JP2003102835A - 薬液供給具 - Google Patents

薬液供給具

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JP2003102835A
JP2003102835A JP2001302030A JP2001302030A JP2003102835A JP 2003102835 A JP2003102835 A JP 2003102835A JP 2001302030 A JP2001302030 A JP 2001302030A JP 2001302030 A JP2001302030 A JP 2001302030A JP 2003102835 A JP2003102835 A JP 2003102835A
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Yuichi Chikakiyo
裕一 近清
Toshiharu Nishijima
俊治 西島
Kazuyoshi Omote
和良 表
Yoshio Takahara
喜夫 高原
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TOKUSHIMA KENKO KAGAKU SOGO CENTER KK
TOKUSHIMA KENKO KAGAKU SOGO CT
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TOKUSHIMA KENKO KAGAKU SOGO CENTER KK
TOKUSHIMA KENKO KAGAKU SOGO CT
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極めて簡単な構造として全体をコンパクトに
する。安価に多量生産する。 【解決手段】 薬液供給具は、可撓性の薬液バック1を
挟着する一対の挟着プレート2と、一対の挟着プレート
2の両端部を連結している連結具3とを備える。挟着プ
レート2を連結している連結具3は、一方または両方
が、一対の挟着プレート2を脱着できるように連結して
いる脱着連結具3Aである。一対の挟着プレート2は、
一方または両方を弾性変形できる弾性板としている。弾
性板である挟着プレート2は、挟着面に向かって中央凸
に湾曲している。薬液供給具は、一対の挟着プレート2
の間に薬液バック1を挟着し、弾性板である挟着プレー
ト2で薬液バック1を弾性的に押圧して、薬液バック1
に充填している薬液を押し出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薬液バックを押圧
して一定の圧力で押し出す薬液供給具に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、最も一般的に使用される薬液供給
具は、薬液バックを所定の高さに吊り下げる吊り下げス
タンドである。この薬液供給具は、高く吊り下げられた
薬液を落差で供給する。落差による圧力は、高さに比例
し1mの落差で約0.1気圧の圧力に相当する。たとえ
ば、静脈に輸液を点滴で注入する場合、薬液バックを約
1〜1.5mの高さに吊り下げて好ましい圧力にでき
る。
【0003】吊り下げスタンドは、高さで簡単に圧力を
調整できるという点では、極めて好ましい構造である
が、現実に使用するときには、看護の邪魔になる欠点が
ある。また、患者が移動するときには、垂直に立てた姿
勢で一緒に移動させるので、便利に移動できない欠点も
ある。また、間違って倒れると正常に点滴できなくなる
等の種々の欠点もある。
【0004】この弊害を解消することを目的として、薬
液バックを弾性的に挟着して薬液を押し出すタイプの薬
液供給具が開発されている。この構造の薬液供給具は、
たとえば以下の公報に記載される。 (1) 特開平10−192396号 (2) 特開平8−257121号 (3) 特開平8−257120号
【0005】(1)の公報に記載される薬液供給具は、図
1に示すように容器30の底に、復元力のある発泡体3
2等を配設している。容器30に薬液バック1を入れて
蓋31をすると、発泡体32の復元力が薬液バック1を
押圧して薬液を押し出す。 (2)と(3)の公報に記載される薬液供給具は、図1の発泡
体をバネとするもので、容器の底に上下に移動できるよ
うに配設している底板をバネで押圧する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これ等の薬液供給具
は、発泡体やバネで薬液バックを押圧するので、全体の
構造が複雑で大きくなる欠点がある。薬液供給具は、患
者と一緒に移動でき、かつ看護の邪魔にならないよう
に、できる限りコンパクトにすることが大切である。ま
た、簡単な構造で製造コストを安くできることも大切で
ある。本発明は、このことを実現することを目的に開発
されたもので、本発明の重要な目的は、極めて簡単な構
造で全体をコンパクトにでき、さらに安価に多量生産で
きる薬液供給具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の薬液供給具は、
可撓性の薬液バック1を挟着する一対の挟着プレート2
と、一対の挟着プレート2の両端部を連結している連結
具3とを備える。挟着プレート2を連結している連結具
3は、一方または両方が、一対の挟着プレート2を脱着
できるように連結している脱着連結具3Aである。一対
の挟着プレート2は、一方または両方を弾性変形できる
弾性板としている。弾性板である挟着プレート2は、挟
着面に向かって中央凸に湾曲している。薬液供給具は、
一対の挟着プレート2の間に薬液バック1を挟着し、弾
性板である挟着プレート2で薬液バック1を弾性的に押
圧して、薬液バック1に充填している薬液を押し出す。
【0008】一対の挟着プレート2は、両方を弾性板と
することができる。一対の挟着プレート2は、一方の端
部を脱着連結具3Aで連結し、他方の端部を傾動連結具
3Bで連結することができる。傾動連結具3は、一対の
挟着プレート2を傾動できるように連結している。挟着
プレート2は、両端を脱着連結具3Aで連結することも
できる。挟着プレート2は、挟着している薬液バック1
の薬液を透視して見ることができる透光性を有する構造
にできる。弾性板である挟着プレート2は、プラスチッ
ク板または弾性金属板とすることができる。
【0009】さらに、本発明の薬液供給具は、挟着プレ
ート2を連結している一方または両方の連結具3を、一
対の挟着プレート2を弾性的に接近させて、挟着してい
る薬液バック1を弾性的に押圧する連結具3とすること
ができる。この薬液供給具は、一対の挟着プレート2の
間に薬液バック1を挟着し、脱着連結具3Aで挟着プレ
ート2を弾性的に押圧して、充填している薬液を押し出
す。
【0010】さらに、本発明の薬液供給具は、一対の挟
着プレート2の一方の端部を、挟着プレート2に一体的
に成形してなる弾性連結部19で連結して、挟着プレー
ト2の他方の端部を脱着連結部3Aで連結することがで
きる。この薬液供給具は、一対の挟着プレート2の一方
または両方を弾性変形できる弾性板とし、あるいは、弾
性連結部19で一対の挟着プレート2を弾性的に接近さ
せて、挟着している薬液バック1を弾性的に押圧させ
る。この薬液供給具は、一対の挟着プレート2の間に薬
液バック1を挟着し、弾性板である挟着プレート2で薬
液バック1を弾性的に押圧して、あるいは、弾性連結具
19で挟着プレート2を弾性的に押圧して、充填してい
る薬液を押し出す。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための薬液供給具を例示するも
のであって、本発明は薬液供給具を下記のものに特定し
ない。
【0012】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
【0013】図2〜図4に示す薬液供給具は、可撓性の
薬液バック1を挟着する一対の挟着プレート2と、一対
の挟着プレート2の両端部を連結している連結具3とを
備える。
【0014】挟着プレート2は、弾性変形できる弾性板
である。薬液供給具は、好ましくは両方の挟着プレート
2を弾性板とする。ただ、一方の挟着プレートのみを弾
性板として、他の挟着プレートを変形しない板材とする
こともできる。弾性板は、プラスチック板や金属板であ
る。金属板は、SUS304等のステンレス板や、表面
をメッキしたバネ材である。
【0015】さらに、挟着プレート2は、挟着している
薬液バック1の薬液を透視して見ることができる透光性
を有するものが使用される。この薬液供給具は、排出し
ている薬液の残量を確認しながら点滴等に使用できる。
透光性のある挟着プレート2は、透光性のプラスチック
板で製作され、あるいは多数の貫通孔を開口している金
属板で製作される。
【0016】弾性板である挟着プレート2は、図3の側
面図に示すように、薬液バック1の挟着面に向かって中
央凸に湾曲する形状に加工される。この挟着プレート2
は、図4に示すように、弾性板の復元力で、挟着してい
る薬液バック1を、薬液が完全に押し出される最後まで
弾性的に押圧できる。
【0017】さらに、図2の挟着プレート2は、薬液バ
ック1の排液口1Aを入れる部分に切欠部4を設けてい
る。切欠部4は排液口1Aよりも大きく、薬液バック1
が押し潰される状態で、排液口1Aは切欠部4の内側に
位置する。薬液バック1の排液口1Aは、硬質のプラス
チックを筒状に成形したもので押し潰して変形できな
い。したがって、排液口1Aが挟着プレート2の内面に
当たると、挟着プレート2は薬液バック1を押圧して薬
液を押し出しできなくなる。図の薬液供給具は、排液口
1Aを切欠部4に案内するので、薬液バック1を最後ま
で押し潰すことができる。とくに、排液口1Aの両側を
含む薬液バック1のほぼ全体を押圧して、薬液を最後ま
で押し出しできる。ただ、薬液供給具は、必ずしも挟着
プレートに切欠部を設ける必要はない。それは、排液口
を挟着プレートの外側に配設して、薬液を押し出しでき
るからである。
【0018】図の薬液供給具は、一方の連結具3を脱着
連結具3Aとして、他方の連結具3を傾動連結具3Bと
している。この薬液供給具は、薬液バック1を簡単に脱
着できる特長がある。図3に示すように、脱着連結具3
Aを外して挟着プレート2を大きく開き、開いた挟着プ
レート2の間に薬液バック1を入れて、図4に示すよう
に、脱着連結具3Aを連結して薬液バック1を挟着プレ
ート2で挟着できるからである。ただ、本発明の薬液供
給具は、図示しないが、両方の連結具を脱着連結具とす
ることもできる。この薬液供給具は、いずれか片方の脱
着連結具を外し、あるいは両方の脱着連結具を外し、挟
着プレートの間に薬液バックを挟んで、脱着連結具で挟
着プレートを連結する。
【0019】脱着連結具3Aは、一対の挟着プレート2
を脱着できるように連結する。図の薬液供給具は、挟着
プレート2の一端で切欠部4の両側に脱着連結具3Aを
設けている。脱着連結具3Aは、挟着プレート2の端部
を脱着できるように連結できる全ての機構とすることが
できる。図5の脱着連結具3Aは、すでに種々の用途に
使用されているもので、一方の挟着プレート2に固定さ
れるフック5と、このフック5に引っかける引掛具6と
を備える。フック5は、金属板をプレス加工したもの
で、引掛具6を引っかける引掛溝5Aを挟着プレート2
から突出する位置に固定している。引掛具6は、フック
5の引掛溝5Aに引っかけられる引掛線6Aと、引掛線
6Aの両端を傾動できるように連結しているレバー6B
と、このレバー6Bを傾動できるように回転軸6Cを介
して連結している基台6Dと、レバー6Bを図5に示す
位置に移動させる復元バネ(図示せず)とを備える。レ
バー6Bは、先端を回転軸6Cで基台6Dに連結し、先
端から後方に離れた位置に引掛線6Aを連結している。
この脱着連結具3Aは、薬液バック1を脱着するときに
レバー6Bを起こして、引掛線6Aをフック5の引掛溝
5Aから外す。薬液バック1を挟着プレート2の間に入
れた後、レバー6Bを起こした状態で引掛線6Aをフッ
ク5の引掛溝5Aに入れ、この状態でレバー6Bを図に
示す位置に折り畳んで挟着プレート2を連結する。
【0020】挟着プレート2の後端を連結している傾動
連結具3Bは、挟着プレート2を傾動できるように連結
する。図の傾動連結具3Bは、挟着プレート2の間隔を
広げることができるように連結する。さらに、間隔が広
げられた挟着プレート2は、内蔵される挟着バネ(図示
せず)で弾性的に互いに接近する方向に付勢される。こ
の傾動連結具3Bは、図6に示すように、一方の挟着プ
レート2に傾動できるように連結している傾動線材7
と、この傾動線材7を矢印の方向に弾性的に押圧して、
一対の挟着プレート2を挟着する方向に押圧するように
連結している固定台8とを備えている。傾動線材7は、
U極している板材9を介して挟着プレート2の端部に傾
動できるように連結している。固定台8は、挟着バネ
(図示せず)を内蔵して、傾動線材7を矢印で示す方向
に付勢して連結している。この傾動連結具3Bは、挟着
プレート2を引き離す方向に移動できるので、薬液バッ
ク1を簡単に挟着できる特長がある。また、薬液が少な
くなるにしたがって、挟着プレート2を弾性的に接近さ
せるので、最後まで薬液を押し出しできる特長がある。
【0021】挟着プレート2は、図7に示す傾動連結具
3Bで連結することもできる。この傾動連結具3Bは、
弾性金属プレート10の両端を蝶番11を介して挟着プ
レート2に連結している。弾性金属プレート10は、S
US304のステンレス板やバネ材である金属板で、一
対の挟着プレート2を弾性的に挟着する方向に付勢し
て、蝶番11を介して挟着プレート2に連結している。
この傾動連結具3Bも、図6の傾動連結具3Bと同じよ
うに、挟着プレート2の間隔を広げて薬液バック1を挟
着できる。また、挟着している薬液バック1の薬液が少
なくなるにしたがって、挟着プレート2を接近させて薬
液を残らず排出できる。
【0022】さらに、脱着連結具3Aも、図8に示すよ
うに弾性金属プレート12を使用した構造とすることも
できる。この脱着連結具3Aは、弾性金属プレート12
と、この弾性金属プレート12の両端縁を案内する係止
溝13Aのある固定具13とを備える。固定具13は、
挟着プレート2の端部に固定される。この構造の脱着連
結具3Aは、弾性金属プレート12の両端縁を固定具1
3の係止溝13Aに案内して、弾性金属プレート12で
挟着プレート2を弾性的に押圧しながら連結する。
【0023】挟着プレート2の間に装着される薬液バッ
ク1は、変形しない排液口1Aを有するので、排液口1
Aの両側を図8に示す同じ構造の脱着連結具3Aで脱着
できるように連結する。ただ、脱着連結具は、薬液バッ
クの排液口の部分で、弾性金属プレートに切欠部を設け
て、ここに排液口を案内して、排液口が弾性金属プレー
トに当たらないようにすることもできる。この構造の脱
着連結具は、構造を極めて簡単にできる特長がある。
【0024】さらに、脱着連結具3Aは、図9に示す構
造とすることもできる。この脱着連結具3Aは、結束バ
ンド14と、この結束バンド14を挿通して緊結する挿
入筒15とを備える。脱着連結具3Aは、一方の挟着プ
レート2の先端に結束バンド14の後端を、他方の挟着
プレート2の先端に挿入筒15を固定している。この脱
着連結具3Aは、結束バンド14を挿入筒15に挿入し
た後、結束バンド14を緊結して挟着プレート2の先端
を連結する。
【0025】結束バンド14は、可撓性のあるプラスチ
ック製の帯状のバンドで、図の拡大断面図に示すよう
に、その表面には、バンドの延長方向と垂直な方向に複
数の係止溝14Aを成形している。挿入筒15は、結束
バンド14を挿通できる筒状で、係止溝14Aを係止し
て結束バンド14が逆方向に通過するのを阻止する係止
部16を内側に有する。係止部16は、係止溝14Aに
挿入される係止凸部16Aを有し、この係止凸部16A
で係止溝14Aを係止している。係止凸部16Aは、連
結片16Bを介して挿入筒15の内面に連結されてお
り、連結片16Bの弾性で結束バンド14を押圧するよ
うにしている。この構造の係止部16を有する挿入筒1
5は、結束バンド14を矢印Aで示す締め付け方向に通
過させるときには、連結片16Bが矢印Bで示す方向に
弾性変形して結束バンド14の通過を許容するが、矢印
Aと反対方向に結束バンド14を通過させようとする
と、係止凸部16Aが係止溝14Aを係止して結束バン
ド14が通過するのを阻止する。
【0026】さらに、図に示す係止部16は、係止凸部
16Aの係止状態を解除する解除レバー16Cを備え
る。解除レバー16Cは、係止凸部16Aの背面であっ
て、係止凸部16Aと反対方向に延長して一体成形して
設けている。この解除レバーは、挿入筒15の外部まで
延長しており、この解除レバー16Cを操作して係止凸
部16Aと係止溝14Aの係止状態を解除する。解除レ
バー16Cは、矢印Cで示す方向に操作すると、連結片
16Bが矢印Bで示す方向に弾性変形して係止凸部16
Aの係止状態が解除される。このように、係止状態を解
除できる係止部16は、結束バンド14と挿入筒15を
便利に脱着できる。
【0027】さらに、脱着連結具3Aは、図10に示す
ように、面ファスナー17を使用することもできる。面
ファスナー17である脱着連結具3Aは、一方の挟着プ
レート2の先端部に連結片17Aを、他方の挟着プレー
ト2の先端部に被連結片17Bを設けて、2枚の挟着プ
レート2を脱着自在に連結する。連結片17Aと被連結
片17Bは、一方に鉤状の装着面を、他方に輪状の装着
面を有し、これらを介して互いに脱着できるようにして
いる。連結片17Aは、挟着プレート2の先端縁から延
長して突出しており、この突出部の裏面であって薬液バ
ック1を挟着する面側に装着面18を有する。被連結片
17Bは、連結片17Aの装着面18を連結して上下の
挟着プレート2で薬液バック1を挟着できる位置に装着
面18を有する。
【0028】さらに、この図に示す薬液供給具は、上下
2枚の挟着プレート2の両端に、脱着連結具3Aとして
面ファスナー17を設けている。上下の挟着プレート2
は、一方の端部に連結片17Aを固定すると共に、他方
の端部に被連結片17Bを固定している。図に示す上下
の挟着プレート2は、中央凸の湾曲面を挟着面として薬
液バック1を挟着するので、中央凹に湾曲する面の両端
部に連結片17Aと被連結片17Bとを固定している。
この構造の挟着プレート2は、図に示すように、上側と
下側とで互いに反対方向に配置して、それぞれの連結片
17Aを被連結片17Bに密着させて互いに連結する。
すなわち、図において、上側の挟着プレート2の連結片
17Aを下側の挟着プレート2の被連結片17Bに連結
し、下側の挟着プレート2の連結片17Aを上側の挟着
プレート2の被連結片17Bに連結する。この構造の薬
液供給具は、上下の挟着プレート2を同じ構造にできる
ので、安価に多量生産できると共に、損傷や破損して使
用できなくなると、一方の挟着プレート2だけを交換し
て便利に使用できる特長もある。ただ、薬液供給具は、
一方の挟着プレートの両端部に連結片を固定し、他方の
挟着プレートの両端部に被連結片を固定することもでき
る。さらに、図に示す挟着プレート2は、両端部に切欠
部4を設けており、この切欠部4の両側に位置して、一
対の連結片17Aと一対の被連結片17Bとをそれぞれ
設けている。このように、両端部に切欠部4を有する挟
着プレート2は、薬液バック1の排液口1Aの向きを特
定することなく挟着できる特長がある。
【0029】さらに、本発明の薬液供給具は、一対の挟
着プレート2の後端を連結具で連結することなく、一体
的に成形して連結することもできる。図11と図12に
示す薬液供給具は、一対の挟着プレート2の後端を、挟
着プレート2に一体成形された弾性連結部19で連結し
ている。プラスチック板である挟着プレート2は、弾性
連結部19をプラスチックで一体成形して、一対の挟着
プレート2を連結させる。金属板である挟着プレート
は、1枚の金属板を湾曲加工して2枚の挟着プレートを
弾性連結部で連結した形状に成形する。弾性連結部19
で連結される一対の挟着プレート2は、図12に示すよ
うに、弾性連結部19の弾性で互いに離れる方向に大き
く開き、開いた挟着プレート2の間に薬液バック1を挿
入できる。さらに、この薬液供給具は、一対の挟着プレ
ート2の先端に脱着連結具3Aを設けており、開いた挟
着プレート2の間に薬液バック1を挿入した後、脱着連
結具3Aを連結して挟着される薬液バック1内の薬剤を
排出する。
【0030】弾性連結部19は、一対の挟着プレート2
を互いに接近する方向に弾性的に押圧する構造として、
挟着される薬液バック1の薬剤をより効果的に排出でき
る。それは、挟着プレート2の弾性力と、弾性連結部1
9の弾性力の両方で、挟着される薬液バック1を押圧し
て薬剤を排出するからである。この弾性連結部19の弾
性力は、一対の挟着プレート2を適度な力で開いて薬液
バック1を挿入できると共に、一対の挟着プレート2を
互いに接近する方向に押圧できる最適値に調整される。
【0031】さらに、図に示す薬液供給具は、挟着され
る薬液バック1から最後まで薬液を排出する弾性押圧部
20を設けている。図に示す薬液供給具は、上側の挟着
プレート2の先端部に弾性押圧部20を設けている。こ
の弾性押圧部20は、上側の挟着プレート2の先端部を
下方に押し下げて、薬液バック1に残存する薬液を最後
まで排出する。上側の挟着プレート2の先端を下方に押
圧するために、上側の挟着プレート2の上方に支持プレ
ート21を連結すると共に、この支持プレート21と挟
着プレート2との間に弾性体22を配設して弾性押圧部
20を設けている。弾性体22は、上側の挟着プレート
2の先端部を、図の矢印で示すように、下側の挟着プレ
ート2に向かって押圧する。図に示す弾性体22は、巻
バネである。ただ、弾性体は、図の矢印の方向に伸縮す
る押バネとすることもできる。弾性押圧部20は、弾性
体22の弾性力で上側の挟着プレート2の先端部を、下
側の挟着プレート2に向かって押圧して、薬液バック1
内の薬液を残らず排出させる。
【0032】
【発明の効果】本発明の薬液供給具は、極めて簡単な構
造として全体をコンパクトにできる特長がある。それ
は、本発明の薬液供給具が、可撓性の薬液バックを挟着
する一対の挟着プレートの両端部を連結具で連結してお
り、挟着プレートの弾性力で薬液バックを弾性的に押圧
して、あるいは、連結具で挟着プレートを弾性的に接近
させて、薬液バックに充填している薬液を押し出してい
るからである。このように、挟着プレートと連結具で構
成される薬液供給具は、極めて簡単な構造として全体を
コンパクトにできるので、患者と一緒に移動でき、しか
も看護の邪魔にならないようにできる。さらに、簡単な
構造の薬液供給具は、製造コストを低減して安価に多量
生産できる特長もある。さらにまた、本発明の薬液供給
具は、挟着プレートを連結している連結具の一方または
両方を、脱着連結具としているので、この脱着連結具を
脱着して極めて簡単に薬液バックを装着できる特長もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の薬液供給具の一例を示す断面図
【図2】本発明の一実施例にかかる薬液供給具の斜視図
【図3】図2に示す薬液供給具に薬液バックを装着する
状態を示す側面図
【図4】図2に示す薬液供給具の側面図
【図5】図2に示す薬液供給具の脱着連結具の拡大斜視
【図6】図2に示す薬液供給具の傾動連結具の拡大斜視
【図7】傾動連結具の他の一例を示す拡大断面図
【図8】脱着連結具の他の一例を示す拡大断面図
【図9】脱着連結具の他の一例を示す拡大断面図
【図10】本発明の他の実施例にかかる薬液供給具の分
解斜視図
【図11】本発明の他の実施例にかかる薬液供給具の側
面図
【図12】図11に示す薬液供給具に薬液バックを装着
する状態を示す側面図
【符号の説明】
1…薬液バック 1A…排液口 2…挟着プレート 3…連結具 3A…脱着連結具 3
B…傾動連結具 4…切欠部 5…フック 5A…引掛溝 6…引掛具 6A…引掛線 6
B…レバー 6C…回転軸 6D…基台 7…傾動線材 8…固定台 9…板材 10…弾性金属プレート 11…蝶番 12…弾性金属プレート 13…固定具 13A…係止溝 14…結束バンド 14A…係止溝 15…挿入筒 16…係止部 16A…係止凸部 1
6B…連結片 17…面ファスナー 17A…連結片 1
7B…被連結片 18…装着面 19…弾性連結部 20…弾性押圧部 21…支持プレート 22…弾性体 30…容器 31…蓋 32…発泡体
フロントページの続き (71)出願人 301061355 表 和良 徳島県麻植郡鴨島町喜来323−76 (71)出願人 594044886 高原 喜夫 徳島県徳島市国府町和田字原淵35番地の7 (72)発明者 近清 裕一 徳島県徳島市大原町千代ケ丸41番地の1 (72)発明者 西島 俊治 徳島県徳島市西船場町3丁目27番地 (72)発明者 表 和良 徳島県麻植郡鴨島町喜来323−76 (72)発明者 高原 喜夫 徳島県徳島市国府町和田字原淵35番地の7 Fターム(参考) 4C066 AA07 BB01 CC01 DD11 DD13 EE04 FF04 GG01 HH08 HH30 QQ32

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性の薬液バック(1)を挟着する一対
    の挟着プレート(2)と、一対の挟着プレート(2)の両端部
    を連結している連結具(3)とを備え、 挟着プレート(2)を連結している一方または両方の連結
    具(3)が、一対の挟着プレート(2)を脱着できるように連
    結している脱着連結具(3A)で、 一対の挟着プレート(2)は、一方または両方を弾性変形
    できる弾性板とし、さらに、弾性板である挟着プレート
    (2)は挟着面に向かって中央凸に湾曲しており、 一対の挟着プレート(2)の間に薬液バック(1)を挟着し、
    弾性板である挟着プレート(2)で薬液バック(1)を弾性的
    に押圧して、充填している薬液を押し出すようにしてな
    る薬液供給具。
  2. 【請求項2】 両方の挟着プレート(2)が弾性板である
    請求項1に記載される薬液供給具。
  3. 【請求項3】 挟着プレート(2)の一方の端部を連結し
    ている連結具(3)が脱着連結具(3A)で、挟着プレート(2)
    の他方の端部を連結している連結具(3)が、一対の挟着
    プレート(2)を傾動できるように連結している傾動連結
    具(3B)である請求項1に記載される薬液供給具。
  4. 【請求項4】 挟着プレート(2)の両端を連結している
    連結具(3)が脱着連結具(3A)である請求項1に記載され
    る薬液供給具。
  5. 【請求項5】 挟着プレート(2)が、挟着している薬液
    バック(1)の薬液を透視して見ることができる透光性を
    有する請求項1に記載される薬液供給具。
  6. 【請求項6】 弾性板である挟着プレート(2)が、プラ
    スチック板または弾性金属板である請求項1に記載され
    る薬液供給具。
  7. 【請求項7】 可撓性の薬液バック(1)を挟着する一対
    の挟着プレート(2)と、一対の挟着プレート(2)の両端部
    を連結している連結具(3)とを備え、 挟着プレート(2)を連結している一方または両方の連結
    具(3)が、一対の挟着プレート(2)を弾性的に接近させ
    て、挟着している薬液バック(1)を弾性的に押圧する連
    結具(3)で、 一対の挟着プレート(2)の間に薬液バック(1)を挟着し、
    脱着連結具(3A)で挟着プレート(2)を弾性的に押圧し
    て、充填している薬液を押し出すようにしてなる薬液供
    給具。
  8. 【請求項8】 可撓性の薬液バック(1)を挟着する一対
    の挟着プレート(2)と、一対の挟着プレート(2)の端部を
    連結している連結具(3)とを備え、 一対の挟着プレート(2)が、挟着プレート(2)に一体的に
    成形されてなる弾性連結部(19)で一方の端部を連結する
    と共に、挟着プレート(2)の他方の端部を脱着連結部(3
    A)で連結しており、 一対の挟着プレート(2)は、一方または両方が弾性変形
    できる弾性板で、あるいは、弾性連結部(19)は、一対の
    挟着プレート(2)を弾性的に接近させて、挟着している
    薬液バック(1)を弾性的に押圧しており、 一対の挟着プレート(2)の間に薬液バック(1)を挟着し、
    弾性板である挟着プレート(2)で薬液バック(1)を弾性的
    に押圧して、あるいは、弾性連結具(19)で挟着プレート
    (2)を弾性的に押圧して、充填している薬液を押し出す
    ようにしてなる薬液供給具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009285054A (ja) * 2008-05-28 2009-12-10 Meteku:Kk 輸液ポンプ

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