JP2003105250A5 - - Google Patents
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- 0 CN(c(cc(*)cc1*)c1O)N=C(C=CC=C1)C1=N Chemical compound CN(c(cc(*)cc1*)c1O)N=C(C=CC=C1)C1=N 0.000 description 1
Description
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フッ素樹脂と、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収性ビニルモノマーと該ビニルモノマーと共重合可能なモノマーとを共重合して得られる紫外線吸収性共重合体とを、含有することを特徴とする含フッ素粉体塗料組成物。
【請求項2】
フッ素樹脂が硬化剤と反応する硬化反応性部位を有するフッ素樹脂であり、含フッ素粉体塗料組成物が硬化剤を含む請求項1に記載の含フッ素粉体塗料組成物。
【請求項3】
フッ素樹脂が、水酸基価10〜200mgKOH/g、テトラヒドロフラン中30℃で測定される固有粘度0.1〜0.8dl/g、示差走査熱量分析(DSC)測定法によるガラス転移温度30〜80℃を有する請求項1又は2に記載の含フッ素粉体塗料組成物。
【請求項4】
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収性ビニルモノマーが、下記一般式(1)〜(3)で表されるモノマーのいずれかである請求項1〜3のいずれかに記載の含フッ素粉体塗料組成物。
【化1】
(式中、Xは水素原子または塩素原子を示す。R 1 は水素原子、メチル基または炭素数4〜8の第3級アルキル基を示す。R 2 は直鎖状または分岐鎖状の炭素数2〜10のアルキレン基を示す。R 3 は水素原子またはメチル基を示す。nは0または1を示す。)
【化2】
(式中、R 1 およびR 3 は前記と同じである。)
【化3】
(式中、R 1 、R 2 およびR 3 は前記と同じである。R 4 はエチレン基または2−ヒドロキシプロピレン基を示す。)
【請求項5】
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収性ビニルモノマーの紫外線吸収性共重合体における含有割合が、0.1〜70質量%である請求項1〜4のいずれかに記載の含フッ素粉体塗料組成物。
【請求項6】
紫外線吸収性共重合体の重量平均分子量が2000〜100000である請求項1〜5のいずれかに記載の含フッ素粉体塗料組成物。
【請求項7】
フッ素樹脂100質量部に対し紫外線吸収性共重合体が0.2〜30質量部配合されてなる請求項1〜6のいずれかに記載の含フッ素粉体塗料組成物。
【請求項1】
フッ素樹脂と、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収性ビニルモノマーと該ビニルモノマーと共重合可能なモノマーとを共重合して得られる紫外線吸収性共重合体とを、含有することを特徴とする含フッ素粉体塗料組成物。
【請求項2】
フッ素樹脂が硬化剤と反応する硬化反応性部位を有するフッ素樹脂であり、含フッ素粉体塗料組成物が硬化剤を含む請求項1に記載の含フッ素粉体塗料組成物。
【請求項3】
フッ素樹脂が、水酸基価10〜200mgKOH/g、テトラヒドロフラン中30℃で測定される固有粘度0.1〜0.8dl/g、示差走査熱量分析(DSC)測定法によるガラス転移温度30〜80℃を有する請求項1又は2に記載の含フッ素粉体塗料組成物。
【請求項4】
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収性ビニルモノマーが、下記一般式(1)〜(3)で表されるモノマーのいずれかである請求項1〜3のいずれかに記載の含フッ素粉体塗料組成物。
【化1】
(式中、Xは水素原子または塩素原子を示す。R 1 は水素原子、メチル基または炭素数4〜8の第3級アルキル基を示す。R 2 は直鎖状または分岐鎖状の炭素数2〜10のアルキレン基を示す。R 3 は水素原子またはメチル基を示す。nは0または1を示す。)
【化2】
(式中、R 1 およびR 3 は前記と同じである。)
【化3】
(式中、R 1 、R 2 およびR 3 は前記と同じである。R 4 はエチレン基または2−ヒドロキシプロピレン基を示す。)
【請求項5】
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収性ビニルモノマーの紫外線吸収性共重合体における含有割合が、0.1〜70質量%である請求項1〜4のいずれかに記載の含フッ素粉体塗料組成物。
【請求項6】
紫外線吸収性共重合体の重量平均分子量が2000〜100000である請求項1〜5のいずれかに記載の含フッ素粉体塗料組成物。
【請求項7】
フッ素樹脂100質量部に対し紫外線吸収性共重合体が0.2〜30質量部配合されてなる請求項1〜6のいずれかに記載の含フッ素粉体塗料組成物。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記の問題点を改良すべく鋭意検討を重ねた結果、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収性ビニルモノマーを共重合して得られる共重合体が、紫外線吸収性能も優れ、かつフッ素樹脂との相溶性にも優れ、さらに高温で熱硬化処理を行っても塗膜から揮散することがないことを見い出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、フッ素樹脂と、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収性ビニルモノマーと該ビニルモノマーと共重合可能なモノマーとを共重合して得られる紫外線吸収性共重合体とを、含有することを特徴とする含フッ素粉体塗料組成物を提供する。
また、本発明は、上記含フッ素粉体塗料組成物において、フッ素樹脂が硬化剤と反応する硬化反応性部位を有するフッ素樹脂であり、含フッ素粉体塗料組成物が硬化剤を含む請求項1に記載の含フッ素粉体塗料組成物を提供する。
また、本発明は、上記含フッ素粉体塗料組成物において、フッ素樹脂が、水酸基価10〜200mgKOH/g、テトラヒドロフラン中30℃で測定される固有粘度0.1〜0.8dl/g、示差走査熱量分析(DSC)測定法によるガラス転移温度30〜80℃を有する含フッ素粉体塗料組成物を提供する。
また、本発明は、上記含フッ素粉体塗料組成物において、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収性ビニルモノマーが、下記一般式(1)〜(3)で表されるモノマーのいずれかである含フッ素粉体塗料組成物を提供する。
【化4】
(式中、Xは水素原子または塩素原子を示す。R 1 は水素原子、メチル基または炭素数4〜8の第3級アルキル基を示す。R 2 は直鎖状または分岐鎖状の炭素数2〜10のアルキレン基を示す。R 3 は水素原子またはメチル基を示す。nは0または1を示す。)
【化5】
(式中、R 1 およびR 3 は前記と同じである。)
【化6】
(式中、R 1 、R 2 およびR 3 は前記と同じである。R 4 はエチレン基または2−ヒドロキシプロピレン基を示す。)
また、本発明は、上記含フッ素粉体塗料組成物において、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収性ビニルモノマーの紫外線吸収性共重合体における含有割合が、0.1〜70質量%である含フッ素粉体塗料組成物を提供する。
また、本発明は、上記含フッ素粉体塗料組成物において、紫外線吸収性共重合体の重量平均分子量が2000〜100000である含フッ素粉体塗料組成物を提供する。
また、本発明は、上記含フッ素粉体塗料組成物において、フッ素樹脂100質量部に対し紫外線吸収性共重合体が0.2〜30質量部配合されてなる含フッ素粉体塗料組成物を提供する。
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記の問題点を改良すべく鋭意検討を重ねた結果、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収性ビニルモノマーを共重合して得られる共重合体が、紫外線吸収性能も優れ、かつフッ素樹脂との相溶性にも優れ、さらに高温で熱硬化処理を行っても塗膜から揮散することがないことを見い出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、フッ素樹脂と、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収性ビニルモノマーと該ビニルモノマーと共重合可能なモノマーとを共重合して得られる紫外線吸収性共重合体とを、含有することを特徴とする含フッ素粉体塗料組成物を提供する。
また、本発明は、上記含フッ素粉体塗料組成物において、フッ素樹脂が硬化剤と反応する硬化反応性部位を有するフッ素樹脂であり、含フッ素粉体塗料組成物が硬化剤を含む請求項1に記載の含フッ素粉体塗料組成物を提供する。
また、本発明は、上記含フッ素粉体塗料組成物において、フッ素樹脂が、水酸基価10〜200mgKOH/g、テトラヒドロフラン中30℃で測定される固有粘度0.1〜0.8dl/g、示差走査熱量分析(DSC)測定法によるガラス転移温度30〜80℃を有する含フッ素粉体塗料組成物を提供する。
また、本発明は、上記含フッ素粉体塗料組成物において、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収性ビニルモノマーが、下記一般式(1)〜(3)で表されるモノマーのいずれかである含フッ素粉体塗料組成物を提供する。
【化4】
(式中、Xは水素原子または塩素原子を示す。R 1 は水素原子、メチル基または炭素数4〜8の第3級アルキル基を示す。R 2 は直鎖状または分岐鎖状の炭素数2〜10のアルキレン基を示す。R 3 は水素原子またはメチル基を示す。nは0または1を示す。)
【化5】
(式中、R 1 およびR 3 は前記と同じである。)
【化6】
(式中、R 1 、R 2 およびR 3 は前記と同じである。R 4 はエチレン基または2−ヒドロキシプロピレン基を示す。)
また、本発明は、上記含フッ素粉体塗料組成物において、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収性ビニルモノマーの紫外線吸収性共重合体における含有割合が、0.1〜70質量%である含フッ素粉体塗料組成物を提供する。
また、本発明は、上記含フッ素粉体塗料組成物において、紫外線吸収性共重合体の重量平均分子量が2000〜100000である含フッ素粉体塗料組成物を提供する。
また、本発明は、上記含フッ素粉体塗料組成物において、フッ素樹脂100質量部に対し紫外線吸収性共重合体が0.2〜30質量部配合されてなる含フッ素粉体塗料組成物を提供する。
本発明の粉体塗料樹脂組成物において、紫外線吸収性共重合体は、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収性ビニルモノマーと共重合可能なモノマーとを共重合して得られる。
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収性ビニルモノマーとしては、一般式(1)
(式中、Xは水素原子または塩素原子を示す。R1は水素原子、メチル基または炭素数4〜8の第3級アルキル基を示す。R2は直鎖状または分岐鎖状の炭素数2〜10のアルキレン基を示す。R3は水素原子またはメチル基を示す。nは0または1を示す。)で表されるモノマー、一般式(2)
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収性ビニルモノマーとしては、一般式(1)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001298287A JP2003105250A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 含フッ素粉体塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001298287A JP2003105250A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 含フッ素粉体塗料組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003105250A JP2003105250A (ja) | 2003-04-09 |
JP2003105250A5 true JP2003105250A5 (ja) | 2008-09-25 |
Family
ID=19119207
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001298287A Pending JP2003105250A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 含フッ素粉体塗料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003105250A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9920219B2 (en) * | 2015-06-22 | 2018-03-20 | Awi Licensing Llc | Soil and dirt repellent powder coatings |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0832848B2 (ja) * | 1988-03-29 | 1996-03-29 | 旭硝子株式会社 | フッ素樹脂塗料組成物 |
JPH0395276A (ja) * | 1989-06-26 | 1991-04-19 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 熱硬化性粉体塗料組成物 |
JPH0586320A (ja) * | 1991-09-25 | 1993-04-06 | Asahi Glass Co Ltd | 塗料用樹脂組成物 |
JPH08231920A (ja) * | 1995-02-28 | 1996-09-10 | Asahi Glass Co Ltd | 塗料用樹脂組成物 |
JPH1025434A (ja) * | 1996-04-18 | 1998-01-27 | Otsuka Chem Co Ltd | 耐候性粉体塗料樹脂組成物 |
JPH11124541A (ja) * | 1997-10-22 | 1999-05-11 | Dainippon Ink & Chem Inc | 粉体塗料用樹脂組成物 |
JPH11189737A (ja) * | 1997-12-25 | 1999-07-13 | Jsr Corp | 水系コーテイング剤用組成物 |
JP4427114B2 (ja) * | 1998-11-27 | 2010-03-03 | 楠本化成株式会社 | クリアー塗料用消泡剤及び平滑剤 |
-
2001
- 2001-09-27 JP JP2001298287A patent/JP2003105250A/ja active Pending
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