JP2003108292A - 車載用情報機器、サーバシステム及び情報処理システム - Google Patents

車載用情報機器、サーバシステム及び情報処理システム

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JP2003108292A
JP2003108292A JP2001295785A JP2001295785A JP2003108292A JP 2003108292 A JP2003108292 A JP 2003108292A JP 2001295785 A JP2001295785 A JP 2001295785A JP 2001295785 A JP2001295785 A JP 2001295785A JP 2003108292 A JP2003108292 A JP 2003108292A
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Kenji Tokura
健治 都倉
Masaki Wakesu
昌樹 分須
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示装置が小さくてもリンク操作が容易な車
載用情報機器、サーバシステム及び情報処理システムを
提供すること。 【解決手段】 スイッチ制御部70は、受信した前記ペ
ージデータ中に一又は二以上のリンクが存在するとき、
各リンクを前記各操作部に割り当て、割り当てられた前
記各操作部が操作されたときに対応する前記リンクへの
ジャンプ動作を実行する。操作部は複数の押しボタンス
イッチであり、スイッチ制御部70は、各スイッチに対
応して、各スイッチに割り当てられたリンクが設定され
たオブジェクトに基いた表示を表示画面に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット等
の通信ネットワークにおけるブラウザによるページ表示
において、表示装置が小さくてもリンク操作が容易な車
載用情報機器、サーバシステム及び情報処理システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報通信技術の急速な発達に伴
い、社会の各分野において携帯電話等の移動体通信やイ
ンターネット等の通信ネットワークの組合せ利用と普及
がめざましく、また自動車では、電子技術の応用により
カーオーディオとカーナビゲーションが統合システム化
されるなど車載用情報機器の普及が著しい。この一環と
して、車載用情報機器からも携帯電話等を通じインター
ネット上のサービスを利用しようとする試みも提案され
ている。
【0003】インターネット上における情報提供等の代
表的サービスとして、電子メールに並び、WWW(ワー
ルド・ワイド・ウェブ)が挙げられる。これはサーバ・
クライアント・システム型のサービスで、その名称は、
世界中(ワールド・ワイド)のサーバに存在する無数の
ページを、ハイパーリンクと呼ばれる関連付け機能によ
り蜘蛛の巣(ウェブ)のように結合していることに由来
する。
【0004】WWWでは、情報単位となる各ページは、
HTML(HyperText Markup Language)等のページ記述
言語で記述されたデータで表され(本出願においてペー
ジデータと呼ぶ)、ページデータはページを構成する文
字列や画像、それらの表示態様指定などを含み、クライ
アントシステム(以下単に「クライアント」とも呼ぶ)
のブラウザ・ソフトウェアからのページリクエストに応
じサーバシステム(以下単に「サーバ」とも呼ぶ)から
返送される。すなわち、インターネット接続用のTCP
/IP処理機能に、ブラウザを組み合わせれば、多様な
機器でWWWの情報を入手し、表示することが可能であ
る。
【0005】また、ページ間を結合するハイパーリンク
は、単に「リンク」とも俗称され、ページデータ中に埋
め込まれる記述であり、リンク元の文字列や画像(オブ
ジェクトと呼ぶ)の指定と、そのオブジェクトが操作さ
れたときの飛び先(ジャンプ先)ページの指定(UR
L)を含む。また、一般的には、ハイパーリンクが設定
されたオブジェクトについては表示画面上において、青
色など特定の色がついたり、下線がついたり、マウスで
ポイント(指し示す)するとポインタが手の形になった
り、押しボタン型で表示されるなど、それとわかるよう
な表示が行われる。
【0006】そして、各ページが関連先のページへのこ
のようなハイパーリンクを張る(設定)ことにより、閲
覧者は、マウスクリック等によりオブジェクトを操作す
るだけで、次のページや目次ページ、他のリンク先など
へ表示が切り替わり、関連する必要な情報を次々と容易
に得ることが可能となっている。
【0007】このようなリンクが動作する具体的処理手
順は次のようになる。まず、ハイパーリンクが設定され
たページ中のオブジェクトが操作されると、最初にクラ
イアント側が、ハイパーリンクの記述にしたがって、そ
こに記述された飛び先のファイルが存在するサーバに対
して、目的とするファイルを要求するページリクエスト
を送信する。サーバはその要求にこたえる形で該当する
HTMLファイルを送出し、クライアント側では受け取
ったHTMLファイルをブラウザ・ソフトウェアが表示
装置に表示する。そして、同様に、HTMLファイルに
埋め込まれた次のハイパーリンクをたどることにより、
目的とするファイルが逐次得られ、引き続き情報を入手
することが可能となる。
【0008】ここで、リンクを辿るには、希望のリンク
を選択する何らかのリンク操作が必要であり、このよう
な場合の具体的従来技術は、クライアントがサーバから
取得したページの情報を、ディスプレイ上にHTMLフ
ァイルの規則にしたがって表示し、その中のオブジェク
トに対し、マウスなどのポインティングデバイスによる
ポインタでポイント(指し示す)しマウスボタンをクリ
ックする等の操作を行うか、タッチパネルディスプレイ
の該当個所に指でタッチするなどの操作であった。
【0009】また、合成音声機能を備えたシステムにお
いては、HTMLファイルを表示すると同時にその内容
を読み上げ、必要なリンクのある場所を音声によって知
らせることも考えられた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いずれ
にしても、インターネット上で取得できる一般的なペー
ジは、デスクトップパソコンなど相応のサイズのディス
プレイによる利用を前提にレイアウトやデザインが行わ
れている。このため、車載用情報機器の限られたサイズ
のディスプレイに表示した場合は、文字が小さかった
り、リンクのオブジェクト同士が極めて接近して並んで
いるなど、狭い車輌内において上記のようなリンク操作
を行なうには不向きであり、リンク操作が困難という問
題点があった。
【0011】また、車輌内での特殊な用途として、専用
のHTMLファイルを記述することにより大きなボタン
を画面上に表示し、そのボタンをタッチパネル等を用い
て操作させることも考えられる。しかしこの場合、画面
上では、平面のタッチパネルで確実に操作させるために
は比較的大きな面積をとる必要があるため、実質的に表
示できる内容が制限され、ボタンだけが大部分を占めざ
るをえないような不都合が考えられる。また、入力装置
にタッチパネルを用いた場合には、平面上のボタンを触
るという点で操作感が得られない問題もあった。
【0012】これに加え、実際のクライアントとなる車
載用情報機器のディスプレイサイズは多様であり、見た
り操作する者の位置も運転中、助手席、後席からなど多
様であり、さらに、同様な内容を停車時にも見る場合は
走行中と比べより詳細な通常の情報量が要求される。こ
のため、ボタンのサイズ等どのような表示を行うべきか
を一律に決めるのは困難という問題点もあった。
【0013】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたもので、その目的は、表示
装置が小さくてもリンク操作が容易な車載用情報機器、
サーバシステム及び情報処理システムを提供することで
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、複数の操作部を備え、通信ネッ
トワーク経由でサーバシステムから受信するページデー
タに基きブラウザによりページを表示画面に表示する車
載用情報機器において、受信した前記ページデータ中に
一又は二以上のリンクが存在するとき、各リンクを前記
各操作部に割り当てる手段と、割り当てられた前記各操
作部が操作されたときに対応する前記リンクへのジャン
プ動作を実行する手段と、を備えたことを特徴とする。
【0015】この態様では、ページデータ中のリンクを
検出し、表示画面周囲の押しボタンスイッチ等の各操作
部に各リンクを割り当て、割り当てられた操作部が操作
されるとリンクへのジャンプ動作を実行する。これによ
り、HTML等によるページデータはそのまま従来通り
何ら変更を要さず、周辺操作機器の有効活用により、表
示装置が小さくてもリンク操作が容易になる。なお、具
体的な割当ては、例えばリンクのオブジェクトが表示画
面の上から並ぶのと同じ順で、その横や別の場所に上か
ら並ぶボタンに割り当てたり、画面を上下左右に分割し
その表示される位置により画面周囲の該当する位置に並
ぶ各操作ボタンに割り当てることなどが考えられる。
【0016】請求項2の発明は、請求項1記載の車載用
情報機器において、前記ブラウザにおける主要な操作部
として用いるポインティングデバイスと、スイッチ回路
もしくはスイッチマトリックスである補助的操作部と、
を備え、前記リンクの割当ては、前記補助的操作部に対
して行うことを特徴とする。
【0017】この態様では、カーナビゲーションシステ
ム用赤外線リモコンユニットに設けられたジョイスティ
ックなどブラウザ用のポインティングデバイスにより本
来の操作として、リンクが設定されたオブジェクトを直
接操作することもできるし、また、それとは別のスイッ
チ回路等を補助的操作部として用い、画面横のスイッチ
を押すなど補助的な操作も可能である。このため走行中
や停車中など事情に応じた操作の選択が可能となる。な
お、スイッチ回路又はスイッチマトリックスは、ブラウ
ザ専用でもよいし他用途のためでもよい。
【0018】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
車載用情報機器において、前記操作部は複数のスイッチ
であり、各スイッチに対応して、各スイッチに割り当て
られたリンクが設定されたオブジェクトに基いた表示を
前記表示画面に行うことを特徴とする。
【0019】この態様では、例えば画面周囲に並ぶ押し
ボタンスイッチに各リンクを割当て、各スイッチに対応
する内容を画面端などに表示する際、リンクが設定され
たオブジェクトに基き文字列、画像ファイル名やその代
替テキストの冒頭数文字などを表示する。これにより従
来通りのページデータについても特段の追加情報無しに
本発明の適用が可能となる。
【0020】請求項4の発明は、請求項3記載の車載用
情報機器において、前記表示画面に前記各スイッチに対
応する表示を行う際、車両から走行速度を取得し、取得
した走行速度に応じて前記表示に係るスイッチの数及び
前記表示のサイズの少なくとも一方を変化させる手段を
備えたことを特徴とする。
【0021】この態様では、スイッチに対応しリンク先
等の表示を行う際、走行速度に応じた数やサイズで表示
を行うので、例えば高速走行中は速度計を見るのと同様
に主な候補だけ瞬時に判断し、停車中等は多くの候補を
綿密に見る、といった状況に合わせた安全かつ合理的な
使い分けが実現される。
【0022】請求項5の発明は、請求項1から4のいず
れかに記載の車載用情報機器において、前記各操作部
は、面に設けられた複数の押しボタンであり、リンクが
割当てられている前記ボタンは前記面から突出し、リン
クが割り当てられていないボタンは前記面から突出しな
いように制御する手段を備えたことを特徴とする。
【0023】この態様では、リンクが割り当てられたボ
タンだけが表面パネルやケースなどの面から突出し、割
り当てられていないボタンは面から突出せず平らになる
ので、手触りだけでボタンの有効無効が判断でき操作が
確実容易になる。
【0024】請求項6の発明は、複数の操作部を備えた
車載用情報機器であるクライアントシステムに対し、通
信ネットワーク経由でページデータを送信するサーバシ
ステムにおいて、少なくともページデータ中の各リンク
をどのように前記各操作部に割り当てるべきかを指定す
る機器操作情報を、ページデータと共にクライアントシ
ステムへ送信する手段を備えたことを特徴とする。
【0025】この態様では、HTMLファイルなど従来
と同様のページデータに加え、複数の操作部の位置や数
に関する特定の構造又は一般的な構造を前提として、ど
のリンクをどの操作部に割り当てるべきかを、サーバか
らクライアントへ機器操作情報として指定するので、車
載用情報機器の構造的特性を活かした優れた操作性が実
現される。なお、機器操作情報はHTML中のメタタグ
など注釈文の部分に書き加えて送信すればよい。
【0026】請求項7の発明は、請求項1から5のいず
れかに記載の車載用情報機器において、ページデータ中
の各リンクをどのように前記各操作部に割り当てるべき
かを指定する機器操作情報をサーバシステムへ要求し、
サーバシステムから返信されたページデータから前記機
器操作情報を取り出して用いることを特徴とする。
【0027】請求項10の発明は、請求項1から5、7
又は8の車載用情報機器をクライアントシステムとし、
請求項6又は9記載のサーバシステムと組み合わせた情
報処理システムにおいて、前記クライアントシステム
は、ページデータ中の各リンクをどのように前記各操作
部に割り当てるべきかを指定する機器操作情報を、サー
バシステムへ要求し、前記サーバシステムは、クライア
ントシステムから前記機器操作情報の要求があった場合
は個々のクライアントシステムに対し、共通もしくはそ
のクライアントシステムに特有の前記機器操作情報を前
記ページデータに加入して送信し、受信側のクライアン
トシステムは、ページデータから前記機器操作情報を取
り出して用いることを特徴とする。
【0028】これらの態様では、クライアントシステム
である車載用情報機器からサーバシステムへ機器操作情
報を要求するので、サーバシステムでは他の一般的なク
ライアントシステムへのページデータには機器操作情報
を加入する必要が無く、処理及び通信の負荷が軽減され
る。
【0029】請求項8の発明は、請求項7記載の車載用
情報機器において、前記要求とともに、クライアントシ
ステムである車載用情報機器の構成又は設定の少なくと
も一方を示す自車機器設定情報をサーバシステムへ送信
することを特徴とする。
【0030】請求項9の発明は、請求項6記載のサーバ
システムにおいて、クライアントシステムである車載用
情報機器から、その車載用情報機器の構成又は設定の少
なくとも一方を示す自車機器設定情報を受信し、この自
車機器設定情報に基いた前記機器操作情報を送信するこ
とを特徴とする。
【0031】これらの態様では、サーバシステムは、ク
ライアントシステムから送信されてくる車載用情報機器
の構成や設定に基き、適切な機器操作情報を返信できる
ので車載用情報機器において優れた使い勝手が実現され
る。
【0032】請求項11の発明は、請求項6又は9記載
のサーバシステムにおいて、クライアントシステムであ
る各車載用情報機器の前記自車機器設定情報を予め格納
しておき、その設定情報に基いて各車載用情報機器に対
する前記機器操作情報を送信することを特徴とする。
【0033】この態様では、サーバ側に予め格納してあ
る車載用情報機器の自車機器設定情報に基いて機器操作
情報を送信するので、車載用情報機器からサーバへペー
ジリクエストのつど自車機器設定情報を繰り返し送信す
る必要が無く、スループットが向上する。
【0034】請求項12の発明は、請求項1から5、7
若しくは8の車載用情報機器をクライアントシステムと
し、請求項6、9若しくは11記載のサーバシステムと
組み合わせた情報処理システム、又は請求項10記載の
情報処理システムにおいて、サーバシステムからクライ
アントシステムへ、地図を含むページデータと共に、そ
の地図固有の内容に基き操作部に対応して表示すべき内
容を含む機器操作情報が送信されることを特徴とする。
【0035】この態様では、「上 宮城」「左 新潟」
のように、地図固有の内容に基いて操作部に対応して表
示すべき内容も、サーバからクライアントへ指定される
ので、カーナビゲーションへの適用時も優れた使い勝手
が実現される。
【0036】請求項13の発明は、請求項1から5、7
若しくは8の車載用情報機器をクライアントシステムと
し、請求項6、9若しくは11記載のサーバシステムと
組み合わせた情報処理システム、又は請求項10若しく
は12記載の情報処理システムにおいて、前記サーバシ
ステムは、ページデータに対応付けて機器操作情報のネ
ットワーク上の所在アドレスをクライアントシステムへ
送信し、クライアントシステムはそのアドレスに基いて
機器操作情報を取得することを特徴とする。
【0037】この態様では、サーバから車載用情報機器
へ機器操作情報自体ではなくそのアドレスを通知するの
で、サーバトラフィックの軽減、ネットワークの構成
上、車載用情報機器へ近いサーバからの機器操作情報取
得によるレスポンス向上が図られる。
【0038】請求項14の発明は、請求項1から5、7
若しくは8の車載用情報機器をクライアントシステムと
し、請求項6、9若しくは11記載のサーバシステムと
組み合わせた情報処理システム、又は請求項10、12
若しくは13記載の情報処理システムにおいて、前記ク
ライアントシステムが前記サーバシステムへ、そのサー
バシステム以外のサーバにおける接続先ページアドレス
を送信し、前記サーバシステムは、予め格納してあった
そのクライアントシステムの自車機器設定情報若しくは
前記接続先ページアドレスと共に送信されたそのクライ
アントシステムの自車機器設定情報に基き、又は各車載
用情報機器に共通の内容として、前記接続先ページアド
レスに適した機器操作情報をクライアントシステムへ返
信し、そのクライアントシステムは、返信された機器操
作情報を用いて前記接続先ページアドレスのページを表
示することを特徴とする。
【0039】この態様では、使い勝手の優れた機器操作
情報を車載用情報機器へ提供する機能を、他のサーバの
提供する一般的なページを閲覧するために車載用情報機
器から利用できるので、情報機器としての車載用情報機
器の使い勝手が一層向上する。
【0040】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態(以下
「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照して具体的に
説明する。なお、各実施形態は、クライアントである車
載用情報機器としても、サーバとしても、両者を組み合
わせた情報処理システムとしても把握可能であり、これ
らを実現する方法及びプログラム並びにプログラムを記
録した記録媒体としても把握可能である。
【0041】また、各実施形態は、コンピュータをソフ
トウェアで制御することにより実現できるが、この場合
のハードウェアやソフトウェアの実現態様は各種変更可
能であるから、以下の説明では、本発明及び本実施形態
の各機能を実現する仮想的回路ブロックを用いる。
【0042】〔1.第1実施形態〕第1実施形態は、サ
ーバとクライアントとを組み合わせた情報処理システム
であり、クライアントは、複数の操作部を備えた車載用
情報機器であり、サーバは、クライアントに対し通信ネ
ットワーク経由でページデータを送信するものである。
【0043】特に、この情報処理システムは、サーバ側
が、クライアントでの操作に必要な機器操作情報をペー
ジデータと共に添付してクライアントへ送信するもの
で、この機器操作情報は、クライアントにおいてページ
データ中の各リンクをどのように前記各操作部に割り当
てるべきかを指定する情報である。クライアント側で
は、この受信した機器操作情報を用いて表示器とそれに
付随した操作機器の設定を行なう。
【0044】〔1−1.第1実施形態の構成〕上記のよ
うな第1実施形態の構成を図1のシステム構成図に示
す。すなわち、第1実施形態におけるサーバ1は、クラ
イアント5に対し、通信ネットワーク経由でページデー
タを送信するサーバであり、図1に示す次の各要素を備
える。すなわち、HTML格納部10はHTMLファイ
ルを蓄積する手段である。また、機器操作データベース
20は、それぞれのHTMLファイルに関する機器操作
情報を格納する手段である。
【0045】また、合成部30は、機器操作情報を、ペ
ージデータと共にクライアント5へ送信する手段であ
り、具体的には、それぞれのHTMLファイルに対して
対応する機器操作データベース20中の機器操作情報を
HTMLファイルの中にテキストデータとして組み込む
処理を行う手段である。
【0046】また、サーバ制御部40は、サーバ1とし
ての機能全体を制御する部分であり、クライアントから
の要求に応じて、要求されたHTMLファイルをクライ
アントに対して送付する機能を持つ。
【0047】一方、車載用情報機器であるクライアント
5は、複数の操作部を備え、通信ネットワーク経由でサ
ーバ1から受信するページデータに基きブラウザにより
ページを表示画面に表示するもので、図1に示す次の各
要素を備える。すなわち、分離部50は、サーバ1から
受け取ったHTMLファイルから機器制御に関する部分
のデータすなわち機器操作情報を抜き出す手段であり、
機器制御データベース55は、分離した機器操作情報を
保存する部分である。
【0048】また、60はバックライト付TFT液晶表
示パネルや有機エレクトロルミネサンス(EL)などに
よる表示装置であり、HTMLに基いてページを表示す
る領域であるブラウザ表示部61と、表示装置60周囲
の各スイッチの名称や機能を表示する領域であるスイッ
チ表示部62を含む。
【0049】すなわち、クライアント5の表示操作面
は、図2に示すように、表示装置60とその周辺に設け
られた10のスイッチB(B1〜B4,b1,B5〜B
8,b2)を備える。このうち表示装置60は、ブラウ
ザとしての表示部分であるブラウザ表示部61と、周辺
のスイッチBに対応して各スイッチBの機能や名称を表
示する部分であるスイッチ表示部62に分けられる。
【0050】周辺のスイッチのうちB1〜B4及びB5
〜B8は、サーバ側から受け取った機器操作情報に基づ
いて、ブラウザの表示内容に連動して機能が逐次変化す
る。残りの2個のスイッチb1,b2は、「進む」「戻
る」といったクライアント5側の制御に用いる。
【0051】例えば、ブラウザ内のあるハイパーリンク
のうち特に選択する可能性の高い8つの項目を、機器操
作情報に別途記載しておくことで、ディスプレイ外のス
イッチの機能をスイッチ表示部62に表示させることが
できる。また、例えば、8つ以上の項目や8つ以下の項
目に対しても、スイッチ制御部70が必要な数だけスイ
ッチ表示部62に表示する機能を持っていれば対応可能
である。
【0052】また、スイッチ制御部70は、受信した前
記ページデータ中に一又は二以上のリンクが存在すると
き、各リンクを前記各操作部に割り当てる手段であり、
また、割り当てられた前記各操作部が操作されたときに
対応する前記リンクへのジャンプ動作を実行する手段で
ある。
【0053】また、第1実施形態における前記操作部
は、図2に示すように複数の押しボタンスイッチであ
り、スイッチ制御部70は、各スイッチに対応して、各
スイッチに割り当てられたリンクが設定されたオブジェ
クトに基いた表示を表示装置60に行う手段でもある。
具体的には、スイッチ制御部70は、機器制御データベ
ース55中の機器操作情報に基づいて、表示装置60内
にスイッチ名を表示するよう制御し、表示装置の周辺に
ある対応する押しボタンスイッチが操作されたときに
は、機器操作情報にて指定された対応する操作すなわち
リンク先へのジャンプ動作を行なう部分である。また、
80はサーバ1に対するページリクエストすなわちファ
イルの請求等の作業を行なうクライアント制御部であ
る。
【0054】〔1−2.第1実施形態の作用〕上記のよ
うに構成された第1実施形態は、次のように作用する。
ここで、各部分間のデータ制御の状況を図3(〜)
に示す。すなわち、クライアント5のクライアント制御
部80からサーバ1のサーバ制御部40へ、データ要求
が送信されると()、サーバ制御部40は合成部30
に対し、HTMLに基く返信データの合成を指示する
()。
【0055】すると合成部30は、HTML格納部10
から読み出したページデータすなわちHTMLファイル
と、機器制御データベース20から読み出した機器操作
情報とに基いてデータを合成し、そのデータを携帯電話
のパケット通信サービス網やインターネット等の通信ネ
ットワーク経由でクライアント5へ返信として送出する
()。このように返信されるページデータには、必要
に応じ画像・音声や、プラグイン・アプレット・スクリ
プトのようなプログラムファイルが含まれる。
【0056】返信されたページデータを受信したクライ
アント5の分離部50は、受信したHTMLファイル等
に基くページ表示を表示装置60に対して行うとともに
()、HTMLファイルから取り出して分離した機器
操作情報を機器制御データベース55に保存する。
【0057】そして、スイッチ制御部70は、受信した
前記ページデータ中に一又は二以上のリンクが存在する
とき、各リンクを各押しボタンスイッチに割り当て、ま
た、分離部50からの指示()により各スイッチに対
応して機能等のスイッチ名表示を行う。この際、どのリ
ンクをどの押しボタンスイッチに割当て、それぞれに対
しどのような表示をするかは、機器操作情報に記述され
ていて、それにしたがって処理される。なお、各スイッ
チに対応する表示は、割り当てられたリンクが設定され
たオブジェクトに基いて行ってもよい。
【0058】また、スイッチ制御部70は、割り当てら
れたスイッチをユーザが選択し操作すると、クライアン
ト制御部80へデータ要求などの動作を指示することに
より()、そのスイッチに対応するリンクへのジャン
プ動作を実行する。この場合、クライアント制御部80
はサーバ1のサーバ制御部40へ、ジャンプ先のページ
データを要求()することになる。
【0059】サーバ1が機器操作情報をHTMLファイ
ルと共に送出する際には、機器操作情報を例えばHTM
Lファイルの記述方式である「メタ」コマンドとして表
記すると、その部分はブラウザの表示器はその部分を無
視することができる。そうすると、本発明の機能を持た
ない一般的な装置がファイルを受け取った場合でも、特
にHTMLファイルの表記という面でエラー発生等の影
響がない。
【0060】メタコマンドを用いて記述する際には、た
とえば比較的冗長性のあるテキストを最初の部分に記述
し、その記述を送信側と受信側で取り決めることで、一
般的なメタコマンドと、本発明で必要とする機器操作情
報を明確に分けることが可能である。この冗長性のある
テキストは、クライアント側が、ページデータの請求の
たびごとに毎回指定することも可能である。
【0061】〔1−3.第1実施形態の効果〕以上説明
したように、第1実施形態では、ページデータ中のリン
クを検出し、表示画面周囲の押しボタンスイッチ等の各
操作部に各リンクを割り当て、割り当てられた操作部が
操作されるとリンクへのジャンプ動作を実行する。これ
により、HTML等によるページデータはそのまま従来
通り何ら変更を要さず、周辺操作機器の有効活用によ
り、表示装置が小さくてもリンク操作が容易になる。
【0062】また、第1実施形態では、HTMLファイ
ルなど従来と同様のページデータに加え、複数の操作部
の位置や数に関する特定の構造又は一般的な構造を前提
として、どのリンクをどの操作部に割り当てるべきか
を、サーバからクライアントへ機器操作情報として指定
するので、車載用情報機器の構造的特性を活かした優れ
た操作性が実現される。
【0063】また、第1実施形態では、例えば画面周囲
に並ぶ押しボタンスイッチに各リンクを割当て、各スイ
ッチに対応する内容を画面端などに表示する際、リンク
が設定されたオブジェクトに基き文字列、画像ファイル
名やその代替テキストの冒頭数文字などを表示する。こ
れにより従来通りのページデータについても特段の追加
情報無しに本発明の適用が可能となる。
【0064】〔2.第2実施形態〕第2実施形態は、ク
ライアントがその構成や設定を、サーバへ機器操作情報
の要求とともに伝え、サーバがそれに基いた機器操作情
報をページデータと共に返信する例である。また、第1
実施形態とは異なる操作部等の構成を示すものである。
【0065】〔2−1.第2実施形態の構成〕第2実施
形態は、図4のシステム構成図に示すように、第1実施
形態に準じるが、次の点が異なる。まず、クライアント
52のクライアント制御部82は、サーバ12へ機器操
作情報の要求とともに自車機器設定情報90を送信する
ように構成される。具体的には、自車機器設定情報90
には、HTMLファイルを表示するブラウザ領域とスイ
ッチ名を表示する領域を持った表示装置65、自車両内
の機器の設定に必要な各種の情報が含まれ、クライアン
ト制御部82は、このような自車機器設定情報90をフ
ァイルの要求と同時にサーバ12へ送信する等の処理を
行なう。
【0066】また、サーバ1の機器向け生成部22は、
機器操作データベース20から読み出した機器操作情報
を、クライアント52から受信した自車機器設定情報9
0に合わせて再編する手段である。
【0067】また、クライアント52は、ブラウザにお
ける主要な操作部として用いるポインティングデバイス
以外に、補助的操作部としてスイッチ回路もしくは外付
けスイッチマトリックス95を備え、リンクの割当て
は、この補助的操作部に対して行う。
【0068】また、第2実施形態におけるクライアント
52の表示操作面を図5に、スイッチマトリックスを図
6に示す。すなわち、クライアント52の表示操作面に
はタッチパネルディスプレイである表示装置65が設け
られ、表示装置65は、ブラウザとしてページを表示す
るブラウザ表示部61と、スイッチの機能を表示するス
イッチ表示部62に分けられる。このうちスイッチ表示
部62は、サーバ12から受け取った機器操作情報に基
づき、ブラウザの表示内容に連動して表示が逐次変化す
る。また、この表示装置65は、タッチパネルディスプ
レイであるために、画面上の例えばリンクが設定された
オブジェクトを直接操作することもできるし、スイッチ
表示部62に直接触れて操作することもできる。
【0069】また、表示装置65とは分離して、プログ
ラマブルのスイッチマトリックスを備えた外付けのリモ
コンユニットR(図6)が運転者の脇に設置されてい
る。このスイッチマトリックスは、このリモコンユニッ
トRの操作面に縦横に設けられた複数の押しボタンB
(B1〜B8)であり、磁気ソレノイド等の機構により
スイッチの凹凸を外部から制御できるように構成され
る。また、スイッチ制御部72は、リンクが割当てられ
ている前記ボタンは操作面から突出し、リンクが割り当
てられていないボタンは操作面から突出しないように制
御するように構成されている。
【0070】すなわち、スイッチ制御部72は、サーバ
1から返信された機器操作情報に基づいて、表示装置内
にスイッチ名を表示し、及び、外付けのスイッチマトリ
ックスの凹凸を制御し、そのスイッチマトリックスのボ
タンスイッチが選択された際には、それに対応するもの
として機器操作情報で指定されたジャンプ動作等の機器
制御を行なうように構成されている。
【0071】〔2−2.第2実施形態の作用〕上記のよ
うに構成された第2実施形態では、クライアント52の
クライアント制御部82は、サーバ12へ機器操作情報
の要求とともに自車機器設定情報90を送信する。この
自車機器設定情報90は、クライアントである車載用情
報機器の構成又は設定の少なくとも一方を示す情報であ
る。また、サーバ12は、クライアント52から受信し
た自車機器設定情報90に基いた機器操作情報をHTM
Lファイル等のページデータへ組み入れてクライアント
52へ送信し、クライアント52は、サーバ12から返
信されたページデータから前記機器操作情報を取り出し
て用いる。
【0072】また、スイッチ制御部72は、リンクが割
当てられている前記ボタンは操作面から突出し、リンク
が割り当てられていないボタンは操作面から突出しない
ように制御する。例えば、図6の場合には、8つのスイ
ッチのうち、B6とB7については、この遷移状態にお
いて機能が割り当てられていないために(図5)、平面
と同じ状態である(図6)。そのほかの6つについて
は、機能が割り当てられているために、凸状態になって
いる。このスイッチマトリックスは運転者の左右の部分
に設置してあり、手探りでスイッチを操作するが、図2
のような構成の場合は表示装置周辺のスイッチの配置に
対応させてある。この場合「ニュース」はBlで「設
定」はB8である(図5、図6)。
【0073】上記のような場合、クライアント52から
サーバ12へ送られる自車機器設定情報は、自車の機器
として外部スイッチマトリックスでスイッチ数が8つの
ものを持っているという情報が含まれる。すると、サー
バ12は、それに対応した形で、たとえば、次のような
機器操作情報を生成し、ページデータに添付した上でク
ライアント52へ返信する。
【0074】
【表1】スイッチ 番号 表示 機能 1 ニュース http://www.・・・.jp/news/ 2 天気予報 http://www.・・・.jp/weather/ 3 交通情報 http://www.・・・.jp/traffic/ 4 おすすめ http://www.・・・.jp/osusume/ 5 おしらせ http://www.・・・.jp/info/ 6 none none 7 none none 8 設定 http://www.・・・.jp/pref/
【0075】〔2−3.第2実施形態の効果〕以上説明
したように、第2実施形態では、タッチパッドやジョイ
スティックなどブラウザ用のポインティングデバイスに
より本来の操作として、リンクが設定されたオブジェク
ト等を直接操作することもできるし、また、それとは別
のスイッチ回路等を補助的操作部として用い、手元のリ
モコンユニットのスイッチを押すなど補助的な操作も可
能である。このため走行中や停車中など事情に応じた操
作の選択が可能となる。
【0076】また、第2実施形態では、クライアントで
ある車載用情報機器からサーバへ機器操作情報を要求す
るので、サーバでは他の一般的なクライアントへのペー
ジデータには機器操作情報を加入する必要が無く、処理
及び通信の負荷が軽減される。
【0077】また、第2実施形態では、サーバは、要求
と共に送信されてくる車載用情報機器の構成や設定に基
き、適切な機器操作情報を返信できるので車載用情報機
器において優れた使い勝手が実現される。
【0078】また、第2実施形態では、リンクが割り当
てられたボタンだけが表面パネルやケースなどの面から
突出し、割り当てられていないボタンは面から突出せず
平らになるので、手触りだけでボタンの有効無効が判断
でき操作が確実容易になる。
【0079】〔3.第3実施形態〕また、第3実施形態
として、サーバからクライアントへ、地図を含むページ
データと共に、その地図固有の内容に基き操作部に対応
して表示すべき内容を含む機器操作情報を送信してもよ
い。
【0080】例えば、図7に例示するように、地図を含
むページがブラウザ表示部61に表示される場合、現在
の地図の操作に関する機器操作情報がサーバから配信さ
れ、それに基づいてスイッチ表示部62に必要な表示が
行われる。その際にたとえば、従来のようにクライアン
ト側機器がサーバとは独立で動作する場合は、「地図
左」のように各クライアントに共通の抽象的な表現でボ
タンの機能を表示することになるが、第3実施形態で
は,具体的に「左 新潟」といったきめの細かい表現を
することが可能となる。
【0081】すなわち、第3実施形態では、「上 宮
城」「左 新潟」のように、地図固有の内容に基いて操
作部に対応して表示すべき内容も、サーバからクライア
ントへ指定されるので、カーナビゲーションへの適用時
も優れた使い勝手が実現される。
【0082】〔4.他の実施形態〕なお、本発明は上記
各実施形態に限定されるものではなく、次に例示するよ
うな他の実施形態も含むものである。例えば、機器操作
情報によりスイッチ等の操作部に対応付ける動作、リン
クやリンク先へのジャンプ動作としては、指定されたU
RLへの移動だけでなく、例えば音を鳴らしたり、アニ
メーションを動かしたり、特定のスクリプトやアプレッ
トのスタートなどでもよい。
【0083】また、クライアントである各車載用情報機
器の前記自車機器設定情報をサーバ側に予め格納してお
き、その設定情報に基いて各車載用情報機器に対する前
記機器操作情報をクライアントに送信したり、必要に応
じて課金したりすることも可能である。
【0084】このようにすれば、サーバ側に予め格納し
てある車載用情報機器の自車機器設定情報に基いて機器
操作情報を送信するので、車載用情報機器からサーバへ
ページリクエストのつど自車機器設定情報を繰り返し送
信する必要が無く、スループットが向上する。
【0085】また、サーバが、ページデータに対応付け
て機器操作情報のあるデータベース等のネットワーク上
の所在アドレスをクライアントへ送信し、受信したクラ
イアントはそのアドレスに基いて、例えばデータベース
へデータ要求することにより機器操作情報を取得し、操
作部など機器の制御に用いるようにしてもよい。
【0086】このようにすれば、サーバから車載用情報
機器へ機器操作情報自体ではなくそのアドレスを通知す
るので、サーバトラフィックの軽減、ネットワークの構
成上、車載用情報機器へ近いサーバからの機器操作情報
取得によるレスポンス向上が図られる。
【0087】また、クライアントが本発明におけるサー
バ以外の他のサーバへアクセスするにあたり、当該他の
サーバにおける接続先ページアドレスを本発明における
サーバへ送信し、サーバは受信した接続先ページアドレ
スのページ内容に適した機器操作情報をクライアントへ
返信し、そのクライアントは前記接続先ページアドレス
のページを表示するとともに、返信された機器操作情報
を用いて操作部など機器の制御を行うようにしてもよ
い。
【0088】なお、この場合、機器操作情報は、予め格
納してあったそのクライアントの自車機器設定情報に基
いた内容、又は前記接続先ページアドレスと共に送信さ
れたそのクライアントの自車機器設定情報に基いた内
容、又は各車載用情報機器に共通の内容となる。
【0089】上記のようにすれば、使い勝手の優れた機
器操作情報を車載用情報機器へ提供する機能を、他のサ
ーバの提供する一般的なページを閲覧するために車載用
情報機器から利用できるので、情報機器としての車載用
情報機器の使い勝手が一層向上する。
【0090】また、表示画面に各スイッチに対応する機
能や名称等の表示を行う際、車速パルス等に基き車両か
ら走行速度を取得し、取得した走行速度に応じて前記表
示に係るスイッチの数及び前記表示のサイズの少なくと
も一方を変化させてもよい。
【0091】この態様では、スイッチに対応しリンク先
等の表示を行う際、走行速度に応じた数やサイズで表示
を行うので、例えば高速走行中は速度計を見るのと同様
に主な候補だけ瞬時に判断し、停車中等は多くの候補を
綿密に見る、といった状況に合わせた安全かつ合理的な
使い分けが実現される。
【0092】また、上記第1実施形態は、クライアント
からサーバへ機器操作情報を要求しない例を、また第2
実施形態ではクライアントからサーバへ機器操作情報要
求及び自車機器設定情報を送る例を示したが、機器操作
情報の要求のみを行い、自車機器設定情報を送らない例
も考えられる。
【0093】この場合、クライアントは機器操作情報を
サーバへ要求し、サーバは、クライアントから機器操作
情報の要求があった場合は個々のクライアントに対し、
共通もしくはそのクライアントに特有の機器操作情報を
ページデータに加入して送信し、受信側のクライアント
は、ページデータから機器操作情報を取り出して用い
る。
【0094】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、表示装
置が小さくてもリンク操作が容易な車載用情報機器、サ
ーバシステム及び情報処理システムを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の構成を示す機能ブロッ
ク図。
【図2】本発明の第1実施形態におけるクライアントの
表示操作面を示す図。
【図3】本発明の第1実施形態におけるデータ制御の状
況を示す概念図。
【図4】本発明の第2実施形態の構成を示す機能ブロッ
ク図。
【図5】本発明の第2実施形態におけるクライアントの
表示操作面を示す図。
【図6】本発明の第2実施形態におけるスイッチマトリ
ックスを示す図。
【図7】本発明の第3実施形態におけるクライアントの
表示操作面を示す図。
【符号の説明】
1,12…サーバ 5,52…クライアント 10…HTML格納部 20…機器操作データベース 22…機器向け生成部 30…合成部 40…サーバ制御部 50…分離部 55…機器制御データベース 60,65…表示装置 70…スイッチ制御部 80,82…クライアント制御部 90…自車機器設定情報 95…スイッチマトリックス

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の操作部を備え、通信ネットワーク
    経由でサーバシステムから受信するページデータに基き
    ブラウザによりページを表示画面に表示する車載用情報
    機器において、 受信した前記ページデータ中に一又は二以上のリンクが
    存在するとき、各リンクを前記各操作部に割り当てる手
    段と、 割り当てられた前記各操作部が操作されたときに対応す
    る前記リンクへのジャンプ動作を実行する手段と、 を備えたことを特徴とする車載用情報機器。
  2. 【請求項2】 前記ブラウザにおける主要な操作部とし
    て用いるポインティングデバイスと、 スイッチ回路もしくはスイッチマトリックスである補助
    的操作部と、 を備え、 前記リンクの割当ては、前記補助的操作部に対して行う
    ことを特徴とする請求項1記載の車載用情報機器。
  3. 【請求項3】 前記操作部は複数のスイッチであり、 各スイッチに対応して、各スイッチに割り当てられたリ
    ンクが設定されたオブジェクトに基いた表示を前記表示
    画面に行うことを特徴とする請求項1又は2記載の車載
    用情報機器。
  4. 【請求項4】 前記表示画面に前記各スイッチに対応す
    る表示を行う際、車両から走行速度を取得し、取得した
    走行速度に応じて前記表示に係るスイッチの数及び前記
    表示のサイズの少なくとも一方を変化させる手段を備え
    たことを特徴とする請求項3記載の車載用情報機器。
  5. 【請求項5】 前記各操作部は、面に設けられた複数の
    押しボタンであり、 リンクが割当てられている前記ボタンは前記面から突出
    し、リンクが割り当てられていないボタンは前記面から
    突出しないように制御する手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1から4のいずれかに記載の車載用情報機器。
  6. 【請求項6】 複数の操作部を備えた車載用情報機器で
    あるクライアントシステムに対し、通信ネットワーク経
    由でページデータを送信するサーバシステムにおいて、 少なくともページデータ中の各リンクをどのように前記
    各操作部に割り当てるべきかを指定する機器操作情報
    を、ページデータと共にクライアントシステムへ送信す
    る手段を備えたことを特徴とするサーバシステム。
  7. 【請求項7】 ページデータ中の各リンクをどのように
    前記各操作部に割り当てるべきかを指定する機器操作情
    報をサーバシステムへ要求し、 サーバシステムから返信されたページデータから前記機
    器操作情報を取り出して用いることを特徴とする請求項
    1から5のいずれかに記載の車載用情報機器。
  8. 【請求項8】 前記要求とともに、クライアントシステ
    ムである車載用情報機器の構成又は設定の少なくとも一
    方を示す自車機器設定情報をサーバシステムへ送信する
    ことを特徴とする請求項7記載の車載用情報機器。
  9. 【請求項9】 クライアントシステムである車載用情報
    機器から、その車載用情報機器の構成又は設定の少なく
    とも一方を示す自車機器設定情報を受信し、この自車機
    器設定情報に基いた前記機器操作情報を送信することを
    特徴とする請求項6記載のサーバシステム。
  10. 【請求項10】 請求項1から5、7又は8の車載用情
    報機器をクライアントシステムとし、請求項6又は9記
    載のサーバシステムと組み合わせた情報処理システムに
    おいて、 前記クライアントシステムは、ページデータ中の各リン
    クをどのように前記各操作部に割り当てるべきかを指定
    する機器操作情報を、サーバシステムへ要求し、 前記サーバシステムは、クライアントシステムから前記
    機器操作情報の要求があった場合は個々のクライアント
    システムに対し、共通もしくはそのクライアントシステ
    ムに特有の前記機器操作情報を前記ページデータに加入
    して送信し、 受信側のクライアントシステムは、ページデータから前
    記機器操作情報を取り出して用いることを特徴とする情
    報処理システム。
  11. 【請求項11】 クライアントシステムである各車載用
    情報機器の前記自車機器設定情報を予め格納しておき、
    その設定情報に基いて各車載用情報機器に対する前記機
    器操作情報を送信することを特徴とする請求項6又は9
    記載のサーバシステム。
  12. 【請求項12】 請求項1から5、7若しくは8の車載
    用情報機器をクライアントシステムとし、請求項6、9
    若しくは11記載のサーバシステムと組み合わせた情報
    処理システム、又は請求項10記載の情報処理システム
    において、 サーバシステムからクライアントシステムへ、地図を含
    むページデータと共に、その地図固有の内容に基き操作
    部に対応して表示すべき内容を含む機器操作情報が送信
    されることを特徴とする情報処理システム。
  13. 【請求項13】 請求項1から5、7若しくは8の車載
    用情報機器をクライアントシステムとし、請求項6、9
    若しくは11記載のサーバシステムと組み合わせた情報
    処理システム、又は請求項10若しくは12記載の情報
    処理システムにおいて、 前記サーバシステムは、ページデータに対応付けて機器
    操作情報のネットワーク上の所在アドレスをクライアン
    トシステムへ送信し、クライアントシステムはそのアド
    レスに基いて機器操作情報を取得することを特徴とする
    情報処理システム。
  14. 【請求項14】 請求項1から5、7若しくは8の車載
    用情報機器をクライアントシステムとし、請求項6、9
    若しくは11記載のサーバシステムと組み合わせた情報
    処理システム、又は請求項10、12若しくは13記載
    の情報処理システムにおいて、 前記クライアントシステムが前記サーバシステムへ、そ
    のサーバシステム以外のサーバにおける接続先ページア
    ドレスを送信し、 前記サーバシステムは、予め格納してあったそのクライ
    アントシステムの自車機器設定情報若しくは前記接続先
    ページアドレスと共に送信されたそのクライアントシス
    テムの自車機器設定情報に基き、又は各車載用情報機器
    に共通の内容として、前記接続先ページアドレスに適し
    た機器操作情報をクライアントシステムへ返信し、 そのクライアントシステムは、返信された機器操作情報
    を用いて前記接続先ページアドレスのページを表示する
    ことを特徴とする情報処理システム。
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