JP2003103432A - 加工装置および加工装置の作動方法 - Google Patents

加工装置および加工装置の作動方法

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JP2003103432A JP2001305090A JP2001305090A JP2003103432A JP 2003103432 A JP2003103432 A JP 2003103432A JP 2001305090 A JP2001305090 A JP 2001305090A JP 2001305090 A JP2001305090 A JP 2001305090A JP 2003103432 A JP2003103432 A JP 2003103432A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ワーク加工部のミスト潤滑に用いる非水溶性油
(加工油)と同質の非水溶性油を加工機の潤滑部の潤滑油
として使用し、加工後のワーク洗浄液を水溶性と成し
て、使用済みの加工油および洗浄液を回収分離して、そ
れぞれの供給手段に循環させ廃棄物の削減とコスト低減
とを図ることができる加工装置および加工装置の作動方
法を提供する。 【解決手段】加工機3の潤滑部に加工油01と同質の非
水溶性油を潤滑油02として供給する潤滑油供給手段3
1と、加工後のワーク1に水溶性の洗浄液Cを供給する
洗浄液供給手段20と、使用済みの加工油01および洗
浄液Cを回収する回収手段37と、回収した加工油01
および洗浄液Cを分離する分離手段45と、分離した加
工油01を加工油供給手段26に循環させる第1循環手
段57と、分離した洗浄液Cを洗浄液供給手段20に循
環させる第2循環手段59とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワークを工具に
て加工する時、ワークの加工部に非水溶性油をミスト状
にして加工油として供給するような加工装置および加工
装置の作動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の水溶性クーラントによるワーク加
工部の潤滑に代えて、近年、生分解性油をミスト状と成
してワークの加工部をミスト潤滑する手段が既に発明さ
れている。
【0003】上述の生分割性油はCOなどの炭化物と
水とに分離するので環境に悪影響を及ぼす懸念がなく、
またミスト潤滑により省エネルギ化を図ることができる
利点がある反面、生分解性油(非水溶性油)それ自体が高
価であるという問題点があった。
【0004】このような問題点を解決するためには、ミ
スト潤滑に用いる非水溶性油を回収して、再利用すると
よいが、工具によるワークの加工時にワークおよびその
周辺に付着した切粉を上述のミスト潤滑用の非水溶性油
にて除去することが困難であるので、加工後のワークは
別途洗浄液で洗浄する必要がある。
【0005】また加工機の主軸は潤滑油で潤滑されてお
り、この潤滑油が比較的漏れやすいため、ミスト潤滑用
の非水溶性油と、ワーク洗浄用の洗浄液と、主軸潤滑用
の潤滑油とが混合して、これらを分離して再利用するこ
とは困難であった。
【0006】一方、特公平7−80111号公報には、
加工機の主軸および摺動面を潤滑する潤滑油に対して水
などの希釈液で希釈したものを加工部位の潤滑に用い
て、両者が混入しても潤滑上の障害が生じないように成
した工作機械の潤滑方法が開示されているが、この従来
方法には潤滑油および希釈液の回収、分離、再利用につ
いては何等開示されていない。
【0007】また、特開平11−77483号公報に
は、不水溶性切削油を使用するワークの加工時に、水溶
液をワークの加工箇所に噴霧または噴射するように成し
た切削加工方法において、回収液を回収槽に回収貯溜し
て、比重差に基づいて不水溶性切削油と水溶液とを分離
して、再使用するように成した加工方法が開示されてい
るが、これは不水溶性切削油のみではワークの冷却能力
が不充分である点を補うために上述の水溶液でワークの
加工箇所を冷却して、防災効果を確保するものである。
【0008】しかし、ワークの加工部分に上述の水溶液
を供給すると、ミスト潤滑の効果が阻害されるので、ワ
ークを工具にて加工する時、ワークの加工部にミスト潤
滑油を供給するような加工装置および加工方法に適用す
ることは不可能である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、ワーク加
工部のミスト潤滑に用いる非水溶性油(加工油)と同質の
非水溶性油を加工機の潤滑部の潤滑油として使用し、加
工後にワーク洗浄に供される洗浄液を水溶性と成して、
使用済みの加工油および洗浄液を回収分離して、分離し
た加工油および洗浄液をそれぞれの供給手段に循環させ
ることで、加工油に対して潤滑油が混入しても、これら
は同質の油であるため、加工油の回収、再利用ができ、
さらに洗浄液と加工油とを確実に分離して再利用するこ
とができて、廃棄物の削減とコスト低減とを図ることが
できる加工装置および加工装置の作動方法の提供を目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明による加工装置
は、ワークを加工する工具を備えた加工機と、ワークの
加工部に非水溶性油をミスト状にして加工油として供給
する加工油供給手段とを供え、使用済みの加工油を回収
して上記加工油供給手段に供給する加工装置であって、
加工機の潤滑部に加工油と同質の非水溶性油を潤滑油と
して供給する潤滑油供給手段と、加工後のワークに水溶
性の洗浄液を供給する洗浄液供給手段と、使用済みの加
工油および洗浄液を回収する回収手段と、回収した加工
油および洗浄液を分離する分離手段と、分離した加工油
を加工油供給手段に循環させる第1循環手段と、分離し
た洗浄液を洗浄液供給手段に循環させる第2循環手段と
を備えたものである。
【0011】上記構成の非水溶液性油としては、比重=
0.92のCHO(合成エステル油)を用い、必要に応じ
てフェノールなどの添加剤(酸化防止剤)を添加して、動
粘度係数を向上させてもよい。また、水溶性の洗浄液と
しては、比重が0.96のCOOH(アニオン系カルボ
ン酸)の2%水溶液としてもよい。上述のCHO、CO
OHは何れも生分解性を有し、ことに、COOHは洗浄
性能を有する。
【0012】上記構成によれば、工具でワークを加工す
る時、加工油供給手段はワークの加工部に非水溶性油を
ミスト状に成して加工油として供給してミスト潤滑を行
ない、潤滑油供給手段は加工機の潤滑部(主軸や摺動部
参照)に加工油と同質の非水溶性油を潤滑油として供給
し、洗浄液供給手段は加工後のワークに水溶性の洗浄液
を供給し、回収手段は使用済みの加工油および洗浄液を
回収し、分離手段は回収した加工油および洗浄液を分離
し、第1循環手段は分離した加工油を加工油供給手段に
循環させ、第2循環手段は分離した洗浄液を洗浄液供給
手段に循環させる。
【0013】このように、ワークの加工部のミスト潤滑
に用いる加工油と同質の非水溶性油を加工機の潤滑部の
潤滑油として使用するので、加工油に対して仮に潤滑油
が混入しても、これらは同質の油であるため、加工油の
回収、再利用ができる。
【0014】また水溶性の洗浄液と、非水溶性の加工油
とは比重差等により確実に分離して再利用することがで
きる。したがって、廃棄物の削減とコスト低減との両立
を図ることができる。
【0015】この発明の一実施態様においては、上記加
工機は加工油と同質の非水溶性油を油圧作動油として作
動する油圧アクチュエータを備えたものである。上記構
成によれば、油圧アクチュエータを作動する油圧作動油
も加工油と同質の非水溶性油に設定したので、加工油に
対して油圧作動油が混入しても、これらは同質の油であ
るため加工油の回収、再利用を図ることができる。
【0016】この発明の一実施態様においては、非水溶
性油を貯留する貯溜手段を有し、該貯溜手段から加工油
供給手段の供給部と潤滑油供給手段の供給部とに非水溶
性油を分配供給する分配供給手段を備えたものである。
上記構成によれば、1つの貯溜手段から加工油供給手段
および潤滑油供給手段の双方の供給部に非水溶性油を分
配供給するので、装置の簡素化を図ることができる。
【0017】この発明の一実施態様においては、上記回
収手段は加工油と洗浄液とを回収する回収槽を備え、上
記分離手段は遠心分離機を有し、回収槽の加工油の容量
を検知する検知手段を設け、上記検知手段の出力により
加工油が所定容量の時に遠心分離機を作動させるもので
ある。
【0018】上記構成の検知手段は、フロートスイッチ
やレベルセンサで構成することができる。上記構成によ
れば、回収槽の加工油の容量が所定容量に達したことを
検知手段で検知し、この検知手段の検知結果により必要
時にのみ遠心分離機を作動させるので、省力化を図るこ
とができる。
【0019】この発明の一実施態様においては、上記回
収槽の上流には使用済みの加工油および洗浄液中に混入
する切粉を除去する切粉除去手段が設けられたものであ
る。上記構成によれば、回収槽の上流において切粉除去
手段が切粉を除去するので、回収槽における安定した比
重分離を図ることができる。
【0020】この発明の一実施態様においては、上記加
工機を複数設け、洗浄液供給手段は、回収した洗浄液を
貯溜する単一の洗浄液貯溜手段と、各加工機の加工ステ
ーション上方に配置されて洗浄液を貯溜すると共に、ワ
ークに間欠的に洗浄液を供給する貯溜式間欠吐出手段
と、上記単一の洗浄液貯溜手段から貯溜式間欠吐出手段
へ洗浄液を供給する送給手段とを備えたものである。
【0021】上記構成によれば、単一の洗浄液貯溜手段
から貯溜式間欠吐出手段に送給手段にて洗浄液をほぼ常
時供給することが可能となり、この結果、送給手段の小
容量化を図ることができる。また加工ステーション上方
に設けられた貯溜式間欠吐出手段は洗浄液をその位置エ
ネルギを利用して流下させるとよいので、省力化が図れ
ると共に、充分な間欠吐出量を確保することができて、
ワークの冷却および洗浄、切粉除去に有効となる。
【0022】この発明の一実施態様においては、上記洗
浄液貯溜手段は、水溶性洗浄液の濃度を検知する濃度検
知手段と、該濃度検知手段の出力により洗浄液の濃度を
所定範囲に調整する濃度調整手段とを有するものであ
る。上記構成の濃度の調整は、洗浄液の原液と水との混
合割合を調整してもよい。
【0023】上記構成によれば、濃度調整手段により洗
浄液の濃度を所定範囲に調整するので、洗浄液による洗
浄能力の維持と、分離手段による分離時の良好な分離性
能の確保との両立を図ることができる。
【0024】この発明による加工装置の作動方法は、ワ
ークを加工する工具を備えた加工機と、ワークの加工部
に非水溶液をミスト状にして加工油として供給する加工
油供給手段とを備え、使用済みの加工油を回収して上記
加工油供給手段に供給する加工装置の作動方法であっ
て、加工機の潤滑部に加工油と同質の非水溶性油を潤滑
油として供給する潤滑油供給工程と、加工後のワークに
水溶性の洗浄液を供給する洗浄液供給工程と、使用済み
の加工油および洗浄液を回収する回収工程と、回収した
加工油および洗浄液を分離する分離工程と、分離した加
工油を加工油供給手段に循環させる第1循環工程と、分
離した洗浄液を洗浄液供給部に循環させる第2循環工程
とを備えたものである。
【0025】上記構成によれば、工具でワークを加工す
る時、加工油供給手段はワークの加工部に非水溶性油を
ミスト状に成して加工油として供給してミスト潤滑を行
ない、潤滑油供給工程で、加工機の潤滑部に加工油と同
質の非水溶性油を潤滑油として供給し、洗浄液供給工程
で、加工後のワークに水溶性の洗浄液を供給して、ワー
クの冷却、洗浄を実行し、回収工程で、使用済みの加工
油および洗浄液を回収し、分離工程で、回収した加工油
および洗浄液を分離し、第1循環工程で、分離した加工
油を加工油供給手段に循環させ、第2循環工程で、分離
した洗浄液を洗浄液供給部に循環させる。なお、上述の
第1循環工程と第2循環工程とは同時に実行してもよ
く、または別時に実行してもよい。
【0026】このように、ワークの加工部のミスト潤滑
に用いる加工油と同質の非水溶性油を加工機の潤滑部の
潤滑油として使用する方法であるから、加工油に対して
仮に潤滑油が混入しても、これらは同質の油であるた
め、加工油の回収、再利用ができる。
【0027】また水溶性の洗浄液と、非水溶性の加工油
とは比重差等により確実に分離して再利用することがで
きる。この結果、廃棄物の削減と、コスト低減との両立
を図ることができる。
【0028】この発明の一実施態様においては、上記加
工機は油圧アクチュエータを備え、該油圧アクチュエー
タは加工油と同質の非水溶性油を油圧作動油として作動
するものである。
【0029】上記構成によれば、油圧アクチュエータを
作動する油圧作動油は加工油と同質の非水溶性油である
から、加工油に対して油圧作動油が混入しても、これら
は同質の油であるため、加工油の回収、再利用を図るこ
とができる。
【0030】この発明の一実施態様においては、上記非
水溶性油を貯溜手段に貯溜し、該貯溜手段から加工油供
給手段の供給部と潤滑油の供給部とに非水溶性油を分配
供給するものである。上記構成によれば、1つの貯溜手
段から加工油供給手段の供給部と、潤滑油の供給部との
双方に非水溶性油を分配供給するので、装置構造の簡略
化を図ることができる。
【0031】この発明の一実施態様においては、上記回
収工程で回収槽に加工油と洗浄液とを回収し、上記分離
工程で遠心分離機により加工油と洗浄液とに遠心分離
し、上記回収槽の加工油の容量を検知手段で検知して、
該検知手段の出力により加工油が所定容量の時に遠心分
離機を作動させるものである。
【0032】上記構成によれば、回収槽の加工油の容量
が所定容量に達したことを検知手段で検知し、この検知
手段の検知結果により必要時にのみ遠心分離機を作動さ
せるので、省力化を図ることができる。
【0033】この発明の一実施態様においては、上記加
工機を複数設け、各加工機の加工ステーション上方に洗
浄液を貯溜すると共に、ワークに間欠的に洗浄液を供給
する貯溜式間欠吐出手段を配置し、洗浄液供給工程で、
単一の洗浄液貯溜手段に分離回収された洗浄液を予め貯
溜し、上記単一の洗浄液貯溜手段から送給手段にて貯溜
式間欠吐出手段へ供給および貯溜された洗浄液を加工後
のワークに供給するものである。
【0034】上記構成によれば、単一の洗浄液貯溜手段
から貯溜式間欠吐手段に対して送給手段で洗浄液をほぼ
常時供給することが可能となり、この結果、送給手段の
小容量化を図ることができる。
【0035】また、加工ステーション上方に設けられた
貯溜式間欠吐出手段は貯溜した洗浄液をその位置エネル
ギを利用して流下させるとよいので、省力化を図ること
ができると共に、充分な間欠吐出量を確保することがで
きて、ワークの冷却および洗浄、切粉除去に有効とな
る。
【0036】この発明の一実施態様においては、上記洗
浄液貯溜手段に設けられた濃度検知手段で水溶性洗浄液
の濃度を検出し、該濃度検知手段の出力により洗浄液の
濃度を所定範囲に調整するものである。
【0037】上記構成によれば、濃度検知手段の出力に
より洗浄液の濃度を調整するので、洗浄液による洗浄能
力の維持と、分離手段による分離時の良好な分離性能の
確保との両立を図ることができる。
【0038】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は加工装置および加工装置の作動方法を示
し、図1、図2において、この加工装置はワーク1(例
えばシリンダブロック)を加工する工具2を有する加工
機3を備えている。この加工機3としてはトランスファ
・マシン(自動連続加工機械)、マシニングセンタ、NC
加工機などを用いることができる。
【0039】上述の工具2としては例えば図3に示すよ
うな、ねじれ溝2aをもった切削工具としてのドリルを
用い、このドリルにはその軸芯線に沿ってオイルミスト
孔2bが形成されており、このドリルはホルダ4を介し
て図2に示すように主軸5の先端に着脱可能に取付けら
れる。なお、ツールチャック方式により工具2を主軸5
の先端に取付けてもよい。
【0040】上述の主軸5は加工機3に高速回転可能に
軸支されていて、該主軸5の軸芯線にはオイルホール6
が形成されている。上述の加工機3はベッド7上に搭載
され、油圧アクチュエータ8により駆動される。
【0041】一方、上述のワーク1は受け台9で支持さ
れ、ワーク1の上下両部が図示しないクランプによって
保持される。このワーク1を隔てた加工機3と反対の側
(図示の左側)には、工具2によるワーク1の加工時に該
ワーク1をバックアップするバックアップ装置10を設
けている。
【0042】このバックアップ装置10はバックアップ
ロッド11を有する一方、ベッド12の上部に配置され
たものである。図1に示すように、この加工装置は複数
の加工ステーションST1,ST2を有し、これら各加
工ステーションST1,ST2に上述の各要素1〜12
が設けられている。なお、図面では図示の便宜上2つの
加工ステーションST1,ST2を示すが、これは3ス
テーション以上であってもよい。
【0043】上述の各加工ステーションST1,ST2
におけるワーク1の上方にはプールタンク13がそれぞ
れ設けられ、各プールタンク13の下部には、下端にノ
ズル14を有し、中間部に電磁弁15が介設された洗浄
液吐出管16を設けている。
【0044】ここで、上述のノズル14の先端は工具2
によるワーク1の加工部位またはその周辺部位に指向し
ている。また上述のプールタンク13の内部には洗浄液
Cが貯溜され、加工後のワーク1に間欠的に洗浄液C
を、位置エネルギを有効利用して供給し、ワーク1の冷
却および洗浄、切粉の除去を行なうように構成してい
る。つまり、上述のプールタンク13で貯溜式間欠吐出
手段を構成したものである。
【0045】一方、下部には洗浄液Cを貯溜する単一の
洗浄液貯溜手段としての洗浄液タンク17を設け、この
洗浄液タンク17から上部のプールタンク13に洗浄液
Cを供給すべくこれら両者17,13間には送給手段と
してのポンプ18が介設された送液パイプ19を設けて
いる。
【0046】そして、上述の各要素13,17,18,
19により、加工後のワーク1に対して洗浄液Cを供給
する洗浄液供給手段20を構成している。上述の洗浄液
Cとしては比重が0.96のCOOH(アニオン系カル
ボン酸)をHO(水)で濃度調整した水溶性の洗浄液を
用いている。
【0047】このため上述の洗浄液タンク17には電磁
弁21が介設された水供給パイプ22と、電磁弁23が
介設された原液供給パイプ24とを設け、電磁弁21の
開弁時に水供給パイプ22から水Aを洗浄液タンク17
に供給すると共に、電磁弁23の開弁時に原液供給パイ
プ24から水溶性洗浄液の原液BとしてのCOOHを洗
浄液タンク17に供給すべく構成している。
【0048】また上述の洗浄液タンク17には洗浄液C
の濃度を検知する濃度検知手段としての濃度センサ25
を設け、この濃度センサ25の出力により洗浄液Cの濃
度を所定範囲に調整すべく濃度調整手段としての各電磁
弁21,23を開閉制御するように構成している。な
お、上述の電磁弁21,23に代えてデューディ制御さ
れるソレノイド弁を用いてもよい。
【0049】一方、ワーク1の加工部に非水溶性をミス
ト状にして加工油01として供給する加工油供給手段2
6を設けている。この加工油供給手段26は加工機3に
設けられた供給部27と、この供給部27と主軸5のオ
イルホール6とを連通するライン28と、供給部27と
分配用サブタンク29とを連通する加工油供給パイプ3
0(加工油供給経路)とを備え、加工油01を主軸5のオ
イルホール6および工具2のオイルミスト孔2bを介し
てワーク1の加工部に供給すべく構成している。
【0050】上述の非水溶性油としては比重=0.92
のCHO(合成エステル油)が用いられる。また加工機3
の潤滑部(主軸や摺動部参照)に加工油01と同質の非水
溶性油を潤滑油02として供給する潤滑油供給手段とし
ての潤滑油供給パイプ31(潤滑油供給経路)を設けてい
る。
【0051】この潤滑油供給パイプ31は各加工ステー
ションST1,ST2における加工機3の潤滑部と分配
用サブタンク32との間を連通するように設けられてい
る。上述の各分配用サブタンク29,32の近傍には非
水溶性油を貯溜する貯溜手段を兼ねる自動給油装置33
を設けている。
【0052】上述の自動給油装置33(貯溜手段)には送
油ライン34,35を介して上述の分配用サブタンク2
9,32を接続し、この分配用サブタンク29,32で
自動給油装置33からの非水溶性油を各加工ステーショ
ンST1,ST2の加工油供給パイプ30,30の供給
部と潤滑油供給パイプ31,31の供給部とに分配供給
すべく構成している。つまり、上述の分配用サブタンク
29,32により分配供給手段を構成したものである。
また上述の油圧アクチュエータ8には加工油01と同質
の非水溶性油が油圧作動油03として供給される。
【0053】すなわち、この実施例ではミスト潤滑用の
加工油01と、主軸5等の潤滑部潤滑用の潤滑油02
と、油圧アクチュエータ8作動用の油圧作動油03とは
共に同質の非水溶性油(例えばCHO)に設定されてい
る。
【0054】なお、上述の非水溶性油に対して、機械潤
滑の動粘度係数を高める目的、または油圧作動油として
の充分な機能を確保するために、酸化防止剤としてのフ
ェノール(phenol、石炭酸のことで化学式COH
で示される)などを添加してもよい。
【0055】ところで、上述の各加工ステーションST
1,ST2における受け台9の下部と、回収槽としての
回収タンク36とを結ぶ回収手段37を設けている。こ
の回収手段37は受け台9の下部に設けられた受け樋3
8,38と、各受け樋38,38と回収タンク36とを
連通する回収路39と、上述の回収タンク36とを備え
て、使用済みの加工油01および洗浄液Cを回収すべく
構成している。
【0056】上述の回収タンク36の上流における回収
路39、特に各加工ステーションST1,ST2の回収
路39が合流する合流部には、使用済みの加工油01お
よび洗浄液C中に混入する切粉やゴミその他の異物を除
去する切粉除去手段としての切粉分離機40を介設して
いる。
【0057】この切粉分離機40は回収路39と連通す
る上下の連通部をもったケーシング41と、下側の連通
部に張架された網体42(いわゆるメッシュ)と、分離さ
れた切粉を回収路39の外部へ放出する放出口43とを
備え、この放出口43の下方には切粉回収タンク44を
配設している。
【0058】一方、上述回収タンク36の上部または近
傍には回収した使用済みの加工油01および洗浄液Cを
これら両者01,Cに分離する分離手段としての遠心分
離機45を設けている。
【0059】この遠心分離機45はポンプ46が介設さ
れたサクションパイプ47と、分離された洗浄液Cを回
収タンク36に還流するリターンパイプ48とを備える
と共に、分離された加工油01を油回収タンク49に還
流するリターンパイプ50に接続されている。
【0060】なお、上述の回収タンク36では加工油0
1の比重0.92と洗浄液Cの比重(ほぼ1.0)との比
重差によって加工油01が洗浄液Cの上部に比重分離さ
れる。上記分離手段は、この回収タンク36での比重分
離機能と、遠心分離機45による積極的な遠心分離機能
との双方を含む。
【0061】上述の回収タンク36には同タンク36内
の加工油01の容量を検知する検知手段としてのフロー
トセンサ51が設けられ、このフロートセンサ51の出
力により加工油01が所定容量の時に遠心分離機45を
作動させるように構成している。
【0062】上述のフロートセンサ51は図4、図5に
示すように構成されている。すなわち、このフロートセ
ンサ51は外筒52と、この外筒52の内部に設けられ
て上層液に追従動作するアウタフロート53と、このア
ウタフロート53の内部に設けられて下層液に追従動作
するインナフロート54と、上記アウタフロート53の
上部の上下動により上層液面を検知する近接スイッチ5
5と、インナフロート54の上部の上下動により洗浄液
Cの容量に関係なく加工油01の容量を検出する近接ス
イッチまたは距離センサなどから成る検出部56とを備
えている。
【0063】そして、図4に示すように洗浄液Cの液面
上に加工油01が存在しない状態から、図5に示すよう
に洗浄液Cの液面上に所定容量の加工油01が浮遊した
時、インナフロート54が下動して、検出部56で加工
油01が所定容量に達したことを検出するものである。
このように構成すると従前の多点式フロートセンサを2
つ設ける構成に対して、フロートセンサ51をシンプル
に構成することができる。
【0064】一方、図1、図2に示すように遠心分離機
45で分離された加工油01を自動給油装置33を介し
て加工油供給パイプ30に循環させる第1循環手段とし
ての第1循環経路57を設けている。
【0065】この第1循環経路57は遠心分離機45と
油回収タンク49との間を結ぶリターンパイプ50と、
上述の油回収タンク49と、この油回収タンク49と自
動給油装置33との間を結ぶリターンパイプ58とを備
えている。
【0066】また、遠心分離機45で分離された洗浄液
Cを単一の洗浄液貯溜手段としての洗浄液タンク17に
循環させる第2循環手段としての第2循環経路59を設
けている。
【0067】この第2循環経路59は、そのサクション
側が回収タンク36内に配設され、かつ、その吐出側が
洗浄液タンク17内に配設されたリターンパイプ60
と、このリターンパイプ60に介設されたポンプ61お
よびフィルタ62とを備えている。
【0068】このように構成した加工装置の作動方法に
ついて、以下に詳述する。加工機3の駆動に際して、自
動給油装置33から分配用サブタンク32および潤滑油
供給パイプ31を介して、加工機3の潤滑部には潤滑油
02が供給される(潤滑油供給工程)。
【0069】また、ミスト潤滑用として、自動供給装置
33から分配用サブタンク29および加工油供給パイプ
30を介して、ワーク1の工具2による加工部にミスト
状の加工油01が供給される(加工油供給工程)。
【0070】さらに、油圧アクチュエータ8に対しては
加工油01および潤滑油02と同質の非水溶性油が油圧
作動油03として供給される(作動油供給工程)。これら
の潤滑油供給工程、加工油供給工程、作動油供給工程
は、加工されるワーク1の加工条件に対応して同時に実
行されてもよく、所定タイムラグをもって実行されても
よい。
【0071】上述の工具2によるワーク1の加工中、ま
たは非加工中および加工中の双方を含む常時において洗
浄液供給手段20のポンプ18が駆動して、洗浄液タン
ク17内の洗浄液Cを、送液パイプ19を介してプール
タンク13に予め貯溜する。
【0072】そして、上述の工具2による当該ステーシ
ョンでのワーク1の加工が終了すると、プールタンク1
3下部の電磁弁15が開弁制御されて、加工後のワーク
1に水溶性の洗浄液Cが供給されて、ワーク1を冷却お
よび洗浄すると共に、加工部およびその周辺に付着した
切粉を除去する(洗浄液供給工程)。
【0073】なお、上述の洗浄液Cの間欠吐出後におい
て上記電磁弁15は閉弁制御される。上述の切粉を含む
使用済みの加工油01および洗浄液Cは受け樋38およ
び回収路39を介して回収タンク36へ流下しようとす
るが、この回収タンク36の上流に設けられた切粉分離
機40にて切粉、ゴミなどの異物は回収路39外の切粉
回収タンク44に分離放出されるので、回収タンク36
には切粉が除去された状態で使用済みの加工油01およ
び洗浄液Cが回収される(回収工程)。
【0074】上述の回収タンク36内では比重差により
洗浄液Cの液面上に、加工油01が浮上分離(比重分離)
され、この加工油01の容量をフロートセンサ51で検
知して、このフロートセンサ51の出力により加工油0
1が所定容量に達した時、遠心分離機45が作動する。
【0075】上述の遠心分離機45の作用によりサクシ
ョンパイプ47から汲み上げられた両液体(加工油0
1、洗浄液C参照)は加工油01と洗浄液Cとに分離さ
れ、分離された加工油01はリターンパイプ50に吐出
され、分離された洗浄液Cはリターンパイプ48を介し
て回収タンク36に還流する(分離工程)。
【0076】上述の遠心分離機45で分離され、リター
ンパイプ50に吐出された加工油01は、油回収タンク
49、リターンパイプ58、自動給油装置33、送油ラ
イン34、分配用サブタンク29を介して加工油供給手
段26の供給部に循環する(第1循環工程)。
【0077】また上述の遠心分離機45で分離され、リ
ターンパイプ48を介して回収タンク36内へ流下した
洗浄液Cは、ポンプ61の駆動によりリターンパイプ6
0を介して洗浄液タンク17(洗浄液供給部)に循環する
(第2循環工程)。
【0078】ところで、上述の洗浄液タンク17におい
ては濃度センサ25で洗浄液Cの濃度が検出されてお
り、この濃度センサ25で洗浄液Cの濃度が所定範囲外
になったことが検出されると(例えば洗浄液C中の水A
の蒸発やその他の要因により濃度が変化して、洗浄液C
の比重が変動すると)電磁弁21または電磁弁23が開
弁制御されて、水供給パイプ22から水Aが洗浄液タン
ク17に供給、または原液供給パイプ24から原液Bが
洗浄液タンク17に供給され、同タンク17内の洗浄液
Cの濃度を所定範囲内とするように調整するものであ
る。
【0079】このように図1〜図5で示した実施例の加
工装置は、ワーク1を加工する工具2を備えた加工機3
と、ワーク1の加工部に非水溶性油をミスト状にして加
工油01として供給する加工油供給手段26とを供え、
使用済みの加工油01を回収して上記加工油供給手段2
6に供給する加工装置であって、加工機3の潤滑部に加
工油01と同質の非水溶性油を潤滑油02として供給す
る潤滑油供給手段(潤滑油供給パイプ31参照)と、加工
後のワーク1に水溶性の洗浄液Cを供給する洗浄液供給
手段20と、使用済みの加工油01および洗浄液Cを回
収する回収手段37と、回収した加工油01および洗浄
液Cを分離する分離手段(遠心分離機45参照)と、分離
した加工油01を加工油供給手段26に循環させる第1
循環手段(第1循環経路57参照)と、分離した洗浄液C
を洗浄液供給手段20に循環させる第2循環手段(第2
循環経路59参照)とを備えたものである。
【0080】この構成によれば、工具2でワーク1を加
工する時、加工油供給手段26はワーク1の加工部に非
水溶性油をミスト状に成して加工油01として供給して
ミスト潤滑を行ない、潤滑油供給手段(潤滑油供給パイ
プ31参照)は加工機3の潤滑部(主軸5や摺動部参照)
に加工油01と同質の非水溶性油を潤滑油02として供
給し、洗浄液供給手段20は加工後のワーク1に水溶性
の洗浄液Cを供給し、回収手段37は使用済みの加工油
01および洗浄液Cを回収し、分離手段(遠心分離機4
5参照)は回収した加工油01および洗浄液Cを分離
し、第1循環手段(第1循環経路57参照)は分離した加
工油01を加工油供給手段26に循環させ、第2循環手
段(第2循環経路59参照)は分離した洗浄液Cを洗浄液
供給手段20に循環させる。
【0081】このように、ワーク1の加工部のミスト潤
滑に用いる加工油01と同質の非水溶性油を加工機3の
潤滑部の潤滑油02として使用するので、加工油01に
対して仮に潤滑油02が混入しても、これらは同質の油
であるため、加工油01の回収、再利用ができる。
【0082】また水溶性の洗浄液Cと、非水溶性の加工
油01とは比重差等により確実に分離して再利用するこ
とができる。したがって、廃棄物の削減とコスト低減と
の両立を図ることができる。
【0083】しかも、上記加工機3は加工油01と同質
の非水溶性油を油圧作動油03として作動する油圧アク
チュエータ8を備えたものである。この構成によれば、
油圧アクチュエータ8を作動する油圧作動油03も加工
油01と同質の非水溶性油に設定したので、加工油01
に対して万一、油圧作動油03が混入しても、これらは
同質の油であるため加工油01の回収、再利用を図るこ
とができる。
【0084】また、非水溶性油を貯留する貯溜手段(自
動給油装置33参照)を有し、該貯溜手段から加工油供
給手段26の供給部と潤滑油供給手段(潤滑油供給パイ
プ31参照)の供給部とに非水溶性油を分配供給する分
配供給手段(分配用サブタンク29,32参照)を備えた
ものである。この構成によれば、1つの貯溜手段(自動
給油装置33参照)から加工油供給手段26および潤滑
油供給手段(潤滑油供給パイプ31参照)の双方の供給部
に非水溶性油を分配供給するので、装置の簡素化を図る
ことができる。
【0085】さらに、上記回収手段37は加工油01と
洗浄液Cとを回収する回収槽(回収タンク36参照)を備
え、上記分離手段は遠心分離機45を有し、回収槽(回
収タンク36参照)の加工油01の容量を検知する検知
手段(フロートセンサ51参照)を設け、上記検知手段
(フロートセンサ51参照)の出力により加工油01が所
定容量の時に遠心分離機45を作動させるものである。
【0086】この構成によれば、回収槽(回収タンク3
6参照)の加工油01の容量が所定容量に達したことを
検知手段(フロートセンサ51参照)で検知し、この検知
手段(フロートセンサ51参照)の検知結果により必要時
にのみ遠心分離機45を作動させるので、省力化を図る
ことができる。
【0087】加えて、上記回収槽(回収タンク36参照)
の上流には使用済みの加工油01および洗浄液C中に混
入する切粉を除去する切粉除去手段(切粉分離機40参
照)が設けられたものである。上記構成によれば、回収
槽(回収タンク36参照)の上流において切粉除去手段
(切粉分離機40参照)が切粉を除去するので、回収槽
(回収タンク36参照)における安定した比重分離を図る
ことができる。
【0088】また、上記加工機3を複数設け、洗浄液供
給手段20は、回収した洗浄液Cを貯溜する単一の洗浄
液貯溜手段(洗浄液タンク17参照)と、各加工機3の加
工ステーションST1,ST2上方に配置されて洗浄液
Cを貯溜すると共に、ワーク1に間欠的に洗浄液Cを供
給する貯溜式間欠吐出手段(プールタンク13参照)と、
上記単一の洗浄液貯溜手段(洗浄液タンク17参照)から
貯溜式間欠吐出手段(プールタンク13参照)へ洗浄液C
を供給する送給手段(ポンプ18参照)とを備えたもので
ある。
【0089】この構成によれば、単一の洗浄液貯溜手段
(洗浄液タンク17参照)から貯溜式間欠吐出手段(プー
ルタンク13参照)に送給手段(ポンプ18参照)にて洗
浄液Cをほぼ常時供給することが可能となり、この結
果、送給手段(ポンプ18参照)の小容量化を図ることが
できる。さらに、加工ステーションST1,ST2上方
に設けられた貯溜式間欠吐出手段(プールタンク13参
照)は洗浄液Cをその位置エネルギを利用して流下させ
るとよいので、省力化が図れると共に、充分な間欠吐出
量を確保することができて、ワーク1の冷却および洗
浄、切粉除去に有効となる。
【0090】しかも、上記洗浄液貯溜手段(洗浄液タン
ク17参照)は、水溶性洗浄液Cの濃度を検知する濃度
検知手段(濃度センサ25参照)と、該濃度検知手段(濃
度センサ25参照)の出力により洗浄液Cの濃度を所定
範囲に調整する濃度調整手段(電磁弁21,23参照)と
を有するものである。上記構成によれば、濃度調整手段
(電磁弁21,23参照)により洗浄液Cの濃度を所定範
囲に調整するので、洗浄液Cによる洗浄能力の維持と、
分離手段(遠心分離機45および回収タンク36での比
重分離機能参照)による分離時の良好な分離性能の確保
との両立を図ることができる。
【0091】一方、図示実施例の加工装置の作動方法
は、ワーク1を加工する工具2を備えた加工機3と、ワ
ーク1の加工部に非水溶液をミスト状にして加工油01
として供給する加工油供給手段26とを備え、使用済み
の加工油01を回収して上記加工油供給手段26に供給
する加工装置の作動方法であって、加工機3の潤滑部に
加工油01と同質の非水溶性油を潤滑油02として供給
する潤滑油供給工程と、加工後のワーク1に水溶性の洗
浄液Cを供給する洗浄液供給工程と、使用済みの加工油
01および洗浄液Cを回収する回収工程と、回収した加
工油01および洗浄液Cを分離する分離工程と、分離し
た加工油01を加工油供給手段26に循環させる第1循
環工程と、分離した洗浄液Cを洗浄液供給部(洗浄液供
給手段20参照)に循環させる第2循環工程とを備えた
ものである。
【0092】この構成によれば、工具2でワーク1を加
工する時、加工油供給手段26はワーク1の加工部に非
水溶性油をミスト状に成して加工油01として供給して
ミスト潤滑を行ない、潤滑油供給工程で、加工機3の潤
滑部に加工油01と同質の非水溶性油を潤滑油02とし
て供給し、洗浄液供給工程で、加工後のワーク1に水溶
性の洗浄液Cを供給して、ワーク1の冷却、洗浄を実行
し、回収工程で、使用済みの加工油01および洗浄液C
を回収し、分離工程で、回収した加工油01および洗浄
液Cを分離し、第1循環工程で、分離した加工油01を
加工油供給手段26に循環させ、第2循環工程で、分離
した洗浄液Cを洗浄液供給部(洗浄液供給手段20参照)
に循環させる。なお、上述の第1循環工程と第2循環工
程とは同時に実行してもよく、または別時に実行しても
よい。
【0093】このように、ワーク1の加工部のミスト潤
滑に用いる加工油01と同質の非水溶性油を加工機3の
潤滑部の潤滑油02として使用する方法であるから、加
工油01に対して仮に潤滑油02が混入しても、これら
は同質の油であるため、加工油01の回収、再利用がで
きる。
【0094】また水溶性の洗浄液Cと、非水溶性の加工
油01とは比重差等により確実に分離して再利用するこ
とができる。この結果、廃棄物の削減と、コスト低減と
の両立を図ることができる。
【0095】しかも、上記加工機3は油圧アクチュエー
タ8を備え、該油圧アクチュエータ8は加工油01と同
質の非水溶性油を油圧作動油03として作動するもので
ある。
【0096】この構成によれば、油圧アクチュエータ8
を作動する油圧作動油03は加工油01と同質の非水溶
性油であるから、加工油01に対して万一、油圧作動油
03が混入しても、これらは同質の油であるため、加工
油01の回収、再利用を図ることができる。
【0097】また、上記非水溶性油を貯溜手段(自動給
油装置33参照)に貯溜し、該貯溜手段から加工油供給
手段26の供給部と潤滑油の供給部(詳しくは潤滑油供
給パイプ31の基部)とに非水溶性油を分配供給するも
のである。この構成によれば、1つの貯溜手段(自動給
油装置33参照)から加工油供給手段26の供給部と、
潤滑油の供給部との双方に非水溶性油を分配供給するの
で、装置構造の簡略化を図ることができる。
【0098】さらに、上記回収工程で回収槽(回収タン
ク36参照)に加工油01と洗浄液Cとを回収し、上記
分離工程で遠心分離機45により加工油01と洗浄液C
とに遠心分離し、上記回収槽(回収タンク36参照)の加
工油01の容量を検知手段(フロートセンサ51参照)で
検知して、該検知手段の出力により加工油01が所定容
量の時に遠心分離機45を作動させるものである。
【0099】上記構成によれば、回収槽(回収タンク3
6参照)の加工油01の容量が所定容量に達したことを
検知手段(フロートセンサ51参照)で検知し、この検知
手段(フロートセンサ51参照)の検知結果により必要時
にのみ遠心分離機45を作動させるので、省力化を図る
ことができる。
【0100】しかも、上記加工機3を複数設け、各加工
機3の加工ステーションST1,ST2上方に洗浄液C
を貯溜すると共に、ワーク1に間欠的に洗浄液Cを供給
する貯溜式間欠吐出手段(プールタンク13参照)を配置
し、洗浄液供給工程で、単一の洗浄液貯溜手段(洗浄液
タンク17参照)に分離回収された洗浄液Cを予め貯溜
し、上記単一の洗浄液貯溜手段(洗浄液タンク17参照)
から送給手段(ポンプ18参照)にて貯溜式間欠吐出手段
(プールタンク13参照)へ供給および貯溜された洗浄液
Cを加工後のワーク1に供給するものである。
【0101】この構成によれば、単一の洗浄液貯溜手段
(洗浄液タンク17参照)から貯溜式間欠吐手段(プール
タンク13参照)に対して送給手段(ポンプ18参照)で
洗浄液Cをほぼ常時供給することが可能となり、この結
果、送給手段(ポンプ18参照)の小容量化を図ることが
できる。
【0102】また、加工ステーションST1,ST2上
方に設けられた貯溜式間欠吐出手段(プールタンク13
参照)は貯溜した洗浄液Cをその位置エネルギを利用し
て流下させるとよいので、省力化を図ることができると
共に、充分な間欠吐出量を確保することができて、ワー
ク1の冷却および洗浄、切粉除去に有効となる。
【0103】加えて、上記洗浄液貯溜手段(洗浄液タン
ク17参照)に設けられた濃度検知手段(濃度センサ25
参照)で水溶性洗浄液Cの濃度を検出し、該濃度検知手
段(濃度センサ25参照)の出力により洗浄液Cの濃度を
所定範囲に調整するものである。
【0104】この構成によれば、濃度検知手段(濃度セ
ンサ25参照)の出力により洗浄液Cの濃度を調整する
ので、洗浄液Cによる洗浄能力の維持と、比重時および
遠心分離時の良好な分離性能の確保との両立を図ること
ができる。
【0105】図6は加工装置および加工装置の作動方法
の他の実施例を示し、切粉分離機40に設けられる網体
42を放出口43側が低くなるように傾斜配置したもの
である。
【0106】このように構成すると、網体42上に分離
された切粉を放出口43へ円滑に放出することができ
る。なお、図6に示すこの実施例においても、その他の
構成、作用、効果については先の実施例と同様であるか
ら、図6において前図と同一の部分には同一符号を付し
て、その詳しい説明を省略する。
【0107】図7は加工装置および加工装置の作動方法
のさらに他の実施例を示し、この実施例では切粉分離機
40のケーシング41内に網体をエンドレス状と成した
メッシュコンベア63を設けたものである。
【0108】このように構成すると、メッシュコンベア
63の駆動により、網体で分離した切粉を放出口43へ
より一層円滑かつ確実に放出することができる。なお、
図7に示すこの実施例においても、その他の構成、作
用、効果については先の実施例と同様であるから、図7
において前図と同一の部分には同一符号を付して、その
詳しい説明を省略する。
【0109】図8は加工装置および加工装置の作動方法
のさらに他の実施例を示し、遠心分離機45で分離され
た洗浄液の吐出部と洗浄液タンク17とを連通するリタ
ーンパイプ64を設け、このリターンパイプ64にフィ
ルタ62を介設して第2循環手段としての第2循環経路
59を構成したものである。
【0110】このように構成すると、加工装置の簡略化
を図ることができる。なお、図8に示すこの実施例にお
いても、その他の構成、作用、効果については先の実施
例とほぼ同様であるから、図8において前図と同一の部
分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0111】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の潤滑油供給手段は、実施例の潤滑
油供給パイプ31に対応し、以下同様に、分離手段は、
回収タンク36における比重分離機能と遠心分離機45
に対応し、第1循環手段は、第1循環経路57に対応
し、第2循環手段は、第2循環経路59に対応し、貯溜
手段は、自動供給装置33に対応し、分配供給手段は、
分配用サブタンク29,32に対応し、回収槽は、回収
タンク36に対応し、検知手段は、フロートセンサ51
に対応し、切粉除去手段は、切粉分離機40に対応し、
洗浄液貯溜手段は、洗浄液タンク17に対応し、貯溜式
間欠吐出手段は、プールタンク13に対応し、送給手段
は、ポンプ18に対応し、濃度検知手段は、濃度センサ
25に対応し、濃度調整手段は、電磁弁21,23に対
応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定
されるものではない。
【0112】
【発明の効果】この発明によれば、ワーク加工部のミス
ト潤滑に用いる非水溶性油(加工油)と同質の非水溶性油
を加工機の潤滑部の潤滑油として使用し、加工後にワー
ク洗浄に供される洗浄液を水溶性と成して、使用済みの
加工油および洗浄液を回収分離して、分離した加工油お
よび洗浄液をそれぞれの供給手段に循環させるので、加
工油に対して潤滑油が混入しても、これらは同質の油で
あるため、加工油の回収、再利用ができ、さらに洗浄液
と加工油とを確実に分離して再利用することができて、
廃棄物の削減とコスト低減とを図ることができる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の加工装置および加工装置の作動方法
を示す系統図。
【図2】 図1の部分拡大図。
【図3】 工具の説明図。
【図4】 検知手段の断面図。
【図5】 検知手段の作用説明図。
【図6】 加工装置の他の実施例を示す系統図。
【図7】 加工装置のさらに他の実施例を示す系統図。
【図8】 加工装置のさらに他の実施例を示す系統図。
【符号の説明】
C…洗浄液 01…加工油 02…潤滑油 03…油圧作動油 1…ワーク 2…工具 3…加工機 8…油圧アクチュエータ 13…プールタンク(貯溜式間欠吐出手段) 17…洗浄液タンク(洗浄液貯溜手段) 18…ポンプ(送給手段) 20…洗浄液供給手段 21,23…電磁弁(濃度調整手段) 25…濃度センサ(濃度検知手段) 26…加工油供給手段 29,32…分配用サブタンク(分配供給手段) 31…潤滑油供給パイプ(潤滑油供給手段) 33…自動給油装置(貯溜手段) 36…回収タンク(回収槽) 37…回収手段 40…切粉分離機(切粉除去手段) 45…遠心分離機(分離手段) 51…フロートセンサ(検知手段) 57…第1循環経路(第1循環手段) 59…第2循環経路(第2循環手段) ST1,ST2…加工ステーション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B23Q 11/10 B23Q 11/10 Z B01D 35/02 E (72)発明者 山下 貢丸 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 Fターム(参考) 3C011 FF05 4D064 AA23 BM28 BM34

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークを加工する工具を備えた加工機と、
    ワークの加工部に非水溶性油をミスト状にして加工油と
    して供給する加工油供給手段とを供え、使用済みの加工
    油を回収して上記加工油供給手段に供給する加工装置で
    あって、加工機の潤滑部に加工油と同質の非水溶性油を
    潤滑油として供給する潤滑油供給手段と、加工後のワー
    クに水溶性の洗浄液を供給する洗浄液供給手段と、使用
    済みの加工油および洗浄液を回収する回収手段と、回収
    した加工油および洗浄液を分離する分離手段と、分離し
    た加工油を加工油供給手段に循環させる第1循環手段
    と、分離した洗浄液を洗浄液供給手段に循環させる第2
    循環手段とを備えた加工装置。
  2. 【請求項2】上記加工機は加工油と同質の非水溶性油を
    油圧作動油として作動する油圧アクチュエータを備えた
    請求項1記載の加工装置。
  3. 【請求項3】非水溶性油を貯留する貯溜手段を有し、該
    貯溜手段から加工油供給手段の供給部と潤滑油供給手段
    の供給部とに非水溶性油を分配供給する分配供給手段を
    備えた請求項1記載の加工装置。
  4. 【請求項4】上記回収手段は加工油と洗浄液とを回収す
    る回収槽を備え、上記分離手段は遠心分離機を有し、回
    収槽の加工油の容量を検知する検知手段を設け、上記検
    知手段の出力により加工油が所定容量の時に遠心分離機
    を作動させる請求項1記載の加工装置。
  5. 【請求項5】上記回収槽の上流には使用済みの加工油お
    よび洗浄液中に混入する切粉を除去する切粉除去手段が
    設けられた請求項4記載の加工装置。
  6. 【請求項6】上記加工機を複数設け、洗浄液供給手段
    は、回収した洗浄液を貯溜する単一の洗浄液貯溜手段
    と、各加工機の加工ステーション上方に配置されて洗浄
    液を貯溜すると共に、ワークに間欠的に洗浄液を供給す
    る貯溜式間欠吐出手段と、上記単一の洗浄液貯溜手段か
    ら貯溜式間欠吐出手段へ洗浄液を供給する送給手段とを
    備えた請求項1または4記載の加工装置。
  7. 【請求項7】上記洗浄液貯溜手段は、水溶性洗浄液の濃
    度を検知する濃度検知手段と、該濃度検知手段の出力に
    より洗浄液の濃度を所定範囲に調整する濃度調整手段と
    を有する請求項6記載の加工装置。
  8. 【請求項8】ワークを加工する工具を備えた加工機と、
    ワークの加工部に非水溶液をミスト状にして加工油とし
    て供給する加工油供給手段とを備え、使用済みの加工油
    を回収して上記加工油供給手段に供給する加工装置の作
    動方法であって、加工機の潤滑部に加工油と同質の非水
    溶性油を潤滑油として供給する潤滑油供給工程と、加工
    後のワークに水溶性の洗浄液を供給する洗浄液供給工程
    と、使用済みの加工油および洗浄液を回収する回収工程
    と、回収した加工油および洗浄液を分離する分離工程
    と、分離した加工油を加工油供給手段に循環させる第1
    循環工程と、分離した洗浄液を洗浄液供給部に循環させ
    る第2循環工程とを備えた加工装置の作動方法。
  9. 【請求項9】上記加工機は油圧アクチュエータを備え、
    該油圧アクチュエータは加工油と同質の非水溶性油を油
    圧作動油として作動する請求項8記載の加工装置の作動
    方法。
  10. 【請求項10】上記非水溶性油を貯溜手段に貯溜し、該
    貯溜手段から加工油供給手段の供給部と潤滑油の供給部
    とに非水溶性油を分配供給する請求項8記載の加工装置
    の作動方法。
  11. 【請求項11】上記回収工程で回収槽に加工油と洗浄液
    とを回収し、上記分離工程で遠心分離機により加工油と
    洗浄液とに遠心分離し、上記回収槽の加工油の容量を検
    知手段で検知して、該検知手段の出力により加工油が所
    定容量の時に遠心分離機を作動させる請求項8記載の加
    工装置の作動方法。
  12. 【請求項12】上記加工機を複数設け、各加工機の加工
    ステーション上方に洗浄液を貯溜すると共に、ワークに
    間欠的に洗浄液を供給する貯溜式間欠吐出手段を配置
    し、洗浄液供給工程で、単一の洗浄液貯溜手段に分離回
    収された洗浄液を予め貯溜し、上記単一の洗浄液貯溜手
    段から送給手段にて貯溜式間欠吐出手段へ供給および貯
    溜された洗浄液を加工後のワークに供給する請求項8ま
    たは請求項11記載の加工装置の作動方法。
  13. 【請求項13】上記洗浄液貯溜手段に設けられた濃度検
    知手段で水溶性洗浄液の濃度を検出し、該濃度検知手段
    の出力により洗浄液の濃度を所定範囲に調整する請求項
    12記載の加工装置の作動方法。
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