JP2003106396A - トルクコンバータ - Google Patents
トルクコンバータInfo
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H41/00—Rotary fluid gearing of the hydrokinetic type
- F16H41/24—Details
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H45/00—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
- F16H45/02—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
- F16H2045/0273—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type characterised by the type of the friction surface of the lock-up clutch
- F16H2045/0294—Single disk type lock-up clutch, i.e. using a single disc engaged between friction members
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H45/00—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
- F16H45/02—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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- Y10T74/19—Gearing
- Y10T74/19149—Gearing with fluid drive
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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- Y10T74/21—Elements
- Y10T74/2121—Flywheel, motion smoothing-type
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 リングギヤに慣性モーメントを発生する機能
を付加して、小さな設置スペースで必要とする慣性モー
メントを発生させることができ、しかも取付けを容易に
行う。 【解決手段】 エンジンからドライブプレート９を介し
て回転駆動力が伝達されるコンバータカバー６を構成す
るフロントカバー２の外周側の円筒部２ｂに、スタータ
用リングギヤ１０Ｇを配設する。このスタータ用リング
ギヤ１０Ｇは、フロントカバー２の円筒部２ｂの外周面
に沿う円筒部１０ａの後方側にスタータモータ１０Ｍの
出力軸に取付けたピニオン１０Ｐに噛合するリングギヤ
部１０ｂが形成され、前方側にイナーシャリング部１０
ｃが形成された構成を有する。
を付加して、小さな設置スペースで必要とする慣性モー
メントを発生させることができ、しかも取付けを容易に
行う。 【解決手段】 エンジンからドライブプレート９を介し
て回転駆動力が伝達されるコンバータカバー６を構成す
るフロントカバー２の外周側の円筒部２ｂに、スタータ
用リングギヤ１０Ｇを配設する。このスタータ用リング
ギヤ１０Ｇは、フロントカバー２の円筒部２ｂの外周面
に沿う円筒部１０ａの後方側にスタータモータ１０Ｍの
出力軸に取付けたピニオン１０Ｐに噛合するリングギヤ
部１０ｂが形成され、前方側にイナーシャリング部１０
ｃが形成された構成を有する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン等の回転
駆動源から動力が伝達されるコンバータカバーを備えた
トルクコンバータに関し、特に回転駆動源から伝達され
る伝達力のトルク変動及び共振を抑制する慣性力を効果
的に確保するようにしたものである。
駆動源から動力が伝達されるコンバータカバーを備えた
トルクコンバータに関し、特に回転駆動源から伝達され
る伝達力のトルク変動及び共振を抑制する慣性力を効果
的に確保するようにしたものである。
【０００２】
【従来の技術】この種のトルクコンバータとしては、例
えば図３に示す構成を有するものが知られている。この
従来例は、エンジンの出力軸に取付けられたドライブプ
レート５１が連結部５２でトルクコンバータ５３を構成
するコンバータカバー５４に連結され、このコンバータ
カバー５４の外周面にエンジンから伝達される回転駆動
力のトルク変動及び共振を抑制する慣性モーメントを発
生するイナーシャリング５５が取付けられていると共
に、ドライブプレート５１にスタータモータのピニオン
が噛合するスタータリングギヤ５６が取付けられた構成
を有する。
えば図３に示す構成を有するものが知られている。この
従来例は、エンジンの出力軸に取付けられたドライブプ
レート５１が連結部５２でトルクコンバータ５３を構成
するコンバータカバー５４に連結され、このコンバータ
カバー５４の外周面にエンジンから伝達される回転駆動
力のトルク変動及び共振を抑制する慣性モーメントを発
生するイナーシャリング５５が取付けられていると共
に、ドライブプレート５１にスタータモータのピニオン
が噛合するスタータリングギヤ５６が取付けられた構成
を有する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のトルクコンバータにあっては、トルクコンバータカ
バー５４の外周面にイナーシャリング５５を取付けるこ
とにより、十分な慣性モーメントを発生して、エンジン
からトルクコンバータに伝達される回転駆動力にエンジ
ンで発生されたトルク変動や共振を効果的に抑制するこ
とができるものであるが、トランスミッション側にスタ
ータモータを配置する場合には、トルクコンバータ側に
イナーシャリングとスタータリングギヤとを配設する必
要があり、両者を配置するために大きなスペースが必要
となると共に、イナーシャリングとスタータリングギヤ
とを取付ける取付作業が困難であるという未解決の課題
がある。
来のトルクコンバータにあっては、トルクコンバータカ
バー５４の外周面にイナーシャリング５５を取付けるこ
とにより、十分な慣性モーメントを発生して、エンジン
からトルクコンバータに伝達される回転駆動力にエンジ
ンで発生されたトルク変動や共振を効果的に抑制するこ
とができるものであるが、トランスミッション側にスタ
ータモータを配置する場合には、トルクコンバータ側に
イナーシャリングとスタータリングギヤとを配設する必
要があり、両者を配置するために大きなスペースが必要
となると共に、イナーシャリングとスタータリングギヤ
とを取付ける取付作業が困難であるという未解決の課題
がある。
【０００４】そこで、本発明は、上記従来例の未解決の
課題に着目してなされたものであり、リングギヤに慣性
モーメントを発生する機能を付加して、小さな設置スペ
ースで必要とする慣性モーメントを発生させることがで
き、しかも取付けを容易に行うことができるトルクコン
バータを提供することを目的としている。
課題に着目してなされたものであり、リングギヤに慣性
モーメントを発生する機能を付加して、小さな設置スペ
ースで必要とする慣性モーメントを発生させることがで
き、しかも取付けを容易に行うことができるトルクコン
バータを提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１に係るトルクコンバータは、回転駆動源か
らの回転駆動力が伝達されるコンバータカバーと、該コ
ンバータカバーに一体に形成されたポンプインペラと、
該ポンプインペラから流体を介して動力伝達されるター
ビンランナーと、前記ポンプインペラに接離自在に配設
されたロックアップ機構とを備えたトルクコンバータに
おいて、前記コンバータカバーの外周部に慣性モーメン
トを付与可能なリングギヤを配設したことを特徴として
いる。
に、請求項１に係るトルクコンバータは、回転駆動源か
らの回転駆動力が伝達されるコンバータカバーと、該コ
ンバータカバーに一体に形成されたポンプインペラと、
該ポンプインペラから流体を介して動力伝達されるター
ビンランナーと、前記ポンプインペラに接離自在に配設
されたロックアップ機構とを備えたトルクコンバータに
おいて、前記コンバータカバーの外周部に慣性モーメン
トを付与可能なリングギヤを配設したことを特徴として
いる。
【０００６】この請求項１に係る発明では、コンバータ
カバーの外周部に設けたリングギヤに慣性モーメントを
付与することができる構成としたので、自動変速機側に
スタータモータを設置する場合に、リングギヤをコンバ
ータカバーに取付けるだけで必要な慣性モーメントを確
保することができる。また、請求項２に係るトルクコン
バータは、請求項１に係る発明において、前記リングギ
ヤは、コンバータカバーの外周部に配設されたギヤを形
成した円筒部と、該円筒部の前端から内方に延長するフ
ランジ部とで構成され、前記フランジ部に前記回転駆動
源からの回転駆動力が伝達される連結部が形成されてい
ることを特徴としている。
カバーの外周部に設けたリングギヤに慣性モーメントを
付与することができる構成としたので、自動変速機側に
スタータモータを設置する場合に、リングギヤをコンバ
ータカバーに取付けるだけで必要な慣性モーメントを確
保することができる。また、請求項２に係るトルクコン
バータは、請求項１に係る発明において、前記リングギ
ヤは、コンバータカバーの外周部に配設されたギヤを形
成した円筒部と、該円筒部の前端から内方に延長するフ
ランジ部とで構成され、前記フランジ部に前記回転駆動
源からの回転駆動力が伝達される連結部が形成されてい
ることを特徴としている。
【０００７】この請求項２に係る発明では、リングギヤ
を円筒部とフランジ部とで構成し、円筒部にギヤを形成
すると共に、フランジ部に回転駆動源からの回転駆動力
が伝達される連結部を形成したので、慣性モーメントを
発生する質量部を広くとることができると共に、ギヤ、
イナーシャリング及び連結部の機能を一体化することが
でき、さらに連結部に対応するコンバータカバーの剛性
を向上させることができる。
を円筒部とフランジ部とで構成し、円筒部にギヤを形成
すると共に、フランジ部に回転駆動源からの回転駆動力
が伝達される連結部を形成したので、慣性モーメントを
発生する質量部を広くとることができると共に、ギヤ、
イナーシャリング及び連結部の機能を一体化することが
でき、さらに連結部に対応するコンバータカバーの剛性
を向上させることができる。
【０００８】さらに、請求項３に係るトルクコンバータ
は、請求項１又は２に係る発明において、前記リングギ
ヤはスタータ用リングギヤであることを特徴としてい
る。この請求項３に係る発明では、リングギヤとしてス
タータ用リングギヤが適用されているので、スタータ用
リングギヤ及びイナーシャリングの機能を一体化するか
又はこれに連結部の機能を付加することができる。
は、請求項１又は２に係る発明において、前記リングギ
ヤはスタータ用リングギヤであることを特徴としてい
る。この請求項３に係る発明では、リングギヤとしてス
タータ用リングギヤが適用されているので、スタータ用
リングギヤ及びイナーシャリングの機能を一体化するか
又はこれに連結部の機能を付加することができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
について説明する。図１は本発明の第１の実施形態を示
す断面図であって、図中、１はトルクコンバータであ
り、このトルクコンバータ１は回転駆動源としての例え
ばエンジンの出力軸に連結されるフロントカバー２とこ
のフロントカバー２の後方側に一体に取付けられ且つ自
動変速機３におけるミッションケース３Ｍの前端面に配
設されたオイルポンプケース４に回転自在に保持された
リヤカバー５とで構成されるコンバータカバー６を有
し、このコンバータカバー６がミッションケース３Ｍの
前端面に連結されたコンバータハウジング３Ｃ内に配設
されている。
について説明する。図１は本発明の第１の実施形態を示
す断面図であって、図中、１はトルクコンバータであ
り、このトルクコンバータ１は回転駆動源としての例え
ばエンジンの出力軸に連結されるフロントカバー２とこ
のフロントカバー２の後方側に一体に取付けられ且つ自
動変速機３におけるミッションケース３Ｍの前端面に配
設されたオイルポンプケース４に回転自在に保持された
リヤカバー５とで構成されるコンバータカバー６を有
し、このコンバータカバー６がミッションケース３Ｍの
前端面に連結されたコンバータハウジング３Ｃ内に配設
されている。
【００１０】フロントカバー２は、前端面の円板部２ａ
とこの円板部２ａの外周端から後方に延長する円筒部２
ｂとで構成されている。ここで、円板部２ａの中央部に
外周部に比較して後方側に僅かに凹んだ凹部２ｃが形成
され、この凹部２ｃの中心位置に前方に突出する軸部２
ｄが形成されている。また円板部２ａにおける凹部２ｃ
の外周側にエンジン等の回転駆動源と連結する連結部を
構成する例えば４つのナット７が円周方向に所定間隔を
保って溶接によって固定されている。
とこの円板部２ａの外周端から後方に延長する円筒部２
ｂとで構成されている。ここで、円板部２ａの中央部に
外周部に比較して後方側に僅かに凹んだ凹部２ｃが形成
され、この凹部２ｃの中心位置に前方に突出する軸部２
ｄが形成されている。また円板部２ａにおける凹部２ｃ
の外周側にエンジン等の回転駆動源と連結する連結部を
構成する例えば４つのナット７が円周方向に所定間隔を
保って溶接によって固定されている。
【００１１】そして、図１で二点鎖線図示のように、回
転駆動源としてのエンジンの出力軸に連結された連結部
材としてのドライブプレート９がナット７に連結されて
いる。このドライブプレート９は、中心部にフロントカ
バー２に設けた軸部２ｄに係合する位置決め凹部８ａを
形成した突出部８ｂを有するクランクシャフト８の突出
部８ｂを挿通する挿通穴９ａが形成されている。このド
ライブプレート９がその挿通穴９ａにクラックシャフト
８の突出部８ｂを挿通した状態でクランクシャフト８に
ボルト締めされ、且つ外周部におけるナット７に対向す
る位置に穿設された透孔９ｂを通じてボルト９ｃをナッ
ト７に螺合させることにより、フロントカバー２と一体
に連結される。
転駆動源としてのエンジンの出力軸に連結された連結部
材としてのドライブプレート９がナット７に連結されて
いる。このドライブプレート９は、中心部にフロントカ
バー２に設けた軸部２ｄに係合する位置決め凹部８ａを
形成した突出部８ｂを有するクランクシャフト８の突出
部８ｂを挿通する挿通穴９ａが形成されている。このド
ライブプレート９がその挿通穴９ａにクラックシャフト
８の突出部８ｂを挿通した状態でクランクシャフト８に
ボルト締めされ、且つ外周部におけるナット７に対向す
る位置に穿設された透孔９ｂを通じてボルト９ｃをナッ
ト７に螺合させることにより、フロントカバー２と一体
に連結される。
【００１２】さらに、フロントカバー２の円筒部２ｂの
外周面に、コンバータハウジング３Ｃ内に配設されたス
ターターモータ１０Ｍに取付けられたピニオン１０Ｐが
噛合するリングギヤとしてのスタータ用リングギヤ１０
Ｇが溶接によって配設されている。このスタータ用リン
グギヤ１０Ｇは、フロントカバー２の円筒部２ｂの軸方
向長さと略等しい長さの円筒体１０ａで構成され、この
円筒体１０ａの後方側半部にリングギヤ部１０ｂが形成
され、前方側半部がイナーシャリング１０ｃを構成して
いる。
外周面に、コンバータハウジング３Ｃ内に配設されたス
ターターモータ１０Ｍに取付けられたピニオン１０Ｐが
噛合するリングギヤとしてのスタータ用リングギヤ１０
Ｇが溶接によって配設されている。このスタータ用リン
グギヤ１０Ｇは、フロントカバー２の円筒部２ｂの軸方
向長さと略等しい長さの円筒体１０ａで構成され、この
円筒体１０ａの後方側半部にリングギヤ部１０ｂが形成
され、前方側半部がイナーシャリング１０ｃを構成して
いる。
【００１３】また、リヤカバー５は、オイルポンプケー
ス４に回転自在に支持された円筒部５ａとその前端縁か
ら外方に延長する円板部５ｂとで断面Ｌ字状に形成され
たインナ部材５ｃと、このインナ部材５ｃの円板部５ｂ
の外周円から後方側に弯曲しながら外方に延長し、フロ
ントカバー２の円筒部２ｂの内周面に係合するアウタ部
材５ｄとで構成され、インナ部材５ｃとアウタ部材５ｄ
とがその接合面で溶接されていると共に、アウタ部材５
ｄの外周面におけるフロントカバー２の円筒部２ｂとの
接合面でフロントカバー２に溶接されている。
ス４に回転自在に支持された円筒部５ａとその前端縁か
ら外方に延長する円板部５ｂとで断面Ｌ字状に形成され
たインナ部材５ｃと、このインナ部材５ｃの円板部５ｂ
の外周円から後方側に弯曲しながら外方に延長し、フロ
ントカバー２の円筒部２ｂの内周面に係合するアウタ部
材５ｄとで構成され、インナ部材５ｃとアウタ部材５ｄ
とがその接合面で溶接されていると共に、アウタ部材５
ｄの外周面におけるフロントカバー２の円筒部２ｂとの
接合面でフロントカバー２に溶接されている。
【００１４】そして、インナ部材５ｃの円筒部５ａがブ
ッシュ４ａを介してオイルポンプケース４に回転自在に
支持されていると共に、先端部がオイルポンプケース４
に収納されたオイルポンプ４ｂに連結されている。ま
た、リヤカバー５のアウタ部材５ｄの内周面にポンプイ
ンペラ１１が取付けられ、これと対向する位置にタービ
ンランナー１２が配設され、ポンプインペラ１１及びタ
ービンランナー１２の中央部にオイルポンプケース４の
裏面側を覆うオイルポンプカバー１３に後方に突出形成
された円筒支持部１３ａにワンウェイクラッチ１４を介
してステータブレード１５が配設されている。
ッシュ４ａを介してオイルポンプケース４に回転自在に
支持されていると共に、先端部がオイルポンプケース４
に収納されたオイルポンプ４ｂに連結されている。ま
た、リヤカバー５のアウタ部材５ｄの内周面にポンプイ
ンペラ１１が取付けられ、これと対向する位置にタービ
ンランナー１２が配設され、ポンプインペラ１１及びタ
ービンランナー１２の中央部にオイルポンプケース４の
裏面側を覆うオイルポンプカバー１３に後方に突出形成
された円筒支持部１３ａにワンウェイクラッチ１４を介
してステータブレード１５が配設されている。
【００１５】ここで、タービンランナー１２は、その内
側に配設されたタービンハブ１２ａがミッションケース
に回転自在に支持された回転軸１６にスプライン結合さ
れている。また、フロントカバー２とタービンランナー
１２との間には、中心部に係合円筒部１８ａを有するロ
ックアップピストン１８が配設されている。係合円筒部
１８ａはタービンハブ１２ａの円筒部１２ｂに軸方向に
変位可能で且つタービンハブ１２ａと一体回転可能に係
合されている。
側に配設されたタービンハブ１２ａがミッションケース
に回転自在に支持された回転軸１６にスプライン結合さ
れている。また、フロントカバー２とタービンランナー
１２との間には、中心部に係合円筒部１８ａを有するロ
ックアップピストン１８が配設されている。係合円筒部
１８ａはタービンハブ１２ａの円筒部１２ｂに軸方向に
変位可能で且つタービンハブ１２ａと一体回転可能に係
合されている。
【００１６】ロックアップピストン１８の外周側におけ
るフロントカバー２に配設したナット７に対向する位置
には、ロックアップフェーシング２０が設けられ、この
ロックアップフェーシング２０に対向するフロントカバ
ー２の内周面が回転軸１６と直交する平坦面２１とされ
ている。次に、上記第１の実施形態の動作を説明する。
るフロントカバー２に配設したナット７に対向する位置
には、ロックアップフェーシング２０が設けられ、この
ロックアップフェーシング２０に対向するフロントカバ
ー２の内周面が回転軸１６と直交する平坦面２１とされ
ている。次に、上記第１の実施形態の動作を説明する。
【００１７】今、エンジン等の回転駆動源が停止してお
り、セレクト機構（図示せず）でパーキングレンジＰが
選択されているものとすると、この状態からイグニッシ
ョンスイッチ（図示せず）をオン状態とすると、スター
タモータ１０Ｍが回転駆動されて、その出力軸に取付け
られたピニオン１０Ｐがスタータ用リングギヤ１０Ｇの
リングギヤ部１０ｂに噛合しているので、このスタータ
用リングギヤ１０Ｇが回転駆動されてコンバータカバー
６が回転駆動される。
り、セレクト機構（図示せず）でパーキングレンジＰが
選択されているものとすると、この状態からイグニッシ
ョンスイッチ（図示せず）をオン状態とすると、スター
タモータ１０Ｍが回転駆動されて、その出力軸に取付け
られたピニオン１０Ｐがスタータ用リングギヤ１０Ｇの
リングギヤ部１０ｂに噛合しているので、このスタータ
用リングギヤ１０Ｇが回転駆動されてコンバータカバー
６が回転駆動される。
【００１８】このコンバータカバー６の回転駆動力が連
結部となるナット７を介してドライブプレート９に伝達
され、このバライブプレート９を介して回転駆動源とし
てのエンジンのクランクシャフトが回転駆動されて始動
される。エンジンの始動後、イグニッションスイッチを
オフ状態とすることにより、スタータモータ１０Ｍの回
転駆動が停止されるが、エンジンの回転駆動力がドライ
ブプレート９から連結部としてのナット７を介してフロ
ントカバー２に伝達されて、コンバータカバー６が回転
駆動される。このようにコンバータカバー６が回転駆動
されると、スタータ用リングギヤ１０Ｇのイナーシャリ
ング部１０ｃで必要とする慣性モーメントをフロントカ
バー２に付与することができ、エンジンで発生されるト
ルク変動や共振を確実に抑制することができる。
結部となるナット７を介してドライブプレート９に伝達
され、このバライブプレート９を介して回転駆動源とし
てのエンジンのクランクシャフトが回転駆動されて始動
される。エンジンの始動後、イグニッションスイッチを
オフ状態とすることにより、スタータモータ１０Ｍの回
転駆動が停止されるが、エンジンの回転駆動力がドライ
ブプレート９から連結部としてのナット７を介してフロ
ントカバー２に伝達されて、コンバータカバー６が回転
駆動される。このようにコンバータカバー６が回転駆動
されると、スタータ用リングギヤ１０Ｇのイナーシャリ
ング部１０ｃで必要とする慣性モーメントをフロントカ
バー２に付与することができ、エンジンで発生されるト
ルク変動や共振を確実に抑制することができる。
【００１９】その後、セレクト機構でドライブレンジＤ
を選択し、ブレーキペダルを解放してアクセルペダルを
踏込むことにより車両を発進させることができる。この
エンジンの始動時或いは低速走行状態では、エンジンが
低速回転状態を維持し、この状態では、回転軸１６の潤
滑油通路２５内にロックアップピストン１８の後面側に
おけるポンプインペラ１１及びタービンランナー１２を
収納する収納部２７に充填されている潤滑油の圧力より
に僅かに高い圧力の潤滑油が供給されている。このた
め、回転軸１６の潤滑油通路２５内の潤滑油がフロント
カバー２の円板部２ａとロックアップピストン１８との
間に形成された潤滑油室２６に供給され、この潤滑油室
２６からロックアップピストン１８の外周面とフロント
カバー２の円筒面２ｂとの間の絞り部を通じてロックア
ップピストン１８の反対側の収納部２７に潤滑油が流れ
る。
を選択し、ブレーキペダルを解放してアクセルペダルを
踏込むことにより車両を発進させることができる。この
エンジンの始動時或いは低速走行状態では、エンジンが
低速回転状態を維持し、この状態では、回転軸１６の潤
滑油通路２５内にロックアップピストン１８の後面側に
おけるポンプインペラ１１及びタービンランナー１２を
収納する収納部２７に充填されている潤滑油の圧力より
に僅かに高い圧力の潤滑油が供給されている。このた
め、回転軸１６の潤滑油通路２５内の潤滑油がフロント
カバー２の円板部２ａとロックアップピストン１８との
間に形成された潤滑油室２６に供給され、この潤滑油室
２６からロックアップピストン１８の外周面とフロント
カバー２の円筒面２ｂとの間の絞り部を通じてロックア
ップピストン１８の反対側の収納部２７に潤滑油が流れ
る。
【００２０】この結果、潤滑油室２６の圧力がロックア
ップピストン１８の反対側の収納部２７の潤滑油圧力に
比較して高くなるので、図１に示すように、ロックアッ
プピストン１８のロックアップフェーシング２０がフロ
ントカバー２の平坦面２１に対して後方に離間するロッ
クアップ解除状態を維持する。このロックアップ解除状
態で、エンジンが低速回転して車両が低速走行している
状態では、エンジン等の回転駆動源の回転駆動力が連結
部材９及びナット７を介してフロントカバー２に伝達さ
れ、このフロントカバー２に一体に形成されたリヤカバ
ー５の内面側に形成されたポンプインペラ１１が回転し
てコンバータカバー６内に充填された作動油の運動エネ
ルギに変換し、この作動油の運動エネルギによってター
ビンランナー１２を回転駆動し、このタービンランナー
１２の回転駆動力がタービンハブ１２ａを介してこれに
スプライン結合されている回転軸１６に伝達されて自動
変速機３に入力される。このとき、コンバータカバー６
の回転駆動力がリヤカバー５のインナ部材５ｃにおける
円筒部５ａを介して自動変速機３のオイルポンプ４ｂに
伝達される。
ップピストン１８の反対側の収納部２７の潤滑油圧力に
比較して高くなるので、図１に示すように、ロックアッ
プピストン１８のロックアップフェーシング２０がフロ
ントカバー２の平坦面２１に対して後方に離間するロッ
クアップ解除状態を維持する。このロックアップ解除状
態で、エンジンが低速回転して車両が低速走行している
状態では、エンジン等の回転駆動源の回転駆動力が連結
部材９及びナット７を介してフロントカバー２に伝達さ
れ、このフロントカバー２に一体に形成されたリヤカバ
ー５の内面側に形成されたポンプインペラ１１が回転し
てコンバータカバー６内に充填された作動油の運動エネ
ルギに変換し、この作動油の運動エネルギによってター
ビンランナー１２を回転駆動し、このタービンランナー
１２の回転駆動力がタービンハブ１２ａを介してこれに
スプライン結合されている回転軸１６に伝達されて自動
変速機３に入力される。このとき、コンバータカバー６
の回転駆動力がリヤカバー５のインナ部材５ｃにおける
円筒部５ａを介して自動変速機３のオイルポンプ４ｂに
伝達される。
【００２１】その後、車速が増加して、ポンプインペラ
１１とタービンランナー１２との速度比（出力軸回転数
／入力軸回転数）が“１”に近い値となって図示しない
変速制御装置からロックアップ指令が出力されることに
より、回転軸１６に形成された潤滑油通路２５の潤滑油
圧力が低レベルに減少される。このため、潤滑油室２６
に充填されていた潤滑油が回転軸１６に形成された潤滑
油通路２５に戻され、潤滑油室３１の内圧が収納部２７
の内圧より低くなるためロックアップピストン１８が軸
方向に前方に移動して、ロックアップフェーシング２０
がフロントカバー２の内周面の平坦面２１に押し付けら
れ、このときの摩擦力によりフロントカバー２の回転駆
動力がロックアップピストン１８及びタービンハブ１２
ａを介して回転軸１６に直接伝達されてロックアップ状
態となる。
１１とタービンランナー１２との速度比（出力軸回転数
／入力軸回転数）が“１”に近い値となって図示しない
変速制御装置からロックアップ指令が出力されることに
より、回転軸１６に形成された潤滑油通路２５の潤滑油
圧力が低レベルに減少される。このため、潤滑油室２６
に充填されていた潤滑油が回転軸１６に形成された潤滑
油通路２５に戻され、潤滑油室３１の内圧が収納部２７
の内圧より低くなるためロックアップピストン１８が軸
方向に前方に移動して、ロックアップフェーシング２０
がフロントカバー２の内周面の平坦面２１に押し付けら
れ、このときの摩擦力によりフロントカバー２の回転駆
動力がロックアップピストン１８及びタービンハブ１２
ａを介して回転軸１６に直接伝達されてロックアップ状
態となる。
【００２２】その後、車速が低下してポンプインペラ１
１とタービンランナー１２との速度比が“１”より小さ
い値となると、変速制御装置からロックアップ解除指令
が出力されることにより、回転軸１６に形成された潤滑
油通路２５の潤滑油圧力が高レベルに増加され、ロック
アップ解除状態に移行する。このように、上記第１の実
施形態によると、コンバータカバー６のフロントカバー
２の外周面にスタータ用リングギヤ１０Ｇが配設され、
このスタータ用リングギヤ１０Ｇにリングギヤ部１０ｂ
とイナーシャリング部１０ｃとが形成されているので、
スタータ用リングギヤ１０Ｇをフロントカバー２の外周
面に配設するだけで、スタータ機能と慣性モーメントを
付与するイナーシャ機能との双方を発揮することがで
き、省スペースで最大限の慣性モーメントを付与するこ
とができる。
１とタービンランナー１２との速度比が“１”より小さ
い値となると、変速制御装置からロックアップ解除指令
が出力されることにより、回転軸１６に形成された潤滑
油通路２５の潤滑油圧力が高レベルに増加され、ロック
アップ解除状態に移行する。このように、上記第１の実
施形態によると、コンバータカバー６のフロントカバー
２の外周面にスタータ用リングギヤ１０Ｇが配設され、
このスタータ用リングギヤ１０Ｇにリングギヤ部１０ｂ
とイナーシャリング部１０ｃとが形成されているので、
スタータ用リングギヤ１０Ｇをフロントカバー２の外周
面に配設するだけで、スタータ機能と慣性モーメントを
付与するイナーシャ機能との双方を発揮することがで
き、省スペースで最大限の慣性モーメントを付与するこ
とができる。
【００２３】しかも、スタータ用リングギヤ１０Ｇをフ
ロントカバー２の外周面に溶接によって配設するだけで
よいので、部品点数を減少させることができると共に、
組付工数を減少させることができる。次に、本発明の第
２の実施形態を図２について説明する。この第２の実施
形態は、スタータ用リングギヤにイナーシャリング機構
に加えてエンジンと連結する連結機能を付加するように
したものである。
ロントカバー２の外周面に溶接によって配設するだけで
よいので、部品点数を減少させることができると共に、
組付工数を減少させることができる。次に、本発明の第
２の実施形態を図２について説明する。この第２の実施
形態は、スタータ用リングギヤにイナーシャリング機構
に加えてエンジンと連結する連結機能を付加するように
したものである。
【００２４】すなわち、第２の実施形態は、図２に示す
ように、前述した第１の実施形態の図１の構成におい
て、スタータ用リングギヤ１０Ｇがフロントカバー２の
円筒部２ｂの前端側に配設された円筒部１０ａと、この
円筒部１０ａの前端部内周面から内方に延長しフロント
カバー２の円板部２ａに沿うイナーシャリング部を形成
するフランジ部１０ｄとで断面Ｌ字状に構成され、円筒
部１０ａの外周面にリングギヤ部１０ｂを形成すると共
に、フランジ部１０ｄにナット７に対応する位置に雌ね
じ１０ｅを形成し、円筒部１０ａの後端面及びフランジ
部１０ｄの内周面がフロントカバー２の円筒部２ｂ及び
円板部２ａに溶接されていることを除いては前記第１図
と同様の構成を有し、図１との対応部分には同一符号を
付し、その詳細説明はこれを省略する。
ように、前述した第１の実施形態の図１の構成におい
て、スタータ用リングギヤ１０Ｇがフロントカバー２の
円筒部２ｂの前端側に配設された円筒部１０ａと、この
円筒部１０ａの前端部内周面から内方に延長しフロント
カバー２の円板部２ａに沿うイナーシャリング部を形成
するフランジ部１０ｄとで断面Ｌ字状に構成され、円筒
部１０ａの外周面にリングギヤ部１０ｂを形成すると共
に、フランジ部１０ｄにナット７に対応する位置に雌ね
じ１０ｅを形成し、円筒部１０ａの後端面及びフランジ
部１０ｄの内周面がフロントカバー２の円筒部２ｂ及び
円板部２ａに溶接されていることを除いては前記第１図
と同様の構成を有し、図１との対応部分には同一符号を
付し、その詳細説明はこれを省略する。
【００２５】この第２の実施形態によると、スタータ用
リングギヤ１０Ｇにイナーシャリング機能の他にエンジ
ンの出力軸に連結されたドライブプレート９と連結され
る連結部となる雌ねじ１０ｅとが形成されているので、
前述した第１の実施形態よりさらに多機能化を図ること
ができ、部品点数をさらに減少させることができると共
に、組付工数もさらに減少させることができ、しかも、
フランジ部１０ｄがフロントカバー２の円板部２ａの外
周側でロックアップピストン１８のロックアップフェー
シング２０に対向する平坦面２１の反対側に位置するの
で、ロックアップフェーシング２０が摺接する際の平坦
面２１のバックアップ剛性を向上させて、平坦面２１の
平坦度を維持することができる。
リングギヤ１０Ｇにイナーシャリング機能の他にエンジ
ンの出力軸に連結されたドライブプレート９と連結され
る連結部となる雌ねじ１０ｅとが形成されているので、
前述した第１の実施形態よりさらに多機能化を図ること
ができ、部品点数をさらに減少させることができると共
に、組付工数もさらに減少させることができ、しかも、
フランジ部１０ｄがフロントカバー２の円板部２ａの外
周側でロックアップピストン１８のロックアップフェー
シング２０に対向する平坦面２１の反対側に位置するの
で、ロックアップフェーシング２０が摺接する際の平坦
面２１のバックアップ剛性を向上させて、平坦面２１の
平坦度を維持することができる。
【００２６】なお、上記第２の実施形態においては、フ
ランジ部１０ｄに雌ねじ１０ｅを形成した場合について
説明したが、これに限定されるものではなく、雌ねじ１
０ｅに代えてスタッドボスを形成するようにしてもよ
い。この場合にはドライブプレート９をスタッドボスに
螺合するナットで固定するようにすればよい。また、上
記第１及び第２の実施形態においては、リングギヤとし
てスタータ用リングギヤを適用した場合について説明し
たが、これに限定されるものではなく、他の用途に使用
するリングギヤを適用するようにしてもよい。
ランジ部１０ｄに雌ねじ１０ｅを形成した場合について
説明したが、これに限定されるものではなく、雌ねじ１
０ｅに代えてスタッドボスを形成するようにしてもよ
い。この場合にはドライブプレート９をスタッドボスに
螺合するナットで固定するようにすればよい。また、上
記第１及び第２の実施形態においては、リングギヤとし
てスタータ用リングギヤを適用した場合について説明し
たが、これに限定されるものではなく、他の用途に使用
するリングギヤを適用するようにしてもよい。
【００２７】さらに、上記第１及び第２の実施形態にお
いては、回転駆動源としてエンジンを適用した場合につ
いて説明したが、これに限定されるものではなく、スタ
ータモータによって始動を必要とする内燃機関その他の
回転駆動源を適用することができる。
いては、回転駆動源としてエンジンを適用した場合につ
いて説明したが、これに限定されるものではなく、スタ
ータモータによって始動を必要とする内燃機関その他の
回転駆動源を適用することができる。
【００２８】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１に係る発
明によれば、コンバータカバーの外周部に設けたリング
ギヤに慣性モーメントを付与することができる構成とし
たので、リングギヤをコンバータカバーに取付けるだけ
で必要な慣性モーメントを確保することができ、部品点
数を減少させることができると共に、組付工数を減少さ
せることができるという効果が得られる。
明によれば、コンバータカバーの外周部に設けたリング
ギヤに慣性モーメントを付与することができる構成とし
たので、リングギヤをコンバータカバーに取付けるだけ
で必要な慣性モーメントを確保することができ、部品点
数を減少させることができると共に、組付工数を減少さ
せることができるという効果が得られる。
【００２９】また、請求項２に係る発明によれば、リン
グギヤを円筒部とフランジ部とで構成し、円筒部にギヤ
を形成すると共に、フランジ部に回転駆動源からの回転
駆動力が伝達される連結部を形成したので、慣性モーメ
ントを発生する質量部を広くとることができると共に、
リングギヤ、イナーシャリング及び連結部の機能を一体
化することができ、さらに連結部に対応するコンバータ
カバーの剛性を向上させることができるという効果が得
られる。
グギヤを円筒部とフランジ部とで構成し、円筒部にギヤ
を形成すると共に、フランジ部に回転駆動源からの回転
駆動力が伝達される連結部を形成したので、慣性モーメ
ントを発生する質量部を広くとることができると共に、
リングギヤ、イナーシャリング及び連結部の機能を一体
化することができ、さらに連結部に対応するコンバータ
カバーの剛性を向上させることができるという効果が得
られる。
【００３０】さらに、請求項３に係る発明によれば、リ
ングギヤとしてスタータ用リングギヤを適用したので、
自動変速機側にスタータモータを設置する場合に、スタ
ータ用リングギヤをコンバータカバーに取付けるだけで
必要な慣性モーメントを確保することができ、部品点数
を減少させることができると共に、組付工数を減少させ
ることができるという効果が得られる。
ングギヤとしてスタータ用リングギヤを適用したので、
自動変速機側にスタータモータを設置する場合に、スタ
ータ用リングギヤをコンバータカバーに取付けるだけで
必要な慣性モーメントを確保することができ、部品点数
を減少させることができると共に、組付工数を減少させ
ることができるという効果が得られる。
【図１】本発明の第１の実施形態を示す断面図である。
【図２】本発明の第２の実施形態を示す断面図である。
【図３】従来例を示す一部を断面とした側面図である。
１ トルクコンバータ
２ フロントカバー
３ 自動変速機
４ オイルポンプケース
５ リヤカバー
６ コンバータカバー
７ ナット
９ ドライブプレート
１０Ｍ スタータモータ
１０Ｐ ピニオン
１０Ｇ スタータ用リングギヤ
１０ａ 円筒部
１０ｂ リングギヤ部
１０ｃ イナーシャリング部
１０ｄ フランジ部
１０ｅ 雌ねじ部
１１ ポンプインペラ
１２ タービンランナー
１２ａ タービンハブ
１８ ロックアップピストン
２０ ロックアップフェーシング
２１ 平坦面
Claims (3)
- 【請求項１】 回転駆動源からの回転駆動力が伝達され
るコンバータカバーと、該コンバータカバーに一体に形
成されたポンプインペラと、該ポンプインペラから流体
を介して動力伝達されるタービンランナーと、前記ポン
プインペラに接離自在に配設されたロックアップ機構と
を備えたトルクコンバータにおいて、前記コンバータカ
バーの外周部に慣性モーメントを付与可能なリングギヤ
を配設したことを特徴とするトルクコンバータ。 - 【請求項２】 前記リングギヤは、コンバータカバーの
外周部に配設されたギヤを形成した円筒部と、該円筒部
の前端から内方に延長するフランジ部とで構成され、前
記フランジ部に前記回転駆動源からの回転駆動力が伝達
される連結部が形成されていることを特徴とする請求項
１記載のトルクコンバータ。 - 【請求項３】 前記リングギヤはスタータ用リングギヤ
であることを特徴とする請求項１又は２に記載のトルク
コンバータ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001303919A JP2003106396A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | トルクコンバータ |
| US10/252,034 US6789446B2 (en) | 2001-09-28 | 2002-09-23 | Torque converter |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001303919A JP2003106396A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | トルクコンバータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003106396A true JP2003106396A (ja) | 2003-04-09 |
Family
ID=19123923
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001303919A Pending JP2003106396A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | トルクコンバータ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6789446B2 (ja) |
| JP (1) | JP2003106396A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4254647B2 (ja) * | 2004-07-30 | 2009-04-15 | アオイテクノサービス株式会社 | 防水シートの現場貼り付け機械 |
| US10330185B2 (en) | 2016-11-28 | 2019-06-25 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Torque converter with a finger-tabbed brazed inertia ring |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2720879A1 (de) * | 1977-05-10 | 1978-11-23 | Daimler Benz Ag | Primaerpumpenantrieb fuer selbsttaetig schaltende kraftfahrzeug-getriebe |
| US4997408A (en) * | 1989-11-13 | 1991-03-05 | General Motors Corporation | Axial spline drive lug |
| JP2938219B2 (ja) * | 1991-05-29 | 1999-08-23 | 株式会社ユニシアジェックス | 自動変速機の動力伝達装置 |
| US5385221A (en) * | 1993-12-03 | 1995-01-31 | General Motors Corporation | Cranking clutch assembly for use in conjunction with an input isolator for a vehicular drivetrain |
| US6231472B1 (en) * | 1998-08-27 | 2001-05-15 | Mannesmann Sachs Ag | Torsional vibration damper in a lockup clutch with planetary gear set |
| JP4196366B2 (ja) * | 1998-10-30 | 2008-12-17 | 株式会社久保田鉄工所 | トルクコンバータ |
| JP3664629B2 (ja) * | 2000-03-09 | 2005-06-29 | 株式会社エクセディ | 流体式トルク伝達装置 |
| EP1172577B1 (en) * | 2000-07-10 | 2008-01-09 | Yutaka Giken Co., Ltd. | Fluid coupling with baffle plate |
-
2001
- 2001-09-28 JP JP2001303919A patent/JP2003106396A/ja active Pending
-
2002
- 2002-09-23 US US10/252,034 patent/US6789446B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US20030061902A1 (en) | 2003-04-03 |
| US6789446B2 (en) | 2004-09-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040819 |
|
| A977 | Report on retrieval |
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|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061003 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061127 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070529 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071030 |