JP2003105716A - 角形鋼管を主桁に用いた橋梁構造 - Google Patents
角形鋼管を主桁に用いた橋梁構造Info
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Abstract
より主桁を構成するとともに、鋼床版12により主桁の
一部及び床版を構成し、隣り合う角形鋼管10を横桁1
6を介して互いに連結するとともに、鋼床版12を補強
するための縦リブ18を横桁16により支持し、隣接す
る各部材を高力ボルト14によりそれぞれ互いに接合し
て一体構造にする。
Description
に用いる桁に、市販されている角形鋼管を使用し、橋梁
建設をプレハブ化した橋梁構造に関するものである。
のタイプがあり、図12に鈑桁の一例を示す。
床版50と、鋼床版50を補強する補強用縦リブ52
と、ウェブ54と、ウェブ54の下端に設けられる下フ
ランジ56と、横桁と横リブ58とにより構成されてお
り、これらは、工場にて組立溶接され、現地で架設が行
われる。現地架設作業では、添接部を高力ボルトで本締
めする作業と、隣り合う鋼床版50同士の図中実線で示
す部分を溶接する作業と、これらを検査する作業とが行
なわれる。
0上を車両が通行した際、その荷重は、鋼床版50、ウ
ェブ54及び下フランジ56で分担され、支承を介して
下部工へ伝達される。
来の鋼床版桁橋では、以下のような課題がある。
接するため、この作業に多くの時間を必要とする。ま
た、現地架設時に、隣り合う鋼床版50同士を溶接する
作業とその検査とがあるため、供用するまでに時間がか
かる。
のものである。
従来の課題を解決するためのものであり、主桁に既製品
の角形鋼管を使用することにより工場製作の時間を短縮
するとともに、鋼床版、角形鋼管及び他の部材を高力ボ
ルトで組立てることにより、現地架設作業の時間を短縮
することを目的とする。
床版桁橋であって、角形鋼管(10)により主桁が構成
されているとともに、鋼床版(12)により主桁の一部
及び床版が構成されており、前記角形鋼管(10)と前
記鋼床版(12)とが高力ボルト(14)により互いに
接合されていることを特徴とするものである。
は、請求項1記載の発明において、前記角形鋼管(1
0)は、横桁(16)を介して互いに連結されており、
前記角形鋼管(10)と横桁(16)とが高力ボルト
(14)により互いに接合されていることを特徴とする
ものである。
求項2記載の発明において、前記鋼床版(12)にはこ
れを補強するための縦リブ(18)が設けられており、
該縦リブ(18)は、前記横桁(16)により支持され
ているとともに高力ボルト(14)により互いに接合さ
れていることを特徴とするものである。
施の形態の対応する部材を示す。
態を図により説明する。
に第1の実施の形態の平面図をそれぞれ示す。
とともに、鋼床版12により主桁の一部及び床版が構成
されており、角形鋼管10と前記鋼床版12とは高力ボ
ルト14により互いに接合されている。また、隣り合う
角形鋼管10同士は、横桁16を介して互いに連結され
ており、それぞれの角形鋼管10と横桁16とは高力ボ
ルト14により互いに接合されている。鋼床版12には
これを補強するための縦リブ18が設けられており、鋼
床版12と縦リブ18とは高力ボルト14により互いに
接合されている。縦リブ18は、横桁16により支持さ
れており、これらは、高力ボルト14により互いに接合
されている。
業は、架設現場において行なわれるものであり、各部材
は、架設現場において一体構造とされる。
形鋼管を用いた単純省力化鋼床版橋と、単純非合成版桁
橋を設計して載荷実験を行った。設計条件は、支間長:
30m、活荷重:B活荷重、幅員:9.2m、横断勾
配:2%拝み勾配としている。実際は、1/3のモデル
を使用した。
される1主桁構造の供試体1を製作し、角形鋼管10と
鋼床版12とが複合構造としての断面剛性を有するか及
び有効なボルト配置の確認を行う。
ットし、支間中央を油圧ジャッキにより載荷板(200
×200)を介して載荷する方法で行う。載荷は、許容
応力に相当する荷重(154kN)まで行う。計測は図
3及び図4に示す位置において載荷、荷重、変位及びひ
ずみについて行う。
子計算から得られた荷重−変位曲線(A断面)とたわみ
曲線(荷重140kN時)をそれぞれ比較して示す。
ッチが千鳥配置の場合、格子計算より小さくなり、順次
配置の場合は、格子計算とほぼ一致する。
フランジのひずみの分布(荷重140kN時)を比較し
て示す。
算の結果とほぼ一致する。
チが150mmの順次配置の場合は、ボルト接合により
十分な断面剛性を有する。
る3主桁構造の供試体2を製作し、横桁16の分配効果
の確認を行う。
20kNとする以外は、供試体1と同様に行う。
−変位曲線を実験と格子計算で比較して示す。なお、図
中のG2桁は、載荷した中央桁を示し、G1とG3桁
は、横桁16であるH形鋼を介して荷重分布される外桁
である。
ランジのひずみの関係を示す。
結果と一致した挙動を示していることから、横桁16の
分配効果は十分であり、許容応力内での設計が可能と判
断される。
り、以下のことがわかる。
結果より、ボルトピッチが150mmの順次配列の場合
は、ボルト接合により十分な断面剛性が得られる。
結果が格子計算結果とほぼ一致した挙動を示しているこ
とから、横桁16の分配効果は十分であり、許容応力内
での設計が可能である。
項1記載の発明は、主桁に既製品として入手できる角形
鋼管(10)を使用するため、工場製作の時間を短縮す
ることができる。
とを高力ボルト(14)により接合するため、部材間の
溶接を無くすことができるので、現場架設の時間短縮を
行うことができる。また、十分な断面剛性を有する高い
精度のものを製作することができる。
明の鋼床版桁橋は、単純非合成版桁橋に比較してコスト
を約10%低減することができる。
は、請求項1記載の発明において、角形鋼管(10)と
横桁(16)とを高力ボルト(14)により接合するこ
とにより、高い精度のものが製作でき、製作時間の短縮
を行うことができる。
発明は、請求項2記載の発明において、鋼床版(1
2)、縦リブ(18)及び横桁(16)をそれぞれ高力
ボルト(14)により接合することにより、許容応力内
での設計が可能であるとともに、高い精度のものが製作
でき、また、製作時間の短縮を行うことができる。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 鋼床版桁橋であって、 角形鋼管(10)により主桁が構成されているととも
に、鋼床版(12)により主桁の一部及び床版が構成さ
れており、前記角形鋼管(10)と前記鋼床版(12)
とが高力ボルト(14)により互いに接合されているこ
とを特徴とする角形鋼管を主桁に用いた橋梁構造。 - 【請求項2】 前記角形鋼管(10)は、横桁(16)
を介して互いに連結されており、前記角形鋼管(10)
と横桁(16)とが高力ボルト(14)により互いに接
合されていることを特徴とする請求項1記載の角形鋼管
を主桁に用いた橋梁構造。 - 【請求項3】 前記鋼床版(12)にはこれを補強する
ための縦リブ(18)が設けられており、該縦リブ(1
8)は、前記横桁(16)により支持されているととも
に高力ボルト(14)により互いに接合されていること
を特徴とする請求項2記載の角形鋼管を主桁に用いた橋
梁構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001305351A JP3726153B2 (ja) | 2001-10-01 | 2001-10-01 | 角形鋼管を主桁に用いた橋梁構造 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107130509A (zh) * | 2017-06-26 | 2017-09-05 | 厦门中平公路勘察设计院有限公司 | 一种异型钢结构人行天桥 |
JP2020176463A (ja) * | 2019-04-19 | 2020-10-29 | 日本製鉄株式会社 | 道路用の床版およびその施工方法 |
KR102409280B1 (ko) * | 2021-09-29 | 2022-06-14 | 이보베 | 조립식 원형 강관거더 및 그 시공방법 |
-
2001
- 2001-10-01 JP JP2001305351A patent/JP3726153B2/ja not_active Expired - Fee Related
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