局12にとってリアルタイ
ム受信を要するか否かが判断される(ステップS12
2)。
【0058】リアルタイム受信を要しない場合には、移
動元の基地局14及び移動先の基地局16からそれぞれ
送信された異なるパケットが個別に受信され(ステップ
S126)、復調、ベースバンド処理が行われ、抽出さ
れた受信パケットの順序が並び替えられる(ステップS
126)。パケットの並び替えは、例えばパケットにシ
ーケンス番号を付与することにより実現することができ
る。なお、順序制御されたパケットは、データインター
フェースに転送される。そして、移動先の基地局16か
らの受信電力が所定の値以上になった場合(ステップS
128)、移動元の基地局14又は移動先の基地局16
にハンドオーバーの終了が指示される(ステップS13
0)。
【0059】また、リアルタイム受信を要する場合に
は、移動元の基地局14及び移動先の基地局16からそ
れぞれ送信された同一のパケットがダイバーシチ受信さ
れる(ステップS132)。そして、移動先の基地局1
6からの受信電力が所定の値以上になった場合(ステッ
プS134)、ステップS130に移行する。
【0060】以上説明したように、第1実施形態によれ
ば、移動局12が通信中の基地局14とともに移動先の
基地局16とも通信可能な位置に移動した場合に、基地
局14は、移動局12宛てのパケットを分割し移動先の
基地局16と分担して移動局12に送信するのか、又は
当該パケットを複製し移動先の基地局16とともに同一
のパケットを移動局12に送信するのかを選択すること
ができる。したがって、移動局12宛てのパケットの送
信において選択的にソフトハンドオーバーを行うことに
より、基地局14及び基地局16の使用リソースの削減
を図り、スループット及び周波数効率を向上させること
が可能となる。
【0061】また、移動局12宛てのパケットがリアル
タイム受信を要しない場合には、当該パケットの送信を
移動先の基地局16と分担することにより実行転送速度
を増加させることができ、当該パケットがリアルタイム
受信を要する場合には、ソフトハンドオーバーを行うこ
とにより伝送品質の向上や無瞬断通信が可能となる。
【0062】また、移動局12と基地局14との間の実
際の伝送速度に応じて、当該伝送速度が低い場合には、
抽出するパケット量が増加させられることにより移動先
の基地局16から送信するパケット量を増加させ、移動
局12側における伝送速度を補償することができ、伝送
速度が高い場合には、前述とは逆に抽出するパケット量
が減少させられることにより、同様の効果が得られる。
【0063】なお、基地局14が、移動局12宛てのパ
ケットがリアルタイム受信を要する場合に比べて、当該
パケットがリアルタイム受信を要しない場合に移動局1
2に直接送信するパケットの伝送速度を低くすれば、移
動局12に対する送信電力を抑えることができ、その分
の送信電力を他の移動局に振り分けて基地局14当たり
の収容能力を増加させることが可能となる。また、この
とき移動局12は、分割された移動局12宛てのパケッ
トを移動先の基地局16からも並列で受信するため、移
動局12側における伝送速度が補償され、ユーザに対す
るサービス性の低下も防止される。
【0064】[第2実施形態]本発明の第2実施形態に
ついて図7〜図11を用いて説明する。図7は、データ
通信等のリアルタイム受信を要しない場合の移動通信シ
ステム70の概念図であり、図8は、テレビ電話等の動
画通信や音声通信等のリアルタイム受信を要する場合の
移動通信システム70の概念図である。
【0065】図7に示すように、移動局72は、基地局
74を介して基地局制御局78とデータ通信(移動局7
2宛ての送信データがリアルタイム受信を要しない場合
の一例)を行っており、基地局74の無線ゾーンから基
地局76の無線ゾーンへと移動しつつある。このとき、
移動局72は、ハンドオーバー状態となり、基地局74
及び基地局76と同時に無線リンクを確立し通信状態と
なる。なお、基地局制御局78は、基地局74及び基地
局76とそれぞれ接続されている。
【0066】このような状態で、基地局制御局78が網
18側から移動局72宛てのパケット80を受信する
と、基地局制御局74は、基地局74及び基地局76そ
れぞれの報知信号の受信レベル及びトラヒック状況に基
づいて基地局74又は基地局76のうちいずれか1つを
選択し、パケット80を送信する。図7は、移動先の基
地局76が選択された状態を示しているが、通信中であ
った移動元の基地局74が選択される場合もある。移動
局72は、選択された基地局76からパケット80を受
信する。
【0067】このように、データ通信等、移動局72宛
ての送信データがリアルタイム受信を要しない場合に
は、基地局制御局78が当該送信データを基地局14又
は基地局16のうちいずれか1つを介して移動局72に
送信することにより、基地局74及び基地局76の使用
リソースを削減することができる。
【0068】図8に示す状態は、上述した図7に示す状
態と同じであるが、移動局72が、基地局74を介して
基地局制御局78と音声通信(移動局72宛ての送信デ
ータがリアルタイム受信を要する場合の一例)を行って
いる点が異なる。
【0069】このような状態で、基地局制御局78が網
18側から移動局72宛てのパケット82を受信する
と、基地局制御局74は、基地局74及び基地局76そ
れぞれにパケット82を送信する。移動局12は、パケ
ット82が基地局74及び基地局76からそれぞれ送信
され、ダイバーシチ受信を行う。
【0070】このように、音声通信等、移動局72宛て
の送信データがリアルタイム受信を要する場合には、ソ
フトハンドオーバーを行うことにより伝送品質の向上や
無瞬断通信が可能となる。
【0071】次に、移動通信システム70における基地
局制御局78及び移動局72の構成についてそれぞれ説
明する。
【0072】基地局制御局78は、上述した第1実施形
態における基地局14と同等の構成を採っており(図3
参照)、基地局14では複数の移動局とアンテナ26に
より無線で信号の送受信が行われるのに対し基地局制御
局78では複数の基地局と有線により信号の送受信が行
われる点、及び制御部42によるパケット処理部38の
動作が異なる。
【0073】基地局制御局78のパケット処理部は、網
18側から転送されてきた移動局72宛てのパケット信
号がデータ等、リアルタイム受信を要しない場合には、
基地局74及び基地局76それぞれの報知信号の受信レ
ベル及びトラヒック状況に基づいて基地局74又は基地
局76のうちいずれか1つを選択し、当該パケット信号
を送信する。また、移動局72宛てのパケット信号が音
声等、リアルタイム受信を要する場合には、当該パケッ
ト信号を基地局74又は基地局76それぞれに送信す
る。
【0074】移動局72は、例えば同時に3つの基地局
(チャネル)から送信される信号を受信できるよう構成
されており、アンテナ44、無線部46及びマッチドフ
ィルタ48等の構成は上述した第1実施形態における移
動局12と同一であるため説明を省略する。図9は、移
動局72の受信系のブロック構成図である。
【0075】図示するように、移動局72は、アンテナ
44と、無線部46と、マッチドフィルタ48と、分離
されたチャネル毎の信号のRake合成を行うRake
合成部84と、Rake合成部84から転送された信号
に対しデインターリーブ、誤り訂正を行ってパケット信
号を取り出すベースバンド処理部86とを備えている。
【0076】ベースバンド処理部86は、パケット信号
がデータパケットの場合は、データインターフェース5
6を介してデータカード等に転送し、パケット信号が音
声パケットの場合は、音声変換処理を行いスピーカ58
を用いて再生する。
【0077】なお、Rake合成部84及びパケット処
理部86には、CPU88、メモリ62、キーボード6
4及びディスプレイ66がバス接続されており、Rak
e合成部84及びパケット処理部86はCPU88によ
り制御される。
【0078】次に、移動通信システム70における基地
局制御局78及び移動局72の動作についてそれぞれ説
明する。図10は、基地局制御局78の制御フローチャ
ートであり、図11は、移動局72の制御フローチャー
トである。
【0079】基地局制御局78では、図10に示すよう
に、基地局74を介して通信中の移動局72から移動先
の基地局16の情報(識別子等)を含むハンドオーバー
の要求があった場合(ステップS140)、通信中のパ
ケットが移動局72にとってリアルタイム受信を要する
か否かが判断される(ステップS142)。
【0080】リアルタイム受信を要しない場合には、移
動局72から通知される基地局74及び基地局76それ
ぞれの報知信号の受信レベル、及び基地局74及び基地
局76それぞれのトラヒック状況に基づいて、基地局7
4又は基地局76のうちいずれか1つが選択される(ス
テップS144)。この基地局の選択は、例えば、トラ
ヒック負荷が所定の値以下となる基地局のうち、移動局
における報知信号の受信電力が最も高い基地局を選択す
ることにより行われる。そして、選択した基地局76が
移動局72に通知されるとともに、移動局72宛てのパ
ケットが基地局76に送信される(ステップS14
6)。そして、移動局72又は移動先の基地局76から
ハンドーオーバー終了の指示があった場合(ステップS
148)、ステップS144以降の処理が終了される。
【0081】また、リアルタイム受信を要する場合に
は、移動局72宛てのパケットが複製され(ステップS
150)、移動元の基地局74及び移動先の基地局76
が移動局72に通知されるとともに、移動局72宛ての
パケットが基地局74及び基地局76にそれぞれ送信さ
れる(ステップS152)。そして、移動局72又は移
動先の基地局76からハンドーオーバー終了の指示があ
った場合(ステップS154)、移動元の基地局74へ
のパケットの送信が停止される(ステップS156)。
【0082】移動局72では、図11に示すように、通
信中の基地局74及び周囲の基地局76から送信される
報知信号が常時モニタされており、両者間の報知信号の
受信レベルの差が所定の値以下になった場合(ステップ
S158)、通信中の基地局74を介して基地局制御局
78に、移動先の基地局76の情報(識別子等)を含む
ハンドオーバーが要求され(ステップS160)、移動
先の基地局76とのリンクが確立され通信が開始される
(スッテプ162)。そして、通信中のパケットが移動
局72にとってリアルタイム受信を要するか否かが判断
される(ステップS164)。
【0083】リアルタイム受信を要しない場合には、基
地局制御局78により指定された基地局76から送信さ
れたパケットが受信される(ステップS166)。同時
に、周辺基地局の受信状態に関する情報がアップデート
され、基地局制御局78に通知される(ステップS16
8)。これは、例えば個別チャネルに付随した制御チャ
ネル等を用いて行うことができる。そして、移動先の基
地局76からの受信電力が所定の値以上になった場合
(ステップS170)、基地局制御局78にハンドオー
バーの終了が指示される(ステップS172)。
【0084】また、リアルタイム受信を要する場合に
は、移動元の基地局74及び移動先の基地局76からそ
れぞれ送信されたパケットがダイバーシチ受信される
(ステップS174)。そして、移動先の基地局76か
らの受信電力が所定の値以上になった場合(ステップS
176)、ステップS172に移行する。
【0085】以上説明したように、第2実施形態によれ
ば、移動局72が通信中の基地局74とともに移動先の
基地局76とも通信可能な位置に移動した場合に、基地
局制御局78は、移動局72宛てのパケットを基地局7
4及び基地局76それぞれを介して移動局72に送信す
るのか、又は当該パケットを基地局74又は基地局76
のうち1つの基地局のみを介して移動局72に送信する
のかを選択することができる。したがって、移動局72
宛てのパケットの送信において選択的にソフトハンドオ
ーバーを行うことにより、基地局72及び基地局76の
使用リソースの削減を図り、スループット及び周波数効
率を向上させることが可能となる。
【0086】また、移動局72宛てのパケットがリアル
タイム受信を要しない場合には、当該パケットの送信を
選択した1つの基地局76のみを介して行うことにより
基地局の使用リソースを削減することができ、当該パケ
ットがリアルタイム受信を要する場合には、ソフトハン
ドオーバーを行うことにより伝送品質の向上や無瞬断通
信が可能となる。
【0087】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、移動局が複数の基地局と通信可能な位置に存在する
際に、基地局は、送信データを分割し他の基地局と分担
して当該移動局に送信するのか、又は送信データを複製
し他の基地局とともに同一の送信データを当該移動局に
送信するのか(すなわち、ソフトハンドオーバーを行う
のか)を選択することができる。したがって、送信デー
タの送信において選択的にソフトハンドオーバーを行う
ことにより、基地局の使用リソースの削減を図り、スル
ープット及び周波数効率を向上させることが可能とな
る。
【0088】このとき、送信データがリアルタイム受信
を要しない場合には、上述のように送信データの送信を
他の基地局と分担することにより実行転送速度を増加さ
せることができ、送信データがリアルタイム受信を要す
る場合には、ソフトハンドオーバーを行うことにより伝
送品質の向上や無瞬断通信が可能となる。
【0089】また、移動局が複数の基地局と通信可能な
位置に存在する際に、基地局制御局は、送信データを各
基地局を介して当該移動局に送信するのか(すなわち、
ソフトハンドオーバーを行うか)、又は送信データを1
つの基地局のみを介して当該移動局に送信するのかを選
択することができる。したがって、送信データの送信に
おいて選択的にソフトハンドオーバーを行うことによ
り、基地局の使用リソースの削減を図り、スループット
及び周波数効率を向上させることが可能となる。
【0090】このとき、送信データがリアルタイム受信
を要する場合には、ソフトハンドオーバーを行うことに
より伝送品質の向上や無瞬断通信が可能となり、送信デ
ータがリアルタイム受信を要しない場合には、上述のよ
うに送信データの送信を1つの基地局のみを介して行う
ことにより他の基地局の使用リソースを削減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態におけるリアルタイム受信を要し
ない場合の移動通信システムの概念図である。
【図2】第1実施形態におけるリアルタイム受信を要す
る場合の移動通信システムの概念図である。
【図3】第1実施形態における基地局のブロック構成図
である。
【図4】第1実施形態における移動局の受信系のブロッ
ク構成図である。
【図5】第1実施形態における基地局の制御フローチャ
ートである。
【図6】第1実施形態における移動局の制御フローチャ
ートである。
【図7】第2実施形態におけるリアルタイム受信を要し
ない場合の移動通信システムの概念図である。
【図8】第2実施形態におけるリアルタイム受信を要す
る場合の移動通信システムの概念図である。
【図9】第2実施形態における移動局の受信系のブロッ
ク構成図である。
【図10】第2実施形態における基地局制御局の制御フ
ローチャートである。
【図11】第2実施形態における移動局の制御フローチ
ャートである。
【図12】従来のソフトハンドオーバーの概念図であ
る。
【符号の説明】
10、70…移動通信システム、12、72…移動局、
14、16、74、76…基地局、18…網、20、2
2、24、80、82…パケット、78…基地局制御
局。
フロントページの続き Fターム(参考) 5K027 AA11 CC08 DD00 5K067 AA13 BB02 BB21 CC24 DD11 DD51 EE10 EE66 FF02 HH22 JJ11 KK03 KK15

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 網を介して互いに接続された複数の基地
    局、及び前記各基地局と通信可能な位置に存在する移動
    局を含んで構成された移動通信システムであって、 前記基地局は、 前記移動局に送信すべき送信データの一部の抽出又は全
    部の複製のいずれかを行い、抽出した抽出データ又は複
    製した複製データを他の基地局を介して前記移動局に送
    信する間接送信手段と、 前記抽出が行われた場合には、前記送信データの残りを
    前記移動局に送信し、前記複製が行われた場合には、前
    記送信データの全部を前記移動局に送信する直接送信手
    段と、 を有し、 前記移動局は、 前記基地局及び前記他の基地局から送信された各データ
    が同一か否かを判断する判断手段と、 前記各データが同一の場合には、ダイバーシチ受信を行
    い、前記各データが異なる場合には、前記各データを個
    別に受信する受信手段と、 を有する、 ことを特徴とする移動通信システム。
  2. 【請求項2】 前記基地局の前記間接送信手段は、 前記送信データがリアルタイム受信を要するか否かを判
    断するデータ判断手段と、 前記送信データがリアルタイム受信を要しない場合に
    は、前記送信データの一部の抽出を行い、前記送信デー
    タがリアルタイム受信を要する場合には、前記送信デー
    タの全部の複製を行う選択実行手段と、 を含むことを特徴とする請求項1に記載の移動通信シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記基地局の前記間接送信手段は、 前記送信データの一部の抽出を行う場合、前記基地局と
    前記移動局との間の伝送品質に応じて、抽出するデータ
    量を増減することを特徴とする請求項1又は2に記載の
    移動通信システム。
  4. 【請求項4】 前記基地局の前記直接送信手段は、 前記送信データの残りを前記移動局に送信する場合の伝
    送速度を、前記送信データの全部を前記移動局に送信す
    る場合の伝送速度に比べて低くすることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれか1項に記載の移動通信システム。
  5. 【請求項5】 複数の基地局、網を介して前記各基地局
    と接続された基地局制御局、及び前記各基地局と通信可
    能な位置に存在する移動局を含んで構成された移動通信
    システムであって、 前記基地局制御局は、 前記移動局に送信すべき送信データを、前記各基地局そ
    れぞれに送信するか又は前記各基地局のうち1つの基地
    局のみに送信する基地局送信手段を有し、 前記基地局は、 前記基地局制御局により前記送信データが送信された場
    合に、前記移動局に前記送信データを送信する移動局送
    信手段を有し、 前記移動局は、 前記送信データが、前記各基地局それぞれから送信され
    たか又は前記1つの基地局から送信されたかを判断する
    送信判断手段と、 前記各基地局それぞれから送信された場合には、ダイバ
    ーシチ受信を行い、前記1つの基地局から送信された場
    合には、前記送信データを受信する受信手段と、 を有する、 ことを特徴とする移動通信システム。
  6. 【請求項6】 前記基地局制御局の前記基地局送信手段
    は、 前記送信データがリアルタイム受信を要するか否かを判
    断するデータ判断手段と、 前記送信データがリアルタイム受信を要する場合には、
    前記送信データを前記各基地局それぞれに送信し、前記
    送信データがリアルタイム受信を要しない場合には、前
    記送信データを前記1つの基地局のみに送信する選択送
    信手段と、 を含むことを特徴とする請求項5に記載の移動通信シス
    テム。
  7. 【請求項7】 網を介して互いに接続された複数の基地
    局、及び前記各基地局と通信可能な位置に存在する移動
    局を含んで構成された移動通信システムにて実行される
    移動通信方法であって、 前記基地局が、前記移動局に送信すべき送信データの一
    部の抽出又は全部の複製のいずれかを行い、抽出した抽
    出データ又は複製した複製データを他の基地局を介して
    前記移動局に送信する間接送信工程と、 前記基地局が、前記抽出が行われた場合には、前記送信
    データの残りを前記移動局に送信し、前記複製が行われ
    た場合には、前記送信データの全部を前記移動局に送信
    する直接送信工程と、 前記移動局が、前記基地局及び前記他の基地局から送信
    された各データが同一か否かを判断する判断工程と、 前記移動局が、前記各データが同一の場合には、ダイバ
    ーシチ受信を行い、前記各データが異なる場合には、前
    記各データを個別に受信する受信工程と、 を有する移動通信方法。
  8. 【請求項8】 前記間接送信工程は、 前記基地局が、前記送信データがリアルタイム受信を要
    するか否かを判断するデータ判断工程と、 前記基地局が、前記送信データがリアルタイム受信を要
    しない場合には、前記送信データの一部の抽出を行い、
    前記送信データがリアルタイム受信を要する場合には、
    前記送信データの全部の複製を行う選択実行工程と、 を含むことを特徴とする請求項7に記載の移動通信方
    法。
  9. 【請求項9】 前記間接送信工程では、 前記基地局が、前記送信データの一部の抽出を行う場
    合、前記基地局と前記移動局との間の伝送品質に応じ
    て、抽出するデータ量を増減することを特徴とする請求
    項7又は8に記載の移動通信方法。
  10. 【請求項10】 前記直接送信工程では、 前記基地局が、前記送信データの残りを前記移動局に送
    信する場合の伝送速度を、前記送信データの全部を前記
    移動局に送信する場合の伝送速度に比べて低くすること
    を特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の移動
    通信方法。
  11. 【請求項11】 複数の基地局、網を介して前記各基地
    局と接続された基地局制御局、及び前記各基地局と通信
    可能な位置に存在する移動局を含んで構成された移動通
    信システムにて実行される移動通信方法であって、 前記基地局制御局が、前記移動局に送信すべき送信デー
    タを、前記各基地局それぞれに送信するか又は前記各基
    地局のうち1つの基地局のみに送信する基地局送信工程
    と、 前記基地局が、前記基地局制御局により前記送信データ
    が送信された場合に、前記移動局に前記送信データを送
    信する移動局送信工程と、 前記移動局が、前記送信データが、前記各基地局それぞ
    れから送信されたか又は前記1つの基地局から送信され
    たかを判断する送信判断工程と、 前記移動局が、前記各基地局それぞれから送信された場
    合には、ダイバーシチ受信を行い、前記1つの基地局か
    ら送信された場合には、前記送信データを受信する受信
    工程と、 を有する移動通信方法。
  12. 【請求項12】 前記基地局送信工程は、 前記基地局制御局が、前記送信データがリアルタイム受
    信を要するか否かを判断するデータ判断工程と、 前記基地局制御局が、前記送信データがリアルタイム受
    信を要する場合には、前記送信データを前記各基地局そ
    れぞれに送信し、前記送信データがリアルタイム受信を
    要しない場合には、前記送信データを前記1つの基地局
    のみに送信する選択送信工程と、 を含むことを特徴とする請求項11に記載の移動通信方
    法。
  13. 【請求項13】 網を介して互いに接続された少なくと
    も1つの他の基地局、及び通信可能な位置に存在する移
    動局とともに移動通信システムを構成し、当該移動通信
    システムでは、前記移動局により、前記他の基地局とと
    もに送信した各データが同一の場合には、ダイバーシチ
    受信が行われ、前記各データが異なる場合には、前記各
    データが個別に受信される、基地局であって、 前記移動局に送信すべき送信データの一部の抽出又は全
    部の複製のいずれかを行い、抽出した抽出データ又は複
    製した複製データを前記他の基地局を介して前記移動局
    に送信する間接送信手段と、 前記抽出が行われた場合には、前記送信データの残りを
    前記移動局に送信し、前記複製が行われた場合には、前
    記送信データの全部を前記移動局に送信する直接送信手
    段と、 を有する基地局。
  14. 【請求項14】 前記基地局の前記間接送信手段は、 前記送信データがリアルタイム受信を要するか否かを判
    断するデータ判断手段と、 前記送信データがリアルタイム受信を要しない場合に
    は、前記送信データの一部の抽出を行い、前記送信デー
    タがリアルタイム受信を要する場合には、前記送信デー
    タの全部の複製を行う選択実行手段と、 を含むことを特徴とする請求項13に記載の基地局。
  15. 【請求項15】 前記基地局の前記間接送信手段は、 前記送信データの一部の抽出を行う場合、前記基地局と
    前記移動局との間の伝送品質に応じて、抽出するデータ
    量を増減することを特徴とする請求項13又は14に記
    載の基地局。
  16. 【請求項16】 前記基地局の前記直接送信手段は、 前記送信データの残りを前記移動局に送信する場合の伝
    送速度を、前記送信データの全部を前記移動局に送信す
    る場合の伝送速度に比べて低くすることを特徴とする請
    求項13〜15のいずれか1項に記載の基地局。
  17. 【請求項17】 通信可能な位置に存在し、網を介して
    互いに接続された複数の基地局とともに移動通信システ
    ムを構成し、当該移動通信システムでは、前記基地局に
    より、送信データの一部の抽出又は全部の複製のいずれ
    かが行われ、抽出した抽出データ又は複製した複製デー
    タが他の基地局を介して送信され、前記抽出が行われた
    場合には、前記送信データの残りが送信され、前記複製
    が行われた場合には、前記送信データの全部が送信され
    る、移動局であって、 前記基地局及び前記他の基地局から送信された各データ
    が同一か否かを判断する判断手段と、 前記各データが同一の場合には、ダイバーシチ受信を行
    い、前記各データが異なる場合には、前記各データを個
    別に受信する受信手段と、 を有する移動局。
  18. 【請求項18】 網を介して接続された複数の基地局、
    及び通信可能な位置に存在する移動局とともに移動通信
    システムを構成し、当該移動通信システムでは、前記各
    基地局により、前記移動局に送信すべき送信データが受
    信された場合に、前記移動局に前記送信データが送信さ
    れ、前記移動局により、前記各基地局それぞれから前記
    送信データが送信された場合には、ダイバーシチ受信が
    行われ、前記各基地局のうち1つの基地局から前記送信
    データが送信された場合には、前記送信データが受信さ
    れる、基地局制御局であって、 前記送信データを、前記各基地局それぞれに送信するか
    又は前記1つの基地局のみに送信する基地局送信手段を
    有する基地局制御局。
  19. 【請求項19】 前記基地局制御局の前記基地局送信手
    段は、 前記送信データがリアルタイム受信を要するか否かを判
    断するデータ判断手段と、 前記送信データがリアルタイム受信を要する場合には、
    前記送信データを前記各基地局それぞれに送信し、前記
    送信データがリアルタイム受信を要しない場合には、前
    記送信データを前記1つの基地局のみに送信する選択送
    信手段と、 を含むことを特徴とする請求項18に記載の基地局制御
    局。
  20. 【請求項20】 少なくとも1つの他の基地局、前記他
    の基地局とともに網を介して接続された基地局制御局、
    及び通信可能な位置に存在する移動局とともに移動通信
    システムを構成し、当該移動通信システムでは、前記基
    地局制御局により、前記移動局に送信すべき送信データ
    が、前記他の基地局とともにそれぞれ送信されるか又は
    前記他の基地局には送信されずに自局にのみ送信され、
    前記移動局により、前記送信データが複数送信された場
    合には、ダイバーシチ受信が行われ、前記送信データが
    1つ送信された場合には、前記送信データが受信され
    る、基地局であって、 前記基地局制御局により前記送信データが送信された場
    合に、前記移動局に前記送信データを送信する移動局送
    信手段を有する基地局。
  21. 【請求項21】 通信可能な位置に存在する複数の基地
    局、及び網を介して前記各基地局と接続された基地局制
    御局とともに移動通信システムを構成し、当該移動通信
    システムでは、前記基地局制御局により、送信データ
    が、前記各基地局それぞれに送信されるか又は前記各基
    地局のうち1つの基地局のみに送信され、前記各基地局
    により、前記基地局制御局から前記送信データが受信さ
    れた場合に、前記送信データが送信される、移動局であ
    って、 前記送信データが、前記各基地局それぞれから送信され
    たか又は前記1つの基地局から送信されたかを判断する
    送信判断手段と、 前記各基地局それぞれから送信された場合には、ダイバ
    ーシチ受信を行い、前記1つの基地局から送信された場
    合には、前記送信データを受信する受信手段と、 を有する移動局。
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