JP2003105661A - 絹不織布及びその製造方法 - Google Patents

絹不織布及びその製造方法

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JP2003105661A
JP2003105661A JP2001297520A JP2001297520A JP2003105661A JP 2003105661 A JP2003105661 A JP 2003105661A JP 2001297520 A JP2001297520 A JP 2001297520A JP 2001297520 A JP2001297520 A JP 2001297520A JP 2003105661 A JP2003105661 A JP 2003105661A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絹繊維独特の滑らかな風合いと耐磨耗性とを
兼ね備えた衣料用布帛等にも使用することができる絹不
織布を提供する。 【解決手段】 絹繊維にクリンプ加工処理を施して該ち
じれ形状に成形した絹繊維に水溶性ポリマーを含浸させ
て該絹繊維のちじれ形状を固定した該ちじれ形状絹繊維
を一定の長さに切り揃えて絹短繊維とし、該絹短繊維を
カード機により交絡させてウェブを形成し、該ウェブを
メッシュ状織物の両面に積層してウェブ層を形成した後
に該各ウェブ層の外面側から高圧柱状水流を吹き付ける
ことにより、該各ウェブ層を構成する絹短繊維に含浸さ
れた水溶性ポリマーを洗い流すと共に該各ウェブ層を構
成する絹短繊維間、メッシュ状織物の一方面に積層され
たウェブ層を構成する絹短繊維と他方面に積層されたウ
ェブ層を構成する絹短繊維間及び該各ウェブ層を構成す
る絹短繊維とメッシュ状織物を構成する長繊維間を3次
元交絡させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絹不織布及びその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、長繊維からなる絹織物は、
洗濯できず、皺が付き易いため、その取扱いが困難であ
り、また、価格も高いことから、イージーケア性や低コ
スト化が要求される現代の市場ニーズから取り残されつ
つある。
【0003】しかし、前記絹織物は、他の繊維にはない
独特の風合いや人間の皮膚に好影響を与えるという性質
を有しているため、該絹織物が有する特徴を生かしつつ
前記市場ニーズに合致した絹繊維製品の開発が望まれ、
その開発の一つとして該絹短繊維を原材料とした絹不織
布の開発が行われており、例えば、多数のネップを有す
る交絡性に優れた絹の屑綿を原材料として水流交絡法や
乾式熱融着法等により絹不織布を製造する方法が開発さ
れている。
【0004】また、特許第2726819号公報には、
副蚕糸を、半練り若しくは七部練り程度アルカリ精練し
て真綿状にし、1〜3インチ四方に裁断し、裁断後、不
純物除去、晒度アップを兼ねてセリシンを100%近い
数値まで落とす本練りアルカリ精練を行い、該副蚕糸を
フィブリル化させて天然のクリンプを引出し、開繊して
ウェブを形成させ、このウェブを上下面に配置し、他の
繊維不織布を中間層に配置して3層構造から形成された
絹不織布が開示されている。
【0005】また、特開平8−291454号公報に
は、実質的に繊維径10μm以下の短繊維からなる極細
繊維が単繊維状に分散してなるウェブを湿式抄造法によ
り形成した後に該ウェブに水溶性のポリビニルアルコー
ル、カルボキシメチルセルロースなどのバインダーを付
与して仮接着し、少なくとも2層以上の該ウェブ間に6
角チュール目を有するラッセル編基布を挿入して積層体
とした後、多孔質支持体上に積載し、9.8 ×106Pa (10
0kgf/cm2)以上の圧力の柱状水流と多孔質支持体を相対
的に移動させながら、該積層体の両面に柱状水流を噴射
して複合一体化する際に、1回目の噴射で該積層体表側
のウェブの該極細繊維同士を3次元交絡させ、同時に該
極細繊維を該基布に貫通させ、さらに貫通した該極細繊
維と該積層体裏側のウェブの該極細繊維を3次元交絡さ
せて交絡処理を行った後、前記ウェブに残留したバイン
ダー成分を水洗又は湯洗して除去する耐久性衣料用不織
布の製造法が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記絹の屑
綿を用いた不織布においては、該屑綿が異なる長さや太
さを有する絹短繊維の集合体であるため、該屑綿を用い
て形成したウェブは厚みに均一性を欠き、穴空き箇所が
生じるという問題点及び該屑綿はネップを多数有するた
め、出来上がった絹不織布に絹繊維独特の風合いが得ら
れないという問題点があった。
【0007】また、前記特許第2726819号公報に
開示されている絹不織布においては、副蚕糸をフィブリ
ル化させているため、該副蚕糸の交絡性は向上するもの
の強度が低下し、出来上がった絹不織布は耐磨耗性に欠
け衣類用布帛として使用できないという問題点、該副蚕
糸をフィブリル化させることにより該副蚕糸表面が毛羽
立つため、絹不織布に絹繊維独特の風合いが得られない
という問題点及び絹不織布の中間層として繊維不織布を
使用しているため、該絹不織布を強く引っ張ると、その
引っ張る力を抑制する長繊維が存在せず、該絹不織布が
容易に裂けてしまうという問題点があった。
【0008】さらに、前記特開平8−291454号公
報に開示されている不織布の製造法において、極細繊維
としてフィブリル化させていない絹短繊維を使用した場
合には、該絹短繊維の表面形状は平滑で交絡性に劣るた
め、該絹短繊維同士又は該絹短繊維と他の繊維とが強固
に交絡せず、出来上がった絹不織布から該絹短繊維が抜
け落ちてしまうという問題点があり、フィブリル化させ
た絹短繊維を使用した場合には、前記特許第27268
19号公報に開示されている絹不織布と同様に出来上が
った絹不織布は耐磨耗性に欠け、絹繊維独特の風合いが
得られないという問題点があった。また、基布として伸
縮性のある6角チュール目を有するラッセル編物を使用
しているため、絹不織布を引っ張ると、該基布はその引
っ張る力を抑制せずに伸びてしまい該基布の両面に積層
されたウェブが該基布から剥がれてしまうという問題点
及びウェブにバインダーとして付与される水溶性のポリ
ビニルアルコール、カルボキシメチルセルロースは水溶
解速度が遅いため、該ウェブに柱状水流を噴射するだけ
では該バインダーを除去することができず、水流交絡処
理後に再度、該絹不織布に湯洗等の洗浄処理を施して該
バインダーを洗い流す必要があり、手間がかかるという
問題点があった。
【0009】そこで、本発明者は、低コストで生産性が
高く、取扱いも容易な短繊維からなる不織布の該短繊維
としてフィブリル化させていない絹短繊維を使用し、絹
繊維独特の風合いと耐磨耗性とを兼ね備えた衣類用布帛
等にも使用することができる絹不織布を得ることを技術
的課題として、その具現化をはかるべく研究・実験を重
ねた結果、クリンプ加工処理によってちじれ形状に成形
した絹繊維に水溶性ポリマーを含浸させて該絹繊維のち
じれ形状を固定してちじれ形状絹繊維とし、該ちじれ形
状絹繊維を一定の長さに切り揃えて形成した絹短繊維を
カード機により交絡させて所望の厚みのウェブを形成
し、該ウェブをメッシュ状織物の両面にそれぞれ積層し
てウェブ層を形成した後に該各ウェブ層の外面側から高
圧柱状水流を吹き付けることにより絹不織布を形成すれ
ば、絹繊維独特の滑らかな風合いを有し、耐磨耗性をも
兼ね備えた絹不織布が得られるという刮目すべき知見を
得、前記技術的課題を達成したものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記技術的課題は、次の
通りの本発明によって解決できる。
【0011】即ち、本発明に係る絹不織布は、クリンプ
加工処理を施してちじれ形状に成形した絹繊維に水溶性
ポリマーを含浸させて該絹繊維のちじれ形状を固定した
ちじれ形状絹繊維を一定の長さに切り揃えて絹短繊維と
し、該絹短繊維をカード機により交絡させて所望の厚み
に形成したウェブをメッシュ状織物の両面にそれぞれ積
層してウェブ層を形成した後、該各ウェブ層の外面側か
ら高圧柱状水流を吹き付けて該各ウェブ層を構成する絹
短繊維に含浸された水溶性ポリマーを洗い流すと共に該
各ウェブ層を構成する絹短繊維間、該メッシュ状織物の
一方面に積層されたウェブ層を構成する絹短繊維と他方
面に積層されたウェブ層を構成する絹短繊維間及び該各
ウェブ層を構成する絹短繊維と該メッシュ状織物を構成
する長繊維間を3次元交絡させてなるものである。
【0012】また、本発明は、前記絹不織布において、
絹繊維に予備アルカリ精練処理及び本練りアルカリ精練
処理を施されているものである。
【0013】また、本発明は、前記いずれかの絹不織布
において、絹繊維が副蚕糸のものである。
【0014】また、本発明は、前記いずれかの絹不織布
において、水溶性ポリマーがアルキレンオキサイド系水
溶性ポリマーのものである。
【0015】また、本発明は、前記いずれかの絹不織布
において、メッシュ状織物が寒冷紗織物のものである。
【0016】また、本発明は、前記いずれかの絹不織布
において、ちじれ形状絹繊維に吸水剤を含浸させたもの
ある。
【0017】さらに、本発明に係る絹不織布の製造方法
は、絹繊維にクリンプ加工処理を施して該絹繊維をちじ
れ形状に成形し、該ちじれ形状に成形した絹繊維に水溶
性ポリマーを含浸させて該絹繊維のちじれ形状を固定
し、続いて、該ちじれ形状絹繊維を一定の長さに切り揃
えて絹短繊維とし、該絹短繊維をカード機により交絡さ
せて所望の厚みのウェブを形成し、該ウェブをメッシュ
状織物の両面にそれぞれ積層してウェブ層を形成した
後、該各ウェブ層の外面側から高圧柱状水流を吹き付け
ることにより、該各ウェブ層を構成する絹短繊維に含浸
された水溶性ポリマーを洗い流すと共に該各ウェブ層を
構成する絹短繊維間、該メッシュ状織物の一方面に積層
されたウェブ層を構成する絹短繊維と他方面に積層され
たウェブ層を構成する絹短繊維間及び該各ウェブ層を構
成する絹短繊維と該メッシュ状織物を構成する長繊維間
を3次元交絡させるものである。
【0018】また、本発明は、前記絹不織布の製造方法
において、絹繊維に予備アルカリ精練処理及び本練りア
ルカリ精練処理が施されるものである。
【0019】また、本発明は、前記いずれかの絹不織布
の製造方法において、絹繊維が副蚕糸のものである。
【0020】また、本発明は、前記いずれかの絹不織布
の製造方法において、水溶性ポリマーがアルキレンオキ
サイド系水溶性ポリマーのものである。
【0021】また、本発明は、前記いずれかの絹不織布
の製造方法において、メッシュ状織物が寒冷紗織物のも
のである。
【0022】また、本発明は、前記いずれかの絹不織布
の製造方法において、ちじれ形状絹繊維に吸水剤を含浸
させるものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。
【0024】実施の形態.
【0025】図1は本実施の形態に係る絹不織布を示し
た部分拡大断面図であり、図2は図1に示す絹不織物に
おける3次元交絡前の状態を示した部分拡大断面図であ
り、図3は各ウェブとメッシュ状織物との積層関係を示
した斜視図であり、これらの図において、1は、長繊維
2からなるメッシュ状織物3と、該メッシュ状織物3の
一方面に積層された絹短繊維4からなるウェブ層5と、
該メッシュ状織物3の他方面に積層された絹短繊維4か
らなるウェブ層6とからなる絹不織布であり、前記各ウ
ェブ層5,6を構成する絹短繊維4間、前記ウェブ層5
を構成する絹短繊維4と前記ウェブ層6を構成する絹短
繊維4間及び前記各ウェブ層5,6を構成する絹短繊維
4と前記メッシュ状織物3を構成する長繊維2間は3次
元交絡している。
【0026】前記メッシュ状織物3は、図3に示すよう
に、糸番手が20〜40番手の寒冷紗織物であり、該メ
ッシュ状織物3を構成する長繊維2としては、絹や綿等
の天然繊維、ポリエステルやビニロン等の合成繊維、又
は、レーヨン等の化学繊維を使用することができる。な
お、該メッシュ状織物3としては、伸縮性の少ない織物
であればよく、例えば、前記寒冷紗織物以外の平織物を
使用してもよい。
【0027】前記ウェブ層5,6は、30〜50mmから
選択される長さに切り揃えられた絹短繊維4を交絡させ
て形成したシート状ウェブ7,8をメッシュ状織物3の
両面に積層させて形成したものである(図2及び図3参
照)。
【0028】前記絹短繊維4としては、1〜5デニール
から選択される太さの副蚕糸又は生糸を使用すればよ
く、該副蚕糸又は生糸は家蚕糸又は野蚕糸のいずれのも
のであってもよい。また、2種以上の太さの絹短繊維4
を混合して使用してもよい。
【0029】なお、前記ウェブ7,8は、耐磨耗性をよ
り向上させるため、絹不織布1の染色性に影響を与えな
い範囲、具体的には、絹短繊維4に対して5〜10%の
割合で絹短繊維4に熱融着繊維を混入した混合繊維によ
り形成してもよく、該熱融着繊維としては、1〜3デニ
ールの太さを有し、30〜50mmから選択される長さに
切り揃えられた線状のポリエステルをポリエチレン又は
ポリプロピレンによって被包した合成繊維等を使用すれ
ばよい。
【0030】次に、製造方法について説明する。
【0031】先ず、少なくとも1回の予備アルカリ精練
処理を施した絹繊維にクリンパー機台により常温下にお
いてクリンプ加工処理を施して該絹繊維をちじれ形状に
成形し、テンションを付与しない状態で該ちじれ形状に
成形した絹繊維をバンプ状(コイル状)に巻き取りなが
ら反応釜内に静置する。
【0032】次に、前記反応釜内に調液タンク内の珪酸
ソーダと過酸化水素水とからなる混合液を該絹繊維のち
じれ形状が復元しないようにゆっくりと注ぎ込み、該絹
繊維に本練りアルカリ精練処理を施すと共に、漂白・殺
菌洗浄を施した後、該反応釜内の廃液をゆっくりと排出
する。
【0033】次に、前記反応釜内に水溶性ポリマーをゆ
っくりと注ぎ込んで前記本練りアルカリ精練処理を施し
た絹繊維に該水溶性ポリマーを含浸させて該絹繊維のち
じれ形状を固定してちじれ形状絹繊維を得た後、該反応
釜内の残りの水溶性ポリマーを排出し、続いて、該反応
釜内に吸水剤を注ぎ込んで該ちじれ形状絹繊維に該吸水
剤を含浸させた後、該反応釜内の残りの吸水剤を排出す
る。
【0034】次に、前記ちじれ形状絹繊維に脱水・乾燥
処理を施し、該ちじれ形状絹繊維の長手方向に一定のテ
ンションを付与した状態で該ちじれ形状絹繊維を一定の
長さに切り揃えて絹短繊維4とし、絹短繊維4をカード
機に供給して該カード機に備えられた針山状の表面を有
するローラーに絹短繊維4を引っかけて開繊すると共
に、絹短繊維4同士を互いに交絡させて所望の厚みのシ
ート状ウェブ7,8を形成する。
【0035】次に、前記ウェブ7,8をメッシュ状織物
3の両面に積層してウェブ層5,6を形成し、スパンレ
ース機に備えられた多数の孔を有する支持板上に載置し
た後、図2に示すように、各ウェブ層5,6の外面側か
ら該スパンレース機に備えられた複数のノズルより噴出
される高圧柱状水流を吹き付け、該支持板と該柱状水流
を相対的に移動させながら各ウェブ層5,6を構成する
絹短繊維4に含浸された水溶性ポリマーを洗い流すと共
に各ウェブ層5,6を構成する絹短繊維4間、メッシュ
状織物3の一方面に積層されたウェブ層5を構成する絹
短繊維4と他方面に積層されたウェブ層6を構成する絹
短繊維4間及び各ウェブ層5,6を構成する絹短繊維4
とメッシュ状織物3を構成する長繊維2間を3次元交絡
させて絹不織布1を形成する。
【0036】前記絹不織物1には、さらに、水溶性のウ
レタン樹脂やアクリル系樹脂などにより耐久性を向上さ
せるための仕上げ加工を行ってもよく、また、柔軟剤に
より風合いを調整するための仕上げ加工を行ってもよ
い。
【0037】前記ウェブ7,8を形成する際にカード機
を2台用いてウェブ7,8を同時に形成し、該ウェブ
7,8をメッシュ状織物3の両面に積層して3次元交絡
させる作業を一連の工程として行えば、より効率よく不
織布1を形成することができる。
【0038】なお、前記予備アルカリ精練処理として
は、絹繊維に7〜8分練り程度の処理を施せばよく、前
記本練りアルカリ精練処理としては、絹繊維をフィブリ
ル化させない程度に該絹繊維のセリシンをほぼ完全に除
去する処理を施せばよい。
【0039】また、前記水溶性ポリマーとしては、水溶
解速度が極めて速く、かつ、熱可塑性により皮膜を形成
するものを使用すればよく、例えば、アルキレンオキサ
イド系水溶性ポリマーや水溶性糊剤等を使用すればよ
い。
【0040】また、前記吸水剤としては、静電防止効果
を持ち絹繊維に均一な吸水性を付与するものであればよ
く、例えば、非イオン系の界面活性剤を使用すればよ
い。
【0041】また、前記スパンレース機としては、0.1
〜1mmの間隔で配列した3〜8連のノズルを備えたもの
を使用すればよく、該各ノズルから噴出される柱状水流
の噴出圧力は、4.9 ×106 〜9.8 ×106Pa (50〜10
0kgf/cm2 )において、最初にウェブ層に柱状水流を吹
き付ける1列目のノズルから順番に増すように設定する
とよい。
【0042】なお、絹繊維にアルカリ精練処理及びクリ
ンプ加工処理を施す際には、予備アルカリ精練処理を施
した後、直ちに本練りアルカリ精練処理を施し、続い
て、クリンプ加工処理を施して該絹繊維をちじれ形状に
成形する順序で行ってもよい。
【0043】本実施の形態によれば、メッシュ状織物と
して伸縮性の少ない寒冷紗織物等を使用したので、絹不
織布を引っ張っても、該メッシュ状織物がその引っ張る
力を抑制するため、該絹不織布が裂けることやウェブ層
がメッシュ状織物から剥がれてしまうことがなく、該絹
不織布の引張り強度を高めることができる。
【0044】また、水溶性ポリマーとして水溶解速度が
極めて速いアルキレンオキサイド系水溶性ポリマー等を
使用したため、各ウェブ層及びメッシュ状織物に柱状水
流を吹き付けて3次元交絡させる際に該各ウェブ層を構
成する絹短繊維に含浸された該水溶性ポリマーが洗い流
されるので、再度洗浄処理を行う必要がない。
【0045】
【実施例】実施例1.
【0046】先ず、絹繊維として7分練りアルカリ精練
処理を施した太さ約1デニールの副蚕糸を用意し、該副
蚕糸にクリンパー機台により常温下において圧力2.9 ×
105〜4.9 ×105Pa (3〜5kgf/cm2 )を加えるクリン
プ加工処理を施して該副蚕糸をちじれ形状に成形し、テ
ンションを付与しない状態で該ちじれ形状に成形した副
蚕糸をバンプ状に巻き取りながら反応釜内に静置した。
【0047】次に、前記反応釜内に調液タンク内の珪酸
ソーダ(大阪珪酸ソーダ株式会社製)と過酸化水素水
(三菱ガス化学株式会社製)とを重量比7:25で配合
した混合液を流量10l/s でゆっくりと注ぎ込んで該副
蚕糸を60℃に保温した該混合液中に2時間浸し、該副
蚕糸にフィブリル化させない程度にセリシンをほぼ完全
に除去する本練りアルカリ精練処理を施すと共に、漂白
・殺菌洗浄した後、該反応釜内の廃液を流量10l/s で
ゆっくりと排出した。
【0048】次に、反応釜内にアルキレンオキサイド系
水溶性ポリマー(パオゲンPP-15 :商品名:第一工業製
薬株式会社製)を流量10l/s でゆっくりと注ぎ込んで
前記本練りアルカリ精練処理を施した副蚕糸に含浸させ
て該副蚕糸のちじれ形状を固定してちじれ形状絹繊維を
得た後、該反応釜内の残りのアルキレンオキサイド系水
溶性ポリマーを流量10l/s で排出し、続いて、該反応
釜内に非イオン系界面活性剤(サイゾールKOC :商品
名:第一工業製薬株式会社製)を流量10l/s で注ぎ込
んで該ちじれ形状絹繊維に含浸させた後、該反応釜内の
残りの非イオン系界面活性剤を流量10l/s で排出し
た。
【0049】次に、前記ちじれ形状絹繊維に脱水・乾燥
処理を施し、該ちじれ形状絹繊維の長手方向に一定のテ
ンションを付与した状態で該ちじれ形状絹繊維を連続式
カッターにより45mm前後の長さに切り揃えて絹短繊維
を得た後、該絹短繊維をカード機に供給して厚さ200
μm のウェブを得た。
【0050】次に、レーヨンを糸番手20番手で寒冷紗
織りして得たメッシュ状織物の両面に前記ウェブを積層
してウェブ層を形成した後、スパンレース機に備えられ
た50メッシュの支持板上に載置し、該スパンレース機
に備えられた1mmの間隔で配列される3連ノズルの1列
目及び2列目のノズルの噴出圧力を4.9 ×106Pa (50kg
f/cm2 )に設定し、3列目のノズルの噴出圧力を7.8 ×
106Pa (80kgf/cm2 )に設定して前記支持板を該3連ノ
ズルに対して速度0.25m/s で移動させながら各列のノズ
ルから噴出される柱状水流を1列目のノズルより噴出さ
れる柱状水流から順番に該一方のウェブ層の外面側から
吹き付け、続いて、他方のウェブ層の外面側から吹き付
けて該各ウェブ層を構成する絹短繊維に含浸されたアル
キレンオキサイド系水溶性ポリマーを洗い流すと共に該
各ウェブ層を構成する絹短繊維間、該メッシュ状織物の
一方面に積層された該ウェブ層を構成する絹短繊維と他
方面に積層された該ウェブ層を構成する絹短繊維間及び
該各ウェブ層を構成する絹短繊維とメッシュ状織物を構
成する長繊維間を3次元交絡させて坪量12g/m2、厚さ
100μm の絹不織布を得た。
【0051】実施例2.
【0052】絹繊維として7分練りアルカリ精練処理を
施した太さ約1デニールの副蚕糸と太さ約5デニールの
副蚕糸とを混合比3:2の割合で混合したものを用意
し、前記実施例1と同様にして絹短繊維を得た後、該絹
短繊維に太さ3デニール、長さ38mmの熱融着繊維(NB
F-SH:商品名:大和紡績株式会社製)を5%の割合で混
入し、該混合繊維をカード機に供給して厚さ200μm
のウェブを得、続いて、レーヨンを糸番手20番手で寒
冷紗織りして得たメッシュ状織物の両面に当該ウェブを
積層してウェブ層を形成し、前記実施例1と同様の方法
により各ウェブ層の外面側から柱状水流を吹き付けて該
各ウェブ層を構成する混合繊維の絹短繊維に含浸された
アルキレンオキサイド系水溶性ポリマーを洗い流すと共
に該各ウェブ層を構成する混合繊維間、該メッシュ状織
物の一方面に積層された該ウェブ層を構成する混合繊維
と他方面に積層された該ウェブ層を構成する混合繊維間
及び該各ウェブ層を構成する混合繊維とメッシュ状織物
を構成する長繊維間を3次元交絡させて坪量12g/m2
厚さ100μm の絹不織布を得た。
【0053】比較例1.
【0054】絹繊維として7分練りアルカリ精練処理を
施した太さ及び長さがランダムな絹短繊維の集合体であ
る屑綿を用意し、該屑綿を反応釜内に載置して該反応釜
内に珪酸ソーダ(大阪珪酸ソーダ株式会社製)と過酸化
水素水(三菱ガス化学株式会社製)とを重量比7:25
で配合した混合液を注ぎ込んで該屑綿を60℃に保温し
た該混合液中に2時間浸して該屑綿に直ちに本練りアル
カリ精練処理を施し、続いて、該屑綿に太さ3デニー
ル、長さ38mmの熱融着繊維(NBF-SH:商品名:大和紡
績株式会社製)を5%の割合で混入して該混合繊維をカ
ード機に供給し、厚さが0〜60μm のランダムなウェ
ブを得た後、前記実施例1と同様の方法により絹不織布
を得た。
【0055】比較例2.
【0056】絹繊維として7分練りアルカリ精練処理を
施した太さ及び長さがランダムな絹短繊維の集合体であ
る屑綿を用意し、前記比較例1と同様の方法により本練
りアルカリ精練処理を行った後、苛性ソーダ(日本曹達
株式会社製)中において物理的な攪拌処理を行って該屑
綿をフィブリル化させ、続いて、該屑綿に太さ3デニー
ル、長さ38mmの熱融着繊維(NBF-SH:商品名:大和紡
績株式会社製)を5%の割合で混入して該混合繊維をカ
ード機に供給し、厚さが0〜40μm のランダムなウェ
ブを得た後、前記実施例1と同様の方法により絹不織布
を得た。
【0057】比較例3.
【0058】絹繊維として7分練りアルカリ精練処理を
施した太さ約1デニールの副蚕糸を用意し、該副蚕糸を
反応釜内に載置して該反応釜内に珪酸ソーダ(大阪珪酸
ソーダ株式会社製)と過酸化水素水(三菱ガス化学株式
会社製)とを重量比7:25で配合した混合液を注ぎ込
んで該副蚕糸を60℃に保温した該混合液中に2時間浸
して該副蚕糸に本練りアルカリ精練処理を施した後、該
副蚕糸に脱水・乾燥処理を施し、該副蚕糸を連続式カッ
ターにより45mm前後の長さに切り揃えて絹短繊維を得
て該絹短繊維に太さ3デニール、長さ38mmの熱融着繊
維(NBF-SH:商品名:大和紡績株式会社製)を5%の割
合で混入して該混合繊維をカード機に供給し、厚さが0
〜80μm のランダムなウェブを得た後、前記実施例1
と同様の方法により絹不織布を得た。
【0059】比較例4.
【0060】絹繊維として7分練りアルカリ精練処理を
施した太さ約5デニールの副蚕糸を用意した他は前記比
較例3と同様の方法により絹不織布を得た。
【0061】比較例5.
【0062】絹繊維として7分練りアルカリ精練処理を
施した太さ約1デニールの副蚕糸を用意し、該副蚕糸を
反応釜内に載置して該反応釜内に珪酸ソーダ(大阪珪酸
ソーダ株式会社製)と過酸化水素水(三菱ガス化学株式
会社製)とを重量比7:25で配合した混合液を注ぎ込
んで該副蚕糸を60℃に保温した該混合液中に2時間浸
して該副蚕糸に本練りアルカリ精練処理を施し、さら
に、苛性ソーダ(日本曹達株式会社製)中において物理
的な攪拌処理を行って該副蚕糸をフィブリル化させた
後、該副蚕糸に脱水・乾燥処理を施し、該副蚕糸を連続
式カッターにより45mm前後の長さに切り揃えて絹短繊
維を得て該絹短繊維に太さ3デニール、長さ38mmの熱
融着繊維(NBF-SH:商品名:大和紡績株式会社製)を5
%の割合で混入して該混合繊維をカード機に供給し、厚
さが50〜80μm のランダムなウェブを得た後、前記
実施例1と同様の方法により絹不織布を得た。
【0063】比較例6.
【0064】絹繊維として7分練りアルカリ精練処理を
施した太さ約5デニールの副蚕糸を用意した他は前記比
較例5と同様の方法により絹不織布を得た。
【0065】実施例1及び2並びに比較例1〜6により
得られた絹不織布の交絡性、均一性、地合い及び耐磨耗
性を目視及び触感により判定した。その結果を表1に示
す。なお、交絡性、均一性、地合い及び耐磨耗性の評価
は、いずれも、◎非常に良い、○良い、△やや悪い、×
悪いの4段階で行った。
【0066】
【表1】
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、表面形状が平滑で交絡
性に劣る絹繊維をフィブリル化させることなく、該絹繊
維にちじれ形状を固定することにより該絹繊維の交絡性
を向上させたので、絹繊維独特の滑らかな風合いを有
し、かつ、耐磨耗性を備えた衣類用布帛等にも使用する
ことができる絹不織布を得ることができる。
【0068】また、絹繊維を短く切り揃えて形成した絹
短繊維を原材料としてウェブを形成するので、引張り強
度が弱く絹長繊維として使用できない副蚕糸を利用で
き、さらなる低コスト化を図ることができる。
【0069】従って、本発明の産業上利用性は非常に高
いといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る絹不織布を示した部分拡大
断面図である。
【図2】図1に示す絹不織物における3次元交絡前の状
態を示した部分拡大断面図である。
【図3】各ウェブとメッシュ状織物との積層関係を示し
た斜視図である。
【符号の説明】
1 絹不織布 2 長繊維 3 メッシュ状織物 4 絹短繊維 5,6 ウェブ層 7,8 ウェブ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06M 15/53 D06M 15/53 Fターム(参考) 4F100 AJ09A AJ09B AJ09C BA03 BA10A BA10B CA30A CA30B DG03A DG03B DG06A DG06B DG12C EC092 GB72 JD15A JD15B JD15H JK09 JL00 JL16 4L033 AA03 AB01 AC12 AC15 CA48 4L047 AA10 AA29 AB02 BA04 BD01 BD03 CA02 CA04 CB01 CB10

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリンプ加工処理を施してちじれ形状に
    成形した絹繊維に水溶性ポリマーを含浸させて該絹繊維
    のちじれ形状を固定したちじれ形状絹繊維を一定の長さ
    に切り揃えて絹短繊維とし、該絹短繊維をカード機によ
    り交絡させて所望の厚みに形成したウェブをメッシュ状
    織物の両面にそれぞれ積層してウェブ層を形成した後、
    該各ウェブ層の外面側から高圧柱状水流を吹き付けて該
    各ウェブ層を構成する絹短繊維に含浸された水溶性ポリ
    マーを洗い流すと共に該各ウェブ層を構成する絹短繊維
    間、該メッシュ状織物の一方面に積層されたウェブ層を
    構成する絹短繊維と他方面に積層されたウェブ層を構成
    する絹短繊維間及び該各ウェブ層を構成する絹短繊維と
    該メッシュ状織物を構成する長繊維間を3次元交絡させ
    てなることを特徴とする絹不織布。
  2. 【請求項2】 前記絹繊維に予備アルカリ精練処理及び
    本練りアルカリ精練処理が施されている請求項1記載の
    絹不織布。
  3. 【請求項3】 前記絹繊維が副蚕糸である請求項1又は
    2記載の絹不織布。
  4. 【請求項4】 前記水溶性ポリマーがアルキレンオキサ
    イド系水溶性ポリマーである請求項1乃至3記載の絹不
    織布。
  5. 【請求項5】 前記メッシュ状織物が寒冷紗織物である
    請求項1乃至4記載の絹不織布。
  6. 【請求項6】 ちじれ形状絹繊維に吸水剤を含浸させた
    請求項1乃至5記載の絹不織布。
  7. 【請求項7】 絹繊維にクリンプ加工処理を施して該絹
    繊維をちじれ形状に成形し、該ちじれ形状に成形した絹
    繊維に水溶性ポリマーを含浸させて該絹繊維のちじれ形
    状を固定し、続いて、該ちじれ形状絹繊維を一定の長さ
    に切り揃えて絹短繊維とし、該絹短繊維をカード機によ
    り交絡させて所望の厚みのウェブを形成し、該ウェブを
    メッシュ状織物の両面にそれぞれ積層してウェブ層を形
    成した後、該各ウェブ層の外面側から高圧柱状水流を吹
    き付けることにより、該各ウェブ層を構成する絹短繊維
    に含浸された水溶性ポリマーを洗い流すと共に該各ウェ
    ブ層を構成する絹短繊維間、該メッシュ状織物の一方面
    に積層されたウェブ層を構成する絹短繊維と他方面に積
    層されたウェブ層を構成する絹短繊維間及び該各ウェブ
    層を構成する絹短繊維と該メッシュ状織物を構成する長
    繊維間を3次元交絡させることを特徴とする絹不織布の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 前記絹繊維に予備アルカリ精練処理及び
    本練りアルカリ精練処理が施される請求項7記載の絹不
    織布の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記絹繊維が副蚕糸である請求項7又は
    8記載の絹不織布の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記水溶性ポリマーがアルキレンオキ
    サイド系水溶性ポリマーである請求項7乃至9記載の絹
    不織布の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記メッシュ状織物が寒冷紗織物であ
    る請求項7乃至10記載の絹不織布の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記ちじれ形状絹繊維に吸水剤を含浸
    させる請求項7乃至11記載の絹不織布の製造方法。
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