JP2003108012A - 物品用の識別標識及び締結具 - Google Patents

物品用の識別標識及び締結具

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JP2003108012A
JP2003108012A JP2001296119A JP2001296119A JP2003108012A JP 2003108012 A JP2003108012 A JP 2003108012A JP 2001296119 A JP2001296119 A JP 2001296119A JP 2001296119 A JP2001296119 A JP 2001296119A JP 2003108012 A JP2003108012 A JP 2003108012A
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fastener
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acid
polymer
biodegradable polymer
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JP2001296119A
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English (en)
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Hisatsugu Okuyama
久嗣 奥山
Yasumasa Horibe
泰正 堀部
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用後の廃棄処理において環境に与える負荷
の小さい、物品用の識別標識及び締結具を提供する。検
出が容易であり、使用後の装着対象物品からの完全な除
去が可能である、物品用の識別標識及び締結具を提供す
る。 【解決手段】 物品用の識別標識及び締結具は、生分解
性ポリマーを主成分とする組成物からなる。生分解性ポ
リマーが脂肪族ポリエステル系重合体であることが好ま
しい。組成物が、生分解性ポリマー100重量部に対し
て、識別標識又は締結具を装着すべき対象物品の異物と
して識別標識又は締結具を検出可能にする無機粉体1〜
200重量部を含むことが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、日用雑貨、衣料
品、バス・トイレタリー用品、寝具、カーテン、加工食
品等の商品管理、在庫管理或いはこれらの製造工程での
工程管理等の目的のために、これらの材料、部品、仕掛
品、製品等に装着される識別標識及び締結具に関する。
識別標識は、記入された文字、記号、数字、色等によ
り、識別標識が装着された材料、仕掛品、製品等の品
名、品質、ロット番号、価格等の情報を識別する機能を
有するものである。締結具は、複数の材料、部品、仕掛
品、製品等を束ねることにより、デリバリー、在庫、保
管等の作業性を向上させる機能を有するものである。
【0002】
【従来の技術】日用雑貨、衣料品、バス・トイレタリー
用品、寝具、カーテン、加工食品等の商品管理、在庫管
理或いはこれらの製造工程での工程管理等の目的のため
に装着される識別標識及び締結具は、これらの装着対象
物品に貫通、締結或いは接着させる等により装着され
る。これら物品用の識別標識及び締結具は、通常、製品
に残留することは好ましくない。即ち、これらは商品管
理、在庫管理或いはこれらの製造工程での工程管理等の
目的のために装着されるものであり、販売時に製品に装
着されている必要はない。販売時に製品に装着されたま
まの場合、特に加工食品、衣料品等では、安全衛生の面
で問題となることがある。従って、識別標識及び締結具
は、装着の必要が無くなった時点で、製品から完全に除
去されることが好ましい。除去された識別標識及び締結
具は、通常、埋設又は焼却により廃棄処分される。従
来、これら識別標識及び締結具は、非分解性のポリマー
から製造されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】非分解性のポリマーか
ら製造されている上記従来の識別標識及び締結具は、廃
棄のために埋設される場合には半永久的に土中に残存す
るという問題がある。焼却される場合には多量の炭酸ガ
スを発生させるという問題がある。また、上記従来の識
別標識及び締結具では、それらの装着の必要が無くなっ
た際には目視により検出しなければならず、使用後の識
別標識及び締結具を完全に除去することは困難である。
【0004】本発明の目的は、上記従来の識別標識及び
締結具の問題を解決し、使用後の廃棄処理において環境
に与える負荷の小さい識別標識及び締結具を提供するこ
とにある。また、本発明の目的は、検出が容易であり、
使用後に装着対象物品から完全に除去することが可能で
ある識別標識及び締結具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、生分解性
ポリマーを主成分とする組成物を用いることにより、使
用後の廃棄処理において環境に与える負荷の小さい識別
標識及び締結具が得られることを見出し、さらに前記組
成物に一定量の無機粉体を含ませることにより、検出が
容易であり、使用後に装着対象物品から完全に除去する
ことが可能である識別標識及び締結具が得られることを
見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】本発明は、生分解性ポリマーを主成分とす
る組成物からなる、物品用の識別標識又は締結具であ
る。本発明において、生分解性ポリマーが脂肪族ポリエ
ステル系重合体であることが好ましい。本発明におい
て、生分解性ポリマーが、ポリ乳酸系重合体とポリ乳酸
以外の脂肪族ポリエステル系重合体とのブレンド、及び
/又はポリ乳酸系重合体とポリ乳酸以外の脂肪族ポリエ
ステル系重合体との共重合体であることが好ましい。
【0007】本発明において、組成物が、生分解性ポリ
マー100重量部に対して、識別標識又は締結具を装着
すべき対象物品の異物として識別標識又は締結具を検出
可能にする無機粉体1〜200重量部を含むことが好ま
しい。本発明において、無機粉体が硫酸バリウム及び/
又は炭酸バリウムであることが好ましい。本発明におい
て、組成物のメルトフローレートが、試験温度190
℃、試験荷重2.16kgfでの熱可塑性プラスチック
の流れ試験方法(JIS−K7210A法)において1
0(g/10min)以上であることが好ましい。本発
明において、組成物の弾性率が200MPa〜2000
MPaであることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明における物品用の識別標識
及び締結具は、生分解性ポリマーを主成分とする組成物
から得られる。従って、本発明の識別標識及び締結具は
生分解性を有する。生分解性ポリマーとしては、化学合
成系生分解性ポリマー、微生物産生系生分解性ポリマ
ー、天然物系生分解性ポリマー等が使用できる。これら
のうちの1種を単独で使用しても良いし、2種以上をブ
レンドして使用しても良い。
【0009】化学合成系生分解性ポリマーとしては、脂
肪族ポリエステル系重合体、ポリビニルアルコール系重
合体、ポリアミノ酸系重合体、酢酸セルロース系重合体
等が使用できる。これらのうち、脂肪族ポリエステル系
重合体が、適度な生分解速度を有し、成形性に優れ、識
別標識及び締結具に適した柔軟性を有することから好ま
しい。
【0010】脂肪族ポリエステル系重合体としては、例
えば、脂肪族カルボン酸成分と脂肪族アルコール成分、
及び/又は脂肪族ヒドロキシカルボン酸成分を主たる構
成単位として含む脂肪族ポリエステル系重合体を用いる
ことができる。脂肪族ポリエステル系重合体はホモポリ
マーであっても良く、共重合体であっても良い。
【0011】脂肪族カルボン酸成分としては、例えば、
コハク酸、シュウ酸、マロン酸、グルタル酸アジピン
酸、シクロヘキサン二酸、スベリン酸、セバシン酸、ド
デカン二酸、ウンデカン二酸、プロパン三酸、トリメリ
ット酸、ピロメリット酸等の多価カルボン酸や、無水コ
ハク酸、無水アジピン酸、無水トリメリット酸、無水ピ
ロメリット酸等の多価カルボン酸無水物を用いることが
できる。
【0012】脂肪族アルコール成分としては、例えば、
エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチ
レングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレン
グリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、ヘキサンジオール、シクロヘキサ
ンジオール、ノナンジオール、ポリテトラメチレングリ
コール、ポリカーボネートジオール、グリセリン、トリ
メチロールプロパン、ペンタエリスリトール等の多価ア
ルコールを用いることができる。
【0013】脂肪族ヒドロキシカルボン酸成分として
は、例えば、乳酸、グリコール酸、ヒドロキシ酪酸、ヒ
ドロキシ吉草酸、ヒドロキシペンタン酸、ヒドロキシカ
プロン酸、ヒドロキシヘプタン酸、リンゴ酸、酒石酸、
クエン酸等のヒドロキシカルボン酸や、ラクチド、グリ
コリド、カプロラクトン、プロピオラクトン、ブチロラ
クトン、バレロラクトン等のヒドロキシカルボン酸の環
状エステルを用いることができる。
【0014】このような脂肪族ポリエステル系重合体と
して、具体的には、例えば、ポリ乳酸、ポリグリコール
酸、ポリカプロラクトン、ポリブチレンスクシネート、
ポリブチレンスクシネート/アジペート、ポリエチレン
スクシネート、ポリエステルカーボネート、及びこれら
の共重合体等が挙げられる。
【0015】脂肪族ポリエステル系重合体は、分子量の
増大、溶融粘度特性の改善、機械的強度の向上等を目的
として、エステル結合以外にウレタン結合、ウレア結
合、アミド結合、カーボネート結合を含んでも良い。ま
た、分子量の増大、溶融粘度特性の改善、機械的強度の
改善等を目的として、過酸化物等により架橋させたもの
であっても良い。
【0016】また、脂肪族ポリエステル系重合体は、生
分解性を有する芳香族カルボン酸成分をその一部に含む
脂肪族/芳香族ポリエステル系共重合体であっても良
い。芳香族カルボン酸成分としては、例えば、フタル
酸、フタル酸ジメチル、無水フタル酸等のフタル酸類
や、ナフタレン二酸及びその誘導体であるナフタレン二
酸ジメチル等を用いることができる。
【0017】これらの脂肪族ポリエステル系重合体のう
ちの1種を単独で使用しても良いし、2種以上をブレン
ドして使用しても良い。2種以上から得られる共重合体
を用いることもできる。
【0018】脂肪族ポリエステル系重合体のうち、ポリ
乳酸系重合体とポリ乳酸以外の脂肪族ポリエステル系重
合体とのブレンド、及び/又はポリ乳酸系重合体とポリ
乳酸以外の脂肪族ポリエステル系重合体との共重合体
が、適度な生分解速度を有し、成形性に優れ、識別標識
及び締結具に適した柔軟性を有することから好ましい。
【0019】ポリ乳酸系重合体とポリ乳酸以外の脂肪族
ポリエステル系重合体との共重合体としては、ポリ乳酸
系重合体とポリ乳酸以外の脂肪族ポリエステル系重合体
とから得られる共重合体であっても良く、乳酸モノマー
又はラクチドとこれらモノマー成分と共重合可能な他の
脂肪族モノマー成分とが共重合された共重合体であって
も良い。これら共重合体は、ポリ乳酸系重合体及び/又
はポリ乳酸以外の脂肪族ポリエステル系重合体とブレン
ドして使用することもできる。
【0020】ポリ乳酸系重合体としては、乳酸モノマー
又はラクチドのホモポリマーであっても良く、主成分で
ある乳酸モノマー又はラクチドとこれらモノマー成分と
共重合可能な他の成分とが共重合されたポリ乳酸系共重
合体であっても良い。このような他の成分としては、例
えば、上述した多価アルコールや乳酸以外のヒドロキシ
カルボン酸等が挙げられる。
【0021】ポリビニルアルコール系重合体としては、
ポリビニルアルコールやポリビニルアルコール系共重合
体が使用できる。ポリビニルアルコール系重合体は、鹸
化度が高いほど生分解速度が大きい。適切な生分解速度
を得るためには、鹸化度が90モル%以上、より好まし
くは95モル%以上、さらに好ましくは98モル%以上
のポリビニルアルコール系重合体を用いると良い。
【0022】ポリビニルアルコール系共重合体として
は、ビニルアルコール単位に加え、エチレン、プロピレ
ン、ブテン等のオレフィン類、アクリル酸、アクリル酸
塩類、アクリル酸エステル類、メタクリル酸、メタクリ
ル酸塩類、メタクリル酸エステル類、アクリルアミド
類、メタクリルアミド類、ビニルエーテル類、ニトリル
類等の単位を含むものが使用できる。これらのビニルア
ルコール単位以外の単位の含有率が小さいほど生分解速
度は大きい。適切な生分解速度を得るためには、ビニル
アルコール単位以外の単位の含有率を、ポリビニルアル
コール系共重合体全体中で、10モル%以下、より好ま
しくは5モル%以下、さらに好ましくは3モル%以下と
すれば良い。
【0023】以上で説明した化学合成系生分解性ポリマ
ーは、1種を単独で使用しても良く、2種以上をブレン
ドして使用しても良い。2種以上の共重合体を使用する
こともできる。
【0024】微生物産生系生分解性ポリマーとしては、
ポリヒドロキシバリレート、ポリヒドロキシブチレー
ト、ポリヒドロキシバリレート/ブチレート、バクテリ
アセルロース等が使用できる。天然物系生分解ポリマー
としては、タンパク質、キトサン、デンプン、変性デン
プン、酢酸セルロース等が使用できる。タンパク質とし
ては、コラーゲン、筋原繊維タンパク質、絹タンパク
質、卵タンパク質、乳タンパク質、植物タンパク質等が
使用できる。
【0025】以上説明した生分解性ポリマーは、非分解
性ポリマーと比較して燃焼時の炭酸ガス発生量が小さ
い。例えば、ポリエチレンが3.14g/g、ポリプロ
ピレンが3.14g/gであるのに対して、生分解性ポ
リマーのポリ乳酸は1.83g/g、ポリブチレンサク
シネートは2.04g/g、ポリカプロラクトンは2.
31g/gである。従って、使用後に焼却される場合に
も、環境に与える負荷を抑えることができる。
【0026】生分解性ポリマーには、必要に応じて添加
剤を加えても良い。添加剤としては、例えば、可塑剤、
安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、染
料、顔料、離型剤、滑剤、香料、抗菌剤、結晶核剤等が
挙げられる。生分解性ポリマーへの酸化防止剤、紫外線
吸収剤、安定化剤等の添加により、生分解性ポリマーの
生分解速度を低減させることができる。生分解性ポリマ
ーへの可塑剤の添加により、生分解性ポリマーの生分解
速度を増加させることも可能である。
【0027】可塑剤としては特に限定されず、一般にポ
リ乳酸やポリ乳酸変成品の可塑化に使用される可塑剤を
用いることができる。これらの可塑剤の例としては、塩
化ビニル系ポリマー用に開発されている多くの可塑剤を
利用することができ、フタル酸エステル、アジピン酸エ
ステル、グリコール酸誘導体、エーテルエステル誘導
体、グリセリン誘導体、アルキル燐酸エステル、ジアル
キレーテル、ジエステル、トリカルボン酸エステル、ポ
リエステル、ポリグリコールジエステル、アルキルアル
キレーテルモノエステル、クエン酸エステル、芳香族炭
化水素から選ばれる1種又は2種以上の複合物を用いる
ことが好ましい。
【0028】生分解性ポリマーには、必要に応じて充填
剤を含ませてもよい。充填剤としては、例えば、竹粉、
木粉、籾殻粉、椰子殻粉、樹皮粉、パルプ粉、ケナフ
粉、紙粉、麻粉、綿粉、トウモロコシの芯の粉砕物、落
花生の殻の粉砕物等植物の幹、枝、葉、根、種子、果実
等の粉砕物等や澱粉或いはこれらを酸化、エーテル化、
エステル化、架橋、酵素処理、温熱処理、酸処理等の方
法により処理した化工澱粉等の澱粉系物質等の有機生分
解性物質が使用できる。充填剤としての有機生分解性物
質の添加により、生分解性ポリマーの生分解速度を増加
させることが可能である。
【0029】以上に述べたように、識別標識及び締結具
を使用する用途、環境条件、識別が必要な期間等に応じ
て好適な生分解速度を有する生分解ポリマーを使用すれ
ば良い。
【0030】組成物が、X線異物検出機及び/又は金属
探知機による検出を可能にする無機粉体を含むことも好
ましい。この無機粉体を含む組成物から得られる識別標
識及び締結具は、X線異物検出機及び/又は金属探知機
により装着対象物品の異物として検出される。X線異物
検出機は、検査対象物にX線を照射し、その透過量を観
測し、検査対象物に比較してX線透過率の小さい混入異
物を検出するものである。金属探知機は、磁界中での金
属によるエネルギー消費(鉄損)検出する、或いは金属
による磁界の変化を検出すること等により金属を検出す
るものである。
【0031】X線異物検出機による検出を可能にする無
機粉体としては、例えば、真比重3.5以上の無機塩或
いは金属の粉体が挙げられる。少ない添加量で識別標識
及び締結具のX線異物検出機による検出を可能にするた
めには、3.5以上の高比重の無機粉体が好ましい。
【0032】無機塩の粉体としては、例えば、硫酸バリ
ウム、炭酸バリウム、硝酸バリウム、硼酸バリウム、塩
化バリウム、硫酸ストロンチウム、炭酸ストロンチウ
ム、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化マグネシウ
ム、酸化鉄、炭酸鉄、酸化錫、酸化亜鉛、酸化タングス
テン、酸化ニッケル、硫酸ニッケル等の粉体が挙げられ
る。これら無機塩の粉体のうち、真比重が高い及び/又
は安全性が高いという理由から、硫酸バリウム及び/又
は炭酸バリウムの粉体が好ましい。
【0033】金属の粉体としては、例えば、鉄、ステン
レス、タングステン、チタン、亜鉛、錫等の粉体が挙げ
られる。これらの金属粉体のうち、安全性が高いという
理由から、ステンレス、チタン、タングステンの粉体が
好ましい。これらの金属粉体は、X線異物検出機による
検出を可能にすると共に金属探知機による検出を可能に
する。
【0034】以上説明した無機粉体は、粉末状、針状、
球状、平板状のいずれの形状でも使用可能である。ま
た、これらの粉体は、生分解性ポリマーとの親和性、成
形加工性、得られる識別標識及び締結具の強度を向上す
る目的で、シリコン処理、チタネート処理等の表面処理
を施したものも使用できる。また、無機塩及び金属の粉
体は1種を単独で使用しても良いし、2種以上のものを
組み合わせて使用しても良い。
【0035】X線異物検出機及び/又は金属探知機によ
る検出を可能にする無機粉体の添加量は、生分解性ポリ
マー100重量部に対して、1〜200重量部、好まし
くは5〜100重量部、更に好ましくは10〜50重量
部である。1重量部未満ではX線異物検出機及び/又は
金属探知機による検出が困難な場合があり、200重量
部を超えると標識及び締結具を射出成形で成形するとき
の成形性が損なわれる場合がある。
【0036】識別標識及び締結具は、タグガン等の識別
標識装着用及び締結具装着用の治具や装置を用いて、装
着対象物品に装着される場合が多い。この場合、装着時
の作業性を良くするという目的で、ある程度の柔軟性を
有する必要がある。このため識別標識及び締結具を成形
するために使用される組成物は、100〜2000MP
aの曲げ弾性率を有するものが好ましい。曲げ弾性率が
2000MPaを超えると、識別標識及び締結具を装着
対象物品に突き刺す時、貫通させる時、結びつける時、
接着する時等の作業性が著しく損なわれる場合がある。
一方、曲げ弾性率が100MPa未満である場合は、識
別標識及び締結具自体の強度が不十分であるため、装着
対象物品から脱落しやすいという問題が生じる場合があ
る。
【0037】識別標識及び締結具は、射出成形によって
成型される場合が多い。この場合、射出成形時の十分な
成形性を得るためには、試験温度190℃、試験荷重
2.16kgfでの熱可塑性プラスチックの流れ試験
(JIS−K7210A法)におけるメルトフローレー
ト(MFR)が10(g/10min)以上、更に好ま
しくは15(g/10min)以上の組成物であること
が好ましい。MFRが10(g/10min)に達しな
いと小型の識別標識及び締結具を射出成形により得る場
合、成形型内での組成物の流動性が不十分であるため、
充填不良、成形精度不良、成形サイクル時間の増大等の
問題が生じる場合がある。また、高い成形温度で成形す
ることで流動性を上げることが考えられるが、250℃
を超える温度にて成形を行うと、組成物中の生分解性ポ
リマーの熱分解を引き起こす場合があるため好ましくな
い。MFRの上限は特に限定されず、通常、50(g/
10min)程度である。
【0038】次に、本発明における物品用の識別標識及
び締結具を、図面を参照して説明する。図1(a) は、本
発明における物品用の識別標識の一例を示す平面図であ
る。図1(b) は、(a) 図に示した識別標識の側面図であ
る。図1(a)(b)に示す識別標識(1) は、頭部(2) と、頭
部(2) から直線状に伸びるように設けられた軸部(3)
と、軸部(3) とT字型をなすように設けられた止め部
(4) とを有する。図1(a)(b)中、識別標識(1) の全長を
(L) で表し、軸部(3) の長さを(D) で表す。
【0039】識別標識(1) の使用に際して、対象物品
は、軸部(3) が貫通した状態で頭部(2) と止め部(4) と
の間で保持される。この際、複数の対象物品が保持され
れば、識別標識(1) は締結具としての機能も有する。即
ち、識別標識(1) は締結具でもある。使用に際して、識
別標識としてではなく、複数の対象物品を束ねる締結具
として用いる場合もある。即ち、図1に示す識別標識
(1) は、使用の形態によって識別標識として機能し、識
別標識兼締結具として機能し、又は締結具として機能す
る。
【0040】識別標識及び締結具は、装着対象物品の種
類及び大きさ、装着方法、使用目的に応じ種々の形状の
ものが使用される。例えば、識別標識及び締結具の有す
る矢尻型、T字型、釣り針型の端部を単数の或いは複数
の装着対象物品に突き刺す或いは貫通させることにより
装着するもの、識別標識及び締結具の有するヒモ状の端
部を単数或いは複数の装着対象物品の一部に結びつける
ことにより装着するもの、識別標識及び締結具の有する
ヒモ状の端部を単数或いは複数の装着対象物品に貫通さ
せた後、その端部と識別標識及び締結具の他の部分とを
接合することにより装着するもの、識別標識及び締結具
の一部を単数或いは複数の装着対象物品の表面に接着す
ることにより装着するもの等があるが、本発明の識別標
識及び締結具は特にこれらの形状に限定されるものでは
ない。識別標識及び締結具は、その一部分が紙、木材、
天然繊維等の生分解性材料、或いは、鉄、ステンレス、
アルミニウム等の金属で構成されることもある。識別標
識及び締結具の成形に際しては、射出成形等、識別標識
及び締結具を得るために従来から用いられている方法を
用いれば良い。
【0041】本発明における物品用の識別標識及び締結
具は、上記のように構成されるので、使用後の廃棄処理
において環境に与える負荷が小さい。用いる組成物が無
機粉体を含む場合には、本発明の識別標識及び締結具は
X線異物検出器及び/又は金属探知機により容易に検出
でき、使用後の識別標識及び締結具を装着対象物品から
完全に除去することが可能になる。また、商品管理、在
庫管理或いはこれらの製造工程での工程管理等の使用目
的に応じて、物品管理用に好適な形状及び柔軟性を有す
る識別標識及び締結具を得ることができる。
【0042】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもの
ではない。本実施例では、以下に示す原料を用いて組成
物を作成した。表1に配合重量比を示す。 ・ポリ乳酸系重合体(A1) 物質名:ポリ−L乳酸 製品名:島津製作所製ラクティ#9030 ・ポリ乳酸以外の脂肪族ポリエステル系重合体(B1) 物質名:ポリブチレンスクシネート 製品名:昭和高分子製ビオノーレ#1020 ・ポリ乳酸以外の脂肪族ポリエステル系重合体(B2) 物質名:ポリカプロラクトン 製品名:ダイセル化学工業製セルグリーンPH7 ・可塑剤(C1) 物質名:アセチルクエン酸トリブチルエステル 製品名:新日本理化製サンソサイザーATBC ・無機塩の粉体(D1) 物質名:硫酸バリウム 製品名:関東化学製鹿1級試薬 硫酸バリウム ・金属の粉体(D2) 物質名:SUS304粉末 製品名:大同特殊鋼製DAP304L粉末(粒径100
μm)
【0043】[実施例1]ポリ乳酸系重合体(A1)、
ポリ乳酸以外の脂肪族ポリエステル系重合体(B1)、
無機塩の粉体(D1)を各々真空乾燥により絶乾状態に
した後、混合重量比(A1)/(B1)/(D1)=6
0/40/20でV型ブレンダーで混合した。これを2
00℃に設定された同方向2軸押出し混練機に連続的に
供給し、溶融押出し、ストランド化、ペレタイズ化し
た。得られたペレットを真空乾燥機により絶乾状態にし
て、組成物としての主原料チップ(配合A)を得た。こ
の絶乾状態の主原料チップ(配合A)を用いて、溶融温
度200℃に設定した射出成形機により、長さ80m
m、幅10mm、厚さ4mmの曲げ特性測定用試験片を
作成した。同様に、図1に示す形状の識別標識兼締結具
(1) を作成した。図1を参照して、得られた識別標識兼
締結具(1) の全長(L) は21.0mm、軸部(3) の直径
は0.5mm、長さ(D) は15.0mm、止め部(4) の
直径は1.0mmであった。次に、得られた主原料チッ
プ、曲げ特性測定用試験片及び識別標識兼締結具につい
て、以下に示す評価を行った。各評価結果を表2に示
す。
【0044】(流れ試験方法による評価)得られた主原
料チップを用いて、熱可塑性プラスチックの流れ試験法
(JIS−K7210A法)に準じて、試験温度190
℃、試験荷重2.16kgfにてMFRを測定した。
【0045】(機械特性の評価)得られた曲げ特性測定
用試験片を用いて、プラスチック曲げ特性試験法(JI
S−K7171法)に準じて、支点間距離64.0m
m、試験速度50mm/minにて曲げ特性試験を行っ
た。曲げ特性試験により曲げ弾性率を得た。
【0046】(装着性)得られた識別標識兼締結具を、
重ねた5枚の木綿製ハンカチにタグガンを使用して穿孔
装着することにより、5枚の木綿製ハンカチを束ねた。
装着の際の作業性を評価した。
【0047】(分解促進試験)得られた識別標識兼締結
具を、処理槽内の温度を60℃に保ったコンポストで分
解促進試験し、2ヶ月後の重量保持率を測定した。
【0048】(X線異物検出機による異物検出試験)得
られた識別標識兼締結具を、重ねた5枚の木綿製ハンカ
チにタグガンを使用して穿孔装着することにより、5枚
の木綿製ハンカチを束ねた。束ねたハンカチと識別標識
兼締結具を装着しない他のハンカチ30枚とを混ぜ、下
記のX線異物検出機を用いて異物検出試験を行った。 X線異物異物出機:島津製作所製「ソフトX線異物検出
装置 SLDX−500DP」 条件:X線線質 70〜80kV、X線線量 2.5〜
3.0mA、コンベア速度 15m/min
【0049】[実施例2〜5]実施例1と全く同様の操
作で、ポリ乳酸系重合体、ポリ乳酸以外の脂肪族ポリエ
ステル系重合体、無機塩或いは金属の粉体、可塑剤を、
表1に示す配合比にて混合し、それぞれの主原料チップ
(配合B〜E)を得た。実施例2、実施例4及び実施例
5で可塑剤(C1)を配合する際には、同方向2軸押出
し混練機へ、配合するポリマーの総重量(例えば実施例
2の場合、(A1+B1))100に対して、15重量
比となるよう時間当たりの送液量を設定した送液ポンプ
を用いて、可塑剤を連続的に供給しながら溶融混練し、
主原料チップを作成した。実施例2〜5で得られた主原
料チップ(配合B〜E)のそれぞれを用いて、実施例1
と同様に曲げ特性測定用試験片と識別標識兼締結具とを
作成した。実施例1と同様の手法により各種評価を行っ
た。評価結果を表2に示す。実施例5で得られた識別標
識兼締結具については、以下に示す金属探知機による異
物検出試験も行った。 (金属探知機による異物検出試験)実施例5で得られた
識別標識兼締結具をハンカチに装着し、次の金属探知機
にて異物検出試験を行った。 金属探知機:日本金属探知機製造株式会社製「ATTE
R−V8AMi」 条件:通過幅400mm、通過高150mm、コンベア
速度10m/min 評価結果を表2に示す。
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】
【0052】実施例1〜5において得られた組成物のM
FRは10(g/10min)以上であり、十分な成形
加工性が得られていることが確認できた。識別標識兼締
結具の実際の成形においても、流れ不良等の成形不良が
なく、外観も良好な成形体を得ることができた。実施例
1〜5において得られた組成物の曲げ弾性率は200M
Pa〜2000MPaであり、成形加工品である識別標
識兼締結具は、必要十分な柔軟性を有し装着対象物品へ
の装着性が良好であった。実施例1〜5において得られ
た識別標識兼締結具は、コンポスト条件下で速やかに分
解した。X線異物検出試験機により容易に検出できるこ
とも確認された。また、実施例5で得られた識別標識兼
締結具は、金属探知機によっても容易に検出できた。
【0053】
【発明の効果】本発明の識別標識及び締結具は、生分解
性ポリマーを主成分とする組成物から形成され、生分解
性を有するので、使用後の廃棄処理において環境に与え
る負荷が低減される。また、識別標識及び締結具を装着
すべき対象物品の異物として識別標識及び締結具を検出
可能にする無機粉体を含む組成物を用いれば、識別標識
及び締結具の検出が容易になり、使用後の識別標識及び
締結具を装着対象物品から完全に除去することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a) 本発明における物品用の識別標識の一例
を示す平面図である。(b) (a) 図に示した識別標識の側
面図である。
【符号の説明】
(1) :識別標識 (2) :頭部 (3) :軸部 (4) :止め部
フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 AB021 BE021 CF031 CF032 CF181 CF182 CL021 DA066 DD076 DE076 DE096 DE116 DE136 DE146 DE236 DE246 DF036 DG046 DK006 FD016 FD206

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生分解性ポリマーを主成分とする組成物
    からなる、物品用の識別標識又は締結具。
  2. 【請求項2】 生分解性ポリマーが脂肪族ポリエステル
    系重合体である、請求項1に記載の物品用の識別標識又
    は締結具。
  3. 【請求項3】 生分解性ポリマーが、ポリ乳酸系重合体
    とポリ乳酸以外の脂肪族ポリエステル系重合体とのブレ
    ンド、及び/又はポリ乳酸系重合体とポリ乳酸以外の脂
    肪族ポリエステル系重合体との共重合体である、請求項
    1に記載の物品用の識別標識又は締結具。
  4. 【請求項4】 組成物が、生分解性ポリマー100重量
    部に対して、識別標識又は締結具を装着すべき対象物品
    の異物として識別標識又は締結具を検出可能にする無機
    粉体1〜200重量部を含む、請求項1〜3のうちのい
    ずれか1項に記載の物品用の識別標識又は締結具。
  5. 【請求項5】 無機粉体が硫酸バリウム及び/又は炭酸
    バリウムである、請求項4に記載の物品用の識別標識又
    は締結具。
  6. 【請求項6】 組成物のメルトフローレートが、試験温
    度190℃、試験荷重2.16kgfでの熱可塑性プラ
    スチックの流れ試験方法(JIS−K7210A法)に
    おいて10(g/10min)以上である、請求項1〜
    5のうちのいずれか1項に記載の物品用の識別標識又は
    締結具。
  7. 【請求項7】 組成物の弾性率が200MPa〜200
    0MPaである、請求項1〜6のうちのいずれか1項に
    記載の物品用の識別標識又は締結具。
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