JP2003105919A - 外壁パネル及び外壁パネルの製造方法 - Google Patents
外壁パネル及び外壁パネルの製造方法Info
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- JP2003105919A JP2003105919A JP2001303154A JP2001303154A JP2003105919A JP 2003105919 A JP2003105919 A JP 2003105919A JP 2001303154 A JP2001303154 A JP 2001303154A JP 2001303154 A JP2001303154 A JP 2001303154A JP 2003105919 A JP2003105919 A JP 2003105919A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 反転させずに製造することができる外壁パネ
ル及び外壁パネルの製造方法を提供する。 【解決手段】 断熱材4,4が発泡樹脂製の断熱パネル
からなる。パネルフレーム3とこの断熱パネル4,4と
は、断熱パネル4,4をパネルフレーム3の背面側から
内部に嵌め込むことができるようになっている。横たえ
た状態にセットした断熱パネル4,4の上方よりパネル
フレーム3をその内部に発泡樹脂製断熱パネル4,4が
嵌め込まれるようにセットした後、その上方から外装面
材2を重ね、この外装面材4を上方よりパネルフレーム
に取り付けることで製造できる。
ル及び外壁パネルの製造方法を提供する。 【解決手段】 断熱材4,4が発泡樹脂製の断熱パネル
からなる。パネルフレーム3とこの断熱パネル4,4と
は、断熱パネル4,4をパネルフレーム3の背面側から
内部に嵌め込むことができるようになっている。横たえ
た状態にセットした断熱パネル4,4の上方よりパネル
フレーム3をその内部に発泡樹脂製断熱パネル4,4が
嵌め込まれるようにセットした後、その上方から外装面
材2を重ね、この外装面材4を上方よりパネルフレーム
に取り付けることで製造できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外壁パネル及び外
壁パネルの製造方法に関する。
壁パネルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】外装面材の背面側に、上下左右のフレー
ム材を方形環状に組んだパネルフレームが備えられ、こ
のパネルフレーム内に断熱材が入れられている外壁パネ
ルにおいては、断熱材として、一般に、グラスウール等
の繊維系断熱材が用いられている。
ム材を方形環状に組んだパネルフレームが備えられ、こ
のパネルフレーム内に断熱材が入れられている外壁パネ
ルにおいては、断熱材として、一般に、グラスウール等
の繊維系断熱材が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
繊維系断熱材は、形状を自ら一定に保てないものである
ため、外壁パネルの製造過程において、外装面材やパネ
ルフレームをそれらの正面側を上にしたり下にしたりと
反転させる必要があり、外壁パネルの製造に反転機など
の大掛かりな製造設備が必要となると共に、製造された
外壁パネルに精度上の狂いを生じないような特段の配慮
をしていかなければならないという問題があった。
繊維系断熱材は、形状を自ら一定に保てないものである
ため、外壁パネルの製造過程において、外装面材やパネ
ルフレームをそれらの正面側を上にしたり下にしたりと
反転させる必要があり、外壁パネルの製造に反転機など
の大掛かりな製造設備が必要となると共に、製造された
外壁パネルに精度上の狂いを生じないような特段の配慮
をしていかなければならないという問題があった。
【0004】本発明は、上記のような問題点に鑑み、反
転させずに製造することができる外壁パネル及び外壁パ
ネルの製造方法を提供することを課題とする。
転させずに製造することができる外壁パネル及び外壁パ
ネルの製造方法を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、外装面材
の背面側に、上下左右のフレーム材を方形環状に組んだ
パネルフレームが備えられ、このパネルフレーム内に断
熱材が入れられている外壁パネルであって、前記断熱材
は、発泡樹脂製の断熱パネルからなり、パネルフレーム
と発泡樹脂製断熱パネルとは、発泡樹脂製断熱パネルを
パネルフレームの背面側から内部に嵌め込むことができ
るようになされていて、このパネルフレーム内にこの発
泡樹脂製断熱パネルが嵌め込まれており、前記外装面材
は、パネルフレームの正面側に組み付けられ、正面側か
らパネルフレームに取り付けられていることを特徴とす
る外壁パネルによって解決される。
の背面側に、上下左右のフレーム材を方形環状に組んだ
パネルフレームが備えられ、このパネルフレーム内に断
熱材が入れられている外壁パネルであって、前記断熱材
は、発泡樹脂製の断熱パネルからなり、パネルフレーム
と発泡樹脂製断熱パネルとは、発泡樹脂製断熱パネルを
パネルフレームの背面側から内部に嵌め込むことができ
るようになされていて、このパネルフレーム内にこの発
泡樹脂製断熱パネルが嵌め込まれており、前記外装面材
は、パネルフレームの正面側に組み付けられ、正面側か
らパネルフレームに取り付けられていることを特徴とす
る外壁パネルによって解決される。
【0006】この外壁パネルでは、断熱材は、それ自体
で自らの形状を保持することのできる発泡樹脂製の断熱
パネルからなっており、また、パネルフレームとこの断
熱パネルとは、発泡樹脂製断熱パネルをパネルフレーム
の背面側から内部に嵌め込むことができるようになって
おり、更に、外装面材はパネルフレームの正面側からパ
ネルフレームに取り付けられている。従って、外壁パネ
ルの製造においては、下に置いた発泡樹脂製の断熱パネ
ルの上からパネルフレームをその内部に発泡樹脂製断熱
パネルが嵌め込まれるようにセットするというようにす
ることで、パネルフレーム内に断熱材を入れることがで
きる。そして、その上から外装面材をその屋外側の面を
上にして重ね、この外装面材を上方からパネルフレーム
に取り付ければ、外壁パネルが製造され、外壁パネルの
製造過程においてパネルフレームや外装面材を反転させ
る必要がなくなる。これにより、反転機のない簡素な製
造設備で外壁パネルを製造することができると共に、精
度上の狂いのない外壁パネルを容易に製造することがで
きる。
で自らの形状を保持することのできる発泡樹脂製の断熱
パネルからなっており、また、パネルフレームとこの断
熱パネルとは、発泡樹脂製断熱パネルをパネルフレーム
の背面側から内部に嵌め込むことができるようになって
おり、更に、外装面材はパネルフレームの正面側からパ
ネルフレームに取り付けられている。従って、外壁パネ
ルの製造においては、下に置いた発泡樹脂製の断熱パネ
ルの上からパネルフレームをその内部に発泡樹脂製断熱
パネルが嵌め込まれるようにセットするというようにす
ることで、パネルフレーム内に断熱材を入れることがで
きる。そして、その上から外装面材をその屋外側の面を
上にして重ね、この外装面材を上方からパネルフレーム
に取り付ければ、外壁パネルが製造され、外壁パネルの
製造過程においてパネルフレームや外装面材を反転させ
る必要がなくなる。これにより、反転機のない簡素な製
造設備で外壁パネルを製造することができると共に、精
度上の狂いのない外壁パネルを容易に製造することがで
きる。
【0007】前記発泡樹脂製断熱パネルが、内装面材を
取り付ける下地桟を一体的に組み込んだものからなって
いる場合は、この発泡樹脂製断熱パネルを外壁パネルに
組み込むだけで、同時にこの下地桟の組み込みも終える
ことができ、外壁パネルへのこの下地桟の組み込みも極
めて容易に行えて、外壁パネルを生産性良く製造するこ
とが可能となる。
取り付ける下地桟を一体的に組み込んだものからなって
いる場合は、この発泡樹脂製断熱パネルを外壁パネルに
組み込むだけで、同時にこの下地桟の組み込みも終える
ことができ、外壁パネルへのこの下地桟の組み込みも極
めて容易に行えて、外壁パネルを生産性良く製造するこ
とが可能となる。
【0008】前記外装面材の背面側に、発泡樹脂製断熱
パネルとの間に通気層を形成する下地桟が備えられてい
る場合は、外壁パネル内の湿りや結露の発生を防ぐこと
ができる。
パネルとの間に通気層を形成する下地桟が備えられてい
る場合は、外壁パネル内の湿りや結露の発生を防ぐこと
ができる。
【0009】また、上記の課題は、外装面材の背面側
に、上下左右のフレーム材を方形環状に組んだパネルフ
レームが備えられ、このパネルフレーム内に断熱材が入
れられている外壁パネルの製造方法であって、前記断熱
材は、発泡樹脂製の断熱パネルからなり、パネルフレー
ムと発泡樹脂製断熱パネルとは、発泡樹脂製断熱パネル
をパネルフレームの背面側から内部に嵌め込むことがで
きるようになされており、横たえた状態にセットした発
泡樹脂製断熱パネルの上方より、前記パネルフレーム
を、その内部に発泡樹脂製断熱パネルが嵌め込まれるよ
うにセットした後、その上方から外装面材を重ね、この
外装面材を上方よりパネルフレームに取り付けることを
特徴とする外壁パネルの製造方法によって同様に解決さ
れる。
に、上下左右のフレーム材を方形環状に組んだパネルフ
レームが備えられ、このパネルフレーム内に断熱材が入
れられている外壁パネルの製造方法であって、前記断熱
材は、発泡樹脂製の断熱パネルからなり、パネルフレー
ムと発泡樹脂製断熱パネルとは、発泡樹脂製断熱パネル
をパネルフレームの背面側から内部に嵌め込むことがで
きるようになされており、横たえた状態にセットした発
泡樹脂製断熱パネルの上方より、前記パネルフレーム
を、その内部に発泡樹脂製断熱パネルが嵌め込まれるよ
うにセットした後、その上方から外装面材を重ね、この
外装面材を上方よりパネルフレームに取り付けることを
特徴とする外壁パネルの製造方法によって同様に解決さ
れる。
【0010】この製造方法において、外装面材を重ねる
前の、前記発泡樹脂製断熱パネルの嵌め込まれたパネル
フレームの上に外装材側の下地桟をセットし、この下地
桟の上から外装面材を重ね、外装面材を上方よりパネル
フレームに取り付けることとするときは、外装面材の背
面側に予めこの下地桟を取り付けるためにこの外装面材
をその背面側が上となるように反転させる必要がなく、
また、反転後に再反転する必要もなく、このような下地
桟の組み込まれた外壁パネルを反転機構のない簡素な設
備で生産性良く製造することができる。
前の、前記発泡樹脂製断熱パネルの嵌め込まれたパネル
フレームの上に外装材側の下地桟をセットし、この下地
桟の上から外装面材を重ね、外装面材を上方よりパネル
フレームに取り付けることとするときは、外装面材の背
面側に予めこの下地桟を取り付けるためにこの外装面材
をその背面側が上となるように反転させる必要がなく、
また、反転後に再反転する必要もなく、このような下地
桟の組み込まれた外壁パネルを反転機構のない簡素な設
備で生産性良く製造することができる。
【0011】前記外装材側の下地桟が、外装面材と発泡
樹脂製断熱パネルとの間に通気層を形成するものである
場合も、そのような通気層形成用の下地桟の組み込み
を、反転機構のない簡素な設備で行うことができる。
樹脂製断熱パネルとの間に通気層を形成するものである
場合も、そのような通気層形成用の下地桟の組み込み
を、反転機構のない簡素な設備で行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0013】図1乃至図3に示す実施形態の外壁パネル
1において、2は窯業系などからなる外装面材、3は鋼
製のパネルフレーム、4,4は断熱材である。なお、5
は石膏ボードなどによる内装面材である。
1において、2は窯業系などからなる外装面材、3は鋼
製のパネルフレーム、4,4は断熱材である。なお、5
は石膏ボードなどによる内装面材である。
【0014】パネルフレーム3は、上下左右のフレーム
材6,6,7,7を方形環状に組んだもので、更に追加
して、高さ方向の中央部には中間の横向きフレーム材8
も組まれている。上下のフレーム材6,6は、L形材か
らなり、左右のフレーム材7,7はZ形材からなり、中
間の横向きフレーム材8はT形材からなり、これらは溶
接等で接合されてパネルフレーム3を構成している。
材6,6,7,7を方形環状に組んだもので、更に追加
して、高さ方向の中央部には中間の横向きフレーム材8
も組まれている。上下のフレーム材6,6は、L形材か
らなり、左右のフレーム材7,7はZ形材からなり、中
間の横向きフレーム材8はT形材からなり、これらは溶
接等で接合されてパネルフレーム3を構成している。
【0015】このパネルフレーム3において、上下のL
形フレーム材6,6は、その一方の辺6aがパネルフレ
ーム3の外周壁面を形成し、もう一方の辺6bが外装面
材2の側に位置して内向きに突出するように向けられて
備えられている。左右のZ形フレーム材7,7は、中間
辺7aがパネルフレーム3の外周壁面を形成し、中間辺
7aを挟む一方の辺7bが外装面材2の側に位置して外
向きに突出し、中間辺7aを挟むもう一方の辺7cが外
装面材2とは反対の側に位置して内向きに突出するよう
に向けられて備えられている。中間のT形フレーム材8
は、ベース辺8aが外装面材2の側に位置し、足辺8b
が外装面材2とは反対の側に向けられて備えられてい
る。
形フレーム材6,6は、その一方の辺6aがパネルフレ
ーム3の外周壁面を形成し、もう一方の辺6bが外装面
材2の側に位置して内向きに突出するように向けられて
備えられている。左右のZ形フレーム材7,7は、中間
辺7aがパネルフレーム3の外周壁面を形成し、中間辺
7aを挟む一方の辺7bが外装面材2の側に位置して外
向きに突出し、中間辺7aを挟むもう一方の辺7cが外
装面材2とは反対の側に位置して内向きに突出するよう
に向けられて備えられている。中間のT形フレーム材8
は、ベース辺8aが外装面材2の側に位置し、足辺8b
が外装面材2とは反対の側に向けられて備えられてい
る。
【0016】なお、9,9は鋼板などからなるシート状
のブレース材であり、このブレース材9,9はパネルフ
レーム3の正面側、即ち外装面材2の取り付けられる側
に備えられている。また、10…はナットであり、上下
左右のフレーム材6,6,7,7に溶接等で一体的に取
り付けられており、外壁パネル1を、他の外壁パネルの
パネルフレームや土台、軒桁、柱等に取り付けるのに用
いられる。
のブレース材であり、このブレース材9,9はパネルフ
レーム3の正面側、即ち外装面材2の取り付けられる側
に備えられている。また、10…はナットであり、上下
左右のフレーム材6,6,7,7に溶接等で一体的に取
り付けられており、外壁パネル1を、他の外壁パネルの
パネルフレームや土台、軒桁、柱等に取り付けるのに用
いられる。
【0017】断熱材4,4は、上記のパネルフレーム3
内の中間の横向きフレーム材8を挟む上下の空間部に入
れられて外壁パネル1に断熱機能を付与するもので、発
泡ポリスチレンなどの発泡樹脂製の方形状断熱パネルか
らなっている。
内の中間の横向きフレーム材8を挟む上下の空間部に入
れられて外壁パネル1に断熱機能を付与するもので、発
泡ポリスチレンなどの発泡樹脂製の方形状断熱パネルか
らなっている。
【0018】本実施形態では、この断熱パネル4には、
内装面材5を取り付けるための縦向きの木製下地桟11
…が一体的に組み込まれている。即ち、断熱用の発泡樹
脂材4a…と下地桟11…とが横方向に交互に配置さ
れ、これらが接着剤等により接合一体化され、発泡樹脂
製断熱パネル4を形成している。なお、下地桟11…
は、発泡樹脂製断熱パネル4の両面双方に露出するよう
備えられている。
内装面材5を取り付けるための縦向きの木製下地桟11
…が一体的に組み込まれている。即ち、断熱用の発泡樹
脂材4a…と下地桟11…とが横方向に交互に配置さ
れ、これらが接着剤等により接合一体化され、発泡樹脂
製断熱パネル4を形成している。なお、下地桟11…
は、発泡樹脂製断熱パネル4の両面双方に露出するよう
備えられている。
【0019】そして、上記のパネルフレーム3と発泡樹
脂製断熱パネル4,4とは、発泡樹脂製断熱パネル4を
パネルフレーム3の背面側、即ち外装面材2とは反対の
側からパネルフレーム3の内部に嵌め込むことができる
ようになっていて、この背面側から嵌め込まれてパネル
フレーム3の内部に入れられている。
脂製断熱パネル4,4とは、発泡樹脂製断熱パネル4を
パネルフレーム3の背面側、即ち外装面材2とは反対の
側からパネルフレーム3の内部に嵌め込むことができる
ようになっていて、この背面側から嵌め込まれてパネル
フレーム3の内部に入れられている。
【0020】なお、パネルフレーム3の左右のフレーム
材7,7については、その中間辺7aを挟んで外装面材
2とは反対の側の辺7cがパネルフレーム3内に内向き
に突出しているため、断熱パネル4をパネルフレーム3
の背面側から嵌め込める構成とすると、この部分が断熱
パネル4では断熱されずに隙間となるので、この隙間部
分を断熱する目的で断熱パネル4とは別の隙間断熱材1
2が入れられている。この隙間断熱材12も同じく発泡
樹脂製の断熱材からなっている。
材7,7については、その中間辺7aを挟んで外装面材
2とは反対の側の辺7cがパネルフレーム3内に内向き
に突出しているため、断熱パネル4をパネルフレーム3
の背面側から嵌め込める構成とすると、この部分が断熱
パネル4では断熱されずに隙間となるので、この隙間部
分を断熱する目的で断熱パネル4とは別の隙間断熱材1
2が入れられている。この隙間断熱材12も同じく発泡
樹脂製の断熱材からなっている。
【0021】更に、外装面材2と発泡樹脂製断熱パネル
4との間には、それらの間に通気層13を形成するため
の縦向きの木製下地桟14…が介装され、外装面材2
は、この木製下地桟14…を介して、パネルフレーム3
に対し、外装面材2の側から取り付けられており、この
下地桟14…によって外装面材2と発泡樹脂製断熱パネ
ル4との間に通気層13が形成されている。この下地桟
14…は、その両端をパネルフレーム3の上下フレーム
材6,6の上に置くことができる長さ寸法に設定されて
いる。
4との間には、それらの間に通気層13を形成するため
の縦向きの木製下地桟14…が介装され、外装面材2
は、この木製下地桟14…を介して、パネルフレーム3
に対し、外装面材2の側から取り付けられており、この
下地桟14…によって外装面材2と発泡樹脂製断熱パネ
ル4との間に通気層13が形成されている。この下地桟
14…は、その両端をパネルフレーム3の上下フレーム
材6,6の上に置くことができる長さ寸法に設定されて
いる。
【0022】上記のような構造にすることにより、この
外壁パネル1は、次のようにして製造することができ
る。即ち、図4(イ)及び図5(イ)に示すように、断
熱パネル4,4を製造用の台15の上に横たえた状態に
してセットし、次いで、図4(ロ)及び図5(ロ)に示
すように、パネルフレーム3を、その背面側を下に向け
て、内部に発泡樹脂製断熱パネル4が嵌め込まれるよう
にセットする。
外壁パネル1は、次のようにして製造することができ
る。即ち、図4(イ)及び図5(イ)に示すように、断
熱パネル4,4を製造用の台15の上に横たえた状態に
してセットし、次いで、図4(ロ)及び図5(ロ)に示
すように、パネルフレーム3を、その背面側を下に向け
て、内部に発泡樹脂製断熱パネル4が嵌め込まれるよう
にセットする。
【0023】断熱パネル4は、発泡樹脂でつくられてお
り、それ自体で自らの形状を保持することのできるの
で、台15の上にセットしたこの断熱パネル4の上から
パネルフレーム3をその内部に発泡樹脂製断熱パネル4
が嵌め込まれるようにセットしても、断熱パネル4の形
状がくずれたり、うまく嵌め込まれなかったりすること
はなく、スムーズにスッポリと嵌め込むことができる。
これにより、パネルフレーム3の背面側を上に向けてパ
ネルフレーム3内に断熱材を入れた後、パネルフレーム
を上下反転させるというようなことをする必要はない。
り、それ自体で自らの形状を保持することのできるの
で、台15の上にセットしたこの断熱パネル4の上から
パネルフレーム3をその内部に発泡樹脂製断熱パネル4
が嵌め込まれるようにセットしても、断熱パネル4の形
状がくずれたり、うまく嵌め込まれなかったりすること
はなく、スムーズにスッポリと嵌め込むことができる。
これにより、パネルフレーム3の背面側を上に向けてパ
ネルフレーム3内に断熱材を入れた後、パネルフレーム
を上下反転させるというようなことをする必要はない。
【0024】なお、このセット状態において、断熱パネ
ル4,4とパネルフレーム3とは一体化させておくよう
にするのもよい。また、左右の隙間断熱材12,12
は、パネルフレーム3の左右のフレーム材7,7に予め
セットしておくようにしてもよいし、断熱パネル4を嵌
め込んだ後に上方からセットするようにしてもよい。更
に、断熱パネル4や隙間断熱材12,12には、パネル
フレーム3に備えられているナット10と干渉する部分
において切欠きを設けておき、断熱パネル4等とパネル
フレーム3とを組合せ状態にした後、別途それらの切欠
き部分に断熱材を充填するようにすればよい。
ル4,4とパネルフレーム3とは一体化させておくよう
にするのもよい。また、左右の隙間断熱材12,12
は、パネルフレーム3の左右のフレーム材7,7に予め
セットしておくようにしてもよいし、断熱パネル4を嵌
め込んだ後に上方からセットするようにしてもよい。更
に、断熱パネル4や隙間断熱材12,12には、パネル
フレーム3に備えられているナット10と干渉する部分
において切欠きを設けておき、断熱パネル4等とパネル
フレーム3とを組合せ状態にした後、別途それらの切欠
き部分に断熱材を充填するようにすればよい。
【0025】しかる後、図4(ハ)及び図5(ハ)に示
すように、通気層形成用の下地桟14…をパネルフレー
ム3の上面にセットし、図4(ニ)及び図5(ニ)に示
すように、その上から、外装面材2をその屋外側となる
面を上にしたまま重ね、この外装面材2を、この面材2
の上面側からパネルフレーム3に対して取り付ける。こ
のように、外装面材2は、外壁パネル1の製造におい
て、屋外側となる面を常に上に向けておくことができ、
これを反転させる必要がない。
すように、通気層形成用の下地桟14…をパネルフレー
ム3の上面にセットし、図4(ニ)及び図5(ニ)に示
すように、その上から、外装面材2をその屋外側となる
面を上にしたまま重ね、この外装面材2を、この面材2
の上面側からパネルフレーム3に対して取り付ける。こ
のように、外装面材2は、外壁パネル1の製造におい
て、屋外側となる面を常に上に向けておくことができ、
これを反転させる必要がない。
【0026】なお、通気層形成用の下地桟14…は、外
装面材2を重ねる前にパネルフレーム3にビスなどで取
り付けておくようにするのもよいし、外装面材2をパネ
ルフレーム3に取り付ける際に併せて下地桟14…も一
体化させるようにするのもよい。以上のようにして外壁
パネル1が製造される。
装面材2を重ねる前にパネルフレーム3にビスなどで取
り付けておくようにするのもよいし、外装面材2をパネ
ルフレーム3に取り付ける際に併せて下地桟14…も一
体化させるようにするのもよい。以上のようにして外壁
パネル1が製造される。
【0027】上記の外壁パネル1では、以上の説明で明
らかなように、外壁パネル1の製造過程において、外装
面材2やパネルフレーム3を移動や反転させる必要がな
く、パネルフレーム3を固定できる台上で外壁パネル1
の製造を行っていくことができると共に、精度上の狂い
のない外壁パネルを容易に製造することができる。
らかなように、外壁パネル1の製造過程において、外装
面材2やパネルフレーム3を移動や反転させる必要がな
く、パネルフレーム3を固定できる台上で外壁パネル1
の製造を行っていくことができると共に、精度上の狂い
のない外壁パネルを容易に製造することができる。
【0028】また、上記の外壁パネル1では、発泡樹脂
製断熱パネル4が、内装面材5を取り付ける下地桟11
…を一体的に組み込んだものからなっているので、この
発泡樹脂製断熱パネル4を外壁パネル1に組み込むだけ
で、同時にこの下地桟11…の組み込みも終えることが
でき、外壁パネル1への下地桟11…の組み込みを極め
て容易に行え、外壁パネル1を生産性良く製造すること
ができ、現場での内装面材の取付けも容易になる。
製断熱パネル4が、内装面材5を取り付ける下地桟11
…を一体的に組み込んだものからなっているので、この
発泡樹脂製断熱パネル4を外壁パネル1に組み込むだけ
で、同時にこの下地桟11…の組み込みも終えることが
でき、外壁パネル1への下地桟11…の組み込みを極め
て容易に行え、外壁パネル1を生産性良く製造すること
ができ、現場での内装面材の取付けも容易になる。
【0029】更に、前記外装面材2と発泡樹脂製断熱パ
ネル4との間には通気層13が形成されているので、外
壁パネル1内の湿りや結露の発生を防ぐことができる。
そのための下地桟14…も上記のように外装面材2を反
転させることなく組み込むことができ、このような例え
ば通気層形成用の下地桟14…の備えられた外壁パネル
1を反転機構のない簡素な設備で生産性良く製造するこ
とができる。以上に、本発明の実施形態を示したが、本
発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱し
ない範囲で、各種の変更が可能である。例えば、断熱パ
ネル4に用いられる発泡樹脂は、それ自体で形状を保持
することのできる剛性を備えたものであればよく、上記
のような発泡ポリスチレン以外のものが用いられてもよ
いことはいうまでもない。また、パネルフレーム3を構
成するフレーム材の横断面形状に特段の制限はなく、各
種横断面形状のものが用いられてよい。
ネル4との間には通気層13が形成されているので、外
壁パネル1内の湿りや結露の発生を防ぐことができる。
そのための下地桟14…も上記のように外装面材2を反
転させることなく組み込むことができ、このような例え
ば通気層形成用の下地桟14…の備えられた外壁パネル
1を反転機構のない簡素な設備で生産性良く製造するこ
とができる。以上に、本発明の実施形態を示したが、本
発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱し
ない範囲で、各種の変更が可能である。例えば、断熱パ
ネル4に用いられる発泡樹脂は、それ自体で形状を保持
することのできる剛性を備えたものであればよく、上記
のような発泡ポリスチレン以外のものが用いられてもよ
いことはいうまでもない。また、パネルフレーム3を構
成するフレーム材の横断面形状に特段の制限はなく、各
種横断面形状のものが用いられてよい。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以上のとおりのものであるか
ら、反転させずに外壁パネルを製造することができ、こ
れにより、外壁パネルを反転機の備えられていない簡素
な製造設備で製造することができると共に、精度上の狂
いのない外壁パネルを容易に製造することができる。
ら、反転させずに外壁パネルを製造することができ、こ
れにより、外壁パネルを反転機の備えられていない簡素
な製造設備で製造することができると共に、精度上の狂
いのない外壁パネルを容易に製造することができる。
【図1】実施形態の外壁パネルを示すもので、図(イ)
は図2のI−I線から見た断面平面図、図(ロ)は図2
のII−II線から見た断面側面図である。
は図2のI−I線から見た断面平面図、図(ロ)は図2
のII−II線から見た断面側面図である。
【図2】外装面材を省略した状態での外壁パネルの正面
図である。
図である。
【図3】外壁パネルの分解斜視図である。
【図4】図(イ)乃至図(ニ)は外壁パネルの製造方法
を順次に示す断面図である。
を順次に示す断面図である。
【図5】図(イ)乃至図(ニ)は外壁パネルの製造方法
を順次に示すもので、図4とは異なる方向から見た断面
図である。
を順次に示すもので、図4とは異なる方向から見た断面
図である。
1…外壁パネル
2…外装面材
3…パネルフレーム
4…発泡樹脂製断熱パネル材
11…内装面材取付け用の下地桟
13…通気層
14…通気層形成用の下地桟
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 2E001 DB02 DD01 FA04 GA12 GA42
GA46 GA53 GA56 GA57 GA59
GA63 HD01 HD09 LA01 LA04
LA09 NA07 ND12
2E110 AA02 AA09 AB04 AB22 BA03
BA12 CB02 EA09 GA24Z
GA33W
2E162 BA02 BA05 BB02 BB04 BB05
BB07 BB08 CA00 CA16 CD01
CD03 GA01 GA02 GA03 GB07
Claims (6)
- 【請求項1】 外装面材の背面側に、上下左右のフレー
ム材を方形環状に組んだパネルフレームが備えられ、こ
のパネルフレーム内に断熱材が入れられている外壁パネ
ルであって、 前記断熱材は、発泡樹脂製の断熱パネルからなり、 パネルフレームと発泡樹脂製断熱パネルとは、発泡樹脂
製断熱パネルをパネルフレームの背面側から内部に嵌め
込むことができるようになされていて、このパネルフレ
ーム内にこの発泡樹脂製断熱パネルが嵌め込まれてお
り、 前記外装面材は、パネルフレームの正面側に組み付けら
れ、正面側からパネルフレームに取り付けられているこ
とを特徴とする外壁パネル。 - 【請求項2】 前記発泡樹脂製断熱パネルは、内装面材
を取り付ける下地桟が一体的に組み込まれたものからな
っている請求項1に記載の外壁パネル。 - 【請求項3】 前記外装面材の背面側に、発泡樹脂製断
熱パネルとの間に通気層を形成する下地桟が備えられて
いる請求項1又は2に記載の外壁パネル。 - 【請求項4】 外装面材の背面側に、上下左右のフレー
ム材を方形環状に組んだパネルフレームが備えられ、こ
のパネルフレーム内に断熱材が入れられている外壁パネ
ルの製造方法であって、 前記断熱材は、発泡樹脂製の断熱パネルからなり、 パネルフレームと発泡樹脂製断熱パネルとは、発泡樹脂
製断熱パネルをパネルフレームの背面側から内部に嵌め
込むことができるようになされており、 横たえた状態にセットした発泡樹脂製断熱パネルの上方
より、前記パネルフレームを、その内部に発泡樹脂製断
熱パネルが嵌め込まれるようにセットした後、その上方
から外装面材を重ね、この外装面材を上方よりパネルフ
レームに取り付けることを特徴とする外壁パネルの製造
方法。 - 【請求項5】 外装面材を重ねる前の、前記発泡樹脂製
断熱パネルの嵌め込まれたパネルフレームの上に外装材
側の下地桟をセットし、この下地桟の上から外装面材を
重ね、外装面材を上方よりパネルフレームに取り付ける
請求項4に記載の外壁パネルの製造方法。 - 【請求項6】 前記外装材側の下地桟が、外装面材と発
泡樹脂製断熱パネルとの間に通気層を形成するものであ
る請求項5に記載の外壁パネルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001303154A JP2003105919A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 外壁パネル及び外壁パネルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001303154A JP2003105919A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 外壁パネル及び外壁パネルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003105919A true JP2003105919A (ja) | 2003-04-09 |
Family
ID=19123286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001303154A Pending JP2003105919A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 外壁パネル及び外壁パネルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003105919A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014152561A (ja) * | 2013-02-12 | 2014-08-25 | Sadahiro Kato | 木製断熱パネル |
WO2023089188A1 (de) | 2021-11-22 | 2023-05-25 | Helmut Gutzmann | System und verfahren zur positionierung einer bewegbaren manipulatoreinheit |
-
2001
- 2001-09-28 JP JP2001303154A patent/JP2003105919A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014152561A (ja) * | 2013-02-12 | 2014-08-25 | Sadahiro Kato | 木製断熱パネル |
WO2023089188A1 (de) | 2021-11-22 | 2023-05-25 | Helmut Gutzmann | System und verfahren zur positionierung einer bewegbaren manipulatoreinheit |
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