JP2003110716A

JP2003110716A - 電化製品監視システム

Info

Publication number: JP2003110716A
Application number: JP2001296942A
Authority: JP
Inventors: Hiroomi Watanabe; 弘臣渡辺; Shigeki Fujii; 茂樹藤井
Original assignee: Teac Corp
Current assignee: Teac Corp
Priority date: 2001-09-27
Filing date: 2001-09-27
Publication date: 2003-04-11
Also published as: US20030058101A1; US6784801B2

Abstract

(57)【要約】【課題】本発明は電化製品の動作状況を離れた場所で
確認できることを課題とする。【解決手段】電化製品監視システム１０は、例えば、
コインランドリー店１２に設置された洗濯機１４及び乾
燥機１６の電化製品の動作状況を監視する監視装置１８
と、監視装置１８からの信号により動作終了の信号を送
信する通信機２０と備えてなる。通信機２０としては、
例えば、ユーザが携帯電話機２２を所持している場合に
は、無線で基地局２４へ信号を送信し、基地局２４を介
して予め設定された電話番号の携帯電話機２２へ動作終
了信号を送信する。また、通信機２０は、公衆回線とも
接続されており、電話機、ファクシミリあるいはインタ
ーネットを介してユーザのパーソナルコンピュータへ洗
濯機１４及び乾燥機１６の電化製品の動作状況を知らせ
る信号を送信する。これにより、ユーザが電化製品から
離れた場所にいても電化製品の動作状況をユーザに知ら
せることができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は電化製品監視システ
ムに係り、特に電化製品の動作状況を離れた場所に報知
するよう構成された電化製品監視システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】各家庭、職場、学校、公共施設等におい
ては、あらゆる電化製品（例えば、洗濯機、乾燥機、冷
蔵庫、テレビ、ステレオ、ビデオレコーダ、パーソナル
コンピュータ、ＤＶＤ装置、ファクシミリ等）が設置さ
れており、夫々が必要に応じて動作している。

【０００３】このような電化製品では、例えば、洗濯機
のように洗濯動作が終了すると、ブザー音を発してユー
ザに報知するようになっている。あるいは、液晶モニタ
を有するステレオの場合、液晶モニタに例えば、ＭＤ録
音終了、ＣＤ再生終了等のメッセージを表示して報知す
るものもある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように従来の電化製品は、ブザー音またはメッセージの
表示をユーザが直接、聞くか見るかしなければならず、
常にユーザが電化製品の近くにいる必要がある。そのた
め、ユーザが外出してしまったり、あるいは別の階に移
動したときには、ブザー音を聞くことも、液晶パネルの
表示をみることができず、電化製品の動作状態を確認す
ることができなかった。

【０００５】特にコインランドリーのように洗濯中に他
の用事（例えば、買い物等）を済ませようとした場合、
他の場所からコインランドリーの状態が分からず、タイ
ミング良く、戻ることが難しい。そのため、コインラン
ドリーを洗濯開始させた後、ゆっくり買い物をしている
と、洗濯が終了してかなりの時間が経過してしまい、順
番待ちをしている人の待ち時間が長くなって不快感を与
えてしまったり、あるいは用事を十分に済ませないで戻
ると、まだ洗濯が終了しておらず、もう一度用事を済ま
せるために移動することになる。

【０００６】また、コインランドリーの場合、選択終了
後、そのままにしておくと、洗濯物が盗難にあってしま
うおそれがあり、ユーザが洗濯終了まで見張っている必
要がある。

【０００７】そこで、本発明は上記課題を解決した電化
製品監視システムを提供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、以下のような特徴を有する。上記請求項１記
載の発明は、電化製品の動作状況を監視する監視手段
と、監視手段からの監視状況検出信号に応じた信号を送
信する送信手段と、を備えており、ユーザが電化製品か
ら離れた場所にいても電化製品の動作状況をユーザに知
らせることが可能になる。

【０００９】また、請求項２記載の発明は、送信手段か
ら送信された信号を受信する受信手段と、受信手段から
の受信信号に対応する監視結果を判別し、電化製品の動
作状況を報知する報知手段と、を備えており、ユーザが
電化製品から離れた場所にいても受信手段により電化製
品の動作状況が分かり、例えば、ユーザが電化製品の設
置場所に戻る必要があるのかどうかを判断することが可
能になる。

【００１０】また、請求項３記載の発明は、送信手段及
び受信手段が、携帯電話番号を入力することで通信可能
となる通信機能を有するものであるので、ユーザが所持
している携帯電話機に信号を送信することで電化製品か
ら離れた場所にいるユーザに対して電化製品の動作状況
を知らせることができる。

【００１１】また、請求項４記載の発明は、報知手段
が、携帯電話機のスピーカ及び／又は表示画面を用いて
携帯電話機の所有者へ電化製品の動作状況を報知する機
能を有しており、ユーザが離れた場所で別の用事を済ま
しているときでも、容易に電化製品の動作状況を知らせ
ることができる。

【００１２】また、請求項５記載の発明は、監視手段
が、電化製品の電源プラグとコンセントとの間に介在
し、電源プラグの電流値の変化を監視するものであるの
で、既に設置済みの電化製品にも容易に取り付けること
ができ、しかも電化製品の機種によらず動作状況を監視
できる。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の一実施
例について説明する。

【００１４】図１は本発明になる電化製品監視システム
の一実施例を示す構成図である。

【００１５】図１に示されるように、電化製品監視シス
テム１０は、コインランドリーの動作終了を監視するも
のであり、コインランドリー店１２に設置された洗濯機
１４及び乾燥機１６の電化製品の動作状況を監視する監
視装置１８と、監視装置１８からの信号により動作終了
の信号を送信する通信機２０と備えてなる。

【００１６】通信機２０としては、例えば、ユーザが携
帯電話機２２を所持している場合には、無線で基地局２
４へ信号を送信し、基地局２４を介して予め設定された
電話番号の携帯電話機２２へ動作終了信号を送信する。
また、通信機２０は、公衆回線とも接続されており、電
話会社の交換機を介して電話機、ファクシミリ（図示せ
ず）へ、あるいはインターネットを介してユーザのパー
ソナルコンピュータ（図示せず）へ洗濯機１４及び乾燥
機１６の電化製品の動作状況を知らせる信号を送信す
る。

【００１７】図２は電化製品監視システムの構成を示す
ブロック図である。図２に示されるように、洗濯機１４
は、洗濯を行う洗濯機本体２６と、携帯電話機の電話番
号や蓋ロック解除の暗証番号等を入力するための操作ス
イッチ部２８と、洗濯機本体２６の蓋をロックする電磁
式蓋ロック機構３０と、料金支払いのためのコイン投入
機３２と、操作スイッチ部２８から入力されたデータを
登録すると共に、洗濯機本体２６の動作・停止を制御す
る制御回路３４とを有する。

【００１８】乾燥機１６は、洗濯物を乾燥させる乾燥機
本体３６と、乾燥機本体３６の蓋をロックする電磁式蓋
ロック機構３８と、乾燥機本体３６の動作・停止を制御
する制御回路４０とを有する。

【００１９】上記制御回路３４，４０は、夫々コイン投
入機３２にコインが投入され、且つ操作スイッチ部２８
により携帯電話機の電話番号やロック解除の暗証番号等
を入力されると、電磁式蓋ロック機構３０，３８をロッ
ク状態に保持して動作（この実施例では、洗濯または乾
燥）を開始し、動作終了後に動作終了を報知するための
信号を監視装置１８へ出力し、通信機２０を介してユー
ザが所持する携帯電話機２２あるいはユーザの近くに設
置された電話機、ファクシミリ、パーソナルコンピュー
タ等に動作終了の信号を送信する。

【００２０】そのため、ユーザは、洗濯機１４または乾
燥機１６に洗濯物を投入して洗濯または乾燥を開始させ
た後、コインランドリー店１２から離れた場所に移動し
ても携帯電話機２２あるいはその他の通信手段（電話
機、ファクシミリ、パーソナルコンピュータ等）によっ
て洗濯または乾燥の終了を知ることが可能になる。よっ
て、ユーザは、洗濯機１４または乾燥機１６の動作を開
始操作した後、コインランドリー店１２から離れた場所
で別の用事を済ませることができると共に、洗濯機１４
または乾燥機１６の動作終了後、タイミング良く戻るこ
とが可能になり、コインランドリー店１２に早く戻って
しまい終了まで待たされたり、遅れて戻って他のユーザ
に迷惑をかけることもない。

【００２１】また、洗濯機１４及び乾燥機１６は、暗証
番号を正確に入力した場合のみロック解除する電磁式蓋
ロック機構３０，３８を有しているため、本人以外の者
が勝手に蓋を開くことが防止される。これにより、洗濯
物の盗難が防止される。

【００２２】ここで、制御回路３４，４０が実行する制
御処理について図３及び図４のフローチャートを参照し
て説明する。

【００２３】図３に示されるように、制御回路３４，４
０は、ステップＳ１１（以下「ステップ」を省略する）
でコインの投入の有無を確認する。Ｓ１１において、コ
インの投入がない場合には、Ｓ１２に進み、クレジット
カードによる決済を行うかどうかをチェックする。

【００２４】Ｓ１１でコイン投入があった場合、あるい
はＳ１２でクレジットカード決済を希望した場合には、
Ｓ１３に進み、電磁式蓋ロック機構３０，３８の暗証番
号（例えば、４桁の数字の組み合わせ）が入力されたこ
とを確認する。Ｓ１３で暗証番号が入力された場合、Ｓ
１３ａに進み、入力された暗証番号をメモリに登録す
る。

【００２５】次のＳ１４では、通信機能を使用するかど
うかをチェックする。ユーザが操作スイッチ部２８によ
り通信機能使用を指示した場合には、Ｓ１５に進み、通
信手段（例えば、携帯電話機、電話機、ファクシミリ、
パーソナルコンピュータ等）の選択を行う。そして、ユ
ーザが操作スイッチ部２８により指示した通信機能の種
類を使用通信手段としてメモリに登録する。

【００２６】次のＳ１６では、ユーザが携帯電話機２２
を選択したかどうかをチェックする。Ｓ１６において、
携帯電話機２２が選択された場合、Ｓ１７に進み、ユー
ザが入力した携帯電話番号をメモリに登録する。Ｓ１８
では、携帯電話番号が登録されたことを確認する。

【００２７】また、上記Ｓ１６において、ユーザが携帯
電話機２２を選択しないときは、Ｓ１９に進み、他の通
信手段（例えば、電話機、ファクシミリ、パーソナルコ
ンピュータ等）の設定（電話番号、ファックス番号、電
子メールアドレスなどの登録）処理を行う。

【００２８】次のＳ２０において、スタートスイッチが
オンに操作されると、Ｓ２１に進み、料金の決済処理を
行う。続いて、Ｓ２２に進み、洗濯機１４または乾燥機
１６の電磁式蓋ロック機構３０，３８をロック動作させ
る。その後、洗濯機１４または乾燥機１６の洗濯動作ま
たは乾燥動作を開始させる。

【００２９】図４に示すＳ２４では、洗濯動作または乾
燥動作が終了したかどうかをチェックする。Ｓ２４にお
いて、洗濯動作または乾燥動作が終了したときは、Ｓ２
５に進み、通信機能の設定があるかどうかをチェックす
る。Ｓ２５において、通信機能の設定がある場合は、Ｓ
２６に進み、登録された携帯電話番号あるいはその他の
通信手段の番号へ動作終了のデータを送信する。

【００３０】この動作終了データは、監視装置１８に送
られ、通信機２０を介して携帯電話機２２またはその他
の通信手段（例えば、電話機、ファクシミリ、パーソナ
ルコンピュータ等）へ送信される。また、動作終了デー
タを受信した携帯電話機２２では、音声または表示部で
情報内容、すなわち、洗濯動作または乾燥動作が終了し
たことを知らせる。また、他の通信手段（例えば、電話
機、ファクシミリ、パーソナルコンピュータ等）の場合
も同様に、受信した動作終了の情報を音声または表示
部、ファックス紙で知らせる。

【００３１】次のＳ２７では、タイマを作動させる。Ｓ
２８において、タイマが予め設定された所定時間をカウ
ントしたかどうかをチェックする。Ｓ２８で所定時間が
経過したときは、上記Ｓ２６に戻り、Ｓ２６，Ｓ２７の
処理を繰り返す。そのため、所定時間間隔で動作終了の
データを送信する。

【００３２】そして、Ｓ２８で所定時間が経過していな
いときは、Ｓ２９に進み、ロック解除用の暗証番号が入
力されたかどうかをチェックする。ユーザがコインラン
ドリー店１２に戻り、操作スイッチ部２８により暗証番
号を入力すると、Ｓ３０に進み、入力された暗証番号と
メモリに登録された暗証番号とを照合する。

【００３３】また、上記Ｓ２５で通信機能の設定がない
場合は、Ｓ３１に進み、ロック解除用の暗証番号が入力
されたかどうかをチェックする。そして、Ｓ３０に進
み、暗証番号の照合を行う。

【００３４】Ｓ３２において、暗証番号が一致した場
合、Ｓ３３に進み、洗濯機１４または乾燥機１６の電磁
式蓋ロック機構３０，３８のロックを解除して洗濯物の
取り出しを可能にする。しかし、Ｓ３２において、暗証
番号が不一致の場合、Ｓ３４に進み、アラーム（警報）
を発して不正にロック解除することを防止する。そし
て、上記Ｓ３１に戻り、再度暗証番号が入力されたとき
は、上記Ｓ３０以降の処理を繰り返す。

【００３５】このように、ユーザが携帯電話機２２を所
持して場合には、携帯電話機２２に洗濯機１４または乾
燥機１６の動作が終了したことを示すデータが送信され
るため、ユーザは離れた場所にいても動作終了直後にタ
イミング良くコインランドリー店１２に戻ることが可能
になる。

【００３６】また、暗証番号を入力するまで洗濯機１４
または乾燥機１６の蓋ロックが解除されないので、他人
が勝手に洗濯物を取り出すことができず、盗難が確実に
防止される。

【００３７】尚、本実施例では、Ｓ１３で暗証番号を入
力し、Ｓ２９〜Ｓ３２で暗証番号の照合を行って蓋ロッ
クを解除するように構成しているが、携帯電話機２２の
発信者通知機能を利用し、Ｓ１７で登録した電話番号
と、携帯電話機２２から送出される発信者情報の照合を
行って、蓋ロックを解除するように構成してもよい。こ
の場合、電話番号自体が暗証番号の役割を持つため、入
力した暗証番号を忘れてしまい、蓋ロックが解除できな
いといったことを防止できる。また、携帯電話機２２が
ないと蓋ロックが解除できないため、より確実に盗難が
防止される。

【００３８】もちろん、蓋ロックの解除方法としては、
暗証番号の照合と発信者情報の照合とを選択できるよう
にしても良い。

【００３９】ここで、変形例について説明する。図５は
変形例の電化製品監視システムの概略構成を示す構成図
である。図６は監視装置の内部構成要素を示すブロック
図である。

【００４０】図５に示されるように、変形例の電化製品
監視システム５０は、例えば、洗濯機または乾燥機から
なる電化製品５２の電源プラグ５４と家庭用電源（ＡＣ
１００Ｖ）のコンセント５６との間に監視装置５８を介
在させて電化製品５２に供給される電流値の変化を監視
する構成である。

【００４１】監視装置５８は、電化製品５２に供給され
る電流値が設定値以下になると、動作終了の信号を無線
で送信する。そして、送信された信号は、電化製品５２
から離れた場所（家庭内の別の部屋）に設置された受信
機６０によって受信される。この受信機６０は、発光ダ
イオード（ＬＥＤ）６２の点灯またはスピーカ６４から
のアラームによって電化製品５２の動作終了を報知す
る。

【００４２】そのため、受信機６０を居間のテレビ台や
キッチンなどに設置することにより、他の用事をしてい
ても洗濯機または乾燥機の動作終了を容易に確認するこ
とができ、動作終了したことに気づかず、洗濯物の取り
出しが遅れることもなくなる。

【００４３】図６に示されるように、監視装置５８は、
電化製品５２の電源プラグ５４が差し込まれるコンセン
ト６６と、家庭用電源（ＡＣ１００Ｖ）のコンセント５
６に挿入される電源プラグ６８と、コンセント６６と電
源プラグ６８との間を接続するケーブル７０と、を有す
る。

【００４４】さらに、監視装置５８は、ケーブル７０を
流れる電流値を測定する電流計７２と、電流計７２から
出力された計測値をデジタル信号に変換するＡ／Ｄ変換
器７４と、計測値を設定値と比較して動作状況を判断す
る制御回路７６と、動作状況を表示する表示部（ＬＣ
Ｄ）７８と、設定値を入力するための操作スイッチ部８
０と、動作終了データを送信する通信機８２と、動作終
了データを電波として送信するアンテナ８４とを有す
る。

【００４５】ここで、上記のように構成された監視装置
５８の制御回路７６が実行する制御処理について図７の
フローチャートを参照して説明する。

【００４６】図７のＳ４１において、操作スイッチ部８
０のスタートスイッチがオンに操作されると、Ｓ４２進
み、動作終了時の電流値が入力されたかどうかをチェッ
クする。Ｓ４２で操作スイッチ部８０から動作終了時の
電流値が入力されると、Ｓ４３で動作終了時の電流値を
メモリに登録する。尚、Ｓ４２において、動作終了時の
電流値が既に入力されているときは、毎回入力する必要
がないので、動作終了時の電流値を入力せず、上記Ｓ４
３の処理を省略する。

【００４７】次のＳ４４では、タイマの設定時間が入力
されたかどうかをチェックする。Ｓ４４で操作スイッチ
部８０からタイマの設定時間が入力されると、Ｓ４５で
タイマの設定時間をメモリに登録する。尚、Ｓ４２にお
いて、タイマの設定時間が既に入力されているときは、
毎回入力する必要がないので、タイマの設定時間を入力
せず、上記Ｓ４３の処理を省略する。

【００４８】Ｓ４６では、電化製品５２で使用される電
流値の監視を開始する。次のＳ４７では、電流計７２で
計測された電流値が予め登録された設定値以下に下がっ
たかどうかをチェックする。Ｓ４７において、電流計７
２で計測された電流値が予め登録された設定値以下にな
ると、Ｓ４８に進み、タイマがスタートする。次のＳ４
９では、再度、電流計７２で計測された電流値が予め登
録された設定値以下に下がったかどうかをチェックす
る。Ｓ４９において、電流計７２で計測された電流値が
予め登録された設定値以下でないときは、Ｓ５０に進
み、タイマをリセットして上記Ｓ４７に戻る。

【００４９】また、Ｓ４９において、電流計７２で計測
された電流値が予め登録された設定値以下になると、Ｓ
５１に進み、タイマの計時時間が設定時間に達したかど
うかをチェックする。Ｓ５１において、タイマの計時時
間が設定時間に達していないときは、Ｓ４９に戻り、電
流計７２で計測された電流値が予め登録された設定値以
下かどうかをチェックする。

【００５０】また、Ｓ５１において、タイマの計時時間
が設定時間に達したときは、Ｓ５２に進み、電化製品５
２の動作終了信号を送信する。この動作終了信号は、通
信機８２を介してアンテナ８４から送信されて離れた場
所の受信機６０で受信される。そのため、動作終了信号
を受信した受信機６０は、発光ダイオード（ＬＥＤ）６
２の点灯またはスピーカ６４からのアラームによって電
化製品５２の動作終了をユーザに報知する。また、表示
部７８に電化製品５２の動作終了を表示してその場にい
るユーザにも報知する。

【００５１】次のＳ５３では、予め設定されたｎ回の送
信を行ったかどうかをチェックする。Ｓ５３において、
ｎ回の送信が行われるまで、Ｓ５２の送信処理を繰り返
す。そして、Ｓ５３でｎ回の送信を行った場合、Ｓ５４
に進み、今回の監視処理を終了する。

【００５２】このように、監視装置５８は、電化製品５
２の電源プラグ５４と家庭用電源（ＡＣ１００Ｖ）のコ
ンセント５６との間に装着されることにより、簡単に電
化製品５２の動作状況を離れた場所に設置された受信機
６０に動作終了データを送信してユーザに報知すること
ができる。

【００５３】また、監視装置５８は、小型で軽量であ
り、しかも電源プラグ５４に供給される電流値の変化か
ら電化製品５２の動作状況を判断するため、誰でも簡単
に取り付けることができる。特に、家庭に設置されてい
る電化製品にも、後付けで容易に取り付けられ、比較的
安価で設置することが可能である。従って、監視装置５
８は、電化製品の機種によらず動作状況を監視すること
が可能である。

【００５４】尚、上記実施例では、洗濯機及び乾燥機を
電化製品の一例として挙げたが、これに限らず、これ以
外の電化製品にも適用できるのは勿論である。

【００５５】

【発明の効果】上述の如く、請求項１記載の発明によれ
ば、電化製品の動作状況を監視する監視手段と、監視手
段からの監視状況検出信号に応じた信号を送信する送信
手段と、を備えてなるため、ユーザが電化製品から離れ
た場所にいても電化製品の動作状況をユーザに知らせる
ことができる。

【００５６】また、請求項２記載の発明によれば、送信
手段から送信された信号を受信する受信手段と、受信手
段からの受信信号に対応する監視結果を判別し、電化製
品の動作状況を報知する報知手段と、を備えてなるた
め、ユーザが電化製品から離れた場所にいても受信手段
により電化製品の動作状況が分かり、例えば、ユーザが
電化製品の設置場所に戻る必要があるのかどうかを判断
することができる。

【００５７】また、請求項３記載の発明によれば、送信
手段及び受信手段が、携帯電話番号を入力することで通
信可能となる通信機能を有するため、ユーザが所持して
いる携帯電話機に信号を送信することで電化製品から離
れた場所にいるユーザに対して電化製品の動作状況を即
座に知らせることができる。

【００５８】また、請求項４記載の発明によれば、報知
手段が、携帯電話機のスピーカ及び／又は表示画面を用
いて携帯電話機の所有者へ電化製品の動作状況を報知す
る機能を有するため、ユーザが離れた場所で別の用事を
済ましているときでも、容易に電化製品の動作状況を知
らせることができる。

【００５９】また、請求項５記載の発明によれば、監視
手段が、電化製品の電源プラグとコンセントとの間に介
在し、電源プラグの電流値の変化を監視するため、既に
設置済みの電化製品にも容易に取り付けることができ、
しかも電化製品の機種によらず動作状況を監視できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明になる電化製品監視システムの一実施例
を示す構成図である。

【図２】電化製品監視システムの構成を示すブロック図
である。

【図３】制御回路が実行する監視処理を説明するための
フローチャートである。

【図４】図３の処理に続いて実行する監視処理を説明す
るためのフローチャートである。

【図５】変形例の電化製品監視システムの概略構成を示
す構成図である。

【図６】監視装置の内部構成要素を示すブロック図であ
る。

【図７】変形例の制御回路が実行する監視処理を説明す
るためのフローチャートである。

【符号の説明】

１０，５０電化製品監視システム１２コインランドリー店１４洗濯機１６乾燥機１８，５８監視装置２０，８２通信機２２携帯電話機２６洗濯機本体２８，８０操作スイッチ部３０，３８電磁式蓋ロック機構３２コイン投入機３４，４０，７６制御回路３６乾燥機本体５２電化製品５４，６８電源プラグ５６，６６コンセント６０受信機６２発光ダイオード６４スピーカ７０ケーブル７２電流計８４アンテナ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｈ０４Ｑ 9/00 ３１１Ｈ０４Ｑ 9/00 ３１１Ｋ３４１３４１ＢＦターム(参考） 5C083 AA01 BB18 DD08 DD14 EE04 EE17 GG01 HH35 JJ35 JJ53 5K048 AA15 BA13 DC07 EB13 FB05 HA02 5K101 KK13 LL12 NN12 NN17 PP03 RR12 RR27

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】電化製品の動作状況を監視する監視手段
と、該監視手段からの監視状況検出信号に応じた信号を送信
する送信手段と、を備えてなることを特徴とする電化製品監視システム。
【請求項２】前記送信手段から送信された信号を受信
する受信手段と、該受信手段からの受信信号に対応する監視結果を判別
し、前記電化製品の動作状況を報知する報知手段と、を備えてなることを特徴とする電化製品監視システム。
【請求項３】前記送信手段は、携帯電話番号を入力す
ることで通信可能となる通信機能を有することを特徴と
する請求項１記載の電化製品監視システム。
【請求項４】前記報知手段は、携帯電話機のスピーカ
及び／又は表示画面を用いて該携帯電話機の所有者へ前
記電化製品の動作状況を報知する機能を有することを特
徴とする請求項２記載の電化製品監視システム。
【請求項５】前記監視手段は、前記電化製品の電源プ
ラグとコンセントとの間に介在し、前記電源プラグの電
流値の変化を監視することを特徴とする請求項１記載の
電化製品監視システム。