JP2003106590A - ドラフトチャンバーの排気装置 - Google Patents

ドラフトチャンバーの排気装置

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JP2003106590A JP2001302217A JP2001302217A JP2003106590A JP 2003106590 A JP2003106590 A JP 2003106590A JP 2001302217 A JP2001302217 A JP 2001302217A JP 2001302217 A JP2001302217 A JP 2001302217A JP 2003106590 A JP2003106590 A JP 2003106590A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザーの要望に応じて排気流路の閉じ加減を
簡単に調節できるドラフトチャンバーを提供する。 【手段】流量調節弁13の回転軸14は、継手ダクト9に固
定された支持板16に貫通している。回転軸14には開度検
知体23が固定されている。全開状態で開度検知体23を検
知する第1リミットスイッチ25は支持板16に固定されて
いる。閉じ状態で開度検知体23を検知する第2リミット
スイッチ26は取付け板27に固定されている。取付け板27
は回転軸14の軸心回りに回動させることができ、かつ、
円弧状の長穴29を介してねじ30で支持板16に固定されて
いる。取付け板27の姿勢を変えることにより、開度検知
体23で第2リミットスイッチ26を作動させるタイミング
(すなわち、継手ダクト9の最小開度)を調節できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドラフトチャンバ
ー(ヒュームフード)の排気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ドラフトチャンバーでは化学薬品を多用
するため、作業空間の上部にダクトを接続し、このダク
トから作業空間の空気を排気している。
【0003】その場合、ダクトの内部にダンパー状(バ
タフライ状)の流量調節弁を回転自在に設けて、作業中
は流量調節弁を全開又はそれに近い状態に開き、非作業
時には流量調節弁を閉じるように調節している。
【0004】流量調節弁の回転操作はモータで行われて
おり、回転軸に固定した開度検知体を開き位置検知用リ
ミットスイッチと閉じ位置検知用リミットスイッチとに
選択的に当てることにより、モータの停止制御を行って
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ドラフトチ
ャンバーのユーザーは、作業をしていない状態での排気
状態として、排気ダクトが流量調節弁で完全に締め切ら
れている完全遮断方式を望む場合と、流量調節弁を僅か
に空けて多少は排気している微量漏洩方式とを望む場合
とがある。
【0006】例えば、非作業状態で作業空間に全く有害
ガスが存在しない場合は完全遮断方式を採用しても差し
支えないが、非作業状態でも僅かながらガスが発生する
虞がある場合は微量漏洩方式を採用する必要がある。
【0007】また、多数のドラフトチャンバーを並設し
ている場合、メインダクトに枝ダクトを接続して、各枝
ダクトを各ドラフトチャンバーに接続しているが、この
場合、他のドラフトチャンバーで発生した有害ガスが各
枝ダクトを介して非使用中のドラフトチャンバーに流入
するのを防止するため、微量漏洩方式を採用することも
ある。
【0008】そして、従来は、閉じ位置検知用リミット
スイッチの取付け位置をずらすか、或いは、開度検知体
を完全遮断方式用と微量漏洩方式用との2種類用意する
かして、開度検知体が閉じ位置検知用リミットスイッチ
に当たるタイミングを変えることにより、完全遮断状態
と微量漏洩状態とに対応していた。
【0009】すなわち、完全遮断方式のドラフトチャン
バーと微量漏洩方式のドラフトチャンバーとを別々に製
造していた。
【0010】しかし、リミットスイッチの取付け位置を
変える方法では、リミットスイッチを固定するビスがね
じ込まれるねじ穴の位置を変更しなければならないため
作業が面倒であり、他方、2種類の開度検知体を用意す
るのは加工や管理に手間がかかるという問題があった。
【0011】また、これら従来の方法では、完全遮断状
態か微量漏洩状態かは出荷段階で決まっているため、ユ
ーザーがドラフトチャンバーを購入した後に流量調節弁
の閉じ状態を切り換えようとすると、工事が厄介である
という問題もあった。
【0012】更に、ドラフトチャンバーでの作業内容の
変化に対応してユーザーが微量漏洩状態での流量を変え
たい場合があるが、従来は微量漏洩状態での排気流量は
予め設定された状態のままであるため、ドラフトチャン
バーの購入後に漏洩量を変える場合の工事も厄介であっ
た。
【0013】本発明は、このような現状を改善すること
を課題とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、壁
や扉等で囲われた作業空間と、作業空間内の空気を外部
に吸引する排気流路とを備えており、前記排気流路の内
部には、モータ等のアクチェータで操作し得る流量調節
弁を設けているドラフトチャンバーにおいて、前記流量
調節弁の開き姿勢を検知する第1センサーと、流量調節
弁の閉じ姿勢を検知する第2センサーと、両センサーの
うち少なくとも何れか一方のセンサーによる流量調節弁
の姿勢検知タイミングを調節できる調節手段を設けてい
る。
【0015】請求項2の発明では、請求項1において、
前記センサーは接触式のリミットスイッチである一方、
前記流量調節弁は、排気流路を横切って延びる回転軸と
一体に回転するダンパー状(又はバタフライ状)に構成
されており、前記回転軸のうち排気流路の外側に露出し
た部分に、モータのような回転駆動用アクチェータが接
続されていると共に、当該回転軸の回転によって第1セ
ンサーと第2センサーとに選択的に当接する開度検知体
を固定している。
【0016】更に、前記調節手段として、前記第2セン
サーが固定された取付け板を、前記回転軸の軸心回りに
無段階的に回動調節し得るように設けることにより、第
2センサーによる開度検知体の検知タイミングを無段階
的に調節可能としている。
【0017】
【発明の作用・効果】本発明によると、例えば排気流路
の閉じ状態において完全遮断方式と微量漏洩方式とをユ
ーザーの要望に応じて提供する場合のように、排気流路
の閉じ状態や開き状態での流量調節弁の姿勢を異ならせ
たドラフトチャンバーを提供するにおいて、排気態様が
異なる複数種類のドラフトチャンバーを製造する必要は
なく、1種類のドラフトチャンバーを製造しておいて、
姿勢調節手段を操作してセンサーによる流量調節弁の姿
勢検知タイミングを調節するだけで、ユーザーの異なる
要望に応えることができる。
【0018】従って、ドラフトチャンバーの製造の手間
や製品管理の手間を軽減することができる。また、いっ
たんユーザーに納入した後でも簡単に排気流路の閉じ状
態又は開き状態を変更できるため、作業内容の変更に的
確に対応することができる利点もある。
【0019】請求項2のように構成すると、取付け板の
姿勢を無段階的に調節できるため、微量漏洩方式におけ
る閉じ状態での排気量を無段階的に調節することがで
き、その結果、作業内容の変更により的確に対応するこ
とができる。
【0020】
【発明の実施形態】次に、本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。
【0021】(1).第1実施形態(図1〜図6) ≪概要≫図1〜図6では第1実施形態を示している。図
1はドラフトチャンバーの斜視図であり、この図に示す
ように、ドラフトチャンバーは、左右側板1と、天板2
と図面では隠れて見えない背板及び底板を備えている。
これら左右側板1と天板2と背板と底板とで本体が構成
されていると共に、これらで囲われた部位が前向き開口
の作業空間3になっている。
【0022】作業空間3の開口部のうち上部はランマパ
ネル4で塞がれており、それよりも下方の部位には、側
板1の前端縁に沿って昇降する扉枠5が配置されてい
る。扉枠5には、透明板性の複数枚の引き戸6を装着し
ている。従って、引き戸6を開いて作業をすることもで
きるし、扉枠5を大きく上昇させて作業をすることもで
きる。
【0023】左右側板1の前端間のうち天板2よりも上
方の部位には点検パネル7を配置している。本実施形態
では、点検パネル7は矢印Aで示すように、その下端縁
を中心にして下向きに回動させることができ、これによ
り、天板2の上方の空間を前向きに開口させることがで
きる。
【0024】図示していないが、天板2には、作業空間
3のための照明装置を設けており、点検パネ7を下向き
回動させることにより、灯具の交換や点検、或いは後述
する排気装置8の調節などを行うことができる。
【0025】点検パネル7は回動式とすることには限ら
ず、左右側板に対して着脱自在な引っ掛け式としたり、
ねじで側板1に固定したりすることもできる。要は、天
板2の上方の空間を開口させ得れば良い。なお、ランマ
パネル4は固定式でも良いし、簡単に取り外しできる方
式や開閉式でも良い。
【0026】本体の天板2には、排気装置8を構成する
継手ダクト9が固定されている。継手ダクト9は作業空
間3に開口しており、この継手ダクト9に、蛇腹状フレ
キシブルチューブやパイプのような管材からなる枝ダク
ト10を接続し、更に、枝ダクト10はメインダクト1
1に接続されている。本実施形態では、継手ダクト9と
枝ダクト10とで排気流路が構成されている。
【0027】メインダクト11の一端には吸引ファンや
真空ポンプが接続されており、多数のドラフトチャンバ
ーの作業空間3から一斉に排気することができる。な
お、各ドラフトチャンバーの枝ダクト10にそれぞれ吸
引ファンを設けることも可能である。
【0028】≪排気装置の詳細≫以下、図2以下の図面
を参照して排気装置8について説明する。図2は一部破
断斜視図、図3は一部破断平面図、図4は図3のIV−IV
視断面図、図5(A)は図3の V-V視断面図、図6は作
用を示す図である。
【0029】図2や図5に示すように、継手ダクト9の
上部は小径部9aになっており、この小径部9aに枝ダ
クト10を嵌め込んでバンド12で固定している。ま
た、継手ダクト9の下端部にはフランジ12bを設けて
おり、このフランジ12bを天板2に固定している。本
実施形態では継手ダクト9は腐食防止のため合成樹脂製
としているが、耐腐食性の金属製でも良い。
【0030】継手ダクト9の内部にはバタフライ式の流
量調節弁(ダンパー)13を配置している。流量調節弁
13は合成樹脂製であり、継手ダクト9の軸心と直交し
た方向に延びる回転軸14に固定されている。流量調節
弁13は、回転軸13が嵌まる筒部13aを備えてい
る。
【0031】本実施形態では、流量調節弁13は、筒部
13aと2つの半円状弁体との3つの部材からなってお
り、筒部13aに弁体を溶接して単一形態と成してい
る。もちろん、当初から一体物として成形しても良い
し、回転軸14を一体成形しても良い。
【0032】継手ダクト9には、筒部13aの一端部が
回転自在に嵌まる軸受け部15を一体に設けている。継
手ダクト9に流量調節弁13を組み付けるに当たって
は、継手ダクト9に筒部13aを挿入してから、筒部1
3aに半円状の弁体を溶接するようにしている。
【0033】流量調節弁13を筒部13aが連設された
形態に当初から成形した場合は、図3に一点鎖線で示す
ように、継手ダクト9を二つ割り状に成形された2つの
部材で構成し、これら2つの部材を、流量調節弁13の
筒部13a,13bを嵌め入れた状態で重ね合わせてか
ら、両者の接合箇所を溶接又は接着すれば良い。
【0034】回転軸14は、継手ダクト9の外側に鉛直
姿勢で配置した支持板16に貫通している。支持板16
は一対の足17を備えており、足17を継手ダクト9に
溶接している。本実施形態では支持板16も合成樹脂製
である(勿論、金属板製でも良い)。
【0035】支持板16には平面視コ字状(箱型でも良
い)のブラケット18をねじ止め等によって固定してお
り、ブラケット18の外面に、アクチェータの一例とし
てのモータ19を固定している。モータ19の出力軸2
0はカップリング21によって回転軸14と連結されて
いる。流量調節弁13の筒部13aはねじ24で回転軸
14に固定されている。
【0036】従って、モータ18を正逆駆動することに
より、流量調節弁13を回転制御することができる。モ
ータ19はステップモータやサーボモータのように回転
を小刻みに制御できるものでも良いし、減速機付きの通
常のモータでもよい。モータ19はブラケット18は、
取り外し自在なカバー22で覆われている。
【0037】流量調節弁13の筒部13aのうち支持板
16の外側の部位には、支持板16と若干の隙間を空け
た状態で扇型で板状の開度検知体23が一体成形されて
いる(開度検知板23は筒部13aと別部材としても良
い)。
【0038】開度検知体23を挟んだ前後両側には、セ
ンサーの一例として、開き状態を検知するための第1リ
ミットスイッチ25と、閉じ状態を検知するための第2
リミットスイッチ26とを振り分けた状態に配置してい
る。
【0039】第1リミットスイッチ25は支持板16に
ねじ(図示せず)で固定されており、図5(A)に示す
ように流量調節弁13が完全に開いた姿勢になると、開
度検知体23の外周面が接触子25aに当接してONに
なり(通電して信号が流れ)、モータ19が回転停止す
るように設定されている。
【0040】第2リミットスイッチ26は、支持板16
に重ね固定された取付け板27にねじで固定されてお
り、開度検知体23の外周面が接触子26aに当接する
とONになって(通電して信号が流れて)、モータ19
の回転が停止するように設定されている。
【0041】取付け板27は調節手段の一例であり、図
5から容易に理解できるように、流量調節弁13の筒部
13bにきっちり嵌まる切り開き穴28が形成されてお
り、更に、回転軸14を中心に延びる円弧状の長穴29
が形成されており、この長穴29に挿入してねじ30で
支持板16に固定されている。
【0042】≪作用・実施形態の利点≫従って、ねじ3
0を緩めて取付け板27を回転軸14の軸心回りに回動
させてから、ねじ30を締め込んで取付け板27を支持
板16に固定するという作業をにより、開度検知体23
が第2リミットスイッチ26を作動させるタイミング、
すなわち流量調節弁13の閉じ角度を無段階的に調節す
ることができる。
【0043】図6(A)に示す例では、流量調節弁13
で継手ダクト9の内部を完全に遮断した状態のときに、
開度検知体23によって第2リミットスイッチ26がO
Nになってモータ19が停止するように設定している。
すなわち、この場合は、完全遮断方式になっている。
【0044】図6(B)に示す例では、(A)の状態よ
りも取付け板27を半時計回りに若干の角度θだけ回動
させた状態にしている。この場合は、(A)の場合より
も開度検知体23が第2リミットスイッチ26の接触子
26aに当たるタイミングが早くなるため、閉じ状態で
も継手ダクト9からは多少の排気が行われる微量漏洩方
式になっている。
【0045】流量調節弁13の最大閉じ角度は必要に応
じて自由に設定することができ、相当の流量で排気され
る状態で流量調節弁13の回転が停止されるように設定
することも可能である。
【0046】本実施形態では、流量調節弁13の筒部1
3aに開度検知体23を一体成形しているため、取付け
板27に切り開き穴28を形成しているが、開度検知板
23が筒部13aと分離構成されている場合は、取付け
板27には、筒部13bに嵌まる丸穴を形成しても良
い。
【0047】本実施形態のように調節手段として取付け
板27を採用し、これに第2リミットスイッチ26を取
付けると、第1リミットスイッチ25の作動タイミング
は一定のままで、第2リミットスイッチ26の作動タイ
ミングだけを調節できるため、閉じ状態での開度だけを
調節する方式に好適である。
【0048】図1に実線で示すように、排気装置8の調
節部はドラフトチャンバーの正面視で横向きに張り出し
た状態で継手ダクト9に取付けているが、図1に一点差
線で示すようにドラフトチャンバーの手前側に向く状態
で継手ダクト9に取付けると、本実施形態のように取付
け板27の姿勢変更を手作業で行う場合、その作業を簡
単に行える利点がある。
【0049】図4に一点鎖線で示すように、第2リミッ
トスイッチ26のための取付け板27と対象形状の取付
け板27′を支持板16に重ね固定することにより、第
1リミットスイッチ25による開度検知体23の検知タ
イミングを調節することも可能である。
【0050】この場合、2枚の取付け板27,27′は
共に筒部13aに嵌まっているが、両取付け板27,2
7′が筒部13aに嵌まっている基端部は、互いに干渉
しないように、一方は支持板16に重なり、他方は支持
板16との間に間隔が空くように段違い状に形成されて
いる。
【0051】(2).第2実施形態(図7〜図ち8) 図7〜図8では第2実施形態を示している。図7は正面
図、図8は図7のVIII−VIII視断面図である。
【0052】この実施形態では、第1実施形態と同様に
回転軸14の軸心回りに回動可能な取付け板27に第2
リミットスイッチ26を設けた場合において、開度検知
体23の円弧状外周面にギア部32を形成する一方、支
持板16の裏面に補助モータ33を固定し、補助モータ
33の出力軸に固定したギア34を開度検知体23のギ
ア部32に噛合させている。
【0053】詳細は省略するが、取付け板27はねじ3
0によって支持板16に固定されてはおらず、ねじ30
は、開度検知体23の回動を許容した状態で、開度検知
体23を支持板16に密着させている。
【0054】従って、補助モータ33を駆動して取付け
板27を回動させることにより、第2リミットスイッチ
26が作動するタイミングを遠隔的に調節することがで
きる。この例から理解できるように、取付け板27のよ
うな調節手段は、手作業で調節するのみでなく、モータ
等のアクチェータ(動力駆動手段)によって自動的(遠
隔的)に調節して良い。
【0055】この例では、取付け板27と補助モータ3
3とで調節手段が構成されている。なお、補助モータ3
3は支持板16の外面に固定しても良い。また、電磁ソ
レノイドなどのような他のアクチェータを使用すること
も可能である。
【0056】(3).第3実施形態(図9) 図3では第3実施形態を示している。この実施形態で
は、第1開度検知体23′に第2開度検知体23″を重
ね合わせ、第1開度検知体23′で第1リミットスイッ
チ25を作動させ、第2開度検知体23″で第2リミッ
トスイッチ26を作動させるようにしている。本例では
両リミットスイッチ25,26とも支持板16に固定さ
れている。
【0057】そして、両開度検知体23′,23″とも
回転軸14と一体に回転するようになっているが、第2
開度検知体23″に形成した円弧状の長穴35から第2
開度検知体23にねじ36をねじ込むことにより、第2
開度検知体23″と第1開度検知体23′との相対姿勢
を調節できるようにしている。この場合は、第2開度検
知体23″が調節手段に相当する。
【0058】第1リミットスイッチ25の接触子25a
と第2リミットスイッチ26の接触子26aとは支持板
16からの距離を異ならせており、このため、第1リミ
ットスイッチ25の接触子25aは第1開度検知体2
3′のみと当接し、第2リミットスイッチ26の接触子
26aは第2開度検知体23″のみと当接する。
【0059】(4).その他 本発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。
例えば流量調節弁の形態は実施形態のようなダンパー方
式(バタフライ方式)には限らず、ニードル式やシャッ
ター式のような他の形態・構造でも良い。
【0060】また、センサーもリミットスイッチ(マイ
クロスイッチ)には限らず、他の接触式スイッチや光電
式等の非接触式センサー類も採用できる。更に、調節手
段は図示した取付け板や第2開度検知体のような板状の
部材に限らず、アーム状などの他の形態でも良い。
【0061】ドラフトチャンバーの形式としては、前面
のみを開口したタイプに限らず、2面に扉を設けたもの
や4周全面に扉を設けたものなどがあるが、本願発明は
いずれのドラフトチャンバーにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るドラフトチャンバーの外観
斜視図である。
【図2】排気装置の一部破断斜視図である。
【図3】排気装置の一部破断平面図である。
【図4】図3のIV−IV視断面図である。
【図5】(A)は図3の V-V視断面図、(B)は取付け
板と回転軸との分離図である。
【図6】作用を示す図である。
【図7】第2実施形態の正面図である。
【図8】図7のVIII−VIII視断面図である。
【図9】第3実施形態の正面図である。
【符号の簡単な説明】
1 側板 2 天板 3 作業空間 7 点検パネル 8 排気装置 9 排気流路を構成する継手ダクト 10 排気流路を構成する枝ダクト 11 メインダクト 13 流量調節弁 14 回転軸 16 支持板 19 モータ 23 開度検知体 25,26 センサーの一例としてのリミットスイッチ 27 調節手段の一例としての取付け板 29 円弧状の長穴 30 ねじ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁や扉等で囲われた作業空間と、作業空間
    内の空気を外部に吸引する排気流路とを備えており、前
    記排気流路の内部には、モータ等のアクチェータで操作
    し得る流量調節弁を設けているドラフトチャンバーにお
    いて、 前記流量調節弁の開き姿勢を検知する第1センサーと、
    流量調節弁の閉じ姿勢を検知する第2センサーと、両セ
    ンサーのうち少なくとも何れか一方のセンサーによる流
    量調節弁の姿勢検知タイミングを調節できる調節手段を
    設けている、ドラフトチャンバーの排気装置。
  2. 【請求項2】前記センサーは接触式のリミットスイッチ
    である一方、 前記流量調節弁は、排気流路を横切って延びる回転軸と
    一体に回転するダンパー状(又はバタフライ状)に構成
    されており、前記回転軸のうち排気流路の外側に露出し
    た部分に、モータのような回転駆動用アクチェータが接
    続されていると共に、当該回転軸の回転によって第1セ
    ンサーと第2センサーとに選択的に当接する開度検知体
    を固定しており、 更に、前記調節手段として、前記第2センサーが固定さ
    れた取付け板を、前記回転軸の軸心回りに無段階的に回
    動調節し得るように設けることにより、第2センサーに
    よる開度検知体の検知タイミングを無段階的に調節可能
    としている、請求項1に記載したドラフトチャンバーの
    排気装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008045782A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Denso Corp クリーンルーム用局所排気装置
KR100855711B1 (ko) 2008-03-28 2008-09-03 심창섭 환기장치용 댐퍼 제어장치
CN111426492A (zh) * 2020-03-13 2020-07-17 上海外高桥造船有限公司 通风系统测量装置
KR102186434B1 (ko) * 2019-07-04 2020-12-03 김성원 로터리 댐퍼
CN114465119A (zh) * 2022-02-14 2022-05-10 江苏大浪电气有限公司 一种安装组件及使用该组件的配电柜发热监控装置

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