JP2003104067A - 窓縁モール組立体 - Google Patents

窓縁モール組立体

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JP2003104067A JP2001305266A JP2001305266A JP2003104067A JP 2003104067 A JP2003104067 A JP 2003104067A JP 2001305266 A JP2001305266 A JP 2001305266A JP 2001305266 A JP2001305266 A JP 2001305266A JP 2003104067 A JP2003104067 A JP 2003104067A
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    • B60J10/00Sealing arrangements
    • B60J10/70Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens
    • B60J10/74Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens for sliding window panes, e.g. sash guides
    • B60J10/75Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens for sliding window panes, e.g. sash guides for sealing the lower part of the panes

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】下端縁と側縁とが略L字状となって連続する窓
開口部に昇降可能に嵌め込まれた窓板の全面を清浄可能
にした窓縁モール組立体の提供である。 【解決手段】車体の窓開口縁に沿って取付けられて、窓
開口B内を開閉方向に移動する窓板Gの面に弾接してシ
ール作用を果たす長尺状の窓縁モール組立体Aであっ
て、前記窓縁モール組立体Aは、ドアパネル(車体パネ
ル)50の周縁に形成されたフランジ部51a,51c に
取付けられるモール本体部材Mと、該モール本体部材M
に設けられて、前記窓板Gに対して弾接するシール部材
Sを備え、前記窓開口Bの下端縁に沿ってほぼ横方向に
取付配置される長尺な第1モール本体部M1 と、前記窓
開口Bの下端縁と所定の角度で連続する側縁に沿って取
付配置される長尺な第2モール本体部M2 とが、弾性変
形可能で剛性を有する硬質材料から連続一体成形された
構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の窓開口部で
移動(昇降動)する窓板を備えた窓の車内側又は車外側
に取付けられて、移動する窓板の表面を清浄する窓縁モ
ール組立体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このような窓縁モール組立体(或いは、
窓縁モール)としては、窓の車外側に取付けるものが
「アウターベルトモール」、その車内側に取付けるもの
が「インナーベルトモール」と称されて、通常は、窓開
口部の下端縁に沿って取付けられる長尺な直線状のもの
が知られている。
【0003】しかし、車両の窓開口部の形状には、車体
のスタイリング、空力特性等の観点から種々の形状が考
えられ、窓開口部の下端縁と、前後の各側縁とが連続し
て接続され、しかも下端縁と前後の各側縁とが 直角又
は非直角で交叉する場合、及び前記角度が直角であって
も、窓板の移動する軌跡が非直線状の複雑な動きをする
ときには、昇降窓板に拭き残しが生じることがある。
【0004】上記の代表的な例として、、自動車の後部
ドアの窓開口部として、図1に示されるように、その下
端縁と前側の側縁とが略L字をした鈍角状に交叉する形
状の場合には、その下端縁に取付けられるベルトモール
(窓縁モール)のみでは、窓縁モールの対応する部分の
窓板の全てにおいてシールできず、また全ての面の清浄
ができない。この問題を解消するには、窓開口部の下端
縁に取付けられるベルトモールの長さを、窓板の最大幅
を超えるものとして、このベルトモールの一部をドアパ
ネルの内部に配置する設計にすることが考えられるが、
この設計では、ベルトモールの一部が、完全にドアパネ
ル内に配置されるため、窓板とドアパネル表面との間に
大きな段差が生じて、走行中に風を巻き込んで、風切音
が発生する恐れがあり、またベルトモールの装着に困難
が生ずることが予想される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、下端縁と側
縁とが略L字状となって連続する窓開口部に昇降可能に
嵌め込まれた窓板の全面をシールして、清浄可能にする
窓縁モール組立体の提供を課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに請求項1の発明は、車体の窓開口縁に沿って取付け
られて、窓開口内を開閉方向に移動する窓板の面に弾接
してシール作用を果たす長尺状の窓縁モール組立体であ
って、前記窓縁モール組立体は、車体パネルの周縁に形
成されたフランジ部に取付けられるモール本体部材と、
該モール本体部材に設けられて、前記窓板に対して弾接
するシール部材を備え、前記モール本体部材は、前記窓
板の移動方向とほぼ直交するように前記窓開口の下端縁
に沿ってほぼ横方向に取付配置される長尺な第1モール
本体部と、該第1モール本体部と略L字状に交叉して、
前記窓開口の下端縁と所定の角度で連続する側縁に沿っ
て取付配置される長尺な第2モール本体部とが、弾性変
形可能で剛性を有する硬質材料から連続一体成形された
構成であり、前記シール部材は、前記モール本体部材を
構成する第1及び第2の各モール本体部に、前記モール
本体部材よりも軟質で柔軟性を有する材料で成形された
各々長尺な第1及び第2の各シール部材が、それぞれ窓
板面に向けて突出するようにして設けられた構成である
ことを特徴としている。
【0007】請求項1の発明では、窓開口の下端縁だけ
でなく、側縁においても窓縁モールが取付けられて、下
端縁と側縁との各窓縁モールが一体に形成された窓縁モ
ール組立体となっている。このため、請求項1の発明に
係る窓縁モール組立体によって、上記形状の窓開口内を
移動する窓板の全ての面を清浄できる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明を前提
として、前記第1シール部材の窓板面に対する接触力
は、前記窓板に弾接して、窓板面に沿って下方向に流れ
る水、ゴミ類を拭って清浄するのに十分な大きさであっ
て、前記第2シール部材の窓板面に対する接触力は、前
記第1シール部材のそれよりも小さく設定されているこ
とを特徴としている。
【0009】請求項2の発明によれば、第1モール本体
部に固着された第1シール部材は、窓板に弾接して下方
向に流れる水、ゴミ類を拭き取って、ドア内部に侵入す
るのを防止するのに十分なシール性能を備え、一方、第
2モール本体部に固着された第2シール部材は、前記第
1シール部材よりも窓板に対する弾接力が小さく設定し
てあって、摺動抵抗が小さいので、窓板に対して前記第
2シール部材が弾接していても、窓板の移動時における
摺動抵抗の大幅な増加は、防止される。また、第2シー
ル部材は、窓板の移動方向と鋭角状に交叉していると、
窓板の移動に伴う実質的な拭取り面積は、小さいので、
窓板に対する弾接力が小さくても、窓板の下方向に流れ
る水、ゴミ類を拭き取って、ドア内部に侵入するのを防
止するのに十分なシール性能を備える。なお、本願にお
いて、「シール部材が水、ゴミ類を拭って清浄する」と
は、窓板が閉じているときには、シール部材と窓板との
間に無制限に水、ゴミ類が侵入するのを防ぎ、窓板が昇
降動中には、窓板表面に付着した水、ゴミ類を除去する
作用をいう。
【0010】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
を前提として、窓板に弾接する第2シール部材の単位長
さ当たりの弾接力は、第1シール部材のそれよりも小さ
く設定していることを特徴としている。
【0011】請求項3の発明によれば、第1及び第2の
各モール本体部に固着される第1及び第2の各シール部
材の数の多少の選択、組合せ等の簡単な調整によって、
請求項2の発明の上記作用効果が奏される。
【0012】また、請求項4は、請求項1ないし3のい
ずれかの発明を前提として、第1モール本体部の第1シ
ール部材は、互いにほぼ平行に長手方向に伸びる2以上
のシールリップ部を有し、一方、第2モール本体部の第
2シール部材は、同方向に伸びる1以上のシールリップ
部を有し、第2シール部材のシールリップ部の数は、第
1シール部材のそれよりも少ないことを特徴としてい
る。
【0013】請求項4の発明によれば、第1及び第2の
各シール部材は、この部分に設けられるシールリップ部
の数に差を設けるという簡単な構造で、弾接力の調整が
可能となる。この構造の具体例として、シールリップ部
の数の異なる第1及び第2の各シール部材を別部材とし
て予め製作しておいて、後に、第1及び第2の各シール
部材を、それぞれ第1及び第2の各モール本体部に取付
けるものがある。
【0014】また、請求項5の発明は、請求項1ないし
3のいずれかの発明を前提として、第2シール部材にお
いて撓みを生ずる部分のシールリップ部の肉厚は、第1
シール部材において撓みを生ずる部分のシールリップ部
の肉厚よりも薄くなっていることを特徴としている。
【0015】請求項5の発明によれば、第1及び第2の
各シール部材は、撓みを生ずる部分のシールリップ部の
肉厚に差を設けるという簡単な構造で、その弾接力の調
整が可能となる。この構造の具体例として、撓み部分の
シールリップ部の肉厚の異なる第1及び第2の各シール
部材を別部材として予め製作しておいて、後に、第1及
び第2の各シール部材を、それぞれ第1及び第2の各モ
ール本体部に取付けるものがある。
【0016】また、請求項6の発明は、請求項1ないし
5のいずれかの発明を前提として、第1シール部材のシ
ールリップ部は、窓板に弾接した状態で窓開口の中心を
向く側に傾斜して接触し、一方、第2シール部材のシー
ルリップ部は、窓板に弾接した状態で、窓開口の中心と
反対を向く側に傾斜して、第2モール本体部で遮蔽され
た状態で接触していることを特徴としている。
【0017】請求項6の発明によれば、第2シール部材
のシールリップ部は、外側から目視されないので、この
部分の装飾性が損なわれないと共に、窓板に対する弾接
力を、第1シール部材のシールリップ部のそれよりも小
さくするための種々の構造が取り易くなる。
【0018】また、請求項7の発明は、請求項1ないし
6のいずれかの発明を前提として、モール本体部材は、
合成樹脂の射出成形品で構成され、一方、シール部材を
構成する第1及び第2の各シール部材は、それぞれ一定
断面形状の押出成形品で構成されて、基部と、該基部か
ら一体的に突出するシールリップ部とを有し、前記基部
がモール本体部材を構成する第1及び第2の各モール本
体部にそれぞれ固着されていることを特徴としている。
【0019】請求項7の発明によれば、横断面形状の異
なる第1及び第2の各モール本体部が連続一体成形され
たモール本体部材を簡単に成形できる。また、一定の横
断面形状の各シールリップ部を有していて、相互に横断
面形状の異なる第1及び第2の各シール部材を簡単に成
形できる。
【0020】また、請求項8の発明は、請求項1ないし
7のいずれかの発明を前提として、シール部材の基部に
は、その長手方向に沿って所定間隔を保持して複数箇所
に固着孔が形成され、モール本体部材には、前記固着孔
と対応する位置に窓板側に向けて突出する固着突起が形
成され、前記両部材は、前記固着孔に対する前記固着突
起の嵌合により、位置決めされて、前記固着突起の先端
部が塑性変形により突出方向と直交する方向に拡大され
て、シール部材の基部をモール本体部材に固着している
ことを特徴としている。
【0021】請求項8の発明によれば、モール本体部材
に対してシール部材を、極めて簡単な構造によって、位
置決めして固着できる。
【0022】また、請求項9の発明は、請求項1ないし
8のいずれかの発明を前提として、第2シール部材の長
さは、第1シール部材よりも短く設定されていることを
特徴としている。
【0023】請求項9の発明によれば、第1及び第2の
各シール部材を共用して、第2シール部材の窓板面に対
する接触力を、第1シール部材の接触力よりも小さくす
ることができる。
【0024】また、請求項10の発明は、請求項1ない
し9のいずれかの発明を前提として、前記モール本体部
材を構成する第1及び第2の各モール本体部は、鈍角状
に交叉していることを特徴としている。
【0025】下端縁と側縁とが鈍角状となって連続する
窓開口内を開閉方向に移動する窓板は、前記窓開口の下
端縁に取付けられた窓縁モールだけでは、その全ての面
を清浄できないが、請求項10の発明によれば、窓開口
の側縁にも窓縁モールが設けられているために、前記窓
板の全ての面を清浄できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、実施形態を挙げて、本発明
を更に詳細に説明する。図1は、本発明に係る窓縁モー
ル組立体Aが装着された窓開口Bを有する自動車の後部
ドアDの正面図であり、図2は、図1の窓開口Bの部分
の拡大図であり、図3は、図2の窓開口Bの下端縁と側
縁との接続部の拡大図であり、図4は、窓縁モール組立
体Aの全体の正面図であり、図5は、窓縁モール組立体
Aを構成するモール本体部材Mとシール部材Sとクッシ
ョン部材Cの一部を示す分解斜視図であり、図6は、モ
ール本体部材Mの一部を示す斜視図であり、図7は、モ
ール本体部材Mに対する第1シール部材S1 の固着構造
を主体に示す断面図である。また、図8ないし図13
は、それぞれ図2のX1 −X1 線ないしX6 −X6 線拡
大断面図である。
【0027】最初に、自動車の後部ドアDに設けられた
窓開口Bの部分について説明し、その後に、前記窓開口
Bの下端縁と前側の側縁とに装着される本発明に係る窓
縁モール組立体Aについて説明する。図1において、後
部ドアDを構成するドアアウターパネル51及びドアイ
ンナーパネル(図示せず)との間には、窓枠全体の正面
形状が逆コの字形となっていて、上部窓枠部52a,前
部窓枠部52b及び後部窓枠部52cとの3つの部分か
ら成る窓枠体52が収容配設されていて、上部窓枠部5
2a、前部及び後部の各窓枠部52b,52cの内面側
(対向側)には、窓板(窓ガラス)Gの昇降案内を行う
ガラスランチャンネル53a,53b,53cがそれぞ
れ設けられている。なお、図1において、50は、ドア
アウターパネル51及びドアアウターパネル補強材56
で構成されるドアパネルを示し、Lは、前記窓開口Bの
全てが窓板Gで閉じられた状態(窓板Gが上昇端に位置
している状態)における前記窓板Gの下端縁の水平方向
に沿った線を示し、矢印P,Qは、それぞれ車両前方及
び車両後方を示す。
【0028】また、窓縁モール組立体Aとは、図4に示
されるように、モール本体部材Mにシール部材Sが組み
付けられて、両者M,Sが一体となったものを示す。図
1ないし図4に示されるように、モール本体部材Mは、
前記窓開口Bの下端縁に沿って取付けられる第1モール
本体部M1 と、その前側の側縁に沿って取付けられる第
2モール本体部M2 とから成り、ガスアシスト射出成形
法により、両モール本体部M1,M2 が一体成形された部
材である。一方、シール部材Sは、前記窓開口Bの下端
縁に沿って配置される第1シール部材S1 と、その前側
の側縁に沿って配置される第2シール部材S2 とから成
り、第1及び第2の各シール部材S1,S 2 は、別部材で
あって、その横断面形状が異なっており、いずれも押出
成形により長尺に成形される。
【0029】また、図1及び図2に示されるように、本
実施形態では、前記モール本体部材Mは、窓開口Bの下
端縁に沿って取付けられる第1モール本体部M1 と、窓
開口Bの前側の側縁に沿って取付けられる第2モール本
体部M2 とが、鈍角状の略L字状に交叉した状態で一体
となった構成である。第2モール本体部M2 の長さは、
第1モール本体部M1 の長さに比較して短くなってお
り、しかも第2モール本体部M2 の横断面は、第1モー
ル本体部M1 の横断面に比較して略相似的縮小形となっ
ていて、両者M1,M2 の接続部は、わん曲した形に形成
されていて、その横断面形状は、一方から他方に向けて
徐々に変化している。このモール本体部材Mは、表面に
塗装をしないときは、AES樹脂を、するときは、AB
S樹脂等をそれぞれ使用したガスアシスト射出成形品で
あって、第1及び第2の各モール本体部M1,M2 の各基
本横断面形状は、それぞれ全長に亘って同一である。こ
れにより、モール本体部材Mは、下縁部と側縁部の第1
モール本体部M1 と第2モール本体部M2 がきれいに一
体に接続し、また曲げ加工したものでないので、曲げ応
力等の残存がなく、安定した形状を保つ。なお、モール
本体部材Mに金属光沢を要求されるものでは、前記部材
Mにクロムメッキを施すか、或いはアルミニウム、亜
鉛、マグネシウム等の軽合金のダイカスト成形部材やチ
クソモールド部材を使用することもできる。
【0030】また、図6、図8ないし図10に示される
ように、第1モール本体部M1 は、断面略逆U字状の横
断面を有していて、車内側(窓板Gの側)に配置される
平板状をした取付基部1と、車外側に配置される装飾側
板部2とが、装飾上板部3を介して一体に連結された構
成である。この取付基部1の上端及び下端には、それぞ
れ車内側に向けて突出する上端突出部4及び下端突出部
5が全長に亘って一体に設けられ、上端突出部4の表面
(外面)は、前記装飾上板部3の表面(外面)と連続し
た同一面となっている。取付基部1の上下端に一体成形
された上端及び下端の各突出部4,5の間の空間部は、
後述の第1シール部材S1 の取付板部21を嵌め込んで
取付けるためのシール部材取付溝10(図6参照)とな
っている。また、取付基部1と装飾側板部2と装飾上板
部3とで形成される空間は、後述のドアアウターパネル
51の上縁フランジ部51aが挿入されるフランジ部挿
入溝状空間14となっている。また、取付基部1の車内
側に形成されたシール部材取付溝10に、シール部材S
を構成する第1シール部材S1 の取付板部21が収容さ
れて、その取付基部1に固着される。また、前記装飾側
板部2は、取付状態において、その下端が車外側に位置
するように傾斜していると共に、前記装飾上板部3の上
面は、同様の取付状態において、車内側の端部が僅かに
高くなるように傾斜している。また、前記装飾上板部3
は、その裏面側内部にほぼ全長に亘って中空部3aが設
けられた中空構造になっていて、第1モール本体部M1
は、その横断面において、全ての部分が略同一の肉厚と
なっている。これにより、モール本体部材Mのガスアシ
スト射出成形時において、全ての部分の冷却速度がほぼ
同一となって、装飾上板部3及びこれと装飾側板部2と
の接続部の表面に、冷却速度差に起因する「ヒケ」が発
生せず、外観が低下するのを防止している。
【0031】また、図6に示されるように、第1モール
本体部M1 の取付基部1の車内側の面には、当該取付基
部1に対して前記第1シール部材S1 の取付板部21を
固着するための固着ボス部6が所定ピッチをおいて車内
側に向けて複数突設されている。また、図6及び図9に
示されるように、第1モール本体部M1 の取付基部1の
下端に車内側に向けて突出された前記下端突出部5の幅
方向に沿った自由端側であって、しかも長手方向に沿っ
て隣接する固定ボス部6の間には、長手方向に沿って所
定ピッチ(前記固着ボス部6の2倍のピッチ)をおいて
係止突出部7が上方に向けて一体に設けられている。ま
た、図9に示されるように、第1モール本体部M1 の取
付基部1の車内側には、第1シール部材S1 の取付板部
21が密着して配置され、前記係止突出部7は、上記し
た第1シール部材S1 の固着前の配置状態において、そ
の取付板部21の下端部を係止させ、組付け途中(固着
作業中)において、第1シール部材S1 の取付板部21
が、第1モール本体部M1の取付基部1から離脱するの
を防止して、第1モール本体部M1 に対する第1シール
部材S1 の組み付けを容易にするための部分である。
【0032】また、図6及び図10に示されるように、
第1モール本体部M1 の取付基部1の下端であって、し
かも前記係止突出部7が設けられていない隣接する固着
ボス部6の間には、フランジ係止部8が車外側に向けて
前記係止突出部7と同一ピッチをおいて複数形成されて
いる。このフランジ係止部8の上面(係止面)は、取付
基部1の下端部に、前記フランジ係止部8と反対側に設
けられた下端突出部5の上面よりも高い位置に設けられ
ている。また、後部ドアDのドアアウターパネル51の
上端部は下方に向けて折り返されて、2枚重ねとなって
いて、その間にパネル補強材56が上端部に挿入され
て、上縁フランジ部51aを形成している。そして、図
10に示されるように、前記ドアアウターパネル51の
折返し部の長手方向に沿って前記上縁フランジ係止部8
の位置する部分においては、下方に向けた折返し長が、
他の部分よりも部分的に長くなった係止延長部51bが
形成され、その下端が、前記フランジ係止部8に当接す
ることにより、ドアアウターパネル51に対して第1モ
ール本体部M1 が所定位置を超えて上方に移動しないよ
うに阻止されている。
【0033】また、図6及び図8に示されるように、装
飾上板部3の裏面側であって、しかも装飾側板部2に近
い部分には、クッション部材取付溝9を形成するための
溝形成用リブ11が下方に向けて一体に突設されてい
る。この溝形成用リブ11と装飾側板部2の内側との間
に、下方に向けて開口したクッション部材取付溝9が形
成され、該取付溝9に後述のクッション部材Cの取付基
部31が挿入されて、モール本体部材Mは、ドアアウタ
ーパネル51の上縁フランジ部51aに取付けられたと
き、クッション部材Cは弾性変形して、元の形状(二点
鎖線で示す)に戻ろうとする弾接力によって、取付基部
1が上縁フランジ部51aに引き寄せられる。この結
果、モール本体部材Mは、クッション部材Cの挿入され
ている部分で車内側への移動が阻止されて、前記上縁フ
ランジ部51aに取付けられる。
【0034】次に、第2モール本体部M2 について説明
する。図4、図11ないし図13に示されるように、第
2モール本体部M2 は、第1モール本体部M1 に比較し
て、その全長が短くて、その断面形状は、略相似的縮小
形となっている。このため、第2モール本体部M2 の説
明に関しては、第1モール本体部M1 と同一又は同等部
分に、同一符号に「’」を付し、重複説明を避けて、両
本体部M1,M2 の異なる部分についてのみ説明する。即
ち、図8及び図11に示されるように、第2モール本体
部M2 の装飾側板部2’の高さH’及び装飾上板部3’
の幅W’は、いずれも第1モール本体部M1 の装飾側板
部2の高さH及び装飾上板部3の幅Wよりも小さくなっ
ている。また、第2モール本体部M2 は、第1モール本
体部M1の固着ボス部6及びフランジ係止部8に相当す
る部分は、有しているが、係止突出部7に相当する部分
は、有していない。
【0035】また、図4及び図13に示されるように、
第2モール本体部M2 の取付基部1’には、その長手方
向に沿った2箇所において、モール本体部材Mの全体を
固着クリップ12を介してドアアウターパネル補強材5
6に固定可能にするために、窓開口の中心B0 と反対側
に向けて所定長だけ突出延長されて、当該突出延長部
1'aにクリップ挿通孔13が設けられている。また、第
1及び第2の各モール本体部M1,M2 に設けられた各溝
形成用リブ11,11’は、各モール本体部M1,M2
わん曲形状の接続部において互いに連続し、モール本体
部材Mの全長に亘って形成されている。
【0036】引き続いて、モール本体部材Mの各取付基
部1,1’に取付けられ、窓板Gに接触して、この表面
を清浄するためのシール部材Sについて説明する。この
シール部材Sは、モール本体部材Mを構成する第1及び
第2の各モール本体部M1,M 2 に取付けられる別々の第
1及び第2の各シール部材S1,S2 で構成される。図
5、図7及び図8に示されるように、第1シール部材S
1 は、取付板部21と、該取付板部21の幅方向の両端
部(取付状態では上下端部)に沿いそれぞれ一体成形さ
れた一対の(2つの)シールリップ部22とから成り、
該シールリップ部22は、ゴムやTEP(熱可塑性エラ
ストマー)等の軟質で弾力性に富む材料で成形され、取
付板部21は、シールリップ部22よりも硬質で剛性を
有する樹脂で成形される。このように、第1シール部材
1 は、物性の異なる材料の共押出成形(複合押出成
形)により成形される。また、取付板部21の上端部に
は、その押出成形時において、伸縮防止用の芯材23
が、該取付板部21の板厚方向に沿って連続して一体に
埋設される。また、取付板部21には、前記第1モール
本体部M1 に一体成形された固着ボス部6と同一ピッチ
でもって長手方向に長孔形状のボス部挿通孔24が形成
されて、第1シール部材S1 の取付板部1を、第1モー
ル本体部M1 の取付基部1の車内側の面に当接させて、
該取付基部21に一体成形された各固着ボス部6を前記
取付板部21のボス部挿通孔24に挿通させて、前記固
着ボス部6の先端部を熱溶着によりかしめることによ
り、第1シール部材S1 は、第1モール本体部M1 の取
付基部1に固着される。
【0037】また、上方のシールリップ部22は、取付
板部21の上端部の前記芯材23が埋設された部分に一
体成形され、下方のシールリップ部22は、取付板部2
1の下端より僅かに上方の部分に一体成形され、いずれ
のシールリップ部22も、その長手方向が窓板Gの昇降
(開閉)方向に対してほぼ直交していて、窓板Gの表面
に対して、その先端部が窓開口Bの中心B0(図2参照)
を向くような傾斜状態で接触して、窓板Gの下降(開)
時において、その表面に付着している水、ゴミ類が拭き
取られて清浄化され、ドア内部に侵入するのが防止され
る。このように、第1シール部材S1 は、その長手方向
が窓板Gの昇降(開閉)方向とほぼ直交しているため
に、窓板Gの広い面積(大部分の面積)を清浄し得る。
また、第1シール部材S1 が第1モール本体部M1 に取
付けられた状態において、上方のシールリップ部22の
ほぼ半分は、外部から視認し得る。なお、シールリップ
部22の窓板Gと接触する面には、ナイロンパイルの植
毛等や低摩擦の滑性材25が一体的に設けられている。
【0038】一方、図2、図3、図11ないし図13に
示されるように、第2シール部材S 2 は、取付板部2
1’の幅方向の一端部に沿って、単に一つのシールリッ
プ部22’が一体成形された構成であって、しかもシー
ルリップ部22’は、その先端部が窓開口Bの中心B0
と反対の方向を向いた状態で、取付板部21’に対して
傾斜して一体成形されている。このため、図2で破線で
示されているように、第2シール部材S2 のシールリッ
プ部22’は、第2モール本体部M2 によって、その全
てが隠蔽されて、外部からは、視認できない。また、窓
開口Bの下端縁と前側の側縁とは鈍角状に交叉している
ために、前記側縁に取付けられる第2シール部材S
2 は、その長手方向が窓板Gの昇降(開閉)方向に対し
て鋭角状に交叉し、しかも、第2シール部材S2 の長さ
は、第1シール部材S1 に比較して短い。よって、第2
シール部材S2 によって清浄される窓板Gの表面積は、
第1シール部材S1 のそれに比較して小さく、窓板Gに
おいて、前記第1シール部材S1では清浄できない部分
が清浄される。また、図3に詳細に示されているよう
に、第1及び第2の各シール部材S1,S2 は、窓開口B
の下端縁と前側の側縁とが接続する接続部(コーナー
部)において、それらの一方の端部どうしが部分的に接
触した状態で接続していて、当該接続部からドア内に
水、ゴミ類が侵入しないようになっている。他の構成
は、第1シール部材S1 と同等であるので、第1シール
部材S1 に付した符号に「’」を付し、重複説明を避け
て図示のみ行う。
【0039】引き続いて、図5、図8及び図11を参照
して、ドアアウターパネル51の上縁及び側縁の各フラ
ンジ部51a,51c に対してモール本体部材Mを車外側
に引き寄せるように付勢した状態で取付けるためのクッ
ション部材Cについて説明する。このクッション部材C
は、モール本体部材Mの全長に亘って、即ち、該モール
本体部材Mを構成する第1及び第2の各モール本体部M
1,M2 の長手方向の全長に亘って取付けられ、第1及び
第2の各モール本体部M1,M2 の内側の空間部に形成さ
れた各クッション部材取付溝9,9’に一部が挿入され
た状態で、各装飾側板部2,2’の内側面(裏面)に接
着剤を介して固着される取付基部31と、該取付基部3
1に対して一体成形されて前記上縁又は側縁の各フラン
ジ部51a,51c の車外側面に弾接する内側クッション
部32と、ドアアウターパネル51における各モール本
体部M1,M2 の装飾側板部2,2’の下端末部と対向す
る部分に弾接して、前記装飾側板部2の下端末部が直接
にドアアウターパネル51に接触するのを防止する外側
クッション部33との3つの部分で構成される。内側及
び外側の各クッション部32,33は、弾性に富む軟質
の樹脂で成形され、取付基部31は、各クッション部3
2,33よりも硬質の樹脂によって、それぞれ共押出成
形(複合押出成形)により成形される。
【0040】次に、モール本体部材Mにシール部材Sを
組み付ける方法について説明する。まず、図7に示され
るように、モール本体部材Mの第1モール本体部M1
取付基部1の外側に形成されたシール部材取付溝10
に、第1シール部材S1 の取付板部21を嵌め込む。こ
の嵌込み時において、第1モール本体部M1 の取付基部
1の外側に突出された各固着ボス部6を、第1シール部
材S1 の取付板部21の長孔形状のボス部挿通孔24に
挿通させる。このようにして、第1モール本体部M1
シール部材取付溝10に嵌め込まれた第1シール部材S
1 の取付板部21の下端部は、図9に示されるように、
その長手方向に沿って複数箇所において、第1モール本
体部M1 の取付基部1に一体に設けられた係止突出部7
と係止する。このため、一旦、第1モール本体部M1
クッション部材取付溝10に嵌め込まれた第1シール部
材S1 の取付板部21は、その嵌込み状態が維持され
て、容易には抜け出ないので、後工程の固着ボス部6の
かしめ作業が容易となる。その後に、第1シール部材S
1 の取付板部21から突出している固着ボス部6の突出
部分を、加熱して軟化させ、該ボス部6の突出方向に力
を加えて、突出高さを低くすると共に、径方向に拡大さ
せるように塑性変形する熱溶着によりかしめて拡径部6
aに変形させると、図8に示されるように、第1モール
本体部M1 の取付基部1に対して第1シール部材S
1 は、その取付板部21の下端面が第1モール本体部M
1 の下端突出部5の上面に当接した状態で、前記拡径部
6aにより複数箇所で固着される。なお、上記熱溶着に
は、加熱した押型を用いる方法の他に、超音波溶着、振
動溶着等の適宜の方法を選択して使用できる。
【0041】一方、第2モール本体部M2 に対して第2
シール部材S2 を固着する方法も、上記とほぼ同様であ
る。即ち、第2モール本体部M2 のシール部材取付溝1
0’に第2シール部材S2 の取付板部21’を嵌め込ん
で、該取付板部21’のボス部挿通孔24’から突出し
た固着ボス部6’の突出部分をかしめて拡径部6a'に変
形させると、図11に示されるように、第1シール部材
1 の場合と同様にして、第1モール本体部M1 の取付
基部1’に第2シール部材S2 が固着される。これによ
り、モール本体部材Mから突出するボス部6’の高さ
は、元の高さよりも低くなるので、窓板Gの昇降に伴っ
て、シールリップ部22,22’が弾性変形するのに支
障を来たさない。
【0042】また、クッション部材Cに関しても、予
め、モール本体部材Mに一体に取付けておく。即ち、共
押出成形されたクッション部材Cをモール本体部材Mに
対応した長さに切断して、切断された所定長のクッショ
ン部材Cをモール本体部材Mの全体形状である略L字形
にわん曲させて、その内側クッション部32の基端部上
面が、モール本体部材Mの溝形成用リブ11の先端面に
当接し得る程度まで、その取付基部31の一部をモール
本体部材Mのクッション部材取付溝9に挿入し、この状
態で、クッション部材Cの取付基部31を、モール本体
部材Mの装飾側板部2の内側面に接着固定することによ
り、モール本体部材Mに対してクッション部材Cを一体
に取付けておく。
【0043】これにより、2辺の交叉角が鈍角状となっ
た略L字形のモール本体部材Mにシール部材Sとクッシ
ョン部材Cとが一体に組み付けられた窓縁モール組立体
Aが完成し、上記の状態では、ドアアウターパネル51
の上縁フランジ部51a及び側縁フランジ部51cに取
付けられる。
【0044】そして、上記した窓縁モール組立体Aは、
以下のようにして、窓開口Bの下端縁と前側の側縁とに
沿って取付けられる。即ち、全開となっている窓開口B
内に窓縁モール組立体Aを配置しておいて、そのモール
本体部材Mを斜前下方に押し付けることにより、ドアア
ウターパネル51の上縁フランジ部51a及び側縁フラ
ンジ部51cの各フランジ部に押し込むと、第1及び第
2の各モール本体部M 1,M2 の各フランジ部挿入溝状空
間14,14’に、上記した上縁及び側縁の各フランジ
部51a,51c が挿入されて、各モール本体部M1,M2
の装飾側板部2,2’の内面側に接着固定されたクッシ
ョン部材Cの内側及び外側の各クッション部32,33
が、それぞれ弾性変形して、上縁及び側縁の各フランジ
部51a,51c の外側面、並びにドアアウターパネル5
1に弾接する。
【0045】また、モール本体部材Mの取付基部1,
1’の下端部に車外側に向けて一体成形された複数のフ
ランジ係止部8は、モール本体部材Mが最奥側まで押し
込まれて、各フランジ部51a,51c の先端がフランジ
部挿入溝状空間14,14’の底にほぼ当接する位置
で、上縁及び側縁の各フランジ部51a,51c の係止延
長部51b,51b'を通過すると、前記内側クッション部
32の弾性復元力によって、モール本体部材Mの全体が
ドアパネル50に対して車外側Y2 に引き寄せられて、
モール本体部材Mのフランジ係止部8と、前記係止延長
部51b,51b'とは、互いに係止して、窓縁モール組立
体Aが窓開口Bの中心側Zに向けて移動するのが阻止さ
れて固着される。
【0046】このように、クッション部材Cの内側クッ
ション部32が弾性変形して、上縁及び側縁の各フラン
ジ部51a,51c に弾接することにより、その弾性復元
力により、窓縁モール組立体Aは、車外側Y2 に付勢さ
れる。これにより、窓縁モール組立体Aは、モール本体
部材Mのフランジ係止部8と、前記係止延長部51b,5
1b'とが互いに係止される。また、弾性変形されたクッ
ション部材Cの外側クッション部33は、モール本体部
材Mの装飾側板部2,2’の先端と、ドアアウターパネ
ル51との間に配置されて、窓縁モール組立体Aを窓開
口縁への取付け時、及び使用時に前記装飾側板部2,
2’の先端がドアアウターパネル51に直接接触せず、
その表面の塗装面を傷付けるのを防止する。また、窓縁
モール組立体Aは、窓開口Bに取付けられたとき、シー
ルリップ部22,22’が窓板Gに接触して弾性変形し
(図8ないし図13において二点鎖線で示される位置か
ら実線で示される位置に変形)、元の形に戻ろうとする
反発力が作用して、取付基部1を車外側に向けて上縁フ
ランジ部51aに押し付ける作用をするので、窓縁モー
ル組立体Aは、車内側への移動やずれが更に効果的に防
止され、取付安定性が向上する。なお、図8及び図11
において、Y1 は、車内側を示す。
【0047】そして、窓開口B内において、窓板Gを昇
降動させると、窓縁モール組立体Aを構成する第1及び
第2の各シール部材S1,S2 のシールリップ部22,2
2’は、弾性変形して窓板Gの表面に接触しているため
に、窓板Gの表面の水、ゴミ類は、拭き取られて清浄さ
れる。ここで、窓開口Bの下端縁の車体前側の側縁と
は、L字状の交叉角が鈍角状になっているときには、こ
の下端縁に沿って取付けられた第1シール部材S1 のみ
によっては、窓板Gの全面の清浄はできないが、第1シ
ール部材S1 によって、窓板Gの表面の大部分は清浄さ
れ、残りの部分は、第2シール部材S2 によって清浄さ
れる。このように、第1及び第2の各シール部材S1,S
2 がそれぞれ分担して窓板Gの表面を清浄することによ
り、その全面のシールと清浄が可能となる。なお、前記
L字状の交叉角が直角、又は鋭角の場合の窓縁モール組
立体では、第1シール部材S1 にシールと清浄の各作用
を、第2シール部材S2 にシール作用を行わせることに
なる。
【0048】また、第1及び第2の各シール部材S1,S
2 の窓板Gに対する弾接力は、窓板Gの表面に付着して
いる水、ゴミ類がドア内部に侵入するのを防止して、シ
ールできる大きさが必要である。第1及び第2の各シー
ル部材S1,S2 の窓板Gに対する弾接力を比較すると、
第1シール部材S1 は、2つのシールリップ部22を備
えているのに対して、第2シール部材S2 は、単に1つ
のシールリップ部22’を備えているのみであり、単位
長さ当たりの弾接力は、第1シール部材S1 の方が大き
い。これに加えて、第2シール部材S2 の長さは、第1
シール部材S1よりも短いので、シール部材全体として
の弾接力は、窓開口Bの下端縁に沿って取付けられる第
1シール部材S1 の方が、その前側の側縁に沿って取付
けられる第2シール部材S2 よりも大きい。このこと
は、窓開口Bの下端縁と前側の側縁とが鈍角状に交叉し
ていて、その下端縁に沿って取付けられたシール部材
(第1シール部材S1 )のみでは、窓板Gの全表面を清
浄できないために、第1シール部材S1 で清浄できない
部分を、窓開口Bの側縁に沿って取付けた第2シール部
材S2 により清浄し、以て、窓板Gの全表面を清浄でき
る構成にしても、シール部材全体としての弾接力の増加
は少ないことを意味する。従って、本発明に係る窓縁モ
ール組立体Aを使用しても、窓板Gの移動抵抗を大きく
増加させることはない。このため、窓板Gを昇降させる
モータ(図示せず)の負荷を大きく増加させない。
【0049】また、第1及び第2の各シール部材S1,S
2 の窓板Gに対する弾接力の差を設ける他の手段として
は、各シールリップ部22,22’における撓みを生ず
る部分の肉厚に差を設けてもよい。即ち、シールリップ
部22’の当該部分の厚みをシールリップ部22よりも
薄くすることによって達成できる。
【0050】また、窓縁モール組立体Aを窓開口Bの周
縁に取付けた状態において、この窓縁モール組立体Aが
窓開口Bの中心B0 に向けて移動するのを規制する手段
として、ドアアウターパネル51に係止延長部51b,5
1b'を設けると共に、モール本体部M1,M2 の側にフラ
ンジ係止部8,8’を設けて、両者を係止させる構成に
したが、以下の手段も可能である。即ち、モール本体部
材Mのガスアシスト射出成形時において、取付基部1,
1’に、その長手方向に沿った複数箇所に係止開口1
5,15’(図10及び図12参照)を成形しておい
て、各図で2点鎖線で示されるように、前記係止延長部
51b,51b'の下端部を切り起しにより前記係止開口1
5,15’の側に突出させて、該係止開口15,15’
の下内壁面に係止させる構成にしてもよい。この構成に
より、前記フランジ係止部8,8’を設ける必要がなく
なる。
【0051】更に、前述の実施形態では、本発明を適用
するのに最も好ましい形態として、それぞれ長尺な第1
モール本体部と第2モール本体部とが、鈍角状をなして
交叉する例を示したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、交叉角度が直角又は鋭角状をなしているモー
ル本体部に対しても適用できる。
【0052】
【発明の効果】本発明に係る窓縁モール組立体は、下端
縁と側縁とが略L字状となって連続する窓開口部に昇降
可能に嵌め込まれた窓板の全面をシール清浄できる。
【0053】また、第1シール部材の接触力を、前記窓
板に弾接して、窓板面に沿って下方向に流れる水、ゴミ
類を拭って清浄するのに十分な大きさであって、前記第
2シール部材の窓板面に対する接触力を、前記第1シー
ル部材のそれよりも小さく設定すると、窓板の移動時に
おける摺動抵抗の増大は防げる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る窓縁モール組立体Aが装着された
窓開口Bを有する自動車の後部ドアDの正面図である。
【図2】図1の窓開口Bの部分の拡大図である。
【図3】図2の窓開口Bの下端縁と側縁との接続部の拡
大図である。
【図4】窓縁モール組立体Aの全体の正面図である。
【図5】窓縁モール組立体Aを構成するモール本体部材
Mとシール部材Sとクッション部材Cの一部を示す分解
斜視図である。
【図6】モール本体部材Mの一部を示す斜視図である。
【図7】モール本体部材Mに対する第1シール部材S1
の固着構造を主体に示す断面図である。
【図8】図2のX1 −X1 線拡大断面図である。
【図9】図2のX2 −X2 線拡大断面図である。
【図10】図2のX3 −X3 線拡大断面図である。
【図11】図2のX4 −X4 線拡大断面図である。
【図12】図2のX5 −X5 線拡大断面図である。
【図13】図2のX6 −X6 線拡大断面図である。
【符号の説明】
A:窓縁モール組立体 B:窓開口 G:窓板 M:モール本体部材 M1 :第1モール本体部 M2 :第2モール本体部 S:シール部材 S1 :第1シール部材 S2 :第2シール部材 6:固着ボス部(固着突起) 22,22’:シールリップ部 24,24’:ボス部挿通孔(固着孔) 50:ドアパネル(車体パネル) 51a:上縁フランジ部(フランジ部) 51c:側縁フランジ部(フランジ部)
フロントページの続き Fターム(参考) 2E036 AA02 BA07 CA03 DA02 DA12 EB07 EC02 EC03 GA02 HA03 HB01 3D023 AA01 AB06 AC02 AD03 AD04 AD09 AD17 AD33 AD35 3D201 AA01 AA24 CA23 DA16 DA31 EA03D EA06B FA05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の窓開口縁に沿って取付けられて、
    窓開口内を開閉方向に移動する窓板の面に弾接してシー
    ル作用を果たす長尺状の窓縁モール組立体であって、 前記窓縁モール組立体は、車体パネルの周縁に形成され
    たフランジ部に取付けられるモール本体部材と、該モー
    ル本体部材に設けられて、前記窓板に対して弾接するシ
    ール部材を備え、 前記モール本体部材は、前記窓板の移動方向とほぼ直交
    するように前記窓開口の下端縁に沿ってほぼ横方向に取
    付配置される長尺な第1モール本体部と、該第1モール
    本体部と略L字状に交叉して、前記窓開口の下端縁と所
    定の角度で連続する側縁に沿って取付配置される長尺な
    第2モール本体部とが、弾性変形可能で剛性を有する硬
    質材料から連続一体成形された構成であり、 前記シール部材は、前記モール本体部材を構成する第1
    及び第2の各モール本体部に、前記モール本体部材より
    も軟質で柔軟性を有する材料で成形された各々長尺な第
    1及び第2の各シール部材が、それぞれ窓板面に向けて
    突出するようにして設けられた構成であることを特徴と
    する窓縁モール組立体。
  2. 【請求項2】 前記第1シール部材の窓板面に対する接
    触力は、前記窓板に弾接して、窓板面に沿って下方向に
    流れる水、ゴミ類を拭って清浄するのに十分な大きさで
    あって、前記第2シール部材の窓板面に対する接触力
    は、前記第1シール部材のそれよりも小さく設定されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の窓縁モール組立
    体。
  3. 【請求項3】 窓板に弾接する第2シール部材の単位長
    さ当たりの弾接力は、第1シール部材のそれよりも小さ
    く設定していることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の窓縁モール組立体。
  4. 【請求項4】 第1モール本体部の第1シール部材は、
    互いにほぼ平行に長手方向に伸びる2以上のシールリッ
    プ部を有し、一方、第2モール本体部の第2シール部材
    は、同方向に伸びる1以上のシールリップ部を有し、第
    2シール部材のシールリップ部の数は、第1シール部材
    のそれよりも少ないことを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれかに記載の窓縁モール組立体。
  5. 【請求項5】 第2シール部材において撓みを生ずる部
    分のシールリップ部の肉厚は、第1シール部材において
    撓みを生ずる部分のシールリップ部の肉厚よりも薄くな
    っていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    に記載の窓縁モール組立体。
  6. 【請求項6】 第1シール部材のシールリップ部は、窓
    板に弾接した状態で窓開口の中心を向く側に傾斜して接
    触し、一方、第2シール部材のシールリップ部は、窓板
    に弾接した状態で、窓開口の中心と反対を向く側に傾斜
    して、第2モール本体部で遮蔽された状態で接触してい
    ることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載
    の窓縁モール組立体。
  7. 【請求項7】 モール本体部材は、合成樹脂の射出成形
    品で構成され、一方、シール部材を構成する第1及び第
    2の各シール部材は、それぞれ一定断面形状の押出成形
    品で構成されて、基部と、該基部から一体的に突出する
    シールリップ部とを有し、前記基部がモール本体部材を
    構成する第1及び第2の各モール本体部にそれぞれ固着
    されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれ
    かに記載の窓縁モール組立体。
  8. 【請求項8】 シール部材の基部には、その長手方向に
    沿って所定間隔を保持して複数箇所に固着孔が形成さ
    れ、モール本体部材には、前記固着孔と対応する位置に
    窓板側に向けて突出する固着突起が形成され、 前記両部材は、前記固着孔に対する前記固着突起の嵌合
    により、位置決めされて、前記固着突起の先端部が塑性
    変形により突出方向と直交する方向に拡大されて、シー
    ル部材の基部をモール本体部材に固着していることを特
    徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の窓縁モー
    ル組立体。
  9. 【請求項9】 第2シール部材の長さは、第1シール部
    材の長さよりも短く設定されていることを特徴とする請
    求項1ないし8のいずれかに記載の窓縁モール組立体。
  10. 【請求項10】 前記モール本体部材を構成する第1及び
    第2の各モール本体部は、鈍角状に交叉していることを
    特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の窓縁モ
    ール組立体。
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