JP2003109091A - 自動販売機の商品払出装置 - Google Patents

自動販売機の商品払出装置

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JP2003109091A
JP2003109091A JP2001300040A JP2001300040A JP2003109091A JP 2003109091 A JP2003109091 A JP 2003109091A JP 2001300040 A JP2001300040 A JP 2001300040A JP 2001300040 A JP2001300040 A JP 2001300040A JP 2003109091 A JP2003109091 A JP 2003109091A
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gear
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transmission
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Masanobu Takahashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一の駆動手段にて二つの隣接商品コラム内
の商品を選択的に払い出しながらも、駆動伝達系の簡素
化を促進して製作能率の向上と製造コストの低廉化を図
る。 【解決手段】 駆動手段4の正回転に連動して一方の商
品コラムの払出機構部3を払い出し作動させ、かつ、駆
動手段4の逆回転に連動して他方の商品コラムの払出機
構部3を払い出し作動させる駆動伝達手段Cを装備し、
この駆動伝達手段Cのうち、駆動手段4側の出力伝達系
から両払出機構部3側の入力伝達系C1,C2への伝動
分岐箇所に、出力伝達系の出力ギヤ24の正逆回転に噛
合連動して出力ギヤ24の回転軸芯周りの一定範囲内で
往復移動することにより、一方の入力伝達系C1の入力
ギヤ27と他方の入力伝達系C2の入力ギヤ34とに択
一的に噛合する可動ギヤ25を設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、隣接配置される両
商品コラムの底部に、各商品コラム内に積層状態で収納
された商品のうち、最下端に位置する商品を前方に向っ
て払い出すための押出し部材を備えた払出機構部と、正
逆回転可能な単一の駆動手段と、この駆動手段の正回転
に連動して一方の払出機構部を払い出し作動させ、か
つ、駆動手段の逆回転に連動して他方の払出機構部を払
い出し作動させる駆動伝達手段とを装備してある自動販
売機の商品払出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動販売機の商品払出装置では、
前記駆動伝達手段のうち、駆動手段側の出力伝達系に設
けた出力ギヤと各払出機構部側の入力伝達系に設けた入
力ギヤとを常時噛合連動させるとともに、一方の払出機
構部側の入力伝達系には、駆動手段が正回転していると
きにのみ伝動状態となる一方向回転クラッチを介装し、
更に、他方の払出機構部側の入力伝達系には、駆動手段
が逆回転しているときにのみ伝動状態となる一方向回転
クラッチを介装していた(例えば、特開2000―14
9127号公報、特開平8―87670号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動販売機の商
品払出装置では、販売指令信号に基づく単一の駆動手段
の正逆回転制御により、隣接する二つの商品コラム内の
払出機構部のうち、販売指令対象の商品が積層収納され
ている一方の商品コラム側の払出機構部を払い出し作動
させ、この払出機構部の押出し部材を商品払出経路側に
沿って移動させることにより、販売指令対象の最下端商
品を払い出すことができるから、各商品コラム毎の払出
機構部に駆動手段を設ける必要がなく、製作能率の向上
と製造コストの低廉化、払出装置の軽量小型化とを図る
ことができる。
【0004】しかしながら、両払出機構部側の入力伝達
系の各々に、駆動手段の正逆回転に対する入り切り作動
が逆転する一方向回転クラッチを介装する必要があるた
め、駆動伝達系が複雑化するとともに、組付けに多くの
手間を要し、製作能率面及び製造コスト面で改善の余地
がある。
【0005】本発明は、上述の実状に鑑みて為されたも
のであって、その主たる課題は、従来装置と同様に、単
一の駆動手段にて二つの隣接商品コラム内の商品を選択
的に払い出すことができるようにしながらも、駆動伝達
系の簡素化を促進して製作能率面及び製造コスト面で有
利に実施することのできる自動販売機の商品払出装置を
提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1による
特徴構成は、隣接配置される両商品コラムの底部に、各
商品コラム内に積層状態で収納された商品のうち、最下
端に位置する商品を前方に向って払い出すための押出し
部材を備えた払出機構部と、正逆回転可能な単一の駆動
手段と、この駆動手段の正回転に連動して一方の払出機
構部を払い出し作動させ、かつ、駆動手段の逆回転に連
動して他方の払出機構部を払い出し作動させる駆動伝達
手段とを装備してある自動販売機の商品払出装置であっ
て、前記駆動伝達手段のうち、駆動手段側の出力伝達系
から両払出機構部側の入力伝達系への伝動分岐箇所に、
出力伝達系の出力ギヤの正逆回転に噛合連動して出力ギ
ヤの回転軸芯周りの一定範囲内で往復移動することによ
り、一方の入力伝達系の入力ギヤと他方の入力伝達系の
入力ギヤとに択一的に噛合する可動ギヤを設けた点にあ
る。
【0007】上記特徴構成によれば、販売指令信号に基
づいて単一の駆動手段が正回転制御されると、出力伝達
系の出力ギヤの正回転に噛合連動して、可動ギヤが出力
ギヤの回転軸芯周りの一定範囲内で往行移動し、一方の
入力伝達系の入力ギヤと噛合する。その結果、隣接する
二つの商品コラム内の払出機構部のうち、販売指令対象
の商品が積層収納されている一方の商品コラム側の払出
機構部を払い出し作動させ、この払出機構部の押出し部
材を商品払出経路側に沿って移動させることにより、販
売指令対象の最下端商品を払い出すことができる。この
とき、可動ギヤの往行移動に連れて他方の入力伝達系の
入力ギヤとの噛合が解除されているため、他方の払出機
構部は停止状態に維持されている。
【0008】また、販売指令信号に基づいて単一の駆動
手段が逆回転制御されると、出力伝達系の出力ギヤの逆
回転に噛合連動して、可動ギヤが出力ギヤの回転軸芯周
りの一定範囲内で復行移動し、他方の入力伝達系の入力
ギヤと噛合する。その結果、隣接する二つの商品コラム
内の払出機構部のうち、販売指令対象の商品が積層収納
されている他方の商品コラム側の払出機構部を払い出し
作動させ、この払出機構部の押出し部材を商品払出経路
側に沿って移動させることにより、販売指令対象の最下
端商品を払い出すことができる。このとき、可動ギヤの
復行移動に連れて一方の入力伝達系の入力ギヤとの噛合
が解除されているため、一方の払出機構部は停止状態に
維持される。
【0009】従って、従来装置と同様に、単一の駆動手
段にて二つの隣接商品コラム内の商品を選択的に払い出
すことができるようにしながらも、駆動伝達手段の伝動
分岐箇所に、出力ギヤの正逆回転に噛合連動して両入力
ギヤに択一的に噛合する一つの可動ギヤを設けるだけで
済むから、駆動伝達系の簡素化と組付け工程数の削減に
より、製作能率の向上と製造コストの低廉化を図ること
ができる。
【0010】本発明の請求項2による自動販売機の商品
払出装置の特徴構成は、前記一方の払出機構部と駆動伝
達手段の一方の入力伝達系と駆動手段及び可動ギヤを備
えた駆動側払出ユニットと、他方の払出機構部と駆動伝
達手段の他方の入力伝達系を備えた従動側払出ユニット
とに分割構成されているとともに、従動側払出ユニット
の入力ギヤが、駆動側払出ユニット内の可動ギヤと噛合
可能な受動位置に対して抜き差し自在に構成されている
点にある。
【0011】上記特徴構成によれば、払出ユニットが、
一方の払出機構部と駆動伝達手段の一方の入力伝達系と
駆動手段及び可動ギヤを備えた駆動側払出ユニットと、
他方の払出機構部と駆動伝達手段の他方の入力伝達系を
備えた従動側払出ユニットとに分割構成されているか
ら、商品コラムの並設数が奇数となる自動販売機の場合
でも、駆動側払出ユニットを単独で使用することがで
き、従来装置のように、一つの払出機構部と駆動モータ
及び駆動モータから払出機構部に動力を伝達する駆動伝
達手段とをハウジング内に組付けた一つコラム用の払出
ユニットを別途準備する必要がない。
【0012】従って、従来装置と同様に、単一の駆動手
段にて二つの隣接商品コラム内の商品を選択的に払い出
すことができるようにしながらも、商品コラムの並設数
が偶数又は奇数となる何れの自動販売機に対しても、駆
動側払出ユニットと従動側払出ユニットとの二種類で対
応することができ、製作能率の向上と製造コストの低廉
化を促進することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1、図2は、
自動販売機のキャビネットAの庫内で、かつ、庫内を上
下方向で複数に区画する各棚板1の上部に、たばこ等の
箱形の商品Tを上下方向に積層状態で収納する商品収納
部としての商品コラムBを、キャビネットAの左右方向
に複数列で配設して、販売指令信号(商品払出指令信
号)に基づいて販売指令対象の商品コラムB内に位置す
る最下端の商品Tを前方に払い出すように構成してある
自動販売機の商品払出装置を示し、隣接配置される二つ
を一単位とする両商品コラムBの底部、つまり、両商品
コラムBに対応する棚板1のコラム形成箇所の各々に
は、商品コラムBの商品収納通路S内に積層状態で収納
された商品Tのうち、最下端に位置する商品Tを前方に
向って払い出すための一つの押出し部材2を備えた払出
機構部3 と、正逆回転可能な単一の駆動手段である駆動
モータ4と、この駆動モータ4の正回転に連動して一方
の払出機構部3を払い出し作動させ、かつ、駆動モータ
4の逆回転に連動して他方の払出機構部3を払い出し作
動させる駆動伝達手段、換言すれば、駆動モータ4の正
回転又は逆回転に連動して、一方の払出機構部3の構成
部材である無端ベルト(無端回動体)5と他方の払出機
構部3の構成部材である無端ベルト5とを択一的に正回
転駆動させる駆動伝達手段Cとを組付けてある払出ユニ
ットDが配設されている。
【0014】前記商品コラムBについて詳述すると、キ
ャビネットAの後側板10の内面に、各商品収納通路S
内に積層収納される商品Tの背面に接当する背面板6が
取付けられ、この背面板6の左右方向中間部には、背面
板6の左右両端部に連設された一対の側板(図示せず)
間を商品収納通路Sの左右幅で複数に区画形成するため
の複数の仕切板7が脱着自在に取付けられているととも
に、前記払出ユニットDの上面が、商品収納通路S内の
最下端に位置する商品Tを受止める載置面8に構成され
ている。
【0015】また、前記一対の側板に亘って、払出ユニ
ットDの載置面8の前端との間に一つの商品Tを前方に
払い出し可能な払出開口9を形成する状態で横枠材11
が架設され、この横枠材11には、振動等に起因する最
下端商品Tの脱落を接当阻止するための脱落防止板12
が、それの上部の横軸芯周りで揺動開閉自在で、かつ、
無端ベルト3の押出し部材2で前方に強制的に払い出さ
れる最下端商品Tとの接当に連れて前方外方に開き揺動
自在に取付けられているとともに、キャビネットAの天
板15の内面に設けた補強枠材13と横枠材11との間
には、各商品収納通路Sの前面開口からの収納商品Tの
脱落を阻止するスプリング利用の脱落防止用弾性杆14
が取付けられている。
【0016】前記駆動伝達手段Cのうち、駆動モータ4
側の出力伝達系から両払出機構部3側の入力伝達系C
1,C2への伝動分岐箇所には、出力伝達系の出力ギヤ
24の正逆回転に噛合連動して出力ギヤ24の回転軸芯
周りの一定範囲内で往復移動することにより、一方の入
力伝達系C1の入力ギヤ27と他方の入力伝達系の入力
ギヤ34とに択一的に噛合する可動ギヤ25が設けられ
ている。
【0017】前記払出ユニットDは、図3〜図7に示す
ように、一方の払出機構部3と駆動伝達手段Cの一方の
入力伝達系C1と駆動モータ4及び可動ギヤ25とを備
えた駆動側払出ユニットD1と、他方の払出機構部3と
駆動伝達手段Cの他方の入力伝達系C2とを備えた従動
側払出ユニットD2とに分割構成されているとともに、
駆動側払出ユニットD1の合成樹脂製の払出ケース18
と従動側払出ユニットD2の合成樹脂製の払出ケース1
9とを左右方向から脱着自在に嵌合連結する連結手段F
が設けられ、更に、前記両払出ケース18,19の脱着
操作により、従動側払出ユニットD2の入力ギヤ34
が、駆動側払出ユニットD1の第2蓋体18Dに貫通形
成された接続口46を通して、可動ギヤ25と噛合可能
な受動位置に対して抜き差し自在に構成されている。
【0018】前記駆動側払出ユニットD1の払出ケース
18は、駆動モータ4が貫通状態で装着される筒状部1
8aを備えた左右方向の一側方に開口する第1中央ケー
ス部18Aと、これの筒状部18aとでモータ装着空間
を形成するための有底筒状部18bを備えた左右方向の
他側方に開口する第2中央ケース部18Bと、第1中央
ケース部18Aの開口を閉止する第1蓋体18Cと、第
2中央ケース部18Bの開口を閉止する第2蓋体18D
とから構成されている。
【0019】前記第1中央ケース部18Aの複数箇所に
は、第2中央ケース部18Bに形成された第1係止孔1
8dに左右方向から差込み係合される第1係合連結爪1
8eが係止解除操作可能に一体形成されているととも
に、第1蓋体18Cの複数箇所及び第2蓋体18Dの複
数箇所には、第1中央ケース部18A及び第2中央ケー
ス部18Bに形成された第2係止孔18fに左右方向か
ら差込み係合される第2係合連結爪18gが係止解除操
作可能に一体形成され、更に、第1中央ケース部18A
の下面及び第2中央ケース部18Bの下面には、棚板1
のコラム形成箇所に係合固定するための係止爪18hが
一体形成されている。
【0020】前記従動側払出ユニットD2の払出ケース
19は、上述の駆動側払出ユニットD1の払出ケース1
8と同様に、筒状部19aを備えた左右方向の一側方に
開口する第1中央ケース部19Aと、これの筒状部19
aとで一連の伝動用空間19Eを形成するための有底筒
状部19bを備えた左右方向の他側方に開口する第2中
央ケース部19Bと、第1中央ケース部19Aの開口を
閉止する第1蓋体19Cと、第2中央ケース部19Bの
開口を閉止する第2蓋体19Dとから構成されている。
【0021】前記第1中央ケース部19Aの複数箇所に
は、第2中央ケース部19Bに形成された第1係止孔1
9dに左右方向から差込み係合される第1係合連結爪1
9eが係止解除操作可能に一体形成されているととも
に、第1蓋体19Cの複数箇所及び第2蓋体19Dの複
数箇所には、第1中央ケース部19A及び第2中央ケー
ス部19Bに形成された第2係止孔19fに左右方向か
ら差込み係合される第2係合連結爪19gが係止解除操
作可能に一体形成され、更に、第1中央ケース部19A
の下面及び第2中央ケース部19Bの下面には、棚板1
のコラム形成箇所に係合固定するための係止爪19hが
一体形成されている。
【0022】前記駆動側払出ユニットD1に装備される
払出機構部3について詳述すると、第1中央ケース部1
8Aの前端部と第2中央ケース部18Bの前端部との左
右方向で相対向する部位に形成された軸受け部18 kに
は、合成樹脂製の大径の駆動プーリー20を外嵌固定し
てある駆動軸21が、左右方向に沿う水平軸芯周りで回
転自在に支承されているとともに、第1中央ケース部1
8Aの後端部と第2中央ケース部18Bの後端部との左
右方向で相対向する部位に形成された軸受け部18jに
は、合成樹脂製の小径の従動プーリー22に一体成形さ
れた軸部22aが、左右方向に沿う水平軸芯周りで回転
自在に支承され、更に、駆動プーリー20と従動プーリ
ー22とに亘って、タイミングベルト利用の無端ベルト
5が巻回されている。
【0023】前記従動側払出ユニットD2に装備される
払出機構部3について詳述すると、上述と同様に、第1
中央ケース部19Aの前端部と第2中央ケース部19B
の前端部との左右方向で相対向する部位に形成された軸
受け部19kには、合成樹脂製の大径の駆動プーリー2
0を外嵌固定してある駆動軸21が、左右方向に沿う水
平軸芯周りで回転自在に支承されているとともに、第1
中央ケース部19Aの後端部と第2中央ケース部19B
の後端部との左右方向で相対向する部位に形成された軸
受け部19jには、合成樹脂製の小径の従動プーリー2
2に一体成形された軸部22aが、左右方向に沿う水平
軸芯周りで回転自在に支承され、更に、駆動プーリー2
0と従動プーリー22とに亘って、タイミングベルト利
用の無端ベルト5が巻回されている。
【0024】前記駆動側払出ユニットD1の入力伝達系
C1について詳述すると、第2中央ケース部18Bと第
2蓋体18Dとの左右方向で相対向する部位に形成され
た軸受け部に、駆動モータ4の出力軸4Aに外嵌固定さ
れた出力ギヤ24に噛合する可動ギヤ25を外嵌固定し
てある中間伝動軸26と、可動ギヤ25に噛合可能な入
力ギヤ27を外嵌固定してある入力軸28と、入力ギヤ
27に一体形成された小径ギヤ部27aに噛合する大径
の第1伝動ギヤ29を外嵌固定してある第1伝動軸30
と、第1伝動ギヤ29に一体形成された小径ギヤ部29
aに噛合する大径の第2伝動ギヤ31を外嵌固定してあ
る第2伝動軸32とが架設されているとともに、前記駆
動プーリー20の駆動軸21には、第2伝動ギヤ31に
一体形成された小径ギヤ部31aに噛合する大径の第3
伝動ギヤ33が外嵌固定されている。
【0025】前記従動側払出ユニットD2の入力伝達系
C2について詳述すると、可動ギヤ25に噛合可能な入
力ギヤ34を外嵌固定してある入力軸35が、伝動用空
間19Eを左右方向に横切る状態で、第1蓋体19Cに
形成された軸受け部19mと第2中央ケース部19Bに
形成された軸受け部19n及び第2蓋体19Dに形成さ
れた軸受け部19pとに亘って架設されている。
【0026】また、第2中央ケース部19Bと第2蓋体
19Dとの左右方向で相対向する部位に形成された軸受
け部には、入力軸35の他端部に外嵌固定された第4伝
動ギヤ36に噛合する第5伝動ギヤ37を外嵌固定して
ある第5伝動軸38と、第5伝動ギヤ37に一体形成さ
れた中径ギヤ部37aに噛合する大径の第6伝動ギヤ3
9を外嵌固定してある第6伝動軸40と、第6伝動ギヤ
39に一体形成された小径ギヤ部39aに噛合する大径
の第7伝動ギヤ41を外嵌固定してある第7伝動軸42
とを架設するとともに、前記駆動プーリー20の駆動軸
21には、第7伝動ギヤ41に一体形成された小径ギヤ
部41aに噛合する大径の第8伝動ギヤ43が外嵌固定
されている。
【0027】前記可動ギヤ25の中間伝動軸26を一定
範囲内で往復移動自在に支承するべく、第2中央ケース
部18Bと第2蓋体18Dとの左右方向で相対向する部
位に設けられる軸受け部の軸受け孔45は、駆動モータ
4の出力軸4Aに外嵌固定された出力ギヤ24の回転軸
芯を半径中心とする部分円弧状に形成されていて、駆動
モータ4の出力軸4Aが、販売指令信号に基づいて図5
(イ)に示す矢印イ方向に正回転制御されると、出力ギ
ヤ24と噛合連動している可動ギヤ25を介して中間伝
動軸26が軸受け孔45に沿って左側に往行移動し、こ
の中間伝動軸26の可動ギヤ25が駆動側払出ユニット
D1の入力伝達系C1に属する入力ギヤ27に噛合し、
第1伝動ギヤ29、第2伝動ギヤ31、第3伝動ギヤ3
3を介して左側に位置する一方の払出機構部3の駆動プ
ーリー20に動力が伝達される。
【0028】そして、左側の無端ベルト5が正回転駆動
され、押出し部材2が無端ベルト5の商品払出経路側に
沿って前方に突出移動することにより、左側の商品コラ
ムB内の最下端に位置する商品Tが前方に払い出され
る。
【0029】このとき、可動ギヤ25の往行移動によって
従動側払出ユニットD2の入力伝達系の入力ギヤ34と
の噛合が解除されているため、従動側払出ユニットD2
側の払出機構部3 は停止状態に維持されている。
【0030】また、駆動モータ4の出力軸4Aが、販売
指令信号に基づいて図5(ロ)に示す矢印ロ方向に逆回
転制御されると、出力ギヤ24と噛合連動している可動
ギヤ25を介して中間伝動軸26が軸受け孔45に沿っ
て右側に復行移動し、この中間伝動軸26の可動ギヤ2
5が従動側払出ユニットD2の入力伝達系C2に属する
入力ギヤ34に噛合し、入力軸35、第4伝動ギヤ3
6、第5伝動ギヤ37、第6伝動ギヤ39、第7伝動ギ
ヤ41、第8伝動ギヤ43を介して右側に位置する他方
の払出機構部3の駆動プーリー20に動力が伝達され
る。
【0031】そして、右側の無端ベルト5が正回転駆動
され、押出し部材2が無端ベルト5の商品払出経路側に
沿って前方に突出移動することにより、右側の商品コラ
ムB内の最下端に位置する商品Tが前方に払い出され
る。
【0032】このとき、可動ギヤ25と駆動側払出ユニッ
トD1の入力ギヤ27との噛合が解除されているため、
駆動側払出ユニットD1側の払出機構部3 は停止状態に
維持されている。
【0033】従って、単一の駆動モータ4にて二つの隣
接商品コラムB内の商品Tを選択的に払い出すことがで
きるようにしながらも、駆動モータ4側の出力伝達系か
ら両払出機構部3側の入力伝達系C1,C2への伝動分
岐箇所に、出力ギヤ24の正逆回転に噛合連動して両入
力ギヤ27,34に択一的に噛合する一つの可動ギヤ2
5を設けるだけで済むから、駆動伝達系の簡素化と組付
け工程数の削減により、製作能率の向上と製造コストの
低廉化を促進することができる。
【0034】しかも、払出ユニットDが、上述の如く駆
動側払出ユニットD1と従動側払出ユニットD2とに分
割構成されているから、商品コラムBの並設数が奇数と
なる自動販売機の場合でも、駆動モータ4を備えた駆動
側払出ユニットD1を単独で使用することができる。そ
れ故に、商品コラムBの並設数が偶数又は奇数となる何
れの自動販売機に対しても、駆動側払出ユニットD1と
従動側払出ユニットD2との二種類で対応することがで
き、製作能率の向上と製造コストの低廉化を図ることが
できる。
【0035】また、前記駆動側払出ユニットD1の第2
中央ケース部18Bには、第2蓋体18Dの接続口46
を通して挿入された入力軸35の先端部を回転自在に支
持する軸受け部47が設けられている。
【0036】前記連結手段Fについて詳述すると、駆動
側払出ユニットD1の第2蓋体18Dと従動側払出ユニ
ットD2の第1蓋体19Cとの相対向する前後二箇所に
は、両払出ケース18,19の隣接間隔を標準取付け間
隔に規制した状態で左右方向から脱着自在に嵌合連結す
る嵌合凹部49と嵌合凸部50とが形成されているとと
もに、前記第1蓋体19Cの軸受け部19mが、両払出
ケース18,19の隣接間隔を標準取付け間隔に規制し
た状態で、第2蓋体18Dの接続口46に対して左右方
向から脱着自在に嵌合連結する嵌合凸部に兼用構成され
ている。
【0037】また、前記嵌合凹部49と嵌合凸部50、
及び、第1蓋体19Cの軸受け部19mと第2蓋体18
Dの接続口46とは夫々、容易に外れないように密着又
は圧入状態で嵌合するように構成されている。
【0038】更に、前記両払出ケース18,19の商品
払出経路側には、図1に示すように、商品コラムB内の
最下端に位置する商品Tとの当接に伴って下方に揺動変
位する感知アーム52と、この感知アーム52の下方へ
の揺動変位を検出する検出スイッチ53とからなる売切
りセンサが設けられているとともに、前記両払出ケース
18,19の非商品払出経路側には、押出し部材2との
当接に伴って揺動変位する感知アーム54と、この感知
アーム54の揺動変位を検出する検出スイッチ55とか
らなる停止センサが設けられ、この停止センサの検出ス
イッチ55の検出信号に基づいて、押出し部材2が非商
品払出経路の前後方向中央部の待機位置に到達したこと
を検知したとき、駆動モータ4を駆動停止制御するよう
に構成されている。
【0039】〔その他の実施形態〕 (1)上述の第1実施形態では、前記払出機構部3とし
て、無端ベルト5等の無端回動体を用いたが、この構成
に限定されるものではなく、往復移動式のものを用いて
実施しても良い。
【0040】(2)上述の第1実施形態では、払出ユニ
ットDを、駆動側払出ユニットD1と従動側払出ユニッ
トD2とに分割構成したが、一つのハウジング内に、両
払出機構部3と駆動伝達手段Cと駆動モータ4及び可動
ギヤ25とを組付けて構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1実施形態を示す自動販売機の商
品払出装置の断面側面図
【図2】商品払出装置の断面正面図
【図3】駆動側払出ユニットと従動側払出ユニットとの
連結状態を示す断面平面図
【図4】駆動側払出ユニットと従動側払出ユニットとに
分離したときの断面平面図
【図5】(イ)は駆動モータの正回転時における駆動側
払出ユニットの駆動伝達系を示す側面図 (ロ)は駆動モータの逆回転時における駆動側払出ユニ
ットの駆動伝達系を示す側面図
【図6】従動側払出ユニットの駆動伝達系を示す側面図
【図7】図4のVII−VII線断面図
【符号の説明】
B 商品コラム C 駆動伝達手段 C1 入力伝達系 C2 入力伝達系 D1 駆動側払出ユニット D2 従動側払出ユニット T 商品 2 押出し部材 3 払出機構部 4 駆動手段(駆動モータ) 24 出力ギヤ 25 可動ギヤ 27 入力ギヤ 34 入力ギヤ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接配置される両商品コラムの底部に、
    各商品コラム内に積層状態で収納された商品のうち、最
    下端に位置する商品を前方に向って払い出すための押出
    し部材を備えた払出機構部と、正逆回転可能な単一の駆
    動手段と、この駆動手段の正回転に連動して一方の払出
    機構部を払い出し作動させ、かつ、駆動手段の逆回転に
    連動して他方の払出機構部を払い出し作動させる駆動伝
    達手段とを装備してある自動販売機の商品払出装置であ
    って、前記駆動伝達手段のうち、駆動手段側の出力伝達
    系から両払出機構部側の入力伝達系への伝動分岐箇所
    に、出力伝達系の出力ギヤの正逆回転に噛合連動して出
    力ギヤの回転軸芯周りの一定範囲内で往復移動すること
    により、一方の入力伝達系の入力ギヤと他方の入力伝達
    系の入力ギヤとに択一的に噛合する可動ギヤを設けてあ
    る自動販売機の商品払出装置。
  2. 【請求項2】 前記一方の払出機構部と駆動伝達手段の
    一方の入力伝達系と駆動手段及び可動ギヤを備えた駆動
    側払出ユニットと、他方の払出機構部と駆動伝達手段の
    他方の入力伝達系を備えた従動側払出ユニットとに分割
    構成されているとともに、従動側払出ユニットの入力ギ
    ヤが、駆動側払出ユニット内の可動ギヤと噛合可能な受
    動位置に対して抜き差し自在に構成されている請求項1
    記載の自動販売機の商品払出装置。
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