JP2003109663A - ポリマー電池 - Google Patents
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Abstract
ることにより、サイクル特性を飛躍的に向上させること
ができるポリマー電池を提供することを目的としてい
る。 【解決手段】 リチウムを吸蔵放出可能な正極活物質を
含む正極5と、リチウムを吸蔵放出可能な負極活物質を
含む負極6と、これら正負極間5・6に設けられたポリ
マー電解質とを備えたポリマー電池において、上記ポリ
マー電解質の一部は、下記化11に示すような構造とな
っていることを特徴とする。 【化11】
Description
出可能な正極活物質を含む正極と、リチウムを吸蔵放出
可能な負極活物質を含む負極と、これら正負極間に設け
られたポリマー電解質とを備えたポリマー電池に関す
る。
動情報端末の小型・軽量化が急速に進展しているが、こ
のような状況にあって、軽量かつ高容量の非水電解質電
池の利用が拡大している。
の移動により充放電を行う電池であり、この種の電池に
は、一般にリチウムイオンを挿入離脱することができる
炭素系材料(負極活物質)と、コバルト酸リチウム、ニ
ッケル酸リチウム、マンガン酸リチウム等の遷移金属酸
化物(正極活物質)と、リチウム塩を含む電解液を有し
ている。このような構成の非水電解質電池は、適正な範
囲で充放電が行われている限り優れた充放電特性を示
す。ここで、上記非水電解質電池のうちポリマー電解質
を用いたポリマー電池は、電解液の漏れを防止できる等
の利点があるので、特に好ましく、その構造は、正負極
間にセパレータが配置された状態で、電解質塩が添加さ
れた非水電解液に、ポリエチレングリコールジアクリレ
ート等のモノマーと重合開始剤とを添加し、これを加熱
すること等により作製される。
は、重合により形成されたポリマーとセパレータとの親
和性(濡れ性)に劣るため、正負両極とセパレータとの
密着性が悪くなる。この結果、ポリマー電池のサイクル
特性が低下するという課題を有していた。
課題を考慮してなされたものであって、正負両極とセパ
レータとの密着性を向上させることにより、サイクル特
性を飛躍的に向上させることができるポリマー電池を提
供することを目的としている。
に、本発明のポリマー電池は、リチウムを吸蔵放出可能
な正極活物質を含む正極と、リチウムを吸蔵放出可能な
負極活物質を含む負極と、これら正負極間に設けられた
ポリマー電解質及びセパレータとを備えたポリマー電池
において、ポリマー電解質の一部は、下記化5に示すよ
うな構造となっていることを特徴とする。
性基であるため、非極性であるセパレータとの親和性
(濡れ性)が良くなる。この結果、正負両極とセパレー
タとの密着性が向上し、ポリマー電池のサイクル特性を
向上させることができる。
明において、上記化1に示すR2 のmが3〜30、好ま
しくは10〜18であることを特徴とする。このように
規制するのは、mが3(好ましくは10)未満になる
と、非極性の効果が小さくなる。一方、mが30(好ま
しくは18)を越えると、分子量が大きくなるため、そ
の分ゲルを形成するためのモノマー量を増やす必要が生
じる。したがって、単位体積当たりの電解液量が減少し
て、電池特性が低下するからである。
明において、上記化1に示すR2 がイソボルニル基(m
=10、n=17)であることを特徴とする。このよう
に化1に示すR2 がイソボルニル基であれば、理由は定
かではないが、ポリマーとセパレータとの親和性がより
向上するので、サイクル特性を飛躍的に向上させること
ができる。
のポリマー電池は、リチウムを吸蔵放出可能な正極活物
質を含む正極と、リチウムを吸蔵放出可能な負極活物質
を含む負極と、これら正負極間に設けられたポリマー電
解質及びセパレータとを備えたポリマー電池において、
上記ポリマー電解質は、複数の重合性モノマーを重合し
たポリマーから成り、且つ上記重合性モノマーの1つと
して、下記化6に示すような非極性基を有するものが用
いられることを特徴とする。
たのと同様の作用効果を得ることができる。請求項5記
載の発明は、請求項4記載の発明において、上記化2に
示すR2 のmが3〜30、好ましくは10〜18である
ことを特徴とする。このように規制するのは、前記請求
項2で示した理由と同様の理由による。
明において、上記化6に示すR2 がイソボルニル基(m
=10、n=17)であることを特徴とする。上記構成
であれば、前記請求項3に記載したのと同様の作用効果
を得ることができる。
のポリマー電池は、リチウムを吸蔵放出可能な正極活物
質を含む正極と、リチウムを吸蔵放出可能な負極活物質
を含む負極と、これら正負極間に設けられたポリマー電
解質及びセパレータとを備えたポリマー電池において、
ポリマー電解質の一部は、アクリロイル基に直接的又は
間接的に炭化水素基が結合された構造となっていること
を特徴とする。上記構成であれば、非極性基である炭化
水素基が存在するので、前記請求項1に記載したのと同
様の作用効果を得ることができる。
明において、上記アクリロイル基と上記炭化水素基とが
間接的にが結合されている場合に、アクリロイル基と炭
化水素基との間に、下記化7で示されるポリエチレンオ
キサイド及び/又は下記化8で示されるポリプロピレン
オキサイドが存在することを特徴とする。
するものとしては、上記ポリエチレンオキサイド、ポリ
プロピレンオキサイドが例示されるが、本発明はこれら
のものに限定されるものではない。
4に基づいて、以下に説明する。図1は本発明に係る非
水電解質二次電池の正面図、図2は図1のA−A線矢視
断面図、図3は本発明に係る非水電解質二次電池に用い
るアルミラミネート外装体の断面図、図4は本発明に係
る非水電解質二次電池に用いる電極体の斜視図である。
極体1を有しており、この電極体1は収納空間2内に配
置されている。この収納空間2は、図1に示すように、
アルミラミネート外装体3の上下端と中央部とをそれぞ
れ封止部4a・4b・4cで封口することにより形成さ
れる。また、図4に示すように、上記電極体1は、Li
CoO2 から成る正極活物質を主体とする正極5と、天
然黒鉛から成る負極活物質を主体とする負極6と、これ
ら両電極を離間するセパレータ(図4においては図示せ
ず)とを偏平渦巻き状に巻回することにより作製され
る。
負極6とセパレータとの間及びセパレータには、ポリマ
ー電解質が存在しており、このポリマー電解質は、質量
比でエチレンカーボネート(EC)とジエチルカーボネ
ート(DEC)とが40:60の割合で混合された混合
溶媒に、電解質塩(リチウム塩)としてのLiPF6を
1M(モル/リットル)の割合で添加した電解液に、ラ
ウリルアクリレート(下記化9で示される一般式におい
て、R1 =H、R2 のm=12、n=25)とポリエチ
レングリコールジアクリレート(分子量300程度のも
の)とが質量比で1:1の割合で混合されたモノマー
と、重合開始剤としてのt−ヘキシルパーオキシピバレ
ートを添加して、加熱して重合させることにより形成さ
れる。
ネート外装体3の具体的な構造は、アルミニウム層11
(厚み:30μm)の両面に、各々、変性ポリプロピレ
ンから成る接着剤層12・12(厚み:5μm)を介し
てポリプロピレンから成る樹脂層13・13(厚み:3
0μm)が接着される構造である。更に、上記正極5は
アルミニウムから成る正極リード7に、また上記負極6
は銅から成る負極リード8にそれぞれ接続され、電池内
部で生じた化学エネルギーを電気エネルギーとして外部
へ取り出し得るようになっている。尚、本電池の電池容
量は150mAhである。
して作製した。 (正極の作製)先ず、LiCoO2 から成る正極活物質
90質量%と、導電剤である黒鉛3質量%及びケッチェ
ンブラック2質量%と、フッ素系結着剤(PVdF)5
質量%とを、N−メチルピロリドンから成る有機溶剤に
溶解したものを混合して、正極合剤を調製した。次に、
この正極合剤を、アルミニウム箔から成る正極芯体の両
面に均一に塗布した後、これを乾燥機中で乾燥して、正
極合剤作製時に必要であった有機溶剤を除去した。しか
る後、この極板をロールプレス機により圧延することに
より正極5を作製した。尚、このようにして作製した正
極の厚みは80μmであり、正極活物質の面積は52c
m2 である。
極活物質95質量%と、フッ素系結着剤5質量%とを、
N−メチルピロリドンから成る有機溶剤に溶解したもの
を混合して、負極合剤を作製した。次に、この負極合剤
を銅箔から成る負極芯体の両面の全面にわたって均一に
塗布した後、これを乾燥機で乾燥して、負極合剤作製時
に必要であった有機溶剤を除去した。しかる後、この極
板をロールプレス機により圧延することにより負極6を
作製した。尚、このようにして作製した負極の厚みは6
5μmであり、負極活物質の面積は58cm2 である。
た正極5と負極6とに、それぞれ正極リード7或いは負
極リード8を取り付けた後、両極5・6を、ポリエチレ
ン製のセパレータを介して重ね合わせた。しかる後、巻
き取り機により捲回し、更に、最外周をテープ止めする
ことにより偏平渦巻状の電極体1を作製した。
ミネート材を用意した後、このアルミラミネート材にお
ける端部近傍同士を重ね合わせ、更に、重ね合わせ部を
溶着して、封止部4cを形成した。次に、この筒状のア
ルミラミネート材の収納空間2内に電極体1を挿入し
た。この際、筒状のアルミラミネート材の一方の開口部
から両集電タブ7・8が突出するように電極体1を配置
した。次に、この状態で、両集電タブ7・8が突出して
いる開口部のアルミラミネート材を溶着して封止し、封
止部4aを形成した。この際、溶着は高周波誘導溶着装
置を用いて行った。
(EC)とジエチルカーボネート(DEC)とが40:
60の割合で混合された混合溶媒に、電解質塩(リチウ
ム塩)としてのLiPF6 を1M(モル/リットル)の
割合で添加した電解液と、ラウリルアクリレート(前記
化9で示される一般式において、R1 =H、R2 のm=
12、n=25)とポリエチレングリコールジアクリレ
ート(分子量300程度のもの)とが質量比で1:1の
割合で混合されたモノマーとが質量比で10:1の割合
となるように両者を混合し、この混合液に、重合開始剤
としてのt−ヘキシルパーオキシピバレート5000p
pm添加したものを、収納空間2内に注入した。この
後、上記封止部4aとは反対側のアルミラミネート材の
端部を溶着し、封止部4bを形成した。最後に、アルミ
ラミネート外装体を60℃で3時間加熱して、アルミラ
ミネート外装体内部のプレゲルをゲル化させ、ポリマー
電池を作製した。このようにして作製されたポリマー電
池においては、ポリマー電解質の一部が、下記化10
(R1 =H、R2 のm=12、n=25)に示すような
構造となっている。
ト外装体に限定されるものではなく、僅かな電池内圧の
上昇によって変形する他の外装体、或いはアルミ合金、
鉄、ステンレス等から成る外装体を用いることも可能で
ある。但し、外装体としてアルミラミネート外装体を用
いる場合には、その樹脂層は上記ポリプロピレンに限定
されるものではなく、例えば、ポリエチレン等のポリオ
レフィン系高分子、ポリエチレンテレフタレート等のポ
リエステル系高分子、ポリフッ化ビニリデン、ポリ塩化
ビニリデン等のポリビニリデン系高分子、ナイロン6、
ナイロン66、ナイロン7等のポリアミド系高分子等を
用いても良い。また、アルミラミネート外装体の構造と
しては、上記の5層構造に限定されるものではない。
の他、例えば、LiNiO2 、LiMn2 O4 或いはこ
れらの複合体、又はその正極活物質の一部(例えば、L
iCoO2 におけるCo)がAl、Mg、Ti、Sn、
Co、Mn、Ni、Fe、Zr等の異種元素で置換され
ているようなものでも良い。一方、負極活物質について
もグラファイト、コークス、酸化スズ、金属リチウム、
珪素、およびそれらの混合物等のリチウムイオンを挿入
離脱できうるものであれぱその種類は問わない。
されるものではなく、リチウム塩としては、例えば、L
iClO4 、LiBF4 、LiN(SO2 CF3 )2 、
LiN(SO2 C2 F5 )2 、LiPF6-X (Cn F
2n+1)X [但し、1 ≦x≦6、n=1又は2] 等が挙げ
られ、これらの1種もしくは2種以上を混合して使用し
ても良い。リチウム塩の濃度は特に限定されるものでは
ないが、電解液1リットル当り0.2〜1.5モルであ
ることが望ましい。また、電解液の溶媒としては、プロ
ピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ブチレン
カーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボ
ネート、エチルメチルカーボネート、γ一ブチロラクト
ンなどが挙げられ、これらの1種もしくは2種以上を混
合して使用できる。これらの中ではカーボネート系の溶
媒が好ましく、特に、環状カーボネートと非環状カーボ
ネートとを混合して用いるのが特に望ましい。
カーボネート、エチレンカーボネートが好ましく、上記
非環状カーボネートとしては、ジメチルカーボネート、
ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネートが望
ましい。
定するものではなく、アクリロイル基に直接的又は間接
的に炭化水素基が結合されるものであれば良い。
モノマーとしては、上記ポリエチレングリコールジアク
リレートに限定するものではなく、1分子内に2つ以上
の重合性官能基をもっているものであれば良い。上記重
合性官能基としては、アクリロイル基、メタクリロイル
基等が例示され、上記モノマーの具体例としては、2官
能としてポリアルキレングリコールジアクリレート、ポ
リアルキレングリコールジメタクリレート等、3官能と
してトリメチロールプロパントリアクリレート等、4官
能としてテトラメチロールメタンテトラアクリレート
等、及びこれらのエチレンオキサイド附加物等が例示さ
れる。
の実施の形態に示す電池を用いた。このようにして作製
した電池を、以下、本発明電池A1と称する。
ルアクリレートとポリエチレングリコールジアクリレー
トとが質量比で1:1の割合で混合されたものの代わり
に、それぞれ、イソステアリルアクリレート(前記化9
で示される一般式において、R1 =H、R2 のm=1
8、n=37)、イソボルニルアクリレート(前記化9
で示される一般式において、R1 =H、R2 のm=1
0、n=17)、又はステアリルメタクリレート(下記
化9で示される一般式において、R1 =CH3 、R2 の
m=18、n=37)とポリエチレングリコールジアク
リレートとが質量比で1:1の割合で混合されたものを
用いた他は、上記実施例1と同様にして電池を作製し
た。このようにして作製した電池を、以下それぞれ、本
発明電池A2〜A4と称する。 (比較例)モノマーとして、ラウリルアクリレートとポ
リエチレングリコールジアクリレートとが質量比で1:
1の割合で混合されたものの代わりに、ポリエチレング
リコールジアクリレートのみからなるものを用いた他
は、上記実施例1と同様にして電池を作製した。このよ
うにして作製した電池を、以下、比較電池Xと称する。
較電池Xにおけるサイクル特性(300サイクル経過後
の容量維持率)を調べたのでその結果を、下記表1に示
す。尚、充放電条件は下記の通りであり、また、300
サイクル経過後の容量維持率は下記数1で示す式により
算出した。 〔充放電条件〕 充電条件:1Cの定電流で電池電圧が4.1Vとなるま
で充電する(環境温度:25℃) 放電条件;1Cの定電流で電池電圧が2.75Vとなる
まで放電する(環境温度:25℃)
して、ポリエチレングリコールジアクリレートのみを用
いた比較電池Xに比べて、ポリエチレングリコールジア
クリレートとラウリルアクリレート等との混合物を用い
た本発明電池A1〜A4は300サイクル後の容量維持
率が向上していることが認められ、特にモノマーとし
て、ポリエチレングリコールジアクリレートとイソボル
ニルアクリレートとの混合物を用いた本発明電池A3で
は300サイクル後の容量維持率が飛躍的に向上してい
ることが認められる。
負両極とセパレータとの密着性が向上し、ポリマー電池
のサイクル特性を向上させることができるといった優れ
た効果を奏する。
ネート外装体の断面図。
視図。
16)
のポリマー電池は、リチウムを吸蔵放出可能な正極活物
質を含む正極と、リチウムを吸蔵放出可能な負極活物質
を含む負極と、これら正負極間に設けられたポリマー電
解質及びセパレータとを備えたポリマー電池において、
ポリマー電解質の一部は、アクリロイル基又はメタクリ
ロリル基に直接的又は間接的に炭化水素基が結合された
構造となっていることを特徴とする。上記構成であれ
ば、非極性基である炭化水素基が存在するので、前記請
求項1に記載したのと同様の作用効果を得ることができ
る。
明において、上記アクリロイル基又はメタクリロリル基
と上記炭化水素基とが間接的にが結合されている場合
に、アクリロイル基又はメタクリロリル基と炭化水素基
との間に、下記化7で示されるポリエチレンオキサイド
及び/又は下記化8で示されるポリプロピレンオキサイ
ドが存在することを特徴とする。
化水素基との間に存在するものとしては、上記ポリエチ
レンオキサイド、ポリプロピレンオキサイドが例示され
るが、本発明はこれらのものに限定されるものではな
い。
4に基づいて、以下に説明する。図1は本発明に係る非
水電解質二次電池の正面図、図2は図1のA−A線矢視
断面図、図3は本発明に係る非水電解質二次電池に用い
るアルミラミネート外装体の断面図、図4は本発明に係
る非水電解質二次電池に用いる電極体の斜視図である。
定するものではなく、アクリロイル基又はメタクリロリ
ル基に直接的又は間接的に炭化水素基が結合されるもの
であれば良い。
Claims (8)
- 【請求項1】 リチウムを吸蔵放出可能な正極活物質を
含む正極と、リチウムを吸蔵放出可能な負極活物質を含
む負極と、これら正負極間に設けられたポリマー電解質
及びセパレータとを備えたポリマー電池において、 上記ポリマー電解質の一部は、下記化1に示すような構
造となっていることを特徴とするポリマー電池。 【化1】 - 【請求項2】 上記化1に示すR2 のmが3〜30、好
ましくは10〜18である、請求項1記載のポリマー電
池。 - 【請求項3】 上記化1に示すR2 がイソボルニル基
(m=10、n=17)である、請求項2記載のポリマ
ー電池。 - 【請求項4】 リチウムを吸蔵放出可能な正極活物質を
含む正極と、リチウムを吸蔵放出可能な負極活物質を含
む負極と、これら正負極間に設けられたポリマー電解質
及びセパレータとを備えたポリマー電池において、 上記ポリマー電解質は、複数の重合性モノマーを重合し
たポリマーから成り、且つ上記重合性モノマーの1つと
して、下記化2に示すような非極性基を有するものが用
いられることを特徴とするポリマー電池。 【化2】 - 【請求項5】 上記化2に示すR2 のmが3〜30、好
ましくは10〜18である、請求項4記載のポリマー電
池。 - 【請求項6】 上記化2に示すR2 がイソボルニル基
(m=10、n=17)である、請求項5記載のポリマ
ー電池。 - 【請求項7】 リチウムを吸蔵放出可能な正極活物質を
含む正極と、リチウムを吸蔵放出可能な負極活物質を含
む負極と、これら正負極間に設けられたポリマー電解質
及びセパレータとを備えたポリマー電池において、 上記ポリマー電解質の一部は、アクリロイル基に直接的
又は間接的に炭化水素基が結合された構造となっている
ことを特徴とするポリマー電池。 - 【請求項8】 上記アクリロイル基と上記炭化水素基と
が間接的にが結合されている場合に、アクリロイル基と
炭化水素基との間に、下記化3で示されるポリエチレン
オキサイド及び/又は下記化4で示されるポリプロピレ
ンオキサイドが存在する、請求項7記載のポリマー電
池。 【化3】 【化4】
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001303811A JP2003109663A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | ポリマー電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001303811A JP2003109663A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | ポリマー電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003109663A true JP2003109663A (ja) | 2003-04-11 |
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ID=19123842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001303811A Pending JP2003109663A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | ポリマー電池 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003109663A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8911648B2 (en) | 2004-11-08 | 2014-12-16 | Nitto Denko Corporation | Reactive polymer-supported porous film for battery separator, method for producing the porous film, method for producing battery using the porous film, and electrode/porous film assembly |
-
2001
- 2001-09-28 JP JP2001303811A patent/JP2003109663A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8911648B2 (en) | 2004-11-08 | 2014-12-16 | Nitto Denko Corporation | Reactive polymer-supported porous film for battery separator, method for producing the porous film, method for producing battery using the porous film, and electrode/porous film assembly |
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Legal Events
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