JP2003103831A - パルス変調信号生成回路、半導体レーザ変調装置、光学走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

パルス変調信号生成回路、半導体レーザ変調装置、光学走査装置及び画像形成装置

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JP2003103831A
JP2003103831A JP2001304020A JP2001304020A JP2003103831A JP 2003103831 A JP2003103831 A JP 2003103831A JP 2001304020 A JP2001304020 A JP 2001304020A JP 2001304020 A JP2001304020 A JP 2001304020A JP 2003103831 A JP2003103831 A JP 2003103831A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で所望パターンのパルス変調信号
を任意に生成し、動作速度が高い場合でも、画像のきめ
細かな高階調性を実現する。 【解決手段】 パルス変調信号生成回路10は、高周波
クロックを生成する高周波クロック生成手段11と、画
像データを入力し、該画像データにより所望ビットパタ
ーンを表す変調データを生成する変調データ生成手段1
2と、前記変調データを入力し、該変調データを前記高
周波クロックに基づいてシリアルパルス列に変換し、パ
ルス変調信号PMを出力するシリアル変調信号生成手段
13とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタ、
LEDプリンタ、光デイスク装置、デジタル複写機、光
通信装置等において、光源の光出力を変調する場合に最
適なパルス変調信号生成回路、それを備えた半導体レー
ザ変調装置、光学走査装置並びに画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来技術】従来、光源の光出力を変調する方式として
は、光の量自体を変調するパワー変調方式、光の点灯時
間を変調するパルス幅変調方式、及びその両者を組み合
わせたパワー・パルス幅混合変調方式などがある。その
中でも、パルス幅変調方式は一般的であり、各パルス発
生周期に対応した三角波もしくはのこぎり波を発生し、
それぞれをコンパレータを用いてアナログビデオ信号と
比較する事でパルス幅変調信号を生成する方式や、高周
波クロックを生成し、デジタル的にそのクロックを分周
する事で遅延パルスを生成しその論理和または論理積で
パルス幅変調信号を生成する方式などが提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、レーザプリン
タ、デジタル複写機、その他、画像形成装置においては
動作速度のさらなる高速化が望まれている。しかしなが
ら、上記三角波もしくはのこぎり波を用いる場合には、
三角波もしくはのこぎり波の直線性・再現性と動作速度
の高速化が両立せず、また、高周波クロックをデジタル
的に分周して用いる分周回路の場合には、最高動作周波
数はデバイスに依存し、画像の階調性と動作速度の高速
化が両立しない問題があった。例えば、画素クロックが
50MHzにおいて256値変調をパルス幅で行おうと
すれば、三角波もしくはのこぎり波においては20nS
の周期において良好な直線性及びスイングを有する事は
困難であり、またデジタル分周回路の場合には50MH
z×256=12.8GHzのクロックを有する構成を
実現する事も困難である。
【0004】本発明の目的は、簡単な構成で所望パター
ンのパルス変調信号を任意に生成可能として、例えば、
動作速度が高い場合でも、画像のきめ細かな高階調性を
実現できるパルス変調信号生成回路、それを適用した半
導体レーザ変調装置、光学走査装置並びに画像形成装置
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のパルス変調信号
生成回路は、クロック(高周波クロック)を生成する高
周波クロック生成手段と、所望ビットパターンを表す変
調データを入力し、該変調データを前記高周波クロック
に基づいてシリアルパルス列に変換し、パルス変調信号
を出力するシリアル変調信号生成手段を備えることを主
要な特徴とする。
【0006】また、本発明のパルス変調信号生成回路
は、画像データを入力し、該画像データにより所望ビッ
トパターンの変調データを生成して前記シリアル変調信
号生成手段に与える変調データ生成手段を備えることを
特徴とする。
【0007】シリアル変調信号生成手段は、例えばシフ
トレジスタで容易に実現できる。また、変調データ生成
手段は、例えば、メモリ構成のルックアップテーブルで
容易に実現できる。さらに、変調データ生成手段は、ハ
ードロジックのデコーダでも構成可能である。
【0008】本発明によれば、パルスパターンを生成す
る複雑な構成等が必要なく、極めて簡単な構成で動作速
度が速い場合でも画像の高階調性を実現できるパルス変
調信号生成回路を提供できる。また、これを画像形成装
置に適用することにより、例えば、1ドットまたは1画
素を決定する周期性の画素クロックを用いること無し
に、自在の時間幅で画像を形成することが可能となる。
また、パルス変調部と高周波クロック生成部とを同一チ
ップの集積回路とすることにより、小型・ローコスト・
省電力の半導体レーザ変調装置、光学走査装置や画像形
成装置を提供できる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1に本発明に係るパルス変調信
号生成回路の基本概念図を示す。図1において、パルス
変調信号生成回路10は高周波クロック生成部11と変
調データ生成部12とシリアル変調信号生成部13とか
ら構成されている。高周波クロック生成部11では、一
般に画像形成装置で必要とする画素クロックという1ド
ットを表す基本的周期よりも格段に短い高速な高周波ク
ロックVCLKを生成する。変調データ生成部12は、
図示しない画像処理ユニット等の外部から与えられた画
像データに基づいて所望ビットパターン(パルスパター
ン)を表す変調データを生成する。シリアル変調信号生
成部13は、変調データ生成部12から出力される変調
データを入力して、それを高周波クロックVCLKに基
づいてシリアルなパルスパターン列(パルス列)に変換
し、パルス変調信号PMとして出力する。なお、例えば
外部からの変調データを直接シリアル変調信号生成部1
3へ入力するようにすれば、変調データ生成部12を省
略することができる。
【0010】本パルス変調信号生成回路10の最大の特
徴は、シリアル変調信号生成部13に変調データを入力
し、画素クロックより格段に高速な高周波クロックに基
づき、変調データのビットパターンに対応するパルス列
をシリアルに出力してパルス変調信号PMを生成するこ
とにある。後述するように、シリアル変調信号生成部1
3には例えばシフトレジスタを利用すればよい。このた
め、従来のパルス変調信号を生成するための複雑な構成
等は必要なく、簡単な構成で高速な動作が可変なパルス
変調信号生成回路を実現することができる。
【0011】図2に本発明によるパルス出力イメージの
概念図を示す。ここでは、判りやすいように1ドットに
相当するパルス列を出力するイメージを表している。図
2のように、例えば1ドットを8個のパルスで構成する
場合に、パルス列をシリアルに順次出力することが可能
であるので、8個のパルスそれぞれをON(例えば
黒)、OFF(例えば白)に任意に設定することによ
り、1ドット中の所望の位置に所望のパルスを出力する
事が可能である。無論、本発明は1ドット幅に限らない
とは云うまでもない。
【0012】図3乃至図5はそれぞれ、例えば1ドット
を8個のパルスで構成する場合に、従来のパルス幅変調
回路を用いて生成されるパルスの例を示したものであ
る。ここで、図3は右からパルスを形成する例、図4は
左からパルスを形成する例、図5は中からパルスを形成
する例を表している。このように、従来では所望の位置
に所望のパルスを出力することは、事実上できなかっ
た。仮に出来たとしても複雑な構成を必要とした。
【0013】図6に、本発明によるパルス出力イメージ
の具体例を示す。ここでは、パルス数が増えると煩雑に
なるので、4ビットすなわち4パルスP1〜P4で1ド
ットを構成するパルス出力例を示す。図6に示す様に、
本発明では1ドットの任意の位置にパルスを出力可能で
あるので、4パルスP1〜P4の場合、2=16通り
のパターンのパルス列の出力が可能である。同様に、5
パルスの場合は2=32通り、6パルスの場合は2
=64通り、…の出力が可能である。このような任意パ
ターンのパルス列は、例えば、ルックアップテーブル
(LUT)を使用することで容易に生成可能である。
【0014】図7に、図1の変調データ生成部12にL
UTを使用した場合の一実施例を示す。図7は、6図に
示す4ビットすなわち4パルスP1〜P4の16通りの
ビットパターンをルックアップテーブル(LUT)12
20に記憶した場合の構成例を示したものである。図7
において、LUT1220は横方向に4ビット、縦方向
に16列の合計64ビットで構成され、それぞれアドレ
スが0000から1111まで16個与えられている。
従って、画像データをアドレスデータとして入力するこ
とにより、所望パターンのビット列(パルス列)P1〜
P4を変調データとして出力することが可能である。ま
た、図6を見れば判るように、画像データが0000と
「1111」は出力が反転し、同様に、画像データ「0
001」と「1110」は出力が反転していることを利
用して、ある画像データビットを反転信号とすると、L
UT1220は16列必要ではなく8列で十分である。
このように、データ反転信号を用いることにより、メモ
リを半分に節約する構成が可能となり、小型化、ローコ
スト化が可能な構成となる。
【0015】ここで、LUTは、ROM、DRAM、S
RAM等どのようなメモリを用いて構成しても良く、例
えば、DRAMを用いて構成する場合には、本発明をA
SIC化する際に小型化できる特徴があり、SRAMを
用いて構成する場合にはASICである無しにかかわら
ず高速化できる特徴があり、要求に応じて選択すればよ
い。
【0016】図1の変調データ生成部12は、必ずしも
上記したようなLUTで構成する必要はなく、例えば論
理ゲートアレイのデコーダで構成することも可能であ
る。図8に、図1の変調データ生成部12をデコーダで
構成する場合の概念図を示す。図8では、3ビットの画
像データに対し、4ビットすなわち4パルスP1〜P4
の8通りのパルス列を出力するイメージを表している。
これは、画像データがD{2,1,0}で与えられると
仮定すると、 P1=D2 P2=D2B・D1・D0+D2・D1B+D2・D1
・D0B P3=D2B・D1+D2・D1B P4=D2B・D1B・D0+D2B・D1・D2・D
1B・D0B(D0B,D1B,D2BはそれぞれD
0,D1,D2の反転を表す) と論理を構成することで可能である。この論理はAN
D、OR等の論理積・論理和ゲートの組み合わせで実現
でき、前述のLUTでなくても構成可能である。
【0017】図1のシリアル変調信号生成部13は、上
述のようなLUTやデコーダ等で構成された変調データ
生成部12から出力される変調データを入力し、それを
シリアルなパルス列に変換するものである。図9に、シ
リアル変調信号生成部13の1構成例を示す。図9は、
シリアル変調信号生成部13をシフトレジスタを用いて
構成したものである。図9の場合、シフトレジスタ13
1は、4個のフリップフロップ(FF)若しくはラッチ
1310により構成されており、変調データP1〜P4
を並列に入力(ロード)し、高周波クロックに従い、シ
リアルに該パルス列を出力してパルス変調信号PMを得
る。
【0018】図10、図11にシリアル変調信号生成部
13に用いるシフトレジスタの具体的な構成例を示す。
図10では、セットリセット型FF1320を用いて、
シフトレジスタを構成しており、データのロードは、セ
ット若しくはリセットを設定する事により行う。図11
は、FF1332とマルチプレクサ(MUX)1331
を用いた構成例を示しており、LOAD信号に従いMU
X1331にてデータを次のFF1332にシフトする
か設定(データのロード)をするか、を決定する。
【0019】図12に、図1のパルス変調信号生成回路
10の一実施例の全体的構成例を示す。この構成を1チ
ップのASIC(Application Speci
fic IC:用途特定IC)とすることにより、省エ
ネルギー、小型、ローコストのパルス幅生成回路を実現
することができる。
【0020】図12において、高周波クロック生成部1
1は位相比較器111、ループフィルタ112、電圧制
御発振器(VCO)113、分周器114から構成され
る。これは所謂PLL回路であり、基準となるレフアレ
ンスクロック(例えば画素クロック)REFCLKに位
相調整され、且つ、該クロックREFCLKの周波数に
対してN逓倍された高速の高周波クロックVCLKを生
成することが可能である。このVCLKは、例えばデュ
ーティーが略50%である。なお、高周波クロック生成
部10は、PLL回路に限らず高周波クロックを生成で
きればどのような構成のものでもよく、例えばデジタル
周波数シンセサイザ等を用いて高周波クロックを生成し
てもよい。また、高周波クロック生成部11では、後述
するように、必要によっては多相クロックを生成するよ
うにする。
【0021】変調データ生成部12はレジスタ121、
LUT122、デコーダ123、選択回路124等から
構成される。外部から入力される画像データはレジスタ
121にラッチされ、ロード信号LOADのタイミング
で、ここではLUT122とデコーダ123の両方に入
力される。LUT122とデコーダ123では、それぞ
れ独立に画像データを所望のビットパターン(パルスパ
ターン)の変調データに変換する。選択回路124は、
モード選択信号により、LUT122から出力される変
調データとデコーダ123から出力される変調データの
どちらかを選択してシリアル変調信号生成部13へ出力
する。
【0022】このように、モード選択信号によりLUT
122とデコーダ123を使い分けることにより、より
自由度が大きく、画像データに対して、多様な変調デー
タの生成が可能になる。勿論、LUT122とデコーダ
123のいずれか一方のみの構成としてもよい。
【0023】また、LUT122には、図7で説明した
ように、データ反転信号を入力する構成とすると、LU
Tのメモリを小型に構成する事が可能である。また、L
UTを複数個持ち、高解像モード信号を用いて、複数の
LUTから順次、パルス列を出力する構成とすれば、L
UTのメモリを小型に構成しながら、長いパルス列を出
力可能な構成が実現できる。これについては後述する。
同様に、デコーダを複数構成としてもよい。
【0024】シリアル変調信号生成部13は、例えば、
図9〜図11に示したようなシフトレジスタ130で構
成される。シフトレジスタ130は、ロード信号LOA
Dに従い、変調データ生成部12から出力される変調デ
ータを並列にロードし、高周波クロック生成部11から
の高周波クロックVCLKに同期して順次シフト動作を
行うことで、変調データのビットパターンに対応したシ
リアルなパルス列のパルス変調信号が出力される。な
お、シフトレジスタ130は変調データのビット数(パ
ルス数)等により種々の構成が考えられる。
【0025】図13に、シリアル変調信号生成部13を
2段(列)のシフトレジスタで構成した場合の構成例を
示す。図13において、上列のシフトレジスタ131に
は高周波クロックVCLKとロード信号LOAD1が入
力され、下列のシフトレジスタ132にはVCLKの反
転クロックVCLKBとロード信号LOAD2がそれぞ
れ入力され、それぞれ、高周波クロックと該高周波クロ
ックに同期したロード信号に従い、マルチプレクサ(M
UX)139を介し、シリアルにパルス列を出力する。
変調データは、8ビットのパルス列P1〜P8からな
り、そのうち、上列のシフトレジスタ131には、LO
AD1のタイミングでP1,P3,P5,P7が順にロ
ードされ、下列のシフトレジスタ132には、LOAD
2のタイミングでP2,P4,P6,P8が順にロード
され、それぞれ、VCLK、VCLKBによりシフト動
作し、MUX139にて順次切替出力をする事により、
P1,P2,P3,P4,P5,P6,P7,P8の順
にシリアルに出力される。
【0026】図13のような構成とした場合、高周波ク
ロックVCLKの倍の速度でパルス列をシリアルに出力
することが可能であり、より高速若しくは高解像のパル
ス変調信号生成が実現できる。または、VCLKをクロ
ック生成部の原クロックとすれば、高周波クロックは原
クロックの2倍の速度のクロックと表すこともできる。
クロックVCLK及びその反転クロックVCLKBの生
成については後述する。
【0027】図14に、図13の構成を発展させ、シリ
アル変調信号生成部13を4段(列)のシフトレジスタ
で構成した場合の構成例を示す。各列のシフトレジスタ
131〜134には、上から順に位相が異なるVCLK
1、VCLK2、VCLK3、VCLK4の4相クロッ
クが与えられ、それぞれのクロックに同期したロード信
号LOAD1,LOAD2,LOAD3,LOAD4が
入力される。変調データは、16ビットのパルス列P1
〜P16からなり、そのうち、、1列目のシフトレジス
タ131にはP1,P5,P9,P13、2列目のシフ
トレジスタ132にはP2,P6,P10,P14、3
列目のシフトレジスタ133にはP3,P7,P11,
P15、4列目シフトレジスタ134にはP4,P8,
P12,P16のデータがそれぞれセットされ、MUX
部139において、VCLK1〜4により順次選択され
ることにより、P1,P2,P3…P15,P16の順
にパルス列がシリアルに出力される。
【0028】図16に4相クロックの例を示す。図16
に示すのように、位相がπ/2(90度)毎に異なるV
CLK1,VCLK2,VCLK3,VCLK4を用い
れば、VCLKの4倍の周波数を持つクロックを生成し
なくても、図14に示す4列のシフトレジスタ131〜
134から順次選択的にパルス列を出力することが可能
となる。更に、位相がπ/4,π/8,…毎に異なる多
相の高周波クロックを用いれば、より多数列のシフトレ
ジスタからパルス列を出力することが可能となる。従っ
て、高周波クロックの基本となる周波数は低くても、複
数位相の高周波クロックに基づきデータを選択する構成
とする事により、簡易な構成で、より高速に多数のパル
スをシリアルに出力することが可能となり、高解像度に
対応が可能となる。多相クロックの生成については後述
する。
【0029】図15に、シリアル変調信号生成部13を
が4段(列)のシフトレジスタで構成した場合の別の構
成例を示す。図15の基本動作原理は図14と同じであ
るが、図15の構成では、1つのVCLK1とそのクロ
ックに同期したロード信号LOAD1で全シフトレジス
タ131〜134を動作させ、位相調整回路138にお
いて、VCLK1〜VCLK4にもとづいて、各シフト
レジスタ131〜134の出力の位相をそれぞれ調整さ
せている。
【0030】図16に示す様に、それぞれのシフトレジ
スタ131〜134から出力されるデータS1,S2,
S3,S4はVCLK1に同期して出力される。このた
め、例えばシフトレジスタ131の出力S1をVCLK
1の立ち上がりとVCLK2の立下りでデータを出力し
ようとする場合、このままでは不定の部分があるためパ
ルスをラッチできないが、図に示す様に、位相調整回路
138において、S1をVCLK4でラッチしてS1’
とし、更にVCLK3でラッチしてS1”とすれば、V
CLK1の立ち上がりとVCLK2の立下りでデータを
ラッチできる構成を実現できる。
【0031】MUX部139の動作は、図14の場合と
基本的に同様であり、前述の様に、シフトレジスタの出
力を安定にラッチできるクロックを選んで選択する事に
より、図15の構成例では4本のシフトレジスタ出力を
シリアルのパルス列に変換すること可能となる。
【0032】図15の構成例では、シフトレジスタ出力
の位相を調整する位相調整部が必要となるが、4列のシ
フトレジスタに対しては、同一クロックとそのクロック
に同期したロードパルスLOAD1を1つ供給する簡単
な構成を実現する事ができる。ここでは、シフトレジス
タが4本までの構成例しか示していないが、同様の構成
で複数本のシフトレジスタからシリアルのパルス列を生
成することが可能である。また、構成例では、シフトレ
ジスタ1個あたりのパルス数を簡単のため4パルスとし
ているが、パルス数はどのような数にしても良く、パル
ス1個の解像度や高周波クロックの生成法等により自由
に決定すれば良い。
【0033】図17に、前述の高解像モードに適したL
UTの構成例を示す。これは、先の図7に示した4ビッ
ト×16列構成のLUTを2個(2面)用いた構成例で
ある。各LUT(1)1221,LUT(2)1222
に対してアドレスデータは5ビットで与えられるが、そ
の最上位ビットはLUT(1)1221,LUT(2)
1222の選択に用いられ、下位4ビットが当該LUT
の列の選択に用いられる。ここで、前述の高解像モード
信号(図12参照)をLUT(1)1221,LUT
(2)1222の選択に用いるようにする。
【0034】図17の構成例において、高解像モード
時、ロード信号は、例えば1ドットの間で2回に分けて
与えられる。まず、1回目のロード信号に同期して、高
解像モードは“0”、画像データは4ビットが入力す
る。この高解像モード信号と画像データ4ビットの合計
5ビットでアドレスデータを構成するが、高解像モード
信号が“0”のため、LUT(1)1221が選択され
て、該LUT(1)1221の所望列の4ビットが出力
される。続いて2回目のロード信号に同期して、高解像
モード信号が“1”となり、画像データは同様に4ビッ
トが入力する。この結果、LUT(2)1222が選択
されて、該LUT(2)1222の所望列の4ビットが
出力される。このように、高解像モード時、LUT
(1)1221,LUT(2)1222の両方を使用し
て合計8ビットの変調データを生成できる。LUT
(1)1221とLUT(2)1222から出力された
各4ビットデータは、順次、例えば図9〜図11に示す
ようなシフトレジスタにロードされ、シリアルパルス列
に変換される。これにより、例えば、1ビットあたり8
パルスのパルス変調信号が出力される。
【0035】通常モード時では、ロード信号は、例え
ば、1ドットの間で1回とし、高解像モード信号は
“0”、画像データは4ビットのみとする。これによ
り、LUT(1)1221が選択され、その所望列の4
ビットデータが出力される。これは、先の図6のLUT
1220の場合と同様である。
【0036】図17に示すような合計8ビット(8パル
ス)出力可能なLUTを1個で構成しようとすると、2
=256列のLUTを用意する必要があるが、図17
の構成例のように、16列のLUTを2個(2面)用意
すれば、256通りの出力が32列のLUTで構成可能
となり、メモリの小型化、省エネルギー化が実現でき
る。また、シフトレジスタの構成も、基本的に通常モー
ド時と高解像度モード時で変更不要である。
【0037】図18に、前述の高解像度モードに適した
LUTの別の構成例を示す。これを、高解像度モードに
加えて、更にパルス数を変更したい場合の構成例で、図
18では、16ビット×216列構成のLUT(1)1
221とLUT(2)1222、14ビット×214
構成のLUT(3)1223とLUT(4)1224、
18ビット×218列構成のLUT(5)1225とL
UT(6)1226の合計6個のLUTを使用すること
を示している。アドレスは、LUT(1)1221とL
UT(2)1222では19ビット、LUT(3)12
23とLUT(4)1224では17ビット、LUT
(5)1225とLUT(6)1226では21ビット
で構成される。これらアドレスのうち、上位3ビットが
LUT(1)1221〜LUT(6)1226の選択に
使用される。具体的には、アドレスの上位3ビットのう
ち、最上位ビットと2ビット目は、出力ビット数が6ビ
ット、14ビット、18ビットのいずれかのLUTの組
を選択するのに使用され、3ビット目は、そのLUTの
組のどちらかのLUTを選択するのに使用される。この
3ビット目に前述の高解像モード信号を利用し、高解像
モード時は、上位2ビットで選択される組の2つのLU
Tを使用できるようにする。
【0038】図18の構成例では、高解像モード信号と
アドレスの上位2ビットの組み合わせにより、出力変調
データは14,16,18,28,32,36ビットの
6通りから任意に選択することが可能になる。LUTの
選択は、例えば、LUT(1)1221〜LUT(6)
1226の前段にアドレスデコーダを配置し、アドレス
の上位3ビットをアドレスデコーダでデコードし、その
デコード結果でLUTを選択することで容易に可能であ
る。また、LUTの選択に使用するアドレスのビット数
を増加させれば、LUTの選択の組み合わせがふえ、そ
の結果、出力変調データのビット数の組み合わせも増加
することになる。
【0039】図18の構成例において、高解像モード時
の動作は、基本的に図17の構成例と同様である。即
ち、高解像度モード信号を、1回目のロード信号では
“0”、2回目のロードでは“1”とする。アドレスの
上位2ビットは、必要とする変調データのビット数に応
じて設定する。例えば、上位2ビットが「00」の場
合、1回目のロード信号ではLUT(1)1221が選
択されて、その所望列の16ビットデータが出力し、2
回目のロード信号ではLUT(2)1222が選択され
て、その所望列の16ビットデータが出力され、合計3
2ビットの変調データが出力される。同様に、アドレス
の上位2ビットが「01」の場合には、LUT(3)1
223とLUT(4)1224により、1回目と2回目
のロード信号で、合計28ビットの変調データが出力さ
れる。
【0040】図18の構成例は、パルス列変更にLUT
を使用するの場合を示したが、デコーダを用いても同様
のことを実施できる事は自明であり、デコーダはハード
ウエアで構成してもソフトウエアで構成しても良い。ま
た、パルス列の変更は、例えばLUTとシフトレジスタ
の間にビット圧縮・伸張回路を付加することでも実現可
能である。
【0041】図19に、本発明によるパルス列変更の1
実施例を示す。図19では、パルス数16の出力パルス
パターンをパルス数14の出力パルスパターンに変換す
る1例を示している。図19の様に、出力パルス数16
である出力パターンを出力し、画像形成装置等で、ある
所望の位置にある所望の濃度を出したいとした場合、デ
ータパターンをそのままにして最後の2パルスを削除す
る場合には、例えば、図19では、濃度が8/16から
6/14(パルス数で濃度を考える場合)となるので、
本来出力したい濃度と異なる場合が発生する。このよう
な場合、図19の矢印で示すようなデータパターン変更
をメモリ若しくはデコーダを用いて行えば、濃度は7/
14となり、この例では濃度は一致する。また、例え濃
度が丁度一致しなくても、当初16パルスでの濃度に一
番近い濃度に変換する変換部を持つことにより、パルス
数を変更することによる濃度変化を最小限に抑制するこ
とが可能となる。
【0042】図20に本発明によるパルス列変更の別の
実施例を示す。図20では、パルス数16の出力パルス
パターンをパルス数18の出力パルスパターンに変換す
る1例を示している。図19と同様に、パルス列内にお
ける濃度をできる限り一致させる様にデータ変換する変
換部を構成し、この例の場合は、8/16から9/18
へ変換する方法を矢印で示している。このように、パル
ス列を構成するパルス数を変更する場合において、パル
ス数に従ったデータ変換部を持つ事により、パルス数を
変更しても画像濃度等への影響を与える事の無い高解像
度の画像形成装置が実現できる。またこの例では、簡単
のためパルス数16を基準に説明しているが、パルス列
を構成するパルス数が多ければ多い程細かいピッチでデ
ータ変換部を構成できるため、パルス数変更による画像
濃度変化に影響の少ない構成が実現できる。
【0043】図21に、本発明によるパルス列変更の更
に別の実施例を示す。図21は図19及び図20の考え
方とは異なる構成例を示す。図中に示す様に、出力パル
ス数は14,16,18と変化させる場合を考える。出
力するパルス数は14,16,18と変化させるが、実
際に出力できる(白又は黒)パルスは左から14個のみ
とする。このような場合、図に示す様に、パルス数は1
6の場合には、パルス列中最右2パルスは必ず白、パル
ス数は18の場合には、パルス列中最右4パルスは必ず
白、となる。例えば、ラスター走査型画像形成装置の場
合、デューティー100%未満で出力しても、感光体上
で光はガウシアン分布状となるため、黒べた画像を出力
する事は可能である。このため、図21に示す様に、デ
ューティーが14/18≒77.8%を最大としてデー
タパターンを変更することなくパルス数を変更する構成
とすれば、前記データ変換部が無くても良い構成が実現
できる。
【0044】次に、図1や図12の高周波クロック生成
部11に適宜使用される回路例について説明する。
【0045】図22に、反転クロック生成回路の実施例
を示す。これは、入力クロックICLKを偶数段のイン
バータ1101に入力した出力をCLK,奇数段のイン
バータ1102に入力した出力をCLKBとし、インバ
ータの遅延量を調整する事により、π(180度)位相
の異なる正転及び反転クロックを生成するものである。
この正転及び反転クロックCLK,CLKBは、例え
ば、図13に示したシフトレジスタの高周波クロックV
CLK,VCLKBに利用される。
【0046】図23に、多相クロック生成回路の1実施
例、図24にその動作タイミング図を示す。図23は、
例えば図12のVCO113の1構成例を示している。
本実施例では、VCO113は、4段の差動型リングオ
シレータ1130で構成され、図に示す結線がなされた
場合、出力FO1,FO2,FO3,FO4は、図24
の様に、π/2(90度)毎に位相の異なる4相のクロ
ックを生成することができる。このクロックF01,F
02,F03,F04は、図14及び図15に示したシ
フトレジスタの高周波クロックVCLK1,VCLK
2,VCLK3,VCLK4に利用される。このよう
に、差動型のリングオシレータでは、図22のような反
転クロック生成部を持たずとも位相がπ(180度)位
相の異なる正転及び反転クロックを生成することが容易
に実現でき、また、更に偶数段構成として、リングオシ
レータの中間位相を取り出すことにより、位相がある所
望の値毎に異なるクロックを生成することが可能とな
る。
【0047】図23の構成例では、差動段を2段毎に取
り出しているので、π/2(90度)毎に位相の異なる
4相のクロックを出力しているが、一段毎であれば、π
/4(45度)毎に位相の異なる8相のクロックの出力
も可能である。同様にして、奇数段、例えば3段構成で
あれば、π/3(60度)毎に位相の異なる6相のクロ
ックも生成可能であり、所望のクロック位相数を自在に
出力する構成が可能である。
【0048】図25に、別の実施例の位相が異なり位相
差が制御された多相クロックを生成する回路に使用され
る遅延制御部の1実施例を示す。図22に示したような
反転クロック生成部等で生成されるクロックX0及びそ
の反転クロックX0Bは遅延部1141に入力され、遅
延されたクロックX0D及びXODBと入力クロックX
O,XOBを位相遅れ検出部1142に入力する。位相
遅れ検出部1142で検出されたクロックXO,XOB
とクロックX0D,XODBの位相差は、誤差増巾部1
143において基準信号と比較され、その出力信号によ
り、遅延部1141にフィードバックすることにより、
遅延量の制御を行う。
【0049】図26は、図25の遅延量制御部の動作タ
イミング図を示す。まず、クロックX0、X0Bが遅延
部1141により時間ΔTだけ遅延されてX0D、X0
DBとなる。位相遅れ検出部1142の論理は、その出
力をCとすると、C=X0・X0DB+X0B・X0D
で表される。位相遅れ検出部1142の論理をこのよう
にしている理由は、入力パルスX0,X0Bのデューテ
ィが50%でなくても位相遅れ量が正確に検出できるよ
うにするためである。この場合、位相遅れ検出部114
2の出力信号Cは、図26に示すような遅延時間ΔTの
パルスがT/2周期で現れる波形となる。ここで、位相
遅れ検出部1142の出力信号Cは電流出力であり、そ
の電流値はN×Irefとする。
【0050】誤差増幅部1143は、位相遅れ検出部1
142の電流出力Cと、基準信号となる基準電流Ire
fを比較して、遅延部18の遅延量を決定する電流Id
elayを生成する。この場合、例えば、N=4とすれ
ば、遅延時間ΔT=T/8となる場合にCの積分波形の
積分値がIrefとなるので、遅延時間ΔT=T/8と
なるように遅延部1142の遅延量が制御される。一般
に、 遅延時間ΔT=T/2N と表すことができる。つまり、Nを自由に設定すること
により、入力信号X0,X0の半分の周期T/2の範囲
内の遅延で、遅延時間ΔTが制御されたパルス信号を自
由に得ることができる。
【0051】図27は、上記図25の遅延量制御部をバ
イポーラトランジスタで構成した具体的回路例を示す。
トランジスタQ16〜Q18及び抵抗R0で構成される
電流源1150により、遅延量生成部1141の遅延量
を決定する電流Idelayが生成される。入力された
パルス信号X0,X0Bは、トランジスタQ21,Q2
2で構成される差動回路1152を介して、トランジス
タQ1,Q2で構成されるダイオード負荷回路115
3、及びトランジスタQ19,Q20で構成されるエミ
ッタフォロワ回路1154により遅延される。
【0052】トランジスタQ1,Q2で構成されるダイ
オード負荷回路1153の出力は非常に小さい振幅を有
するので、トランジスタQ19,Q20で構成されるエ
ミッタフォロワ回路1154の出力信号がトランジスタ
Q3,Q4及び抵抗R3,R4で構成される2値化回路
1155を介して出力されることで、スイングが調整さ
れる。トランジスタQ5〜Q10で構成されるECL論
理回路1156は、その出力をCとすると、上記2値化
回路1155からの入力信号X0D,X0DBにより C=X0B・X0D+X0・X0DB とし、その出力電流IcはトランジスタQ11,Q12
で構成されるカレントミラー回路1157により反転さ
れてトランジスタQ14及び抵抗R1で生成される基準
電流Irefと比較される。比較部1158であるトラ
ンジスタQ14のコレクタは、ハイインピーダンスであ
り、また対グランドGNDに対して容量C1が接続され
ていることにより、IcとIrefとが比較され、その
比較出力がトランジスタQ15及び抵抗R0による電流
源1159で生成される電流となる。
【0053】ここで、トランジスタQ15〜Q18及び
抵抗R0で構成される電流源1150,1159は、エ
ミッタ抵抗がそれぞれ抵抗R0であることより、それぞ
れに流れる電流が同じとなるカレントミラー回路となっ
ている。つまり、トランジスタQ15及び抵抗R0で生
成される電流はIdelayとなり、遅延量生成部11
41の遅延量が所望の遅延量となるようにトランジスタ
Q15〜Q18及び抵抗R0で構成されるカレントミラ
ー回路の出力電流IdelayがトランジスタQ15及
び抵抗R0による出力で制御される。
【0054】ここで、トランジスタQ13及び抵抗R2
で構成される電流源1160の電流をIrefのN倍と
すると、上述のように 遅延時間ΔT=T/2N となる遅延パルス信号X0D、X0DBを得ることがで
きる。例えば、N=4の場合には、 R1:R2=4:1 トランジスタQ13のエリアファクタ(エミッタ面
積):トランジスタQ14のエリアファクタ(エミッタ
面積)=4:1 となるように設定すれば、正確に4×Irefなる電流
をトランジスタQ13及び抵抗R2で構成される電流源
1160に流すことが可能であるので、遅延時間ΔT=
T/8、つまり位相遅れ量としてはΔθ=π/4の遅延
パルス信号X0D、X0DBを生成することができる。
【0055】図28に、上記遅延量制御部を利用した多
相クロック生成回路の1構成例を示す。例えば、図12
のVCO113の出力より生成されたクロックVCO1
及びその反転信号VCO1Bを、この多相クロック生成
回路1170の遅延制御部1171と遅延クロック生成
部1172に入力する。遅延量制御部1171は、図2
5、図27に示すような遅延量生成部、位相遅れ検出
部、誤差増幅部から構成されており、出力は遅延量を制
御する制御電流Idelayである。遅延クロック生成
部1172は、図27の遅延量生成部1141と同じで
良く、制御電流Idelayに基づき遅延量が制御され
たクロックDVCO1,DVCO1Bを出力する。図2
9に、2相クロック(正転、反転クロック)から90度
ごとに位相の異なる4相クロックを生成する例を示して
いる。
【0056】図30には、異なる多相クロック生成回路
の構成例を示す。この構成例では、遅延クロック生成部
を1182,1183,1184の3個持つ事により、
位相の45度ごとに異なる8相クロックを生成可能であ
る。同様にして、基準となるVCOクロックに対し、位
相差が制御され、また位相差を自由に設定できるクロッ
クを生成することが実現できる。
【0057】図31に、本発明に係るパルス変調信号生
成回路を適用した半導体レーザ変調装置、光学走査装置
および画像形成装置の一実施例の全体構成図を示す。図
31において、200はレーザ走査光学系で、本実施例
においてはシングルビーム走査光学系を示す。220は
画像処理ユニットで、基本的に画像処理部221とパル
ス変調信号生成部222に大別される。230は半導体
レーザ201を駆動制御するレーザ駆動ユニットであ
る。
【0058】半導体レーザ201からのレーザ光は、コ
リメータレンズ202、シリンダーレンズ203を通
り、ポリゴンミラー204によりスキャン(走査)さ
れ、foレンズ205、トロイダルレンズ206を通
り、ミラー208で反射し、感光体208に入射するこ
とにより、感光体208上に画像(静電潜像)を形成す
る。各スキャンごと、レーザ光の開始位置が水平同期セ
ンサ211により検出され、水平同期信号として画像処
理ユニット220の画像処理ユニット221へ与えられ
る。画像処理部221では、水平同期信号に同期のとれ
た画素クロックを生成するとともに、図示しないスキャ
ナ等の画像入力装置で読み取られた画像を入力し、水平
同期信号及び画素クロックに同期のとれた画像データを
生成する。この画像データは、一般に感光体の感光特性
を考慮した形で生成される。画像処理部221では、画
像データのほかに、図12に示したような、高解像モー
ド信号、データ反転信号、モード選択信号、ロード信号
等を生成し、これら信号群を所定のタイミングでパルス
変調信号生成部222に転送する。パルス変調信号生成
部222では、これまで説明したようにして、画像デー
タから変調データを生成し、この変調データをシリアル
パルス列に変換することで、画素クロックに同期したパ
ルス変調信号PMが出力される。このパルス変調信号P
Mがレーザ駆動ユニット230に入力され、該レーザ駆
動ユニット230にて、半導体レーザ201の光がパル
ス変調信号PMに従って変調されることによる。
【0059】なお、画像処理部221において、画像デ
ータから変調データを生成して、これをパルス変調信号
生成部222に転送することでもよい。この場合には、
パルス変調信号生成部222では、直接、この変調デー
タをシリアルパルス列に変換することになる。
【0060】また、後述のマルチビーム走査装置に適用
する場合には、例えば、パルス変調信号生成部222を
複数用意して、画像処理部221から転送される複数走
査線分の画像データについて、それぞれ並列に処理し、
複数のパルス変調信号を出力するようにすればよい。図
32にその基本概念図を示す。図32は、図1のパルス
変調信号生成回路10をn走査線分(nは2以上の整
数)用意し、そのうち、パルス変調信号生成回路10−
1のみに高周波クロック生成部11を設け、バルス変調
信号生成回路10−1〜10−nは、パルス変調信号生
成回路10−1の高周波クロック生成部11で生成され
る高周波クロックを共用するものである。
【0061】図33にマルチビーム走査装置(マルチビ
ーム光学系)の一実施例の構成図を示す。この実施例で
は、図34に示すように、2個の発光源が間隔ds=2
5μmでモノリシックに配列された半導体レーザアレイ
300をn=2個用い、コリメートレンズ305の光軸
Cを対称として副走査方向に配置される。
【0062】図33において、半導体レーザアレイ30
1、302はコリメートレンズ303、304との光軸
を一致させ、主走査方向に対称に射出角度を持たせ、ポ
リゴンミラー307の反射点で射出軸が交差するようレ
イアウトされている。各半導体レーザアレイ301,3
02より射出した複数のビームはシリンダレンズ308
を介してポリゴンミラー307で一括して走査され、f
θレンズ310、トロイダルレンズ311、ミラー31
2により感光体313上に結像される。画像処理部22
1内のバッファメモリには各発光源ごとに1ライン分の
印字データ(画像データ)が蓄えられ、ポリゴンミラー
1面毎に読み出されることで、パルス変調信号生成部2
22、レーザ駆動ユニット230を通し、4ラインずつ
同時に記録がおこなわれる。
【0063】図35は、その光源ユニットの構成図を示
す。半導体レーザアレイ403、404は各々主走査方
向に所定角度、実施例では約1.5°微小に傾斜したベ
ース部材405の裏側に形成した図示しないかん合穴4
05−1、405−2に個別に円筒状ヒートシンク部4
03−1、404−1をかん合し、押え部材406、4
07の突起406−1、407−1をヒートシンク部の
切り欠き部に合わせて発光源の配列方向を合わせ、背面
側からネジ412で固定される。また、コリメートレン
ズ408、409は各々その外周をベース部材405の
半円状の取付ガイド面405−4、405−5に沿わせ
て光軸方向の調整を行い、発光点から射出した発散ビー
ムが平行光束となるよう位置決めされ接着される。
【0064】なお、実施例では、上記したように各々の
半導体レーザアレイからの光線が主走査面内で交差する
ように設定するため、光線に沿ってかん合穴405−
1、405−2および半円状の取付ガイド面405−
4、405−5を傾けて形成している。
【0065】ベース部材405はホルダ部材410に円
筒状係合部405−3を係合し、ネジ413を貫通穴4
10−2を介してネジ穴405−6、405−7に螺合
して固定され光源ユニットを構成する。
【0066】光源ユニットは、光学ハウジングの取付壁
411に設けた基準穴411−1にホルダ部材の円筒部
410−1をかん合し、表側よりスプリング611を挿
入してストッパ部材612を円筒部突起410−3に係
合することでホルダ部材410は取付壁411の裏側に
密着して保持される。この時、スプリングの一端を突起
411−2に引っかけることで円筒部中心を回転軸とし
た回転力を発生し、回転力を係止するように設けた調節
ネジ613により、光軸の周りθにユニット全体を回転
し、図37(1)に示すように各ビームスポット列を1
ライン分ずらして交互に配列するように調節する。
【0067】アパーチャ415は各半導体レーザアレイ
毎にスリットが設けられ、光学ハウジングに取り付けら
れて光ビームの射出径を規定する。
【0068】図36は光源ユニットの別の実施例を示
し、2個の半導体レーザアレイからの光ビームをビーム
合成手段を用いて合成した例を示す。半導体レーザアレ
イ603,613およびコリメートレンズ605,60
6は図35の実施例と同様、ベース部材601、602
に各一つずつ支持され、第1、第2の光源部を構成す
る。第1のベース部材601、第2のベース部材602
は共通のフランジ部材607に設けた穴607−1、6
07−2に円筒状係合部を係合してネジ固定される。第
2のベース部材602には調節ネジ606が螺合され、
この突出量を裏側から調節することで両腕部602−1
を捩じって半導体レーザアレイおよびコリメートレンズ
の保持部だけが副走査方向βに傾けることができる。こ
れにより、各々のビームスポットの配列を1ライン分ず
らし、図37(2)における配列となるよう調節する。
【0069】平行四辺形柱部と三角柱部からなるプリズ
ム608は、第2の光源部の各ビームを斜面608−1
で反射し、ビームスプリッタ面608−2で反射され
て、直接通過してきた第1の光源部の各ビームに近接さ
せて射出する。近接された複数のビームはポリゴンミラ
ーで一度に走査され、感光体上に各々ビームスポットを
結像する。アパーチャ615は同様に光学ハウジングに
支持さる。実施例では各半導体レーザアレイからの光ビ
ームはほぼ重なっているため共通のスリット615を設
けている。フランジ部材607はホルダ部材609に保
持され、光学ハウジングへは上記実施例と同様、取付壁
610に設けた基準穴610−1にホルダ部材の円筒部
609−1をかん合し、ユニット全体を回転すること
で、各々のビームスポットの配列の傾きを補正できるよ
うにしている。
【0070】図38は、図39に示すような4チャンネ
ル半導体レーザアレイ801を用いた場合のマルチビー
ム走査装置の構成例を示す。構成は、図35、図36と
同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0071】図40は、図35に示す光源ユニットを光
学ハウジング804に搭載してマルチビーム走査装置
(光学走査装置)を構成した様子を示す。上記した光源
ユニット801の背面には半導体レーザの制御を司る駆
動回路が形成されたプリント基板802が装着され、光
軸と直交する光学ハウジングの壁面に上記したスプリン
グにより当接され、調節ネジ803により傾きが合わせ
られ姿勢が保持される。ここで、制御回路は本発明のパ
ルス変調信号生成回路から出力されるパルス変調信号に
基づいて半導体レーザのレーザ光を変調制御する。尚、
調節ネジ803はハウジング壁面に形成された突起部に
螺合される。光学ハウジング内部には、上記したシリン
ダレンズ805、ポリゴンミラーを回転するポリゴンモ
ータ808、fθレンズ806、トロイダルレンズ、お
よび折り返しミラー807が各々位置決めされ支持さ
れ、また、同期検知センサを実装するプリント基板80
9は、ハウジング壁面に光源ユニットと同様、外側より
装着される。光学ハウジングは、カバー811により上
部を封止し、壁面から突出した複数の取付部810にて
画像形成装置本体のフレーム部材にネジ固定される。
【0072】図41は上記光走査装置を搭載した画像形
成装置の例を示す。被走査面である感光体ドラム901
の周囲には感光体を高圧に帯電する帯電チャージャ90
2、光走査装置900により記録された静電潜像に帯電
したトナーを付着して顕像化する現像ローラ903、現
像ローラにトナーを供給するトナーカートリッジ90
4、ドラムに残ったトナーを掻き取り備蓄するクリーニ
ングケース905が配置される。感光体ドラムへは上記
したように1面毎に複数ライン同時に潜像記録が行われ
る。記録紙は給紙トレイ906から給紙コロ907によ
り供給され、レジストローラ対908により副走査方向
の記録開始のタイミングに合わせて送りだされ、感光体
ドラムを通過する際に転写チャージャ906によってト
ナーが転写され、定着ローラ909で定着して排紙ロー
ラ912により排紙トレイ910に排出される。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パルスパターンを生成する複雑な構成等が必要なく、簡
単な構成で所望パターンのパルス変調信号を任意に生成
するパルス変調信号生成回路を実現することができる。
また、このパルス変調信号生成回路を利用することによ
り、生成できるパルス変調信号の自由度が大きく、動作
速度が高い場合でも、画像のきめ細かな高階調性を実現
できる半導体レーザ変調装置、光学走査装置、画像形成
装置等を提供することができる。
【0074】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパルス変調信号生成回路の一実施
例の概念図である。
【図2】本発明に係るパルス変調信号のドットイメージ
を示す図である。
【図3】従来のパルス幅変調信号のドットイメージを示
す図である。
【図4】同じく従来のパルス幅変調信号のドットイメー
ジを示す図である。
【図5】同じく従来のパルス幅変調信号のドットイメー
ジを示す図である。
【図6】本発明によるパルス変調信号のドットイメージ
の具体例を示す図である。
【図7】変調データ生成部に使用するルックアップテー
ブル(LUT)の一実施例を示す図である。
【図8】変調データ生成部に使用するデコーダの構成例
を説明する図である。
【図9】シリアル変調信号生成部に使用するシフトレジ
スタの一実施例を示す図である。
【図10】シフトレジスタの具体的構成例を示す図であ
る。
【図11】シフトレジスタの具体的構成例を示す図であ
る。
【図12】本発明に係るパルス変調信号生成回路の一実
施例の全体的構成図である。
【図13】複数段シフトレジスタ構成の別の実施例を示
す図である。
【図14】複数段シフトレジスタ構成の一実施例を示す
図である。
【図15】複数段シフトレジスタ構成の更に別の実施例
を示す図である。
【図16】図15の動作タイミング図である。
【図17】複数ルックアップテーブルを使用する一実施
例を示す図である。
【図18】複数ルックアップテーブルを使用する別の実
施例を示す図である。
【図19】出力パルス列の変更の一実施例を説明する図
である。
【図20】出力パルス列の変更の他の実施例を説明する
図である。
【図21】出力パルス列の変更の更に他の実施例を説明
する図である。
【図22】反転クロック生成回路の構成例を示す図であ
る。
【図23】多相クロック生成回路の具体的構成例を示す
図である。
【図24】図23の動作タイミング図である。
【図25】別の多相クロック生成回路に使用する遅延量
制御部の一実施例を示す図である。
【図26】図25の動作タイミング図である。
【図27】図25の遅延量制御部の具体的構成例を示す
図である。
【図28】図25の遅延量制御部を使用した多相クロッ
ク生成回路の一実施例を示す図である。
【図29】図28の動作タイミング図である。
【図30】多相クロック生成回路の別の実施例を示す図
である。
【図31】本発明のパルス変調信号生成回路を適用した
半導体レーザ変調装置、光学走査装置および画像形成装
置の一実施例の全体構成図である。
【図32】マルチビーム走査に用いられるバルス変調信
号生成回路の一実施例の概念図である。
【図33】本発明による画像形成装置に使用されるマル
チビーム走査装置の全体的構成図である。
【図34】2チャンネル半導体レーザアレイの構成図で
ある。
【図35】マルチビーム走査装置の光源ユニットの分解
構成図である。
【図36】マルチビーム走査装置の別の光源ユニットの
分解構成図である。
【図37】図35及び図36の光源ユニットにおけるピ
ームスポット配列を示す図である。
【図38】マルチビーム走査装置の更に別の光源ユニッ
トの分解構成図である。
【図39】4チャンネル半導体レーザアレイの構成図で
ある。
【図40】マルチビーム走査装置を光学ハウジングに搭
載した様子を示す図である。
【図41】光走査装置を搭載した画像形成装置の一例を
示す図である。
【符号の説明】
10 パルス変調信号生成回路 11 高周波クロック生成部 12 変調データ生成部 13 シリアル変調信号生成部 113 電圧制御発振器(VCO) 122 ルックアップテーブル(LUT) 123 デコーダ 130 シフトレジスタ 200 レーザ走査光学系 201 半導体レーザ 204 ポリゴンミラー 208 感光体 220 画像処理ユニット 221 画像処理部 222 パルス変調信号生成部 230 レーザ駆動ユニット
フロントページの続き Fターム(参考) 2C362 AA03 AA16 AA22 AA32 AA55 BA56 BA66 BA67 CA09 CB04 5C051 AA02 CA07 DB02 DB30 DC03 DE03 DE30 5C072 AA03 BA02 BA15 HA02 HA06 HA13 HB02 HB06 UA11 XA01 XA05 5C077 LL18 NN17 PQ05 PQ12 PQ23 TT03

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロックを生成するクロック生成手段
    と、所望ビットパターンを表す変調データを入力し、前
    記クロックに基づいてシリアルパルス列のパルス変調信
    号を出力するシリアル変調信号生成手段とを有すること
    を特徴とするパルス変調信号生成回路。
  2. 【請求項2】 クロックを生成するクロック生成手段
    と、画像データを入力し、該画像データにより所望ビッ
    トパターンを表す変調データを生成する変調データ生成
    手段と、前記変調データを入力し、前記クロックに基づ
    いてシリアルパルス列のパルス変調信号を出力するシリ
    アル変調信号生成手段とを有することを特徴とするパル
    ス変調信号生成回路。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のパルス変調信号生成回路
    において、変調データ生成手段は変調データを構成する
    ビット数を可変とすることを特徴とするパルス変調信号
    生成回路。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のパルス変調信号生成回路
    において、変調データ生成手段は、変調データを構成す
    るビット数(パルス数)を変更する場合、パルス列内パ
    ルス出力頻度を一定になるように変調データを生成する
    ことを特徴とするパルス変調信号生成回路。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のパルス変調信号生成回路
    において、変調データ生成手段は、変調データを構成す
    るビット数(パルス数)を変更する場合、パルス列内パ
    ルス出力パターンを変更しないように変調データを生成
    することを特徴とするパルス変調信号生成回路。
  6. 【請求項6】 請求項2乃至5のいずれか1記載のパル
    ス変調信号生成回路において、変調データ生成手段は、
    画像データに対応した変調データを記憶するルックアッ
    プテーブルで構成され、入力された画像データに基づき
    対応する変調データを前記ルックアップテーブルから読
    み出すことを特徴とするパルス変調信号生成回路。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のパルス変調信号生成回路
    において、ルックアップテーブルは複数で構成され、入
    力された画像データに基づきルックアップテーブルを切
    り替えて変調データを読み出すことを特徴とするパルス
    変調信号生成回路。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のパルス変調信号生成回路
    において、複数のルックアップテーブルは、それぞれ変
    調データのビット長が異なることを特徴とするパルス変
    調信号生成回路。
  9. 【請求項9】 請求項7記載のパルス変調信号生成回路
    において、複数のルックアップテーブルは、それぞれ変
    調データのビット長が異なる複数のルックアップテーブ
    ルから構成される第1の組と、該第1の組に対応する同
    一構成の複数のルックアップテーブルから構成される第
    2の組からなることを特徴とするパルス変調信号生成回
    路。
  10. 【請求項10】 請求項2乃至5のいずれか1記載のパ
    ルス変調信号生成回路において、変調データ生成手段
    は、画像データをデコードして変調データを生成するデ
    コーダで構成されることを特徴とするパルス変調信号生
    成回路。
  11. 【請求項11】 請求項2乃至5のいずれか1記載のパ
    ルス変調信号生成回路において、変調データ生成手段
    は、画像データに対応した変調データを記憶するルック
    アップテーブルと、画像データをデコードして変調デー
    タを生成するデコーダと、入力されるモード選択信号に
    より前記ルックアップテーブルとデコーダを選択する選
    択手段を有することを特徴とするパルス変調信号生成回
    路。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至11のいずれか1記載の
    パルス変調信号生成回路において、シリアル変調信号生
    成手段は、入力されたロード信号に基づき変調データを
    ロードし、クロックに基づいてシリアルパルス列に変換
    することを特徴とするパルス変調信号生成回路。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のパルス変調信号生成
    回路において、シリアル変調信号生成手段はシフトレジ
    スタで構成されることを特徴とするパルス変調信号生成
    回路。
  14. 【請求項14】 請求項12記載のパルス変調信号生成
    回路において、シリアル変調信号生成手段は、複数段の
    シフトレジスタと、前記複数段のシフトレジスタの出力
    を選択するマルチプレクサから構成されることを特徴と
    するパルス変調信号生成回路。
  15. 【請求項15】 請求項14記載のパルス変調信号生成
    回路において、複数段のシフトレジスタは、クロックの
    M(Mは2以上の自然数)分の1の周波数である単一の
    クロックに基づき動作することを特徴とするパルス変調
    信号生成回路。
  16. 【請求項16】 請求項15記載のパルス変調信号生成
    回路において、シリアル変調信号生成手段は、複数のシ
    フトレジスタの出力パルスの位相をクロックに基づき調
    整する位相調整部を有することを特徴とするパルス変調
    信号生成回路。
  17. 【請求項17】 請求項14記載のパルス変調信号生成
    回路において、複数段のシフトレジスタは、クロックの
    M(Mは2以上の自然数)分の1の周波数である複数の
    位相のクロックに基づき動作することを特徴とするパル
    ス変調信号生成回路。
  18. 【請求項18】 請求項1乃至17のいずれか1記載の
    パルス変調信号生成回路において、クロック生成手段は
    差動型リングオシレータからなるPLL回路で構成さ
    れ、クロックは、差動型リングオシレータの複数位相を
    出力することにより、位相の異なる複数クロックからな
    ることを特徴とするパルス変調信号生成回路。
  19. 【請求項19】 請求項1乃至17のいずれか1記載の
    パルス変調信号生成回路において、クロック生成手段は
    基本となる基本クロックを遅延させる遅延部を有し、ク
    ロックは、前記遅延部から出力される位相の異なる複数
    クロックからなることを特徴とするパルス変調信号生成
    回路。
  20. 【請求項20】 請求項19記載のパルス変調信号生成
    回路において、クロック生成手段は遅延部における遅延
    量を制御する遅延量制御部を有することを特徴とするパ
    ルス変調信号生成回路。
  21. 【請求項21】 請求項20記載のパルス変調信号生成
    回路において、遅延量制御部は、クロックの遅延量を検
    出する位相差検出部と誤差増幅部から構成されているこ
    とを特徴とするパルス変調信号生成回路。
  22. 【請求項22】 レーザ光を出力する半導体レーザと、
    前記レーザ光を変調する半導体レーザ変調手段を有する
    半導体レーザ変調装置において、請求項1乃至21のい
    ずれか1記載のパルス変調信号生成回路を備え、前記半
    導体レーザ変調手段は、前記パルス変調信号生成回路か
    ら出力されるパルス変調信号に基づいてレーザ光を変調
    することを特徴とする半導体レーザ変調装置。
  23. 【請求項23】 ハウジング内に、半導体レーザを備え
    た光源ユニットと前記半導体レーザが出力するレーザ光
    を走査する走査光学系を配置し、前記ハウジング壁面に
    前記半導体レーザの制御回路を形成するプリント基板を
    装着して成り、 前記制御回路は、請求項1乃至21のいずれか1記載の
    パルス変調信号生成回路から出力されるパルス変調信号
    に基づいて前記半導体レーザのレーザ光を変調すること
    を特徴とする光学走査装置。
  24. 【請求項24】 レーザ光を出力する半導体レーザと、
    前記レーザ光を変調する半導体レーザ変調手段と、前記
    半導体レーザが出力するレーザ光を走査する走査手段
    と、走査レーザ光にしたがって画像を形成する画像形成
    手段を有する画像形成装置において、請求項1乃至21
    のいずれか1記載のパルス変調信号生成回路を備え、前
    記半導体レーザ変調手段は、前記パルス変調信号生成回
    路から出力されるパルス変調信号に基づいてレーザ光を
    変調することを特徴とする画像形成装置。
  25. 【請求項25】 請求項23記載の画像形成装置におい
    て、半導体レーザは、複数の発光点からそれぞれレーザ
    光を出力するように構成されていることを特徴とする画
    像形成装置。
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