JP2003106130A - 注油栓 - Google Patents

注油栓

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JP2003106130A
JP2003106130A JP2001299491A JP2001299491A JP2003106130A JP 2003106130 A JP2003106130 A JP 2003106130A JP 2001299491 A JP2001299491 A JP 2001299491A JP 2001299491 A JP2001299491 A JP 2001299491A JP 2003106130 A JP2003106130 A JP 2003106130A
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oil
supply port
case
breather
filling plug
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JP2001299491A
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Tetsuya Takizawa
哲也 滝沢
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Soil Working Implements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のケースにおいては、検油棒やブリー
ザ、注油栓を構成するために複数箇所に開口部を設けて
いたため、製造工程および部品点数の増加や作業の複雑
化による製造コストの増大を引き起こしていた。また実
際の作業面においては開口個所が多くなるためにケース
の油漏れが起こる頻度が増大し、また油漏れを起こす可
能性のある箇所が多いためにメンテナンスに係る労力が
大きいという問題点があった。 【解決手段】 密閉可能なギヤケース5の上部に液体を
充填するための供給口を形成し、該供給口を閉じるため
の注油栓85において、前記供給口を閉じるキャップ部
90と、液体量を調べる検油棒部89を弾性体により一
体的に構成し、検油棒部の断面形状を略半円形とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密閉可能とするケ
ースやタンク等の供給口を蓋する栓に、充填する液体の
量を調べる検油棒、及び、ブリーザ機能を備えた注油栓
の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ギヤケースやロータリケース
や車軸ケース等のケースに潤滑油や作動油を給油するた
めにケース上部には注油栓が設けられ、該注油栓にはケ
ース内の気圧とケース外の気圧との差が生じないように
ブリーザ機構が形成されている。また、ケース内の油の
量を容易に調べられるように検油棒付きの栓が設けられ
ている。また、部品点数を減少し、ケースの開口部も減
少するために、ブリーザを設けた注油栓と検油棒が一体
となった構成の技術も公知となっている。例えば特開平
9−256832や特開2000−38039の技術で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の検油
棒、ブリーザ付き注油栓においては、2つ以上の部品が
必要であり、構造が複雑となり、コストアップとなって
いた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。即ち、請求項1においては、密閉
可能なケースの上部に液体を充填するための供給口を形
成し、該供給口を閉じるための注油栓において、前記供
給口を閉じるキャップ部と、液体量を調べる検油棒部を
弾性体により一体的に構成するとともに、キャップ部に
ブリーザを設けるものである。
【0005】請求項2においては、前記検油棒部を、断
面形状が略半円形として、上部に仕切を設けたものであ
る。
【0006】請求項3においては、前記検油棒部を、先
細りのパイプ状に構成し、上下中途部に開口部を設けた
ものである。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、発明の注油栓をロータリ耕
耘装置のギヤケースに設けた実施の形態を説明する。図
1は作業車両に装着したロータリ耕耘装置を示す側面
図、図2はロータリ耕耘装置の側面図、図3はロータリ
耕耘装置の平面図、図4はロータリ耕耘装置のギヤケー
ス、チェーンケースおよび耕耘爪軸の後断面図、図5は
従来のチェーンケース上部の後断面図、図6はチェーン
ケース上部の後断面図、図7はリアカバーの側面図、図
8はリアカバーのワイヤ取付部の平面図、図9は従来の
リアカバーのワイヤ取付部の側面図、図10はワイヤ取
付部の別実施例を示す側面図、図11は同じく平面図、
図12はギヤケースおよび注油栓を示す後断面図、図1
3は注油栓の断面図、図14は注油栓の別実施例を示す
断面図である。
【0008】図1から図3を用いてロータリ耕耘装置の
構成について説明する。作業車両としてのトラクタの後
部にはロータリ耕耘装置100が装着されており、作業
車両のエンジン105からの動力の一部がミッションケ
ース109後面より突出したPTO軸15よりユニバー
サルジョイント等を介してロータリ耕耘装置100に伝
えられて駆動する構成としている。
【0009】この作業車両は、前後に前輪101および
後輪102を懸架する本体の前部にボンネット106を
配設し、該ボンネット106内部にはエンジン105を
配置している。ボンネット106の後方にはステアリン
グハンドル10を設けており、上記ステアリングハンド
ル10の後方にはシート98を配設している。またシー
ト98の側部には主変速レバーが突設される。ステアリ
ングハンドル10やシート98等はキャビン97によっ
て覆われる。
【0010】エンジン105の後方にはミッションケー
ス109を配設し、エンジン105からの動力をミッシ
ョンケース109に伝えて変速して後輪102や前輪1
01に駆動力を伝達する構成としている。
【0011】作業車両の後部には作業機装着装置を介し
てロータリ耕耘装置100が装着されており、該作業機
装着装置はトップリンク61やロアリンク62等より構
成されて、ミッションケース109上部に配設した油圧
ケースより突出したリフトアーム79にリフトロッドを
介してロアリンク62に連結されて、リフトアームを回
動することによりロータリ耕耘装置100を昇降回動可
能としている。なお、作業機装着装置の後部にはワンタ
ッチ式装着機構が設けられ、ロータリ耕耘装置100の
着脱を簡単にできるようにしている。
【0012】次に、ロータリ耕耘装置100の構成につ
いて説明する。図2、図3および図4において、ロータ
リ耕耘装置100は左右中央上部にギヤケース5を配置
し、該ギヤケース5より前方に入力軸を突出して、該入
力軸にユニバーサルジョイント63等を介して前記PT
O軸15と接続されている。前記ギヤケース5の両側に
メインビーム127・127を左右両側方に突設し、該
メインビーム127・127の端部にチェーンケース6
とサイドサポート126の上端を固設し、該チェーンケ
ース6とサイドサポート126の下部に耕耘爪軸8を横
架している。該耕耘爪軸8上には耕耘爪7・7・・・が
放射状に所定の間隔をあけて配設され、後述するギヤケ
ース5内の動力伝達機構より耕耘爪軸8に動力を伝えて
回転駆動するようにしている。
【0013】また、前記チェーンケース6とサイドサポ
ート126の下部の耕耘爪軸8を支持する部分には耕耘
カバー16の両側下部が枢支され、該耕耘カバー16は
前記耕耘爪7・7・・・の回動軌跡上方を覆う構成と
し、作業に合わせて耕耘カバー16を耕耘爪軸8を中心
に前後回動可能に構成している。該耕耘カバー16の後
部には枢支軸72を介してリアカバー17の前部が枢支
され、耕耘カバー16の後部上には摺動支持ブラケット
29・29が後上方に立設され、リアカバー17の上面
にはハンガーロッド125・125の下部が枢支され、
該ハンガーロッド125・125の上部が前記摺動支持
ブラケット29・29の上部に摺動可能に支持されてい
る。なお、ハンガーロッド125・125にはバネが外
嵌されて、作業時に地表面の凹凸に追随できるように付
勢する構成としている。
【0014】前記リアカバー17は耕深制御をするとき
のセンサーの役割を果たしており、図7、図8に示すよ
うに、リアカバー17上部にはステー71が上方に突設
され、該ステー71上端にはフィードバックワイヤ40
が連結されている。該フィードバックワイヤ40はワイ
ヤアウター95に摺動可能に被覆され、該ワイヤアウタ
ー95の一端がアウタ受け73に固定され、該アウタ受
け73は前記摺動支持ブラケット29の中途部から後方
に突設され、該アウタ受け73の支持部はフィードバッ
クワイヤ40の検知側端よりも後方に位置するように配
設されている。つまり、フィードバックワイヤ40をス
テー71より後方へ延出してから他端を前方へ引き回す
ことにより、ワイヤエンドを引っ張りの状態で使用で
き、同時に、ワイヤの余裕長を長くすることができ、本
実施例のように耕耘カバー16を回動式とした場合に、
あらゆる回動位置においてもリアカバー17の回動を検
知することができるのである。但し、アウタ受け73は
耕耘カバー16上より直接立設する構成とすることも可
能であり、取付位置は耕耘カバー16側であれば限定す
るものではない。
【0015】前記フィードバックワイヤ40の他端はギ
ヤケース5側部に設けたリンクアーム51に連結され、
該リンクアーム51はオートワイヤ自動着脱装置リンク
60と当接されて連動できるようにしており、該オート
ワイヤ自動着脱装置リンク60にフィードバックワイヤ
41が連結され、該フィードバックワイヤ41の他端が
図示しない耕深油圧制御装置に連結したアーム75と連
結されている。
【0016】このような構成において、ロータリ耕耘装
置100による耕耘作業時において、耕深が変化した場
合、リアカバー17が枢支軸72を中心に回動し、その
回転によりリアカバー17に固定したステー71も回動
してフィードバックワイヤ40は引っ張られ(或いは戻
され)、リンクアーム51、オートワイヤ自動着脱装置
リンク60を介してフィードバックワイヤ41も引っ張
られ(或いは戻され)、アーム75が回動されて耕深油
圧制御装置が作動されて、元の深さとなるように油圧シ
リンダを駆動してリフトアーム79を回動する。このリ
フトアーム79の回動はアーム77やリンク76等を介
して耕深油圧制御装置にフィードバックされて、回動し
過ぎないようにして、設定深さを維持するようにしてい
る。
【0017】このようにフィードバックワイヤ40をリ
アカバー17のステー71に直接取り付けるので、リア
カバー17の回転量をより正確に耕深油圧制御装置に伝
えることができ、耕深制御の精度が向上する。つまり、
従来では図9に示すように、リアカバー17に固設した
ステー71' にロッド80の下端を枢支し、該ロッド8
0上部を摺動支持ブラケット29に固定した受け体7
3' に摺動支持し、該ロッド80上端にフィードバック
ワイヤ40を連結する構成としていたので、ロッド80
の取付部のガタにより耕深検知に誤差が生じて耕深制御
の精度が悪化したり、耕耘作業時の振動により、ロッド
80部分が騒音を発したり、摩耗等が発生してロッドの
摺動が悪くなるという問題が生じていたのである。
【0018】しかし、本発明ではフィードバックワイヤ
40をステー71に直接取り付けるので、誤差を小さく
し、耕深制御構造に係る部品点数を減らすことが可能と
なり、製造コスト、重量が削減されると同時にガタによ
る騒音、部品の摩耗が回避され耕深制御構造自体の信頼
性向上に寄与する。またフィードバックワイヤ端をリア
カバーに配設しただけの単純な構造であるため、耕耘装
置の仕様変更等に伴う部品形状の変化にも柔軟な対応を
とることが可能となり、開発コストの低減にも寄与す
る。
【0019】また、前記ステー71は、図10、図11
に示すように取り付けることもできる。即ち、ステー7
1の代わりに、リアカバー17上にステー81を固設
し、該ステー81に枢支ピン83を介してアーム82を
枢支し、該枢支ピン83上に外嵌してアーム82とステ
ー81の間に捩じりバネ84を介装している。そして、
ステー81の前部にはストッパー81aを形成して、ア
ーム82を前記捩じりバネ84により前方、つまり、フ
ィードバックワイヤ40を引っ張るように付勢してスト
ッパー81aに当接させている。こうして、フィードバ
ックワイヤ40にかかる引張張力が許容値を越えると捩
じりバネ84が変形してアーム82が後方に回転し、フ
ィードバックワイヤ40の引っ張り過ぎを防止してい
る。このような構成にすることにより、圃場の状況によ
ってリアカバー17の位置が急激に変化しても耕深制御
構造に不具合は起こらず、信頼性が向上する。
【0020】次に、ロータリ耕耘装置100を駆動する
ため構成を説明する。前記ギヤケース5の前部に支持さ
れて前方に突出した入力軸にはユニバーサルジョイント
63を介してPTO 軸15と連結され、該入力軸の後
部はギヤケース5内でベベルギヤが固設され、該ベベル
ギヤはギヤケース5及びメインビーム127に支持され
た伝導軸64上に固設したベベルギヤ121と噛合して
動力が伝達され、該伝動軸64の他端はチェーンケース
6内に挿入されて、該伝導軸64の端部上にスプロケッ
ト65が固設され、該スプロケット65よりチェーン6
7を介して耕耘爪軸8上に固設したスプロケット66に
動力が伝えられて耕耘爪軸8を回転駆動して、耕耘爪7
・7・・・を回転させて耕耘作業ができるようにしてい
る。
【0021】前記伝導軸64のチェーンケース6側先端
部におけるベアリング68支持部の構成は、従来図5に
示すように、伝導軸64の先端から所定長さの位置にリ
ング状凸部64aが段付き加工されており、この凸部6
4aの直径R 1は先端部の直径R 2より大きくなるよ
うに(R 1>R 2)切削加工が施されている。この凸
部64aの先端側にベアリング68の内輪押えと、オイ
ルシール面を兼ねたスリーブ70が伝動軸64上に圧入
され、スリーブ70上にシール69を外嵌していたので
ある。しかし、前記段付き加工は加工工数が多く、伝動
軸64の質量も大きくなるという問題があった。
【0022】そこで、本実施例においては、図6に示す
ように、伝導軸64上のシール69を配設する位置に、
スリーブ70を配置した状態で点付け溶接等の手段によ
り固定して位置決めを行っている。そして、このスリー
ブ70上にシール69を外嵌して、伝導軸64上にベア
リング68、スプロケット65を順に外嵌して止め輪で
固定する構成としている。このような構成にすることに
より、伝導軸64の切削加工を省略することが可能とな
り加工コスト削減に寄与する。また凸部64aへの応力
集中が回避され、図5の実施例より小径の伝導軸で同等
の強度が得られるため、ロータリ耕耘装置100の軽量
化が可能となる。また組立工数が低減されるという利点
もある。
【0023】次に、図12から図14を用いて本発明の
ケースに配設される検油棒及びブリーザ付きの注油栓の
構成を説明する。なお、本発明の注油栓は耕耘装置のギ
ヤケースに限定されるものではなく、密封されたケース
内部に充填される潤滑油や作動油や燃料や冷却水等の量
を調べられ、かつ、昇温、加圧等の条件下でケース内外
の圧力差をなくすようにブリーザを取り付ける必要があ
るケースやタンク等全般に適用が可能である。
【0024】図12に示すように、ギヤケース5の上部
には潤滑油を充填するための供給口が形成されており、
該供給口は注油栓85により閉じることを可能としてお
り、該注油栓85を取り付けるための取付孔86aを開
口したパイプ状の取付ボス86がギヤケース5に挿入固
定されて内外が連通できるようにし、取付ボス86の周
囲から油が漏れないように溶接等により固定している。
該取付ボス86の内壁にはネジが切られており、注油栓
85が螺設される。該注油栓85はゴムや合成樹脂等の
弾性体で構成されて、耐油性を有し、なおかつ弾力があ
って適度な形状を保持する程度の強度を持つもので構成
される。
【0025】前記注油栓85の構成は図13に示すよう
に、上部のキャップ部90と下部の検油棒部89からな
り、キャップ部90は段付き円筒状に形成して、着脱時
に握るつまみ91と、前記取付ボス86に螺設されるネ
ジ部92よりなる。但し、該ネジ部92の代わりに円筒
蛇腹状に複数のリングを構成することもでき、供給口を
密閉できる構成であれば限定するものではない。前記キ
ャップ部90の軸心位置には下方(内部側)より穴部9
4が設けられ、該穴部に前記つまみ91の外側よりパイ
プを挿入して連通してブリーザ93を形成している。前
記検油棒部89は断面半円状で、徐々に先細りとなる半
円筒状に構成して、下部はギヤケース5内に充填した油
面に届く長さまで延設され、この下部外周に油面の上限
および下限が判るようにリング状の凸部87a・87b
を設けて、該部位が検油棒としての機能を有する構成と
している。但し、油面レベルの上限および下限が判るも
のであれば凸形状に限定する必要はなく、かかる位置に
凹部を設けたり、耐油性のペイントで着色したり、別の
材質を巻設してもかまわない。また、検油棒部89の上
部(注油栓85としては上下中途部)の半円部の内側に
は仕切88を設けており、ギヤケース5が傾斜したり揺
れたりしたときに、油が検油棒部89を伝って上昇しな
いようにして、油がブリーザ93に到達しない構成とし
ている。なお、仕切88は内側だけでなく、外周全てに
鍔の如く構成することも可能である。
【0026】また注油栓85は図14に示すような構造
とすることもできる。即ち、注油栓85' のキャップ部
90' は前記と略同じ構成とし、検油棒部89' は先細
りのパイプ状に構成して前記ネジ部92の下部より連続
的に下方へ延設する。該検油部89' の下部外周にリン
グ状の凸部87' ・87' を設けて油面の上限および下
限が判るようにし、検油部89' の中途部の外周の一部
に開口部96を形成して、穴部94' を介してブリーザ
93と連通できる構成としている。但し、前記同様に仕
切88を設けることも可能である。
【0027】このような構成にすることにより、本発明
の注油栓85・85' は検油棒、ブリーザとしての機能
を必要かつ十分に有した注油栓となり、油漏れの可能性
があるギヤケース5の開口部の数を低減し、該ギヤケー
ス5の機械的強度および油漏れに対する信頼性の向上に
寄与し、また製造工程においては、市販されているブリ
ーザや検油棒、注油栓は構造が複雑で高価であるのに対
して、本発明は耐油性のゴム等の成型性に優れた安価な
材料を用いて簡素な構造としていることから部品点数の
削減および製造工程の簡略化に伴う製造コストの削減に
効果がある。
【0028】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
以下に示すような効果を奏する。
【0029】即ち、請求項1に示す如く、密閉可能なケ
ースの上部に液体を充填するための供給口を形成し、該
供給口を閉じるための注油栓において、前記供給口を閉
じるキャップ部と、液体量を調べる検油棒部を弾性体に
より一体的に構成するので、強度および油漏れに対する
信頼性の向上を図ることができ、部品点数および製造コ
ストの削減を実現できる。そして、キャップ部にブリー
ザを設けるので、注油栓と検油棒およびブリーザとし
て、簡単な構成で、必要かつ十分な機能を有する注油栓
を得ることが可能となったのである。
【0030】請求項2に示す如く、前記検油棒部を、断
面形状が略半円形として、上部に仕切を設けたので、簡
単な構成の仕切により油が戻されて、検油棒を伝って油
が上昇してブリーザより油漏れすることがない。
【0031】請求項3においては、前記検油棒部を、先
細りのパイプ状に構成し、上下中途部に開口部を設けた
ので、簡単な構成でブリーザと連通することができて、
ケース内とケース外の気圧を均衡させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】作業車両に装着したロータリ耕耘装置を示す側
面図。
【図2】ロータリ耕耘装置の側面図。
【図3】ロータリ耕耘装置の平面図。
【図4】ロータリ耕耘装置のギヤケース、チェーンケー
スおよび耕耘爪軸の後断面図。
【図5】従来のチェーンケース上部の後断面図。
【図6】チェーンケース上部の別実施例を示す後断面
図。
【図7】リアカバーの側面図。
【図8】リアカバーのワイヤ取付部の平面図。
【図9】従来のリアカバーのワイヤ取付部の側面図。
【図10】ワイヤ取付部の別実施例を示す側面図。
【図11】リアカバーに固設されたステーの別実施例を
示す平面図。
【図12】ギヤケースおよび注油栓を示す後断面図。
【図13】注油栓の断面図。
【図14】注油栓の別実施例を示す断面図。
【符号の説明】
85・85' 注油栓 5 ギヤケース 93 ブリーザ 96 開口部 89・89' 検油棒部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16N 29/00 B60K 15/04 A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉可能なケースの上部に液体を充填す
    るための供給口を形成し、該供給口を閉じるための注油
    栓において、前記供給口を閉じるキャップ部と、液体量
    を調べる検油棒部を弾性体により一体的に構成するとと
    もに、キャップ部にブリーザを設けることを特徴とする
    注油栓。
  2. 【請求項2】 前記検油棒部を、断面形状が略半円形と
    して、上部に仕切を設けたことを特徴とする請求項1記
    載の注油栓。
  3. 【請求項3】 前記検油棒部を、先細りのパイプ状に構
    成し、上下中途部に開口部を設けたことを特徴とする請
    求項1記載の注油栓。
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