JP2003105875A - フラッシュパネル - Google Patents

フラッシュパネル

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JP2003105875A
JP2003105875A JP2001298887A JP2001298887A JP2003105875A JP 2003105875 A JP2003105875 A JP 2003105875A JP 2001298887 A JP2001298887 A JP 2001298887A JP 2001298887 A JP2001298887 A JP 2001298887A JP 2003105875 A JP2003105875 A JP 2003105875A
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JP
Japan
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humidity control
flash panel
control material
humidity
space
Prior art date
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JP2001298887A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Araya
浩明 新家
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度、湿度の影響による反りや狂いを低減し
うるフラッシュパネルを提供する。 【解決手段】 フラッシュパネル1は、上枠2a、下枠
2b及び縦枠2cを含んでなる芯材2の両面に木質基材
板3を貼着してなるフラッシュパネルであって、前記両
木質基材板3a及び3b間の空隙部4内に、調湿材袋5
を設け、該調湿材袋5に調湿材6を保持する構造を有す
るので、フラッシュパネルの木質基材板3を隔てた両側
で室温及び湿度に違いがあっても反りの発生を抑制する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物のドアや仕切
り壁等として施工されるフラッシュパネルに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、高気密、高断熱住宅の普及に伴
い、同一家屋内での各部屋相互間の温度、湿度の格差
が、従来と比較して、一層、顕著なものとなってきてお
り、各部屋間のドアや仕切り壁として使用されるフラッ
シュパネルの温度、湿度の影響による反りや狂いに対し
ても、より効果的な解決方法が求められている。これに
対しては、例えば、フラッシュパネル内部に樹脂層を設
けて、パネル内部の水分移動を防ぎ、温度差や湿度差等
による反りを防止する方法(特開平10-100339号公報)等
が提案されており、一定の効果を有することが知られて
いるが、未だ、満足できるものではないのが現状であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる事由
に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、温
度、湿度の影響による反りや狂いを低減しうるフラッシ
ュパネルを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明のフラッシュパネルは、芯材の
両面に木質基材板を貼着してなるフラッシュパネルであ
って、前記両木質基材板間の空隙部に、調湿材を保持し
ていることを特徴とするものである。
【0005】請求項2に係る発明のフラッシュパネル
は、請求項1記載のフラッシュパネルにおいて、前記両
木質基材板間の空隙部に複数の補強桟を有する一方、前
記調湿材が、前記補強桟により区切られた空間部に配置
された通気性を有する袋に内包されることを特徴とする
ものである。
【0006】請求項3に係る発明のフラッシュパネル
は、請求項1又は請求項2記載のフラッシュパネルにお
いて、前記調湿材が、炭、シリカゲル、ゼオライト、珪
藻土、セピオライトの少なくともいずれかを含んでなる
調湿材であることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき説明する。なお、本発明のフラッシュパネルは、
下記の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得る
ことは勿論である。ここで、 図1は、本発明のフラッ
シュパネル1の内部構造の要部を示す一部切欠した斜視
図である。図2は、本発明のフラッシュパネル1の内部
構造の要部を示す断面図である。
【0008】図1及び図2において本発明のフラッシュ
パネル1は、少なくとも、上枠2a、下枠2b及び縦枠
2cを含んでなる芯材2の両面に木質基材板3を貼着し
てなるフラッシュパネルであって、該フラッシュパネル
1の一方の木質基材板3を木質基材板3a、反対側のも
のを木質基材板3bとするとき、かかる両木質基材板3
a及び3b間の空隙部4に、調湿材袋5を設け、該調湿
材袋5に調湿材6を保持するというものである。ここ
で、芯材2は、LVL(単板積層材)、集成材、PB
(パーティクルボード)等で構成される一方、木質基材
板3は、合板、MDF(中質繊維板)等で構成される。
【0009】更に、本実施形態では、空隙部4内に、縦
枠2c間を横架する木質材よりなる複数の補強桟(横
桟)7を備え、フラッシュパネル1全体の構造強化を図
ると共に、前記空隙部4を複数の空間部4aに区切り、
前記各空間部4aに調湿材6を内包した前記調湿材袋5
をピンタッカー止めで保持している。
【0010】一般に、フラッシュパネルは、温度環境、
湿度環境の異なる二つの空間の境界で使用される場合が
多く、特に、構成材料の木質材は、周辺環境の温、湿度
の差異、或いはこれに起因する局部的な含水率の差異に
よる膨張、収縮による反りや狂いを生じやすい。この場
合、特に、パネルの両面を構成する木質基材板3a、3
b間の含水率の差異を緩和する機構をフラッシュパネル
自体に組み込むことが有効である。本発明は、かかる観
点よりなされたものであって、鋭意、検討の結果、本発
明を完成するに至ったものである。
【0011】即ち、本発明のフラッシュパネル1は、上
記したように、木質基材板3a及び3b間の空隙部4
に、調湿材袋5を設け、これに調湿材6を保持するとい
う構成を有するというものである。
【0012】かかる調湿材6としては、特に、限定はな
く、上記課題解決に寄与する限りにおいて何ら制約のな
いことはいうまでもないが、好適には、水分を吸着、放
出できる比表面積の大きな多孔質無機材料、具体的に
は、炭、シリカゲル、ゼオライト、珪藻土、セピオライ
ト等が例示される。したがって、フラッシュパネル1の
調湿材6として好ましいものとしては、少なくとも炭、
シリカゲル、ゼオライト、珪藻土、セピオライトのいず
れかを含んでなる調湿材が例示される。
【0013】更に、前記調湿材6を内包する調湿材袋5
を構成する素材についても、同様に、特に、限定はな
く、上記課題解決に寄与する限りにおいて何ら制約のな
いことはいうまでもないが、好適には、通気性を有する
紙、織布、不織布等が例示される。
【0014】この結果、例えば、高温多湿な環境に曝さ
れている木質基材板3a側近傍のフラッシュパネル1内
面の水分が、かかる調湿材6の作用により、調湿材6内
部に、取り込まれる一方、低温低湿な環境に置かれてい
る木質基材板3b側では、かかる調湿材6の作用によ
り、調湿材6内部に取り込まれていた水分が、フラッシ
ュパネル1内面の木質基材板3b側の空間に放出され、
全体としてフラッシュパネル1の両面を構成する木質基
材板3a、3b間の含水率の差異を緩和し得るというも
のである。
【0015】更に、上記フラッシュパネル1は、木質基
材板3a、3b間の空隙部4に複数の補強桟7を有する
一方、前記補強桟7により区切られた空間部4aに配置
された調湿材6を内包する通気性を有する調湿材袋5を
有するため、芯材2、木質基材板3、補強桟7等の可燃
性の木質基材よりなる部分と調湿材6等の不燃性の無機
物よりなる部分の分別が容易で、廃棄が容易であるとい
う利点を有する。
【0016】又、本発明のフラッシュパネル1は、上記
のもののみに限定されず、更に異なる構成も当然に可能
であり、上記課題解決に寄与する限りにおいて何ら制約
のないことはいうまでもない。例えば、補強桟7を設
けず、調湿材6で空隙部4を完全に充填する構成、同
様に、補強桟7を設けず、調湿材6を内包する調湿材袋
5で空隙部4を完全に充填する構成、補強桟7は設け
る一方、調湿材6で空間部4aを完全に充填する構成、
同様に、補強桟7は設けるものの、調湿材6を内包す
る調湿材袋5で空間部4aを完全に充填する構成、調
湿材袋5を用いず、成形体化した調湿材6を用いる構成
等を例示することができる。
【0017】更に、上記調湿効果を妨げない限りにおい
て、必要に応じて、木質基材板3の外側に表面化粧を施
すこと等は当然に可能であり、これにより、フラッシュ
パネル1の美感を保持することができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る発明のフ
ラッシュパネルは、芯材の両面に木質基材板を貼着して
なるフラッシュパネルであって、前記両木質基材板間の
空隙部に、調湿材を保持していることを特徴とするもの
であるので、フラッシュパネルの両側で室温及び湿度に
違いがあっても反りの発生が抑制されるという優れた効
果を奏する。
【0019】請求項2及び請求項3に係る発明のフラッ
シュパネルは、請求項1記載のフラッシュパネルにおい
て、前記両木質基材板間の空隙部に複数の補強桟を有す
る一方、前記調湿材が、前記補強桟により区切られた空
間部に配置された通気性を有する袋に内包されることを
特徴とするものであるので、請求項1に係る発明の効果
に加えて、廃棄の際に、可燃性の木質基材よりなる部分
と不燃性の無機物よりなる部分の分別が容易になるとい
う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフラッシュパネルの内部構造の要部を
示す一部切欠した斜視図である。
【図2】本発明のフラッシュパネルの内部構造の要部を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 フラッシュパネル 2 芯材 2a 上枠 2b 下枠 2c 縦枠 3 木質基材板 3a 木質基材板 3b 木質基材板 4 空隙部 4a 空間部 5 調湿材袋 6 調湿材 7 補強桟(横桟)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芯材の両面に木質基材板を貼着してなるフ
    ラッシュパネルであって、前記両木質基材板間の空隙部
    に、調湿材を保持していることを特徴とするフラッシュ
    パネル。
  2. 【請求項2】前記両木質基材板間の空隙部に複数の補強
    桟を有する一方、前記調湿材が、前記補強桟により区切
    られた空間部に配置された通気性を有する袋に内包され
    ることを特徴とする請求項1記載のフラッシュパネル。
  3. 【請求項3】前記調湿材が、炭、シリカゲル、ゼオライ
    ト、珪藻土、セピオライトの少なくともいずれかを含ん
    でなる調湿材であることを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載のフラッシュパネル。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008038579A (ja) * 2006-08-07 2008-02-21 Masahiro Hieda 調湿部材

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