JP2003104442A - 透水性の袋 - Google Patents
透水性の袋Info
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Abstract
に糸を使うことなく取っ手を形成する。 【解決手段】 透水性の袋1が横方向へ互いに平行して
延びる頂縁部2と底縁部3、および縦方向へ互いに平行
して延びる両側縁部4,6を有して重なり合う透水性シ
ート5で形成される。頂縁部2における両側縁部4,6
の間には、両側縁部4,6のうちの一方の外側に始まっ
て横方向へ延びて両側縁部4,6のうちのもう一方の内
側で終わる引き裂き容易な部位13がシート5それぞれ
の同じ位置に重なり合うように形成される。
Description
入れたり、出し汁を作るときなどに使用するのに好適な
透水性の袋に関する。
グに糸を取り付け、ティーカップに対してティーバッグ
を簡単かつ手を汚すことなく出し入れできるようにした
ものは、周知である。
グの製造では、茶葉を入れた袋を用意する工程と、糸を
用意する工程と、袋に糸を取り付けるための工程とが必
要で、工程が繁雑になるばかりでなく、袋と糸という形
状の全く異なる材料を扱う装置が必要となるから製造装
置の全体が複雑になることを避け難い。また、製造され
たティーバッグでは、それを包装したりするときに糸が
邪魔になるとか、使用しているときに糸が外れるという
トラブルも起こりかねない。
の袋において、前記従来技術の問題を解消することがで
きるように、糸を使用することなくその袋をティーカッ
プなどに出し入れできるようにすることを課題にしてい
る。
この発明が対象とするのは、横方向へ互いに平行して延
びる頂縁部と底縁部および縦方向へ互いに平行して延び
る両側縁部とを有する透水性シートが重なり合い、前記
縁部のうちの少なくとも底縁部と両側縁部とが閉じるこ
とによって形成された透水性の袋である。
徴とするところは、前記袋の頂縁部における前記両側縁
部の間に、これら両側縁部のうちの一方の外側に始まっ
て前記横方向へ延びて前記両側縁部のもう一方の内側で
終わる引き裂き容易な部位が前記シートそれぞれの同じ
位置に形成されていること、にある。
様がある。 (1)前記頂縁部では、前記透水性シートそれぞれに前
記引き裂き容易な部位に沿う高剛性域が形成されてい
る。 (2)前記シートが熱可塑性合成繊維からなるものであ
り、前記熱可塑性合成繊維を溶融固化してなる高剛性域
が前記引き裂き容易な部位に沿って形成されている。 (3)前記袋の頂縁部では、前記引き裂き容易な部位よ
りも下方で重なり合う前記シートどうしが前記横方向に
おいて閉じた状態にあり、閉じた前記袋の中には抽出対
象物が納められている。 (4)前記頂縁部でシートどうしが閉じている部位は、
口を開くことができるように重なり合うシートどうしが
剥離可能な状態にある。
に係る透水性の袋の詳細を説明すると、以下のとおりで
ある。
図のII−II線断面図である。袋1は、熱可塑性合成
繊維からなる透水性の不織布5を折り重ねることによっ
て形成されているもので、縦方向Pと横方向Qとを有す
る。袋1において、折り重ねられている不織布5のそれ
ぞれが頂縁部2と、底縁部3と、図1において右方に位
置する第1側縁部4と左方に位置する第2側縁部6とを
有し、底縁部3ではまち7をとるように不織布5が折り
重ねられている。第1側縁部4と第2側縁部6とでは、
重なり合う不織布が縦方向ヘ平行して延びる第1,第2
接合部11,12において互いに溶着している。頂縁部
2では、第1接合部11の外側に始まって横方向Qへ延
び、第2接合部12の内側で終わる引き裂き容易な部位
13が重なり合う不織布5それぞれの同じ位置に重なり
合うように形成されている。
3において引き裂いた状態を示す袋1の斜視図と、使用
状態にある袋1の斜視図である。袋1の頂縁部2に位置
する引き裂き容易な部位13は、重なり合う不織布5の
それぞれに横方向Qへ長く延びる複数のスリット17を
設けることによって形成されており(図1参照)、図示
の如く頂縁部2は第2接合部12の近傍まで切り裂くこ
とができる。頂縁部2のコーナー部分18を摘んで、頂
縁部2を矢印R方向へ引っ張れば、不織布5の裂け目は
スリット17に沿って延びる。そのような不織布5の裂
け目は、スリット17が形成されておらずフィルム状を
呈していて容易に裂けることのない第2接合部12の内
側に到達したときに止まる。頂縁部2を引き裂いた後の
袋1には、開口19が形成される。かような開口19を
有する袋1は、図4に仮想線で示される如く、その中に
抽出対象物である茶葉22などを入れて湯23を満たし
たカップ24に入れれば、広がった袋1の中で茶葉22
が湯と接触し、茶葉22の成分を速やかに抽出すること
ができる。このときに、引き裂かれた頂縁部2の上方部
分は、袋1をカップ24に対して出し入れするときの環
状の取っ手26として使用することができる。
袋1の一部分を引き裂くことによって取っ手26が得ら
れるから、従来技術のように取っ手を作るために袋とは
全く別の材料である糸などを用意して、この材料を加工
したり、袋に取り付けたりするという作業が不要にな
り、袋の生産性が向上する。引き裂き容易な部位13
は、スリット17を設けることに代えて、不織布5を局
部的に薄く作ることなどによって引き裂き容易に形成さ
れていてもよい。
示す図1と同様な図と、図5におけるVI−VI線矢視
図である。この透水性の袋1の頂縁部2には、引き裂き
容易な部位13に沿って高剛性域16が形成されてい
る。この高剛性域16は、不織布5の熱可塑性合成繊維
を軟化または溶融状態で加圧してフィルム状にすること
で形成されており、不織布5は、高剛性域16よりも下
方の部分で透水性を維持している。高剛性域16は、そ
れがフィルム状であることによって、引き裂き容易な部
位13を除けば容易に裂けることがなく、この袋1に形
成される取っ手26は、袋1の使用中にちぎれて取れて
しまうということがない。また、環状の取っ手26は、
剛性があってその形が安定しているから、摘み易い。
す図4と同様な図面である。この袋1では、フィルム状
の高剛性域16に上下方向へ延びる折り目27をつける
ことが容易であり、その折り目27によって袋1の開口
19を図示の如く特に大きく広げておくことができる。
かような袋1では、茶葉22が重なり合うことなく湯に
接触するから、茶葉成分の抽出が特に速やかになる。
同様の図面である。この袋1の頂縁部2では、図におい
て袋1の両側に位置する不織布5のそれぞれが外側へ折
曲されて重なり合うことにより高剛性域16を形成して
いる。かかる高剛性域16では、折曲されて重なり合う
不織布5a,5bがそれらの面積のほぼ全体にわたって
互いに溶着することで高剛性を呈している場合と、単に
重なり合うことで高剛性を呈している場合とがある。高
剛性域16どうしは、引き裂き容易な部位13よりも下
方の部位28で袋1の幅方向全体を剥離可能または剥離
不能に溶着することができる。かかる溶着部位28の存
在によって、袋1は閉じた状態になるから、この袋1に
は予め茶葉22などを入れて使用者に供給することがで
きる。溶着部位28が剥離可能に作られている場合に
は、部位28を剥離して袋1に開口19(図3参照)を
形成しておいて袋1をカップへ入れるならば、茶葉22
と湯との接触が特に良好になる。
すべき部位が袋の頂縁部を引き裂くことによって形成さ
れるから、袋の製造工程が簡単になり、しかも従来技術
のように製造工程において、取っ手とすべき糸が袋を取
り扱うときの邪魔になるということがない。また、この
発明に係る透水性の袋は、それを使用するときに開口を
大きく広げて茶葉などの被抽出物と湯とをよく接触させ
ることができる。
Claims (5)
- 【請求項1】 横方向へ互いに平行して延びる頂縁部と
底縁部および縦方向へ互いに平行して延びる両側縁部と
を有する透水性シートが重なり合い、前記縁部のうちの
少なくとも底縁部と両側縁部とを閉じることによって形
成された透水性の袋において、 前記袋の頂縁部における前記両側縁部の間に、これら両
側縁部のうちの一方の外側に始まって前記横方向へ延び
て前記両側縁部のもう一方の内側で終わる引き裂き容易
な部位が前記透水性シートそれぞれの同じ位置に形成さ
れていることを特徴とする前記袋。 - 【請求項2】 前記頂縁部では、前記透水性シートそれ
ぞれに前記引き裂き容易な部位に沿う高剛性域が形成さ
れている請求項1記載の袋。 - 【請求項3】 前記シートが熱可塑性合成繊維からなる
ものであり、前記熱可塑性合成繊維を溶融固化してなる
高剛性域が前記引き裂き容易な部位に沿って形成されて
いる請求項1または2記載の袋。 - 【請求項4】 前記袋の頂縁部では、前記引き裂き容易
な部位よりも下方で重なり合う前記シートどうしが前記
横方向において閉じた状態にあり、閉じた前記袋の中に
は抽出対象物が納められている請求項1〜3のいずれか
に記載の袋。 - 【請求項5】 前記頂縁部でシートどうしが閉じている
部位は、口を開くことができるように重なり合うシート
どうしが剥離可能な状態にある請求項4記載の袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001294729A JP3675749B2 (ja) | 2001-09-26 | 2001-09-26 | 透水性の袋 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2001294729A JP3675749B2 (ja) | 2001-09-26 | 2001-09-26 | 透水性の袋 |
Publications (2)
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JP2003104442A true JP2003104442A (ja) | 2003-04-09 |
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Family
ID=19116283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001294729A Expired - Lifetime JP3675749B2 (ja) | 2001-09-26 | 2001-09-26 | 透水性の袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010143601A (ja) * | 2008-12-17 | 2010-07-01 | Nagai Marketing Kenkyusho:Kk | 透水性の袋 |
JP2015101346A (ja) * | 2013-11-21 | 2015-06-04 | 株式会社フレッシュロースター珈琲問屋 | 飲料抽出用包装体、及び飲料抽出用包装体の製造方法 |
JP2021037973A (ja) * | 2019-08-30 | 2021-03-11 | 金星製紙株式会社 | 調理用不織布袋及びその製法 |
-
2001
- 2001-09-26 JP JP2001294729A patent/JP3675749B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015101346A (ja) * | 2013-11-21 | 2015-06-04 | 株式会社フレッシュロースター珈琲問屋 | 飲料抽出用包装体、及び飲料抽出用包装体の製造方法 |
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---|---|
JP3675749B2 (ja) | 2005-07-27 |
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