JP2003104656A - エレベータ装置 - Google Patents

エレベータ装置

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JP2003104656A
JP2003104656A JP2001304623A JP2001304623A JP2003104656A JP 2003104656 A JP2003104656 A JP 2003104656A JP 2001304623 A JP2001304623 A JP 2001304623A JP 2001304623 A JP2001304623 A JP 2001304623A JP 2003104656 A JP2003104656 A JP 2003104656A
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弘之 木村
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Toshiba Elevator Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物の揺れに対して適切にロープ張力を制
御し、効率のよい運転を行うことにある。 【解決手段】 昇降路床部側に配置されるコンペンシー
ブ7に荷重負荷装置31を連結し、また昇降路上部の機
械室2に建物の揺れ量を検出する揺れセンサ35および
エレベータ制御盤37を設置する。強風や地震の発生に
より揺れセンサ35から例えば建物の揺れ量が予め定め
る揺れ量の値を越えたとき、エレベータ制御盤37があ
る変化率をもって所定の制御張力まで増加させ、エレベ
ータかご5のかご位置データに基づき、到着予定階より
所定階前にある変化率をもって通常の張力に戻すような
張力増減指示を荷重負荷装置31に送信し、当該荷重負
荷装置31を構成する油圧ジャッキ34を上下方向に変
位させ、コンペンシーブ7の張力を変動させるエレベー
タ装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻上げロープを用
いてエレベータかごを吊下げたエレベータ装置に係わ
り、特に巻上げロープとは反対側に張着されたコンペン
ロープの水平振動を低減するエレベータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エレベータ装置は、エレベータ
昇降路の上部に設置される巻上機に掛け渡された巻上げ
ロープの両端部にそれぞれ個別にエレベータかごと釣合
いおもりが吊り下げられ、一方、エレベータかごの下面
側から昇降路床部側に配設されるコンペンシーブを経由
して釣合いおもり下面にコンペンロープが掛け渡され、
このコンペンロープによりエレベータかごと釣合いおも
りが昇降路内を昇降する際の巻上げロープの重量を相殺
する役割をもっている。
【0003】ところで、近年、高層ビル(以下、建物と
総称する)の高層化に伴い、建物の固有振動数が下がっ
てきている。コンペンロープの固有振動数は、主にロー
プの長さと張力とにより決まることから、エレベータか
ごの走行途中でビルの固有振動数と一致することがあ
る。特に、強風や地震の発生により建物が揺れている場
合、この建物の固有振動数がロープの固有振動数に近づ
くと、コンペンロープの揺れが大きくなり、昇降路内機
器や壁などにコンペンロープが衝突したり、絡まったり
する可能性がある。
【0004】そこで、従来、強風や地震などによって生
ずるコンペンロープの揺れを低減するために、幾つかの
ロープ揺れ低減技術が提案されている。
【0005】図8は、従来の1つのロープ揺れ低減技術
である「ロープの横揺れ防止装置」を示す図である(特
開平4−217579号公報)。
【0006】このエレベータ装置は、エレベータ昇降路
1上部の機械室2に設置される巻上機3に巻上げロープ
4が掛け渡され、この巻上げロープ4の一端部にはエレ
ベータかご5、当該ロープ4の他端部側には釣合いおも
り6がそれぞれ懸架されている。また、昇降路1の床部
側には、コンペンシーブ7に張力を付与する張力付与機
構8が取付けられ、エレベータかご5の下面からコンペ
ンシーブ7を経由し釣合いおもり6の下面に張着するよ
うにコンペンロープ9が掛け渡されている。
【0007】また、エレベータ昇降路1上部の機械室2
には、強風や地震で建物が揺れた時、その建物の揺れを
検出する加速度センサなどの揺れセンサ10aおよびこ
のセンサ10aで検出される揺れ量を取込み、この揺れ
量が所定の揺れ量以上となったとき、張力増分指令信号
を張力付与機構8に送出する指令装置10bが設けられ
ている。この張力付与機構8は、指令装置10bから受
け取る張力増分指令信号に基づき、コンペンシーブ7を
介してコンペンロープ9に一時的に通常の張力よりも大
きな張力を付与する。すなわち、コンペンロープ9の張
力を一時的に増加させることにより、コンペンロープ9
の横振動を低減する。図中、11は電力供給用ケーブル
である。
【0008】図9および図10はもう1つの従来のロー
プ揺れ低減技術を説明する図である(特開平10−27
9224号公報)。
【0009】このエレベータ装置は、昇降路1の上部に
設置される巻上げシーブ3aに掛け渡された巻上げロー
プ4の一端部側にエレベータかご5、当該ロープ4の他
端部側に釣合いおもり6が懸架され、またコンペンロー
プ9がエレベータかご5の下部からコンペンシーブアッ
センブリ15を介して釣合いおもり6の下部に渡って掛
けられ、巻上げロープ4の重量を相殺する役割をもって
いる。図9において、16は建物の揺れを検出する振り
子センサ、17はロープ4、9の揺れを防止する拘束部
材、18はロープ4、9の揺れを検出するセンサ、19
はコンペンシーブアッセンブリ15に取付けられた張力
機構である。
【0010】コンペンシーブアッセンブリ15は、図1
0に示すようにガイドレール20にそって垂直に移動す
るハウジング21にコンペンシーブ7が回転可能に装着
されている。一方、張力機構19は、昇降路1に横架さ
れるブラケット22に取付けられ、その張力を付与する
可動部分側がコンペンシーブ7に連結されている。
【0011】この張力機構19は、具体的には、ポンプ
およびモータ19aを内装する油圧タンク19bと、油
圧ピストン19cと、この油圧タンク19bと油圧ピス
トン19cとを接続する複数の配管19dと、これら各
配管19dの所要個所に取付けられたバルブ19eとか
らなり、強風や地震により建物が揺れた時、振り子セン
サ16やセンサ18によって揺れ検出したことを受信す
ると、バルブ19eを所要とする開度に設定し、ポンプ
およびモータ19aによって所要量の媒体流量を油圧ピ
ストン19cに供給し、ガイドレール20に沿って下側
方向にコンペンシーブ7を移動させることにより、コン
ペンロープ9に張力を付与するものである。すなわち、
センサ16,18が揺れ量を検出することにより、張力
機構19がコンペンロープ9に所定の張力増分を付与
し、ロープの横振動を低減させるものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ようなロープ揺れ低減技術においては、以下のような問
題点が指摘されている。
【0013】一般に、建物においては、図11に示すよ
うに強風、地震等に伴って揺れがあったとき、図示実線
で示すごとく建物の固有振動数とコンペンロープ9の固
有振動数がエレベータかご5の昇降途中で一致すること
が多い。
【0014】そこで、従来、前述するような2つのロー
プ揺れ低減技術が考えられているが、以下に述べる理由
からロープの振動を十分に低減することができない。
【0015】すなわち、図11に示すごとく、建物の固
有振動数とコンペンロープ9の固有振動数がエレベータ
の昇降途中で一致するようなエレベータ装置において、
エレベータかご5が最上階で停止しているときに強風に
より建物が揺れた場合、通常のロープ張力T0において
は、ロープ9の固有振動数(A点)は建物の固有振動数
よりも低くなっている。この状態からロープの振動を低
減させるために、ロープ9の張力をT0から1.2T0
の張力に増加させると、この張力の増加に伴ってロープ
9の固有振動数が増加するが、ロープの固有振動数(B
点)が建物の固有振動数に接近する。その結果、ロープ
の横振動が逆に増加してしまうといった現象が出てく
る。
【0016】従って、以上述べたように従来のエレベー
タ装置では、単にコンペンロープ9の張力を増加させる
だけの方法であるため、コンペンロープ9の横振動を十
分に低減できないという問題がある。
【0017】また、逆にロープの横振動が増加する結
果、ロープの揺れが大きくなり、昇降路内機器や壁に衝
突したり、あるいは絡まりが発生する可能性も出てく
る。
【0018】そこで、以上のような不都合な状況を回避
するために、強風や地震の発生によって建物が揺れたと
き、エレベータの運転速度を下げたり、停止させたりす
ると、エレベータの運転効率が低下する問題がある。
【0019】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あって、ロープの張力を適切に制御することによりコン
ペンロープの揺れ量を低減し、また、ロープの固有振動
数が建物の固有振動数に接近しないように制御し、エレ
ベータの運転速度の低下や停止を回避し運転効率の向上
を図るエレベータ装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】(1) 上記課題を解決す
るために、巻上げロープに吊り下げられたエレベータか
ごと釣合いおもりとの各底部側からコペンシーブを経由
してコンペンロープが掛け渡された本発明に係わるエレ
ベーター装置は、建物、前記エレベータかご、前記コン
ペンロープの何れか1つ以上の揺れ量を検出するセンサ
と、このセンサの出力が所定の揺れ量を越えた場合、前
記エレベータかごのかご位置に応じて前記コンペンロー
プの張力増減指令を出力する制御系と、前記コンペンシ
ーブに連結され、前記制御系から出力される張力増減指
令に基づいて前記コンペンシーブを上下動させ、前記コ
ンペンロープの張力を変動させる荷重負荷装置とを備え
た構成である。
【0021】本発明は以上のような構成とすることによ
り、センサが建物等の揺れ量を検出しエレベータ制御盤
のごとき制御系に送出する。この計御系では、センサか
らの揺れ量が所定の揺れ量を越えた場合、エレベータか
ごのかご位置に応じてコンペンロープの張力増減指令を
出力し荷重負荷装置に伝達するので、当該荷重負荷装置
は、エレベータかごのかご位置に応じてコンペンロープ
の張力を変動させることが可能である。
【0022】(2) また、前記(1)の構成要素に新
たに、荷重負荷装置によって負荷されるコンペンロープ
の荷重を検出する荷重センサを設け、このセンサにより
検出される荷重が所定の値を越えた場合、荷重負荷装置
からコンペンロープに加える張力増加指令を停止するよ
うにすれば、ロープへの過度な負荷を抑制でき、ロープ
の寿命の低下を防ぐことが可能となる。
【0023】なお、前記制御系としては、センサの出力
が所定の揺れ量を越えた場合、コンペンロープの通常の
張力から所要の変化率をもって所定の制御張力まで増加
させ、また到着階から所定階数前に所要の変化率と同一
または異なる変化率をもって通常の張力に戻すようにコ
ンペンロープの張力増減指令を出力すれば、ロープの固
有振動数と建物の固有振動数とが接近する領域を小さく
でき、共振によるロープ振動の増加を抑制することが可
能となる。
【0024】また、前記制御系としては、予めエレベー
タのかご位置と変動させるコンペンロープの制御張力と
の関係をパターンとして記憶し、センサの出力が所定の
揺れ量を越えた場合、当該パターンに従って荷重負荷装
置を動作するようにすれば、過去の経験、実験結果に基
づいてロープの揺れを適切に防止することが可能であ
る。
【0025】さらに、荷重負荷装置としては、油圧ジャ
ッキおよび電磁石の何れか一方を用いることにより実現
することができる。
【0026】(3) さらに、巻上げロープに吊り下げ
られたエレベータかごと釣合いおもりとの各底部側から
コペンシーブを経由してコンペンロープが掛け渡された
本発明に係わるエレベーター装置は、建物、前記エレベ
ータかご、前記コンペンロープの何れか1つ以上の揺れ
量を検出するセンサと、このセンサの出力が所定の揺れ
量を越えた場合、前記コンペンロープの揺れ量を小さく
するために必要なロープ張力を演算する演算制御装置
と、前記コンペンシーブに連結され、前記演算制御装置
による演算によって得られるロープ張力に基づいて前記
コンペンシーブを上下動させ、前記コンペンロープの張
力を変動させる荷重負荷装置とを備えた構成である。
【0027】この発明は以上のような構成とすることに
より、演算制御装置は、センサの出力が所定の揺れ量を
越えたと判断したとき、エレベータ制御系から現在のか
ごが上昇中か下降中かを判断し、かごの昇降状態に応じ
て予め定める所定のロープ張力演算式に基づいてロープ
張力を演算し荷重負荷装置に送信し、コンペンロープの
張力を変動させるので、現在のかご位置から下降状態ま
たは上昇状態に有るかに応じてロープ張力の増減を行う
ので、コンペンロープの揺れ量を大幅に低減でき、コン
ペンロープが昇降路内の機器や壁に衝突し或いは絡まる
のを回避でき、ひいては運転速度の低下や停止の頻度を
低減でき、運転効率を高めることが可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0029】(第1の実施の形態)図1および図2は本
発明のエレベータ装置に係わる第1の実施の形態を示す
構成図である。なお、これらの図において図8ないし図
10と同一部分には同一符号を付して説明する。
【0030】このエレベータ装置は、例えば昇降路上部
の機械室2に設置される巻上機3に巻上げロープ4が掛
け渡され、この巻上げロープ4の一端部にはエレベータ
かご5、当該ロープ4の他端部側には釣合いおもり6が
それぞれ懸架されている。
【0031】また、昇降路1の床部側にはコンペンシー
ブ7が配置され、エレベータかご5の下面からコンペン
シーブ7および釣合いおもり6の下面にまたがってコン
ペンロープ9が掛け渡されている。このコンペンロープ
9は、エレベータかご5および釣合いおもり6が昇降路
内を昇降する際に巻上機3を挟んで両側で変化する巻上
げロープ4の重量を相殺する役割をもっている。
【0032】前記コンペンシーブ7は昇降路の床部側に
設置される荷重負荷装置31に連結されている。この荷
重負荷装置31は、図2に示すようにコンペンシーブ7
を回転可能に支持する断面凹状の連結部材32と、コン
ペンロープ9に加わる負荷を計測する昇降路床部側に設
置される1つ以上の荷重センサ33と、各荷重センサ3
3と連結部材32の底面部との間に介在され上下動作に
よってコンペンロープ9の張力を増減させる油圧ジャッ
キ34とによって構成されている。
【0033】また、機械室2には、例えば建物の揺れを
計測する加速度センサなどの揺れセンサ35の他、この
揺れセンサ35から出力される揺れ量を受信するエレベ
ータ制御盤36が配設されている。なお、かご5の揺れ
量を計測する場合、揺れセンサ35はエレベータかご5
に設置する。
【0034】このエレベータ制御盤36は、エレベータ
かご5を所要とする昇降速度で昇降制御するものであっ
て、エレベータかご5の現在位置の他、エレベータかご
5が現在位置から上下何れの方向に何れの速度で移動す
るかなどを把握する機能をもっている。このエレベータ
制御盤36は、その内・外部の何れか,例えば外部に記
憶部37が設けられ、例えばコンペンロープ9への張力
制御無しの通常の張力T0の他、強風や地震発生により
建物が揺れた場合に張力制御を行うか否かの目安となる
所定の揺れ量および張力制御を実施する際のエレベータ
かご5の位置とコンペンロープ9の張力との関係を定め
る制御張力特性データが規定されている。
【0035】次に、以上のようなエレベータ装置の動作
について説明する。
【0036】今、強風や地震発生により建物が揺れた場
合、揺れセンサ35が建物またはエレベータかご5の揺
れを検出し、エレベータ制御盤36に送信する。エレベ
ータ制御盤36は、揺れセンサ35から送られてくる建
物の揺れ量を受信し、この建物の揺れ量が予め定める所
定の揺れ量を越えた場合、現在のエレベータかご位置の
情報に基づき、記憶部37に格納される例えば図3に示
す制御張力特性データを参照し、エレベータかご位置情
報に応じたロープ制御張力情報を読み出し、荷重負荷装
置31に送信する。
【0037】荷重負荷装置31は、エレベータ制御盤3
6からのロープ制御張力情報を受信し、油圧ジャッキ3
4を上下駆動し、コンペンシーブ7を上下方向に位置変
動させることにより、コンペンロープ9の張力を制御す
る。
【0038】例えばエレベータかご5が最下階から最上
階まで移動するに際、図3に示すように通常の張力T0
からある程度急な変化率で制御張力を例えば1.2T0
まで上げていき、1.2T0に達したところで当該1.
2T0の制御張力を維持し、エレベータかご5が最上階
の手前の所要の階に達したとき、ある程度急に変化率を
もって通常張力T0に降下させるように張力制御を実施
すると、かご側コンペンロープ9a、釣合いおもり側コ
ンペンロール9bの固有振動数は、図4(a)および図
4(b)に示すように変化する。
【0039】図4(a)はかご位置とかご側コンペンロ
ープ9aの固有振動数を示し、同図(b)はかご位置と
釣合いおもり側コンペンロープ9bの固有振動数を示す
図である。これらの図から明らかなように、かご側コン
ペンロープ9aの固有振動数は、通常の場合ではエレベ
ータかご5の上昇位置とともにA−D−Bのように変化
し、かご側コンペンロープ9aのD点の固有振動数が建
物の固有振動数に接近する。しかし、例えばエレベータ
かご5が最下階から上昇するとほぼ同時、つまりかご側
コンペンロープ9aのA点の固有振動数を有する時点
で、急な変化率で制御張力を例えば1.2T0まで上げ
ていき、以後、1.2T0を維持すれば、かご側コンペ
ンロープ9aの固有振動数は、A−D'−Bのように変
化し、コンペンロープ9aの固有振動数と建物の固有振
動数との接近する領域が非常にせばまり、共振によるロ
ープ振動の増加を確実に抑えることができる。
【0040】一方、図4(b)に示す釣合いおもり側コ
ンペンロープ9bの固有振動数は、通常の場合ではエレ
ベータかご5の上昇位置とともにA−C−Bのように変
化し、釣合いおもり側コンペンロープ9bのC点の固有
振動数が建物の固有振動数に接近する。しかし、前述と
同様にエレベータかご5が最下階から上昇するとほぼ同
時、つまり釣合いおもり側コンペンロープ9bのA点の
固有振動数を有する時点で、急な変化率で制御張力を例
えば1.2T0まで上げていき、以後、1.2T0を維
持すれば、釣合いおもり側コンペンロープ9bの固有振
動数は、A−C'−Bのように変化し、コンペンロープ
9bの固有振動数と建物の固有振動数との接近する領域
が非常にせばまり、同様に共振によるロープ振動の増加
を抑えることができる。
【0041】従って、以上のようにエレベータかご5の
かご位置に応じ、例えば図3に示すように制御張力を変
えることにより、建物の固有振動数との接近する領域を
小さくすることにより、コンペンロープ9の水平振動を
容易に低減することができる。
【0042】なお、上記実施の形態では、エレベータ制
御盤36が揺れセンサ35で検出される建物またはかご
の揺れ量が所定の揺れ量を越えたとき、現在のかご位置
をもとに予め定められる制御張力情報を荷重負荷装置3
1に送信し、ロープ9の張力を変動するようにしたが、
コンペンロープ9などの近傍に配置してロープの揺れ量
(変位)を検出する非接触変位センサ(図示せず)を設
け、強風や地震の発生による建物の揺れに伴うロープ4
または9の変位である揺れ量を変位センサで検出し、こ
のロープ4または9の揺れ量が所定の揺れ量を越えた場
合にのみ、かご位置に応じて予め定める変化率をもって
制御張力情報を荷重負荷装置31に送信し、ロープ9の
張力を変動させるので、短い時間でロープの張力を例え
ば1.2T0に増加させることができ、ロープの寿命の
低下を防ぐことができる。
【0043】また、上記実施の形態では、かご位置とロ
ープ制御張力との関係について最下階から最上階まで予
めパターン化した例を説明したが、例えば建物の揺れ
量、エレベータかごの揺れ量或いはロープの揺れないし
変位が所定の揺れ量あるいは所定の変位を越えた場合、
その時点からある変化率をもたせて所定の張力例えば
1.2T0に制御し、また所定階に到着する所定階前に
ある変化率をもたせて通常の張力T0とする構成であっ
てもよい。
【0044】さらに、建物の固有振動数とロープの固有
振動数との関係によっては、つまり建物が図4の特性よ
りもさらに高層となった場合、図5に示すように最下階
側において通常の張力T0よりも小さい制御張力からあ
る変化率をもたせて通常の張力T0を横切って所定の制
御張力1.2T0に制御する構成であってもよい。
【0045】さらに、荷重負荷装置31では、油圧ジャ
ッキ34を用いたが、この油圧ジャッキに代えて電磁石
(図示せず)を用いて、電磁力を制御することにより、
ロープ張力を変動させるようにしても、前述する実施の
形態と同様の効果を奏することができる。
【0046】また、さらに荷重センサ33の出力からコ
ンペンロープ9に加わる荷重が所定の値を越えた場合、
荷重負荷装置31を停止させ、過大な荷重がロープ9に
加わらないようにし、よってロープ9の寿命の低下を防
止するだけでなく、装置の誤動作による異常な張力が発
生するのを未然に回避することができる。
【0047】(第2の実施の形態)図6および図7は本
発明のエレベータ装置に係わる第2の実施の形態を示す
構成図である。図6はエレベータ装置の全体構成図、図
7は図6に示す演算装置のより詳細な演算構成を説明す
る図である。なお、これらの図においても、図1,図
2、図8ないし図10と同一部分には同一符号を付して
説明する。
【0048】このエレベータ装置において、特に図1と
比較して異なる部分について説明すると、昇降路(図示
せず)内のロープ9等の上下方向の複数箇所に設置さ
れ、コンペンロープ9の揺れを検出する非接触変位セン
サなどのロープ揺れセンサ41が配設され、機械室2の
内部または外部に演算制御装置42が設けられている。
その他の構成については図1および図2と同様であるの
で、これら図1,図2の説明に譲る。
【0049】演算制御装置42は、図7に示すように記
憶部43に建物、ロープの振動特性を含むロープ張力演
算式データおよび各センサ35,33,41の出力に基
づいて荷重負荷装置31を制御するための判定用データ
が格納され、揺れセンサ35の出力を増幅し、かつ、デ
ジタル変換するA/D変換部35aを介して得られる揺
れ量データ、ロープ揺れセンサ41の出力を増幅し、か
つ、デジタル変換するA/D変換部41aを介して得ら
れるロープ揺れデータ、荷重センサ33の出力を増幅
し、かつ、デジタル変換するA/D変換部33aを介し
て得られるロープに加わる荷重データおよびエレベータ
制御盤36からのかご位置データをもとに、前記記憶部
43の演算式データに基づき、コンペンロープ9の水平
振動を低減させるために必要なロープ張力を演算し、こ
の演算によって得られるロープ張力を荷重負荷装置31
の駆動部31aに送出し、油圧ジャッキ34を上下動さ
せることにより、コンペンロープ9の張力を変動させ
る。
【0050】この演算制御装置42は、機能的には、予
め各センサ33,35,41の何れか1つ以上を選択
し、或いはこれらセンサ33,35,41の出力のう
ち、記憶部43に設定される判定用データである所定の
揺れ量を超えたセンサ出力のみを取得し、ロープ張力制
御を実施するロープ張力制御判断手段421と、このロ
ープ張力制御判断手段421によりロープ張力制御を必
要と判断されたとき、エレベータ制御盤36から現在の
かごが上昇中か下降中かを判断するかご昇降方向判断手
段422と、この判断結果に基づいて上昇中か下降中か
を判断した後、記憶部43に保存される所定のロープ張
力演算式に基づいてロープ張力を演算する張力演算手段
423と、この張力演算手段423によって演算された
コンペンロープ9の張力を増減させる指令を荷重負荷装
置31に送信する張力増減指示出力手段424とによっ
て構成されている。
【0051】次に、以上のようなエレベータ装置の動作
について説明する。
【0052】強風や地震の発生により建物が揺れると、
各センサ33,35,41の出力が大きくなるが、この
とき演算制御装置42のロープ張力制御判断手段421
が例えば変位センサ41の変位dが予め記憶部43に設
定される所定の変位量の値d0と比較し、d>d0の関
係になった場合、例えばロープ9が揺れていると判断
し、ロープ張力の制御が必要であると判断する。
【0053】ここで、ロープ張力制御判断手段421が
ロープ張力の制御が必要であると判断すると、かご昇降
方向判断手段422がロープ張力を増加させるか減少さ
せるか、つまりかご上昇時とかご下降時とではロープ張
力の増減が異なるので、エレベータ制御盤36から現在
のかごが上昇中であるか或いは下降中かを判断し、その
判断結果に基づき、例えば〜のもとに張力演算手段
423がコンペンロープ9の張力を演算し、張力増減指
示出力手段424からロープの増減指令を荷重負荷装置
31に送信する。
【0054】 かご上昇時にかご側コンペンロープ9
aの揺れが大きくなった場合。
【0055】コンペンロープ9aの固有振動数が下がる
方向にあるので、速やかにコンペンロープ9aの固有振
動数を下げて建物の固有振動数との共振点を通過させる
必要が有るので、ロープ張力を下げるためのロープ張力
を演算し、得られたロープ張力減少指示を荷重負荷装置
31に送信する。
【0056】 かご下降時にかご側コンペンロープ9
aの揺れが大きくなった場合。
【0057】コンペンロープ9aの固有振動数が上がる
方向にあるので、速やかにコンペンロープ9aの固有振
動数を上げて建物の固有振動数との共振点を通過させる
必要が有るので、ロープ張力を上げるためのロープ張力
を演算し、得られたロープ張力増加指示を荷重負荷装置
31に送信する。
【0058】 かご上昇時に釣合いおもり側コンペン
ロープ9bの揺れが大きくなった場合。
【0059】コンペンロープ9aの固有振動数が上がる
方向にあるので、速やかにコンペンロープ9aの固有振
動数を上げて建物の固有振動数との共振点を通過させる
必要が有るので、ロープ張力を上げるためのロープ張力
を演算し、得られたロープ張力増加指示を荷重負荷装置
31に送信する。
【0060】 かご下降時に釣合いおもり側コンペン
ロープ9bの揺れが大きくなった場合。
【0061】コンペンロープ9aの固有振動数が下がる
方向にあるので、速やかにコンペンロープ9aの固有振
動数を下げて建物の固有振動数との共振点を通過させる
必要が有るので、ロープ張力を下げるためのロープ張力
を演算し、得られたロープ張力減少指示を荷重負荷装置
31に送信する。
【0062】何れのロープ揺れセンサ41の揺れ量が所
定の揺れ量を越えて大きくなったか、さらにエレベータ
かご5が上昇中であるか、下降中であるかにより、前述
する〜の中から何れかを選択するが、例えばを選
択した場合の必要なロープ張力の演算例について説明す
る。
【0063】ロープ張力Tとロープの固有振動数fとの
関係は次の式によって表すことができる。
【0064】 f=(1/2L)・(T/ρA)1/2 (1) ここで、Lはロープ長さであって、エレベータ制御盤3
6からのかご位置データにより求めることが可能であ
る。ρAはロープの単位長さ当たりの質量であって、記
憶部43に格納されている。
【0065】そこで、以上の式をもとに前記の場合の
必要なロープ張力を演算する。
【0066】すなわち、かご下降時にかご側コンペンロ
ープ9aの揺れが大きくなった場合、速やかにロープ9
aの固有振動数を上げ、建物の固有振動数との共振点を
通過させる必要から、例えばf=2fbとしたい。fb
は建物の固有振動数であって、記憶部43に格納されて
いる。
【0067】その結果、必要なロープ張力Tは、次式に
よって計算できる。
【0068】 T=(2L×2fb)2ρA (2) 上式においてT<0.8T0ならば、T=0.8T0 T>1.2T0ならば、T=1.2T0とする。
【0069】なお、ロープの張力を制御しないロープ張
力T0は、T0=(W/2N)+ρAgLである。Wは
コンペンシーブ重量、Nはロープ本数、gは重力の加速
度である。
【0070】そこで、以上のようにして張力演算手段4
23がコンペンロープ9の張力を演算し、この演算結果
に基づいて張力増減指示出力手段424がロープの増減
指令を荷重負荷装置31の駆動部31aに伝達し、油圧
ジャッキ34を上下させることにより、ロープ9の張力
を変動させる。また、必要なロープ張力を演算するに際
しては、変位センサ41によって計測されたロープ変位
信号をフィードバックすることにより、精度良くロープ
変位を低減することができる。
【0071】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、建物の揺れ量、かごの揺れ量、ロープの変位量が所
定量の値を越えた場合、かご位置およびかごの昇降状態
に応じて、ロープ張力を制御することにより、コンペン
ロープ9の水平振動を適切に低減でき、ロープ変位の増
大による昇降路内機器や壁との衝突や絡まりを防ぐため
の運転速度の低下や停止制御の頻度を大幅に下げること
ができ、運転効率の向上を図ることができる。
【0072】また、強風や地震の発生により建物の振れ
量が所定の揺れ量の値を越えた場合にのみ、ロープ張力
を制御するようにすれば、短かい時間に即座にロープ張
力を増加させることができ、ロープの寿命の低下を防ぐ
ことができる。
【0073】なお、図6および図7では、演算制御装置
42がエレベータ制御盤36の外部に設けたが、エレベ
ータ制御盤36の内部に設けた構成であっても同様の効
果を奏するものである。
【0074】なお、ロープ揺れセンサ41は、必ずしも
変位量を計測する必要はなく、所定の変位量を超えたこ
とを検出する方式でもよい。
【0075】また、本願発明は、上記実施の形態に限定
されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変
形して実施できる。また、各実施の形態は可能な限り組
み合わせて実施することが可能であり、その場合には組
み合わせによる効果が得られる。さらに、上記各実施の
形態には種々の上位,下位段階の発明が含まれており、
開示された複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種
々の発明が抽出され得るものである。例えば問題点を解
決するための手段に記載される全構成要件から幾つかの
構成要件が省略されうることで発明が抽出された場合に
は、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が
周知慣用技術で適宜補われるものである。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ロ
ープの張力を適切に制御することにより、コンペンロー
プの揺れ量を低減でき、運転効率の優れたエレベータ装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るエレベータ装置の第1の実施の
形態を示す構成図。
【図2】 図1に示すコンペンロープと荷重負荷装置と
の接続関係を説明する構成図。
【図3】 かご位置と張力制御との関係を示す特性図。
【図4】 コンペンロープの張力を変えたときの建物の
固有振動数とコンペンロープの固有振動数との関係を示
す特性図。
【図5】 かご位置と張力制御との関係を示すもう1つ
の特性図。
【図6】 本発明に係るエレベータ装置の第2の実施の
形態を示す構成図。
【図7】 図6に示す演算制御装置42の構成を示す機
能ブロック図。
【図8】 従来の1つのエレベータ装置を示す構成図。
【図9】 従来のもう1つのエレベータ装置を示す構成
図。
【図10】 図9に示すコンペンシーブアッセンブリと
張力機構との関係を示す詳細構成図。
【図11】 従来のエレベータ装置における建物の固有
振動数とコンペンロープの固有振動数との関係を示す特
性図。
【符号の説明】
3…巻上機 4…巻上げロープ 5…エレベータかご 6…釣合いおもり 7…コンペンシーブ 9…コンペンロープ 31…荷重負荷装置 33…荷重センサ 34…油圧ジャッキ 35…揺れセンサ 36…エレベータ制御盤 37…記憶部 41…変位センサ 42…演算制御装置 421…ロープ張力制御判断手段 422…かご昇降方向判断手段 423…張力演算手段 424…張力増減指示出力手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻上げロープに吊り下げられたエレベー
    タかごと釣合いおもりとからコペンシーブを経由してコ
    ンペンロープが掛け渡されたエレベータ装置において、 前記エレベータかごが配置される建物、前記エレベータ
    かご、前記コンペンロープの何れか1つ以上の揺れ量を
    検出するセンサと、 このセンサの出力が所定の揺れ量を越えた場合、前記エ
    レベータかごのかご位置に応じて前記コンペンロープの
    張力増減指令を出力する制御系と、 前記コンペンシーブに連結され、前記制御系から出力さ
    れる張力増減指令に基づいて前記コンペンシーブを上下
    動させ、前記コンペンロープの張力を変動させる荷重負
    荷装置とを備えたことを特徴とするエレベータ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のエレベータ装置におい
    て、 前記荷重負荷装置と昇降路床部側との間または前記コン
    ペンシーブと荷重負荷装置との間に介在され、当該荷重
    負荷装置によって負荷される前記コンペンロープの荷重
    を検出する荷重センサを設け、このセンサにより検出さ
    れる荷重が所定の値を越えた場合、前記荷重負荷装置か
    ら前記コンペンロープに加える張力増加指令を停止する
    ことを特徴とするエレベータ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のエレベー
    タ装置において、 前記制御系は、前記センサの出力が所定の揺れ量を越え
    た場合、前記コンペンロープの通常の張力から所要の変
    化率をもって所定の制御張力まで増加させ、また到着階
    から所定階数前に前記所要の変化率と同一または異なる
    変化率をもって前記通常の張力に戻すように前記コンペ
    ンロープの張力増減指令を出力することを特徴とするエ
    レベータ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載のエレベー
    タ装置において、 前記制御系は、予め前記エレベータのかご位置と変動さ
    せるコンペンロープの制御張力との関係をパターンとし
    て記憶し、前記センサの出力が所定の揺れ量を越えた場
    合、当該パターンに従って前記荷重負荷装置を動作させ
    ることを特徴とするエレベータ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4の何れか一項に
    記載のエレベータ装置において、 前記荷重負荷装置は、油圧ジャッキおよび電磁石の何れ
    か一方を用いることを特徴とするエレベータ装置。
  6. 【請求項6】 巻上げロープに吊り下げられたエレベー
    タかごと釣合いおもりとからコペンシーブを経由してコ
    ンペンロープが掛け渡されたエレベーター装置におい
    て、 前記エレベータかごが配置される建物、前記エレベータ
    かご、前記コンペンロープの何れか1つ以上の揺れ量を
    検出するセンサと、 このセンサの出力が所定の揺れ量を越えた場合、前記コ
    ンペンロープの揺れ量を小さくするために必要なロープ
    張力を演算する演算制御装置と、 前記コンペンシーブに連結され、前記演算制御装置によ
    る演算によって得られるロープ張力に基づいて前記コン
    ペンシーブを上下動させ、前記コンペンロープの張力を
    変動させる荷重負荷装置とを備えたことを特徴とするエ
    レベータ装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のエレベータ装置におい
    て、 前記演算制御装置は、前記センタの揺れ量が予め定める
    揺れ量を越えた場合にロープ張力制御を実施すると判断
    するロープ張力制御判断手段と、この手段によりロープ
    張力制御を実施すると判断されたとき、エレベータ制御
    系から現在のかごが上昇中か下降中かを判断するかご昇
    降方向判断手段と、この判断結果に基づいて予め定める
    所定のロープ張力演算式に基づいてロープ張力を演算す
    る張力演算手段と、この演算されたロープの張力を増減
    させる指令を前記荷重負荷装置に送信する張力増減指示
    出力手段とを設けたことを特徴とするエレベータ装置。
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