JP2003104213A - ラックピニオン式舵取装置 - Google Patents
ラックピニオン式舵取装置Info
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- JP2003104213A JP2003104213A JP2001305787A JP2001305787A JP2003104213A JP 2003104213 A JP2003104213 A JP 2003104213A JP 2001305787 A JP2001305787 A JP 2001305787A JP 2001305787 A JP2001305787 A JP 2001305787A JP 2003104213 A JP2003104213 A JP 2003104213A
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Abstract
ず、打音が発生しないラックピニオン式舵取装置の提
供。 【解決手段】 ハウジング12bの閉塞部に圧入された
軸受27に一方の端部が嵌合し、ハウジング12bの開
口部に嵌合された他の軸受13に他方の端部が嵌合した
ピニオン軸14bと、ピニオン軸14bに噛合するラッ
ク軸24とを備えたラックピニオン式舵取装置。ハウジ
ング12bの閉塞部に、ピニオン軸14bの一方の端部
を軸方向に押圧する弾性体17を備え、ハウジング12
bの閉塞部は、弾性体17を圧入する為の螺刻された貫
通孔28と、貫通孔28を封止する為の封止部材29と
を備え、封止部材29は、貫通孔28に螺入されること
により、弾性体17を圧入する構成である。
Description
ピニオン式の舵取装置の一形式として広く普及している
ラックピニオン式舵取装置に関するものである。
すように、車体の左右方向へ延びる筒状部(図示せず)
が設けられたピニオンハウジング12内に、ピニオン1
4aが設けられ舵輪(ステアリングホィール)に連結さ
れるピニオン軸14と、ピニオン14aと噛合するラッ
ク歯24aが設けられ、左右の操向輪に連結されるラッ
ク軸24とを支持している。舵輪に加えられた舵取り操
作力は、ピニオン軸14、ピニオン14a及びラック歯
24aを介してラック軸24に伝達され、ラック軸24
を軸長方向へ移動させて、左右の操向輪を操向させる。
ステアリングギヤであり、ピニオンハウジング12の閉
塞部に圧入された軸受27に先端部が嵌合され、舵輪側
の端部がピニオンハウジング12の開口部に嵌合された
軸受13に嵌合されている。ピニオンハウジング12の
開口部は、舵輪とピニオン軸14とを連結する伝動軸
(図示せず)を収納する軸ハウジング11の開口部と、
軸ハウジング11に巻着されたOリング21により密封
するように嵌着されている。
ン式舵取装置では、軸ハウジング11とピニオンハウジ
ング12とで、ピニオン軸14が嵌合された軸受13を
挟持することにより、ピニオン軸14を固定している。
しかし、図3に示すように、加工精度の問題で、軸受1
3の端面とピニオンハウジング12との間で、0.05
〜0.35mm程度の隙間αが生じており、操舵切返し
時には、ピニオン軸14が軸方向に微動して打音が発生
するという問題がある。本発明は、上述したような事情
に鑑みてなされたものであり、操舵切返し時にピニオン
軸が軸方向に微動せず、打音が発生しないラックピニオ
ン式舵取装置を提供することを目的とする。
ニオン式舵取装置は、ハウジングの閉塞部に圧入された
軸受に一方の端部が嵌合し、前記ハウジングの開口部に
嵌合された他の軸受に他方の端部が嵌合したピニオン軸
と、該ピニオン軸に噛合するラック軸とを備えたラック
ピニオン式舵取装置において、前記ハウジングの閉塞部
に、前記ピニオン軸の一方の端部を軸方向に押圧する弾
性体を備えることを特徴とする。
オン軸が、ハウジングの閉塞部に圧入された軸受に一方
の端部が嵌合し、ハウジングの開口部に嵌合された他の
軸受に他方の端部が嵌合し、ラック軸が、ピニオン軸に
噛合する。ハウジングの閉塞部の弾性体が、ピニオン軸
の一方の端部を軸方向に押圧する。これにより、操舵切
返し時にピニオン軸が軸方向に微動せず、打音が発生し
ないラックピニオン式舵取装置を実現することが出来
る。
は、前記ハウジングの閉塞部は、螺刻された貫通孔と、
該貫通孔を封止する為の封止部材とを更に備え、該封止
部材が前記貫通孔に螺入されることにより、前記弾性体
による前記押圧がなされることを特徴とする。
ジングの閉塞部は、螺刻された貫通孔が設けられ、貫通
孔を封止する為の封止部材が、貫通孔に螺入されること
により、弾性体による押圧がなされるので、操舵切返し
時にピニオン軸が軸方向に微動せず、打音が発生しない
ラックピニオン式舵取装置を実現することが出来る。
は、ハウジングの閉塞部に圧入された軸受に一方の端部
が嵌合し、前記ハウジングの開口部に嵌合された他の軸
受に他方の端部が嵌合したピニオン軸と、操舵軸に一方
の端部が連結され、他方の端部が前記ピニオン軸の他方
の端部に連結された伝動軸と、前記ピニオン軸に噛合す
るラック軸とを備え、前記開口部と前記伝動軸の軸ハウ
ジングの開口部とが嵌着されたラックピニオン式舵取装
置において、前記他の軸受の外輪の一方の端面を支持す
る底部をその一端部に有し、前記ハウジングの開口部に
嵌合され、前記他の軸受を嵌入支持する筒部材と、前記
軸ハウジングの開口面に環状に設けられ、前記筒部材の
他端部を圧入すべき溝とを備え、前記他の軸受を軸方向
に固定すべく、前記溝に前記筒部材の他端部を圧入する
ことにより、前記両開口部が嵌着されるべくなしてある
ことを特徴とする。
オン軸が、ハウジングの閉塞部に圧入された軸受に一方
の端部が嵌合し、ハウジングの開口部に嵌合された他の
軸受に他方の端部が嵌合し、伝動軸が、操舵軸に一方の
端部が連結され、他方の端部がピニオン軸の他方の端部
に連結されている。ラック軸が、ピニオン軸に噛合し、
ハウジングの開口部と伝動軸の軸ハウジングの開口部と
が嵌着されている。筒部材が、他の軸受の外輪の一方の
端面を支持する底部を一端部に有し、ハウジングの開口
部に嵌合され、他の軸受を嵌入支持する。筒部材の他端
部を圧入すべき溝が、軸ハウジングの開口面に環状に設
けられ、他の軸受を軸方向に固定すべく、その溝に筒部
材の他端部を圧入することにより、ハウジング及び軸ハ
ウジングの両開口部が嵌着される。
軸方向に微動せず、打音が発生しないラックピニオン式
舵取装置を実現することが出来る。また、軸受の外輪は
圧入されない為、圧入用でない汎用軸受を使用すること
が出来る。また、筒部材が、軸ハウジングのインローと
なり、組み立てが容易になる。
を示す図面に基づき説明する。 実施の形態1.図1(a)は、本発明に係るラックピニ
オン式舵取装置の要部の縦断面図である。このラックピ
ニオン式舵取装置は、車体の左右方向へ延びる筒状部
(図示せず)が設けられたピニオンハウジング12b内
に、ピニオン14aが設けられ舵輪(ステアリングホィ
ール)に連結されるピニオン軸14bと、ピニオン14
aと噛合するラック歯24aが設けられ、左右の操向輪
に連結されるラック軸24とが支持されている。
ン軸14b、ピニオン14a及びラック歯24aを介し
てラック軸24に伝達され、ラック軸24を軸長方向へ
移動させて、左右の操向輪を操向させる。ピニオン軸1
4bは、ドロップインタイプ・ステアリングギヤであ
り、ピニオンハウジング12bの閉塞部に圧入された軸
受27に先端部が嵌合され、舵輪側の端部は、軸受13
に嵌合され、軸受13は、ピニオンハウジング12bの
開口部に嵌合されている。
輪とピニオン軸14bとを連結する伝動軸(図示せず)
を収納する軸ハウジング11の開口部と、軸ハウジング
11に巻着されたOリング21により密封するように嵌
着されている。ピニオンハウジング12bの閉塞部に
は、螺刻された貫通孔28が設けられ、封止部材29が
螺入されている。
して示す図1(b)に示すように、ボルト形状を有して
おり、ボルトの頭部に相当するキャップ15の中央部に
設けられ螺刻された穴に、外周部が螺刻されたねじ部2
6を有するガイド16が螺入されている。ガイド16
は、キャップ15に螺入されない側に底部を有する有底
円筒形状であり、ばね17(弾性体)に付勢されたピニ
オン押さえピン18が、底部に設けられた孔から突出す
るように収納されている。
状であり、ピニオン軸14bの先端部に設けられた凹部
であるピニオン軸センター穴部25の内面を押圧するよ
うになっている。封止部材29が、貫通孔28に螺入さ
れることにより、ピニオン押さえピン18がピニオン軸
14bのピニオン軸センター穴部25を押圧し、ピニオ
ン軸14bを軸方向に固定することが出来る。ピニオン
軸センター穴部25の内面には、グリスを塗布し、ピニ
オン軸センター穴部25及びピニオン押さえピン18の
磨耗を防止する。また、封止部材29及び貫通孔28
は、液状パッキンを塗布することにより密封する。
クピニオン式舵取装置の実施の形態の要部構成を示す縦
断面図である。このラックピニオン式舵取装置は、油圧
式のパワーステアリング装置であり、車体の左右方向へ
延びる筒状部(図示せず)が設けられたピニオンハウジ
ング12a(ハウジング)内に、ピニオン14aが設け
られ舵輪(ステアリングホィール)に連結されるピニオ
ン軸14と、ピニオン14aと噛合するラック歯24a
が設けられ、左右の操向輪に連結されるラック軸24と
が支持されている。
23、ピニオン軸14、ピニオン14a及びラック歯2
4aを介してラック軸24に伝達され、ラック軸24を
軸長方向へ移動させて、左右の操向輪を操向させる。伝
動軸23は、舵輪の操舵軸に直接連結された他の伝動軸
(図示せず)とトーションバー30により連結され、ト
ーションバー30の捩に応じて、伝動軸23及びその周
辺に組み込まれた油圧バルブが作動し、油圧がピニオン
軸14に加わるようになっている。
ステアリングギヤであり、ピニオンハウジング12aの
閉塞部に圧入された軸受27に先端部が嵌合され、舵輪
側の端部は、軸受13(他の軸受)に嵌合されている。
軸受13は、軸受13の外輪部の端面を支持する底部を
備えた円筒状の軸受外輪カバー20(筒部材)に嵌入支
持され、軸受外輪カバー20は、ピニオンハウジング1
2aの開口部に嵌合されている。
の開口面には、軸受外輪カバー20の端部を圧入する為
の溝である圧入部22が環状に設けられている。ピニオ
ンハウジング12aの開口部には、Oリング21aが、
嵌合された軸受外輪カバー20に巻着するように、Oリ
ング21aを嵌入する為の溝が設けられている。ピニオ
ンハウジング12aの開口部は、軸受13を軸方向に固
定するように、圧入部22に軸受外輪カバー20の端部
を圧入することにより、軸ハウジング11aの開口部と
嵌着され、Oリング21aにより密封されている。
取装置によれば、操舵切返し時にピニオン軸が軸方向に
微動せず、打音が発生しないラックピニオン式舵取装置
を実現することが出来る。
によれば、操舵切返し時にピニオン軸が軸方向に微動せ
ず、打音が発生しないラックピニオン式舵取装置を実現
することが出来る。また、軸受の外輪は圧入されない
為、圧入用でない汎用軸受を使用することが出来る。ま
た、筒部材が、軸ハウジングのインローとなり、組み立
てが容易になる。
の形態の要部構成を示す縦断面図及び部分拡大図であ
る。
の形態の要部構成を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ハウジングの閉塞部に圧入された軸受に
一方の端部が嵌合し、前記ハウジングの開口部に嵌合さ
れた他の軸受に他方の端部が嵌合したピニオン軸と、該
ピニオン軸に噛合するラック軸とを備えたラックピニオ
ン式舵取装置において、 前記ハウジングの閉塞部に、前記ピニオン軸の一方の端
部を軸方向に押圧する弾性体を備えることを特徴とする
ラックピニオン式舵取装置。 - 【請求項2】 前記ハウジングの閉塞部は、螺刻された
貫通孔と、該貫通孔を封止する為の封止部材とを更に備
え、該封止部材が前記貫通孔に螺入されることにより、
前記弾性体による前記押圧がなされる請求項1記載のラ
ックピニオン式舵取装置。 - 【請求項3】 ハウジングの閉塞部に圧入された軸受に
一方の端部が嵌合し、前記ハウジングの開口部に嵌合さ
れた他の軸受に他方の端部が嵌合したピニオン軸と、操
舵軸に一方の端部が連結され、他方の端部が前記ピニオ
ン軸の他方の端部に連結された伝動軸と、前記ピニオン
軸に噛合するラック軸とを備え、前記開口部と前記伝動
軸の軸ハウジングの開口部とが嵌着されたラックピニオ
ン式舵取装置において、 前記他の軸受の外輪の一方の端面を支持する底部をその
一端部に有し、前記ハウジングの開口部に嵌合され、前
記他の軸受を嵌入支持する筒部材と、前記軸ハウジング
の開口面に環状に設けられ、前記筒部材の他端部を圧入
すべき溝とを備え、前記他の軸受を軸方向に固定すべ
く、前記溝に前記筒部材の他端部を圧入することによ
り、前記両開口部が嵌着されるべくなしてあることを特
徴とするラックピニオン式舵取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001305787A JP4019677B2 (ja) | 2001-10-01 | 2001-10-01 | ラックピニオン式舵取装置 |
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JP2006335101A (ja) * | 2005-05-31 | 2006-12-14 | Kayaba Ind Co Ltd | パワーステアリング装置 |
JP2010247609A (ja) * | 2009-04-14 | 2010-11-04 | Jtekt Corp | ラックピニオン式ステアリング装置 |
KR101349414B1 (ko) * | 2012-06-28 | 2014-01-09 | 현대자동차주식회사 | 스티어링 샤프트의 랙바 지지 구조 |
CN109367616A (zh) * | 2018-10-30 | 2019-02-22 | 武汉嘉迅汽车配件有限公司 | 一种机械转向壳 |
CN111306022A (zh) * | 2019-12-04 | 2020-06-19 | 大连大学 | 一种将车辆振动能量转化为电能的方法 |
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US10167009B2 (en) * | 2016-05-25 | 2019-01-01 | Jtekt Corporation | Electric power steering system |
-
2001
- 2001-10-01 JP JP2001305787A patent/JP4019677B2/ja not_active Expired - Fee Related
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