JP2003106837A - 距離測定装置 - Google Patents

距離測定装置

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JP2003106837A
JP2003106837A JP2001303460A JP2001303460A JP2003106837A JP 2003106837 A JP2003106837 A JP 2003106837A JP 2001303460 A JP2001303460 A JP 2001303460A JP 2001303460 A JP2001303460 A JP 2001303460A JP 2003106837 A JP2003106837 A JP 2003106837A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】視通条件、設置条件の制約を受けることなく、
2点間の距離測定を可能とする。 【解決手段】可視光レーザ光線による距離を測定する距
離測定装置であって、2方向にある測距対象物迄の距離
測定を可能とする様第1の測距部23と第2の測距部4
2と、2方向間の角度差を検出する角度検出手段46と
を具備し、第1の測距部の測定結果、第2の測距部の測
定結果、角度検出手段が検出した角度差に基づき前記2
つの測距対象物間の距離を測定する様構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザ光線により距
離を測定する距離測定装置、特に2点間の距離の測定が
可能な携帯型の距離測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯型の距離測定装置を図6に於
いて説明する。
【0003】携帯型測距装置1は片手で持てる程度の大
きさ、形状であり、反射プリズムを使用しないノンプリ
ズム型の携帯型測距装置である。
【0004】前記携帯型測距装置1は測距部8(後
述)、方位計、電池等の電源部(図示せず)を内蔵し、
前記測距部からの測距光(レーザ光線)6は前記携帯型
測距装置1の一面に設けられた射出部2から射出され
る。又、前記携帯型測距装置1の上面には表示部3、操
作部4が設けられている。該操作部4は電源スイッチ、
操作スイッチ等の各種押しボタンを有し、これら押しボ
タンを操作することで、前記射出部2から対象物の測定
面5に測距光6が照射される。該測距光6としては可視
光が使用され、測定者は前記測定面5に於ける測距光6
の照射位置を目視で確認できる。前記測定面5で反射さ
れた測距光6は前記射出部2から測距部に入射し、該測
距部によって前記携帯型測距装置1と前記測定面5(対
象物)迄の距離が測定され、測定結果は前記表示部3に
表示される。
【0005】図7に於いて、上記従来例の測距部8につ
いて説明する。
【0006】図中、9は測距光発光部を示しており、該
測距光発光部9のドライバ(図示せず)は変調回路(図
示せず)により変調されている。
【0007】変調された測距光6はチョッパ11により
内部参照光6r、測距光6とに分割され、該測距光6は
プリズム12、コリメートレンズ13を経て対象物5に
対して射出され、前記内部参照光6rは前記プリズム1
2、濃度フィルタ14を経て測距光受光部15に入射す
る。
【0008】前記携帯用測距装置1から射出され、対象
物5で反射された反射測距光6′は再び前記携帯用測距
装置1に入射し、前記コリメートレンズ13を経て前記
プリズム12で反射され、前記測距光受光部15に入射
する。前記濃度フィルタ14は前記内部参照光6rと反
射測距光6′の光量を一定にして前記測距光受光部15
に入射させる。該測距光受光部15に入射した反射測距
光6′と内部参照光6rとに基づき光波距離測定が行わ
れる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の距離測
定装置では、距離測定装置から対象物迄の距離を測定す
るものであり、2点間の距離を測定する為には距離測定
装置を一点側に設置し、他点(対象物)に向けレーザ光
線を射出する必要があった。又、対象物からの戻り光を
受光しなければならないので、距離測定装置から対象物
迄視通が必要であり、2点間に障害物等ある場合は、測
定ができなかった。或は、障害物を避ける為に距離測定
装置の設置状況に制約を生じていた。
【0010】本発明は斯かる実情に鑑み、視通条件、設
置条件の制約を受けることなく、2点間の距離測定を可
能とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、可視光レーザ
光線による距離を測定する距離測定装置であって、2方
向にある測距対象物迄の距離測定を可能とする様第1の
測距部と第2の測距部と、2方向間の角度差を検出する
角度検出手段とを具備し、第1の測距部の測定結果、第
2の測距部の測定結果、角度検出手段が検出した角度差
に基づき前記2つの測距対象物間の距離を測定する様構
成した距離測定装置に係り、又前記第1の測距部は固定
であり、前記第2の測距部は回転可能である距離測定装
置に係り、又前記第2の測距部が可視光レーザ光線を回
動させる回動部を有すると共に、可視光レーザ光線を第
1の測距部と第2の測距部に分割する分割光学系を有
し、前記分割光学系は、可視光レーザ光線を直交方向に
分割するミラーと、回動可能に設けられ分割された可視
光レーザ光線を直角に偏向する光学部材とを備え、第1
の測距部が照射する可視光レーザ光線の照射方向と、第
2の測距部の照射する可視光レーザ光線の回動面とは平
行である距離測定装置に係り、又前記光学部材は入射光
を常に直角方向に射出し、第1の測距部が照射する可視
光レーザ光線の照射方向と、第2の測距部の照射する可
視光レーザ光線の回動面との平行を保つ距離測定装置に
係り、又前記光学部材はペンタプリズムである距離測定
装置に係り、又可視光レーザ光線を発する光源と、該光
源からのレーザ光線を測距対象物に照射する2の投光光
軸を有する投光光学系と、参照光学系と、前記光源から
のレーザ光線を前記2の投光光軸に分割する第1の分割
手段と、前記光源からのレーザ光線を前記投光光学系と
参照光学系とに分割する第2の分割手段と、前記一方の
投光光軸を回転する回転手段と、前記2つの投光光軸間
の角度差を検出する角度検出手段と、前記対象物からの
戻り光と前記参照光学系からの参照光とを受光する受光
部と、前記2つの投光光軸からの戻り光、参照光に基づ
く前記受光部からの受光信号、前記角度検出手段からの
角度検出信号に基づき前記2つの測距対象物間の距離を
演算する演算制御部を具備した距離測定装置に係り、又
投光光軸と対象物からの戻り光の光軸が同軸である距離
測定装置に係り、又前記光源と受光部が同軸上に配置さ
れ、前記投光光学系がコリメートレンズを有し、該コリ
メートレンズは前記光源からのレーザ光線を略平行光束
とし、戻り光を前記受光部に集光させる距離測定装置に
係り、更に又2の受光光軸を有する受光光学系を更に具
備し、1つの受光光軸は前記一方の投光光軸から照射さ
れたレーザ光線が測距対象物に反射された戻り光を前記
受光部に導き、他の受光光軸は他方の投光光軸から照射
されたレーザ光線が測距対象物に反射された戻り光を前
記受光部に導く距離測定装置に係るものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態を説明する。
【0013】図1、図2は第1の実施の形態を示してい
る。
【0014】ケーシング20の内部の中段には光路空間
21が形成され、該光路空間21は対象物(図示せず)
に向って開口する投光孔22を有している。該投光孔2
2の中心を通る固定測距光軸23上に前記投光孔22側
から固定測距部チョッパー24、第1ハーフミラー2
5、チョッパー26、コリメートレンズ27、光源2
8、第2ハーフミラー29、受光素子31を配設する。
【0015】前記固定測距部チョッパー24、チョッパ
ー26は回転可能に設けられ、前記固定測距光軸23に
対して挿入、退出可能となっており、前記コリメートレ
ンズ27は中央部27aと周辺部27bから成る複合レ
ンズであり、前記中央部27aは前記光源28の発光面
に焦点を有し、前記周辺部27bは前記受光素子31の
受光面に焦点を有する。前記光源28は透明なガラス、
或は図2に示される様に狭幅の帯状の支持部材30によ
り支持され、前記光源28の周囲は光学的に透明となっ
ている。
【0016】前記固定測距部チョッパー24は不透明で
あり、前記固定測距光軸23に挿入した状態ではレーザ
光線を遮断し、退出した状態ではレーザ光線を透過する
様になっている。前記チョッパー26が前記固定測距光
軸23に挿入された状態では、前記光源28から射出さ
れたレーザ光線は前記チョッパー26に反射され、該チ
ョッパー26で反射されたレーザ光線は第1ミラー3
2、第2ミラー33により反射され、前記第2ハーフミ
ラー29に向かう。該第2ハーフミラー29で反射され
たレーザ光線は前記受光素子31で受光される。前記チ
ョッパー26、第1ミラー32、第2ミラー33、第2
ハーフミラー29により参照光軸34が形成される。
【0017】又、前記チョッパー26、第1ミラー32
間の前記参照光軸34上には光量調整の為のNDフィル
タ(減光フィルタ)35が設けられ、前記第1ミラー3
2、第2ミラー33間の前記参照光軸34上には濃度フ
ィルタ36が設けられ、該濃度フィルタ36はモータ等
の駆動手段37により回転可能となっている。又、前記
濃度フィルタ36は円周方向に沿って区分され、区分に
より濃度が異なっており、前記駆動手段37により参照
光軸34上に位置する区分が選択される。前記第2ミラ
ー33、第2ハーフミラー29間の前記参照光軸34上
には外乱光除去の為のバンドパスフィルタ38が設けら
れている。
【0018】前記第1ハーフミラー25の反射光軸上に
は回転測距部チョッパー40、ペンタプリズム41が配
設され、該ペンタプリズム41に入射したレーザ光線は
直角に偏向され射出される。前記第1ハーフミラー25
の反射光軸は回動測距光軸42を構成する。
【0019】前記回転測距部チョッパー40は不透明で
あり、前記固定測距部チョッパー24と同期して回転可
能であり、前記回動測距光軸42に対して挿入、退出可
能となっており、前記固定測距部チョッパー24が前記
固定測距光軸23に挿入している状態では前記回転測距
部チョッパー40は前記回動測距光軸42より退出して
いる。
【0020】前記ペンタプリズム41はプリズムホルダ
43に保持されており、該プリズムホルダ43は軸受4
4を介して前記ケーシング20に回転自在に設けられて
いる。前記ペンタプリズム41は入射したレーザ光線を
直角に偏向するので、前記プリズムホルダ43と前記ケ
ーシング20間で芯ずれがあったとしても、前記第1ハ
ーフミラー25によりレーザ光線が直角に反射されれば
前記ペンタプリズム41から射出されるレーザ光線は前
記固定測距光軸23と平行となる。前記ペンタプリズム
41、プリズムホルダ43等により回動部39が構成さ
れる。
【0021】前記プリズムホルダ43の下端にはドーナ
ツ状の水平分度盤47が設けられ、該水平分度盤47に
対して水平分度読取り部45が設けられ、該水平分度読
取り部45と前記水平分度盤47により前記ペンタプリ
ズム41から射出されるレーザ光線と前記固定測距光軸
23間の前記ペンタプリズム41の回転方向の角度差を
検出する角度検出器46が構成される。
【0022】尚、特に図示していないが、前記ケーシン
グ20内には前記受光素子31を駆動し、或は前記角度
検出器46からの信号で前記角度差を演算し、又前記受
光素子31からの受光信号に基づき距離を演算する演算
制御部、前記受光素子31へ電力を供給する電源が内蔵
されている。又、図示していないが、前記ケーシング2
0の所要位置、例えば上面には測距結果を表示する表示
部、或は操作ボタン等を具備した操作部が設けられてい
る。
【0023】以下、作用について説明する。
【0024】距離測定装置を水平に設置する。
【0025】対象物が1つの場合で、距離測定装置から
この対象物迄の距離を測定する場合を説明する。
【0026】前記固定測距部チョッパー24、前記チョ
ッパー26を前記固定測距光軸23から退出した状態
で、レーザ光線を対象物に向け照射する様に設置する。
【0027】前記光源28からレーザ光線、例えば可視
光レーザ光線が発せられ、該レーザ光線は前記コリメー
トレンズ27の中央部27aにより平行光束とされ、前
記第1ハーフミラー25を透過して対象物を照射する。
該対象物で反射されたレーザ光線は射出光より拡散して
おり、前記コリメートレンズ27の周辺部27bを透過
したレーザ光線の光束は前記受光素子31に集光され
る。
【0028】次に、前記チョッパー26が前記固定測距
光軸23に挿入され内部参照光が測定される。レーザ光
線は前記チョッパー26で反射され、反射されたレーザ
光線は参照光として前記参照光軸34上を通って前記受
光素子31に入射する。参照光が前記NDフィルタ3
5、濃度フィルタ36を透過することで、前記対象物か
らの戻り光と参照光との間で受光光量に差がない様に調
整される。尚、前記濃度フィルタ36は参照光が透過す
る時には減衰しない様になっている。
【0029】対象物からの戻り光、参照光についての前
記受光素子31からの受光信号に基づき対象物迄の距離
が演算される。演算された結果は前記表示部(図示せ
ず)に表示される。尚、内部参照光は測距装置の持つ固
有誤差の補正に使用される。
【0030】次に対象物が2つであり、2つの対象物間
の距離を測定する場合を説明する。
【0031】前記固定測距部チョッパー24を前記固定
測距光軸23から退出した状態で、レーザ光線を対象物
に向け照射する様に設置する。
【0032】前記チョッパー26を退出させ、前記光源
28から発せられるレーザ光線を対象物に照射して戻り
光を受光し、又前記チョッパー26を挿入し、該チョッ
パー26でレーザ光線を反射して前記受光素子31によ
り参照光を受光し、1つの対象物迄の距離を測定する。
【0033】次に、前記チョッパー26が前記固定測距
光軸23から退出した状態で、前記固定測距部チョッパ
ー24を前記固定測距光軸23に挿入して該固定測距光
軸23上のレーザ光線を遮断する。又、前記回転測距部
チョッパー40が同期して前記回動測距光軸42から退
出する。前記第1ハーフミラー25で反射されたレーザ
光線は前記ペンタプリズム41で偏向され、前記固定測
距光軸23と平行に射出される。前記プリズムホルダ4
3を回転して、レーザ光線をもう1つの対象物に照射す
る。もう1つの対象物からの戻り光は前記ペンタプリズ
ム41に入射し、前記回動測距光軸42上を通って前記
第1ハーフミラー25で反射され、前記コリメートレン
ズ27の周辺部27bを透過して前記受光素子31に集
光する。該受光素子31はもう1つの対象物からの戻り
光に基づく受光信号を演算制御部(図示せず)に入力す
る。
【0034】前記チョッパー26が挿入され、参照光が
前記受光素子31に入射する。該受光素子31は参照光
に基づく受光信号を演算制御部に入力する。演算制御部
は前記受光素子31からの信号に基づきもう1つの対象
物迄の距離を演算する。
【0035】又、前記角度検出器46から前記固定測距
光軸23と前記回動測距光軸42間の可動方向の角度差
(水平角度差)が前記演算制御部に入力され、該演算制
御部では前記2つの対象物迄の距離と水平角度差を基に
2対象物間の距離を演算する。
【0036】前記固定測距光軸23を含む平面内での距
離測定装置と1つの対象物迄の距離をAB、前記回動測
距光軸42を含む平面内での距離測定装置ともう1つの
対象物迄の距離をA′C、前記ABを含む平面と前記
A′Cを含む平面間の距離をd(図1中、固定測距光軸
23と回動測距光軸42との鉛直方向の距離)、水平角
度差をαとする(図3参照)。
【0037】同一平面内で前記AB、前記A′Cを2辺
とし、頂角αである3角形の辺BCは、 BC=√(AB2 +AC2 −2AB×AC×cos(α))…(1)
【0038】又、前記固定測距光軸23を含む平面と前
記回動測距光軸42を含む平面で距離d離れているの
で、実際のBCの距離(2つの対象物間の距離)Lは、 L=BC/cosθ…(2) ここで、θ=tan-1(d/BC)である。…(3)
【0039】前記演算制御部は2つの対象物迄の距離を
演算し、該演算結果と前記水平角度差に基づき2つの対
象物間の距離を演算することができる。
【0040】而して、2点間を測定する場合で、2点間
で障害物があり、視通することができない様な場合、例
えば建屋内での測距で、間に柱がある場合、天井の辺を
測定する様な場合で、距離測定装置の設置が困難な場合
でも、2点間の距離を簡単に測定することができる。
【0041】次に、図4に於いて第2の実施の形態につ
いて説明する。
【0042】尚、図4中、図1中で示したものと同等の
ものについては同一の符号を付してあり、その説明は省
略する。
【0043】該第2の実施の形態ではレーザ光線の照射
光軸と戻り光軸とを分離させたものであり、対象物から
の戻り光量を増大させ、又距離測定装置内部での光損失
を減少させ、対象物が遠方にある場合の測定を可能とし
たものである。
【0044】固定測距光軸23上に光源28、コリメー
トレンズ27、回転可能なチョッパー26、第1ハーフ
ミラー25が順次配設され、前記チョッパー26の反射
光軸上にはNDフィルタ35、第3ハーフミラー48、
第4ハーフミラー49が配設され、該第4ハーフミラー
49で偏向された光軸上に濃度フィルタ36、バンドパ
スフィルタ38、受光素子31が配設されている。前記
チョッパー26から受光素子31に至る光軸は参照光軸
34を構成する。
【0045】前記固定測距光軸23から照射され、対象
物で反射された戻り光の固定戻り光軸23′上に固定戻
り光検出レンズ51、固定戻り光ファイバ52、固定戻
り光コリメートレンズ53が配設され、前記固定戻り光
軸23′は前記第3ハーフミラー48上で前記参照光軸
34と合致する。
【0046】前記第1ハーフミラー25の反射光軸上に
ペンタプリズム41を配設する。該ペンタプリズム41
はプリズムホルダ43に保持されており、該プリズムホ
ルダ43の上側の回動戻り光軸42′上に回動戻り光検
出レンズ54が設けられ、該回動戻り光検出レンズ54
は戻り光を回動戻り光ファイバ55の端面に集光する。
該回動戻り光ファイバ55は前記プリズムホルダ43か
ら前記ケーシング20の回動戻り光コリメートレンズ5
6に掛渡って設けられ、該回動戻り光コリメートレンズ
56は前記回動戻り光ファイバ55の他端側には他端面
に焦点を有する。又、該回動戻り光ファイバ55は前記
ケーシング20に対して前記プリズムホルダ43が基準
点を中心に略±180°回転できる様な余裕を持ってい
る。
【0047】前記回動戻り光コリメートレンズ56を通
過する回動戻り光軸42′上にはミラー57が配設さ
れ、該ミラー57で偏向された光軸上には前記第4ハー
フミラー49が配設され、前記参照光軸34を部分的に
共用し、前記受光素子31に至る。
【0048】前記第3ハーフミラー48と第4ハーフミ
ラー49間の前記参照光軸34及び前記ミラー57と前
記回動戻り光コリメートレンズ56間の前記回動戻り光
軸42′間に掛渡って測距部切換えチョッパー58が設
けられている。
【0049】該測距部切換えチョッパー58は前記参照
光軸34、回動戻り光軸42′を択一的に遮断する様構
成されている。
【0050】対象物が1つの場合は、前記測距部切換え
チョッパー58が前記参照光軸34を遮断し、前記チョ
ッパー26が退出した状態で、前記光源28からレーザ
光線が発せられ、前記第1ハーフミラー25を透過して
対象物にレーザ光線が照射される。
【0051】対象物からの戻り光は前記固定戻り光検出
レンズ51で前記固定戻り光ファイバ52端面に集光さ
れ、該固定戻り光ファイバ52から射出された戻り光は
前記固定戻り光コリメートレンズ53により平行光束と
され、前記第3ハーフミラー48、第4ハーフミラー4
9で反射され、前記濃度フィルタ36、バンドパスフィ
ルタ38を透過して前記受光素子31で受光される。
【0052】次に、前記チョッパー26が前記固定測距
光軸23に挿入され、レーザ光線が参照光として反射さ
れ、前記参照光軸34を経て前記受光素子31で受光さ
れる。図示しない演算制御部は、前記受光素子31の戻
り光の受光信号と、前記参照光の受光信号を基に対象物
迄の距離を演算する。
【0053】対象物が2つで対象物間の距離を測定する
場合、一方の対象物については上記した手順で1つの対
象物迄の距離を測定する。もう1つの対象物について
は、前記プリズムホルダ43を回転し、回動測距光軸4
2をもう1つの対象物に向ける。前記測距部切換えチョ
ッパー58により前記参照光軸34を遮断した状態で、
前記チョッパー26を退出させ、前記光源28よりレー
ザ光線を発する。レーザ光線は前記第1ハーフミラー2
5では反射され、前記ペンタプリズム41で偏向され、
もう1つの対象物にレーザ光線が照射される。
【0054】該もう1つの対象物からの戻り光は前記回
動戻り光検出レンズ54で前記回動戻り光ファイバ55
の端面に集光され、前記回動戻り光ファイバ55を透過
して他端から射出される。更に、前記回動戻り光コリメ
ートレンズ56で平行光束とされ、前記ミラー57で反
射され、前記第4ハーフミラー49、濃度フィルタ3
6、バンドパスフィルタ38を経て前記受光素子31に
より受光される。
【0055】次に、前記チョッパー26が前記固定測距
光軸23に挿入され、レーザ光線が参照光として反射さ
れ、前記参照光軸34を経て前記受光素子31で受光さ
れる。図示しない演算制御部は、もう1つの対象物から
の戻り光、前記参照光の受光信号についてのそれぞれの
前記受光素子31からの受光信号を基にもう1つの対象
物迄の距離を演算する。
【0056】前記演算制御部は、2つの対象物迄の各距
離と、角度検出器46から得られる2つの対象物間の水
平角度差、及び上記(1)式、(2)式、(3)式によ
り、2つの対象物間の距離が演算される。
【0057】該第2の実施の形態では、拡散された戻り
光を前記固定戻り光検出レンズ51、回動戻り光検出レ
ンズ54により集光して入射させるので充分な光量が得
られ、又固定測距光軸23、固定戻り光軸23′及び回
動測距光軸42、回動戻り光軸42′と分離しているの
で、距離測定装置内での光量の損失が少なく、対象物迄
の距離が大きい場合でも測定が可能となる。
【0058】尚、上記実施の形態で、回動測距光軸42
の偏向手段としてペンタプリズム41を用いたが、偏向
手段を図5に示す様に、2枚の反射鏡61,62で構成
しても同様な作用が得られることは言う迄もない。
【0059】又、上記実施の形態では対象物が水平方向
にあり、水平方向の2点間の距離を測定することについ
て説明したが、鉛直方向の2点間、斜め方向の2点間で
あっても同様に測定できることは勿論である。
【0060】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、可視光
レーザ光線による距離を測定する距離測定装置であっ
て、2方向にある測距対象物迄の距離測定を可能とする
様第1の測距部と第2の測距部と、2方向間の角度差を
検出する角度検出手段とを具備し、第1の測距部の測定
結果、第2の測距部の測定結果、角度検出手段が検出し
た角度差をに基づき前記2つの測距対象物間の距離を測
定する様構成したので、視通条件、設置条件の制約を受
けることなく、2点間の距離測定が可能となる。
【0061】又、投光光軸と対象物からの戻り光の光軸
が同軸であるので、光学系の構成を簡略化できる。
【0062】又、2の受光光軸を有する受光光学系を更
に具備し、1つの受光光軸は前記一方の投光光軸から照
射されたレーザ光線が測距対象物に反射された戻り光を
前記受光部に導き、他の受光光軸は他方の投光光軸から
照射されたレーザ光線が測距対象物に反射された戻り光
を前記受光部に導く様にし、投光光軸と受光光軸を分離
したので、装置内での戻り光の損失を減少させることが
できる等の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】本発明の2点間の距離測定原理を示す説明図で
ある。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図5】本発明の光軸偏向手段の他の例を示す説明図で
ある。
【図6】従来例の説明図である。
【図7】該従来例に於ける測距部の説明図である。
【符号の説明】
23 固定測距光軸 24 固定測距部チョッパー 26 チョッパー 27 コリメートレンズ 28 光源 31 受光素子 34 参照光軸 41 ペンタプリズム 42 回動測距光軸 46 角度検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J084 AA05 BA03 BA11 BA32 BA51 BB04 BB11 BB20 BB24 BB31 EA07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可視光レーザ光線による距離を測定する
    距離測定装置であって、2方向にある測距対象物迄の距
    離測定を可能とする様第1の測距部と第2の測距部と、
    2方向間の角度差を検出する角度検出手段とを具備し、
    第1の測距部の測定結果、第2の測距部の測定結果、角
    度検出手段が検出した角度差に基づき前記2つの測距対
    象物間の距離を測定する様構成したことを特徴とする距
    離測定装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の測距部は固定であり、前記第
    2の測距部は回転可能である請求項1の距離測定装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の測距部が可視光レーザ光線を
    回動させる回動部を有すると共に、可視光レーザ光線を
    第1の測距部と第2の測距部に分割する分割光学系を有
    し、前記分割光学系は、可視光レーザ光線を直交方向に
    分割するミラーと、回動可能に設けられ分割された可視
    光レーザ光線を直角に偏向する光学部材とを備え、第1
    の測距部が照射する可視光レーザ光線の照射方向と、第
    2の測距部の照射する可視光レーザ光線の回動面とは平
    行である請求項1の距離測定装置。
  4. 【請求項4】 前記光学部材は入射光を常に直角方向に
    射出し、第1の測距部が照射する可視光レーザ光線の照
    射方向と、第2の測距部の照射する可視光レーザ光線の
    回動面との平行を保つ請求項3の距離測定装置。
  5. 【請求項5】 前記光学部材はペンタプリズムである請
    求項3の距離測定装置。
  6. 【請求項6】 可視光レーザ光線を発する光源と、該光
    源からのレーザ光線を測距対象物に照射する2の投光光
    軸を有する投光光学系と、参照光学系と、前記光源から
    のレーザ光線を前記2の投光光軸に分割する第1の分割
    手段と、前記光源からのレーザ光線を前記投光光学系と
    参照光学系とに分割する第2の分割手段と、前記一方の
    投光光軸を回転する回転手段と、前記2つの投光光軸間
    の角度差を検出する角度検出手段と、前記対象物からの
    戻り光と前記参照光学系からの参照光とを受光する受光
    部と、前記2つの投光光軸からの戻り光、参照光に基づ
    く前記受光部からの受光信号、前記角度検出手段からの
    角度検出信号に基づき前記2つの測距対象物間の距離を
    演算する演算制御部を具備したことを特徴とする距離測
    定装置。
  7. 【請求項7】 投光光軸と対象物からの戻り光の光軸が
    同軸である請求項6の距離測定装置。
  8. 【請求項8】 前記光源と受光部が同軸上に配置され、
    前記投光光学系がコリメートレンズを有し、該コリメー
    トレンズは前記光源からのレーザ光線を略平行光束と
    し、戻り光を前記受光部に集光させる請求項7の距離測
    定装置。
  9. 【請求項9】 2の受光光軸を有する受光光学系を更に
    具備し、1つの受光光軸は前記一方の投光光軸から照射
    されたレーザ光線が測距対象物に反射された戻り光を前
    記受光部に導き、他の受光光軸は他方の投光光軸から照
    射されたレーザ光線が測距対象物に反射された戻り光を
    前記受光部に導く請求項6の距離測定装置。
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