JPH11209032A - 釣り合いロープを備えたエレベーター - Google Patents

釣り合いロープを備えたエレベーター

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JPH11209032A
JPH11209032A JP1088698A JP1088698A JPH11209032A JP H11209032 A JPH11209032 A JP H11209032A JP 1088698 A JP1088698 A JP 1088698A JP 1088698 A JP1088698 A JP 1088698A JP H11209032 A JPH11209032 A JP H11209032A
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JP
Japan
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car
rope
tension
balancing
sheave
Prior art date
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Withdrawn
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JP1088698A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Matsuba
健治 松葉
Masayuki Ishikawa
石川  雅之
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Otis Elevator Co
Original Assignee
Otis Elevator Co
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Publication date
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  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 かごが高速で下降中にメインロープ,釣り合
いロープおよび張りシーブが振動しないようにする。 【解決手段】 メインロープ4と釣り合うようにかご1
および釣り合い重り3に両端が止着された釣り合いロー
プ6と、この釣り合いロープ6が掛けられた張りシーブ
7と、この張りシーブ7を介して前記釣り合いロープ6
に張力を持たせるようにする作動シリンダ13と、この
作動シリンダ13へ作動油を圧送するパワーユニット1
8と、かごの位置・速度を検出するロータリエンコーダ
20と、かご1が下降中のとき作動シリンダへ作動油を
圧送する指令を前記パワーユニット18へ出し、釣り合
いロープ6およびメインロープ4に緊張力を持たせるよ
うにした制御盤19を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベーターのか
ごが下降中のとき、釣り合いロープの張力を高めるよう
にしたエレベーターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、釣り合いロープを備えたエレベー
ターとして、例えば図5に示すようなものがある。同図
において、符号101,102は昇降路108に上下移
動自在に配設されたかごと釣り合い重りであり、このか
ご101と釣り合い重り102とにはメインロープ10
3の両端が止着され、このメインロープ103は巻上機
の駆動シーブ104に掛けられている。
【0003】メインロープ103と釣り合うように、か
ご101と釣り合い重り102には釣り合いロープ10
5の両端が止着されている。釣り合いロープ105は張
りシーブ106に掛けられており、張りシーブ106は
ショックアブソーバ107を介して昇降路108のピッ
ト室108aに設けられている。
【0004】駆動シーブ104を正・逆回転させると、
メインロープ103を介してかご101が上下移動す
る。駆動シーブ104を正転させて、メインロープ10
3を上方へ引っ張ってかご101を高速で上昇させる
と、かご101の重力に抗してメインロープ103のか
ご側103aを引っ張り上げることになり、このかご側
103aは緊張状態となる。このため、かご101に止
着されている釣り合いロープ105のかご側105aも
緊張状態となる。一方、駆動シーブ104を逆転させ
て、かご101を高速で下降させると、メインロープ1
03のかご側103aをかご101の重力に沿って下方
へ放つこととなり、このかご側103aは弛緩状態とな
る。このため、釣り合いロープ105のかご側105a
も弛緩状態となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のエレ
ベーターにあっては、駆動シーブ104を逆転させてか
ご101を高速で下降させると、メインロープ103の
かご側103aおよび釣り合いロープ105のかご側1
05aは弛緩状態にある。この釣り合いロープ105の
かご側105aが張りシーブ106を介してショックア
ブソーバ107によってピット室108aに引っ張られ
ているとはいうものの、やはり張りシーブ106および
ロープ103,105のかご側103a,105aは弛
緩状態にあるために振動してしまい、この振動がかご1
01に伝わって、中の乗客に不快感を与えてしまうとい
う問題点があった。
【0006】本発明は、かごが高速で下降中にメインロ
ープ,釣り合いロープおよび張りシーブが振動しないよ
うにすることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明にあっては、昇降路に上下移動可能に
配設されたかごおよび釣り合い重りと、このかごおよび
釣り合い重りに両端がそれぞれ止着されたメインロープ
と、このメインロープと釣り合うようにかごおよび釣り
合い重りに両端が止着された釣り合いロープと、この釣
り合いロープが掛けられた張りシーブと、この張りシー
ブを介して前記釣り合いロープに張力を持たせるように
する作動シリンダと、この作動シリンダへ作動油を圧送
するパワーユニットと、かごの位置・速度を検出するか
ご位置・速度検出手段と、かごが下降中のとき作動シリ
ンダへ作動油を圧送する指令を前記パワーユニットへ出
し、釣り合いロープおよびメインロープに緊張力を持た
せるようにした制御盤を備えた構成としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図1ないし図4は本発明に係る釣り合いロープ
を備えたエレベーターの一実施例を示す図である。
【0009】符号1は、昇降路2に上下移動自在に配設
されたかごであり、このかご1に釣り合うように釣り合
い重り3も配設されている。かご1と釣り合い重り3と
にはメインロープ4の両端が止着され、このメインロー
プ4は巻上機の駆動シーブ5に掛けられている。メイン
ロープ4と釣り合うようにかご1と釣り合い重り3とに
は、釣り合いロープ6の両端が止着されている。
【0010】釣り合いロープ6は、図2および図3に示
すように張りシーブ7に掛けられており、張りシーブ7
はケーシング8内に設けられている。このケーシング8
にはガイドシュー9,10が取り付けられ、このガイド
シュー9,10は張りシーブ7の両側に立設されたガイ
ドレール11,12に摺動自在に係合している。ケーシ
ング8の下面には、昇降路2のピット室2aに設けられ
た作動シリンダ13のピストンロッド14が取り付けら
れており、作動シリンダ13はピストン15によって上
室16,下室17に分かれる。
【0011】上室16,下室17には作動油が入れられ
ており、上室16の方にはパワーユニット18から作動
油が圧送されるようになっている。上室16の方に作動
油が圧送されると、ピストン15は下方に押圧されて、
張りシーブ7が下方へ移動する。そうすると、この張り
シーブ7に掛けられた釣り合いロープ6さらにはメイン
ロープ4が緊張状態となる。
【0012】パワーユニット18は制御盤19の指示に
よって作動し、この制御盤19にはかごの位置速度を検
出するロータリエンコーダ20からの信号が入力する。
【0013】以下、このエレベーターの作動を図4に示
すフローチャートを参照しながら説明する。
【0014】まず、制御盤19はかご1が下降中がどう
かをロータリエンコーダ20からの信号によって判断し
(ステップS1)、次に下降中のときには高速で加速中
かどうかを判断する(ステップS2)。ここで、かご1
が下降中のときには、駆動シーブ5によって下方へ放た
れるメインロープ4のかご側4aは、前記した理由によ
り弛緩状態となり、またこのことにより釣り合いロープ
6のかご側6aも弛緩状態となる。このため、ロープ
4,6のかご側4a,6aおよび張りシーブ7は振動
し、この振動がかご1へ伝達されることになる。
【0015】そこで、制御盤19からパワーユニット1
8へ指令を出して、作動シリンダ13の上室16へ作動
油を圧送する(ステップS3)。そうすると、作動シリ
ンダ13中のピストン15は下方へ押圧され、張りシー
ブ7が下方へ移動し始める。張りシーブ7が下方へ移動
し始めると、ロープ4,6のかご側4a,6aは弛緩状
態から緊張状態へと移行し始める。
【0016】次に、ロータリエンコーダ20からの信号
によって、かご1が高速で一定速度になったかどうかを
判断し(ステップS4)、かご1が一定速度になると、
制御盤19からパワーユニット18へ指令を出し、作動
シリンダ13の上室15の作動油の加圧を保持する(ス
テップS5)。そうすると、張りシーブ7は下方位置に
保持され、前記ロープ4,6のかご側4a,6aは緊張
することとなる。したがって、ロープ4,6のかご側4
a,6aおよび張りシーブ7が振動するようなことはな
くなる。
【0017】次に、ロータリエンコーダ20からの信号
によって、かご1が減速中かどうかを判断し(ステップ
6)、減速中のときには制御盤19からパワーユニッ
ト18指令を出して、上室16の作動油のの圧力を逃が
すようにする(ステップS7)。かご1が減速して停止
するようになると、ロープ4,6のかご側4a,6aは
張りシーブ7を下方に移動させなくとも、緊張状態にあ
ることになる。このとき、不用に張りシーブ7を下方に
移動させたりすると、メインロープ4の緊張状態が駆動
シーブ5に負荷となって表れるために、張りシーブ7は
下方へ移動させないこととする。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
かごが下降中のとき作動シリンダへ作動油を圧送する指
令をパワーユニットへ出し、釣り合いロープおよびメイ
ンロープに緊張力を持たせるようにしたので、釣り合い
ロープ,メインロープおよび張りシーブが振動するよう
なことはなくなり、ひいてはかごの中の乗客に不快感を
与えてしまうようなこともなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る釣り合いロープを備えたエレベー
ターの一実施例を示す概略正面図。
【図2】張りシーブの正面図。
【図3】張りシーブの側面図。
【図4】このエレベーターの作動を示すフローチャー
ト。
【図5】従来のエレベーターの概略正面図。
【符号の説明】
1…かご、3…釣り合い重り、4…メインロープ、6…
釣り合いロープ、13…作動シリンダ、18…パワーユ
ニット、19…制御盤、20…ロータリエンコーダ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 雅之 千葉県山武郡芝山町小池字水口2700−1 日本オーチス・エレベータ株式会社 芝山 工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降路に上下移動可能に配設されたかご
    および釣り合い重りと、このかごおよび釣り合い重りに
    両端がそれぞれ止着されたメインロープと、このメイン
    ロープと釣り合うようにかごおよび釣り合い重りに両端
    が止着された釣り合いロープと、この釣り合いロープが
    掛けられた張りシーブと、この張りシーブを介して前記
    釣り合いロープに張力を持たせるようにする作動シリン
    ダと、この作動シリンダへ作動油を圧送するパワーユニ
    ットと、かごの位置・速度を検出するかご位置・速度検
    出手段と、かごが下降中のとき作動シリンダへ作動油を
    圧送する指令を前記パワーユニットへ出し、釣り合いロ
    ープおよびメインロープに緊張力を持たせるようにした
    制御盤とを備えたことを特徴とする釣り合いロープを備
    えたエレベーター。
JP1088698A 1998-01-23 1998-01-23 釣り合いロープを備えたエレベーター Withdrawn JPH11209032A (ja)

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