JP2003108634A - 物流管理サービスシステムおよび方法 - Google Patents

物流管理サービスシステムおよび方法

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JP2003108634A
JP2003108634A JP2001304061A JP2001304061A JP2003108634A JP 2003108634 A JP2003108634 A JP 2003108634A JP 2001304061 A JP2001304061 A JP 2001304061A JP 2001304061 A JP2001304061 A JP 2001304061A JP 2003108634 A JP2003108634 A JP 2003108634A
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Hideo Miyazaki
英夫 宮崎
Takeshi Mizukami
健 水上
Kiyouwa Araki
協和 荒木
Sadayuki Sugai
貞幸 菅居
Mitsujiro Uosawa
光次郎 魚澤
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Original Assignee
SUNSTAR LOGISTICS Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客に対して物流業務区分毎の物流費用に関
するより有用な情報を提示する。 【解決手段】 物流管理サーバー10には、物流会社か
らの入出庫指示(S102)に応じて入出庫作業を行っ
た倉庫から入出庫明細データが送信され(S106、S
108)、物流業務コンピュータ12からも入出庫指示
が送信される(S102)。入出庫明細データと入出庫
指示データとの整合を確認のうえ(S111)、物流業
務区分や費用算定規準等を表す各種アクティビティが決
定され(S114)、これに基づき、輸配送、荷役、保
管の各費用が計算される(S116〜S120)。これ
らアクティビティおよび各費用はデータベース16に記
録され、アクティビティ等の項目毎に集計されて荷主コ
ンピュータ12での閲覧に供される(S124,S12
6)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物流コストに係る
管理サービスを提供する物流管理サービスシステムに関
する。
【0002】
【従来の技術】物流業務には、倉庫や工場等の拠点間の
輸送業務、倉庫から顧客への配送業務、倉庫での入出荷
の際の荷役業務、倉庫での保管業務等、種々の業務が含
まれる。そして、物流に係わる費用も、これら輸配送、
荷役、保管といった業務区分の夫々について発生する。
したがって、荷主あるいは荷主から委託を受けた物流会
社(以下、荷主等という)が物流費用の削減を図るに
は、これらの業務区分毎の費用内訳を把握し、どのよう
な物流業務に大きな費用がかかっているかといった分析
を行うことが必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
荷主等は物流業務を物流業者に委託するのが一般的であ
る。そして、物流業者は、物流費用を上記のような物流
業務区分に分類することなく一括して荷主等へ請求する
ことが慣習となっているため、荷主等は、物流費用の区
分毎の内訳を知ることができない。また、荷主等は、物
流業者から請求書を受取った時点で初めて物流費用を知
ることとなり、日々発生する物流コストをその都度把握
することもできない。このように、従来の物流業務にお
いては、物流費用の内訳を正確に把握して、有効な物流
コスト管理を行うのに十分な情報を荷主等に対して提供
する仕組みが存在していなかった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、荷主等の顧客に対して物流費用に関するより有用
な情報を提示することが可能な物流管理サービスシステ
ムおよび方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載された発明に係る物流管理サービス
システムシステムは、物流拠点での商品の入出庫に関す
る入出庫情報を取得する入出庫情報取得手段と、該取得
した入出庫情報に基づいて、当該入出庫に係わる物流費
用を、所定の物流業務区分毎に計算する費用計算手段
と、該計算した物流業務区分毎の費用を、前記入出庫情
報に関係付けてデータベースに記録する費用記録手段
と、前記データベースに記録された情報を顧客端末へ送
信する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0006】また、請求項2に記載された発明は、請求
項1記載の物流管理サービスシステムにおいて、前記送
信手段は、前記物流業務区分毎の費用を集計して顧客端
末へ送信する手段を含むことを特徴とする。
【0007】また、請求項3に記載された発明は、請求
項1または2記載の物流管理サービスシステムにおい
て、前記送信手段は、物流区分毎の物流量を集計して顧
客端末へ送信する手段を含むことを特徴とする。
【0008】また、請求項4に記載された発明は、請求
項1乃至3のうち何れか1項記載の物流管理サービスシ
ステムにおいて、前記物流業務区分は、輸配送および荷
役を含むことを特徴とする。
【0009】また、請求項5に記載された発明は、請求
項1乃至4のうち何れか1記載の物流管理サービスシス
テムにおいて、前記入出庫情報は、各物流拠点での在庫
に関する情報を含み、前記物流業務区分は、物流拠点で
の保管を含み、前記費用計算手段は、前記在庫に関する
情報に基づいて、該当する物流拠点での保管についての
費用を計算する手段を含むことを特徴とする。
【0010】また、請求項6に記載された発明は、請求
項1乃至5のうち何れか1項記載の物流管理サービスシ
ステムにおいて、前記物流業務区分の夫々について、物
流費用の算定規準を表す費用算定規準を決定する費用算
定規準決定手段を備え、前記費用計算手段は、該決定し
た費用算定規準に基づいて各物流業務区分毎の費用を計
算することを特徴とする。
【0011】また、請求項7に記載された発明は、請求
項6記載の物流管理サービスシステムにおいて、前記送
信手段は、前記費用算定規準毎に物流費用を集計して前
記顧客端末へ送信する機能を有することを特徴とする。
【0012】また、請求項8に記載された発明は、請求
項6または7記載の物流管理サービスシステムにおい
て、前記費用算定規準決定手段は、各物流業務区分につ
いて、前記入出庫情報が所定の例外条件を満たす場合に
は、当該例外条件に対応して予め定められた例外規準を
当該物流業務区分についての費用算定規準として決定
し、例外条件を満たさない場合には、前記入出庫情報に
応じた予め定められた基本規準を当該物流業務区分につ
いての費用算定規準として決定することを特徴とする。
【0013】また、請求項9に記載された発明は、請求
項1乃至8のうち何れか1項記載の物流管理サービスシ
ステムにおいて、前記受信した入出庫情報について、前
記物流業務区分の夫々についての小分類を決定する小分
類決定手段と、該決定した小分類を該当する入出庫情報
に関係付けて前記データベースに記録する小分類記録手
段とを備えることを特徴とする。
【0014】また、請求項10に記載された発明は、請
求項1乃至9のうち何れか1項記載の物流管理サービス
システムにおいて、前記入出庫情報取得手段は、前記入
出庫情報を、各物流拠点での物流業務を委託された物流
業者が管理する物流業者端末から受信することにより取
得することを特徴とする。
【0015】また、請求項11に記載された発明は、請
求項10記載の物流管理サービスシステムにおいて、荷
主が管理する荷主端末が各物流拠点の前記物流業者端末
へ送信した入出庫指示に応じた内容の入出庫指示情報を
受信する入出庫指示受信手段と、該入出庫指示受信手段
が受信した入出庫指示情報と、前記入出庫情報取得手段
が取得した入出庫情報とが整合するか否かを判別する判
別手段とを備え、前記費用計算手段は、該判別手段によ
り両情報が整合すると判別された入出庫情報について費
用計算を行うことを特徴とする。
【0016】また、請求項12に記載された発明は、請
求項10または11記載の物流管理サービスシステムに
おいて、前記入出庫情報取得手段が前記物流業者端末か
ら受信する入出庫情報は、前記物流業者端末が前記荷主
端末から受信した前記入出庫指示情報に基づいて生成し
たものであることを特徴とする。
【0017】また、請求項13に記載された発明は、コ
ンピュータを請求項1乃至12のうち何れか1項記載の
システムとして機能させるためのプログラムに係るもの
であり、また、請求項15に記載された発明は、このプ
ログラムを記録した記録媒体に係るものである。
【0018】また、請求項14に記載された発明に係る
物流管理サービスシステム方法は、物流拠点での商品の
入出庫に関する入出庫情報を取得するステップと、該取
得した入出庫情報に基づいて、当該入出庫に係わる物流
費用を、所定の物流業務区分毎に計算するステップと、
該計算した物流業務区分毎の費用を、前記入出庫情報に
関係付けてデータベースに記録するステップと、前記デ
ータベースに記録された情報を顧客端末へ送信するステ
ップとを備えることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】==システム全体構成== 図1は、本発明の一実施形態を表すシステム全体構成図
である。図1に示す如く、本実施形態において、物流費
用計算等のサービスを提供する物流管理サーバー10、
荷主が管理する荷主コンピュータ12、および、各倉庫
拠点に設けられ、当該倉庫拠点での物流業務を担当する
物流業者が管理する倉庫コンピュータ14が、例えば専
用回線により相互に接続されている。なお、本実施形態
では、荷主から物流管理の委託を受けた物流会社が物流
管理サーバー10を運営するものとして説明する。ま
た、本実施形態において、物流管理サーバー10が後述
のように実行する各処理は、物流管理サーバー10がハ
ードディスク装置10a等に記憶されたプログラムを読
み出して実行することにより行われる。このプログラム
は、記録媒体20に格納してこの記録媒体20からハー
ドディスク装置10aへインストールしてもよいし、あ
るいは、コンピュータネットワーク経由でダウンロード
してハードディスク装置10aへインストールしてもよ
い。
【0020】物流管理サーバー10には、入出庫在庫デ
ータベース15、仕入/売上データベース16、およ
び、マスタテーブルデータベース18が設けられてい
る。後述するように、物流管理サーバー10は、倉庫コ
ンピュータ14から送信されてきた入出庫明細データお
よび在庫明細データを入出庫在庫データベース15に記
録すると共に、これら各明細データについてマスタテー
ブルデータベース18に記録された各種マスタテーブル
を参照して物流費用や物流業務区分を表す各種物流アク
ティビティを決定し、それらを該当する入出庫明細デー
タまたは在庫明細データに関係付けて仕入/売上データ
ベース16に記録する。
【0021】なお、本実施形態では、物流業務を、輸送
・配送・保管、荷役等の大分類(以下、アクティビティ
大分類という)、工場間輸送、拠点倉庫間輸送等、アク
ティビティ大分類を更に細かく分類した小分類(以下、
アクティビティ小分類という)、および、輸配送、荷
役、保管の各費用の算定基準となる費用算定アクティビ
ティに階層化した物流アクティビティを用いている。本
実施形態においては、アクティビティ小分類が、特許請
求の範囲にいう物流業務の「小分類」に該当し、費用算
定アクティビティが特許請求の範囲にいう「費用算定規
準」に該当する。
【0022】図2は、仕入/売上データベース16のデ
ータ構成を示す。図2に示す如く、仕入/売上データベ
ース16には、各入出庫明細データに関係付けて、輸配
送および荷役の夫々について、売上額、仕入額、アクテ
ィビティ大分類、アクティビティ小分類、および費用算
定アクティビティが記録されている。ただし、輸配送の
データについては、出庫に係わる入出庫明細データにつ
いてのみ記録される。仕入/売上データベース16に
は、さらに、各在庫明細データに関係付けて、保管につ
いての売上額、仕入額、アクティビティ大分類、アクテ
ィビティ小分類、および費用算定アクティビティが記録
される。入出庫明細データおよび在庫明細データの内容
については後述する。
【0023】なお、本実施形態では、物流管理サーバー
10で実行される各種処理において、倉庫、顧客、各種
アクティビティ、住所、商品の品種等の種々の項目が用
いられ、内部的にはこれらの項目がコードによって処理
されるが、以下の記載では、分かり易くするため、これ
らの項目名を用いて説明する。
【0024】図3〜図23は、マスタテーブルデータベ
ース20に記録された各種マスタテーブルの構成を示
す。図3〜図23に示すように、マスタテーブルデータ
ベース20には、以下のマスタテーブルが記録されてい
る。
【0025】(A)共通のマスタテーブル (1)アクティビティマスタテーブル(図3) 図3に示す如く、アクティビティマスタテーブルは、ア
クティビティ大分類、アクティビティ小分類、および費
用計算アクティビティが関係付けて記録されたマスタテ
ーブルである。
【0026】(2)アクティビティ分類設定マスタテーブ
ル(図4) 図4に示す如く、アクティビティ分類設定マスタテーブ
ルは、発荷先区分、着荷先区分、入出庫区分、および、
アクティビティ小分類が関係付けて記録されたマスタテ
ーブルであり、入出庫明細データおよび在庫データから
アクティビティ小分類を決定するのに用いられる。ここ
で、発荷先および着荷先の区分とは、発荷先・着荷先が
倉庫、工場、顧客の何れであるかの区分を意味する。な
お、図4の例では、発荷先区分、着荷先区分、倉庫区
分、入出庫区分等に応じてアクティビティ小分類が決定
されるものとしているが、アクティビティ小分類の設定
によっては、商品の品種等にも応じてアクティビティ小
分類が決定される。
【0027】(3)距離テーブル(図5) 図5に示す如く、距離テーブルは、倉庫・工場等の各物
流拠点と各都道府県との間の距離が記録されたマスタテ
ーブルであり、輸配送費算定の際に輸配送距離を求める
のに用いられる。
【0028】(B)荷主毎に設けられるマスタテーブル (1)輸配送費基本アクティビティテーブル(図6) 図6に示す如く、輸配送費基本アクティビティテーブル
は、発荷先、着荷先、および輸配送基本アクティビティ
が関係付けて記録されたマスタテーブルであり、入出庫
明細データから輸配送費算定アクティビティを決定する
のに用いられる。
【0029】(2)輸配送費例外アクティビティテーブル
(図7) 図7に示す如く、輸配送費例外アクティビティテーブル
は、発荷先、着荷先、例外条件、および輸配送費例外ア
クティビティが関係付けて記録されたマスタテーブルで
ある。輸配送費基本アクティビティテーブルに先立って
参照され、何れかの例外条件に該当する場合には、それ
に対応する輸配送費例外アクティビティが、上記した輸
配送費基本アクティビティテーブルに記録された輸配送
費基本アクティビティよりも優先して、輸配送費算定ア
クティビティとして決定される。
【0030】(3)荷役費基本アクティビティテーブル
(図8) 図8に示す如く、荷役費基本アクティビティテーブル
は、倉庫と荷役費基本アクティビティ(具体的には仕入
単価算出区分と売上単価算出区分)とが関係付けて記録
されたマスタテーブルであり、入出庫明細データから荷
役費算定アクティビティを決定するのに用いられる。
【0031】(4)荷役費例外アクティビティテーブル
(図9) 図9に示す如く、荷役費例外アクティビティテーブル
は、倉庫、例外条件、および荷役費例外アクティビティ
が関係付けて記録されたマスタテーブルである。荷役費
基本アクティビティテーブルに先立って参照され、例外
条件に該当する場合には、それに対応する荷役費例外ア
クティビティが、上記した荷役費基本アクティビティテ
ーブルに記録された荷役費基本アクティビティよりも優
先して、荷役費算定アクティビティとして決定される。
【0032】(5)保管費基本アクティビティテーブル、
保管費例外アクティビティテーブル(図10、図11) 図10に示す如く、保管費基本アクティビティテーブル
は、上記した荷役費基本アクティビティテーブルと同様
に、倉庫と保管費基本アクティビティ(仕入単価算出区
分、売上単価算出区分)とが関係付けて記録されたマス
タテーブルであり、また、図11に示す如く、保管費例
外アクティビティテーブルは、上記した荷役費例外アク
ティビティテーブルと同様に、倉庫、例外条件、および
荷役費例外アクティビティが関係付けて記録されたマス
タテーブルである。荷役費算定アクティビティを決定す
る場合と同様に、保管費例外アクティビティテーブルの
何れかの例外条件に該当する場合は、その例外アクティ
ビティが保管費算定アクティビティとして決定され、何
れの例外条件にも該当しない場合は保管費基本アクティ
ビティテーブルに記録された基本アクティビティが保管
費算定アクティビティとして決定される。
【0033】(6)品種マスタテーブル(図12) 図12に示す如く、品種マスタテーブルは、各品種につ
いて、品区、費用割増区分、重量、容積、価格等が記録
されており、荷役費および保管費の費用算定アクティビ
ティを決定する際に品種から品区や割増区分を求めるの
に用いられる。なお、割増区分としては、割増無しと、
危険物、低温保管、恒温保管、およびこれらの組合せ等
とがある。
【0034】(7)拠点マスタテーブル(図13) 図13は、拠点マスタテーブルの一例を示す。図13に
示す如く、拠点マスタテーブルには、荷主が有する各物
流拠点について、拠点区分(倉庫、工場等の区分)およ
び委託先物流業者が記録されており、拠点名(または拠
点コード)から拠点区分や委託先物流業者を求めるのに
用いられる。
【0035】(8)割増率テーブル(図14) 図14は、割増率テーブルの一例を示す。図14に示す
如く、割増率テーブルには、拠点毎に割増区分と保管お
よび荷役の各割増率とが関係付けて記録されており、割
増区分から荷役および保管の各割増率を求めるのに用い
られる。
【0036】(C)物流業者毎に設けられるテーブル (1)タリフ運賃テーブル(図15) 図15に示す如く、タリフ運賃テーブルは、輸配送距離
と重量とに応じたタリフ運賃の仕入額および売上額が記
録されたマスタテーブルであり、タリフ運賃を求めるの
に用いられる。
【0037】(2)宅配仕入テーブル、宅配売上テーブル
(図16、図17) 図16に示す如く、宅配仕入テーブルは、各発荷先拠点
と各着住所(都道府県)との間の宅配仕入単価が記録さ
れたマスタテーブルであり、また、図17に示す如く、
宅配売上テーブルは、宅配仕入単価と宅配売上単価との
対応関係が記録されたマスタテーブルである。これらの
テーブルは、発荷先と届け先住所とから宅配運賃を求め
るのに用いられる。
【0038】(3)車建て運賃テーブル(図18) 図18に示す如く、車建て運賃テーブルは、距離と車種
に応じた車建て運賃の仕入額および売上額が記録された
テーブルであり、輸配送距離と車種とから車建て運賃を
求めるのに用いられる。
【0039】(4)トン建て運賃テーブル(図19) 図19に示す如く、トン建て運賃テーブルは、発荷先拠
点と着荷先拠点とに応じたトン建て運賃単価の仕入額お
よび売上額が記録されたテーブルであり、発荷先および
着荷先からトン建て単価を求めるのに用いられる。
【0040】(5)荷役単価テーブル(図20) 図20に示す如く、荷役単価テーブルには、荷役費算定
アクティビティに応じた荷役単価区分毎に、基本単価、
品区に応じた仕入および売上の単価、および、品種に応
じた仕入および売上の単価が記録されたマスタテーブル
であり、荷役費算定アクティビティから荷役単価を求め
るのに用いられる。
【0041】(6)保管単価テーブル(図21) 図21に示す如く、保管単価テーブルには、上記した荷
役単価テーブルと同様に、保管費算定アクティビティに
応じた保管単価区分毎に、基本単価、品区に応じた仕入
および売上の単価、および、品種に応じた仕入および売
上の単価が記録されたマスタテーブルであり、保管費算
定アクティビティから保管単価を求めるのに用いられ
る。
【0042】(7)車番車種テーブル(図22) 図22は、車番車種テーブルの一例を示す。図22に示
す如く、車種車番テーブルには、物流業者が保有する輸
配送車両の車番と車種との対応関係が記録されており、
車建て運賃を計算する際に、車番から車種を求めるのに
用いられる。
【0043】==処理の概要== 図23は、本実施形態における処理の概要を示す。図2
3では、倉庫Aから出荷して倉庫Bへ入荷する場合の処
理を示している。
【0044】図23に示す如く、物流会社は、荷主コン
ピュータ12から発荷元倉庫および着荷先倉庫の倉庫コ
ンピュータ14へ入出庫指示データを送信する(S10
0)と共に、同じ入出庫指示データを物流管理サーバー
10にも送信する(S102)。発荷元倉庫Aでは、送
信されてきた出荷指示データに基づいて商品を出庫し、
指定された着荷先倉庫Bへの輸配送業務を行う(S10
4)。そして、出庫業務が完了すると、倉庫コンピュー
タ14から物流管理サーバー10へ出庫明細データを送
信する(S106)。また、着荷先倉庫Bにおいても、
商品の入庫が完了すると、倉庫コンピュータ14から物
流管理サーバー10へ入庫明細データを送信する(S1
08)。なお、後述するように、出庫明細データと入庫
明細データとは同じデータフォーマットを有しており、
このデータフォーマットに含まれる入出庫区分の値によ
り出庫/入庫が区別される。そこで、以下、出庫明細デ
ータと入庫明細データとを入出庫明細データと総称す
る。倉庫コンピュータ14は、また、各商品の在庫数や
当日入出庫数を表す在庫明細データを、例えば一日一
回、夜間等に物流管理サーバー10へ送信する(S10
9)。
【0045】物流管理サーバー10では、送信されてき
た入出庫指示データ、入出庫明細データ、および、在庫
明細データを入出庫在庫データベース15に記録する
(S110)。そして、入出庫在庫データベース15に
記録された入出庫指示データと入出庫在庫明細データの
内容が整合していることを確認したうえで(S11
1)、この入出庫明細データを仕入/売上データベース
16へ記録し、また、在庫明細データも仕入/売上デー
タベース16に記録する(S112)。そして、所定の
タイミングで(例えば、一日一回、夜間等に)、仕入/
売上データベース16に記録された各入出庫明細データ
および各在庫明細データについて、費用計算アクティビ
ティ、アクティビティ小分類、および、アクティビティ
大分類を決定する(S114)と共に、決定した費用計
算アクティビティに基づいて、輸配送費の計算(S11
6)、荷役費の計算(S118)、保管費の計算(S1
20)を行う。これらのアクティビティや費用計算結果
は、該当する入出庫明細データまたは在庫明細データに
関係付けて仕入/売上データベース16に記録される
(S122)。そして、仕入/売上データベース16に
記録されたデータを、アクティビティ分類等に応じて適
宜集計し(S124)、荷主コンピュータ12での閲覧
に供する(S126)と共に、請求明細データを作成し
て(S128)、荷主コンピュータ12へ送信する(S
130)。
【0046】なお、本実施形態では、上述のように、物
流管理サーバー10を運営する物流会社が荷主からの委
託を受けて物流業務を管理するものとして、輸配送、荷
役、保管の各費用について仕入額と売上額とを計算す
る。ここで、仕入額とは、物流会社が物流業者へ支払う
べき額を意味し、また、売上額とは物流の委託元である
荷主へ請求すべき額を意味する。すなわち、売上額と仕
入額の差額が物流会社が受取る利益額に相当する。
【0047】==処理の詳細== (1)荷主コンピュータから入出庫指示入力 荷主は、商品の受注等に応じて商品を倉庫から出庫させ
る場合、当該商品についての入出庫指示を荷主コンピュ
ータ12へ入力する。荷主コンピュータ12は、入力さ
れた入出庫指示に応じた入出庫指示データを、発荷先お
よび着荷先の倉庫コンピュータ14と、物流管理サーバ
ー10とに送信する(図23のS100,S102)。
図24は、入出庫指示データに含まれるデータ項目を示
す。図24に示す如く、入出庫指示データには、整理番
号、入出庫区分、出荷日、着荷日、販売部課コード、発
荷先コード、着荷先コード、着荷先住所コード、届け先
顧客名、届け先顧客住所、品種コード、ロット番号、ケ
ース数量、バラ数量、重量、輸送換算重量等のデータ項
目が含まれている。なお、出庫した商品を他の倉庫また
は工場へ輸送する場合には、着荷先コードの項目には着
荷先倉庫または工場のコードが設定され、届け先顧客名
・住所の項目は着荷先工場または倉庫の名称・住所名が
設定される。一方、出庫した商品を顧客へ配送する場合
には、着荷先コードの項目には届け先の顧客コードが設
定され、その顧客名・顧客住所が届け先顧客名・届け先
顧客住所の項目の値として設定される。また、ケース数
量、バラ数量の項目は、数量単位が夫々、ケース、バラ
の場合にのみ値が設定され、さらに、ロット番号は入出
庫指示でロット番号が指定された場合にのみ値が設定さ
れる。
【0048】(2)各倉庫での処理 発荷先倉庫では、荷主コンピュータ12から倉庫コンピ
ュータ14へ送信されてきた入出庫指示データに基づい
て商品を出荷し、指定された着荷先倉庫(あるいは、工
場または顧客)への輸配送業務を行う(図23のS10
4)。そして、出荷業務が完了すると、倉庫コンピュー
タ14から物流管理サーバー10へ出庫・輸配送業務の
内容を表す入出庫明細データを送信する(同S10
6)。また、着荷先が倉庫である場合は、商品が到着し
て入庫処理が完了した着荷先倉庫においても、倉庫コン
ピュータ14から物流管理サーバー10へ入庫業務の内
容を表す入出庫明細データを送信する(同S108)。
なお、各倉庫コンピュータ14では、荷主コンピュータ
12から送信されてきた入出庫指示データを基本的には
そのまま入出庫明細データとして物流管理サーバー10
へ送信するだけであり、必要に応じて適宜修正入力を行
う以外は、各倉庫において入力操作は不要である。
【0049】図25は、入出庫明細データに含まれるデ
ータ項目を示す。同図からわかるように、入出庫明細デ
ータの内容は、上記図24に示す入出庫指示データとほ
ぼ同様であるが、車建て輸送の場合にはデータ項目とし
て「車番」が加わる。また、各倉庫の倉庫コンピュータ
14は、例えば一日の業務終了時に、各商品の在庫に関
する在庫明細データを物流管理サーバー10へ送信する
(S109)。図26は、在庫明細データに含まれるデ
ータ項目を示す。同図に示すように、在庫明細データに
は、年月日、倉庫コード、品種コード、ロット、前月在
庫数、当日入庫数、当日出庫数、当日在庫数等のデータ
項目が含まれている。
【0050】(3)物流管理サーバーでの処理 データ照合とデータベースへの記録 物流管理サーバー10は、入出庫在庫データベース15
に記録された入出庫指示データと入出庫明細データとを
照合し、両データに含まれる品種、数量、発荷先、着荷
先等が一致して両データが整合していること(つまり、
入出庫指示に応じた入出庫業務が行われたこと)を確認
したうえで(図23のS111)、入出庫明細データを
仕入/売上データベース16に記録し、また、データベ
ース17に記録された在庫明細データも仕入/売上デー
タベース16に記録する(同S112)。ただし、工場
での入出荷の場合は、工場から入出庫明細データは送信
されず、この場合には、荷主コンピュータ12から送信
されてデータベース17に記録された入出庫指示データ
をそのまま入出庫明細データとして仕入/売上データベ
ース16に記録する。
【0051】アクティビティの決定 次に、入出庫明細データおよび在庫明細データについ
て、輸配送、荷役、および保管について費用計算アクテ
ィビティ、アクティビティ小分類、およびアクティビテ
ィ大分類が決定される。なお、上記図3のアクティビテ
ィマスタテーブルに示すように、アクティビティ分類項
目は、輸送、配送、保管、入荷、出荷、荷役等の大分類
項目と、工場拠点輸送、拠点間輸送、工場間輸送等の小
分類項目とを含んでおり、さらに、各大分類項目につい
て費用算定アクティビティが設定されている。
【0052】i)入出庫明細データについて輸配送・荷役
のアクティビティ決定 先ず、各入出庫明細データについて、輸配送および荷役
に関するアクティビティが決定される。
【0053】図27は、入出庫明細データについて輸配
送および荷役に関するアクティビティを設定すべく物流
管理サーバー10が実行する処理を表すフローチャート
である。図27に示す如く、先ず、入出庫明細データに
含まれる発荷先コードおよび着荷先コードから、上記図
13に示す拠点マスタテーブルを参照して、発荷先およ
び着荷先の区分が取得される(S200)。次に、入出
庫明細データの入出庫区分が判別される(S202)。
その結果、入出庫区分が「出庫」である場合には、輸配
送および出庫荷役についての費用算定アクティビティ、
アクティビティ小分類、アクティビティ大分類が決定さ
れ(S204〜S230)、一方、「入庫」である場合
には、入庫荷役についての費用算定アクティビティ、ア
クティビティ小分類、アクティビティ大分類が決定され
る(S220〜S230)。
【0054】輸配送に関するアクティビティの決定にあ
たっては、先ず、上記図7に示す輸配送費例外アクティ
ビティテーブルを参照して、入出庫明細データが何れか
の例外条件に該当するか否かが判別される(S20
4)。その結果、例外条件に該当する場合には、その例
外条件に対して設定された例外アクティビティが、当該
入出庫明細データの輸配送費算定アクティビティとして
決定される(S206)。上記図7の1行目の例では、
発荷先が工場、着荷先が顧客、商品数量が1ケースであ
ることが例外条件として規定されており、入出庫明細デ
ータがこの例外条件を満足する場合は、輸配送費算定ア
クティビティとして「宅配」が決定されることになる。
【0055】一方、入出庫明細データが、輸配送費例外
アクティビティテーブルに記録された何れの例外条件に
も該当しない場合は、次に、上記図6に示す輸配送費基
本アクティビティテーブルを参照して、該当する基本ア
クティビティが輸配送費算定アクティビティとして決定
される(S208)。図6の一行目の例では、発荷先が
工場、着荷先が顧客である入出庫明細データについて
は、輸配送費算定アクティビティとして「タリフ」が決
定されることとなる。
【0056】次に、上記図4に示すアクティビティ分類
設定マスタテーブルを参照して、輸配送のアクティビテ
ィ小分類および大分類が決定される(S210〜S21
2)。先ず、アクティビティ分類設定マスタテーブルを
参照して、アクティビティ小分類が決定される(S21
0)。そして、決定されたアクティビティ小分類から、
アクティビティマスタテーブルを参照して、このアクテ
ィビティ小分類が属するアクティビティ大分類が決定さ
れる(S212)。
【0057】例えば、発荷先区分が「拠点倉庫」、着荷
先区分が「顧客」である場合、図4に示すアクティビテ
ィ分類設定マスタテーブルより、アクティビティ小分類
が「拠点倉庫発配送」に決定され、さらに、図3に示す
アクティビティマスタテーブルより、アクティビティ大
分類が「配送」に決定される。また、例えば、発荷先区
分および着荷先区分が共に「拠点倉庫」である場合は、
小分類項目が「拠点倉庫間輸送」に決定され、アクティ
ビティ大分類が「輸送」に決定される。
【0058】次に、出庫および入庫の荷役費算定アクテ
ィビティの決定にあたっては、先ず、上記図9に示す荷
役費例外アクティビティテーブルを参照して、入出庫明
細データが何れかの例外条件に該当するか否かが判別さ
れる(S220)。その結果、何れかの例外条件に該当
する場合には、その例外条件に対して設定された例外ア
クティビティが、当該入出庫明細データの荷役費算定ア
クティビティとして決定される(S222)。図9の1
行目の例では、倉庫が「米原」である入出庫明細データ
について、商品が「ガムDペースト」であることが例外
条件として規定されており、入出庫明細データがこの例
外条件を満足する場合は、荷役費算定アクティビティと
して、仕入単価算出区分が「重量単価」、売上単価算出
区分が「ケース単価」に決定される。
【0059】一方、入出庫明細データが、荷役費例外ア
クティビティテーブルに記録された何れの荷役例外条件
にも該当しない場合は、次に、上記図8に示す荷役費基
本アクティビティテーブルを参照して、当該入出庫明細
データの基本アクティビティが決定される(S22
4)。図8の一行目の例では、倉庫が「米原」である入
出庫明細データについては、荷役費算定アクティビティ
として、仕入単価算出区分が「ケース単価」、売上単価
算出区分が「容積単価」に決定されることとなる。
【0060】次に、上記図4に示すアクティビティ分類
設定マスタテーブルを参照して、アクティビティ小分類
が決定される(S228〜S230)。すなわち、先
ず、発荷先または着荷先の区分から、図4に示すアクテ
ィビティ分類設定マスタテーブルを参照して、アクティ
ビティ小分類が決定される(S228)。そして、決定
されたアクティビティ小分類から、アクティビティマス
タテーブルを参照して、このアクティビティ小分類が属
するアクティビティ大分類が決定される(S230)。
【0061】例えば、入出庫区分が「出庫」、発荷先区
分が「拠点倉庫」である場合、アクティビティ分類設定
マスタテーブルより、アクティビティ小分類が「拠点倉
庫出庫荷役」に決定され、さらに、アクティビティ分類
設定マスタテーブルより、アクティビティ大分類が「出
荷」に決定される。また、例えば、入出庫区分が「入
庫」、着荷先区分が「工場」である場合は、アクティビ
ティ小分類が「工場入荷」に決定され、アクティビティ
大分類が「入荷」に決定される。
【0062】以上のように輸配送・荷役に関するアクテ
ィビティが決定されると、引き続いて、輸配送・荷駅に
関する費用計算処理が行われるが、この費用計算処理に
ついては後述する。
【0063】ii)在庫明細データについて保管に関する
アクティビティ決定 次に、各在庫明細データについて、保管に関するアクテ
ィビティが決定される。図28は、在庫明細データにつ
いて保管に関するアクティビティを決定すべく物流管理
サーバー10が実行する処理を表すフローチャートであ
る。先ず、在庫明細データに含まれる倉庫コードから拠
点区分が取得される(S300)。次に、上記図11に
示す保管費例外アクティビティテーブルを参照して、在
庫明細データが何れかの例外条件に該当するか否かが判
別される(S302)。その結果、例外条件に該当する
場合には、その例外条件に対して設定された例外アクテ
ィビティが、当該在庫明細データの保管費算定アクティ
ビティとして決定される(S304)。図11の1行目
の例では、倉庫が「米原」である在庫明細データについ
て、商品が「ガムDペースト」であることが例外条件と
して規定されており、在庫明細データがこの例外条件を
満足する場合は、保管費算定アクティビティとして、仕
入単価算出区分が「重量単価」、売上単価算出区分が
「容積単価」と決定されることになる。
【0064】一方、在庫明細データが、保管費例外アク
ティビティテーブルに記録された何れの例外条件にも該
当しない場合は、次に、上記図10に示す保管費基本ア
クティビティテーブルを参照して、当該在庫明細データ
の保管基本アクティビティが保管費算定アクティビティ
として決定される(S306)。図10の一行目の例で
は、倉庫が「米原」である在庫明細データについて、保
管費算定アクティビティとして、仕入単価算出区分が
「ケース単価」、売上単価算出区分が「容積単価」と決
定されることになる。
【0065】次に、上記図4に示すアクティビティ分類
設定マスタテーブルを参照して、アクティビティ小分類
が決定される(S308)。そして、決定されたアクテ
ィビティ小分類から、アクティビティマスタテーブルを
参照して、このアクティビティ小分類が属するアクティ
ビティ大分類が決定される(S310)。
【0066】例えば、拠点区分が「拠点倉庫」である場
合には、アクティビティ小分類が「拠点倉庫保管」に決
定され、さらに、アクティビティマスタテーブルより、
アクティビティ大分類が「保管」に決定される。また、
拠点区分が「工場」である場合には、小分類項目が「工
場倉庫保管」に決定され、アクティビティ大分類は「保
管」に決定される。
【0067】以上のように保管に関するアクティビティ
が決定されると、引き続いて、保管に関する費用計算処
理が行われるが、この費用計算処理については後述す
る。
【0068】なお、上記図3に示すアクティビティマス
タテーブルにおいて、末尾に「(生産)」と表示されて
いるものは、最終製品となる前の中間製品の段階で輸配
送、荷役、または保管が行われることを意味し、商品品
種が中間製品に該当する場合には、末尾に「(生産)」
が付されたアクティビティ小分類・大分類に決定され
る。
【0069】iii)その他荷役に関するアクティビティ決
定 倉庫から顧客宛に出荷する販売出荷の場合には、荷札発
行から貼り付けまでの荷札作業が必要となる。そこで、
入出庫区分が「出庫」であり、かつ、データ区分が「販
売出荷」である入出庫明細データについては、荷札貼付
作業に関する費用算定アクティビティおよびアクティビ
ティ小分類が付与される。同様に、品種や梱包態様によ
っては、はい替え(積替え)、バンニング、デバンニン
グ等の作業も発生することがあり、その場合にも、それ
ぞれ「はい替え」、「バンニング」、「デバンニング」
等の作業に対応した費用算定アクティビティおよびアク
ティビティ小分類が付与される。
【0070】費用の算定 次に、上記のように決定された費用計算アクティビティ
に基づいて、輸配送、荷役、保管の各費用が計算され
る。
【0071】i)輸配送費の計算 図29は輸配送費を計算すべく物流管理サーバー10が
実行する処理の内容を表すフローチャートである。な
お、輸配送費の計算は、入出庫区分が「出庫」である入
出庫明細データについて行われる。図29に示す如く、
先ず、入出庫明細データに含まれる発荷先コードから、
拠点マスタテーブルを参照して、出庫・輸配送業務を委
託する物流業者が特定される(S400)。なお、着荷
先に応じて物流業者が異なることもあり、その場合に
は、着荷先コードも考慮して物流業者が特定される。
【0072】次に、特定された委託先物流業者の料金テ
ーブルを参照して、上記のように決定した輸配送費算定
アクティビティに基づいて、輸配送運賃の計算処理が行
われる(S402)。この計算処理は、輸配送費算定ア
クティビティに応じて以下のように実行される。
【0073】[タリフ、タリフクール]図30は、輸配
送費算定アクティビティが「タリフ」である場合の輸配
送費計算処理を説明するための図である。なお、タリフ
とは、運輸省が認可する「一般路線貨物自動車運送事業
運賃表」に従った運賃算定方法を意味し、一般の路線物
流業者が運賃計算を行うのに用いられている。図30に
示す如く、先ず、輸配送費算定アクティビティが「タリ
フ」である入出庫明細データのうち、出荷日、発荷先、
および、着荷先が同じデータについて、換算重量が集計
される(S450)。次に、入出庫明細データに含まれ
る発荷先コードおよび着荷先住所から、距離テーブルを
参照して発荷先・着荷先間の距離が求められる(S45
2)。図30の例では、発荷先が米原、着荷先住所が山
形県であり、距離は430kmと求められる。次に、求
められた距離と、上記のように集計された換算重量とか
ら、委託先物流業者に対応したタリフ運賃テーブルを参
照して、タリフ運賃の仕入額および売上額が求められる
(S454)。図30の例では、距離が430km、重
量が160kgであり、これらより、仕入額が1800
円、売上額が2100円と求められる。
【0074】なお、タリフクールの場合の運賃計算処理
は、タリフクールに対応したタリフ運賃テーブルを用い
る点を除いて、上記した「タリフ」の場合と同様であ
る。
【0075】[車建て]図31は、輸配送費算定アクテ
ィビティが「車建て」である場合の輸配送費計算処理を
説明するための図である。なお、「車建て」とは、車を
チャーターして輸配送を行う場合の運賃計算方法であ
る。先ず、発荷先および着荷先住所から距離テーブルを
参照して距離が求められ(S460)、さらに、入出庫
明細データに含まれる車番データから車番車種テーブル
を参照して、当該車番に該当する車種が求められる(S
462)。図31の例では、車番201号について車種
が「トレーラー」と求められる。次に、上記のように求
められた距離および車種から、委託先物流業者に対応し
た車建て運賃テーブルを参照して、距離および車種に応
じた運賃が決定される(S464)。図31の例では、
距離が430km、車種が「トレーラー」であり、仕入
運賃が1700円、売上運賃が2000円と求められて
いる。
【0076】[トン建て]図32は、輸配送費算定アク
ティビティが「トン建て」である場合の輸配送費計算処
理を説明するための図である。なお、「トン建て」と
は、所定の幹線輸送(例えば工場・配送拠点間等)につ
いて輸送手段とは無関係に一日分の重量の総計に基づい
て輸送費を計算する計算方法である。図32に示す如
く、先ず、輸配送費算定アクティビティが「トン建て」
である入出庫明細データのうち、出荷日、発荷先、およ
び、着荷先が同一のデータについて、換算重量が集計さ
れる(S470)。図32の例では、出荷日が10月2
5日、発荷先が「静岡」、着荷先が「府中」の入出庫明
細データが5件あり、それらの換算重量の集計値が63
00kgと計算されている。次に、発荷先および着荷先
から、委託先物流業者に対応したトン建て単価テーブル
を参照して、仕入および売上のトン単価が求められ(S
472)、このトン単価に上記のように集計した重量を
掛けることにより、仕入および売上のトン建て運賃が計
算される(S474)。図32の例では、発荷先が静
岡、着荷先が府中であり、仕入および売上のトン単価が
夫々1200円、1500円と求められている。そし
て、これらのトン単価に重量集計値の7トン(6300
kgの百の位の切り上げ値)を掛けることにより、仕入
および売上のトン建て運賃が夫々8400円、1050
0円と計算されている。なお、上記した「タリフ」、
「車建て」、「トン建て」で計算された運賃は、各入出
庫明細データに対して、夫々の換算重量に応じた配分で
振り分けられ、これにより、各入出庫明細データについ
ての輸配送費が計算される。
【0077】[宅配、宅配クール]図33は、輸配送費
算定アクティビティが「宅配」である場合の輸配送費計
算処理を説明するための図である。先ず、入出庫明細デ
ータに含まれる発荷先および着荷先住所から、委託先物
流業者に対応した宅配仕入テーブルを参照して、仕入単
価が求められ、これにケース数量を掛けて仕入運賃が計
算される(S480)。次に、売上宅配テーブルを参照
して、仕入単価に対応した売上単価が求められ、これに
ケース数量を掛けて売上運賃が計算される(S48
2)。図33の例では、発荷先が米原、着荷先住所が山
形県であり、仕入単価が2000円と求められ、これに
対応する売上単価が2200円と求められている。そし
て、これらの単価に数量2ケースを掛けることにより、
仕入運賃および売上運賃が夫々4000円、4400円
と計算されている。なお、宅配クールの場合の運賃計算
処理は、クール宅配に対応した宅配仕入テーブルおよび
宅配売上テーブルを用いる点を除いて、上記した「宅
配」の場合と同様である。
【0078】ii)荷役費用の計算 図34は、荷役料金を計算すべく物流管理サーバー10
が実行する処理の内容を表すフローチャートである。な
お、荷役料金の計算は、入出庫区分が「入庫」および
「出庫」の何れの入出庫明細データについても行われ
る。すなわち、入出庫区分が「入庫」のデータについて
は入庫に係わる荷役費用が計算され、「出庫」のデータ
については出庫に係わる荷役費用が計算されることにな
る。
【0079】図34に示す如く、先ず、入出庫明細デー
タに含まれる発荷先コードから、拠点マスタテーブルを
参照して、荷役業務を委託する物流業者が特定される
(S500)。その際、入出庫区分が「出庫」である入
出庫明細データについては、発荷先コードから委託先物
流業者が特定され、「入庫」である入出庫明細データに
ついては、着荷先コードから委託先物流業者が特定され
る。次に、特定された委託先物流業者に対応した荷役単
価テーブル(上記図20)を参照して、荷役費用が計算
される(S502〜S524)。
【0080】すなわち、先ず、上記のように決定した荷
役費算定アクティビティについて、入出庫明細データに
含まれる品種に該当する荷役単価が荷役単価テーブルに
記録されているか否かが判別される(S502)。その
結果、記録されている場合には、その荷役単価が取得さ
れる(S504)。一方、品種に該当する荷役単価が記
録されていなければ、品種マスタテーブルを参照して品
種に該当する品区が求められる(S506)。そして、
この品区に該当する荷役単価が荷役単価テーブルに記録
されているか否かが判別され(S508)、記録されて
いればその荷役単価が取得される(S510)。一方、
品区に該当する荷役単価が記録されていなければ、荷役
費算定アクティビティに対応する基本単価が取得される
(S512)。
【0081】次に、品種マスタテーブルを参照して、品
種に該当する割増区分が取得され(S516)、費用割
増が設定されているか否かが判別される(S518)。
その結果、費用割増が設定されていなければ(つまり、
割増区分が「割増無し」であれば)、上記取得した仕入
および売上の荷役単価に、数量を掛けることにより、夫
々、仕入および売上の荷役費が計算される(S52
0)。一方、S518で費用割増が設定されていれば、
図22に示す割増率テーブルを参照して、割増区分に応
じた荷役費の割増率が取得され(S522)、上記取得
した仕入および売上の荷役単価に数量を掛け、さらに、
割増率を掛けることにより割増した荷役費が計算される
(S524)。
【0082】なお、荷役費算定アクティビティ「換算重
量」は、例えばティッシュペーパのように重量の割に容
積が極端に大きい商品の場合に設定されるものである。
荷役費算定アクティビティが「換算重量」の場合には、
入出庫明細データに含まれる実重量と換算重量とを比較
し、大きい方の重量を用いて、荷役費算定アクティビテ
ィが「重量」の場合と同様にして計算する。
【0083】また、アクティビティ決定に関して述べた
ように、倉庫から顧客宛に出荷する販売出荷の場合に
は、荷札発行から貼り付けまでの荷札作業が必要とな
り、そのような場合には、入出庫明細データにはアクテ
ィビティ小分類「荷札貼付作業」も付与される。そこ
で、アクティビティ小分類「荷札貼付作業」が付与され
た入出庫明細データについては、該当する倉庫について
荷札作業費単価テーブルを参照して単価を取得し、これ
に出荷数量を掛けることにより荷札作業費が計算され
る。その他、「はい替え」、「バンニング」、「デバン
ニング」等のアクティビティ小分類についても、夫々に
対応する単価テーブルを参照して作業費が計算される。
【0084】iii)保管費の計算 図35は、保管費を計算すべく物流管理サーバー10が
実行する処理の内容を表すフローチャートである。な
お、保管費の計算は、在庫明細データに基づいて、商品
の品種毎に行われる。図35に示す如く、先ず、在庫明
細データに含まれる倉庫コードから保管倉庫が特定され
(S600)、当該倉庫についての保管費単価テーブル
(上記図21)を参照して、各商品品種毎の保管費単価
が求められる(S602〜S614)。
【0085】先ず、上記のように決定された保管費算定
アクティビティについて、在庫明細データの品種に該当
する保管単価が保管単価テーブルに記録されているか否
かが判別される(S602)。その結果、記録されてい
る場合には、この品種に対応した保管単価が取得される
(S606)。一方、品種に該当する保管単価が記録さ
れていなければ、次に、品種マスタテーブルを参照して
品種に該当する品区が求められる(S608)。そし
て、この品区に該当する保管単価が保管単価テーブルに
記録されているか否かが判別され(S610)、記録さ
れていればその保管単価が取得される(S612)。一
方、品区に該当する保管単価が記録されていなければ、
保管費算定アクティビティに対応する基本単価が取得さ
れる(S614)。
【0086】次に、品種マスタテーブルを参照して、品
種に該当する割増区分が取得され(S616)、費用割
増が設定されているか否かが判別される(S618)。
その結果、費用割増が設定されていなければ(つまり、
割増区分が「割増無し」であれば)、上記のように求め
られた保管単価に基づいて、保管費用が計算される(S
620)。この保管費用の計算方法は、荷主、物流会
社、および物流業者の間の契約によるが、本実施形態で
は、例えば、上記した単価が1期(10日間)の保管単
価であるものとして次式によって1日当りの保管費を計
算している。保管費=当日在庫数量×保管単価/10+
当日入庫数×保管単価
【0087】一方、S618で費用割増が設定されてい
れば、図22に示す割増率テーブルを参照して、割増区
分に応じた保管費の割増率が取得され(S622)、上
記と同様にして保管単価から計算された保管費に割増率
を乗ずることにより割増した保管費が計算される(S6
24)。なお、保管費算定アクティビティが「換算重
量」の場合には、荷役費計算の場合と同様に、入出庫明
細データに含まれる実重量と換算重量との大小関係に応
じて費用計算を行う。また、保管費算定アクティビティ
「従価従量」は、貴金属類等のように重量や容積の割に
高価であり、保安面から保管費用が高額となる商品につ
いて設定されるものである。保管費算定アクティビティ
が「従価従量」の場合には、品種マスタテーブルから重
量、容積、価格を取得し、別途設けられた従価率従量率
テーブルを参照して、保管単価を取得する。
【0088】各アクティビティ費用の記録 以上のように求められた輸配送、荷役、保管の各アクテ
ィビティおよび各費用は、該当する入出庫明細データま
たは在庫明細データに関係付けて仕入/売上データベー
ス16に記録される。
【0089】(4)荷主コンピュータでのデータ閲覧、
請求書の発行等 物流会社は、荷主コンピュータ12から物流管理サーバ
ー10へアクセスして、データ閲覧メニューを選択する
ことにより、仕入/売上データベース16の記録データ
を閲覧することができる(S126)。
【0090】図36は、荷主コンピュータ12に表示さ
れる仕入/売上データ閲覧画面の一例を示す。図36に
示す如く、仕入/売上データ閲覧画面には、データ集計
項目を選択するための複数の選択欄(「選択1」〜「選
択5」)と、集計データを表示するためのデータ表示欄
とが含まれている。そして、「選択1」欄で、何れかの
集計項目が選択されると、物流管理サーバー10は、選
択された集計項目に基づいて仕入/売上データベース1
6に記録された売上金額、仕入金額、物流量(ボリュー
ム)等を集計すると共に、売上金額および仕入金額の集
計値から収支金額および収支率を計算し、これらをデー
タ表示欄に表示させる。図36の例では、「選択1」欄
で「荷主」が選択されており、ABC社が荷主である入
出庫明細データおよび在庫明細データについて売上金
額、仕入金額等の集計値が表示されている。なお、本例
では、物流会社がABC社のみの物流を取り扱っている
ものとして、荷主としてABC社のみが表示されている
が、複数社の物流を取り扱っている場合には、各荷主に
ついての集計値が表示されることとなる。
【0091】図36に示すように、ある集計項目が選択
されて該当する集計値が表示された状態で、「選択2」
欄で別の集計項目が選択され、データ表示画面の各行に
対応して設けられた「選択」ボタンが操作されると、物
流管理サーバー10は、「選択2」欄で選択された集計
項目に基づいて、「選択」ボタンが操作されたデータの
内訳を集計し、データ表示欄に表示させる。
【0092】図37は、図36に示す画面において「選
択2」欄で「アクティビティ分類」が選択され、荷主A
BC社についての表示データに対応する「選択」ボタン
が操作された場合の画面を示す。この場合、荷主がAB
C社である入出庫明細データおよび在庫明細データにつ
いて、さらに、アクティビティ大分類(輸送、配送、保
管等)毎に、売上金額、仕入金額等が集計され、データ
表示欄に表示されている。
【0093】以下、同様に、例えば、「選択3」欄で
「アクティビティ区分」が選択され、データ表示欄のア
クティビティ分類が「輸送」であるデータ(図37の一
行目)に対応した「選択」ボタンがクリックされると、
物流管理サーバー10は、荷主がABC社、アクティビ
ティ大分類が「輸送」である入出庫明細データについ
て、アクティビティ小分類毎に集計し、データ表示欄へ
表示させる。
【0094】その他、図38に示すように、荷主および
届け先別にアクティビティ分類や物流費を表示させるな
ど、仕入/売上データベース16の記録データを種々に
分類・集計して荷主コンピュータ12での閲覧に供する
ことが可能である。
【0095】また、物流管理サーバー10は、所定のタ
イミングで(例えば毎月1回)、物流会社毎に物流費用
を集計し、これを元に請求書データを作成する(S12
8)。この請求書データはオンラインで荷主コンピュー
タ12へ直接送信され(S130)、あるいは、プリン
トアウトされて物流会社へ郵送等により届けられる。そ
の際、請求書において、上記したアクティビティ毎に請
求額を表示させることも可能である。また、物流管理サ
ーバー10は、上記の各アクティビティ毎の物流費用・
物流量を集計した経理データを、荷主の経理システムで
そのまま利用できるようなフォーマットで作成して荷主
コンピュータ12へ送信する。これにより、荷主側での
経理処理を簡便に行うことが可能となる。
【0096】以上説明したように、本実施形態では、荷
主コンピュータ12において、物流に係る売上金額、仕
入金額、収支金額、収支率、物流量等をアクティビティ
分類等の種々の集計項目で集計した集計データを閲覧す
ることができる。すなわち、物流会社は、物流費用につ
いて、そのトータル金額だけではなく、各物流業務(ア
クティビティ)毎の費用内訳を知ることができるので、
どのような物流業務に大きなコストがかかっているか等
を把握して、物流経費削減のための対策に役立てること
ができる。また、物流区分毎の物流量を閲覧できるの
で、荷主は物流量の物流コストとの相関を把握して、物
流量に対するコストという側面から物流コストの管理を
行うこともできる。
【0097】また、物流管理サーバー10は、毎日、上
記したアクティビティの決定および費用の計算の処理を
行ってその結果を仕入/売上データベース16に記録す
るので、物流会社では、日々の物流費用を把握すること
ができる。すなわち、従来のように、物流業者から請求
書が届くまで物流費用を把握できないといったことがな
くなり、物流コスト管理をより綿密に行うことが可能と
なる。
【0098】さらに、荷主コンピュータ12において入
力された入出庫指示が基本的にはそのまま入出庫明細デ
ータとして用いられ、このデータに基づいて費用計算等
の種々の処理が行われる。したがって、一連の処理の間
に必要なデータの入力作業量が大幅に削減され、データ
入力について省力化を図ることができる。
【0099】なお、上記実施形態では、荷主から物流業
務の委託を受けた物流会社が物流管理サーバー10を運
営するものとして、物流の各費用を、物流業者への支払
額である仕入額と、荷主への請求額である売上額とにつ
いて計算することとした。しかしながら、荷主が自社内
に物流部門を有し、この物流部門から委託を受けたサー
ビス会社が物流管理サーバー10を運営する場合には、
仕入/売上が一元化されるので、費用計算にあたって仕
入額/売上額を夫々計算することは不要となる。
【0100】
【発明の効果】本発明によれば、顧客に対して物流業務
区分毎の物流費用に関するより詳細な情報を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を表すシステム全体構成図
である。
【図2】仕入/売上データベースのデータ構成を示す図
である。
【図3】アクティビティマスタテーブルの一例を示す図
である。
【図4】アクティビティ分類設定マスタテーブルの一例
を示す図である。
【図5】距離テーブルの一例を示す図である。
【図6】輸配送費基本アクティビティテーブルの一例を
示す図である。
【図7】輸配送費例外アクティビティテーブルの一例を
示す図である。
【図8】荷役費基本アクティビティテーブルの一例を示
す図である。
【図9】荷役費例外アクティビティテーブルの一例を示
す図である。
【図10】保管費基本アクティビティテーブルの一例を
示す図である。
【図11】保管費例外アクティビティテーブルの一例を
示す図である。
【図12】品種マスタテーブルの一例を示す図である。
【図13】拠点マスタテーブルの一例を示す図である。
【図14】割増率テーブルの一例を示す図である。
【図15】タリフ運賃テーブルの一例を示す図である。
【図16】宅配仕入テーブルの一例を示す図である。
【図17】宅配売上テーブルの一例を示す図である。
【図18】車建て運賃テーブルの一例を示す図である。
【図19】トン建て単価テーブルの一例を示す図であ
る。
【図20】荷役単価テーブルの一例を示す図である。
【図21】保管単価テーブルの一例を示す図である。
【図22】車番車種テーブルの一例を示す図である。
【図23】本実施形態における処理の概要を示す図であ
る。
【図24】入出庫指示データに含まれるデータ項目を示
す図である。
【図25】入出庫明細データに含まれるデータ項目を示
す図である。
【図26】在庫明細データに含まれるデータ項目を示す
図である。
【図27】入出庫明細データについて輸配送および荷役
に関するアクティビティを設定すべく物流管理サーバー
が実行する処理を表すフローチャートである。
【図28】在庫明細データについて保管に関するアクテ
ィビティを決定すべく物流管理サーバーが実行する処理
を表すフローチャートである。
【図29】輸配送費を計算すべく物流管理サーバーが実
行する処理の内容を表すフローチャートである。
【図30】輸配送費算定アクティビティが「タリフ」で
ある場合の輸配送費計算処理を説明するための図であ
る。
【図31】輸配送費算定アクティビティが「車建て」で
ある場合の輸配送費計算処理を説明するための図であ
る。
【図32】輸配送費算定アクティビティが「トン建て」
である場合の輸配送費計算処理を説明するための図であ
る。
【図33】輸配送費算定アクティビティが「宅配」であ
る場合の輸配送費計算処理を説明するための図である。
【図34】荷役費を計算すべく物流管理サーバーが実行
する処理の内容を表すフローチャートである。
【図35】保管費を計算すべく物流管理サーバーが実行
する処理の内容を表すフローチャートである。
【図36】荷主コンピュータに表示される仕入/売上デ
ータ閲覧画面の一例を示す図である。
【図37】図36の閲覧画面において、更に集計項目を
選択した場合の画面を示す図である。
【図38】荷主および届け先別にアクティビティ分類や
物流費等を表示した閲覧画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 物流管理サーバー 12 荷主コンピュータ 14 倉庫コンピュータ 16 仕入/売上データベース 18 マスタテーブルデータベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒木 協和 大阪府高槻市朝日町3番1号 サンスター ロジスティックス株式会社内 (72)発明者 菅居 貞幸 大阪府高槻市朝日町3番1号 サンスター ロジスティックス株式会社内 (72)発明者 魚澤 光次郎 大阪府高槻市朝日町3番1号 サンスター ロジスティックス株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物流拠点での商品の入出庫に関する入出
    庫情報を取得する入出庫情報取得手段と、 該取得した入出庫情報に基づいて、当該入出庫に係わる
    物流費用を、所定の物流業務区分毎に計算する費用計算
    手段と、 該計算した物流業務区分毎の費用を、前記入出庫情報に
    関係付けてデータベースに記録する費用記録手段と、 前記データベースに記録された情報を顧客端末へ送信す
    る送信手段とを備えることを特徴とする物流管理サービ
    スシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の物流管理サービスシステ
    ムにおいて、前記送信手段は、前記物流業務区分毎の費
    用を集計して顧客端末へ送信する手段を含むことを特徴
    とするシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の物流管理サービ
    スシステムにおいて、 前記送信手段は、物流区分毎の物流量を集計して顧客端
    末へ送信する手段を含むことを特徴とするシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のうち何れか1項記載の
    物流管理サービスシステムにおいて、前記物流業務区分
    は、輸配送および荷役を含むことを特徴とするシステ
    ム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のうち何れか1記載の物
    流管理サービスシステムにおいて、 前記入出庫情報は、各物流拠点での在庫に関する情報を
    含み、 前記物流業務区分は、物流拠点での保管を含み、 前記費用計算手段は、前記在庫に関する情報に基づい
    て、該当する物流拠点での保管についての費用を計算す
    る手段を含むことを特徴とするシステム。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のうち何れか1項記載の
    物流管理サービスシステムにおいて、 前記物流業務区分の夫々について、物流費用の算定規準
    を表す費用算定規準を決定する費用算定規準決定手段を
    備え、 前記費用計算手段は、該決定した費用算定規準に基づい
    て各物流業務区分毎の費用を計算することを特徴とする
    システム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の物流管理サービスシステ
    ムにおいて、前記送信手段は、前記費用算定規準毎に物
    流費用を集計して前記顧客端末へ送信する機能を有する
    ことを特徴とするシステム。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載の物流管理サービ
    スシステムにおいて、 前記費用算定規準決定手段は、各物流業務区分につい
    て、前記入出庫情報が所定の例外条件を満たす場合に
    は、当該例外条件に対応して予め定められた例外規準を
    当該物流業務区分についての費用算定規準として決定
    し、例外条件を満たさない場合には、前記入出庫情報に
    応じた予め定められた基本規準を当該物流業務区分につ
    いての費用算定規準として決定することを特徴とするシ
    ステム。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のうち何れか1項記載の
    物流管理サービスシステムにおいて、 前記受信した入出庫情報について、前記物流業務区分の
    夫々についての小分類を決定する小分類決定手段と、 該決定した小分類を該当する入出庫情報に関係付けて前
    記データベースに記録する小分類記録手段とを備えるこ
    とを特徴とするシステム。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のうち何れか1項記載
    の物流管理サービスシステムにおいて、 前記入出庫情報取得手段は、前記入出庫情報を、各物流
    拠点での物流業務を委託された物流業者が管理する物流
    業者端末から受信することにより取得することを特徴と
    するシステム。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の物流管理サービスシ
    ステムにおいて、 荷主が管理する荷主端末が各物流拠点の前記物流業者端
    末へ送信した入出庫指示に応じた内容の入出庫指示情報
    を受信する入出庫指示受信手段と、 該入出庫指示受信手段が受信した入出庫指示情報と、前
    記入出庫情報取得手段が取得した入出庫情報とが整合す
    るか否かを判別する判別手段とを備え、 前記費用計算手段は、該判別手段により両情報が整合す
    ると判別された入出庫情報について費用計算を行うこと
    を特徴とするシステム。
  12. 【請求項12】 請求項10または11記載の物流管理
    サービスシステムにおいて、 前記入出庫情報取得手段が前記物流業者端末から受信す
    る入出庫情報は、前記物流業者端末が前記荷主端末から
    受信した前記入出庫指示情報に基づいて生成したもので
    あることを特徴とするシステム。
  13. 【請求項13】 コンピュータを請求項1乃至12のう
    ち何れか1項記載のシステムとして機能させるためのプ
    ログラム。
  14. 【請求項14】 請求項13記載のプログラムを記録し
    た記録媒体。
  15. 【請求項15】 物流拠点での商品の入出庫に関する入
    出庫情報を取得するステップと、 該取得した入出庫情報に基づいて、当該入出庫に係わる
    物流費用を、所定の物流業務区分毎に計算するステップ
    と、 該計算した物流業務区分毎の費用を、前記入出庫情報に
    関係付けてデータベースに記録するステップと、 前記データベースに記録された情報を顧客端末へ送信す
    るステップとを備えることを特徴とする物流管理サービ
    スシステム方法。
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