JP6929248B2 - 作業車 - Google Patents
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Description
しかも、本発明であれば、第1回転部からの回転力は、減速されて第2回転部に伝達される。これにより、第1回転部が回転した際、第2回転部の回転量は、第1回転部の回転量よりも小さくなる。例えば、第1回転部が360度回転した際、第2回転部の回転量は、360度よりも小さくなる。その結果、第2回転部の回転量の最大値は、第1回転部の回転量の最大値よりも小さくなる。
従って、検知部として、検知可能な回転角度の範囲が比較的狭い回転センサを採用することが許容される。即ち、本発明であれば、基準となる回転位置から一方及び他方にそれぞれ360度以上の回転角度を検知可能な回転センサを備える必要が生じにくくなる。これにより、製造コストの増大を抑制しやすい。
即ち、本発明であれば、車輪の操向切れ角を算出可能でありながら、製造コストの増大を抑制しやすい作業車を実現できる。
また、本発明であれば、アームの揺動角度の範囲が、基準となる揺動位置から一方及び他方にそれぞれ90度以内である作業車を実現できる。これにより、検知部として、検知可能な回転角度の範囲が、基準となる回転位置から一方及び他方にそれぞれ90度以内である回転センサを採用することが許容される。
従って、検知部として、検知可能な回転角度の範囲が、基準となる回転位置から一方及び他方にそれぞれ90度より大きい回転センサを採用する必要のある構成に比べて、製造コストの増大を抑制できる。
また、ステアリングシャフトと筒状部材との相対的な回転位置によって、アームの揺動角度と車輪の操向切れ角との対応関係が変化する。そのため、ステアリングシャフトと筒状部材との相対的な回転位置が規定されていない場合、アームの揺動角度に基づいて車輪の操向切れ角を精度良く算出することができない。
しかも、本発明であれば、第1回転部からの回転力は、減速されて第2回転部に伝達される。これにより、第1回転部が回転した際、第2回転部の回転量は、第1回転部の回転量よりも小さくなる。例えば、第1回転部が360度回転した際、第2回転部の回転量は、360度よりも小さくなる。その結果、第2回転部の回転量の最大値は、第1回転部の回転量の最大値よりも小さくなる。
従って、検知部として、検知可能な回転角度の範囲が比較的狭い回転センサを採用することが許容される。即ち、本発明であれば、基準となる回転位置から一方及び他方にそれぞれ360度以上の回転角度を検知可能な回転センサを備える必要が生じにくくなる。これにより、製造コストの増大を抑制しやすい。
即ち、本発明であれば、車輪の操向切れ角を算出可能でありながら、製造コストの増大を抑制しやすい作業車を実現できる。
また、本発明であれば、アームの揺動角度の範囲が、基準となる揺動位置から一方及び他方にそれぞれ90度以内である作業車を実現できる。これにより、検知部として、検知可能な回転角度の範囲が、基準となる回転位置から一方及び他方にそれぞれ90度以内である回転センサを採用することが許容される。
従って、検知部として、検知可能な回転角度の範囲が、基準となる回転位置から一方及び他方にそれぞれ90度より大きい回転センサを採用する必要のある構成に比べて、製造コストの増大を抑制できる。
また、この構成によれば、軸大径部と筒小径部とが、互いに、ステアリングシャフト及び筒状部材の軸芯方向に接当する。これにより、軸芯方向において、ステアリングシャフトに対する筒状部材の位置決めが容易となる。即ち、ステアリングシャフトに対する筒状部材の組み付け作業が容易となる。
しかも、本発明であれば、第1回転部からの回転力は、減速されて第2回転部に伝達される。これにより、第1回転部が回転した際、第2回転部の回転量は、第1回転部の回転量よりも小さくなる。例えば、第1回転部が360度回転した際、第2回転部の回転量は、360度よりも小さくなる。その結果、第2回転部の回転量の最大値は、第1回転部の回転量の最大値よりも小さくなる。
従って、検知部として、検知可能な回転角度の範囲が比較的狭い回転センサを採用することが許容される。即ち、本発明であれば、基準となる回転位置から一方及び他方にそれぞれ360度以上の回転角度を検知可能な回転センサを備える必要が生じにくくなる。これにより、製造コストの増大を抑制しやすい。
即ち、本発明であれば、車輪の操向切れ角を算出可能でありながら、製造コストの増大を抑制しやすい作業車を実現できる。
また、本発明であれば、アームの揺動角度の範囲が、基準となる揺動位置から一方及び他方にそれぞれ90度以内である作業車を実現できる。これにより、検知部として、検知可能な回転角度の範囲が、基準となる回転位置から一方及び他方にそれぞれ90度以内である回転センサを採用することが許容される。
従って、検知部として、検知可能な回転角度の範囲が、基準となる回転位置から一方及び他方にそれぞれ90度より大きい回転センサを採用する必要のある構成に比べて、製造コストの増大を抑制できる。
また、この構成によれば、筒状部材は貫通孔を通り抜けない。従って、筒状部材がステアリングシャフトに組み付けられていれば、ステアリングシャフトが上方に抜けてしまうことを防止できる。
図1及び図2に示すように、乗用型の田植機A(本発明に係る「作業車」に相当)には、左右の前車輪1と、左右の後車輪2と、が設けられている。そして、左右の前車輪1及び左右の後車輪2により、走行機体3が支持されている。
ステアリングハンドル62は、オペレータによって回転操作可能である。また、図3に示すように、田植機Aは、第1回転部R1を備えている。第1回転部R1は、ステアリングハンドル62の回転に連動して回転するように構成されている。
図5に示すように、ミッションケース30の前部には、上下方向に延びる凹部30aが形成されている。凹部30aは、ミッションケース30の外壁の一部がミッションケース30の内側へ向かって凹入することにより形成されている。
図5に示すように、エンジンフレームEFは、複数のボルトb2により、ミッションケース30の前端部に前方から取り付けられている。そして、エンジンフレームEFの後端部における下部には、ピニオンギヤケース40が取り付けられている。図2及び図4に示すように、ピニオンギヤケース40は、ピニオンギヤ12及びラックギヤ13を収容している。
図1に示すように、田植機Aは、操作アーム70及びセンターマスコット71を備えている。
図3に示すように、田植機Aは、第2回転部R2と、減速機構DMと、検知部Sと、を備えている。減速機構DMは、第1回転部R1からの回転力を減速して第2回転部R2に伝達する。そして、検知部Sは、第2回転部R2の回転量を検知する。
図8に示すように、ガイド溝23は、主溝部23a及び終端溝部23bを有している。終端溝部23bは、主溝部23aに接続している。また、終端溝部23bは、ガイド溝23における両端部に設けられている。
図9及び図10に示すように、第1ステアリングシャフト10は、軸小径部10b、軸大径部10c、2つの突出部10aを有している。軸小径部10b及び軸大径部10cは、第1ステアリングシャフト10の下端部に形成されている。そして、2つの突出部10aは、軸小径部10bに形成されている。また、2つの突出部10aは、それぞれ、径方向外側に突出している。
図4に示すように、上記実施形態においては、ピニオンギヤケース40の下端には、複数のボルトb3により、蓋部材41が締結されている。
(1)オペレータがステアリングハンドル62を回転させた場合に左右の後車輪2の姿勢が変化するように構成されていても良い。その場合、検知部Sにより検知されたアーム20の揺動角度に基づいて、左右の後車輪2の操向切れ角を算出することができる。
10a 突出部
10b 軸小径部
10c 軸大径部
20 アーム
21 筒状部材
21a 受け部
21b 筒大径部
21c 筒小径部
22 ステアリングケース
22a 貫通孔
23 ガイド溝
23a 主溝部
23b 終端溝部
62 ステアリングハンドル
A 田植機(作業車)
DM 減速機構
Q1 揺動軸芯
Q2 回転軸芯
R1 第1回転部
R2 第2回転部
S 検知部
Claims (5)
- 回転操作可能なステアリングハンドルと、
前記ステアリングハンドルの回転に連動して回転する第1回転部と、
前記第1回転部からの回転力を減速して第2回転部に伝達する減速機構と、
前記第2回転部の回転量を検知する検知部と、を備え、
前記第1回転部は、前記ステアリングハンドルに連係したステアリングシャフトを有しており、
前記第2回転部は、前記ステアリングシャフトの回転軸芯に対して垂直に延びる揺動軸芯周りに揺動可能なアームを有しており、
前記減速機構は、前記ステアリングシャフトが挿入されると共に前記ステアリングシャフトと一体回転する筒状部材を有しており、
前記筒状部材における径方向外側面に、螺旋状のガイド溝が形成されており、
前記アームの遊端部は前記ガイド溝に挿入されており、
前記検知部は前記アームの揺動角度を検知するように構成されており、
前記ガイド溝は、主溝部と、前記主溝部に接続する終端溝部と、を有しており、
前記終端溝部は、前記ガイド溝における端部に設けられると共に、前記主溝部から前記筒状部材沿いに遠い位置ほど浅くなるように形成されている作業車。 - 回転操作可能なステアリングハンドルと、
前記ステアリングハンドルの回転に連動して回転する第1回転部と、
前記第1回転部からの回転力を減速して第2回転部に伝達する減速機構と、
前記第2回転部の回転量を検知する検知部と、を備え、
前記第1回転部は、前記ステアリングハンドルに連係したステアリングシャフトを有しており、
前記第2回転部は、前記ステアリングシャフトの回転軸芯に対して垂直に延びる揺動軸芯周りに揺動可能なアームを有しており、
前記減速機構は、前記ステアリングシャフトが挿入されると共に前記ステアリングシャフトと一体回転する筒状部材を有しており、
前記筒状部材における径方向外側面に、螺旋状のガイド溝が形成されており、
前記アームの遊端部は前記ガイド溝に挿入されており、
前記検知部は前記アームの揺動角度を検知するように構成されており、
前記ステアリングシャフトは、径方向外側に突出する突出部を有しており、
前記筒状部材における径方向内側面に、前記突出部に沿う形状を有する受け部が形成されており、
前記突出部と前記受け部とが嵌合している作業車。 - 回転操作可能なステアリングハンドルと、
前記ステアリングハンドルの回転に連動して回転する第1回転部と、
前記第1回転部からの回転力を減速して第2回転部に伝達する減速機構と、
前記第2回転部の回転量を検知する検知部と、を備え、
前記第1回転部は、前記ステアリングハンドルに連係したステアリングシャフトを有しており、
前記第2回転部は、前記ステアリングシャフトの回転軸芯に対して垂直に延びる揺動軸芯周りに揺動可能なアームを有しており、
前記減速機構は、前記ステアリングシャフトが挿入されると共に前記ステアリングシャフトと一体回転する筒状部材を有しており、
前記筒状部材における径方向外側面に、螺旋状のガイド溝が形成されており、
前記アームの遊端部は前記ガイド溝に挿入されており、
前記検知部は前記アームの揺動角度を検知するように構成されており、
前記ステアリングシャフトは、軸小径部と、前記軸小径部に接続すると共に前記軸小径部よりも大径である軸大径部と、を有しており、
前記筒状部材は、筒小径部と、前記筒小径部に接続する筒大径部と、を有しており、
前記筒大径部の内径は、前記筒小径部の内径よりも大きく、
前記軸大径部と前記筒大径部とが嵌合し、且つ、前記軸小径部と前記筒小径部とが嵌合している作業車。 - 回転操作可能なステアリングハンドルと、
前記ステアリングハンドルの回転に連動して回転する第1回転部と、
前記第1回転部からの回転力を減速して第2回転部に伝達する減速機構と、
前記第2回転部の回転量を検知する検知部と、を備え、
前記第1回転部は、前記ステアリングハンドルに連係したステアリングシャフトを有しており、
前記第2回転部は、前記ステアリングシャフトの回転軸芯に対して垂直に延びる揺動軸芯周りに揺動可能なアームを有しており、
前記減速機構は、前記ステアリングシャフトが挿入されると共に前記ステアリングシャフトと一体回転する筒状部材を有しており、
前記筒状部材における径方向外側面に、螺旋状のガイド溝が形成されており、
前記アームの遊端部は前記ガイド溝に挿入されており、
前記検知部は前記アームの揺動角度を検知するように構成されており、
前記ステアリングシャフトを支持するステアリングケースを備え、
前記ステアリングシャフトは、前記ステアリングケースに形成された貫通孔を通る状態で配置されており、
前記筒状部材は、前記貫通孔の下方に配置されており、
前記筒状部材の外径は、前記貫通孔よりも大きい作業車。 - 前記筒状部材は樹脂製である請求項1から4の何れか一項に記載の作業車。
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JP2018124928A JP6929248B2 (ja) | 2018-06-29 | 2018-06-29 | 作業車 |
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JP2018124928A JP6929248B2 (ja) | 2018-06-29 | 2018-06-29 | 作業車 |
Publications (2)
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JP2020001613A JP2020001613A (ja) | 2020-01-09 |
JP6929248B2 true JP6929248B2 (ja) | 2021-09-01 |
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Family Applications (1)
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JP2018124928A Active JP6929248B2 (ja) | 2018-06-29 | 2018-06-29 | 作業車 |
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