JP2003104478A - 光学成形品の収納方法、光学成形品の搬送方法、光学成形品の組付方法、及び光学成形品のコーティング方法 - Google Patents

光学成形品の収納方法、光学成形品の搬送方法、光学成形品の組付方法、及び光学成形品のコーティング方法

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JP2003104478A JP2001303818A JP2001303818A JP2003104478A JP 2003104478 A JP2003104478 A JP 2003104478A JP 2001303818 A JP2001303818 A JP 2001303818A JP 2001303818 A JP2001303818 A JP 2001303818A JP 2003104478 A JP2003104478 A JP 2003104478A
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Kazuo Ishida
一夫 石田
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太一郎 斉藤
Hiroyuki Hattori
洋幸 服部
Shogo Yamamoto
省吾 山本
Shinichiro Saito
真一郎 斉藤
Yuichi Shin
勇一 新
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 課題は、レンズを保護するのに適した収納方
法等を提案することである。 【解決手段】 ストッカー40は、上部材41と、下部
材42とを備える。上部材41が下部材42に重なって
接合することで、穴40aがストッカー40に形成され
る。穴40aには、突条42a,42b,42cが形成
されている。穴40aに光学成形品8を差し込む。この
際、光学成形品8の突条16,16の間に突条42bが
挟まれる。また、レンズ部11は、突条42cから離れ
ている。このように、複数の光学成形品を順次40aに
差し込んでいくことで、複数の光学成形品をストッカー
40に収納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学レンズを有す
る光学成形品を収納する収納方法、前記光学成形品を搬
送する搬送方法、前記光学成形品にコーティングするコ
ーティング方法、及び前記光学成形品を光ピックアップ
ユニットに組み付ける組付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】上市されている情報記憶媒体には様々な
フォーマット(規格)があり、各規格毎に様々な技術が
採用され、また検討されている。特に最近ではブロード
バンド時代となり、画像、動画、音声などの大容量コン
テンツが流通するため、一般ユーザーであっても大容量
データをストックしておく必要が生じている。
【0003】さてこのようなデータストック用の記憶媒
体としては、古くはオーディオカセットテープを利用し
たものに始まり、現在でもFD(フロッピィディスク)
が用いられているが、最近ではZip(容量100M〜
200Mの大容量フロッピィディスク)、MO(容量6
40M〜2.3Gの光磁気ディスク)、CD(容量64
0〜700Mの光ディスク)、DVD(容量4.7Gの
光ディスク)など、やはり大容量化してきている。そし
てこれらのうち、光を利用する形態のものは、それぞれ
専用の光学系を有している。
【0004】上述の光ディスクは、音楽CDがその出発
点となっており、現在主流になりつつあるDVDは常に
CDとの互換を考慮する必要があり、またサイズ的にも
大きく、小型の機器を提供しにくいと言う問題がある。
これを解消するために小型の8cmサイズの媒体、名刺
サイズ等の変型媒体が登場しているが、容量が少なくな
るのは避けられない。またDVDは情報記録について規
格が乱立しており、各規格間の互換性が不十分である、
という問題がある。また光磁気ディスクについては、大
容量化が進められているものの、同様に低容量規格との
互換性が問題となっている点、媒体のサイズが機器の大
きさを制限している点には変わりがない。このような問
題に対して、全く新たな小型の記憶媒体に関する規格が
提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが媒体が小型に
なると、光ピックアップユニットも小型化せざるを得な
い。しかしながら、光ピックアップユニットが小型化す
ると、ピックアップレンズそのものの製造、或いは組
付、調整といった点が非常に困難になる。ピックアップ
レンズが小型化すると、ちょっとした静電気が発生した
場合でも、静電気によってピックアップレンズが不測の
箇所に引き寄せられてしまうことがある。また、ピック
アップレンズの保護の点でも問題があり、大量のピック
アップレンズを取り扱うのは非常に困難である。つま
り、例えば、静電気によりピックアップレンズが引き寄
せられたりすることによって何らかの面上を摺動してし
まうため、ピックアップレンズが傷つくことがあり、多
量のレンズが静電気により引き寄せられることを防止す
るということは非常に困難である。
【0006】そこで、本発明の課題は、レンズを保護す
るのに適した収納方法等を提案することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、光学機能を有するレンズ
部と、該レンズ部に一体成形されているとともに、前記
レンズ部の側縁部から延出する延出部とからなる光学成
形品を収納する収納方法であって、帯状の二つのシート
材に前記複数の光学成形品を挟んで、前記二つのシート
材を互いに接合することを特徴とする。
【0008】請求項1記載の発明では、複数の光学成形
品が二つのシート材に挟まれるため、レンズ部はシート
材に収納されて、レンズ部はシート材から散らばらな
い。更に、二枚のシート材に複数の光学成形品を挟むだ
けということだけで、多量のレンズ部を静電気により引
き寄せられるということを簡単に防止でき、静電気によ
って引き寄せられることでレンズ部が擦られるというこ
とを防止できる。つまり、本発明は、多量のレンズ部を
保護して、散らばらないようにするのに適している。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の光
学成形品の収納方法であって、前記二つのシート材のう
ちの一方のシート材に複数の凹部が形成されており、前
記各凹部に前記光学成形品を収めて、他方のシート材を
前記一方のシート材に重ねることで前記光学成形品を前
記二つのシート材に挟むことを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項2記載の光
学成形品の収納方法であって、前記各凹部が型押し加工
によって形成されていることを特徴とする。
【0011】請求項2又は3記載の発明では、凹部に光
学成形品が収められるため、凹部に光学成形品が収めら
れてから二枚のシート材に挟まれるまでの間に、光学成
形品が散らばることが防止される。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1から3の
何れかに記載の光学成形品の収納方法であって、前記二
つのシート材に挟まれた前記光学成形品において、前記
レンズ部のレンズ面が前記二つのシート材から離間して
おり、前記延出部が前記二つのシート材に当接して挟ま
れることで前記光学成形品が前記二つのシート材に保持
されていることを特徴とする。
【0013】請求項4記載の発明では、レンズ部が二つ
のシート材から離間しているため、レンズ部がシート材
に擦られることが防止される。その上、延出部が二つの
シート材に挟まれることで光学成形品が保持されている
ため、二つのシート材の間に介在するレンズ部がずれる
といことがない。従って、レンズ部が擦られるというこ
とはない。このように、本発明では、レンズ部の保護が
十分に図られる。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1から4の
何れかに記載の光学成形品の収納方法であって、前記延
出部は、前記レンズ部の径より大きい幅を有する棒状の
棒部と、前記棒部の幅より小さい幅を有するとともに前
記レンズ部と前記棒部を掛け渡すように設けられる掛渡
部とを備え、前記光学成形品を前記二つのシート材に挟
む前に、前記延出部を前記掛渡部において切断すること
で前記レンズ部から前記棒部を切り離し、その後前記延
出部の一部とレンズ部とからなる光学成形品を前記二つ
のシート材に挟むことを特徴とする。
【0015】請求項5記載の発明では、棒部がレンズ部
の径より大きいため、レンズ部に比較して、棒部を把持
する、保持するといった取り扱いが容易になり、棒部を
基準に取り扱いができる。つまり、棒部を把持しなが
ら、掛渡部を切断するといったことができる。例えば、
光学成形品を一方のシート材に載置して、棒部を把持し
ながら掛渡部を切断するといったことをすれば、レンズ
部を把持することなく、延出部の一部とレンズ部とから
なる光学成形品を二つのシート材に挟むことができ、レ
ンズ部の保護が図られる。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項5記載の光
学成形品の収納方法であって、前記掛渡部を切断する際
に前記掛渡部を挟んで保持することを特徴とする。
【0017】請求項7記載の発明は、請求項6記載の光
学成形品の収納方法であって、前記掛渡部の保持されて
いる部分より前記棒部側において、前記掛渡部を切断す
ることを特徴とする。
【0018】請求項7記載の発明では、棒部側において
掛渡部が切断されるため、切断しても棒部が散飛し、レ
ンズ部は一部の掛渡部とともに保持されて、散飛しな
い。そのため、レンズ部が非常に小さくても、レンズ部
の紛失が防止され、更に、レンズ部の保護が図れる。
【0019】請求項8記載の発明は、請求項7記載の光
学成形品の収納方法であって、前記掛渡部の保持されて
いる部分を把持して、切断後に前記掛渡部を把持しなが
ら移動することで光学成形品を前記二つのシート材の間
に移動した後に、前記二つのシート材で当該光学成形品
を挟むことを特徴とする。
【0020】請求項9記載の発明は、請求項8記載の光
学成形品の収納方法であって、前記掛渡部の保持されて
いる部分を吸着によって把持することを特徴とする。
【0021】請求項8又は9記載の発明では、掛渡部の
一部を把持するために、レンズ部を把持せずとも済み、
棒部を切り離してから掛渡部の一部とレンズ部をシート
材に挟むまでの過程でもレンズ部の保護が図られる。
【0022】請求項10記載の発明は、請求項1から9
の何れかに記載の光学成形品の収納方法を用いて、光学
成形品を搬送する搬送方法であって、前記複数の光学成
形品を挟んでいる前記二つのシート材を巻回して、巻回
した状態の前記二つのシート材ごと前記複数の光学成形
品を搬送することを特徴とする。
【0023】請求項10記載の発明では、二つのシート
材を巻いているため、二つのシート材がかさばらず、更
に、光学成形品が非常に小さいものであっても、容易に
二つのシートごと多数の光学成形品を搬送することがで
きる。
【0024】請求項11記載の発明は、光学機能を有す
るレンズ部と、該レンズ部に一体成形されているととも
に、レンズ部の側縁部から延出する延出部とからなる光
学成形品であって、前記延出部が、前記レンズ部の径よ
り大きい幅を有する棒状の棒部と、前記棒部の幅より小
さい幅を有するとともに前記レンズ部と前記棒部を掛け
渡すように設けられる掛渡部とを備える光学成形品を光
ピックアップユニットに組み付ける光学成形品の組付方
法であって、前記掛渡部を保持したまま、前記掛渡部の
保持されている部分より前記棒部側において、前記延出
部を前記掛渡部において切断することで前記レンズ部と
前記棒部を切り離し、その後、前記掛渡部を光ピックア
ップユニットに移動することで前記延出部の一部とレン
ズ部とからなる光学成形品を光ピックアップユニットに
組み付けることを特徴とする。
【0025】請求項11記載の発明では、棒部側におい
て掛渡部が切断されるため、切断しても棒部が散飛し、
レンズ部は一部の掛渡部とともに保持されて、散飛しな
い。そのため、レンズ部が非常に小さくても、レンズ部
の紛失が防止され、更に、レンズ部の保護が図れる。
【0026】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の光学成形品の組付方法であって、前記棒部には、当該
光学成形品に係る情報が付されており、前記情報と同様
の情報を、前記光学成形品の組み付けられる光ピックア
ップユニットに付すことを特徴とする。
【0027】請求項13記載の発明は、請求項12記載
の光学成形品の組付方法であって、前記棒部には、当該
光学成形品に係る情報が付されており、前記情報と同様
の情報を、前記光学成形品の組み付けられる光ピックア
ップユニットと組み合わせられる記憶媒体に記録するこ
とを特徴とする。
【0028】請求項12又は13記載の発明では、レン
ズ部に比較して大きい棒部に情報が付されているため、
非常に小型のレンズ部であっても光学成形品特にレンズ
部に係る情報がレンズ部に担保され、更に、棒部が切り
離されても、その情報が光学ピックアップユニットに付
され又は記憶媒体に記録されるため、その情報がレンズ
部に担保されることになる。
【0029】請求項14記載の発明は、光学機能を有す
るレンズ部と、該レンズ部に一体成形されているととも
に、前記レンズ部の側縁部から延出する延出部とからな
る光学成形品を収納する収納方法であって、棒状部材の
内部に、当該棒状部材の一端部から長手方向に向かって
延在する孔部が設けられており、前記レンズ部が前記孔
部の面から離間するように前記延出部を支持する支持部
が前記孔部の長手方向に延在しており、前記支持部に前
記延出部を支持するように、記複数の光学成形品を前記
一端部から前記孔部に順次はめ込み、はめ込まれた光学
成形品を前記孔部に押し込むことで、前記支持部によっ
て前記延出部を案内して前記複数の光学成形品を前記棒
状部材内に収納することを特徴とする。
【0030】請求項14記載の発明では、複数の光学成
形品が孔部に押し込まれるため、レンズ部は棒状部材に
収納されて、レンズ部は棒状部材から散らばらない。更
に、レンズ部が孔部の面から離間しており、延出部が支
持部に支持されているため、光学成形品が押し込まれて
いる際も、レンズ部が孔部の面に擦られない。つまり、
光学成形品を順次孔部に押し込むというだけで、多量の
レンズ部が静電気により引き寄せられるということを簡
単に防止でき、これにより、本発明は、多量のレンズ部
を保護して、散らばらないようにするのに適している。
【0031】請求項15記載の発明は、請求項14記載
の光学成形品の収納方法において、前記孔部の面であっ
て前記支持部に対向する面と前記支持部の間に前記延出
部を挟むことを特徴とする。
【0032】請求項15記載の発明では、延出部が孔部
の面に挟まれることで、レンズ部が延出部を基点として
揺動することがない。そのため、レンズ部が孔部の面に
当接するということをほぼ確実に防止することができ
る。従って、本発明では、レンズ部の保護が十分に図ら
れる。
【0033】請求項16記載の発明は、光学機能を有す
るレンズ部と、該レンズ部に一体形成されているととも
に、前記レンズ部の側縁部から延出する延出部とからな
る光学成形品を収納する収納方法であって、棒状部材の
長手方向に延在する長溝が前記棒状部材に設けられてお
り、前記延出部の先端部を先にして、前記長溝と略垂直
となる方向に前記延出部を前記長溝に差し込んで、前記
棒状部材に前記延出部を挟持することで、前記複数の光
学成形品を前記長溝に沿って配列することを特徴とす
る。
【0034】請求項16記載の発明では、延出部が棒状
部材に挟持されることで、光学成形品は長溝に保持され
るため、光学成形品が長溝から逸脱して散らばるという
ことが防止される。また、延出部の先端部を先にして延
出部が長溝に差し込まれるため、レンズ部が棒状部材に
当接しない。従って、レンズ部が棒状部材に擦られな
い。つまり、本発明では、光学成形品を長溝に差し込む
というだけで、多量のレンズ部を静電気により引き寄せ
られるということを簡単に防止でき、これにより、本発
明は、多量のレンズ部を保護して、散らばらないように
するのに適している。
【0035】請求項17記載の発明は、請求項16記載
の光学成形品の収納方法であって、前記長溝に差し込ま
れた延出部に対応するレンズ部は前記長溝から突出した
状態であることを特徴とする。
【0036】請求項17記載の発明では、レンズ部が長
溝から突出した状態であるため、レンズ部が棒状部材に
当接せず、レンズ部が棒状部材に擦られることが防止さ
れる。
【0037】請求項18記載の発明は、請求項16又は
17記載の光学成形品の収納方法であって、前記長溝の
深さは、前記延出部と前記レンズ部の付根から前記延出
部の先端部までの長さより小さいことを特徴とする。
【0038】請求項18記載の発明では、長溝の深さが
延出部の長さより小さいため、延出部の先端を長溝の底
まで当接するように延長部を長溝に差し込んでも、レン
ズ部は長溝から突出した状態となる。従って、レンズ部
が棒状部材に当接しない。
【0039】請求項19記載の発明は、請求項16から
18の何れかに記載の光学成形品の収納方法であって、
前記長溝に配列された前記複数の光学成形品を覆う被覆
部材を前記棒状部材に取り付けることを特徴とする。
【0040】請求項19記載の発明では、被覆部材が棒
状部材に取り付けられるため、レンズ部に埃などが付着
することが防止され、レンズ部の保護が図られる。
【0041】請求項20記載の発明は、請求項14から
19の何れかに記載の光学成形品の収納方法を用いて、
光学成形品を搬送する搬送方法であって、前記棒状部材
ごと前記複数の光学成形品を搬送することを特徴とす
る。
【0042】請求項20記載の発明では、複数の光学成
形品が棒状部材に収納されており、棒状部材ごと複数の
光学成形品を搬送するため、複数の光学成形品がかさば
らず、容易に多数の光学成形品を搬送することができ
る。
【0043】請求項21記載の発明は、請求項17又は
18記載の光学成形品の収納方法を用いて、光学成形品
にコーティングするコーティング方法であって、前記棒
状部材ごと前記複数の光学成形品をコーティング装置の
チャンバーに配置して、当該チャンバーにてコーティン
グ処理を行うことを特徴とする。
【0044】請求項21記載の発明では、複数の光学成
形品が棒状部材に収納されており、棒状部材ごと複数の
光学成形品をチャンバーに配置するため、複数の光学成
形品がかさばらず、容易に多数の光学成形品を同時にコ
ーティングすることができる。この際、レンズ部が長溝
から突出している状態となっているため、レンズ部がチ
ャンバー内で露出されており、確実にレンズ部にコーテ
ィングすることができる。
【0045】請求項22記載の発明は、光学機能を有す
るレンズ部と、該レンズ部に一体形成されているととも
に、前記レンズ部の側縁部から延出する延出部とからな
る光学成形品を収納する光学成形品の収納方法であっ
て、第一帯板部材に設けられている各貫通孔に前記レン
ズ部が対峙するように、前記第一帯板部材における前記
各貫通孔の周囲に前記延出部を載置して、前記第一帯板
部材の各貫通孔に対応して第二貫通孔が設けられている
第二帯板部材を、前記各第二貫通孔が前記レンズ部に対
峙するように、前記第一帯板部材に重ねて、前記第一帯
板部材と第二帯板部材の間に前記延出部を挟持すること
を特徴とする。
【0046】請求項22記載の発明では、延出部が第一
帯板部材と第二帯板部材の間に挟持されることで、光学
成形品が保持されるため、光学成形品が二つの帯板部材
から逸脱して散らばるということが防止される。また、
レンズ部が、互いに対向する貫通孔及び第二貫通孔の間
に配されるため、レンズ部がどちらの帯板部材にも当接
することがない。従って、レンズ部がどちらの帯板部材
に擦られず、レンズ部の保護が図れる。つまり、光学成
形品を二つの帯板部材に挟むというだけで、多量のレン
ズ部を静電気により引き寄せられるということを簡単に
防止でき、これにより、本発明は、多量のレンズ部を保
護して、散らばらないようにするのに適している。
【0047】請求項23記載の発明は、請求項22記載
の光学成形品の収納方法であって、前記各貫通孔の周囲
には前記第一帯板部材の面からくり抜かれた段部が形成
されており、前記段部の形状は前記延出部の形状にほぼ
相当しており、前記延出部を各貫通孔の周囲に載置する
ときには前記段部に前記延出部を載置することを特徴と
する。
【0048】請求項23記載の発明では、延出部の形状
に相当した段部が、第一帯板部材の面からくり抜かれた
状態で設けられているため、段部に延出部が収まる。従
って、光学成形品が第一帯板部材に載置されてから、二
枚の帯板部材に挟まれるまでの間に、光学成形品が散ら
ばることが防止される。
【0049】請求項24記載の発明は、請求項22又は
23記載の光学成形品の収納方法であって、前記第二帯
板部材を第一帯板部材に重ねた後、前記第一帯板部材と
前記第二帯板部材を締結することを特徴とする。
【0050】請求項24記載の発明では、前記第一帯板
部材と前記第二帯板部材を締結することで、前記第一帯
板部材と前記第二帯板部材が互いに離れない。そのた
め、二枚の帯板部材に挟まれた複数の光学成形品が散ら
ばることがない。
【0051】請求項25記載の発明は、請求項22から
24の何れかに記載の光学成形品の収納方法を用いて、
光学成形品にコーティングするコーティング方法であっ
て、前記第一帯板部材と前記第二帯板部材の間に前記延
出部を挟持した状態で、前記第一帯板部材及び前記第二
帯板部材ごと前記複数の光学成形品をコーティング装置
のチャンバーに配置して、当該チャンバーにてコーティ
ング処理を行うことを特徴とする。
【0052】請求項25記載の発明では、二つの帯板部
材ごと複数の光学成形品をチャンバーに配置するため、
複数の光学成形品がかさばらず、容易に多数の光学成形
品を同時にコーティングすることができる。この際、レ
ンズ部が二つの貫通孔に対峙しているため、レンズ部が
チャンバー内で露出されており、確実にレンズ部にコー
ティングすることができる。
【0053】
【発明の実施の形態】以下に、本発明について、図面を
用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲
は、図示例に限定されない。
【0054】図1(a)には、金型1によって当該金型
1内に形成される空洞100が示されている。図1
(b)には、図1(a)におけるM−M’断面が示され
ており、図1(c)には、図1(b)とは別の例のM−
M’断面が示されている。
【0055】図1(b)又は(c)に示すように、金型
1は、固定側の固定型2と、固定型2に対して接離自在
な可動型3とを有している。固定型2に対して可動型3
が密接して閉じることによって、図1に示すような空洞
100が形成される。空洞100は、スプルー4と、ラ
ンナー5と、ゲート6と、キャビティ7とからなる。射
出成型機等の成型機のノズルが金型1の中央部に取り付
けられており、中央部にスプルー4が形成される。ラン
ナー5は、略H字状の流路となる大径部5bと、この大
径部5bより小さく径となる小径部5a,5a,…とか
ら構成されている。大径部5bは、スプルー4に連続し
ている。大径部5bの四つの端それぞれに連続して、二
つの小径部5a,5aが配される。各小径部5aの他端
に連続して、ゲート6が配される。各ゲート6の他端に
連続して、キャビティ7が配される。
【0056】金型1の材料としては、メッキされた鉄を
始め、適宜好ましい素材を選択することが出来る。小径
部5a及び大径部5bの断面形状は円となっており、ゲ
ート6の断面形状は矩形となっている。キャビティ7
は、光学成形品がレンズとしての光学機能面(例えば、
非球面形状)を有するように形成されるような形状とな
っている。金型1の内面、つまり空洞100を形成する
面は、これまた公知のように、様々な加工方法で表面仕
上げされている。例えば、キャビティ7の面が、先端の
非常に鋭いバイト等で切削加工されることで、キャビテ
ィ7の面に同心円となる複数の細かい溝が形成されてい
ても良い。これにより、キャビティ7の面は、回折構造
輪帯、位相シフト輪帯或いは光路差付与輪帯等を形成で
きるような形状となっている。
【0057】成型機によって溶融された樹脂が、金型1
の中央部から注入されて、更に、射出されると、樹脂
が、スプルー4、ランナー5、ゲート6次いでキャビテ
ィ7へと流動していく。樹脂が流入された後冷却される
と、樹脂が固化する。樹脂固化後、可動型3が固定型2
から離間して、金型1内部が開放されると、成形品が取
り出せるようになっている。
【0058】図1(b)の断面形状となる金型1によっ
て射出成型した場合、P−P’断面で切断すると図2
(a)のような形状の光学成形品8が形成される。図1
(c)の断面形状となる金型1によって射出成型した場
合、図2(b)のような形状の光学成形品8が形成され
る。金型1の形状を、特に、ランナー5(小径部5a)
の形状を変更することによって、図2(c)〜図2
(e)のような形状の光学成形品8が形成される。図2
(a)〜図2(f)のいずれの光学成形品8も、小径部
5aの形状に従った形状(棒状)となるランナー部(棒
部)9と、ゲート6の形状に従った形状となるゲート部
(掛渡部)10と、キャビティ7の形状に従った形状と
なるレンズ部11とを有する。ランナー部9及びゲート
部10が、レンズ部11の側縁部(後述するフランジ部
13)から延出する延出部であり、この延出部はレンズ
部11の光軸方向に略垂直となるようにレンズ部11か
ら延出している。また、ゲート部10が、ランナー部9
とレンズ部11を掛け渡す掛渡部である。
【0059】図2(a)の光学成形品8について説明す
る。ランナー部9は、直径Fが5mmの略円柱状となっ
ている。ゲート部10は、長手方向に垂直な断面形状は
矩形状となっている。ランナー部9の先端部にゲート部
10が設けられている。図3(a)には、ゲート部10
並びにレンズ部11を光軸方向から見て示した平面図、
及び、ゲート部10並びにレンズ部11を光軸方向に破
断して示した断面図が示されている。レンズ部11は、
光学機能を有する光学機能部12と、光学機能部12の
周囲に設けられるフランジ部13とを備える。光学機能
部12は、光軸方向に凸となる二つのレンズ面14,1
5を有している。更に、レンズ面14の曲率半径は、レ
ンズ面15の距率半径より大きくなっている。レンズ面
14,15のうちの少なくとも一方が、非球面形状とな
っていても良い。また、レンズ面14,15のうちの少
なくとも一方には、回折構造輪帯、位相シフト輪帯或い
は光路差付与輪帯等が形成されていても良い。
【0060】レンズ部11を光軸方向から見た場合の直
径Aは、1〜1.5mmである。レンズ部11の厚さD
は、0.41mmである。ゲート部10の幅Bは、1.
2mmであるが、ゲート部10の幅Bはレンズ部11の
直径とほぼ同等もしくはそれより小さいことが望まし
い。ゲート部10の厚さEは、0.2mmである。ゲー
ト部10及びレンズ部11を合わせた長手方向の全長C
は、3mmである。これらの寸法は、適宜変更しても良
い。
【0061】図2(c)の光学成形品8は、ランナー部
9が半円柱状となっていることが図2(a)の光学成形
品8と異なる。このランナー部9の平面は、光軸の方向
と略垂直な面となっている。図2(b)の光学成形品8
は、図2(c)の光学成形品8のランナー部9の平面に
二つの突条16,16が設けられた形状となっている。
図2(d)の光学成形品8は、図2(c)の光学成形品
8のランナー部9の平面に二つの円柱状突起17,17
が設けられた形状となっている。図2(e)の光学成形
品8は、図2(c)の光学成形品8のランナー部9の平
面に一つの突条18が設けられた形状となっている。
【0062】なお、図2(c)の光学成形品8を射出成
型した後に、ランナー部9の平面を加工することによっ
て、図2(f)〜図2(h)のような光学成形品8を製
造しても良い。図2(f)の光学成形品8は、図2
(c)のランナー部9の平面に二つの円孔19,19を
形成した形状となっている。図2(g)の光学形成品8
は、図2(c)のランナー部9の平面に、長円孔20及
び円孔21を形成した形状となっている。図2(h)の
光学成形品8は、図2(c)のランナー部9の平面に、
平面を横切る二つの溝22,22を形成した形状となっ
ている。図2(a)〜(h)の各光学成形品8は、三角
法(つまり、側面図(一部破断して示しているものもあ
る)、平面図及び正面図)によって示されている。
【0063】また、図3(b)又は図3(c)に示すよ
うに、ゲート部10において切断しやすいように、ゲー
ト部10に切欠(ノッチ)、亀裂(クラック)等の応力
集中部を設けても良い。図3(b)のゲート部10で
は、光軸方向から見た面にその面を横切るVノッチ23
が設けられている。図3(c)のゲート部10では、ゲ
ート部10の両側部それぞれにノッチ24が設けられて
いる。ノッチ23,24は、金型1のゲート6に突起を
設けておくことで、射出成型時に形成される。ノッチ2
3,24が形成されていることで、光学成形品8を光ピ
ックアップユニット等の機器に組み込んだ後、又は、光
学成形品8を射出成型した後、ランナー部9又はゲート
部10を傾けるだけでゲート部10を容易に切断でき、
レンズ部11をランナー部9から切り離すことができ
る。ランナー部9が切り離された場合、レンズ部11側
に残ったゲート部10が、レンズ部11の側縁部から延
出する延出部となる。なお、図3(b),(c)につい
ては平面図及び側面図が示されている。
【0064】更に、図4のように、図2(c)の光学成
形品8のランナー部9の平面に立体的な識別標識25を
設けても良い。この場合は、このような識別標識25が
形成されるように、小径部5aの面を加工しておく。図
4の例では、識別標識25として、バーコード、文字が
形成されている。そして、このような識別標識25の向
きや大きさ、形状等の態様は独自に設定可能である。こ
の識別標識25は、光学成形品8毎に固有なものである
か、或いは光学成形品8の種類毎に固有なものであり、
識別標識25は、製品名やロットを表す記号類の他、金
型ナンバー或いはキャビティナンバー等といった情報を
表すものである。そういった識別標識25を付しておけ
ば、後の工程で不良品などのチェック・抽出を行うのに
利用できる。
【0065】もちろん、識別標識25は、図2(a),
(b),(d),(e),(f),(g),(h)の光
学成形品8のランナー部9にも、設けても良い。また、
識別標識25は、射出成型後に設けても良い。つまり、
光学成形品8の成型後、例えば、ラベル等の添付、刻
印、印刷によって識別標識25を付しても良い。
【0066】以上のような光学成形品8のレンズ部11
は、光ディスク或いは光磁気ディスクといった光学系記
憶媒体に光をあてることによって記憶媒体から記憶情報
を読み出したり、或いは記憶媒体に情報を記録したりす
る光ピックアップユニットに組み込まれる。つまり、レ
ンズ部11は、光ピックアップユニットの光源と記憶媒
体の間になるように光ピックアップユニットに設けら
れ、光源からの光(例えば、レーザー光)を結像するも
のである。
【0067】光学成形品8(特に、レンズ部11)を光
ピックアップユニットに組み込むために、光学成形品の
生産工場から光ピックアップユニットの生産工場に光学
成形品8を搬送しなければならない。しかし、光学成形
品8特にレンズ部11は、非常に小さいものであり、傷
を付けてはならないものなので、光学成形品8の取り扱
いには十分の注意が必要である。
【0068】本発明は、以上のような光学成形品8の取
り扱いに特徴がある。
【0069】一つの取扱方法として、二枚のシート材を
用いて複数の光学成形品を収納する方法がある。図5の
ように、光学成形品の生産工場で、帯状の二枚のシート
材26,27に光学成形品8を複数挟んで、一方のシー
ト材26にもう一方のシート材27を溶着することで、
二枚のシート材26,27の間に複数の光学成形品8を
密閉する。そして、接着した状態のシート材26,27
を長手方向に巻いて、この巻いた状態のシート材26,
27を光学成形品の生産工場から光ピックアップユニッ
トの生産工場(その他、光学成形品を利用する工場)に
搬送する。
【0070】ここで、一方のシート材26には、その長
手方向に並んだ複数のエンボス加工(型押し加工)が施
されて、凹部28,28,…が予め形成されている。こ
れら凹部28,28,…は略一直線上に所定の間隔をお
いて配列されている。これら凹部28,28,…に光学
成形品8が収められることになる。
【0071】凹部28について詳細に説明する。図6
(a)には、図5のシート材26,27のN−N’断面
図が示されている。図6(a)のように、凹部28は、
段形状となっており、凹部28内の箇所によって深さが
異なる。凹部28内の段26aの深さは、光学成形品8
のランナー部9の厚さ(或いは直径F)とほぼ同じであ
る。段26bの深さは、段26aの深さより浅くなって
いる。段26cの深さは、段26bの深さより深くなっ
ており、レンズ部11の厚さDより大きい。段26dの
深さは、段26bの深さとほぼ同一もしくはやや深くな
っており、レンズ部11のフランジ部13の厚さより大
きくなっている。段26aはランナー部9に対応し、段
26bはゲート部10に対応し、段26cは光学機能部
12に対応している。
【0072】光学成形品8を凹部28内に収納すると、
ランナー部9が段26aに当接して支持される。更にこ
の状態では、ゲート部10が段26bに当接して支持さ
れる。更に、レンズ部11の光学機能部12(特に、レ
ンズ面15)は段26cから離間して浮いた状態となっ
ており、光学機能部12はシート材26に接していな
い。更に、レンズ部11のフランジ部13の一部が、段
26dに当接して支持されている。
【0073】次いで、凹部28をシート材27で覆うよ
うにして、シート材27をシート材26に重ねて、シー
ト材26にシート材27を接着する。この状態では、シ
ート材27が、光学成形品8のランナー部9(又は突条
16、円柱状突起17若しくは突条18)に当接してお
り、ランナー部9がシート材26とシート材27の間に
挟まれて保持されている。ゲート部10及びレンズ部1
1は、シート材27から離れて当接していない。なお、
段26dが設けられていなくても良く、この場合レンズ
部11が自由端となって、光学成形品8がランナー部9
又はゲート部10において片持ち梁状に保持される。な
お、図6(a)では、図2(b)又は図2(d)の光学
成形品8が収納されているが、図2(a)、(c)、
(e)、(f)、(g)又は(h)の光学成形品8が収
納されても良い。この場合、光学機能部12(特に、レ
ンズ面14,15)がシート材26又はシート材27か
ら離れた状態で、光学成形品8がシート材26とシート
材27に保持された状態となるように、光学成形品8の
形状に合わせて凹部28の形状は適宜変更する。
【0074】図6(b)は、凹部28とは別の凹部29
が示されている。凹部29も、シート材26の長手方向
に一直線上に並んでエンボス加工によってシート材26
に複数設けられている。凹部29には、ゲート部10に
おいて切断された光学成形品が収納される。つまり、レ
ンズ部11とゲート部10からなる光学成形品が凹部2
9に収納される。凹部29は、段形状となっており、凹
部29内の箇所によって深さが異なる。
【0075】凹部29内の段29aの深さは、ゲート部
10の厚さEとほぼ同じである。段29bの深さは、段
29aの深さより深くなっており、レンズ部11の厚さ
Dより大きくなっている。段29cの深さは、段29b
の深さより浅くなっており、レンズ部11のフランジ部
13の厚さとほぼ同じである。
【0076】光学成形品を凹部29内に収納すると、ゲ
ート部10が段29aに当接して支持される。更にこの
状態では、レンズ部11の光学機能部12(特に、レン
ズ面15)は段29bから離間して浮いた状態となって
おり、光学機能部12はシート材26に当接していな
い。更に、レンズ部11のフランジ部13の一部が、段
29cに当接して支持されている。そして、凹部29を
覆うようにして、シート材27をシート材26に被せ
て、シート材26にシート材27を接着する。この状態
では、シート材27が、ゲート部10及びフランジ部1
3に当接しており、ゲート部10及びフランジ部13が
シート材26とシート材27の間にランナー部9に挟ま
れて保持されている。
【0077】以上のように、シート材26,27の間に
複数の光学成形品8が挟まれているため、レンズ部11
はシート材から散らばらない。従って、レンズ部11が
非常に小さくて、静電気の影響を受けやすくてもレンズ
部11は擦られない。更に、多量のレンズ部11を静電
気により引き寄せられるということを簡単に防止でき
る。つまり、以上の方法は、多量のレンズ部11を保護
して、散らばらないようにするのに適している。更に、
シート材26に凹部28或いは凹部29が形成されてお
り、凹部28及び凹部29の形状も工夫されているた
め、レンズ面14,15はシート材26及びシート材2
8に当たらず、レンズ部11の保護が図られる。
【0078】ところで、シート材26とシート材27は
別個の従動ローラに予め巻かれており、シート材26及
びシート材27共に端部が他の駆動リール70(図5に
図示)に重なった状態で接続されている。そして、駆動
リール70が回転することで、シート材26及びシート
材27が、従動ローラから引き出されて、重なった状態
で駆動リール70に巻かれていく。このようにシート材
26及びシート材27が従動ローラから駆動リール70
に流れていく過程において、凹部28(又は凹部29)
が駆動リール70と従動ローラの間の所定位置(以下、
収納位置と述べる。)に達したら、光学成形品が凹部2
8(又は凹部29)に収納されて、更にこの収納位置よ
り駆動リール70側の位置でシート材27及びシート材
26がコテによって溶かされて、シート材26にシート
材27が溶着する。
【0079】さて、収納位置において、ゲート部10及
びレンズ部11からなる光学成形品を収納する場合、以
下のような収納マシンを用いることができる。図7は、
収納マシンの側面図が示されている。図7に示すよう
に、収納マシン30は、ゲート部10を載置することが
できる載置台31と、載置台31の上方から収納位置ま
で延在するガイド部材32と、ガイド部材32に沿って
移動自在なヘッド部33と、ヘッド部33に設けられた
吸着ノズル34と、上下動自在な上刃35と、上下動自
在な下刃36と、上刃35を上下駆動する上刃駆動装置
と、下刃36を上下駆動する下刃駆動装置とを備えてい
る。ヘッド部33には、吸着ノズル34を上下移動する
昇降装置と、ヘッド部33自体をガイド部材32に沿っ
て移動駆動する駆動装置と、吸着ノズル34から吸引す
ることで吸着ノズル34に真空状態を発生する真空発生
装置とが設けられている。下方を向いた上刃35の先端
部は鋭利となっており、上方を向いた下刃36の先端部
は鋭利となっている。また、平面視した場合、上刃35
と下刃36がほぼ重なっている。
【0080】以上の収納マシン30では、ランナー部9
が取り除かれていない光学成形品8のゲート部10を載
置台31に載置する。この際、ランナー部9が、上刃3
5又は下刃36側になるように載置台31上から延出し
ているとともに、レンズ部11が上刃35及び下刃36
の反対側になるように載置台31上から延出している。
【0081】ゲート部10が載置されると、ヘッド部3
3が載置台31の上方へ駆動装置によって移動して、吸
着ノズル34が昇降装置によって下降して、吸着ノズル
34の先端がゲート部10に当接する。これにより、吸
着ノズル34と載置台31の間にゲート部10が挟まれ
て、光学成形品8が保持される。次いで、真空発生装置
によって吸着ノズル34が真空圧となって、ゲート部1
0が吸着ノズル34に吸着される。次いで、上刃35が
上刃駆動装置によって下降するとともに下刃36が下刃
駆動装置によって上昇することで、ランナー部9寄りの
ゲート部10が上刃35及び下刃36の先端部に挟まれ
て、ゲート部10が切断されて、ランナー部9が取り除
かれる。つまり、ゲート部10は、載置台31及び吸着
ノズル34によって挟まれている部分よりランナー部9
側で切断される。
【0082】ランナー部9が取り除かれると、上刃35
が上昇して、下刃36が下降する。次いで、吸着ノズル
34が昇降装置によって上昇するが、吸着ノズル34が
真空圧を保っているため、吸着ノズル34にてゲート部
10が把持される。次いで、吸着ノズル34が、ゲート
部10を吸着した状態で駆動装置によって収納位置の上
方へと移動する。そして、吸着ノズル34が下降して、
収納位置に来た凹部29内にゲート部10及びレンズ部
11が収納される。そして、吸着ノズル34の真空状態
が解除される。
【0083】上記収納マシン30は、凹部29に光学成
形品を収納するものであるが、光ピックアップユニット
の所定の位置にレンズ部11を組み付けるために用いて
も良い。つまり、収納マシン30を用いて、上述のよう
に、ランナー部9とレンズ部11を切り離して、その
後、ゲート部10を吸着ノズル34で吸着しながら光ピ
ックアップユニットへ移動することで、ゲート部10と
ともにレンズ部11を光ピックアップユニットに組み付
けても良い。
【0084】上記収納マシン30を用いて光学成形品8
をゲート部10において切断して、ランナー部9とレン
ズ部11を切り離して、レンズ部11を光ピックアップ
ユニット等の機器に組み込む。このランナー部9に識別
標識25が付されているため、ランナー部9が切り離さ
れると、レンズ部11及びゲート部10だけでは、製品
名やロットを表す記号類の他、金型ナンバー或いはキャ
ビティナンバー等といった情報がわからなくなってしま
う。そこで、光ピックアップユニット等の機器にレンズ
部11に組み込む際に、そのレンズ部11と対となるラ
ンナー部9の識別標識25とほぼ同様な識別標識を光ピ
ックアップユニット等の機器に付す。つまり、識別標識
25の表す情報を光ピックアップユニット等の機器に付
すことになる。これにより、ランナー部9が切り離され
ても、光ピックアップユニットに付された識別標識によ
ってレンズ部11の情報を把握することができる。ま
た、識別標識25の表す情報をICカード、磁気テープ
等の記憶媒体に記憶して、この記憶媒体を光ピックアッ
プに取り付けても良い。
【0085】なお、レンズ部11の組まれた光ピックア
ップユニットが、この光ピックアップユニットによって
読み取られる記憶媒体と一体となって記憶装置に組み込
まれる場合、識別標識25の表す情報をデータとしてそ
の記憶媒体に記録しても良い。この場合も、記憶媒体に
格納されたデータを読み出せば、レンズ部11の情報を
把握することができる。
【0086】上述の説明では、光学成形品を二枚のシー
ト材に挟んで搬送していたが、図8に示すように、スト
ッカー40に複数の光学成形品を収納して搬送しても良
い。以下、ストッカー40について説明する。
【0087】図8は、ストッカー40の斜視図であり、
図9(a)はストッカー40の正面図であり、図9
(b)は図9(a)のO−O’断面である。ストッカー
40は、前後に長尺な棒状のものである。ストッカー4
0は、前後に長尺な上部材41と、前後に長尺な下部材
42とを備えており、前後に長尺な棒状となっている。
【0088】上部材41は、上下に延在する側壁部41
a,41bと、側壁部41aの上部から側壁部41bの
上部へと掛け渡された状態の上壁部41cとを備えてお
り、長手方向へ見ると略コ字となった断面形状となって
いる。側壁部41a,41bと上壁部41cは一体成形
されている。下部材42の上部には、長手方向に延在し
た突条42a,42b,42cが設けられている。突条
42aと突条42bの間が長手方向に延在した溝42d
となっており、突条42bと突条42cの間が長手方向
に延在した溝42eとなっている。また、突条42aと
突条42bの高さはほぼ同一となっている。突条42c
は突条42aの高さより低くなった箇所42fを有して
いるが、突条42c全体が突条42aより低くなってい
ても良い(例えば、図9(c)に図示、図9(c)は別
の例のストッカーの正面図である。)。
【0089】側壁部41aの内面が突条42aの側面と
当接するように、かつ、側壁部41bの内面が突条42
cの側面と当接するように、上部材41が下部材42に
被さるようにして接合している。これにより、長手方向
から見てストッカー40の中心部には穴40aが形成さ
れ、この穴40aは前後に長尺となっている。そして、
溝42d,42eは、穴40a内に配された状態となっ
ている。
【0090】光学成形品として図2(b)の光学成形品
8をストッカー40に収納する方法について説明する。
光学成形品8を穴40aに合わせて光学成形品8を穴4
0aに入れ込む。つまり、光学成形品8の一方の突条1
6を溝42dに差し込むようにして、他方の突条16を
溝42eに差し込むようにして、更に、レンズ部11を
箇所42fの上方に配するようにして、光学成形品8を
穴40aに入れ込む。この状態では、ゲート部10は、
突条42cの高い部分に当接して、載置された状態とな
っている。更に、突条42bに突条16,16が当接し
ており、突条42bは突条16,16の間に挟まれた状
態となっている。また、ランナー部9は、突条42a及
び突条42bに当接して、載置された状態となってい
る。これにより、ランナー部9及びゲート部10が突条
42a、突条42b或いは突条42cに載置されること
で、レンズ部11(特に、レンズ面15)は、浮いた状
態で支持される。つまり、レンズ部11は、突条42c
(箇所42f)から離れており、当接していない。更
に、ランナー部9は、上部材41の上壁部41cの内面
に当接しており(図9(a)では当接してないが、当接
しても良い。)、上部材41と下部材42に挟まれた状
態となっている。ランナー部9が上部材41と下部材4
2に挟まれることで、レンズ部11が上下に揺動して、
穴40aに当接するということが防止される。従って、
レンズ部11の保護が図られる。
【0091】一個目の光学成形品8を穴40aに入れ込
んだら、同様にして二個目の光学成形品9を穴40aに
入れ込み、二個目の光学成形品8で一個目の光学成形品
8を長手方向へ押し込む。以後、次々と光学成形品8を
押し込みながら、穴40aに入れ込むと、穴40a内に
ある複数の光学成形品8のランナー部9は、溝42d,
42e及び突条42a,42b,42cによって、スト
ッカー40のもう一方の端へと案内される。これにり、
ストッカー40に複数の光学成形品8が収納される。
【0092】なお、この例のストッカー40には、図2
(d)の光学成形品8も収納することができる。更に、
ストッカー40の穴40aに、図2(a)、(c)、
(e)、(f)、(g)又は(h)の光学成形品8も収
納することが可能である。この場合、レンズ部11(特
に、光学機能部12)が、ストッカー40の穴40aを
形成する内面から離れた状態となるように、かつ、ラン
ナー部9が上部材41と下部材42に挟まれた状態で保
持されるように(なお、長手方向への移動は規制されな
い)、ストッカー40の穴40aの形状を適宜変更す
る。
【0093】以上のように複数の光学成形品が収納され
ているストッカー40を、光学成形品の生産工場から光
ピックアップユニットの生産工場に搬送する。以上で
は、複数の光学成形品がストッカー40に収納されてい
るため、多量の光学成形品を保護して、散らばらないよ
うにすることができる。
【0094】また、図10に示すような、ストッカー4
5に複数の光学成形品を収納して搬送しても良い。以
下、ストッカー45について説明する。図10では、ス
トッカー45が三角法(つまり、側断面図、平面図及び
正面図)によって示されている。ストッカー45は、前
後に長尺な棒状のものである。ストッカー45は、上下
に延在する側壁部45a,45bと、側壁部45aの下
部から側壁部45bの下部へと掛け渡された下壁部45
cとを備えている。側壁部45aと側壁部45bの間
が、ストッカー45の長手方向に延在する長溝45dと
なっており、ストッカー45を長手方向へ見ると略コ字
となった断面形状となっている。長溝45dの深さは、
光学成形品8のランナー部9の全長G(図2に図示)よ
り小さくなっている。側壁部45aの外側の側面には、
長手方向に延在するガイド溝45eが設けられており、
側壁部45bの外側の側面には、長手方向に延在するガ
イド溝45fが設けられている。
【0095】側壁部45bの内側の側面には、長手方向
に延在する突条45gが設けられているが、この突条4
5gは設けられていなくても良い。また、側壁部45a
又は側壁部45bのうちの少なくとも一方には、光学成
形品8のランナー部9の側面にほぼ合致するような型4
5hが設けられている。複数の型45hが、ストッカー
45の長手方向に沿って所定間隔をおいて配されてい
る。ストッカー45は、ゴム、ウレタン、その他の樹
脂、又は金属等の弾性力を有する素材から構成されてい
る。
【0096】このストッカー45には、透光性を有する
透明なカバー部材46を取り付けることができる。カバ
ー部材46は、下に開放した略コ字状の部材であり、前
後に長尺な部材である。カバー部材46の下端部には前
後に延在するフランジ46a,46bが形成されてい
る。フランジ46a,46bは、内側に向かって延出し
ている。フランジ46aがガイド溝45eに嵌められ
て、更に、フランジ46bがガイド溝45fに嵌められ
て、カバー部材46が長手方向に押し込まれることで、
カバー部材46がストッカー45を覆うようにして取り
付けられる。なお、このカバー部材46は、ストッカー
45に対して着脱自在である。
【0097】光学成形品として図2(b)の光学成形品
8をストッカー45に収納する方法について説明する。
図11に示すように、複数のストッカー45を長手方向
に垂直な方向に配列する。そして、各ストッカー45の
長溝45dに複数の光学成形品8を入れ込むが、一つの
型45hに一つの光学成形品8を配置する。この際、光
学成形品8のランナー部9の底面を先にして、ランナー
部9を長溝45dを差し込む。つまり、長溝45dの上
から、長溝45の長手方向と略垂直となるようにランナ
ー部9を長溝45dに差し込む。そして、ランナー部9
の底面が長溝45dの底面(つまり、下壁部45c)に
当接するまでランナー部9を長溝45dに押し込む。ラ
ンナー部9が押し込まれている際、ランナー部9は型4
5hによって長溝45dの深さ方向に案内される。
【0098】この状態では、ランナー部9の側面は、側
壁部45a,45bの内側の側面に当接して、ランナー
部9によって長溝45dが多少押し広げられた状態とな
る。従って、ランナー部9は、ストッカー45の弾性力
によって挟まれて保持された状態となる。更に、ランナ
ー部9の一方の突条16は、側壁部45bの突条45g
に係合する。従って、光学成形品8は、衝撃などによっ
て、長溝45dから簡単には引き抜かれない。
【0099】また、長溝45dの深さは、ランナー部9
の全長Gより大きいため、ゲート部10及びレンズ部1
1は長溝45dから突出した状態となり、ゲート部10
及びレンズ部11はストッカー45から離れて当接して
いない。
【0100】一つのストッカー45の全ての型45hに
光学成形品8を差し込んだ後、カバー部材46をストッ
カー45に取り付けて、カバー部材46によってレンズ
部11を保護する。この状態では、レンズ部11がカバ
ー部材46から離れて当接していない。
【0101】以上のように、次のストッカー45につい
ても順次複数の光学成形品8を差し込んで、カバー部材
46をストッカー45に取り付けていく。そして、複数
の光学成形品8が収納されているストッカー45をカバ
ー部材46とともに光学成形品の生産工場から光ピック
アップユニットの生産工場に搬送する。上では、複数の
光学成形品がストッカー45に収納されているため、多
量の光学成形品を保護して、散らばらないようにするこ
とができる。
【0102】なお、ストッカー45の型45hに、図2
(a)、(c)、(d)、(e)、(f)、(g)又は
(h)の光学成形品8も差し込むことが可能である。こ
の場合、ランナー部9が側壁部45aと側壁部45bの
間に挟まれた状態で保持されるように、型45hの形状
をランナー部9の形状に合わせて変更するのが望まし
い。
【0103】また、図12に示すような、治具50に複
数の光学成形品を収納しても良い。
【0104】以下、治具50について説明する。治具5
0は、板状のものである。治具50は、帯板状の上基板
51と、平面視して上基板51と略同形状であり帯板状
の下基板52とを備えており、上基板51と下基板52
がねじ53,53,…によって締結されて接合されてい
るものである。上基板51には、左右に長尺な複数の溝
54が形成されている。各溝54には、上基板51を貫
通する複数の円孔57が所定の間隔をおいて設けられて
いる。
【0105】図12におけるQ−Q’断面を図13に示
す。各円孔57とほぼ対向するようにして、収納溝55
が下基板52の上面にくり抜かれるようにして設けられ
ている。更に、収納溝55の底面には、下基板52を貫
通する円孔56が設けられている。これにより、収納溝
55は、その底面において円孔56に臨む段部55aが
設けられている。段部55aを平面視した場合の形状
は、光学成形品8を光軸方向へ透視した際のランナー部
9の投影形状とほぼ同じか、又はこの投影形状と相似し
ておりかつやや大きい。円孔56は、円孔57と対峙し
ており、平面視した場合に円孔56は円孔57にほぼ重
なっている。円孔56及び円孔57の直径は、レンズ部
11の直径より大きい。
【0106】光学成形品として図2(c)の光学成形品
8を治具50に収納する方法について説明する。上基板
51の接合されていない下基板52の各収納溝55に光
学成形品8をはめ込むが、一つの収納溝55に一つの光
学成形品8をはめ込む。この際、段部55aに光学成形
品8のランナー部9が載置されるようにして、また、円
孔56に光学成形品8のレンズ部11が対峙するように
して、光学成形品8を収納溝55にはめ込む。この状態
では、段部55aの形状がランナー部9の形状にほぼ合
致(相当)するため、光学成形品8を収納溝55にしっ
かり嵌めることができ、レンズ部11が円孔56からず
れたりしない。
【0107】光学成形品8が収納溝55にはめ込まれる
と、ランナー部9が段部55aに当接して支持され、レ
ンズ部11は円孔56上に位置する。レンズ部11が円
孔56上に位置するため、レンズ部11は下基板52か
ら離れて当接していない。全ての収納溝55に光学成形
品8を収納した後、上基板51を下基板52に重ねて被
せる。この際、円孔57がレンズ部11及び円孔56に
対峙するようにして、上基板51を重ねる。上基板51
が下基板52に重なった状態では、ランナー部9が上基
板51に当接して、ランナー部9が上基板51と段部5
5aの間に挟まれて保持されている。更に、この状態で
は、平面視してレンズ部11が円孔56内に位置してい
るため、レンズ部11が上基板51から離れて当接して
いない。そして、ねじ53,53,…を締結することに
よって、上基板51と下基板52を接合する。
【0108】この治具50は、複数の光学成形品を検査
する際、複数の光学成形品に対して所定の加工をする際
に用いられる。つまり、検査機、加工機等の所定位置に
治具50を取り付けて固定することで、複数の光学成形
品をいっぺんに取り扱うことができる。例えば、シート
材26,27、ストッカー40或いはストッカー50に
収納された複数の光学成形品を、治具50に収納し直し
て、複数の光学成形品をいっぺんに検査、加工等する、
なお、治具50ごと搬送することで複数の光学成形品を
搬送するのにも用いても良い。上述では、複数の光学成
形品が治具50に収納されているため、多量の光学成形
品を保護して、散らばらないようにすることができる。
【0109】なお、下基板52の各収納溝55に、図2
(a)、(b)、(d)、(e)、(f)、(g)又は
(h)の光学成形品8もはめ込んでも良い。この場合、
ランナー部9が上基板51と下基板52の間に挟まれた
状態で保持されるように、ランナー部9の形状に合わせ
て収納溝55の形状を適宜変更したり、ランナー部9の
形状に合った所定形状の溝を収納溝55に対向するよう
にして上基板51に形成したりするのが望ましい。
【0110】上述したように、ストッカー45及び治具
50には複数の光学成形品8が収納されているが、収納
された状態で各光学成形品8のレンズ部11に所定の加
工を行うことができる。以下では所定の加工として、レ
ンズ部11にコーティングすることについて説明する。
【0111】レンズ部11の表面にコーティング層が形
成されることで、レンズ部11の表面の反射光を防止
し、フレア或いはゴーストを防止したり、レンズ部11
で発生する静電気を抑えたり、レンズ部11の光学的特
性(例えば、屈折率、透過率、所定波長の光のみを透過
するためのフィルタリング)を変更したりすることがで
きる。レンズ部11にコーティングする方法として、ス
パッタリング法及び真空蒸着法といった方法があるが、
レンズ部11の表面にコーティングする素材によって適
宜選択する。
【0112】図14は、スパッタリング又は真空蒸着を
行うコーティング装置(つまり、スパッタリング装置又
は真空蒸着装置)の主要部が示された概略図である。こ
のコーティング装置は、コーティングが行われるチャン
バー61を備えている。このチャンバー61内に、複数
のストッカー45を支持する架台62が設けられてい
る。
【0113】架台62は、互いに略平行になって上下に
延在する脚柱部63,64と、脚柱部63,64と一体
となって脚柱部63の上部と脚柱部64の上部との間に
掛け渡された梁部65とを備える。脚柱部63には、互
いに所定間隔をおいて並んだ複数の支持部66,66,
…が設けられている。脚柱部64にも、支持部66と対
となる支持部67が複数設けられている。ある支持部6
6に対となる支持部67の高さは、その支持部66の高
さと同じである。
【0114】上記コーティング装置を用いてコーティン
グする際には、まず、複数の光学成形品8が収納されて
いるストッカー45からカバー部材46を取り外す。次
いで、チャンバー61を開けて、ストッカー45の一端
部を支持部66に掛けるとともに、ストッカー45の他
端をこの支持部66と対となる支持部67に掛ける。こ
れによりストッカー45は、対となる支持部66,67
によって支持される。このようにして、複数のストッカ
ー45を架台62に取り付けていく。この状態が、図1
5(a)の正面図及び図15(b)の側面図に示されて
いる。
【0115】次いで、チャンバー61を閉じて、真空蒸
着により(又はスパッタリングにより)レンズ部11に
所定のコーティング層を形成する。ストッカー45から
カバー部材46が外されていると、レンズ部11が露出
した状態となるため、ストッカー45ごと複数の光学成
形品8をチャンバー61に配置しても、レンズ部11に
コーティング層を形成することができる。
【0116】複数の光学成形品8が収納されている治具
50を用いても、光学成形品8のレンズ部11にコーテ
ィング層を形成することができる。この場合、治具50
をチャンバー61に立てる。治具50が立設されると、
円孔56及び円孔57の両方を通じてレンズ部11に真
空蒸着により(又はスパッタリングにより)コーティン
グ層を形成することができる。
【0117】以上のように、ストッカー45又は治具5
0を用いれば、光学成形品を収納したままの状態でレン
ズ部11にコーティング等の加工が行える。そのため、
レンズ部11を掴んだり、触ったりすることがないた
め、レンズ部11の保護が図られる。
【0118】
【発明の効果】本発明によれば、多量のレンズ部を静電
気により引き寄せられるということを簡単に防止でき、
静電気によって引き寄せられることでレンズ部が擦られ
るということを防止できる。そして、多量のレンズを散
らばらないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光学成形品を成型する際に用いられる金型の概
観が示された概略図である。
【図2】各種の光学成形品が示された図面である。
【図3】光学成形品の要部が示された図面である。
【図4】情報の付された光学成形品が示された図面であ
る。
【図5】複数の光学成形品が収納されている二つのシー
ト材を示した斜視図である。
【図6】前記二つのシート材が示された断面図である。
【図7】二つのシート材の間に光学成形品を収納する収
納装置が示された側面図であり、一部が破断して示され
ている。
【図8】複数の光学成形品が収納されるストッカーを示
した斜視図である。
【図9】前記ストッカーが示された図面である。
【図10】別の例のストッカーが示された図面である。
【図11】前記別の例のストッカーが複数配列された状
態を示した斜視図である。
【図12】別の例のストッカーが示された斜視図であ
る。
【図13】前記別の例のストッカーの要部が示された断
面図である。
【図14】チャンバー内が示された正面図であり、チャ
ンバーが破断して示されている。
【図15】前記チャンバー内に配される架台にストッカ
ーが支持された状態を示す図面である。
【符号の説明】
1 金型 8 光学成形品 9 ランナー部(延出部、棒部) 10 ゲート部(延出部、掛渡部) 11 レンズ部(レンズ部) 12 光学機能部 13 フランジ部 14 レンズ面(レンズ面) 15 レンズ面(レンズ面) 25 識別標識(情報) 26 シート材(一方のシート材) 27 シート材(他方のシート材) 28 凹部 29 凹部 30 収納マシン 40 ストッカー(棒状部材) 40a 穴(孔部) 41 上部材 42 下部材 42a 突条(支持部) 42b 突条(支持部) 42c 突条(支持部) 45 ストッカー(棒状部材) 45d 長溝(長溝) 46 カバー部材(被覆部材) 50 治具 51 上基板(第二帯板部材) 52 下基板(第一帯板部材) 55a 段部(段部) 56 円孔(第二貫通孔) 57 円孔(貫通孔) 61 チャンバー 62 架台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 太一郎 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 服部 洋幸 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 山本 省吾 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 斉藤 真一郎 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 新 勇一 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2H044 AB06 AB07 AB10 AB17 3E096 AA06 BA21 BB10 CA05 CB01 DA09 DA23 DB10 DC01 GA03 GA12

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学機能を有するレンズ部と、該レンズ部
    に一体成形されているとともに、前記レンズ部の側縁部
    から延出する延出部とからなる光学成形品を収納する収
    納方法であって、 帯状の二つのシート材に前記複数の光学成形品を挟ん
    で、前記二つのシート材を互いに接合することを特徴と
    する光学成形品の収納方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光学成形品の収納方法であ
    って、 前記二つのシート材のうちの一方のシート材に複数の凹
    部が形成されており、 前記各凹部に前記光学成形品を収めて、他方のシート材
    を前記一方のシート材に重ねることで前記光学成形品を
    前記二つのシート材に挟むことを特徴とする光学成形品
    の収納方法。
  3. 【請求項3】請求項2記載の光学成形品の収納方法であ
    って、 前記各凹部が型押し加工によって形成されていることを
    特徴とする光学成形品の収納方法。
  4. 【請求項4】請求項1から3の何れかに記載の光学成形
    品の収納方法であって、 前記二つのシート材に挟まれた前記光学成形品におい
    て、前記レンズ部のレンズ面が前記二つのシート材から
    離間しており、 前記延出部が前記二つのシート材に当接して挟まれるこ
    とで前記光学成形品が前記二つのシート材に保持されて
    いることを特徴とする光学成形品の収納方法。
  5. 【請求項5】請求項1から4の何れかに記載の光学成形
    品の収納方法であって、 前記延出部は、前記レンズ部の径より大きい幅を有する
    棒状の棒部と、前記棒部の幅より小さい幅を有するとと
    もに前記レンズ部と前記棒部を掛け渡すように設けられ
    る掛渡部とを備え、 前記光学成形品を前記二つのシート材に挟む前に、前記
    延出部を前記掛渡部において切断することで前記レンズ
    部から前記棒部を切り離し、その後前記延出部の一部と
    レンズ部とからなる光学成形品を前記二つのシート材に
    挟むことを特徴とする光学成形品の収納方法。
  6. 【請求項6】請求項5記載の光学成形品の収納方法であ
    って、 前記掛渡部を切断する際に前記掛渡部を挟んで保持する
    ことを特徴とする光学成形品の収納方法。
  7. 【請求項7】請求項6記載の光学成形品の収納方法であ
    って、 前記掛渡部の保持されている部分より前記棒部側におい
    て、前記掛渡部を切断することを特徴とする光学成形品
    の収納方法。
  8. 【請求項8】請求項7記載の光学成形品の収納方法であ
    って、 前記掛渡部の保持されている部分を把持して、切断後に
    前記掛渡部を把持しながら移動することで光学成形品を
    前記二つのシート材の間に移動した後に、前記二つのシ
    ート材で当該光学成形品を挟むことを特徴とする光学成
    形品の収納方法。
  9. 【請求項9】請求項8記載の光学成形品の収納方法であ
    って、 前記掛渡部の保持されている部分を吸着によって把持す
    ることを特徴とする光学成形品の収納方法。
  10. 【請求項10】請求項1から9の何れかに記載の光学成
    形品の収納方法を用いて、光学成形品を搬送する搬送方
    法であって、 前記複数の光学成形品を挟んでいる前記二つのシート材
    を巻いて、巻いた状態の前記二つのシート材ごと前記複
    数の光学成形品を搬送することを特徴とする光学成形品
    の搬送方法。
  11. 【請求項11】光学機能を有するレンズ部と、該レンズ
    部に一体成形されているとともに、レンズ部の側縁部か
    ら延出する延出部とからなる光学成形品であって、前記
    延出部が、前記レンズ部の径より大きい幅を有する棒状
    の棒部と、前記棒部の幅より小さい幅を有するとともに
    前記レンズ部と前記棒部を掛け渡すように設けられる掛
    渡部とを備える光学成形品を光ピックアップユニットに
    組み付ける光学成形品の組付方法であって、 前記掛渡部を保持したまま、前記掛渡部の保持されてい
    る部分より前記棒部側において、前記延出部を前記掛渡
    部において切断することで前記レンズ部と前記棒部を切
    り離し、その後、前記掛渡部を光ピックアップユニット
    に移動することで前記延出部の一部とレンズ部とからな
    る光学成形品を光ピックアップユニットに組み付けるこ
    とを特徴とする光学成形品の組付方法。
  12. 【請求項12】請求項11記載の光学成形品の組付方法
    であって、 前記棒部には、当該光学成形品に係る情報が付されてお
    り、前記情報と同様の情報を、前記光学成形品の組み付
    けられる光ピックアップユニットに付すことを特徴とす
    る光学成形品の組付方法。
  13. 【請求項13】請求項12記載の光学成形品の組付方法
    であって、 前記棒部には、当該光学成形品に係る情報が付されてお
    り、 前記情報と同様の情報を、前記光学成形品の組み付けら
    れる光ピックアップユニットと組み合わせられる記憶媒
    体に記録することを特徴とする光学成形品の組付方法。
  14. 【請求項14】光学機能を有するレンズ部と、該レンズ
    部に一体成形されているとともに、前記レンズ部の側縁
    部から延出する延出部とからなる光学成形品を収納する
    収納方法であって、 棒状部材の内部に、当該棒状部材の一端部から長手方向
    に向かって延在する孔部が設けられており、前記レンズ
    部が前記孔部の面から離間するように前記延出部を支持
    する支持部が前記孔部の長手方向に延在しており、 前記支持部に前記延出部を支持するように、記複数の光
    学成形品を前記一端部から前記孔部に順次はめ込み、は
    め込まれた光学成形品を前記孔部に押し込むことで、前
    記支持部によって前記延出部を案内して前記複数の光学
    成形品を前記棒状部材内に収納することを特徴とする光
    学成形品の収納方法。
  15. 【請求項15】請求項14記載の光学成形品の収納方法
    において、 前記孔部の面であって前記支持部に対向する面と前記支
    持部の間に前記延出部を挟むことを特徴とする光学成形
    品の収納方法。
  16. 【請求項16】光学機能を有するレンズ部と、該レンズ
    部に一体形成されているとともに、前記レンズ部の側縁
    部から延出する延出部とからなる光学成形品を収納する
    収納方法であって、 棒状部材の長手方向に延在する長溝が前記棒状部材に設
    けられており、 前記延出部の先端部を先にして、前記長溝と略垂直とな
    る方向に前記延出部を前記長溝に差し込んで、前記棒状
    部材に前記延出部を挟持することで、前記複数の光学成
    形品を前記長溝に沿って配列することを特徴とする光学
    成形品の収納方法。
  17. 【請求項17】請求項16記載の光学成形品の収納方法
    であって、 前記長溝に差し込まれた延出部に対応するレンズ部は前
    記長溝から突出した状態であることを特徴とする光学成
    形品の収納方法。
  18. 【請求項18】請求項16又は17記載の光学成形品の
    収納方法であって、 前記長溝の深さは、前記延出部と前記レンズ部の付根か
    ら前記延出部の先端部までの長さより小さいことを特徴
    とする光学成形品の収納方法。
  19. 【請求項19】請求項16から18の何れかに記載の光
    学成形品の収納方法であって、 前記長溝に配列された前記複数の光学成形品を覆う被覆
    部材を前記棒状部材に取り付けることを特徴とする光学
    成形品の収納方法。
  20. 【請求項20】請求項14から19の何れかに記載の光
    学成形品の収納方法を用いて、光学成形品を搬送する搬
    送方法であって、 前記棒状部材ごと前記複数の光学成形品を搬送すること
    を特徴とする光学成形品の搬送方法。
  21. 【請求項21】請求項17又は18記載の光学成形品の
    収納方法を用いて、光学成形品にコーティングするコー
    ティング方法であって、 前記棒状部材ごと前記複数の光学成形品をコーティング
    装置のチャンバーに配置して、当該チャンバーにてコー
    ティング処理を行うことを特徴とする光学成形品のコー
    ティング方法。
  22. 【請求項22】光学機能を有するレンズ部と、該レンズ
    部に一体形成されているとともに、前記レンズ部の側縁
    部から延出する延出部とからなる光学成形品を収納する
    光学成形品の収納方法であって、 第一帯板部材に設けられている各貫通孔に前記レンズ部
    が対峙するように、前記第一帯板部材における前記各貫
    通孔の周囲に前記延出部を載置して、 前記第一帯板部材の各貫通孔に対応して第二貫通孔が設
    けられている第二帯板部材を、前記各第二貫通孔が前記
    レンズ部に対峙するように、前記第一帯板部材に重ね
    て、 前記第一帯板部材と第二帯板部材の間に前記延出部を挟
    持することを特徴とする光学成形品の収納方法。
  23. 【請求項23】請求項22記載の光学成形品の収納方法
    であって、 前記各貫通孔の周囲には前記第一帯板部材の面からくり
    抜かれた段部が形成されており、前記段部の形状は前記
    延出部の形状にほぼ相当しており、 前記延出部を各貫通孔の周囲に載置するときには前記段
    部に前記延出部を載置することを特徴とする光学成形品
    の収納方法。
  24. 【請求項24】請求項22又は23記載の光学成形品の
    収納方法であって、 前記第二帯板部材を第一帯板部材に重ねた後、前記第一
    帯板部材と前記第二帯板部材を締結することを特徴とす
    る光学成形品の収納方法。
  25. 【請求項25】請求項22から24の何れかに記載の光
    学成形品の収納方法を用いて、光学成形品にコーティン
    グするコーティング方法であって、 前記第一帯板部材と前記第二帯板部材の間に前記延出部
    を挟持した状態で、前記第一帯板部材及び前記第二帯板
    部材ごと前記複数の光学成形品をコーティング装置のチ
    ャンバーに配置して、当該チャンバーにてコーティング
    処理を行うことを特徴とする光学成形品のコーティング
    方法。
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