JP4909478B2 - 距離測定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はレーザ光線により距離を測定する距離測定装置、特に2点間の距離の測定が可能な携帯型の距離測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の携帯型の距離測定装置を図6に於いて説明する。
【0003】
携帯型測距装置1は片手で持てる程度の大きさ、形状であり、反射プリズムを使用しないノンプリズム型の携帯型測距装置である。
【0004】
前記携帯型測距装置1は測距部8(後述)、方位計、電池等の電源部(図示せず)を内蔵し、前記測距部からの測距光(レーザ光線)6は前記携帯型測距装置1の一面に設けられた射出部2から射出される。又、前記携帯型測距装置1の上面には表示部3、操作部4が設けられている。該操作部4は電源スイッチ、操作スイッチ等の各種押しボタンを有し、これら押しボタンを操作することで、前記射出部2から対象物の測定面5に測距光6が照射される。該測距光6としては可視光が使用され、測定者は前記測定面5に於ける測距光6の照射位置を目視で確認できる。前記測定面5で反射された測距光6は前記射出部2から測距部に入射し、該測距部によって前記携帯型測距装置1と前記測定面5(対象物)迄の距離が測定され、測定結果は前記表示部3に表示される。
【0005】
図7に於いて、上記従来例の測距部8について説明する。
【0006】
図中、9は測距光発光部を示しており、該測距光発光部9のドライバ(図示せず)は変調回路(図示せず)により変調されている。
【0007】
変調された測距光6はチョッパ11により内部参照光6r、測距光6とに分割され、該測距光6はプリズム12、コリメートレンズ13を経て対象物5に対して射出され、前記内部参照光6rは前記プリズム12、濃度フィルタ14を経て測距光受光部15に入射する。
【0008】
前記携帯用測距装置1から射出され、対象物5で反射された反射測距光6′は再び前記携帯用測距装置1に入射し、前記コリメートレンズ13を経て前記プリズム12で反射され、前記測距光受光部15に入射する。前記濃度フィルタ14は前記内部参照光6rと反射測距光6′の光量を一定にして前記測距光受光部15に入射させる。該測距光受光部15に入射した反射測距光6′と内部参照光6rとに基づき光波距離測定が行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の距離測定装置では、距離測定装置から対象物迄の距離を測定するものであり、2点間の距離を測定する為には距離測定装置を一点側に設置し、他点(対象物)に向けレーザ光線を射出する必要があった。又、対象物からの戻り光を受光しなければならないので、距離測定装置から対象物迄視通が必要であり、2点間に障害物等ある場合は、測定ができなかった。或は、障害物を避ける為に距離測定装置の設置状況に制約を生じていた。
【0010】
本発明は斯かる実情に鑑み、視通条件、設置条件の制約を受けることなく、2点間の距離測定を可能とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、可視光レーザ光線による距離を測定する距離測定装置であって、2方向にある測距対象物迄の距離測定を可能とする様第1の測距部と第2の測距部と、2方向間の角度差を検出する角度検出手段とを具備し、第1の測距部の測定結果、第2の測距部の測定結果、角度検出手段が検出した角度差に基づき前記2つの測距対象物間の距離を測定する様構成した距離測定装置に係り、又前記第1の測距部は固定であり、前記第2の測距部は回転可能である距離測定装置に係り、又前記第2の測距部が可視光レーザ光線を回動させる回動部を有すると共に、可視光レーザ光線を第1の測距部と第2の測距部に分割する分割光学系を有し、前記分割光学系は、可視光レーザ光線を直交方向に分割するミラーと、回動可能に設けられ分割された可視光レーザ光線を直角に偏向する光学部材とを備え、第1の測距部が照射する可視光レーザ光線の照射方向と、第2の測距部の照射する可視光レーザ光線の回動面とは平行である距離測定装置に係り、又前記光学部材は入射光を常に直角方向に射出し、第1の測距部が照射する可視光レーザ光線の照射方向と、第2の測距部の照射する可視光レーザ光線の回動面との平行を保つ距離測定装置に係り、又前記光学部材はペンタプリズムである距離測定装置に係り、又可視光レーザ光線を発する光源と、該光源からのレーザ光線を測距対象物に照射する2の投光光軸を有する投光光学系と、参照光学系と、前記光源からのレーザ光線を前記2の投光光軸に分割する第1の分割手段と、前記光源からのレーザ光線を前記投光光学系と参照光学系とに分割する第2の分割手段と、前記一方の投光光軸を回転する回転手段と、前記2つの投光光軸間の角度差を検出する角度検出手段と、前記対象物からの戻り光と前記参照光学系からの参照光とを受光する受光部と、前記2つの投光光軸からの戻り光、参照光に基づく前記受光部からの受光信号、前記角度検出手段からの角度検出信号に基づき前記2つの測距対象物間の距離を演算する演算制御部を具備した距離測定装置に係り、又投光光軸と対象物からの戻り光の光軸が同軸である距離測定装置に係り、又前記光源と受光部が同軸上に配置され、前記投光光学系がコリメートレンズを有し、該コリメートレンズは前記光源からのレーザ光線を略平行光束とし、戻り光を前記受光部に集光させる距離測定装置に係り、更に又2の受光光軸を有する受光光学系を更に具備し、1つの受光光軸は前記一方の投光光軸から照射されたレーザ光線が測距対象物に反射された戻り光を前記受光部に導き、他の受光光軸は他方の投光光軸から照射されたレーザ光線が測距対象物に反射された戻り光を前記受光部に導く距離測定装置に係るものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態を説明する。
【0013】
図1、図2は第1の実施の形態を示している。
【0014】
ケーシング20の内部の中段には光路空間21が形成され、該光路空間21は対象物(図示せず)に向って開口する投光孔22を有している。該投光孔22の中心を通る固定測距光軸23上に前記投光孔22側から固定測距部チョッパー24、第1ハーフミラー25、チョッパー26、コリメートレンズ27、光源28、第2ハーフミラー29、受光素子31を配設する。
【0015】
前記固定測距部チョッパー24、チョッパー26は回転可能に設けられ、前記固定測距光軸23に対して挿入、退出可能となっており、前記コリメートレンズ27は中央部27aと周辺部27bから成る複合レンズであり、前記中央部27aは前記光源28の発光面に焦点を有し、前記周辺部27bは前記受光素子31の受光面に焦点を有する。前記光源28は透明なガラス、或は図2に示される様に狭幅の帯状の支持部材30により支持され、前記光源28の周囲は光学的に透明となっている。
【0016】
前記固定測距部チョッパー24は不透明であり、前記固定測距光軸23に挿入した状態ではレーザ光線を遮断し、退出した状態ではレーザ光線を透過する様になっている。前記チョッパー26が前記固定測距光軸23に挿入された状態では、前記光源28から射出されたレーザ光線は前記チョッパー26に反射され、該チョッパー26で反射されたレーザ光線は第1ミラー32、第2ミラー33により反射され、前記第2ハーフミラー29に向かう。該第2ハーフミラー29で反射されたレーザ光線は前記受光素子31で受光される。前記チョッパー26、第1ミラー32、第2ミラー33、第2ハーフミラー29により参照光軸34が形成される。
【0017】
又、前記チョッパー26、第1ミラー32間の前記参照光軸34上には光量調整の為のNDフィルタ(減光フィルタ)35が設けられ、前記第1ミラー32、第2ミラー33間の前記参照光軸34上には濃度フィルタ36が設けられ、該濃度フィルタ36はモータ等の駆動手段37により回転可能となっている。又、前記濃度フィルタ36は円周方向に沿って区分され、区分により濃度が異なっており、前記駆動手段37により参照光軸34上に位置する区分が選択される。前記第2ミラー33、第2ハーフミラー29間の前記参照光軸34上には外乱光除去の為のバンドパスフィルタ38が設けられている。
【0018】
前記第1ハーフミラー25の反射光軸上には回転測距部チョッパー40、ペンタプリズム41が配設され、該ペンタプリズム41に入射したレーザ光線は直角に偏向され射出される。前記第1ハーフミラー25の反射光軸は回動測距光軸42を構成する。
【0019】
前記回転測距部チョッパー40は不透明であり、前記固定測距部チョッパー24と同期して回転可能であり、前記回動測距光軸42に対して挿入、退出可能となっており、前記固定測距部チョッパー24が前記固定測距光軸23に挿入している状態では前記回転測距部チョッパー40は前記回動測距光軸42より退出している。
【0020】
前記ペンタプリズム41はプリズムホルダ43に保持されており、該プリズムホルダ43は軸受44を介して前記ケーシング20に回転自在に設けられている。前記ペンタプリズム41は入射したレーザ光線を直角に偏向するので、前記プリズムホルダ43と前記ケーシング20間で芯ずれがあったとしても、前記第1ハーフミラー25によりレーザ光線が直角に反射されれば前記ペンタプリズム41から射出されるレーザ光線は前記固定測距光軸23と平行となる。前記ペンタプリズム41、プリズムホルダ43等により回動部39が構成される。
【0021】
前記プリズムホルダ43の下端にはドーナツ状の水平分度盤47が設けられ、該水平分度盤47に対して水平分度読取り部45が設けられ、該水平分度読取り部45と前記水平分度盤47により前記ペンタプリズム41から射出されるレーザ光線と前記固定測距光軸23間の前記ペンタプリズム41の回転方向の角度差を検出する角度検出器46が構成される。
【0022】
尚、特に図示していないが、前記ケーシング20内には前記受光素子31を駆動し、或は前記角度検出器46からの信号で前記角度差を演算し、又前記受光素子31からの受光信号に基づき距離を演算する演算制御部、前記受光素子31へ電力を供給する電源が内蔵されている。又、図示していないが、前記ケーシング20の所要位置、例えば上面には測距結果を表示する表示部、或は操作ボタン等を具備した操作部が設けられている。
【0023】
以下、作用について説明する。
【0024】
距離測定装置を水平に設置する。
【0025】
対象物が1つの場合で、距離測定装置からこの対象物迄の距離を測定する場合を説明する。
【0026】
前記固定測距部チョッパー24、前記チョッパー26を前記固定測距光軸23から退出した状態で、レーザ光線を対象物に向け照射する様に設置する。
【0027】
前記光源28からレーザ光線、例えば可視光レーザ光線が発せられ、該レーザ光線は前記コリメートレンズ27の中央部27aにより平行光束とされ、前記第1ハーフミラー25を透過して対象物を照射する。該対象物で反射されたレーザ光線は射出光より拡散しており、前記コリメートレンズ27の周辺部27bを透過したレーザ光線の光束は前記受光素子31に集光される。
【0028】
次に、前記チョッパー26が前記固定測距光軸23に挿入され内部参照光が測定される。レーザ光線は前記チョッパー26で反射され、反射されたレーザ光線は参照光として前記参照光軸34上を通って前記受光素子31に入射する。参照光が前記NDフィルタ35、濃度フィルタ36を透過することで、前記対象物からの戻り光と参照光との間で受光光量に差がない様に調整される。尚、前記濃度フィルタ36は参照光が透過する時には減衰しない様になっている。
【0029】
対象物からの戻り光、参照光についての前記受光素子31からの受光信号に基づき対象物迄の距離が演算される。演算された結果は前記表示部(図示せず)に表示される。尚、内部参照光は測距装置の持つ固有誤差の補正に使用される。
【0030】
次に対象物が2つであり、2つの対象物間の距離を測定する場合を説明する。
【0031】
前記固定測距部チョッパー24を前記固定測距光軸23から退出した状態で、レーザ光線を対象物に向け照射する様に設置する。
【0032】
前記チョッパー26を退出させ、前記光源28から発せられるレーザ光線を対象物に照射して戻り光を受光し、又前記チョッパー26を挿入し、該チョッパー26でレーザ光線を反射して前記受光素子31により参照光を受光し、1つの対象物迄の距離を測定する。
【0033】
次に、前記チョッパー26が前記固定測距光軸23から退出した状態で、前記固定測距部チョッパー24を前記固定測距光軸23に挿入して該固定測距光軸23上のレーザ光線を遮断する。又、前記回転測距部チョッパー40が同期して前記回動測距光軸42から退出する。前記第1ハーフミラー25で反射されたレーザ光線は前記ペンタプリズム41で偏向され、前記固定測距光軸23と平行に射出される。前記プリズムホルダ43を回転して、レーザ光線をもう1つの対象物に照射する。もう1つの対象物からの戻り光は前記ペンタプリズム41に入射し、前記回動測距光軸42上を通って前記第1ハーフミラー25で反射され、前記コリメートレンズ27の周辺部27bを透過して前記受光素子31に集光する。該受光素子31はもう1つの対象物からの戻り光に基づく受光信号を演算制御部(図示せず)に入力する。
【0034】
前記チョッパー26が挿入され、参照光が前記受光素子31に入射する。該受光素子31は参照光に基づく受光信号を演算制御部に入力する。演算制御部は前記受光素子31からの信号に基づきもう1つの対象物迄の距離を演算する。
【0035】
又、前記角度検出器46から前記固定測距光軸23と前記回動測距光軸42間の可動方向の角度差(水平角度差)が前記演算制御部に入力され、該演算制御部では前記2つの対象物迄の距離と水平角度差を基に2対象物間の距離を演算する。
【0036】
前記固定測距光軸23を含む平面内での距離測定装置と1つの対象物迄の距離をAB、前記回動測距光軸42を含む平面内での距離測定装置ともう1つの対象物迄の距離をA′C、前記ABを含む平面と前記A′Cを含む平面間の距離をd(図1中、固定測距光軸23と回動測距光軸42との鉛直方向の距離)、水平角度差をαとする(図3参照)。
【0037】
同一平面内で前記AB、前記A′Cを2辺とし、頂角αである3角形の辺BCは、
BC=√(AB2 +AC2 −2AB×AC×cos(α))…(1)
【0038】
又、前記固定測距光軸23を含む平面と前記回動測距光軸42を含む平面で距離d離れているので、実際のBCの距離(2つの対象物間の距離)Lは、
L=BC/cosθ…(2)
ここで、θ=tan-1(d/BC)である。…(3)
【0039】
前記演算制御部は2つの対象物迄の距離を演算し、該演算結果と前記水平角度差に基づき2つの対象物間の距離を演算することができる。
【0040】
而して、2点間を測定する場合で、2点間で障害物があり、視通することができない様な場合、例えば建屋内での測距で、間に柱がある場合、天井の辺を測定する様な場合で、距離測定装置の設置が困難な場合でも、2点間の距離を簡単に測定することができる。
【0041】
次に、図4に於いて第2の実施の形態について説明する。
【0042】
尚、図4中、図1中で示したものと同等のものについては同一の符号を付してあり、その説明は省略する。
【0043】
該第2の実施の形態ではレーザ光線の照射光軸と戻り光軸とを分離させたものであり、対象物からの戻り光量を増大させ、又距離測定装置内部での光損失を減少させ、対象物が遠方にある場合の測定を可能としたものである。
【0044】
固定測距光軸23上に光源28、コリメートレンズ27、回転可能なチョッパー26、第1ハーフミラー25が順次配設され、前記チョッパー26の反射光軸上にはNDフィルタ35、第3ハーフミラー48、第4ハーフミラー49が配設され、該第4ハーフミラー49で偏向された光軸上に濃度フィルタ36、バンドパスフィルタ38、受光素子31が配設されている。前記チョッパー26から受光素子31に至る光軸は参照光軸34を構成する。
【0045】
前記固定測距光軸23から照射され、対象物で反射された戻り光の固定戻り光軸23′上に固定戻り光検出レンズ51、固定戻り光ファイバ52、固定戻り光コリメートレンズ53が配設され、前記固定戻り光軸23′は前記第3ハーフミラー48上で前記参照光軸34と合致する。
【0046】
前記第1ハーフミラー25の反射光軸上にペンタプリズム41を配設する。該ペンタプリズム41はプリズムホルダ43に保持されており、該プリズムホルダ43の上側の回動戻り光軸42′上に回動戻り光検出レンズ54が設けられ、該回動戻り光検出レンズ54は戻り光を回動戻り光ファイバ55の端面に集光する。該回動戻り光ファイバ55は前記プリズムホルダ43から前記ケーシング20の回動戻り光コリメートレンズ56に掛渡って設けられ、該回動戻り光コリメートレンズ56は前記回動戻り光ファイバ55の他端側には他端面に焦点を有する。又、該回動戻り光ファイバ55は前記ケーシング20に対して前記プリズムホルダ43が基準点を中心に略±180°回転できる様な余裕を持っている。
【0047】
前記回動戻り光コリメートレンズ56を通過する回動戻り光軸42′上にはミラー57が配設され、該ミラー57で偏向された光軸上には前記第4ハーフミラー49が配設され、前記参照光軸34を部分的に共用し、前記受光素子31に至る。
【0048】
前記第3ハーフミラー48と第4ハーフミラー49間の前記参照光軸34及び前記ミラー57と前記回動戻り光コリメートレンズ56間の前記回動戻り光軸42′間に掛渡って測距部切換えチョッパー58が設けられている。
【0049】
該測距部切換えチョッパー58は前記参照光軸34、回動戻り光軸42′を択一的に遮断する様構成されている。
【0050】
対象物が1つの場合は、前記測距部切換えチョッパー58が前記参照光軸34を遮断し、前記チョッパー26が退出した状態で、前記光源28からレーザ光線が発せられ、前記第1ハーフミラー25を透過して対象物にレーザ光線が照射される。
【0051】
対象物からの戻り光は前記固定戻り光検出レンズ51で前記固定戻り光ファイバ52端面に集光され、該固定戻り光ファイバ52から射出された戻り光は前記固定戻り光コリメートレンズ53により平行光束とされ、前記第3ハーフミラー48、第4ハーフミラー49で反射され、前記濃度フィルタ36、バンドパスフィルタ38を透過して前記受光素子31で受光される。
【0052】
次に、前記チョッパー26が前記固定測距光軸23に挿入され、レーザ光線が参照光として反射され、前記参照光軸34を経て前記受光素子31で受光される。図示しない演算制御部は、前記受光素子31の戻り光の受光信号と、前記参照光の受光信号を基に対象物迄の距離を演算する。
【0053】
対象物が2つで対象物間の距離を測定する場合、一方の対象物については上記した手順で1つの対象物迄の距離を測定する。もう1つの対象物については、前記プリズムホルダ43を回転し、回動測距光軸42をもう1つの対象物に向ける。前記測距部切換えチョッパー58により前記参照光軸34を遮断した状態で、前記チョッパー26を退出させ、前記光源28よりレーザ光線を発する。レーザ光線は前記第1ハーフミラー25では反射され、前記ペンタプリズム41で偏向され、もう1つの対象物にレーザ光線が照射される。
【0054】
該もう1つの対象物からの戻り光は前記回動戻り光検出レンズ54で前記回動戻り光ファイバ55の端面に集光され、前記回動戻り光ファイバ55を透過して他端から射出される。更に、前記回動戻り光コリメートレンズ56で平行光束とされ、前記ミラー57で反射され、前記第4ハーフミラー49、濃度フィルタ36、バンドパスフィルタ38を経て前記受光素子31により受光される。
【0055】
次に、前記チョッパー26が前記固定測距光軸23に挿入され、レーザ光線が参照光として反射され、前記参照光軸34を経て前記受光素子31で受光される。図示しない演算制御部は、もう1つの対象物からの戻り光、前記参照光の受光信号についてのそれぞれの前記受光素子31からの受光信号を基にもう1つの対象物迄の距離を演算する。
【0056】
前記演算制御部は、2つの対象物迄の各距離と、角度検出器46から得られる2つの対象物間の水平角度差、及び上記(1)式、(2)式、(3)式により、2つの対象物間の距離が演算される。
【0057】
該第2の実施の形態では、拡散された戻り光を前記固定戻り光検出レンズ51、回動戻り光検出レンズ54により集光して入射させるので充分な光量が得られ、又固定測距光軸23、固定戻り光軸23′及び回動測距光軸42、回動戻り光軸42′と分離しているので、距離測定装置内での光量の損失が少なく、対象物迄の距離が大きい場合でも測定が可能となる。
【0058】
尚、上記実施の形態で、回動測距光軸42の偏向手段としてペンタプリズム41を用いたが、偏向手段を図5に示す様に、2枚の反射鏡61,62で構成しても同様な作用が得られることは言う迄もない。
【0059】
又、上記実施の形態では対象物が水平方向にあり、水平方向の2点間の距離を測定することについて説明したが、鉛直方向の2点間、斜め方向の2点間であっても同様に測定できることは勿論である。
【0060】
【発明の効果】
以上述べた如く本発明によれば、可視光レーザ光線による距離を測定する距離測定装置であって、2方向にある測距対象物迄の距離測定を可能とする様第1の測距部と第2の測距部と、2方向間の角度差を検出する角度検出手段とを具備し、第1の測距部の測定結果、第2の測距部の測定結果、角度検出手段が検出した角度差をに基づき前記2つの測距対象物間の距離を測定する様構成したので、視通条件、設置条件の制約を受けることなく、2点間の距離測定が可能となる。
【0061】
又、投光光軸と対象物からの戻り光の光軸が同軸であるので、光学系の構成を簡略化できる。
【0062】
又、2の受光光軸を有する受光光学系を更に具備し、1つの受光光軸は前記一方の投光光軸から照射されたレーザ光線が測距対象物に反射された戻り光を前記受光部に導き、他の受光光軸は他方の投光光軸から照射されたレーザ光線が測距対象物に反射された戻り光を前記受光部に導く様にし、投光光軸と受光光軸を分離したので、装置内での戻り光の損失を減少させることができる等の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す断面図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】本発明の2点間の距離測定原理を示す説明図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す断面図である。
【図5】本発明の光軸偏向手段の他の例を示す説明図である。
【図6】従来例の説明図である。
【図7】該従来例に於ける測距部の説明図である。
【符号の説明】
23 固定測距光軸
24 固定測距部チョッパー
26 チョッパー
27 コリメートレンズ
28 光源
31 受光素子
34 参照光軸
41 ペンタプリズム
42 回動測距光軸
46 角度検出器

Claims (7)

  1. 可視光レーザ光線による距離を測定する距離測定装置であって、2方向にある測距対象物迄の距離測定を可能とする様第1の測距部と第2の測距部と、2方向間の角度差を検出する角度検出手段とを具備し、
    前記第2の測距部が可視光レーザ光線を回動させる回動部を有すると共に、可視光レーザ光線を第1の測距部と第2の測距部に分割する分割光学系を有し、該分割光学系は、可視光レーザ光線を直交方向に分割するミラーと、前記回動部に設けられ分割された可視光レーザ光線を直角に偏向する光学部材とを備え、第1の測距部が照射する可視光レーザ光線の照射方向と、第2の測距部が照射する可視光レーザ光線の回動面とは平行であり、
    第1の測距部の測定結果、第2の測距部の測定結果、角度検出手段が検出した角度差に基づき前記2つの測距対象物間の距離を測定する様構成したことを特徴とする距離測定装置。
  2. 前記光学部材は入射光を常に直角方向に射出し、第1の測距部が照射する可視光レーザ光線の照射方向と、第2の測距部の照射する可視光レーザ光線の回動面との平行を保つ請求項の距離測定装置。
  3. 前記光学部材はペンタプリズムである請求項の距離測定装置。
  4. 可視光レーザ光線を発する光源と、該光源からのレーザ光線を測距対象物に照射する2の投光光軸を有する投光光学系と、参照光学系と、前記光源からのレーザ光線を前記2の投光光軸に分割する第1の分割手段と、前記光源からのレーザ光線を前記投光光学系と参照光学系とに分割する第2の分割手段と、
    前記2つの投光光軸の内一方の投光光軸の回動面が他方の投光光軸と平行になる様に、前記一方の投光光軸を回転させる回転手段と、
    前記2つの投光光軸間の角度差を検出する角度検出手段と、前記対象物からの戻り光と前記参照光学系からの参照光とを受光する受光部と、前記2つの投光光軸からの戻り光、参照光に基づく前記受光部からの受光信号、前記角度検出手段からの角度検出信号に基づき前記2つの測距対象物間の距離を演算する演算制御部を具備したことを特徴とする距離測定装置。
  5. 投光光軸と対象物からの戻り光の光軸が同軸である請求項の距離測定装置。
  6. 前記光源と受光部が同軸上に配置され、前記投光光学系がコリメートレンズを有し、該コリメートレンズは前記光源からのレーザ光線を略平行光束とし、戻り光を前記受光部に集光させる請求項の距離測定装置。
  7. 2の受光光軸を有する受光光学系を更に具備し、1つの受光光軸は前記一方の投光光軸から照射されたレーザ光線が測距対象物に反射された戻り光を前記受光部に導き、他の受光光軸は他方の投光光軸から照射されたレーザ光線が測距対象物に反射された戻り光を前記受光部に導く請求項の距離測定装置。
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